JPH0145194Y2 - - Google Patents

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JPH0145194Y2
JPH0145194Y2 JP15063483U JP15063483U JPH0145194Y2 JP H0145194 Y2 JPH0145194 Y2 JP H0145194Y2 JP 15063483 U JP15063483 U JP 15063483U JP 15063483 U JP15063483 U JP 15063483U JP H0145194 Y2 JPH0145194 Y2 JP H0145194Y2
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JP
Japan
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voice coil
circuit
input
speaker
sound pressure
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JP15063483U
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JPS6059696U (ja
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピーカ装置に関するものである。
人間の耳は低音部、高音部が他の部分よりもき
こえずらく、音量レベルが同じでも聴感的にはき
こえが悪い。このため、従来は再生音量レベルが
低いときの低音部、高音部のきこえの悪さを補う
補正回路としてラウドネス・コントロールを使用
している。しかしこれは、増幅器レベルコントロ
ール回路の付属回路として、C,RまたはL,
C,Rで組合された周波数特性変化回路であつ
て、この回路では、レベルコントロールの減衰量
(ボリユームツマミの位置)が決定されると、信
号電圧の大小に無関係に周波数特性が決定されて
いるので、真のラウドネス補正とは言えなかつ
た。即ち、単なるトーンコントロール回路にすぎ
ない。
従つて従来の回路の場合、ボリユームを絞つた
位置で、低域の補正量が10dBにも及ぶ場合など
に、低域成分のレベルが高い信号入力があると、
必要以上の過度な低音再生となり聞き苦しくなつ
ていた。この現象はラウドネス補正回路に限ら
ず、トーンコントロール回路でも全く同様であ
る。
本考案は従来の電気回路によるラウドネス補正
特性の欠点を除去し、真のラウドネス補正特性を
スピーカ自身で実現することを目的としている。
以下、本考案の実施例を図に基いて説明する。
第1図は本考案によるスピーカ装置の基本構成
を示す等価回路である。
図において、スピーカ1は2個のボイスコイル
VC1とVC2とで構成され、一方の入力はコンデ
ンサCを介し一方のボイスコイルVC1の一端に
接続されると共に、チヨークコイルLを更に介し
てボイスコイルVC2の一端に接続され、ボイス
コイルVC1とVC2の他端は相互接続された上で
他方の入力に接続されている。
また、ボイスコイルVC2の電気抵抗をR2とす
れば、小電流時にはRs≫R2となり、大電流時に
はRs(R2/10〜5R2)程度となるような負性抵抗 素子(サーミスタ)RsがボイスコイルVC2と並
列に接続されている。
本考案は上述の2重ボイスコイルを用いたスピ
ーカが全帯域入力用ボイスコイルVC1と低音専
用ボイスコイルVC2とを有することを利用し、
ボイスコイルVC2に対し入力電流の増大ととも
に抵抗値が減少する特性を有するサーミスタRs
を並列接続することにより、入力電流の増大とと
もに電磁制動が強く働らくように構成し、合成音
圧周波数特性がラウドネス補正特性を呈するよう
にしたものである。
第1図において、今サーミスタRsがないとき
のボイスコイルVC2に発生する電磁制動抵抗
Zd2は次式で表わされる。
Zd2=A22(1−A1/A2+jwCR1)/R1(1−w2L
C)+R2+jw(L+CR1R2) ここでAは力係数をRはボイスコイル抵抗を、
LおよびCはそれぞれ第1図のLおよびCに対応
したインダクタンスおよびキヤパシタンスを表わ
し、添字1および2はボイスコイルVC1および
VC2のそれぞれを表わしている。
次に、サーミスタRsを挿入した第1図の回路
において同様にZd2′を求めると、 Zd2′=A22{1−A/A+R1/R2+jw(L/Rs
+CR1A1/A2)}/R1(1−w2LC−R2/Rs)+R2+jw(
L+CR1R2) となる。Zd2′>Zd2即ちRsが小さいほどZd2′は大
きくなるので、入力電流の増大とともに電気抵抗
が小さくなる負性抵抗素子をRsとして使用すれ
ば、入力電流に対して電磁制動抵抗を変化させる
ことができることになる。
本回路を用いたスピーカでは第2図に示す特性
が得られる。同図中の…線a〜eはスピーカ入力
