JP2598843B2 - 自家用発電機等の出力特性試験装置 - Google Patents
自家用発電機等の出力特性試験装置Info
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- JP2598843B2 JP2598843B2 JP10018091A JP10018091A JP2598843B2 JP 2598843 B2 JP2598843 B2 JP 2598843B2 JP 10018091 A JP10018091 A JP 10018091A JP 10018091 A JP10018091 A JP 10018091A JP 2598843 B2 JP2598843 B2 JP 2598843B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自家用発電機等の出力特
性試験装置に関するものである。
性試験装置に関するものである。
【0002】高層ビルなどにおいて、停電などの緊急事
態に対処するため設置されている自家用発電機等の出力
特性が、この種の装置で試験される。
態に対処するため設置されている自家用発電機等の出力
特性が、この種の装置で試験される。
【0003】
【従来の技術】図8には従来例が示されており、通電槽
12内には主電極14が配置されており、主電極14の
下部はブラケットを兼ねるターミナル50に固定された
大径のボルト52へナット54で取り付け支持されてい
る。
12内には主電極14が配置されており、主電極14の
下部はブラケットを兼ねるターミナル50に固定された
大径のボルト52へナット54で取り付け支持されてい
る。
【0004】主電極14と通電槽12の間および通電槽
12とターミナル50の間には、絶縁用のがいし56が
介在されており、通電槽12底部に穿設されたボルト貫
通用の孔58の両端側には漏水防止用のパッキング60
が取り付けられている。
12とターミナル50の間には、絶縁用のがいし56が
介在されており、通電槽12底部に穿設されたボルト貫
通用の孔58の両端側には漏水防止用のパッキング60
が取り付けられている。
【0005】通電槽12には抵抗用液体10が充填さ
れ、主電極14へ通電するターミナル50および通電槽
12は出力ケーブル62で図示しない自家用発電機に接
続される。
れ、主電極14へ通電するターミナル50および通電槽
12は出力ケーブル62で図示しない自家用発電機に接
続される。
【0006】そして、通電槽12と主電極14との間で
通電が所要時間行なわれ、自家用発電機の出力特性が試
験される。
通電が所要時間行なわれ、自家用発電機の出力特性が試
験される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の試験装置では、主電極14の下方をボルト52で支持
しているので、通電槽12底部に穿設した孔58から漏
水するおそれがある。
の試験装置では、主電極14の下方をボルト52で支持
しているので、通電槽12底部に穿設した孔58から漏
水するおそれがある。
【0008】特に試験中は通電によりボルト52が発熱
して高温となるので、パッキング60やがいし56が損
傷する可能性も高く、経年変化による劣化も早い。
して高温となるので、パッキング60やがいし56が損
傷する可能性も高く、経年変化による劣化も早い。
【0009】また、発熱によりボルト52が損傷するこ
とも考えられるが、ボルト52の耐久性を上げるためそ
の径をこれ以上大きくするときわめてコスト高となる。
また、高電圧用の試験装置と低電圧用の試験装置の主電
極14は、その径の大きさが異なり、1台の試験装置で
双方の試験に対応するためには、前記主電極14をそれ
ぞれに交換する必要があるが、かかる従来の試験装置で
はその交換作業が面倒になると共に、交換作業をする度
に通電槽12内の冷却用液体10を全部抜かなければな
らず、かなりの作業手間となっていた。
とも考えられるが、ボルト52の耐久性を上げるためそ
の径をこれ以上大きくするときわめてコスト高となる。
また、高電圧用の試験装置と低電圧用の試験装置の主電
極14は、その径の大きさが異なり、1台の試験装置で
双方の試験に対応するためには、前記主電極14をそれ
ぞれに交換する必要があるが、かかる従来の試験装置で
はその交換作業が面倒になると共に、交換作業をする度
に通電槽12内の冷却用液体10を全部抜かなければな
らず、かなりの作業手間となっていた。
