JPH0553995B2 - - Google Patents

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JPH0553995B2
JPH0553995B2 JP59177389A JP17738984A JPH0553995B2 JP H0553995 B2 JPH0553995 B2 JP H0553995B2 JP 59177389 A JP59177389 A JP 59177389A JP 17738984 A JP17738984 A JP 17738984A JP H0553995 B2 JPH0553995 B2 JP H0553995B2
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JP
Japan
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ball
outlet
liquid
rotating chamber
vent valve
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Jei Guriin Chaaruzu
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JII TEII DEV CORP
Original Assignee
JII TEII DEV CORP
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Publication date
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Publication of JPH0553995B2 publication Critical patent/JPH0553995B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • B60K15/03519Valve arrangements in the vent line
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • F16K17/36Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves actuated in consequence of extraneous circumstances, e.g. shock, change of position
    • F16K17/366Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves actuated in consequence of extraneous circumstances, e.g. shock, change of position the closure member being a movable ball
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T137/0753Control by change of position or inertia of system
    • Y10T137/0777With second control
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T137/3003Fluid separating traps or vents
    • Y10T137/3084Discriminating outlet for gas
    • Y10T137/309Fluid sensing valve
    • Y10T137/3099Float responsive
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/6198Non-valving motion of the valve or valve seat
    • Y10T137/6253Rotary motion of a reciprocating valve

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Check Valves (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、本出願人の所有する米国特許第
