JPH0553283B2 - - Google Patents

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JPH0553283B2
JPH0553283B2 JP20645488A JP20645488A JPH0553283B2 JP H0553283 B2 JPH0553283 B2 JP H0553283B2 JP 20645488 A JP20645488 A JP 20645488A JP 20645488 A JP20645488 A JP 20645488A JP H0553283 B2 JPH0553283 B2 JP H0553283B2
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circulation
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Description

【発明の詳細な説明】 (1) 発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、発電機やインバーター等も含む各種
電源装置の出力特性の測定試験に供せられる水抵
抗器の電極水循環処理システム装置に関する。
[従来の技術] 本願発明者が創作した水抵抗器Aは第2図に示
すよう、循環供給された所定量の電極水Wを内部
に貯蔵する有底円筒形のベース電極1と、当該ベ
ース電極1の底部1a適宜箇所に排水孔2を開口
するとともに中央に貫通した絶縁支持体3を貫通
して立設し、その外出下端に電源装置の電力ケー
ブル4を接続する円筒形の主電極5と、当該主電
極5の露出長を調整すべくモータ駆動のピニオン
とラツクの噛み合わせで昇降動自在に吊設して主
電極5を覆いかつ上部に冷却された前記循環供給
水の放水口6を開設する絶縁鞘筒7とからなり、
水抵抗器Aは第2図中では一つであるが2本以上
で一組でありそれぞれ主電極5は電源装置(図示
せず)の2相又は3相の各1相を接続し、一方ベ
ース電極1間を接地ケーブル8で相互に接続して
接地する。従つて3相の場合はY接続の抵抗器と
なる。そして放水口6と排水孔2は、水を循環し
て水温を冷却保持したり不純物を除去したりする
本願発明者が既に特開昭62−123287号および特開
昭62−124474号公報に開示した第2図に示す電極
水冷却処理装置Bと連通してなる。
当該電極水冷却処理装置Bは、前記水抵抗器A
から排出される温排水を冷却して再び水抵抗器A
に送り込むもので、ラジエター9と、当該ラジエ
ター9に後面から水を吹きつけるスプレー管10
と、当該スプレー管10の背後から送風するフア
ン11と、当該フアン11にてラジエター9前面
に散出された送風を導き上方空間に散出させるガ
ラリ12と、前記ラジエター9の下側に配置しス
プレー管10からラジエター9に吹きつけられて
落下した水を回収する回収水槽13と、前記水抵
抗器Aとラジエター9間を循環する電極水Wを予
め貯留しておく貯留タンク14との間に次のよう
な管路を形成してある。
即ち、貯留タンク14に貯留されている水を当
該水中に垂設した給水管15から純水ポンプ16
で汲みあげ、フイルター17,18及び純度を高
める純粋器たる純粋器19を通す純水充填管路2
0と、当該純水充填管路20から供給側22aに
供給されて水抵抗器Aに送り込み当該水抵抗器A
から排出される温水を介設した電極水循環ポンプ
21でラジエター9の下部注入口9aに送る電極
水冷却循環管22と、ラジエター9の下部注入口
9a手前の電極水冷却循環管路22の排出側22
bから分岐送り出される電極水Wを介設した純粋
ポンプ16にて冷却コイル23を通して冷却しな
がら再び前記純水充填管路20に戻すフラツシン
グ戻し管路24と、介設したスプレーポンプ25
にて前記貯留タンク14中に垂設した給水管15
と回収水槽13中に垂設した吸引管26のいずれ
か一方から水を汲み上げてスプレー管10に送る
スプレー送水管路27とを、切替自在な切替弁2
8,29,30を介して形成してある。
第2図中31はフアンモーター、32,33,
34は各々フアンモーター31、純水ポンプ1
6、スプレーポンプ25のインバーターによる速
度制御器、35は冷却コイルである。
なお水抵抗器Aも含めこれ等の装置一切を一台
のトラツク等荷台に搭載して迅速移動自在とする