【0010】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、その目的は、漏水のおそれがなく、電力供給試験
を良好に行え、かつ簡単に主電極を交換することがで
き、作業効率の高い自家用発電機等の出力特性試験装置
を提供することにある。
ので、その目的は、漏水のおそれがなく、電力供給試験
を良好に行え、かつ簡単に主電極を交換することがで
き、作業効率の高い自家用発電機等の出力特性試験装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る試験装置は以下のように構成されてい
る。
に、本発明に係る試験装置は以下のように構成されてい
る。
【0012】図1には本発明の構成が示されており、ま
ず、第1発明について説明すると、図1(A)に示され
るように抵抗用液体10が充填される通電槽12には、
試験対象となる自家用発電機等から電力の供給を受ける
主電極14が配置されている。
ず、第1発明について説明すると、図1(A)に示され
るように抵抗用液体10が充填される通電槽12には、
試験対象となる自家用発電機等から電力の供給を受ける
主電極14が配置されている。
【0013】主電極14は通電槽12上方で支持されて
吊り下げられた状態とされており、かつ、通電槽12内
の上方位置あるいは通電槽12の上方位置で着脱、交換
可能に取り付けられている。
吊り下げられた状態とされており、かつ、通電槽12内
の上方位置あるいは通電槽12の上方位置で着脱、交換
可能に取り付けられている。
【0014】主電極14と通電槽12との間には、主電
極14を覆うように、主電極14から通電槽12への通
電量を調整する可動絶縁体16が介在されている。
極14を覆うように、主電極14から通電槽12への通
電量を調整する可動絶縁体16が介在されている。
【0015】そして、通電槽12には、内部の抵抗用液
体10を再利用するために冷却又はろ過して通電槽12
へ戻す循環用の配管系18が接続されている。
体10を再利用するために冷却又はろ過して通電槽12
へ戻す循環用の配管系18が接続されている。
【0016】通電槽12上方には、配管系18の一部で
あり通電槽12内に抵抗用液体10を送る導入管20が
設置されており、この導入管20を通電部材として主電
極14への送電が行われる。
あり通電槽12内に抵抗用液体10を送る導入管20が
設置されており、この導入管20を通電部材として主電
極14への送電が行われる。
【0017】第2発明では、試験対象の自家用発電機等
の規格電圧に合わせて主電極14は低電圧用タイプ14
a(図1(A)参照)または高電圧用タイプ14b(図
1(B)参照)のいずれをも選択、交換可能とされてい
る。
の規格電圧に合わせて主電極14は低電圧用タイプ14
a(図1(A)参照)または高電圧用タイプ14b(図
1(B)参照)のいずれをも選択、交換可能とされてい
る。
【0018】さらに第3発明では、以上の構成に加え、
通電槽12へ送る抵抗用液体10の流量を調整する流量
調整部材22が導入管20の基端側に設けられている。
通電槽12へ送る抵抗用液体10の流量を調整する流量
調整部材22が導入管20の基端側に設けられている。
【0019】これに加えて第4発明では導入管20が絶
縁材24で覆われている。
縁材24で覆われている。
【0020】
【作用】本発明では、主電極14が通電槽12上方で支
持され、吊り下げられた状態とされているので、主電極
14支持部材挿通用の孔を通電槽12に穿設する必要が
ない。
持され、吊り下げられた状態とされているので、主電極
14支持部材挿通用の孔を通電槽12に穿設する必要が
ない。
【0021】また、主電極14は通電槽12内の上方位
置あるいは通電槽12の上方位置で着脱、交換可能に取
り付けられているので、試験対象となる自家用発電機等
の規格電圧に合わせて低電圧用または高電圧用のいずれ
にも使用できる。
置あるいは通電槽12の上方位置で着脱、交換可能に取
り付けられているので、試験対象となる自家用発電機等
の規格電圧に合わせて低電圧用または高電圧用のいずれ
にも使用できる。
【0022】また、主電極14への通電が行われる導入
管20はその内部を流れる抵抗用液体10で冷却され、
また前述のように絶縁材24で被覆されているので、放
電による装置破壊のおそれがない。すなわち、ここで導
入管20が絶縁材24で被覆されておらず、かつその内
部を流れる抵抗用液体10で冷却されない状態である
と、前記導入管20自体が主電極14と同様のものとな
る可能性があり、もってこの導入管20から主電極14
への通電動作よりも、導入管20から直接通電槽12へ