4325398号「車両用燃料タンクのガス抜き弁」及
び現在係属中の米国特許第353489号「車両用燃料
タンクの安全弁」に開示されている型のガス抜き
弁、特に、液体の力によつて弁座に着座して液体
の流出を阻止する一方、液体の飛散等いよつて弁
座に着座しても、その状態が継続しない構造の閉
塞ボールを備えるガス抜き弁に関する。
(従来の技術) 米国特許第4325398号に開示されている弁は回
転室の室内に二個のボールを有する。二個の内、
通常上方に位置するボールである閉塞ボールは回
転室の室内にその接線方向から流入してくるガス
の影響によつて上昇する。この時、閉塞ボールは
弁座から離れた場所で回転するので、回転室内の
ガスは弁座に形成された流出口から外部に排出さ
れ、室内のガス圧が過度に上昇するのが阻止され
る。一方、閉塞ボールは液体燃料が流入すると回
転室内を浮上し、その後、回転室の室内が液体燃
料によつて満たされると弁座に着座して流出口を
閉塞し、もつて、液体燃料が回転室から流出する
のを阻止する。
又、回転室の外側には閉塞ボールより重い別の
ボールが設けられており、このボールはハウジン
グの上面い形成された案内溝を前後(径方向)に
転動する。閉塞ボールは一度弁座に着座すると液
面が下り始めても、液体燃料の粘性や、回転室の
室内に僅かではあるが残存するガスの影響で着座
位置を保つ傾向がある。しかし、液面が下がり始
めた時点で回転室内のガスは外部に逃さなければ
ならない。そこで、従来の弁では、ボールが案内
溝に沿つて流出口を通過する時に同ボールを閉塞
ボールに接触させて着座位置から突き落とし、弁
座から離脱させていた。
(発明が解決しようとする課題) ところが、何らの理由によつて弁が傾くと、外
側のボールは案内溝を転動した後、案内溝の片方
の端部に移動して、そこで停止する。この状態が
続くと、外側のボールは閉塞ボールと接触する機
会を失い(即ち、閉塞ボールが弁座に居座り続け
て、流出口が継続的に閉塞状態となる)、回転室
内のガス圧が過度に上昇する不都合が生じる。
又、米国特許4325398号は弁座及びその周辺構
造にも問題がある。従来の弁はこの構造上の問題
を抱えるために、閉塞ボールが弁座から一度離脱
しても再び弁座に戻されたり、或いは、ガスの圧
力によつて回転室の上部に押し下げられた時、い
とも簡単に弁座に着座させられることになる。
従来の弁座は、切頭円錐形に形成された回転室
上部内壁の上縁に形成されている。即ち、弁座は
円錐形の内壁と直結している。このため、閉塞ボ
ールは、流入してきたガスによつて回転室の上部
に押し上げられると、内壁に案内されながら弁座
に直接導かれる。既に述べたように、閉塞ボール
はガス抜き動作中弁座に着座してはならない。そ
のためには閉塞ボールを弁座以外の所で回転させ
なければならない。ところが、従来の弁のように
弁座と内壁が直結構造になつていると、閉塞ボー
ルは弁座位置において最も安定した状態を保つこ
とになり、下からのガスによつて容易に弁座に着
座させられる。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的の一つは、閉塞ボールを弁の姿勢
に関係なく弁座から確実に離脱させることができ
るガス抜き弁を提供することにある。
又、本発明の別の目的は、閉塞ボールがガスの
圧力下では容易に弁座に着座しない構造のガス抜
き弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、第一発明は、入口
が通常弁の下部に、出口が通常弁の上部に位置す
る外側のハウジングと、外側のハウジング内に配
設され、入口と出口との間に回転室を備える内側
のハウジングと、回転室に形成された略々円形の
流出口と、回転室の室内に設けられ、直径が流出
口の直径より大きい閉塞ボールと、内側ハウジン
グにその接線方向に形成され、ガスを入口から回
転室の室内に流入させて閉塞ボールを回転室の室
内で回転させる少なくとも一つの流入口と、液体
が回転室の室内に流入して液面が所定の高さに達
すると、閉塞ボールを押し上げて流出口に着座さ
せ、もつて、流出口を閉塞して液体が回転室から
流出するのを阻止する液体応動手段と、閉塞ボー
ルが設けられた側とは反対側の流出口の一側に設
けられた塊状部材と、内側ハウジングから上方に
延設された案内手段と、塊状部材を流出口から通
常離間させる一方、弁を備え付けた構造が動く
と、その動きに応じて案内手段内を上下に振動さ
せるばね手段とから成り、閉塞ボールが流出口に
着座し且つ、塊状部材の振幅が所定値を越えた時
に、塊状部材の中央部下面が閉塞ボールに当接す
