JPH05527U - 自動車のインストルメントパネル構造 - Google Patents

自動車のインストルメントパネル構造

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JPH05527U
JPH05527U JP047177U JP4717791U JPH05527U JP H05527 U JPH05527 U JP H05527U JP 047177 U JP047177 U JP 047177U JP 4717791 U JP4717791 U JP 4717791U JP H05527 U JPH05527 U JP H05527U
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JP
Japan
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instrument panel
panel body
shelf
instrument
passenger seat
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Withdrawn
Application number
JP047177U
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English (en)
Inventor
功 平島
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マツダ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 助手席前方部分に棚状部が形成されるととも
にその前方にエアバッグリッドが形成されたインストル
メントパネルを二重構造にする場合において、助手席乗
員を保護するのに十分な前後長を有する棚状部を、イン
ストルメントパネル本体の成形容易化とパネル体の支持
剛性確保との両立を図った上で形成することができるよ
うにする。 【構成】 インストルメントパネル本体12Aに対し
て、ハードパネル12B(パネル体)を、基本的にはイ
ンストルメントパネル本体12Aと略接触するようにし
て取り付けるが、棚状部12a後端部分においてはイン
ストルメントパネル本体12Aに対して後方へ所定寸法
離間するようにして取り付ける構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のインストルメントパネル構造、特に、助手席前方部分に棚 状部が形成されるとともにその前方側にエアバッグリッドが形成されたインスト ルメントパネルの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インストルメントパネルは、車室前面部において車幅方向に延設される内装部 材であるが、例えば車格に応じてその品質に差異を持たせるため、インストルメ ントパネル本体をベースに、これをハードパネルあるいはソフトパネル等のパネ ル体で覆うことによって、インストルメントパネルを構成することがある。
【0003】 このような二重構造のインストルメントパネルにあっては、パネル体で覆われ ている部分についてはインストルメントパネル本体をパネル体と同じ形状にする ことは必ずしも必要ではなく、これを単純化することによりインストルメントパ ネル本体の成形を容易化することが可能となる。その反面、パネル体とインスト ルメントパネル本体とが異なった形状となり両者間の接触面積があまりに小さく なってしまうと、パネル本体の支持剛性が不十分なものとなってしまう。
【0004】 ところで近年、車両衝突時における助手席乗員保護の万全を図るべく、助手席 用エアバッグ装置が採用されてきている。この助手席用エアバッグ装置は、一般 に、インストルメントパネルの助手席前方部分にエアバッグリッドが形成されて おり、車両衝突時このエアバッグリッドが開いてエアバッグ展開がなされるよう になっている。さらに、エアバッグリッドが開いたとき該エアバッグリッドや展 開初期のエアバッグが乗員に当たらないようにするため、例えば特開昭58−2 3756号公報に開示されているように、インストルメントパネルの助手席前方 部分に棚状部を形成し、その前方部分にエアバッグリッドを形成するようにした 助手席用エアバッグ装置が提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような助手席用エアバッグ装置を備えた自動車において、インストルメン トパネルの助手席前方部分を上記のような二重構造とする場合には、インストル メントパネル本体の成形性やパネル体の支持剛性のほかに、棚状部の乗員保護に 果たす役割を十分考慮に入れておくことが望まれる。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、助手席乗員を保護 するのに十分な前後長を有する棚状部を、インストルメントパネル本体の成形容 易化とパネル体の支持剛性確保との両立を図った上で形成することができる自動 車のインストルメントパネル構造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る自動車のインストルメントパネル構造は、パネル体を、基本的に はインストルメントパネル本体と略接触するようにして取り付けるが、棚状部後 端部分においてはインストルメントパネル本体に対して後方へ所定寸法離間する ようにして取り付ける構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたも のである。
【0008】 すなわち、車室前面部において車幅方向に延設され、助手席前方部分に棚状部 が形成されるとともにこの棚状部前方部分にエアバッグリッドが形成されたイン ストルメントパネルの構造であって、◆ 前記インストルメントパネルは、インストルメントパネル本体とこのインスト ルメントパネル本体の助手席前方部分を覆うパネル体とを備えてなり、◆ 前記パネル体は、前記インストルメントパネル本体と略接触するようにして、 かつ、前記棚状部後端部分においては前記インストルメントパネル本体に対して 後方へ所定寸法離間するようにして、該インストルメントパネル本体に取り付け られていることを特徴とするものである。