向かって放電したり、あるいは該導入管20から隣り合
う他の導入管20や近接する昇降装置38に向かって放
電したりする可能性が高くなり、ひいては装置破壊に至
る可能性があるのである。
管20はその内部を流れる抵抗用液体10で冷却され、
また前述のように絶縁材24で被覆されているので、放
電による装置破壊のおそれがない。すなわち、ここで導
入管20が絶縁材24で被覆されておらず、かつその内
部を流れる抵抗用液体10で冷却されない状態である
と、前記導入管20自体が主電極14と同様のものとな
る可能性があり、もってこの導入管20から主電極14
への通電動作よりも、導入管20から直接通電槽12へ
向かって放電したり、あるいは該導入管20から隣り合
う他の導入管20や近接する昇降装置38に向かって放
電したりする可能性が高くなり、ひいては装置破壊に至
る可能性があるのである。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。
を説明する。
【0024】図2には実施例の全体構成が示されてお
り、三相交流電源を有する発電機を試験するため、連通
槽26上部には1基の予備用を含めて合計4基の通電槽
ユニット28が設けられている。
り、三相交流電源を有する発電機を試験するため、連通
槽26上部には1基の予備用を含めて合計4基の通電槽
ユニット28が設けられている。
【0025】すなわち、一般に使用される発電機が三相
交流タイプであるので、これに合わせて通電槽ユニット
28を3基設け、1基を予備用に設けているためであ
る。
交流タイプであるので、これに合わせて通電槽ユニット
28を3基設け、1基を予備用に設けているためであ
る。
【0026】通電槽ユニット28は、連通槽26上部に
設けられた略円筒状の通電槽12と、吊り下げられた状
態で通電槽12内に配置される主電極14と、通電槽1
2と主電極14との間に、前記主電極14を覆うように
介在される可動絶縁体16とで構成されており、各通電
槽12内には抵抗用液体(通常、水が使用される。)1
0が充填される。
設けられた略円筒状の通電槽12と、吊り下げられた状
態で通電槽12内に配置される主電極14と、通電槽1
2と主電極14との間に、前記主電極14を覆うように
介在される可動絶縁体16とで構成されており、各通電
槽12内には抵抗用液体(通常、水が使用される。)1
0が充填される。
【0027】ここで、各通電槽12内には、その上方よ
り、外周をテフロン等の絶縁材24で被覆された導入管
20が垂下するように延出されて配設されており、導入
管20の先端部では主電極14が着脱、交換可能に取り
付けられている。
り、外周をテフロン等の絶縁材24で被覆された導入管
20が垂下するように延出されて配設されており、導入
管20の先端部では主電極14が着脱、交換可能に取り
付けられている。
【0028】通電槽12と主電極14との間に介在され
る略円筒状の可動絶縁体16は昇降装置38(図3参
照)で支持されている。
る略円筒状の可動絶縁体16は昇降装置38(図3参
照)で支持されている。
【0029】また、前記連通槽26は、その上に載置さ
れた各通電槽12・・・内の抵抗用液体10を集水し、
ラジエータ32に送流する役目を果たしている。
れた各通電槽12・・・内の抵抗用液体10を集水し、
ラジエータ32に送流する役目を果たしている。
【0030】さらに該連通槽26は、運転中の通電槽1
2・・・内に発生したエアを内部に導入し、これを運転
していない予備の通電槽12に移動させそこでエア抜き
させる役目を有している。すなわち、通電槽12に多く
エアが混在している状態での通電はアークが発生するも
のとなり、負荷バランスに悪影響を与え、正確な試験が
行えないからである。
2・・・内に発生したエアを内部に導入し、これを運転
していない予備の通電槽12に移動させそこでエア抜き
させる役目を有している。すなわち、通電槽12に多く
エアが混在している状態での通電はアークが発生するも
のとなり、負荷バランスに悪影響を与え、正確な試験が
行えないからである。
【0031】通電槽12の上方にはタンク40が設けら
れており、タンク40は耐電圧、耐触のフレキシブルホ
ース42で各導入管20に接続されている。
れており、タンク40は耐電圧、耐触のフレキシブルホ
ース42で各導入管20に接続されている。
【0032】タンク40には抵抗用液体10を供給する
導入本管21が取り付けられており、タンク40とフレ
キシブルホース42との間には導入管20へ流れる抵抗
用液体10の流量を調整する流量調整バルブ22が取り