ることを特徴とするガス抜き弁を提供する。
第一発明のガス抜き弁は、案内手段をハウジン
グから延設したので、案内手段の内部に配設した
塊状部材が閉塞ボールと接触不能な場所に陥るこ
とがない。よつて、塊状部材の中央部下面は、弁
の傾き具合等に関係なく、着座状態にある閉塞ボ
ールに確実に接触して同ボールを下に叩き落すこ
とができる。
塊状部材を支持するばね手段は弁の振動に伴つ
て塊状部材にエネルギを蓄積させる。このエネル
ギは、閉塞ボールが回転室内の液面が下つても弁
座に居座り続けている時には同ボールを下に叩き
落すだけの力をもつ。但し、回転室の室内に液体
燃料等の液体が充満している時は、流出口を閉塞
して液体の流出を阻止しなければならないので、
閉塞ボールを下に叩き落すだけの力はない(否、
あつてはならない)。
第二発明は、入口が通常弁の下部に、出口が通
常弁の上部に夫々位置する外側のハウジングと、
外側のハウジング内に配設され、入口と出口との
間に回転室を備える内側のハウジングと、回転室
に形成された略々円形の流出口と、回転室内に設
けられ、直径が流出口の直径より大きい閉塞ボー
ルと、内側のハウジングにその接線方向に形成さ
れ、ガスを前記入口から回転室内に流入させて閉
塞ボールを回転室の内部に回転させる少なくとも
一つの流入口と、液体が回転室の室内に流入して
液面が所定の高さに達すると、閉塞ボールを押し
上げて流出口に着座させ、もつて流出口を閉塞し
て液体が回転室から流出するのを阻止する液体応
動手段とから成り、回転室は内径が上方に向けて
徐々に小さくなる円錐壁を有し、円錐壁の上端は
径方向に延出して、流出口の周囲にリツプ部を形
成することを特徴とするガス抜き弁を提供する。
第2発明のガス抜き弁は、流出口の周囲に形成
したリツプ部の縁部が弁座の役目をする。このリ
ツプ部は、その下面が回転室の内壁から室内に向
けて突出しているので、その部分において閉塞ボ
ールを回転させることができる。即ち、閉塞ボー
ルは弁座周辺に達した時、遠心力の影響でリツプ
部の下面と回転室の内壁に当接した状態が最も安
定した回転位置となり、容易には流出口に嵌まり
込まない(即ち、弁座に着座しずらい)。
(実施例) 以下、本発明の好適実施例を貼付図面に基いて
説明する。
本発明の一実施例において、ガス抜き弁10は
下部に雄ねじが刻設されたハウジング12を有す
る。このハウジング12の上部には、ニツプル部
16がその側壁から横方向に延出してガス抜き用
ホース(不図示)に滑り嵌めされる。ニツプル部
の自由端は、図示の如くホースの内壁に係合可能
な構造となつている。
ハウジング12は、下端に開口20が形成され
ており、この開口20はガス抜き弁の入口の役目
をする。一方、ニツプル部16内部に形成された
流路22はガス抜き弁の出口の役目をする。即
ち、ガスは入口20から流入して、後程説明する
内部流路を経た後、出口22から流出する。
又、ハウジング12は、径方向内側に延出する
リツプ部24を下端に、肩部26を中間部に夫々
備え、肩部26はハウジング12の内部を小径の
下部28と、大径の上部30とに二分割する。ハ
ウジング12の上端には蓋32が設けられ、ハウ
ジングの開口した上端を閉塞する。蓋32には周
溝34が形成されており、周溝34にはOリング
シール36が嵌入される。ハウジング12の縁部
38は蓋32の縁部40の上側まで延出して蓋3
2をその位置に固定すると共に、Oリングシール
36を十分に圧縮する。而して、Oリングシール
は蓋32とハウジング12との間を密封して双方
の間から流体が漏洩するのを阻止する。尚、この
Oリングシール36に代えて、米国特許第
4325398号に示すような所定の温度、例えば、摂
氏107度で溶融する材料で形成したシールリング
を用いてもよい。
外側のハウジング12に画成された上下の室2
8及び30内には、もう一つのハウジングである
内側のハウジング42(第1図参照)が配設され
ている。この内側ハウジング42は、内部の大部
分を占める上部44と、小さい下部46の二部か
ら成る。
ハウジング12及び蓋32は金属で、又、ハウ
ジング42の上部44及び下部46はプラスチツ
クで夫々形成するのが好ましい。
ハウジング部分44は管状の下部48を有して
おり、この部分48は「回転室」を画成する。回
転室は上部52と下部50とから成り、上部52
は略々円錐形、下部50は略々円筒形である。そ
して、上部と下部は滑らかに曲線を描いて湾曲す
る湾曲部54を介して連結する。回転室の円錐面
52は側壁48から内側上方に延出する円錐壁5
6の内面を意味する。回転室の上端には壁58が
