JPH0787122B2 - 自家用発電機等の電力供給試験装置 - Google Patents

自家用発電機等の電力供給試験装置

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JPH0787122B2
JPH0787122B2 JP24979890A JP24979890A JPH0787122B2 JP H0787122 B2 JPH0787122 B2 JP H0787122B2 JP 24979890 A JP24979890 A JP 24979890A JP 24979890 A JP24979890 A JP 24979890A JP H0787122 B2 JPH0787122 B2 JP H0787122B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [目次] 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果 [概要] 自家用発電機等の電力供給試験装置に関し、簡単な構造
で電力供給試験を正確に行え、試験中に通電槽、電極な
どに故障が生じても試験を続行でき、たとえ予備用の機
材を使用しないときでも、特に予備用の通電槽に他の通
電槽で発生したエア等を導入させること等で積極的に使
用し、もって安全な試験が出来る自家用発電機等の電力
供給試験装置の提供を目的とし、 抵抗用液体(12)が充填され、略円筒形状をなす通電槽
(10)と、 該通電槽(10)の上方で支持板(91)に支持され、該支
持板(91)から垂下し、吊り下げられた状態で通電槽
(10)内に配置される支持杆兼用導入管(24)と、 前記支持杆兼用導入管(24)の下端部に連結されて前記
通電槽(10)内に吊り下げられた状態で配置され、前記
支持杆兼用導入管(24)を介して試験対象の自家用発電
機等から電力の供給を受ける主電極(14)と、 該主電極(14)と通電槽(10)との間に介在され、主電
極(14)から通電槽(10)への通電量を調整する可動絶
縁体(16)と、 を含み、自家用発電機で用いられる複数相交流電源に合
わせて複数基設けられた通電槽ユニット(18)と、 前記通電槽ユニットの他に予備として設けられた予備用
通電槽ユニット(19)と、 前記複数設けられた通電槽(10)の下方に設けられ、通
電槽(10)の下端部側で通電槽(10)内部と連通させ、
各通電槽(10)内の抵抗用液体(12)が集水するよう構
成された連通槽(20)と、 支持板(91)上方に設置され、抵抗用液体(12)を送出
する導入本管(22)と、 前記導入本管(22)と、導入本管(22)から分岐され各
通電槽(10)内に各々延出されてなる各支持杆兼用導入
管(24)との間に設けられ、各通電槽への抵抗溶液体の
流量を調整する流量調整部材(26)と、 前記連通槽(20)の底部に、前記主電極(14)の下端部
と隙間を有して対設された絶縁部材(92)と、 を備えて構成されている。
[産業上の利用分野] 本発明は自家用発電機等の電力供給試験装置に関するも
のである。
高層ビルなどにおいて、停電などの緊急事態に対処する
ため設置されている自家用発電機等の発電性能が、この
種の装置で試験される。
[従来の技術] 第6図には従来例が示されており、通電試験が行われる
自家用発電機は一般に3相交流タイプであるので、それ
に合わせて3基の通電槽10が設けられている。
ここで、通電槽10内には主電極14が配置されており、主
電極14の下部はがいし100を介して通電槽10底部で支持
されている。
主電極14の周囲には筒状の絶縁体16が上下動可能に配置
されており、通電槽10には抵抗用液体12が充填され、通
電槽10および主電極14は出力ケーブル104で図示しない
自家用発電機に接続される。
そして、通電槽10と主電極14との間で通電が所要時間行
われ、自家用発電機の出力特性が試験される。
その際には絶縁体16の上下動により負荷が調整され、ま
た、通電により温度上昇した抵抗用液体12はポンプ40で