付けられている。
導入本管21が取り付けられており、タンク40とフレ
キシブルホース42との間には導入管20へ流れる抵抗
用液体10の流量を調整する流量調整バルブ22が取り
付けられている。
【0033】また、通電槽12下方の連通槽26には抵
抗用液体10を排出する排水管44が取り付けられてお
り、排水管44にはポンプ46が取り付けられている。
抗用液体10を排出する排水管44が取り付けられてお
り、排水管44にはポンプ46が取り付けられている。
【0034】排水管44はラジエータ32に接続されて
おり、ラジエータ32の出口側には導入本管21が接続
されている。
おり、ラジエータ32の出口側には導入本管21が接続
されている。
【0035】また、排水管44と導入本管21は、ろ過
装置48にも接続されており、抵抗用液体10はラジエ
ータ32を通らずろ過装置44でろ過される場合があ
る。
装置48にも接続されており、抵抗用液体10はラジエ
ータ32を通らずろ過装置44でろ過される場合があ
る。
【0036】また、導入管20の上端部には絶縁がいし
34(図3参照)を介して接続端子バー36(図3参
照)が取り付けられており、該接続端子バー36と通電
槽12側の端子(図示していない)には試験対象となる
自家用発電機側のケーブルが接続される。
34(図3参照)を介して接続端子バー36(図3参
照)が取り付けられており、該接続端子バー36と通電
槽12側の端子(図示していない)には試験対象となる
自家用発電機側のケーブルが接続される。
【0037】図4および図5には主電極14の構成が示
されている。
されている。
【0038】図4には略円筒形状の主電極14aが示さ
れており、このタイプは200〜400Vの低電圧型発
電機の試験に使用される。
れており、このタイプは200〜400Vの低電圧型発
電機の試験に使用される。
【0039】図5には細長円筒状で縦断面が小判型の主
電極14bが示されており、このタイプは3300〜6
600Vの高電圧型発電機の試験に使用される。
電極14bが示されており、このタイプは3300〜6
600Vの高電圧型発電機の試験に使用される。
【0040】これらの主電極14a,14bはフランジ
15を介して導入管20に着脱可能に接続され、発電機
の規格電圧に合わせて簡単に選択、交換が可能である。
15を介して導入管20に着脱可能に接続され、発電機
の規格電圧に合わせて簡単に選択、交換が可能である。
【0041】また、導入管20との接続部分にはフラン
ジ15を用いるほか、図6のようにソケット17を用い
たり、また、図7のように一方に雌ねじを形成し、他方
に雄ねじを形成してねじ込み可能としてもよい。さら
に、主電極14と導入管20とを一体化しておき、導入
管20の上端を通電槽12の上方で固定した箇所で脱
着、交換できるようにしても構わない。
ジ15を用いるほか、図6のようにソケット17を用い
たり、また、図7のように一方に雌ねじを形成し、他方
に雄ねじを形成してねじ込み可能としてもよい。さら
に、主電極14と導入管20とを一体化しておき、導入
管20の上端を通電槽12の上方で固定した箇所で脱
着、交換できるようにしても構わない。
【0042】次に実施例の作用について説明する。
【0043】図示しない自家用発電機が駆動されると、
主電極14と通電槽12との間で通電が行なわれ、その
出力特性試験が開始される。
主電極14と通電槽12との間で通電が行なわれ、その
出力特性試験が開始される。
【0044】試験時には可動絶縁体16が昇降装置38
で上下動され、これにより主電極14と通電槽12との
通電可能な面積が変化し、通電量の調整が行なわれる。
で上下動され、これにより主電極14と通電槽12との
通電可能な面積が変化し、通電量の調整が行なわれる。
【0045】また、通電により温度上昇した各通電槽1
2・・・内の抵抗用液体10は、ポンプ46により連通
槽26から排水管44を通ってラジエータ32に送ら
れ、ラジエータ32で熱交換、すなわち冷却された後、
導入本管21を経由して膨張タンク40にプールされ、
フレキシブルホース42と導入管20を通って再び各通
電槽12に供給される。
2・・・内の抵抗用液体10は、ポンプ46により連通
槽26から排水管44を通ってラジエータ32に送ら
れ、ラジエータ32で熱交換、すなわち冷却された後、
導入本管21を経由して膨張タンク40にプールされ、
フレキシブルホース42と導入管20を通って再び各通
電槽12に供給される。
【0046】その際には予備の通電槽ユニット28側の
流量調整バルブ22が閉じられ、他の3基の通電槽ユニ