ことも、また貯留タンク14をプールで置き換え
ることも出来る。
また図中Cは絶縁鞘筒昇降自動制御装置であつ
て電力ケーブル4に介接してそれに供給される電
力や電流の少なくとも1つを計測した測定値信号
S1を出力する計測器36と、当該測定値信号1
を入力し予め設定してある接地値との比較値制御
信号S2を出力する制御器37と、当該比較値制
御信号S2を入力して吊設した絶縁鞘筒7の昇降
を指令操作する絶縁鞘筒昇降駆動操作装置38と
で構成される。
このように構成された電極水冷却処理装置Bの
運転について述べる。
まず第2図に実線矢印で示すように、給水管1
5及び純水充填管路20を経て純水化した水が電
極水冷却循環管路22の供給側22aに供給され
放出口6から水抵抗器Aに充たされる。即ち、貯
留タンク14より純水ポンプ16にて吸い上げら
れた水は、純水ポンプ16を通過後冷却コイル3
5を通過し、フイルター17で砂等を除かれフイ
ルター18に入り塩素を除かれ純水器19に入
る。このときの導電率は、普通水道水が約200
[μs/cm]であるが、これを純粋器19で約1
[μs/cm]に下げてある。水は実線矢印で示すよ
うに電極水冷却循環管路22の供給側22aを通
つて水抵抗器A内に充たされる。
これで電極水Wの充填作業は完了するが、電極
水ポンプ21を回してみた結果不純物が溶け出し
導電率が高くなる場合には一度排水して最初から
の作業を繰り返す。
ここで冷却コイル23,35は純水器19の最
高使用温度が40℃であるため、この温度以下に水
を冷却するためのものである。
次に切替弁29,30にて純水充填管路20を
閉じた後、第2図に点線矢印で示すように充填さ
れた電極水Wを電極水循環ポンプ21を作動させ
て電極水冷却循環管路22中を循環させる。
同時にスプレーポンプ25も作動させて第5図
に点線矢印で示すように給水管15で貯留タンク
14より水を吸い上げスプレー管路27を通し
て、スプレー管10よりラジエター9に向い点線
で示すようにスプレー噴射させる。一方、フアン
モーター31も作動せしめてフアン11を回しラ
ジエター9背面側から送風する。
従つて水抵抗器Aを通過する間に電極水Wは抵
抗として電力を消費し温水となつてラジエター9
に送られるが、この温水をラジエター9通過中に
スプレー噴射された水にて冷却される。一方、ス
プレー噴射された水はラジエター9表面でラジエ
ター9内を通過中の温水の熱を奪つて蒸発したラ
ジエター9背面から吹き付けられる送風にて送り
出されラジエター9前面に配設したガラリ12の
ガイド板12aに沿つて点線の矢印で示すように
電極水冷却処理装置Bの上方に吹き上げ拡散す
る。その後ラジエター9で冷却された電極水Wは
注出口9bから電極水冷却循環管路22の供給側
22aを経て再び水抵抗器Aに供給される。
ラジエター9の冷却にあたりスプレー噴射され
た水で蒸発し切れなかつたものはガラリ12に付
着し自重で落下するため回収水槽13に回収され
る。従つて回収水槽13が満水位に近くなれば今
度は切替弁28を切り替えて回収水槽13内の水
を吸引管26を通してスプレーポンプ25で吸い
上げスプレー管10に送り込めば良い。
又、回収水槽13と、貯留タンク14を連通し
ておいて吸引管26と切換弁28を省略するよう
にしても良い。
尚、高圧で運転中に電極水Wの導電率を下げた
い時は切替弁29,30を切り替えて第2図に二
点鎖線矢印で示すよう水をフラツシング戻し管路
24と純水充填管路20と電極水冷却循環管路2
2を経て循環させるようにする。即ち、電極水W
は水抵抗器Aから電極水循環ポンプ21にて排出
され冷却コイル23を通つて純水ポンプ16にて
冷却コイル35に送り込まれ、さらにフイルタ1
7,18純水器19を通つて再び水抵抗器Aを戻
るため異物や塩素が除かれて導電率を下げること
ができる。
逆に低圧大電流運転においては塩類の導電性物
質を水抵抗器Aの電極水Wに添加して導電率を水
道水の約200[μs/cm]より高めて電極水冷却循環
管路22により循環使用すればよい。
しかして電極水温制御システム装置Dは電極水
冷却循環回路22の排出側22b端と連接するラ
ジエター9下部注入口9aに配し電極水冷却循環
回路22の排出側22bを流れる電極水W温を計
測して測定値信号S3を出力する測温器39と当
該測定値信号S3を入力して予め設定してある設
定値との比較値制御信号S4と当該比較値制御信
