JPH0552720B2 - - Google Patents

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JPH0552720B2
JPH0552720B2 JP58159145A JP15914583A JPH0552720B2 JP H0552720 B2 JPH0552720 B2 JP H0552720B2 JP 58159145 A JP58159145 A JP 58159145A JP 15914583 A JP15914583 A JP 15914583A JP H0552720 B2 JPH0552720 B2 JP H0552720B2
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frequency
amplifier
transducer unit
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electro
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Yozefu Maria Kaizer Adorianusu
Reonarudo Yohan San Furederiku
Antoniusu Maria Ues Korunerisu
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Koninklijke Philips NV
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Philips Gloeilampenfabrieken NV
Koninklijke Philips Electronics NV
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Publication of JPH0552720B2 publication Critical patent/JPH0552720B2/ja
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    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • H03F3/2171Class D power amplifiers; Switching amplifiers with field-effect devices
    • HELECTRICITY
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気入力信号を受信するための入力
端子と、電気−音響変換器ユニツトと、入力端子
に結合された入力部及び電気−音響変換器ユニツ
トに結合された出力部をもち電気−音響変換器ユ
ニツトを駆動するための増幅回路とを具えた電気
信号を音響信号に変換する装置に関するものであ
る。本発明はまた電気−音響変換器ユニツトを駆
動する増幅回路に関するものである。この種の既
知の装置は、一般にQが少なくとも実質的に1に
等しい変換器ユニツトを具えている。既知の変換
器ユニツトは、変換器ユニツトの共振周波数とブ
レークアツプ周波数の間の周波数領域で比較的均
一な周波数特性をもつている。そしてこれに対す
る参考文献としては1977年3月13日から16日まで
ブラツセルで開催された第62回オーデイオ技術協
会会議における予稿集No.1437(D−1)「非硬質振
動板を有する円形コーン,スピーカーの振動及び
音響放射の理論と数値計算」(Theory and
numerical calculation of the vibration and
sound radiation of cone and dome
loudspeakers with non−rigid diaphragms)が
ある。
このような変換器ユニツトは平担な周波数応答
特性をもつ増幅回路で駆動する。しし、既知の装
置は、変換器ユニツトの音響出力とその入力端に
印加される電気的入力との比として定義される効
率がむしろ低いという欠点をもつている。
本発明の目的は、実質的により高い効率をもつ
装置を提供することである。本発明によれば、本
装置は、電気入力信号を受信するための入力端子
と、電気−音響変換器ユニツトと、入力端子に結
合された入力部及び電気−音響変換器ユニツトに
結合された出力部をもち電気−音響変換器ユニツ
トを駆動するための増幅回路とを具えた電気信号
を音響信号に変換する装置において、前記電気−
音響変換器ユニツトは1より小さいQを有し、前
記増幅回路は、変換器ユニツトの共振周波数にほ
ぼ等しい第1周波数と該第1周波数より高い第2
