JP2560154B2 - 自家用発電機等の電力供給試験装置 - Google Patents

自家用発電機等の電力供給試験装置

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JP2560154B2 JP7627091A JP7627091A JP2560154B2 JP 2560154 B2 JP2560154 B2 JP 2560154B2 JP 7627091 A JP7627091 A JP 7627091A JP 7627091 A JP7627091 A JP 7627091A JP 2560154 B2 JP2560154 B2 JP 2560154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自家用発電機等の電力供
給試験装置に関するものである。
【0002】高層ビルなどにおいて、停電などの緊急事
態に対処するため設置されている自家用発電機等の発電
性能が、この種の装置で試験される。
【0003】
【従来の技術】図4には従来例が示されており、通電槽
12内には主電極14が配置されており、主電極14の
下部はブラケットを兼ねるターミナル50に固定された
大径のボルト52へナット54で取り付け支持されてい
る。
【0004】主電極14と通電槽12の間および通電槽
12とターミナル50の間には、絶縁用のがいし56が
介在されており、通電槽12底部に穿設されたボルト貫
通用の孔58の両端側には漏水防止用のパッキング60
が取り付けられている。
【0005】通電槽12には抵抗用液体12が充填さ
れ、主電極14へ通電するターミナル50および通電槽
12は出力ケーブル62で図示しない自家用発電機に接
続される。
【0006】そして、通電槽12と主電極14との間で
通電が所要時間行なわれ、自家用発電機の出力特性が試
験される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の試験装置では、主電極14の下方をボルト52で支持
しているので、通電槽12底部に穿設した孔58から漏
水するおそれがある。
【0008】特に試験中は通電によりボルト52が発熱
して高温となるので、パッキング60やがいし56が損
傷する可能性も高く、経年変化による劣化も早い。
【0009】また、発熱によりボルト52が損傷するこ
とも考えられるが、ボルト52の耐久性を上げるためそ
の径をこれ以上大きくするときわめてコスト高となる。
【0010】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、その目的は、漏水のおそれがなく、電力供給試験
を良好に行える自家用発電機等の電力供給試験装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る試験装置は以下のように構成されてい
る。
【0012】第1図には本発明の構成が示されており、
以下、第1発明について説明する。
【0013】図示されるように、抵抗用液体10が充填
される通電槽12には、試験対象となる自家用発電機等
から電力の供給を受ける主電極14が配置されており、
主電極14は通電槽12上方で支持され、吊り下げられ
た状態とされている。
【0014】主電極14と通電槽12との間には、主電
極14から通電槽12への通電量を調整する可動絶縁体
16が介在されている。
【0015】通電槽12には、内部の抵抗用液体10を
再利用するために冷却又はろ過して通電槽12へ戻す循
環用の配管系18が接続されている。
【0016】通電槽12上方には、配管系18の一部で
あり通電槽12内に抵抗用液体10を送る導入管20が
設置されており、この導入管20を介して主電極14へ
の送電が行われる。
【0017】さらに第2発明では、以上の構成に加え、
通電槽12へ送る抵抗用液体10の流量を調整する流量
調整部材22が導入管20の基端側に設けられている。
【0018】これに加えて第3発明では導入管20が絶
縁材24で覆われている。
【0019】
【作用】本発明では、主電極14が通電槽12上方で支
持され、吊り下げられた状態とされているので、主電極
14支持部材挿通用の孔を通電槽12に穿設する必要が
ない。
【0020】また、主電極14への通電が行われる導入
管20はその内部を流れる抵抗用液体10で冷却される
ので、放電による絶縁破壊のおそれがない。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。