端子への印加電圧を直線的に変化させたときのボ
イスコイルVC2が発生する力によつて駆動され
た成分の音圧周波数特性を示し、−線は、ボイス
コイルVC1とVC2の合成力による音圧周波数特
性を示す。また−・−はボイスコイルVC1のそ
れを示す。
ここで、低域の音圧ピークを示す周波数1はス
ピーカの機械的共振周波数とL.C共振周波数とに
よつて決定され、これは電磁制動抵抗の変化によ
つて音圧レベルが大きく変化する領域であり、こ
れより十分高い周波数2は、電磁制動抵抗の変化
が音圧レベルの変化にあまり寄与せず、ボイスコ
イルVC1による駆動力で音圧レベルが決定され
る領域である。
従つて入力電圧を直線的に増大させたとき、2
付近では、出力音圧レベルは直線的に増大し、1
付近では、上述のごとくボイスコイルVC2によ
る音圧レベルはRsとしてサーミスタを使用する
ことにより入力電圧の増大とともにRsが減少す
る結果、電磁制動抵抗が増大し、a〜eで示され
る様に非線形(圧縮特性)に変化するため、合成
の音圧周波数特性がA〜Eの様に、ラウドネス補
正特性となる。
なお、第1図の回路では、低域大入力時にサー
ミスタRsへの流入電流が過大となり自己破壊の
危険性がある。そこで第3図に示すごとくRsに
直列にポジスターRpを挿入することにより、大
入力時にRsへの流入電流を制限することができ、
サーミスタRsの破壊を防ぐとともにボイスコイ
ルVC2への流入電流も制限するので、より効果
的なラウドネス補正特性が得られる。
また実施例では、第1図または第2図の回路で
説明したが、要するに2個以上のボイスコイルを
有し、一方を全帯域または高音域の信号で動作さ
せ、他方を低音域の信号で動作させる方式のスピ
ーカの場合は、他の回路構成であつても同様の効
化を生ずる。
更に、2個以上の動電型スピーカを組合せて、
上記の様にそれぞれの帯域を受け持たせたスピー
カにおいても、その低音域側スピーカのボイスコ
イルに並列に負性抵抗素子を接続しても同様の効
果が得られる。
以上のように本考案によれば、低音域を担うボ
イスコイルと並列に負性抵抗素子を接続した構成
となつているため、入力電圧の増減に応じて電磁
制動抵抗が増減し、 出力音圧レベル(入力電力)の変化に対応し
た真のラウドネス補正特性が得られ、 負性抵抗素子の特性を選択することにより、
種々の補正特性を実現することができる などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は基本回
路構成を示す回路図、第2図は動作特性を示すグ
ラフ、及び第3図は他の実施例を示す回路図であ
る。 VC1,VC2……ボイスコイル、Rs……負性
抵抗素子(サーミスタ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 低音域を担うボイスコイルを他の音域を担うボ
    イスコイルと別個に備えるスピーカ装置におい
    て、前記低音域を担うボイスコイルと並列に負性
    抵抗素子を接続したことを特徴とするスピーカ装
    置。
JP15063483U 1983-09-30 1983-09-30 スピ−カ装置 Granted JPS6059696U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15063483U JPS6059696U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 スピ−カ装置

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JP15063483U JPS6059696U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 スピ−カ装置

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Publication Number Publication Date
JPS6059696U JPS6059696U (ja) 1985-04-25
JPH0145194Y2 true JPH0145194Y2 (ja) 1989-12-27

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ID=30334038

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JP15063483U Granted JPS6059696U (ja) 1983-09-30 1983-09-30 スピ−カ装置

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JPS6059696U (ja) 1985-04-25

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