周波数との間の周波数領域内で減衰する周波数応
答特性を有する周波数依存利得係数をもち、その
周波数応答は前記周波数領域において変換器ユニ
ツトの周波数応答特性とほぼ逆の形状であること
を特徴とするものである。
本発明は、変換器ユニツトの音響出力とその入
力端に印加される電気的入力との比として定義さ
れる変換器ユニツトの効率が、変換器ユニツトの
Qに存在するという認識に基づいている。Qに関
する公式については第1図について後に説明がな
されている。変換器ユニツトのQ(従来技術では
ほぼ1に等しい)が減少すると、変換器ユニツト
の効率が変換器ユニツトの全動作周波数領域に亘
つて増加することが計算からわかつた。このこと
は同一の入力電力で一層高い音響出力が得られる
ことを意味する。
しかし、変換器ユニツトのQを減少させると、
変換器ユニツトの周波数応答特性が変化する。Q
が実質上1に等しい変換器ユニツトでは共振周波
数から12dB/オクターブの割合で低周波数に向
かつて減衰する低周波数側減衰(ロールオフ)が
高周波数へ向かつてシフトする。1より小さいQ
を有する変換器ユニツトの周波数応答特性は、変
換器ユニツトの共振周波数より高い第2の周波数
から約6dB/オクターブの割合で低周波数に向か
つて減衰し、次いで共振周波数より低い第3の周
波数から12dB/オクターブの割合で減衰する。
実際には、これは変換器ユニツトの動作周波数領
域の減少を生ずる。何故なら、低域限界周波数
(Q=1の変換器ユニツトに対しては変換器ユニ
ツトの共振周波数にほぼ等しい)がもつと高い周
波数すなわち前記第2の周波数にシフトしてしま
うからである。
さらにQが減少すると、第2の周波数の値がさ
らに増加するようになり、変換器の動作周波数範
囲がさらに減少する。
このことは、単独では変換器ユニツトは高効率
だがより小さい動作周波数領域であるということ
を意味している。少なくとも変換器ユニツトの共
振周波数以上の周波数を再生する装置を得るため
には、変換器ユニツトを駆動する増幅回路は、該
ユニツトの周波数応答特性内の第1と第2周波数
間の減衰(ロールオフ)を補償するものでなけれ
ばならない。このことは、第1と第2の周波数と
の間の周波数領域内の周波数応答が、この周波数
領域における変換器の周波数応答特性の逆である
ような周波数依存利得係数を増幅回路に与えるこ
とにより達成することができる。それ故、この周
波数領域における増幅回路の周波数応答特性は低
周波に向かつて増加する。
もし前述のような特性をもつように通常の増幅
回路を構成するなら、その増幅回路は低い効率を
もつようになり、場合によつては、変換器ユニツ
トの効率の増加を相殺するようになる。一定の電
源電圧を有するA級増幅器、B級増幅器もしくは
AB級増幅器のような通常の増幅器を使う場合に
は、増幅器の供給電圧をその増幅器に予想される
最大出力振幅に適応させる必要がある。これらの
最大振幅は一般に共振周波数の近傍の周波数領域
で発生する。何故ならば増幅器はその領域で最大
の利得係数をもつからである。このことは、電源
電圧をこの周波数領域における信号振幅と一致す
るように選ぶべきであるということを意味してい
る。この結果、増幅器は、利得係数が実質的に低
い領域である第2周波数以上の周波数領域では最
早フルに駆動し得なくなる。これは増幅器効率に
負の影響を与える。これは、A級,B級または
AB級増幅器が全駆動レベルにおいて最大効率を
有するからである。より小さい駆動レベルの場合
には(上述したようにf2より高い周波数をもつ信
号に対しては)効率が減少する。たとえばA級増
幅器に対して効率は、駆動レベルの平方に実質的
に比例する。B級増幅器にたいして効率は駆動レ
ベルに比例する。本発明においては、A級,B級
もしくはAB級増幅器のような通常の増幅器に比
して改善された効率を有する増幅器を有する増幅
回路を使用するのが好ましい。
これは次に明らかにする。
前述したところから、第1周波数1以下の周波
数領域では、効率の改善は最適であり、この改善
は1より小さいQ特性をもつ変換器ユニツトを使
うことにより実現される改善に相当することが明
らかである。
またさらに前述したところから、第2周波数2
以上の周波数領域(これは増幅回路の出力レベル
に関する限り、低い駆動レベルの領域に相当す
る)では、効率の大きな損失が生ずることも明ら
かである。これは、低い駆動レベルの領域は臨界
領域であるということを意味している。特にこの
領域では増幅回路は、一定の電源電圧をもつ通常
のA級,AB級またはB級増幅器に比べて改善さ
れた効率を示すようにすべきである。上述の増幅
器の中でB級増幅器が最大の効率を示し、本発明
で使用するこの増幅器は、前記低駆動レベルの領
域内の高レベル側の少なくとも小領域において一
定電源電圧をもつ通常のB級増幅器の効率より高