径方向内側に延出しており、又、この壁58の中
央部には流出口60が形成されている。流出口6
0内に延出する壁58の部分は比較的小さいが、
それでも、リツプ部62(第1図及び第4図〜第
6図)を形成して以下に説明する重要な働きをす
る。
ハウジング下部46の構造は米国特許第
4325398号のそれと本質的に同じである。斯かる
下部46は、径方向に延在してハウジングのリツ
プ部24上に載置される脚部64と、円錐形の内
面66と、排出口68とから成る。下部46の円
筒形に形成された上部70は、ハウジングの下端
に形成されたソケツト72に圧入される。
湾曲部54下方の側壁48には少なくとも一つ
(二つが好ましい)の開口である流入口74がハ
ウジングの接線方向に形成されている。入口20
から流入してきたガスは脚部64の間か径方向外
側に進み、外側のハウジングと内側のハウジング
の間の隙間76内に流入する。次いで、ガスは接
線方向に形成された流入口74から回転室の室内
に流入して、回転流を発生させる。そして、ガス
は回転室の室内を回転しながら最終的に回転室の
上端に形成された流出口60から回転室の室外に
流出する。
回転しながら流動するガスが閉塞ボール78に
接触すると、閉塞ボール78は先ず、表面54の
周囲を、次いで表面52の周囲を回転する。閉塞
ボール78は上昇すると、回転室内壁の小さくな
る径の影響で径方向内側に押されるため、より早
い速度で回転する。壁面は閉塞ボールが回転する
ことによつて発生する遠心力に対して下方に向う
反力を与える。この下向きの反力はガス流路を流
動する通常のガス流に応答して回転するボール7
8の着座を防止するに十分なものである。
回転室上部の円錐壁52は、米国特許第
4325398号に開示されている構造とは異なり、流
出口60の縁部にかなり近い位置で壁58に接触
する。リツプ部62は第4図に最も明確に示すよ
うに円錐壁から流出口内に少し突出しているが、
斯かる構成とすることにより、閉塞ボールは回転
室の上端に達しても、リツプ部の下面に当接した
状態で回転し続け、弁座への着座が阻止される。
又、弁座から離脱した直後の十分な回転力が得ら
れる(広い室内による)ので同様に弁座への着座
が効果的に阻止される。
閉塞ボール78は軽量且つ浮揚性の材料で形成
して、ステンレス鋼等の重い材料で形成したボー
ル80上に配設するのが好ましい。回転室の室内
に二個のボールを設ける構成は先程の米国特許と
同じである。浮揚性の閉塞ボール78はガス流路
を介してガス抜きされるガスによつて回転し且
つ、回転室の室内に流入する流体の流量に応じて
室内を浮上して弁座に着座する。一方、重いボー
ル80は、その間回転室の底部に着座して作動し
ない。このボール80は弁が所定の角度傾いた時
に、その傾きに応じて回転室の側壁を転動しなが
ら上昇して閉塞ボール78を着座位置へ押し上げ
る。この機能については米国特許第4325398号に
詳述しているので、ここでは説明を省略する。
蓋32と、内側のハウジング42から径方向外
側に延出するフランジ84との間には圧縮ばね8
2が挿置されており、このばね82は内側のハウ
ジング42を下方に押圧し、もつて、Oリングシ
ール86を圧縮してフランジ84の下面と肩部2
6の上面間を密封する。但し、内側のハウジング
42の下面88に過度の圧力が加えられた時はハ
ウジングを上方に押し上げて逆に圧縮ばね82を
圧縮する。これにより、過度のガス圧はシール8
6と肩部26の間の隙間から抜かれる。
本発明の特徴の一つとして、内側のハウジング
42から上方に管状の部材90が延出する。延長
部材である管状部材90は塊状部材92の案内手
段として働く。塊状部材92は、その本体の断面
形状が案内路としての管状部材90のそれと同じ
である。斯かる構成とすることにより、塊状部材
92は管状部材90の管内を軸方向上下に移動す
る。換言すると、管状部材90は塊状部材92の
案内部材として機能し、同部材を上下方向に摺動
させる。
塊状部材92の下端には複数本(例えば四本)
の脚部94が突設されており、脚部94は塊状部
材92が最も下の位置まで下降した時に壁58に
当接する。これら脚部と脚部との間には流路が形
成されているので、塊状部材92が下降して脚部
94が壁58に当接しても、ガスは流出口60及
び斯かる流路を介して回転室の室外へと引き続き
流動することができる。
管状部材90の側壁にはその軸方向に延在する
開孔91が一個以上形成されており(第3図)、
回転室から流出したガスはこの開孔91を介して
流路22に流入する。
塊状部材92はその外面と円錐壁56の外面と