号S4が予め設定してある高温側許容範囲値を越
えると緊急非常信号S5を出力する温度比較器4
0と、当該比較値制御信号S4をそれぞれ入力し
てスプレーポンプ25のモーター駆動とフアン1
1のモーター31駆動をそれぞれ制御操作するイ
ンバーターからなる速度制御器32,34とから
なり前記緊急非常信号S5を入力すると図示しな
いクラツチ連結を遮断する絶縁鞘筒昇降駆動装置
38とこれと平行して前記緊急非常信号S5を入
力すると警鳴する警報器41および電力ケーブル
4に介入し電源装置と水抵抗器Aとを引外す安全
遮断器42を備える。
[発明が解決しようとする問題点] 第2図に示す、この水抵抗器電極水循環処理シ
ステム装置Xでは絶縁鞘筒昇降自動制御装置Cお
よび電極水温制御システム装置Dを設けて異常事
態に対する安全策を講じている。
然るに電極水循環ポンプ21が稼働中停止した
り駆動能力が急劣して流量を激減せしめた場合に
は電極水Wの循環が停止又は減少すると急激にベ
ース電極1内の電極水W温が急上昇して沸騰溢流
するため大変危険である。この電極水W温の急上
昇をバイメタルや温度反応液を用いた測温器39
が検出するまでには化学的又は物性的な反応の遅
れ時間を生ずるためその間にも電気はながれて水
温はさらにに上昇し、ついにベース電極1と主電
極5間にアークα放電が発生しその短絡過電流を
計測器36が検知して始めて、絶縁鞘筒7を降下
し主電極を完全隠蔽絶縁するためアークα発生に
よる危険状態の回避には手遅れとなる惧れがあ
る。
さらに以上の従来の水抵抗器電極水循環処理シ
ステム装置Xでは一基のラジエター9とスプレー
管10とフアン11とガラリ12が備わるのみで
あつたから一基の冷却能力には限界がありその
分、流水量を多く必要とするがこの大量の水の確
保は困難である、と言つて馬鹿でかいラジエター
9等を設けることはスペース余地の問題やイニシ
アルコスト、ランニングコストを高める、特に配
管を高圧に耐えるものにするにはそれだけ高価で
大容量となる結果を招来し、高圧大電流の電源装
置の出力特性の測定試験を試みることが出来なか
つた。
ここにおいて本発明は前記従来の水抵抗器電極
水循環処理システム装置の欠点の解消と能力アツ
プを計つた水抵抗器の電極水循環処理システム装
置を提供せんとするものである。
(2) 発明の構成 [問題点を解決するための手段] 本発明の水抵抗器の電極水循環処理システム装
置は、水抵抗器内の電極水温と水量を一定に保持
すべく所定量を給排する電極水冷却循環管路に電
極水循環ポンプと空水冷ラジエターを挿入した電
極水循環システム装置において、前記電極水循環
ポンプの正常運転を常時監視自在に電極水循環ポ
ンプの出口側直後の前記電極水冷却循環管路に流
量計を挿入するとともに前記水抵抗器と電源装置
とを接続する電力ケーブルに安全遮断器を介入し
て、前記流量計の一定値以下の流量検知を前記電
極水循環ポンプの異常運転と診断し前記水抵抗器
内でのアーク発生の因となる電極水温の上昇を制
止すべく前記安全遮断器を瞬時に切断自在に形成
し、 また空水冷ラジエターは、電極水冷却循環管路
に縦続多段に複数直列挿入されてなる。
[作用] 本発明は前記の解決手段を講ずるから電極水循
環ポンプ21が稼働中に停止したり能力低下等に
電極水冷却循環管路22中の電極水に流量が零ま
たは所定値以下に減少すればただちに流量計がこ
れを検知して水抵抗器Aのベース電極1内の電極
水Wが昇温沸騰してアークα放電を発生する以前
に安全遮断器を断切し、電源装置から通電を瞬断
阻止し出力特性試験をただちにストツプする。
また本発明装置は電極水冷却循環管路中に空水
冷式ラジエターを複数多段に挿入したのでそれだ
け電極水冷却能力がアツプし従つて高電圧大電流
の電源装置の出力特性試験に供することが可能と
なつた。
例えば、水抵抗器内の電極水温と外気との温度
差1℃に付き水抵抗器Aの電力消費が14.8kw/
℃高まるとすれば従来の装置の最高限界水温が65
℃であり本発明装置が75℃にアツプされれば外気
が25℃であつた場合 従来装置:65℃−25℃=40℃ 40×14.8=592kw 本発明装置:75℃−25℃=50℃ 50×14.8=740kw 両装置の比較:740kw−592kw=148kw 従つてその差分の冷却能力アツプを計られそれ
だけ大電圧大電流の電源装置の試験による水抵抗
器の発熱量の許容範囲が高まつたことになる。