い効率をもつ事実に注目するべきである。
このような増幅回路の使用の結果、増幅回路の
所望周波数応答を維持しながら効率を高く維持す
ることができる。これにより、ほぼ共振周波数か
らブレークアツプ周波数に到る少なくとも動作周
波数領域に亘つて増大した効率で電気信号を音響
信号に変換する装置が得られる。これは、低出力
の増幅器で同一の音響出力を得ることができる利
点をもたらす。
1より小さいQをもつ変換器ユニツトはそれ自
体公知である。しかし、これまで限定してきた形
式の増幅器をもつ変換器ユニツトの組合せは知ら
れていない。変換器ユニツトを、特定の周波数領
域において変換器ユニツトの周波数とは逆の周波
数応答を有する増幅回路により駆動して変換器ユ
ニツトの周波数応答の非平坦部分を補償すること
も知られている。このことは、たとえば米国特許
明細書4118600号の特に第1欄20〜23行から既知
である。しかし、この明細書は1よりより小さい
Qをもつ変換器ユニツトについて述べていない。
さらにまた、変換器ユニツトの共振周波数以下の
周波数領域にブーストを行うものであるため(い
わゆる「低音強調」“bass−boost”)この既知の
増幅回路は本願発明の増幅回路とは完全に異な
る。さらにまた効率を増加する装置についても何
も述べていない。
電気−音響変換器ユニツトは、Qが0.2と0.8の
間、好ましくはほぼ0.4であるものを選ぶべきで
ある。さらにまた、もし変換器ユニツト低音反射
室内に組み込まれた電気−音響変換器を有するな
らば、変換器ユニツトのQは0.1と0.6の間、好ま
しくは約0.3にすべきである。
0.4(または0.3)の値が好ましいことは、この
場合変換器ユニツトの効率がその動作周波数領域
においてほぼ一定であり、周波数にほぼ無関係で
あるという事実にある。0.8(または0.6)の上限
は、効率の増加がまだあまり高くないという事実
により主としてきまる。0.2(または0.1)の下限
は、効率の周波数依存が、Qの減少につれて増加
するという事実によつてきまる。また、第1,第
2の周波数に対する変換器ユニツトの周波数応答
の差(及び従つて増幅回路の補償の程度)がQの
減少につれて増加する。0.2(または0.1)以下の
Qに対して、補償の程度は非常に高くなるので、
この補償を増幅回路の実質的な効率損失なしで、
増幅回路によつて達成することは不可能である。
最後に述べた理由により前記増幅回路の周波数応
答は前記第1周波数以下の周波数領域においてほ
ぼ平坦であるか、前記第1周波数から低周波数に
向かつてロールオフするかいずれかに選ぶ。しか
し、原理的には、第1周波数以下の周波数で、上
昇する周波数応答を増幅回路にもたせることも可
能である。これにより、増加した効率とともに変
換器ユニツトの共振周波数以下にまで拡がる駆動
動作周波数領域をもつた装置を得ることができ
る。
本発明の特徴につき説明したように増幅回路
は、非平坦な周波数応答によつて生ずる効率の損
失が最小になるように構成しなければならない。
実験の結果、これは、たとえばD級増幅器のよう
なスイツチング増幅器を具えた増幅回路を用いる
ことにより達成できた。スイツチングとは、増幅
器の出力段のオン/オフの切換えであり、この切
換えを増幅器の駆動レベルに依存させる。他の可
能性としては、電源電圧が増幅器の駆動レベルに
依存する増幅器を用いることである。これは、全
周波数及び全振幅に対して最適の駆動レベルを生
じ、従つて増幅回路の最適の効率を生じる。
図面につき本発明を説明する。
第1図は本発明装置の具体例の概略図を示す。
本装置は、電気入力信号を受入れる入力端子1、
電気−音響変換器ユニツト2、同変換器ユニツト
2を駆動させるための電圧増幅回路3を有する。
増幅回路3は、入力端子1に結合した入力端4と
電気−音響変換器ユニツト2に結合した出力端5
を有する。ここで、電気−音響変換器ユニツトと
は独立の変換器(ラウドスピーカー)、密閉箱や
低音反射キヤビネツトのような既知のタイプの箱
内に収納された変換器、バツフル内に収納された
変換器、または箱やバツフル内に収納された複数
の変換器の組合せを意味する。変換器ユニツト2
は1より小さいQを有する。
変換器ユニツトが(ラウドスピーカー列のよう
に)複数の本質的に同じ変換器群を含むような場
合には、変換器ユニツトのQは、変換器ユニツト
内の11つの変換器のQに等しいことを意味する。
しかし変換器ユニツト2ウエイまたは3ウエイ方
式(ラウドスピーカーキヤビネツト)のようにい
くつかの(2又は3)の違つた変換器を含む場合
には、変換器ユニツトのQは、そのユニツトの中
にある低周波数変換器(ウーハ)のQに等しいこ
とを意味する。変換器ユニツトのQと同様に変換
器ユニツト共振周波数についても、同様の定義が
なされる。
可動コイル型スピーカーからなる変換器ユニツ