【0022】図2には実施例の全体構成が示されてお
り、連通槽26上部には4基の通電槽ユニット28が設
けられている。
【0023】これは一般に使用される発電機が三相交流
タイプであるので、これに合わせて通電槽ユニット28
を3基設け、1基を予備用に設けているためである。
【0024】通電槽ユニット28は、連通槽26上部に
設けられた略円筒状の通電槽12と、吊り下げられた状
態で通電槽12内に配置される主電極14と、通電槽1
2と主電極14との間に介在される可動絶縁体16とで
構成されており、各通電槽12内には抵抗用液体(通
常、水が使用される。)10が充填される。
【0025】尚、通電槽12の上端にはオーバーフロー
用の受け部材30が各々設けられており、通電初期時に
水温上昇した抵抗用液体10の膨張によってオーバーフ
ローするのに対処され、安全性がより高められている。
【0026】ここで、通電槽12および主電極14は各
々略円筒形をなし、スムーズな通電が行えるようにして
ある。
【0027】また、前記連通槽26は、その上に載置さ
れた各通電槽12・・・内の抵抗用液体10を集水し、
ラジエータ32に送出する役目を果たしている。
【0028】さらに該連通槽26は、運転中の通電槽1
2・・・内に発生したエアを内部に導入し、これを運転
していない予備の通電槽12に移動させそこでエア抜き
させる役目を有している。すなわち、通電槽12に多く
エアが混在している状態での通電はアークが発生するも
のとなり、負荷バランスに悪影響を与え、正確な試験が
行えないからである。
【0029】尚、各通電槽12内には外周をテフロン等
の絶縁材24で被覆された導入管20が上方より延出さ
れて配設されており、かつ主電極14は導入管20で支
持されている。
【0030】図3に示されるように、導入管20の上端
部には絶縁がいし34を介して接続端子バー36が取り
付けられており、該接続端子バー36には試験対象とな
る自家用発電機側のケーブルが接続され、主電極14と
通電槽12との間で通電が行なわれる。
【0031】また、通電槽12と主電極14との間に介
在される略円筒状の可動絶縁体16は昇降装置38で支
持されている。
【0032】可動絶縁体16が昇降装置38で上下動さ
れると主電極14と通電槽12との通電可能な面積が変
化し、これにより通電量の調整が行なわれる。
【0033】通電槽12の上方にはタンク40が設けら
れており、タンク40は耐電圧、耐触のフレキシブルホ
ース42で各導入管20に接続されている。
【0034】タンク40には抵抗用液体10を供給する
導入本管21が取り付けられており、タンク40とフレ
キシブルホース42との間には導入管20へ流れる抵抗
用液体10の流量を調整する流量調整バルブ22が取り
付けられている。
【0035】また、通電槽12下方の連通槽26には抵
抗用液体10を排出する排水管44が取り付けられてお
り、排水管44にはポンプ46が取り付けられている。
排水管44はラジエータ32に接続されており、ラジエ
ータ32の出口側には導入本管21が接続されている。
【0036】このため、各通電槽12・・・内で温度上
昇した抵抗用液体10はポンプ46により連通槽26か
ら排水管44を通ってラジエータ32に送られ、ラジエ
ータ32で熱交換、すなわち冷却された後、導入本管2
1を経由して膨張タンク40にプールされ、フレキシブ
ルホース42と導入管20を通って再び各通電槽12に
供給される。
【0037】その際には予備の通電槽ユニット28側の
流量調整バルブ22が閉じられ、他の3基の通電槽ユニ
ット28において抵抗用液体12の循環が行なわれる。
【0038】このように予備の通電槽12に抵抗用液体
10を循環させることはないが、この予備用の通電槽1
2内に存する抵抗用液体10は連通槽26を介して他の
通電槽12内の抵抗用液体10と混在することとなり、
このため稼動される3基の通電槽12における抵抗用液
体10の温度が前記流量調整バルブ22による流量調整
とも相まってほぼ均一となるので、各槽での負荷のバラ
ンスが良好となり、試験を正確に行なえることになる。
【0039】また、運転中に抵抗用液体10の温度が設
定値以上に上昇するのを防ぐため、ラジエータ32はフ
ァン33で冷却される。なお、抵抗用液体10は必要に
よりろ過装置48でろ過される(主に高電圧の試験に供
される場合である)。
【0040】以上説明したように本実施例によれば、主
電極14はその上部を導入管20で支持され、吊り下げ