の間に延在するコイルばね96によつて通常第1
図に示す位置に支持される。このばね96のばね
圧は、ガス抜き弁が備え付けられた装置の動きに
応じて上下に振動可能なように設定されている。
ガス抜き弁が例えば車両に取り付けられている場
合には、塊状部材92は車両の振動に応じて上下
に振動する。
塊状部材92は中央部下面98が下方に突出し
ており、この突起98は、閉塞ボール78が流出
口60に着座し且つ、塊状部材92の振幅が所定
の振幅値を越えた時には常に閉塞ボール78に当
接できる位置にある。
塊状部材92に蓄積されるエネルギは閉塞ボー
ル78が回転室の室内の流入してきた液体によつ
て弁座に着座している時は閉塞ボール78を弁座
から離脱させるだけの力はない。しかし、閉塞ボ
ール78が回転室内の液体の液面が下つた後も着
座位置に居座り続ける場合には、流出口60に着
座している閉塞ボールを離脱させるに十分な力を
もつ。ばね96と塊状部材92は、車両が比較的
平らな道路を走行中に発生する振動によつて塊状
部材に蓄積されるエネルギでもつて、回転室の室
内の液体の液面が下がり始めると直ちに閉塞ボー
ルに当接して同ボールを弁座から離脱させること
ができるようなものが夫々選択される。
閉塞ボール78を下に叩き落す部材である塊状
部材92の突起は、図に示すように、その径が流
出口60の径より小さい。従つて、塊状部材92
が最も下の位置まで下がつて塊状部材の脚部94
が壁58に当接しても、斯かる突起がガスの流れ
を阻害することはない。
閉塞ボール78は、別実施例において、液体よ
り重い、例えば、密度の濃いゴムやゴム状物質で
形成することもできる。回転するガスの流れは、
閉塞ボール78が液体より密度が濃くても、重い
閉塞ボールを回転させ且つ、弁座への着座を阻止
することができる。この場合、下側のボール80
は浮揚性の材料で形成される。液体が回転室内へ
流入すると、この液体は下側のボール80を浮揚
させる。ボール80は浮上すると、閉塞ボール7
8を上方へ押し上げて着座位置へ導く。又、この
実施例では、弁を取り付けた装置が所定の角度以
上傾動すると、重力が閉塞ボールに作用して同ボ
ールを弁座に着座させる。
【図面の簡単な説明】
第1図はガス抜き弁を構成する各要素の静止位
置を示す第2図1−1線断面図、第2図はガス抜
き弁の平面図、第3図はガス抜き弁の分解斜視
図、第4図は閉塞ボールの回転状態を示す部分縦
断面図、第5図は閉塞ボールの着座状態を示す第
4図に類似の図、第6図は塊状部材が閉塞ボール
に当接して閉塞ボールを着座位置から離脱させる
状態を示す第5図に類似の図である。 12……外側ハウジング、20……入口、22
……出口、42……内側ハウジング、60……流
出口、74……流入口、78……閉塞ボール、9
0……管状部材、92……塊状部材、96……コ
イルばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガスの流れを許容し、液体の流出を阻止する
    ガス抜き弁であつて、 入口が通常弁の下部に、出口が通常弁の上部に
    位置する外側のハウジングと、 前記外側のハウジング内に配設され、前記入口
    と前記出口との間に回転室を備える内側のハウジ
    ングと、 前記回転室に形成された略々円形の流出口と、 前記回転室の室内に設けられ、直径が前記流出
    口の直径より大きい閉塞ボールと、 前記内側のハウジングにその接線方向に形成さ
    れ、ガスを前記入口から前記回転室の室内に流入
    させて前記閉塞ボールを前記回転室の室内で回転
    させる少なくとも一つの流入口と、 液体が前記回転室の室内に流入して液面が所定
    の高さに達すると、前記閉塞ボールを押し上げて
    前記流出口に着座させ、もつて、該流出口を閉塞
    して液体が該回転室から流出するのを阻止する液
    体応動手段と、 該閉塞ボールが設けられた側とは反対側の前記
    流出口の一側に設けられた塊状部材と、 前記内側のハウジングから上方に延設された案
    内手段と、 前記塊状部材を前記流出口から通常離間させる
    一方、弁を取り付けた構造体が移動すると、その
    動きに応じて前記案内手段の内部を上下に振動さ
    せるばね手段とから成り、 前記閉塞ボールが前記流出口に着座し且つ該塊
    状部材の振幅が所定値を越えた時、前記塊状部材
    の中央部下面が前記閉塞ボールに当接することを
    特徴とするガス抜き弁。 2 前記閉塞ボールは、浮揚性のボールであつ
    て、前記液体応動手段は液体が前記回転室の室内