トのQは次のように定義される。
Q=l/Rn+(Bl)2/Re√(lb) Rn=変換器ユニツトの振動板(コーン)を含
むスプリング系とその懸架装置の機械的抵抗
〔Ns/m〕 Re=ボイスコイルの電気抵抗〔Ω〕 B=空〓内の磁束密度〔Wb/m2〕 l=空〓内に設けたボイスコイルの巻線の長さ
〔m〕 m=振動板、ボイスコイル及びボイスコイル巻
型及び空気負荷の質量〔Kg〕 Kl=振動板の懸架装置のスプリング定数〔N/
m〕 Kb=変換器が箱内に収納されている場合の振
動板背面の空気圧からくるスプリング定数、他
の場合にはこの項は0である。
変換器ユニツトのQを減少させる1つの可能な
方法は、例えば大きな磁石を用いるなどして空〓
中の磁気誘導を増加させることである。
計算の結果、端子5における電気的入力に対す
る変換器ユニツト2の音響出力Pの割合として定
義することができる変換器2の効率η(η=P/
|U||I|cos、は変換器ユニツトに供給
される電圧Uと電流Iとの位相角である)はQの
大きさに依存し、たとえば効率ηはQが減少する
につれて増加することがわかつた。第2図は、こ
れらの計算の結果をあらわし、この例では変換器
ユニツトは低音反射キヤビネツト内に収納された
電気音響変換器を含んでいない。第2図では
ηcosをQの値が1.5;1.25;1.0;0.8;0.5;0.4;
0.3と0.2の場合について周波数の関数としてあ
らわしている。ηcosψの値は垂直軸に沿つて直線
的にプロツトしてある。約0.4のQの値に対する
効率曲線は(共振周波数1のすぐ上の狭い範囲を
無視したとき)実質的に周波数とは無関係である
ことがわかる。また、0.2またはそれ以下のQの
値に対する効率は周波数依存度が高いことがわか
る。さらにまた、1.5と0.8の間のQに対してはQ
の減少に対する効率の増加はたいして大きくない
ことも明らかである。それゆえ、Qは一般にほぼ
0.2と0.8の間、好ましくは約0.4に選択する。変換
器ユニツトが低音反射キヤビネツト内に収納され
た電気音響変換器である装置に対しては、変換器
ユニツトのQは、一般に0.1と0.6の間、好ましく
は0.3に選択する。増幅回路3の利得係数Aは周
波数依存特性を有する。第4図における周波数の
関数としての利得係数Aは、たとえば(理想的
な)曲線6で示すことができる。前記利得係数
は、縦軸が対数目盛であるグラフにあらわしてい
る。この特性の特徴は、変換器ユニツト2の共振
周波数に相当する第1周波数11より高い第2
の周波数2との間の周波数範囲において低い周波
数に向かつて利得係数が増加することにある。
6′で示す曲線は、より高いQをもつ変換器ユニツ
トに対する他の可能な特性を示すものである。そ
の説明は次の通りである。第3図はそれぞれ係数
Qの値が1.0,0.7,0.4である3つの変換器ユニツ
トに対する端子5における一定電圧での周波数の
関数として変換器ユニツト2の音響出力Pを示す
ものである。出力Pは、縦軸を対数目盛であらわ
している。Qが1に等しい変換器ユニツトの周波
数応答特性は、共振周波数1とブレークアツプ周
波数bの間に比較的平坦な部分がある。共振周波
1以下では周波数応答曲線は、12dB/oct.の割
合でより低い周波数に向かつて減衰する。b以上
ではブレークアツプ領域となつている(スピーカ
ーのコーンからなる)振動板はこの領域でブレー
クアツプする。Q=1である変換器ユニツトの動
作周波数領域は、実際上、1bの間に位置す
る。1より低いQを有する変換器に対して、周波
数応答特性が変化し、比較的平坦な部分及び従つ
て変換器の動作周波数領域が共振周波数1より高
い周波数2から延在し、この周波数2はQの値の
減少につれて高い周波数へとシフトされる。Qが
0.7と0.4の変換器に対して、この周波数をそれぞ
22′であらわしてある。この周波数から特
性は約6dB/oct.の割合でより低い周波数に向か
つて減衰し、共振周波数1より低い第3の周波数
33′から122dB/oct.で減衰する。
動作周波数領域の減少を補償するために、少な
くとも12もしくは12′の周波数領域での増
幅回路3の利得特性は、この領域での変換器ユニ
ツト2の周波数応答特性とは逆に変化させる。第
4図では、これをそれぞれ曲線6及び6′であら
わしてある。2(または2′)より高い周波数に対
して、増幅回路は均一な周波数特性を維持する。
12(または2′)の間の周波数領域では、利得
係数は約66dB/oct.の傾斜をもつて、より低い
周波数に向かつて増加する。1より低い周波数に
対してその周波数特性は、より広い動作周波数領
域(例えば下限が1より低い)を得るために、例
えば33′まで上昇させることができるが、再
び平坦にすることもでき、またある傾斜をもつて
減衰させてもよい。
第4図は、ほぼ1以下の周波数に対し平坦な特