汲み出され、配水管110,112を通ってラジエータ42で冷
却された後、供給管106、108を通って通電槽10へ戻され
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の試験装置では、通電時におけ
る各通電槽10内の水温上昇度が一致せず、その温度差が
各通電槽10・・・間で±15℃と大きい。
そのため各通電槽10・・・での抵抗値(電流値)が一致
せず、試験に際して重要な要素である負荷のバランスを
一定に保つことが非常に困難となっていた。
そして、その結果電力供給試験を正確に行うことがきわ
めて難しいとの課題があった。
また、試験中において通電槽10、主電極14などに故障が
生じた場合にはただちに試験を中止する必要があり、1
基が故障しただけでも試験装置の使用が不可能となる。
本発明は上記従来の事情に鑑みなされたもので、その目
的は、簡単な構造で電力供給試験を正確に行え、試験中
に通電槽、電極などに故障が生じても試験を続行でき、
たとえ予備用の機材を使用しないときでも、特に予備用
の通電槽に他の通電槽で発生したエア等を導入させるこ
と等で積極的に使用し、もって安全な試験が出来る自家
用発電機等の電力供給試験装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明に係る試験装置は以下
のように構成されている。
すなわち、第1図に図示するように本発明にかかる試験
装置は、 抵抗用液体12が充填され、略円筒形状をなす通電槽10
と、 該通電槽10の上方で支持板91に支持され、該支持板91か
ら垂下し、吊り下げられた状態で通電槽10内に配置され
る支持杆兼用導入管24と、 前記支持杆兼用導入管24の下端部に連結されて前記通電
槽10内に吊り下げられた状態で配置され、前記支持杆兼
用導入管24を介して試験対象の自家用発電機等から電力
の供給を受ける主電極14と、 該主電極14と通電槽10との間に介在され、主電極14から
通電槽10への通電量を調整する可動絶縁体16と、 を含み、自家用発電機で用いられる複数相交流電源に合
わせて複数基設けられた通電槽ユニット18と、 前記通電槽ユニット18の他に予備として設けられた予備
用通電槽ユニット19と、 前記複数設けられた通電槽10の下方に設けられ、通電槽
10の下端部側で通電槽10内部と連通させ、各通電槽10内
の抵抗用液体12が集水するよう構成された連通槽20と、 支持板91上方に設置され、抵抗用液体12を送出する導入
本管22と、 前記導入本管22と、導入本管22から分岐され各通電槽10
内に各々延出されてなる各支持杆兼用導入管24との間に
設けられ、各通電槽への抵抗溶液体の流量を調整する流
量調整部材26と、 前記連通槽20の底部に、前記主電極14の下端部と隙間を
有して対設された絶縁部材92と、 を備えて構成されている。
[作用] 本発明では、予備用通電槽ユニット19内の抵抗用液体12
(試験時にも温度上昇がない。)が他のレギュラー用の
通電槽ユニット18・・・内の抵抗用液体12にそれぞれ混
在してそれらの温度上昇を均一化できるので、各レギュ
ラー用通電槽10・・・内の抵抗用液体12の温度をほぼ一
定に保つことが可能となる。
すなわち、予備用通電槽ユニット19の通電槽10が抵抗用
液体12の予備貯水部となり、それにより、試験稼動に伴
う他のレギュラー用の通電槽ユニット18・・・内の抵抗
用液体12の急激な温度上昇をおさえることが出来る。
また、少なくとも1基の通電槽ユニット18が予備用に設
けられているので、通電槽10、主電極14などに故障が生
じても試験を続行することが可能となる。
さらに、各通電槽10・・・毎に抵抗溶液体12の流量を調
整する流量調整部材26・・・が設けられているため、こ
れにより各通電槽10・・・での水温上昇度の格差をなく
すことが出来、水温の均一化を細かく制御できる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明す
る。
第1図には本発明における一実施例の全体構成が示され