られた状態で通電槽12内に配置されるので、主電極1
4支持部材取り付けのための貫通箇所を通電槽12(連
通槽20)底部に形成する必要がなく、このため、漏水
するおそれが全くない。
【0041】さらに、主電極14の取り付けに際し特注
部品を使用することがないので、製造コストの高騰を招
くおそれもない。
【0042】また、主電極14への通電が行われる導入
管20は、その内部を流れる抵抗用液体10で冷却さ
れ、さらに絶縁材24で被覆されているので、放電のお
それもなく、また放電による装置破壊のおそれもない。
したがって、安全かつ良好に電力供給試験を行えること
となる。すなわち、ここで前記導入管20が絶縁材24
で被覆されておらず、かつその内部を流れる抵抗溶液体
10で冷却されていない状態であると、前記導入管20
自体が主電極14と同様のものとなる可能性があり、も
ってこの導入管20から主電極14への通電動作より
も、前記導入管20から直接通電槽12へ向かって放電
したり、あるいは導入管20から隣り合う他の導入管2
0や近接する昇降装置38あるいは受け部材30に向か
って放電したりする可能性が高くなり、ひいては装置破
壊に至る可能性があるからである。
【0043】また、通電槽12に供給される抵抗用液体
10の流量を流量調整バルブ22で調整できるので、よ
りきめこまかい水温の制御が行える。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、主
電極は吊り下げられた状態で通電槽内に配置されるの
で、通電槽底部に貫通箇所を形成する必要がなく、この
ため、漏水するおそれが全くない。
【0045】さらに、主電極の取り付けに際し特注部品
を使用することがないので、製造コストの高騰を招くお
それもない。
【0046】また、主電極への通電が行われる導入管
は、その内部を流れる抵抗用液体で冷却され、かつ、絶
縁材で覆われているので、放電による絶縁破壊のおそれ
がなく、このため、安全かつ良好に試験を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す概要図である。
【図2】実施例の全体構成を示す正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 抵抗用液体 12 通電槽 14 主電極 16 可動絶縁体 18 配管系 20 導入管 22 流量調整バルブ 24 絶縁材 26 連通槽 28 通電槽ユニット 30 受け部材 32 ラジエータ 34 絶縁がいし 36 接続端子バー 38 昇降装置 40 タンク 42 フレキシブルホース 44 排水管 46 ポンプ 48 ろ過装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗用液体(10)が充填される通電槽
    (12)と、 通電槽(12)内に配置されて試験対象の自家用発電機
    等から電力の供給を受ける主電極(14)と、 主電極(14)と通電槽(12)との間に介在され、主
    電極(14)から通電槽(12)への通電量を調整する
    可動絶縁体(16)と、 通電槽(12)内の抵抗用液体(10)を再利用するた
    め、これを冷却又はろ過して再度通電槽(12)内に戻
    す循環用の配管系(18)と、 を有する、自家用発電機等の試験装置において、 主電極(14)は、通電槽(12)上方で支持されて吊
    り下げられた状態で設置されており、 配管系(18)の一部として通電槽(12)上方に設置
    され通電槽(12)内に抵抗用液体(10)を送流する
    導入管(20)を介して、主電極(14)への送電が行
    われる、ことを特徴とする自家用発電機等の電力供給試
    験装置。
  2. 【請求項2】 通電槽(12)への抵抗用液体(10)
    の流量を調整する流量調整部材(22)が設けられてい
    る、請求項1記載の自家用発電機等の電力供給試験装
    置。
  3. 【請求項3】 導入管(20)は絶縁材(24)で覆わ
    れている請求項1又は請求項2記載の自家用発電機等の
    電力供給試験装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850708A (ja) * 1981-09-21 1983-03-25 株式会社東芝 液体抵抗器
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