性を示している。それ以上の利得上昇を選択しな
い理由は、2及び2′以上の周波数に対するレベ
ルと1以下の周波数に対するレベルの差a1及びa2
に相当する利得上昇の程度を制限する必要がある
からである。このレベルの差はQの値に依存する
(Q小さい程、レベルの差が大きくなり、従つて
利得上昇の程度が大きくなる)ので、前記理由
は、0.2(または低音反射室の変換器の場合は0.1)
のように小さくQを選択しない理由でもある。
例えば第4図に6で示す利得特性をもつ増幅回
路は、原理的にはA級,B級またはAB級増幅器
のような慣例の増幅器で構成することができる。
このような増幅器は、全周波数領域に亘つて一定
の電力供給を受ける。電源電圧は、予想される最
大出力振幅が最小ひずみで再生されるような値に
定められる。この増幅器は1以下の周波数にたい
して最大利得係数をもつので、最大出力振幅はこ
の周波数領域内で発生する。2(または2′)以上
の周波数の信号に対しては、この増幅器はフルに
駆動されない。その理由は、この周波数領域では
実際上低い利得係数のためである。一定の電源電
圧を有する慣例の増幅器の効率はこの増幅器がフ
ルに駆動されるとき最大であり、出力レベルが小
さくなければ減少するので、前述したように、こ
の増幅器の効率は低いQをもつ変換器ユニツトを
選ぶことで得られる効率の増加をほとんど完全に
相殺してしまうような程度に減少することにな
る。それゆえ、本発明の装置は、一定の電源電圧
をもつA級,B級,AB級増幅器のような慣例の
増幅器に比べて効率が改善された特殊の増幅器を
用いる。1つの方法として増幅器の駆動レベルに
依存する電源電圧をもつ増幅器を用いることがで
きる。第5,第6図はそのような増幅器の2つの
例である。他の方法としてD級増幅器のようなス
イツチング増幅器を用いることもできる。第7図
は、そのような増幅器の例である。第5図は、本
発明の装置の具体例で、出力レベルに追従する電
源電圧をもつ増幅器を用いている。増幅回路3は
オペアンプ10を有し、このオペアンプはその出
力端とその反転入力端との間にインピーダンスZ1
を、及びその反転入力端と定電位点11(本例で
はアース)との間にインピーダンスZ2を有する。
この増幅回路3の入力端4から出力端5への利得
係数はオペアンプ10の利得係数が非常に高いと
仮定して Z1+Z2/Z5 に等しい。
Z1とZ2のインピーダンスは、利得係数Z1+Z2/Z2 に対し第4図の曲線6または6′に相当する周波
数応答が得られるように選んである。増幅器10
の出力端を回路12に結合し、この回路は増幅器
10の出力レベルに依存して第1及び第2電源電
圧を増幅器10の正及び負電源端子にそれぞれ供
給する。回路12の動作は、増幅器10の出力レ
ベルに追従する電源電圧13,14を供給するよ
うになつている。第6図は変換器ユニツト2を駆
動するための増幅回路3の別の例である。この増
幅器もオペアンプ10を有している。第4図の曲
線6または6′であらわされる利得特性を得るた
めに、フイルタ装置20が増幅回路3の入力端4
と増幅器10の入力端との間に設けられている。
フイルタ装置20の出力端21は閾値装置22の
入力端にも結合されている。閾値装置22の出力
信号は、2つの連動スイツチ23,24を制御す
る。増幅器10の正、負の電源端子はそれぞれス
イツチ23及び24の端子に結合している。スイ
ツチ23,24が図の位置にあるとき、増幅器は
一定の電源電圧+S1と−S1が供給され、他方の位
置にあるときは+S2と−S2が供給される。一定電
圧S1の値は、増幅回路3の入力端4における1
下の周波数の入力信号をこれが最大振幅のときで
もひずみなく増幅できるように選択してある。一
定電圧S2の値は、増幅回路3の入力端4における
2以上の周波数の入力信号をこれが最大幅幅のと
きでもひずみなく増幅できるように選択してあ
る。フイルタ20の周波数応答を考慮すると、こ
のことは、上記2つの最大振幅が同一であるもの
とすれば、S1をS2より大きくし、これら電圧の比
1以下の周波数及び2以上の周波数におけるフ
イルタ20の周波数応答(第4図の周波数応答曲
線6に対応する)の各レベル間の比に対応させる
ことを意味する。閾値装置22における閾値は2
以上の周波数に対するフイルタの出力端21の出
力信号の最大到達レベルに等しくする。もし出力
端21の実際のレベルが前記閾値以上のとき、閾
値装置22の出力信号はスイツチ23,24を図
示の位置になるようにする。そのとき増幅器10
に供給される電源電圧は高電圧(S1,−S1)であ
る。これは、1以下の周波数であつて閾値装置の
閾値以上の振幅の信号であるときのみ起こる。も
し出力端21で実際のレベルが前記閾値より低い
ならば閾値装置の出力信号は、スイツチ23,2
4を図とは反対の位置になるようにする。この場