ており、連通槽20上部には3基の通電槽ユニット18と1
基の予備用通電槽ユニット19が設けられている。
これは一般に使用される発電機が三相交流タイプである
ので、これに合わせて通電槽ユニット18を3基設け、1
基を予備用通電槽ユニット19としているためである。
ここで、これら通電槽ユニット18及び予備用通電槽ユニ
ット19中における通電槽10の下端部側は開口されてお
り、該通電槽10の下端部と連通槽20の上端部とが連通し
て通電槽10内部と連通槽20内部とがつながって構成され
ている。
そして、この様な構成により、各通電槽10内の抵抗用液
体12が、特に試験稼働中にあっては温度上昇した抵抗溶
液体12が前記連通槽20内に集水するようになっている。
また、各通電槽ユニット18及び予備用通電槽ユニット19
は、略円筒状の通電槽10と、該通電槽10の上部方向に設
けられた支持板91と、支持板91によって支持され、この
支持板91から垂下し、かつ吊り下げられた状態で通電槽
10内に配置される支持杆兼用導入管24と、この支持杆兼
用導入管24の下端部に連結されて前記通電槽10内に吊り
下げられた状態で配置され、前記支持杆兼用導入管24を
介して試験対象の自家用発電機等から電力の供給を受け
る主電極14と、通電槽10と主電極14との間に介在される
可動絶縁体16と、を含んで構成されており、各通電槽10
内には抵抗用液体(通常、水が使用される。)12が充填
されている。
尚、各通電槽10の上端にはオーバーフロー用の受け部材
11が各々設けられており、通電初期時に水温上昇した抵
抗溶液体12の膨張よってオーバーフローしたり、あるい
は抵抗用液体12が運転中に外部に飛散したりするのに対
処出来るように構成されている。
これにより、漏水が確実に防げ試験装置の安全性がより
高められている。
通電槽10および主電極14は各々略円筒形をなし、スムー
ズな通電が行えるようにしてある。
また、前記連通槽20は、その上に載置された各通電槽10
・・・内の抵抗用液体12を集水し、後述するラジエータ
42に送出する役目を果たしている。
ところで、試験稼動により運転中、通電槽10内の抵抗用
液体12の温度は上昇する。
そして、この上昇により、抵抗用液体12内にエアが発生
してしまう。
そこで、連通槽20は通電槽10・・・内に発生したエアを
連通槽20内部に導入し、これを運転していない予備の通
電槽10に移動させ、そこでエア抜きさせる役目を有して
いるのである。
すなわち、通電槽10に多くエアが混在している状態での
通電はアークが発生するもととなり、負荷バランスに悪
影響を与え、正確な試験が行えないからである。
また、各通電槽10内にはえ上方よりテフロン等の絶縁材
で被覆された支持杆兼用導入管24が延出されて配設され
ており、かつ主電極14は該支持杆兼用導入管24で支持さ
れている。
そして、第2図に示されるように、支持杆兼用導入管24
の上端部は支持板91に支持され、さらに支持杆兼用導入
管24の上端部には絶縁がいし30を介して接続端子バー32
が取り付けられており、該接続端子バー32には試験対象
となる自家用発電機側のケーブルが接続され、主電極14
と通電槽10との間で通電が行われる様構成されている。
この様に支持杆兼用導入管24は、主電極14を通電槽10内
に垂下させて支持する支持部材ともなり、また通電槽10
内に抵抗用液体12を供給する導入部材ともなり、かつ前
記のように、主電極14と試験対象となる自家用発電機と
を結ぶ導電部材ともなっているのである。
通電槽10と主電極14との間に介在される略円筒状の可動
絶縁体16は第2図のように昇降装置34で支持されてい
る。
可動絶縁体16が昇降装置34で上下動されると主電極14と
通電槽10との通電可能な面積が変化し、これにより通電
量の調整が行われる。
通電槽10の上方には膨張タンク36が設けられており、膨
張タンク36には耐電圧、耐触のフレキシブルホース38を
介して複数の支持杆兼用導入管24が接続されている。
膨張タンク36には抵抗用液体12を供給する導入本管22が
取り付けられており、膨張タンク36とフレキシブルホー