    い流入した時に該閉塞ボールを前記流出口に着座
    させる請求項1のガス抜き弁。 3 前記液体応動手段は、前記回転室の室内にお
    いて前記閉塞ボールより通常下方に位置し、弁が
    所定の角度傾斜した時に、該閉塞ボールを前記流
    出口に着座させると共に同ボールを着座状態に保
    持する重量の重いボールから成る請求項2のガス
    抜き弁。 4 前記案内手段は管状部材から成り、前記塊状
    部材は該管状部材の内部に配設され且つ該管状部
    材に沿つて案内される請求項1のガス抜き弁。。 5 前記管状部材は、その側壁に少なくとも一つ
    の開孔を有し、該開孔はガス抜き通路の一部を構
    成する請求項4のガス抜き弁。 6 前記塊状部材の中央部下面はその直径が前記
    流出口の直径より小さく、又、該塊状部材は前記
    閉塞ボールの中央部下面の周囲に離間配置された
    流路手段を有し、該流路手段は前記塊状部材が前
    記回転室の上端に当接する位置に移動してもガス
    の流れを許容する請求項1のガス抜き弁。 7 前記塊状部材の中央部下面は突起である請求
    項6のガス抜き弁。 8 前記閉塞ボールの密度は前記回転室の室内に
    流入する液体より大きく、前記液体応動手段は前
    記閉塞ボールより下方に位置する第二の浮揚性ボ
    ールから成り、該第二のボールは液体が前記回転
    室の室内に流入した時に前記閉塞ボールを前記流
    出口に着座させる請求項1のガス抜き弁。 9 ガスの流れを許容し、液体の流出を阻止する
    ガス抜き弁であつて、 入口が通常弁の下部に、出口が通常弁の上部に
    位置する外側のハウジングと、 前記外側のハウジング内に配設され、前記入口
    と前記出口との間に回転室を備える内側のハウジ
    ングと、 前記回転室に形成された略々円形の流出口と、 前記回転室の室内に設けられ、直径が前記流出
    口の直径より大きい閉塞ボールと、 前記内側のハウジングにその接線方向に形成さ
    れ、ガスを前記入口から前記回転室内に流入させ
    て前記閉塞ボールを前記回転室の内部で回転させ
    る少なくとも一つの流入口と、 液体が前記回転室の室内に流入して液面が所定
    の高さに達すると、前記閉塞ボールを押し上げて
    前記流出口に着座させ、もつて、該流出口を閉塞
    して液体が該回転室から流出するのを阻止する液
    体応動手段とから成り、 前記回転室は、内径が上方に向けて徐々に小さ
    くなる円錐壁を有し、該円錐壁の上端は径方向内
    側に延出して前記流出口の周囲にリツプ部を形成
    することを特徴とするガス抜き弁。 10 前記閉塞ボールは、浮揚性のボールであつ
    て、前記液体応動手段は、液体が前記回転室の室
    内に流入した時に該閉塞ボールを前記流出口に着
    座させる請求項9のガス抜き弁。 11 前記液体応動手段は、前記回転室の室内に
    おいて前記閉塞ボールよりも通常下方に位置する
    と共に、弁が所定の角度傾斜した時に前記閉塞ボ
    ールを前記流出口に着座させると共に、該閉塞ボ
    ールを着座位置に保持する重量の重いボールから
    成る請求項10のガス抜き弁。 12 前記閉塞ボールはその密度が前記回転室の
    室内に流入する液体より大きく、前記液体応動手
    段は、前記閉塞ボールの下方に位置する第二の浮
    揚性ボールから成り、該第二のボールは液体が前
    記回転室の室内に流入した時に前記閉塞ボールを
    前記流出口に着座させる請求項9のガス抜き弁。 13 前記内側のハウジングはその外壁から径方
    向外側に延出するフランジを、一方、前記外側の
    ハウジングはその内壁から径方向内側に延出する
    フランジを夫々備え、該フランジ間にOリングシ
    ールが介装された請求項9のガス抜き弁。 14 前記外側のハウジングの上端に設けられた
    蓋と、該蓋と前記内側ハウジングのフランジとの
    間に配設され、前記内側のハウジングのいフラン
    ジを押圧して前記Oリングシールに当接させるば
    ねとを含んで成る請求項13のガス抜き弁。 15 前記出口は、前記蓋の下方を横方向に延在
    する開孔である請求項14のガス抜き弁。 16 前記出口は、横方向に延在するニツプルで
    あつて、該ニツプルはガス抜き管に連結自在であ
    る請求項15のガス抜き弁。
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