【0009】 上記「所定寸法」とは、インストルメントパネルの棚状部に助手席乗員を保護 するのに十分な前後長を確保し得る寸法を意味する。
【0010】
【考案の作用および効果】
上記構成に示すように、インストルメントパネル本体の助手席前方部分を覆う パネル体が、基本的にインストルメントパネル本体と略接触するようにしてイン ストルメントパネル本体に取り付けられているので、パネル体の支持剛性確保を 図ることができる。しかも、パネル体は、棚状部後端部分においてはインストル メントパネル本体に対して後方へ所定寸法離間するようにしてインストルメント パネル本体取り付けられているので、インストルメントパネル本体を成形容易な 形状に維持したまま、助手席乗員を保護するのに十分な前後長を有する棚状部を 形成することができる。
【0011】 このように、本考案によれば、助手席乗員を保護するのに十分な前後長を有す る棚状部を、インストルメントパネル本体の成形容易化とパネル体の支持剛性確 保との両立を図った上で形成することができる。
【0012】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら、本考案の実施例について説明する。
【0013】 図1は、本考案に係る自動車のインストルメントパネル構造の一実施例を示す 斜視図である。
【0014】 車室前面部にはインストルメントパネル12が車幅方向に延設されており、こ のインストルメントパネル12の助手席前方部分には棚状部12aが形成される とともに、この棚状部12aの前方部分にはエアバッグリッド14が形成されて いる。
【0015】 図2に示すように、インストルメントパネル12は、インストルメントパネル 本体12Aとこのインストルメントパネル本体12Aを覆うハードパネル12B (パネル体)とを備えてなっている。そして、上記エアバッグリッド14は、こ れらインストルメントパネル本体12Aおよびハードパネル12Bの助手席前方 部分に形成された開口部16A,16Bに、エアバッグハウジング18とともに 嵌め込まれるようになっている。
【0016】 図3は図1のIII-III 線断面図であり、図4は図1のIV-IV 線断面図である。
【0017】 これらの図に示すように、ハードパネル12Bは、大体インストルメントパネ ル本体12Aの形状に沿って設けられており、そのエアバッグリッド14前方お よび後方部分に設けられたボス20に下方からビス22をインストルメントパネ ル本体12Aを介して締め付けることによりハードパネル12Bの固定を行うよ うになっている。このハードパネル12Bは、インストルメントパネル12Aの 棚状部12a後端部分においては、インストルメントパネル本体12Aに対して 後方へ所定寸法離間するようにして、インストルメントパネル本体12Aに取り 付けられている。一方、このハードパネル12Bは、インストルメントパネル1 2のエアバッグリッド14前方部分およびエアバッグリッド14両側の棚状部1 2aの部分(図1において斜線で示す部分)においては、インストルメントパネ ル本体12Aに面接触あるいは極く近接してインストルメントパネル本体12A に取り付けられている。
【0018】 なお、エアバッグリッド14は、図3に示すように、エアバッグハウジング1 8上面および下面に取り付けられており、また、エアバッグハウジング18は、 取付用ブラケット24を介してステアリング支持メンバ26に取り付けられてい る。
【0019】 図5は、車格等に応じて上記ハードパネル12Bと選択的にインストルメント パネル本体12Aに取り付けられるソフトパネル12Cを備えたインストルメン トパネル12を示す、図4と同様の断面図である。このソフトパネル12Cは、 上記ハードパネル12Bが硬質樹脂からなるのに対して、硬質樹脂にウレタンお よび表皮材が施されている点で異なっているが、インストルメントパネル本体1 2Aへの取付構造はハードパネル12Bと同様である。
【0020】 次に、本実施例の作用について説明する。
【0021】 図3および4に示すように、インストルメントパネル本体12Aを覆うハード パネル12Bが、助手席前方部分においては基本的にインストルメントパネル本 体12Aと略接触するようにしてインストルメントパネル本体12Aに取り付け られているので、ハードパネル12Bの支持剛性確保を図ることができる。その 一方、ハードパネル12Bは、棚状部12a後端部分においてはインストルメン トパネル本体12Aに対して後方へ所定寸法離間するようにしてインストルメン トパネル本体12Aに取り付けられているので、インストルメントパネル本体1 2Aを成形容易な形状に維持したまま、助手席乗員を保護するのに十分な前後長 を有する棚状部12aを形成することができる。
【0022】 このように、本実施例によれば、助手席乗員を保護するのに十分な前後長を有 する棚状部12aを、インストルメントパネル本体12Aの成形容易化とハード パネル12Bの支持剛性確保との両立を図った上で形成することができる。
【0023】 さらに、本実施例においては、図1において斜線で示すように、ハードパネル 12Bがインストルメントパネル本体12Aに面接触あるいは極く近接している 部分が、その周辺部分に対して一段低くなっているので、この部分に物を置くこ とができる。なお、この部分は、インストルメントパネル12のエアバッグリッ ド14前方部分およびエアバッグリッド14両側の棚状部12aの部分であるた め、この部分に物を置いても、車両衝突によりエアバッグリッド14が開いたと き、該エアバッグリッド14がその物と干渉したり、あるいは、その物によりエ アバッグ20の展開角度がずれてしまったりするおそれがない。
【0024】 以上の作用効果が、ハードパネル12Bに代えてソフトパネル12Cをインス トルメントパネル本体12Aに取り付けた場合にも同様に得られることはもちろ んである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車のインストルメントパネル
構造の一実施例を示す斜視図
【図2】上記実施例の分解斜視図
【図3】図1のIII-III 線断面図
【図4】図1のIV-IV 線断面図
【図5】ハードパネルに代えてソフトパネルを用いたイ
ンストルメントパネル構造を示す、図4と同様の図
【符号の説明】
12 インストルメントパネル 12a 棚状部 12A インストルメントパネル本体 12B ハードパネル(パネル体) 12C ソフトパネル(パネル体) 14 エアバッグリッド