ス38との間には支持杆兼用導入管24へ流れる抵抗用液体
12の流量を調整する流量調整バルブ26が取り付けられて
いる。
また、通電槽10下方の連通槽20には抵抗用液体12を排出
する排水管28が取り付けられており、排水管28にはポン
プ40が取り付けられている。
排水管28はラジエータ42に接続されており、ラジエータ
42の出口側には導入本管22が接続されている(第1図、
第3図参照)。
このため、各通電槽10・・・内で温度上昇した抵抗溶液
体12はポンプ40により連通槽20から排水管28を通ってラ
ジエータ42に送られ、ラジエータ42で熱交換、すなわち
冷却された後、導入本管22を経由して膨張タンク36にプ
ールされ、フルキシブルホース38と支持杆兼用導入管24
を通って再び各通電槽10に供給される。
その際には予備用通電槽ユニット19側の流量調整バルブ
26が閉じられ、他の3基の通電槽ユニット18において抵
抗用液体12の循環が行われる。
このような予備用通電槽ユニット19の通電槽10に抵抗用
液体12を循環させることはないが、この予備用の通電槽
10内に存する抵抗用液体12は連通槽20を介して他の通電
槽10内の抵抗用液体12と混在することとなり、このため
稼働される3基の通電槽10における抵抗用液体12の温度
が前記流量調整バルブ26による流量調整とも相まってほ
ぼ均一となるので、各槽での負荷のバランスが良好とな
り、試験を正確に行えることになる。
この様に予備用通電槽ユニット19は単に予備として意義
を有するだけではなく、前記したようにエア抜きの役
目、及び抵抗用液体12の温度均一化の役目を果たし、正
確、安全な試験が達成できる。
なお、運転中に抵抗用液体12の温度が設定値以上に上昇
するのを防ぐため、ラジエータ42はファン44で冷却され
る。
そして、抵抗用液体12は必要によりろ過装置46でろ過さ
れる(主に高電圧の試験に供される場合である)。
第3図には抵抗用液体12の流路が詳細に示されており、
連通槽20に取り付けられた配水管28の他端はポンプ40を
介してラジエータ42の入口側に接続されている。
ラジエータ42の出口側には管23が接続されており、管23
は導入本22に接続されている。
導入本管22から分岐された支持杆兼用導入管24には流量
調整バルブ26が取り付けられている。
また、抵抗溶液体12が多量に貯水された貯水槽54内には
取水管56、58が配設されており、取水管56はポンプ6
0、、管62、64、66を介して導入本管22に接続されてい
る。
また、ポンプ60は切替弁61、管65を介して、ラジエータ
42を通過した抵抗用液体12が流れる管23に接続されてい
る。
また、管64には切替弁70が、管76には切替弁78が接続さ
れている。
切替弁70、管76の間には管72が接続され、管72にはラジ
エータ74、ろ過装置46が接続されており、切替弁78の他
方側は純水器82に接続されている。
また、取水管58はポンプ84を介してスプレー管86に接続
されている。
次に、この流路の作動状態について説明すると、第3図
に示されるように貯水槽54内の抵抗用液体12が取水管56
より(または水道水が給水口88より)ポンプ60で汲み出
され、管62、72、ラジエータ74、ろ過装置46、管66を通
り(必要により純水器82を経て)、導入本管22から分岐
された支持杆兼用導入管24より通電槽10内に充填され、
さらに、管23を経てラジエータ42にも充填される。
通電槽10内に抵抗用液体12が充填されると、通電槽10お
よび主電極14に図示しないケーブルで接続された試験対
象の発電機が運転され、発電機の試験が所定時間行われ
る。
この試験の一例を具体的に説明すると、出力1000KVA、
力率0.8、電圧415V、電流値642.6Aの発電機では、3時
間程度の発電試験が行われる。
試験時においては、通電槽10内に抵抗溶液体12は第4図
に示されるように排水管28を通って循環ポンプ40により
ラジエータ42に送られ、ラジエータ42で冷却された後に
管23、22を通って支持杆兼用導入管24より通電槽10に供