ット28において抵抗用液体12の循環が行なわれる。
流量調整バルブ22が閉じられ、他の3基の通電槽ユニ
ット28において抵抗用液体12の循環が行なわれる。
【0047】このように予備の通電槽12に抵抗用液体
10を循環させることはないが、この予備用の通電槽1
2内に存する抵抗用液体10は連通槽26を介して他の
通電槽12内の抵抗用液体10と混在することとなり、
このため稼動される3基の通電槽12における抵抗用液
体10の温度が前記流量調整バルブ22による流量調整
とも相まってほぼ均一となるので、各槽での負荷のバラ
ンスが良好となり、試験を正確に行なえることになる。
10を循環させることはないが、この予備用の通電槽1
2内に存する抵抗用液体10は連通槽26を介して他の
通電槽12内の抵抗用液体10と混在することとなり、
このため稼動される3基の通電槽12における抵抗用液
体10の温度が前記流量調整バルブ22による流量調整
とも相まってほぼ均一となるので、各槽での負荷のバラ
ンスが良好となり、試験を正確に行なえることになる。
【0048】また、運転中に抵抗用液体10の温度が設
定値以上に上昇するのを防ぐため、ラジエータ32はフ
ァン33で冷却される。なお、抵抗用液体10は必要に
よりろ過装置48でろ過される(主に高電圧の試験に供
される場合である)。
定値以上に上昇するのを防ぐため、ラジエータ32はフ
ァン33で冷却される。なお、抵抗用液体10は必要に
よりろ過装置48でろ過される(主に高電圧の試験に供
される場合である)。
【0049】以上説明したように本実施例によれば、主
電極14はその上部を導入管20で支持され、吊り下げ
られた状態で通電槽12内に配置されるので、主電極1
4支持部材取り付けのための貫通箇所を通電槽12(連
通槽20)底部に形成する必要がなく、このため、漏水
するおそれが全くない。
電極14はその上部を導入管20で支持され、吊り下げ
られた状態で通電槽12内に配置されるので、主電極1
4支持部材取り付けのための貫通箇所を通電槽12(連
通槽20)底部に形成する必要がなく、このため、漏水
するおそれが全くない。
【0050】さらに、主電極14の取り付けに際し特注
部品を使用することがないので、製造コストの高騰を招
くおそれもない。
部品を使用することがないので、製造コストの高騰を招
くおそれもない。
【0051】また、主電極14は着脱、交換可能に取り
付けられているので、試験対象となる自家用発電機等の
規格電圧に合わせて低電圧用または高電圧用のいずれに
も使用でき、メンテナンスも容易に行える。
付けられているので、試験対象となる自家用発電機等の
規格電圧に合わせて低電圧用または高電圧用のいずれに
も使用でき、メンテナンスも容易に行える。
【0052】また、主電極14への通電が行われる導入
管20は、その内部を流れる抵抗用液体10で冷却さ
れ、さらに絶縁材24で被覆されているので、放電によ
る装置破壊のおそれがない。したがって、安全かつ良好
に試験を行える。すなわち、前記したように、ここで導
入管20が絶縁材24で被覆されておらず、かつその内
部を流れる抵抗用液体10で冷却されない状態である
と、前記導入管20自体が主電極14と同様のものとな
る可能性があり、もってこの導入管20から主電極14
への通電動作よりも、導入管20から直接通電槽12へ
向かって放電したり、あるいは当該導入管20から隣り
合う他の導入管20や近接する昇降装置38に向かって
放電したりする可能性が高くなり、ひいては装置破壊に
至る可能性があるのである。
管20は、その内部を流れる抵抗用液体10で冷却さ
れ、さらに絶縁材24で被覆されているので、放電によ
る装置破壊のおそれがない。したがって、安全かつ良好
に試験を行える。すなわち、前記したように、ここで導
入管20が絶縁材24で被覆されておらず、かつその内
部を流れる抵抗用液体10で冷却されない状態である
と、前記導入管20自体が主電極14と同様のものとな
る可能性があり、もってこの導入管20から主電極14
への通電動作よりも、導入管20から直接通電槽12へ
向かって放電したり、あるいは当該導入管20から隣り
合う他の導入管20や近接する昇降装置38に向かって
放電したりする可能性が高くなり、ひいては装置破壊に
至る可能性があるのである。
【0053】また、通電槽12に供給される抵抗用液体
10の流量を流量調整バルブ22で調整できるので、よ
りきめこまかい水温の制御が行える。
10の流量を流量調整バルブ22で調整できるので、よ
りきめこまかい水温の制御が行える。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