合には電源電圧は低電圧(S2,−S2)になる。こ
れは周波数には無関係で閾値以下の振幅をもつ信
号にたいして起こる。このようにして供給電圧を
変化させることができる。本例では2つの異なる
レベルで変化する電源電圧を供給することができ
る。尚、増幅回路を、増幅すべき信号のレベルに
依存して3以上の異なるレベルで変化する電源電
圧をもつように構成することもできること明らか
である。第7図はD級増幅器を採用した増幅回路
3の具体例を示している。入力端4を経て入力信
号が差動増幅器30の非反転入力部へ供給され
る。この増幅器の出力端は比較器31の入力端に
結合される。比較器31の他の入力端は、たとえ
ば40KHzの高周波数数の三角波信号を出力する発
振器32に結合されている。これは増幅回路3で
再生し得る最大周波数を限定し、この周波数は2
〜5KHzである。これは、低音再生を目的とした
電気−音響変換器ユニツトに対し充分である。増
幅回路で高周波を再生する必要がある場合には、
前記発振器の周波数をそれに応じて増加しなけれ
ばならない。比較器31は、差動増幅器30の出
力信号と発振器32の出力信号を比較し、発振器
の信号の振幅が差動増幅器30の出力振幅より高
い場合に高レベル(論理「1」)出力信号を、発
振器の信号の振幅が低い場合に低レベル(論理
「0」)出力信号を供給する。比較器31の出力信
号は、パルス幅変調された信号である。回路部3
3では、比較器31の出力信号の立下がり縁を特
定の時間だけ遅延させる働きをする。回路部3
3′は比較器31の出力信号の立上がり縁を特定
の時間だけ遅延させる働きをする。回路部33
は、バツフア34と回路部35を経てPチヤンネ
ル電界効果トランジスタ36の制御電極(ゲー
ト)に接続される。さらに回路部33′は、バツ
フア37と回路部38を経てNチヤンネル電界効
果トランジスタ39の制御電極(ゲート)に接続
される。2つのトランジスタ36,39の第1主
電極(ドレイン)は低域フイルタ40と減結合キ
ヤパシタ41を経て増幅回路の出力端5に結合さ
れる。トランジスタ36,39の第2主電極(ソ
ース)はそれぞれ正の電源電圧端子(+)とアー
ス(−)に結合される。比較器31の出力信号が
2つのトランジスタ36,39を駆動し、立下が
り縁がこの出力信号にあらわれたとき、トランジ
スタ39がターンオフ(カツトオフ)すると共に
トランジスタ36がターンオン(導通)するた
め、このとき信号電流は正の電源電圧端子(+)
から増幅回路の出力端子5に向かつて流れる。比
較器31の出力信号中に立上がり縁があらわれた
とき、トランジスタ39がオンに転じ、トランジ
スタ36がオフになる。このとき信号電流は、ト
ランジスタ39を経て出力端子5から負の電源電
圧端子(−)に向かつて流れる。増幅回路により
再生し得る最大周波数、即ち2〜4KHzに相当す
るカツトオフ周波数をもつフイルタ40の低域通
過特性の結果、端子4に供給された入力信号が増
幅されたものである連続的に変化する信号が出力
端5に発生する。
前述のことから、2つのトランジスタ36と3
9は交互に導通することは明らかである。さら
に、両トランジスタが同時に導通し得ないように
注意する必要がある。何故なら同時に導通すると
正の電源電圧端子(+)から負の電源電圧端子
(−)へ向かつてトランジスタ36,39を経て
大電流が流れ、それによつてこれらトランジスタ
が破壊されてしまうからである。これらトランジ
スタのターンオン遅延及びターンオフ遅延の結果
としてこのようなことが起こるのを防ぐために、
立下がり縁を遅延させてトランジスタ36のスイ
ツチオン瞬時をトランジスタ39のスイツチオフ
瞬時に対し遅延させる回路部33と、立上がり縁
を遅延させてトランジスタ39のスイツチオン瞬
時をトランジスタ36のスイツチオフ瞬時に対し
遅延させる回路部33′とが設けられている。回
路35と38もまた、たとえば電源電圧が急にス
イツチオンされたり、上昇したとき又はオーバー
ドライブの結果として増幅回路中に発生する過渡
状態の結果トランジスタ36,39が破壊される
のを保護するために具えている。バツフア34,
37は、トランジスタ36,39を充分な電力で
駆動することができるように各信号を増幅するた
めに具えている。RC−回路網42は、トランジ
スタ36,39のもつ種々の漂遊キヤパシタンス
や(例えば巻線などの)漂遊インダクタンスが増
幅回路の出力信号に及ぼす影響を補償するための
ものである。2つのインピーダンスとの間に接続
し、さらにこれらインピーダンスの結合点を差動
増幅器30の反転入力端に結合する。インピーダ
ンスZ1とZ2は負帰還に供する。斯くして第4図に
示した増幅回路の周波数依存が第5図に示した増
幅回路と同様に達成される。第8a図は増幅回路
の効率を示している。第8a図では、横軸に相対