[実施例] 本発明装置の実施例を第1図について説明す
る。
同図は電源装置43が3相の場合であつて第2
図に示す同一部分は同一符号を付し大幅に簡略化
した。
本発明の水抵抗器の電極水循環処理システム装
置Yは、電極水循環ポンプ21の排出口21a近
傍の電極水冷却循環回路22排出側22bに例え
ば常用1Kg/cm2のフロースイツチ型流量計44を
挿入するとともに三相電力ケーブル4中に安全遮
断器45を挿入して流量計44が電極水循環ポン
プ21の排出口21aからの排水量が予め設定し
てある値より低下したことを検知すると電流遮断
指令信号S6を発し安全遮断器45を断切して電
源装置43からの電流が水抵抗器Aに送られない
ように瞬断する一方、電極水冷却循環管路22の
途中に空水冷フード付ラジエター46,46,4
6を複数多段(本実施例の場合3基)直列介入し
電極水Wの冷却能力を高めてなる。
図中47は電源スイツチ、48はフラツシング
戻し管路24と純水充填管路20で電極水冷却循
環管路22にバイパス接続された各種管路や機器
13〜19,23,25〜30,35を含む各種
処理系である。
なお安全遮断器45を第2図の安全遮断器42
と兼用しても良い。
(3) 発明の効果 かくして本発明装置は、流量計を電極水循環ポ
ンプの直後に介設して電極水循環ポンプの故障や
能力低下、電極水冷却循環管路の詰り等の事故に
よる水抵抗器内の電極水の沸騰溢れやアーク放電
の危険に対して、時間のかかる反応や機械機構に
よる遅れのない、迅速確実な電気的な瞬断による
安全策を講じ、水温の上昇を完全に制した。また
それに加えラジエターを電極水冷却循環管路途中
に縦続多段に介設して冷却能力アツプによる高電
圧大電流の電源装置の出力特性試験測定を可能に
する等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の実施例を示す略示配管・
配線系統図、第2図は従来装置の概略配管・配線
系統図である。 A……水抵抗器、α……アーク、B……電極水
冷却処理装置、C……絶縁鞘筒昇降装置、D……
電極水温制御システム装置、S6……電流遮断指
令信号、W……電極水、X,Y……電極水循環処
理システム装置、1……ベース電極、4……電極
ケーブル、5……主電極、7……絶縁鞘筒、10
……スプレー管、11……フアン、12……ガラ
リ、13……回収水槽、14……貯留タンク、1
5……給水管、16……純水ポンプ、17,18
……フイルター、19……純水器、20……純水
充填管路、21……電極水循環ポンプ、22……
電極水冷却循環管路、22a……供給側、22b
……排出側、23,35……冷却コイル、24…
…フラツシング戻し管路、25……スプレーポン
プ、26……吸引管、27……スプレー送水管
路、28,29,30……切替弁、31……フア
ンモーター、43……電源装置、44……流量
計、45……安全遮断器、46……空水冷ラジエ
ター、47……電源スイツチ、48……各種処理
系管路及び装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水抵抗器内の電極水温と水量を一定に保持す
    べく所定量を給排する電極水冷却循環管路に電極
    水循環ポンプと空水冷ラジエターを挿入した電極
    水循環システム装置において、 前記電極水循環ポンプの正常運転を常時監視自
    在に当該電極水循環ポンプの出口側直後の前記電
    極水冷却循環管路に流量計を挿入するとともに前
    記水抵抗器と電源装置とを接続する電力ケーブル
    に安全遮断器を介入して、 前記流量計の一定値以下の流量検知を前記電極
    水循環ポンプの異常運転と診断し前記水抵抗器内
    でのアーク発生の因となる電極水温の上昇を制止
    すべく前記安全遮断器を瞬時に断切自在に形成し
    てなる水抵抗器の電極水循環処理システム装置。 2 空水冷ラジエターは、電極水冷却循環管路に
    縦続多段に複数直列挿入されてなる特許請求の範
    囲第1項記載の水抵抗器の電極水循環処理システ
    ム装置。
JP63206454A 1988-07-11 1988-08-22 水抵抗器の電極水循環処理システム装置 Granted JPH0255964A (ja)

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