電極は吊り下げられた状態で通電槽内に配置されるの
で、通電槽底部に貫通箇所を形成する必要がなく、この
ため、漏水するおそれが全くない。
電極は吊り下げられた状態で通電槽内に配置されるの
で、通電槽底部に貫通箇所を形成する必要がなく、この
ため、漏水するおそれが全くない。
【0055】さらに、主電極の取り付けに際し特注部品
を使用することがないので、製造コストの高騰を招くお
それもない。
を使用することがないので、製造コストの高騰を招くお
それもない。
【0056】また、主電極は着脱、交換可能に取り付け
られているので、試験対象となる自家用発電機等の規格
電圧に合わせて低電圧用または高電圧用のいずれにも使
用でき、メンテナンスも容易に行える。
られているので、試験対象となる自家用発電機等の規格
電圧に合わせて低電圧用または高電圧用のいずれにも使
用でき、メンテナンスも容易に行える。
【0057】また、主電極への通電が行われる通電部材
たる導入管は、その内部を流れる抵抗用液体で冷却さ
れ、かつ、絶縁材で覆われているので、放電による装置
破壊のおそれがなく、このため、安全かつ良好に試験を
行える。
たる導入管は、その内部を流れる抵抗用液体で冷却さ
れ、かつ、絶縁材で覆われているので、放電による装置
破壊のおそれがなく、このため、安全かつ良好に試験を
行える。
【図1】本発明の全体構成を示す概要図である。
【図2】実施例の全体構成を示す正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】主電極の取り付け状態を示す部分断面図(その
1)である。
1)である。
【図5】主電極の取り付け状態を示す部分断面図(その
2)である。
2)である。
【図6】主電極と導入管との接続例をしめす部分拡大図
(その1)である。
(その1)である。
【図7】主電極と導入管との接続例をしめす部分拡大図
(その2)である。
(その2)である。
【図8】従来例を示す断面図である。
10 抵抗用液体 12 通電槽 14 主電極 16 可動絶縁体 18 配管系 20 導入管 22 流量調整バルブ 24 絶縁材 26 連通槽 28 通電槽ユニット 32 ラジエータ 34 絶縁がいし 36 接続端子バー 38 昇降装置 40 タンク 42 フレキシブルホース 44 排水管 46 ポンプ 48 ろ過装置
Claims (4)
- 【請求項1】 抵抗用液体(10)が充填される略円筒
状をなす3つの通電槽(12)と、 前記3つの通電槽(12)内に配置されて試験対象の自
家用発電機等から電力の供給を受ける3つの主電極(1
4)と、 前記主電極(14)と通電槽(12)との間に、主電極
(14)を覆うように介在され、主電極(14)から通
電槽(12)への通電量を調整する可動絶縁体(16)
と、 通電槽(12)内の抵抗用液体(10)を再利用するた
め、これを冷却又はろ過して再度通電槽(12)内に戻
す循環用の配管系(18)と、 を有する、 自家用発電機等の試験装置において、 主電極(14)は、通電槽(12)上方で支持されて吊
り下げられた状態で通電槽(12)内に収納され、か
つ、通電槽(12)内の上方位置あるいは通電槽(1
2)の上方位置で着脱、交換可能に取り付けられてお
り、 配管系(18)の一部として通電槽(12)上方に設置
され通電槽(12)内に抵抗用液体(10)を送流する
導入管(20)を通電部材として、主電極(14)への
送電が行われる、 ことを特徴とする自家用発電機等の出力特性試験装置。 - 【請求項2】 主電極(14)は試験対象の自家用発電
機等の規格電圧に合わせて低電圧用または高電圧用のい
ずれをも選択、交換可能とされている、請求項1記載の
自家用発電機等の出力特性試験装置。 - 【請求項3】 通電槽(12)への抵抗用液体(10)
の流量を調整する流量調整部材(22)が設けられてい
る、請求項1または請求項2記載の自家用発電機等の出
力特性試験装置。 - 【請求項4】 導入管(20)は絶縁材(24)で覆わ
れている請求項1または請求項2もしくは請求項3記載
の自家用発電機等の出力特性試験装置。
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1991
- 1991-05-01 JP JP10018091A patent/JP2598843B2/ja not_active Expired - Fee Related
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