給される。
その際にはファン44が駆動され、また、貯水槽54の抵抗
用液体12がポンプ84により汲み出され、取水管58、スプ
レー管86を通って噴射ノズル90よりラジエータ42に吹き
付けられる。
そして、通電槽10内の抵抗用液体12はその温度が検知さ
れてファン44の回転が制御され常に一定温度に保たれ
る。
ところで、本発明では抵抗用液体12を循環させて再利用
しているので、通電槽10内での通電や不純物の混入など
により抵抗用液体12が汚染される可能性がある。
抵抗用液体12が汚染されてその純度が落ちると(特に高
電圧の試験時)、導電率が上昇して発電試験に支障をき
たす。
特に高電圧での試験では抵抗用液体12に純水を使用する
ので、汚染による影響が大きい。
そこで、図示される実施例では試験中においても抵抗用
液体12のフラッシングを行えるようになっている。
フラッシング時には第5図に示されるように切替弁61、
70が切り替わり、ラジエータ42で冷却された抵抗用液体
12は管23より管65を経由してポンプ60により管62に送ら
れ、管72を通過して別のラジエータ74でさらに冷却され
る。
ラジエータ74を通過した抵抗用液体12は管72を経由して
ろ過装置46に送られ、ろ過装置46でろ過されると共に必
要により純水器82を経由し、純度の高い抵抗用液体12と
される。
純度の高められた抵抗用液体12は管66、22を通り、支持
杆兼用導入管24より通電槽10内に送られる。
以上説明したように本実施例によれば、連通槽20に通じ
る通電槽ユニット18を3基、及び予備用通電槽ユニット
19を1基設け、そして予備用通電槽19内の温度上昇して
いない抵抗用液体12を用いて、試験稼動により温度上昇
している3基の通電槽10内の抵抗用液体12の水温をほぼ
均一に保つことができる。
このため、各槽の抵抗値が一致し、各通電槽10の負荷が
等しくなり、自家用合発電機の試験を正確に行えること
となる。
また、各通電槽10に供給される抵抗用液体12の流量を流
量調整バルブ26で調整できるので、さらによりきめこま
かい水温均一化の制御が行える。
さらに、前記予備用通電槽ユニット19で、試験中に通電
槽10や、主電極14に故障が生じても、予備用へ切り換え
ることにより試験を続行することが可能となる。
また、予備用通電槽ユニット19側における通電槽10内の
抵抗用液体12は(試験稼働中は流量調整バルブ26が締め
られているため)強制循環しないので、連通槽20内のエ
ア抜きが予備用通電槽ユニット19における通電槽10で行
うことができる。
このため、運転中の各通電槽10内にエアが混入すること
がなく、したがって、この面からも試験を安全に行え
る。
また、予備用通電槽ユニット19における通電槽10内に状
態を見ることで、抵抗用液体12の汚れを容易に確認でき
る。
さらに、主電極14はその上部を支持杆兼用導入管24で支
持され、吊り下げられた状態で通電槽10内に配置される
ので、連通槽20底部に貫通箇所を形成する必要がなく、
このため、連通槽20から漏水するおそれが全くない。
また、連通槽20の底部には、前記主電極14の下端部と隙
間を有して絶縁部材92が取り付けられており、主電極14
から連通槽20側に強制放電することが防止されることと
なる。
[発明の効果] 本発明は以上の構成からなる。
そして本発明によれば、連通槽に通じる通電槽ユニット
を3基、及び予備用通電槽ユニットを1基設け、そして
予備用通電槽内の温度上昇していない抵抗用液体を用い
て、試験稼動により温度上昇している3基の通電槽内の
抵抗用液体の水温をほぼ均一に保つことができる。
このため、各槽の抵抗値が一致し、各通電槽の負荷が等
しくなり、自家用発電機の試験を正確に行えることとな
る。
また、各通電槽に供給される抵抗用液体の流量を流量調
整バルブで調整できるので、さらによりきめこまかい水
温均一化の制御が行える。
さらに、前記予備用通電槽ユニットで、試験中に通電槽
や、主電極に故障が生じても、予備用通電槽ユニットへ
切り換えることにより試験を中断することなく続行する