駆動レベルU(実出力レベルと最大出力レベル間
の比を意味する)、縦軸に電気的効率ηelをとつた
グラフを示している。曲線51,52はそれそれ
A級増幅器、B級増幅器の効率をあらわす。A級
増幅器の効率は、実質的に駆動レベルの平方とし
て変化することが認められる。最大駆動効率は約
50%である。B級増幅器の効率は駆動レベルに比
例している。最大駆動効率は78%である。曲線5
3は第7図で示すD級増幅器の効率を示してい
る。A級,B級の増幅器と比べて、全駆動レベル
に亘つて効率の実質的な増加を明らかに認めるこ
とができる。第8b図では、第5,6図の増幅回
路の効率をあらわすグラフを示している。実線5
5は第6図の増幅回路の効率をあらわしている。
Xの値はS2/S1に相当する。第6図の増幅器10
はB級増幅器であるものとする。小さな駆動レベ
ルに対しては電源電圧は電圧S2にスイツチされ、
即ちOとXとの間の相対駆動レベルにたいしては
B級増幅器の公知の曲線が得られる。大きな駆動
レベルにたいしては、電源電圧は電圧S1にセツト
される。Xと1との間の相対駆動レベルに対して
もB級増幅器の公知の曲線が生ずる。そして相対
駆動レベルがXを通つて増加する場合、電源電圧
S2からS1への転換は効率曲線の低下を生ずる。低
い相対駆動レベルの領域では(すなわちU<Xの
領域)第6図の増幅回路は、一定の電源電圧をも
つ慣例のB級増幅器の効率より高い効率を示すこ
とがわかる。もしA級増幅器を第6図の増幅器に
使うと、第8b図の曲線57が得られる。第8b
図から明らかなように、前記低い相対駆動レベル
の領域(U<X)内の高レベル側の小領域59で
は、増幅回路は慣例のB級増幅器の効率より高い
効率を示すことがわかる。
2つの異なる値間で変化し得る電源電圧をもつ
A級増幅器を含んでいる増幅回路でも一定の電源
電圧をもつB級増幅器を使つたものに比べてずつ
とよい。大きな相対出力レベル(U>X)に対す
るこのA級増幅器の効率は、慣例のB級増幅器の
効率より低いけれども、慣例のB級増幅器とQ=
1の変換器ユニツトとを具える装置に比べて効率
の改善が得られる。さらに、効率の改善が慣例の
B級増幅器に比べて、重要な小領域59内で得ら
れる。
総合結果は、慣例のB級増幅器を使用したのよ
りも良好になる。3もしくはそれ以上の値の間で
可変である電源電圧をもつ増幅回路を使用すると
さらに改善された結果が得られる。
第5図で説明したように、電源電圧が連続的に
増幅回路の出力レベルを追従するような増幅回路
の場合には、第8b図に56で示された効率曲線
が得られる。ここでも通常のB級増幅器が増幅器
10として使用されているものとする。
もし電源電圧を駆動レベルに瞬間的に追従させ
るならば、実際上全駆動レベル範囲に亘つて約
100%の効率を、A級,B級、またはAB級等ど
のような増幅器が用いられるかという事実とは無
関係に得ることさえ可能となる。
参照番号56と58で示した線をみれば、どち
らの場合にも一定の電源電圧をもつ標準のB級増
幅器と比べて実際上全駆動レベル領域に亘つて、
より高い効率が得られることが第8b図から明ら
かである。第7図につき説明したD級増幅器で
は、増幅回路で再生し得る最大周波数は、発振器
32の周波数できまり、もつと高い周波数を再生
する必要がある場合には発振器の周波数を増加し
なければならない。しかし三角波信号周波数は、
種々の漂遊容量が増加したり、増幅回路の出力信
号のひずみが高くなつたりする結果、あまりに高
くすることはできない。
大きい周波数範囲を再生し得る増幅路の例が第
9図に示されている。この増幅回路は、入力信号
をそれぞれ受信する2つの増幅部61と62を含
んでいる。変換器ユニツト2は、2つの増幅部の
出力端の間に配置されている。増幅部62はその
入力端に入力した信号を反転する。増幅部61は
再生すべき全周波数範囲(たとえば第3,4図の
ように約20Hzからおよそbまで)に亘つて平坦な
周波数応答をもつている。増幅器62は、周波数
1から約6dB/オクターブで低下する低域通過特
性をもつている。このように増幅部62の動作範
囲は低周波に限定されているので、第7図で説明
したようなD級増幅器をこの増幅部に使用する。
この場合、負帰還インピーダンスZ1とZ2は、2
(または2′)より低い周波数のみが再生されるよ
うな低域通過特性を得るように選ばなければなら
ない。増幅部61に対しては、出力レベルに追従
する電源電圧をもつ増幅器を使うことができる。
このような2つの増幅部の結合によつて第4図で
示すような周波数応答を精密に得ることができ
る。キヤパシタ63は、2(または62′)以上の
高周波数をアースに流し、これら高周波信号が増
幅部62を流れてこの増幅部の電力消費高くなる
のを防ぐために必要とされるものである。ある場
合には増幅部62の出力回路がアースに接続され