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 車室前面部において車幅方向に延設さ
    れ、助手席前方部分に棚状部が形成されるとともにこの
    棚状部前方部分にエアバッグリッドが形成されたインス
    トルメントパネルの構造であって、前記インストルメン
    トパネルは、インストルメントパネル本体とこのインス
    トルメントパネル本体の助手席前方部分を覆うパネル体
    とを備えてなり、前記パネル体は、前記インストルメン
    トパネル本体と略接触するようにして、かつ、前記棚状
    部後端部分においては前記インストルメントパネル本体
    に対して後方へ所定寸法離間するようにして、該インス
    トルメントパネル本体に取り付けられていることを特徴
    とする自動車のインストルメントパネル構造。
JP047177U 1991-06-21 1991-06-21 自動車のインストルメントパネル構造 Withdrawn JPH05527U (ja)

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JP047177U JPH05527U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 自動車のインストルメントパネル構造

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JPH05527U true JPH05527U (ja) 1993-01-08

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JP047177U Withdrawn JPH05527U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 自動車のインストルメントパネル構造

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JP (1) JPH05527U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620148U (ja) * 1992-08-21 1994-03-15 ダイハツ工業株式会社 助手席エアバッグ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620148U (ja) * 1992-08-21 1994-03-15 ダイハツ工業株式会社 助手席エアバッグ装置

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Effective date: 19950907