ことが可能となる。
また、予備用通電槽ユニット側における通電槽内の抵抗
用液体は(試験稼働中は流量調整バルブが締められてい
るため)強制循環しないので、連通槽内のエア抜きが予
備用通電槽ユニットにおける通電槽で行うことができ
る。
このため、運転中の各通電槽内にエアが混入することが
なく、したがって、この面からも試験を安全に行える。
また、予備用通電槽ユニットにおける通電槽内の状態を
見ることで、抵抗溶液体の汚れを容易に確認できる。
さらに、主電極はその上部を支持杆兼用導入管で支持さ
れ、吊り下げられた状態で通電槽内に配置されるので、
連通槽底部に貫通箇所を形成する必要がなく、このた
め、連通槽から漏水するおそれが全くない。
また、連通槽の底部には、前記主電極の下端部と隙間を
有して絶縁部材が取り付けられており、主電極から連通
槽側に強制放電することが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例の全体構成を示す正面図、 第2図は第1図の側面図、 第3図は抵抗用液体の流路の詳細を示す配管図、 第4図、第5図は流路を流れる抵抗用液体の作用を説明
する配管図、 第6吹は従来例を示す概要図、 である。 10……通電槽 11……受け部材 12……抵抗用液体 14……電極 16……可動絶縁体 18……通電槽ユニット 19……予備用通電槽ユニット 20……連通槽 22……導入本管 24……支持杆兼用導入管 26……流量調整部材 28……排水管 30……絶縁がいし 32……接続端子バー 34……昇降装置 36……膨張タンク 38……フレキシブルホース 40……ポンプ 42……ラジエータ 44……ファン 46……ろ過装置 54……貯水槽 56……取水管 58……取水管 60……ポンプ 61……切替弁 62……ポンプ 64……管 65……管 66……管 70……切替弁 72……管 74……ラジエータ 76……管 78……切替弁 82……純水器 84……ポンプ 86……スプレー管 88……給水口 90……噴射ノズル 91……支持板 92……絶縁部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抵抗用液体(12)が充填され、略円筒形状
    をなす通電槽(10)と、 該通電槽(10)の上方で支持板(91)に支持され、該支
    持板(91)から垂下し、吊り下げられた状態で通電槽
    (10)内に配置される支持杆兼用導入管(24)と、 前記支持杆兼用導入管(24)の下端部に連結されて前記
    通電槽(10)内に吊り下げられた状態で配置され、前記
    支持杆兼用導入管(24)を介して試験対象の自家用発電
    機等から電力の供給を受ける主電極(14)と、 該主電極(14)と通電槽(10)との間に介在され、主電
    極(14)から通電槽(10)への通電量を調整する可動絶
    縁体(16)と、 を含み、自家用発電機で用いられる複数相交流電源に合
    わせて複数基設けられた通電槽ユニット(18)と、 前記通電槽ユニットの他に予備として設けられた予備用
    通電槽ユニット(19)と、 前記複数設けられた通電槽(10)の下方に設けられ、通
    電槽(10)の下端部側で通電槽(10)内部と連通させ、
    各通電槽(10)内の抵抗用液体(12)が集水するよう構
    成された連通槽(20)と、 支持板(91)上方に設置され、抵抗用液体(12)を送出
    する導入本管(22)と、 前記導入本管(22)と、導入本管(22)から分岐され各
    通電槽(10)内に各々延出されてなる各支持杆兼用導入
    管(24)との間に設けられ、各通電槽への抵抗用液体の
    流量を調整する流量調整部材(26)と、 前記連通槽(20)の底部に、前記主電極(14)の下端部
    と隙間を有して対設された絶縁部材(92)と、 を備えたことを特徴とする自家用発電機等の電力供給試
    験装置。
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