たキヤパシタを既に有している。そのときは付随
的なキヤパシタ63は必要でない。
本発明はいままで述べてきた装置や増幅回路に
限定されないのはいうまでもないことである。本
発明はいままで述べた具体例と違つた装置にに適
用してもよい。たとえば、リボン型変換器か圧電
型変換器かいずれの変換器ユニツトを採用するこ
とも可能である。一般に、変換器のQや、共振周
波数は測定される。振動板の速度にたいする周波
数特性はピークを示す。ピークを生ずる周波数が
共振周波数であり、ピークの幅がQの尺度にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一例の構成図、第2図は
異なるQを有するいくつかの電気−音響変換器の
効率を周波数の関数として示すグラフ、第3図は
異なるQを有するいくつかの変換器の周波数応答
曲線を示す図、第4図は本発明装置の2つの具体
例における増幅回路の利得を周波数の関数として
示すグラフ、第5図は電源電圧がその出力レベル
に依存するようにしたタイプの増幅器を有する増
幅回路を具えた装置の1つの具体例を示す構成
図、第6図はこのような増幅回路の他の具体例を
示す構成図、第7図はD級増幅器のタイプの増幅
回路の1つの具体例を示す構成図、第8図は種々
のタイプの増幅器の効率曲線を示す図、第9図は
本発明装置の他の具体例を示す構成図である。 1……入力端子、2……電気−音響変換器ユニ
ツト、3……増幅回路、10……オペアンプ、
Z1,Z2……帰還インピーダンス、12……出力レ
ベルに依存する電源電圧を発生する回路、20…
…フイルタ装置、22……閾値装置、30……差
動増幅器、31……比較器、33,33′……遅
延回路、35,38……保護回路、40……フイ
ルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気入力信号を受信するための入力端子と、
    電気−音響変換器ユニツトと、入力端子に結合さ
    れた入力部及び電気−音響変換器ユニツトに結合
    された出力部をもち電気−音響変換器ユニツトを
    駆動するための電圧増幅回路とを具えた電気信号
    を音響信号に変換する装置において、 前記電気−音響変換器ユニツトは1より小さい
    Qを有し、前記電圧増幅回路は、変換器ユニツト
    の共振周波数にほぼ等しい第1周波数と該第1周
    波数より高い第2周波数との間の周波数領域内で
    周波数の上昇につれて減衰する周波数応答特性を
    有する周波数依存利得係数をもち、その周波数応
    答は前記周波数領域における変換器ユニツトの周
    波数応答特性とほぼ逆の形状であることを特徴と
    する電気信号を音響信号に変換する装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    前記増幅回路は低い駆動レベル領域の内の高レベ
    ル側に位置する少なくとも小領域において、一定
    の電源電圧をもつ通常のB級増幅器の効率よりも
    高い効率を示すことを特徴とする装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項のいずれ
    かに記載の装置において、前記電気−音響変換器
    ユニツトのQが0.2〜0.8の値、好ましくはほぼ0.4
    であることを特徴とする装置。 4 特許請求の範囲第1項または第2項のいずれ
    かに記載の装置において前記電気−音響変換器ユ
    ニツトが低音反射室内に収容されていて、そのQ
    が0.1〜0.6の値、好ましくは0.3であることを特徴
    とする装置。 5 特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載
    の装置において、前記第1周波数以下の周波数領
    域における前記増幅回路の周波数応答特性が少な
    くともほぼ平坦であるか、前記第1周波数より低
    い周波数に向かつて減衰することを特徴とする装
    置。 6 特許請求の範囲第1〜5項のいずかに記載の
    装置において、前記増幅回路がスイツチング増幅
    器を有することを特徴とする装置。 7 特許請求の範囲第6項記載の装置において、
    前記増幅器がD級増幅器であることを特徴とする
    装置。 8 特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載
    の装置において、前記増幅回路は増幅器の駆動レ
    ベルに依存する電源電圧を有する増幅器を具えて
    いることを特徴とする装置。
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