JPH0733514Y2 - 低音域用スピーカ装置 - Google Patents

低音域用スピーカ装置

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JPH0733514Y2
JPH0733514Y2 JP1987190792U JP19079287U JPH0733514Y2 JP H0733514 Y2 JPH0733514 Y2 JP H0733514Y2 JP 1987190792 U JP1987190792 U JP 1987190792U JP 19079287 U JP19079287 U JP 19079287U JP H0733514 Y2 JPH0733514 Y2 JP H0733514Y2
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JP
Japan
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filter circuit
frequency
audio signal
low
range
Prior art date
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JP1987190792U
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English (en)
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JPH0195899U (ja
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達 古川
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、オーディオ信号再生用のスピーカシステム
に係り、特に、そのスピーカシステムの低音域用スピー
カユニットにおける特定の周波数以下の低音域を制御す
るように構成した低音域用スピーカ装置に関するもので
ある。
(ロ)従来技術 従来のスピーカシステムにおける低音域の制御方法とし
ては、例えば、第5図の要部斜視図に示すように、可変
ダクト1を設けることにより、第6図の周波数特性図の
ようなf0とQの制御を行う方法が知られている。ま
た、第7図および第8図の回路図に示すように、低音域
用スピーカユニット2のオーディオ信号入力線路に直
列、または並列に抵抗Rを入れることにより、第9図の
周波数特性図のような低音域の制御を行う方法があっ
た。この第9図の周波数特性図は、抵抗を入れない場合
の特性と、第7図および第8図のように抵抗Rを入れ
た場合の特性,をそれぞれ示している。
このように、第5図に示す前者の場合は、f0付近の制
御を目的とし、また、第7図および第8図に示す後者の
場合は、オーディオ信号入力を制限することにより、出
力音圧レベルを制御することを目的とするものである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上記した第5図に示す可変ダクト1を用いるこ
とにより、低音域の制御を行う方法は、f0付近の低音
域の制御しかできないという欠点があった。
また、第7図および第8図に示す抵抗Rを用いる方法
は、低音域用スピーカユニット2のオーディオ信号入力
を制限することになるため、他の中高音域用スピーカユ
ニットとの間に、レベル差が生じてしまうという欠点が
あった。
この考案の目的は、上記従来例の欠点を解消した低音域
用スピーカ装置を提供することにある。
(ニ)問題を解決するための手段 この考案に係る低音域用スピーカユニットは、スピーカ
振動板を駆動するために設けられた複数のボイスコイル
と、該複数のボイスコイルへそれぞれ接続された複数の
フィルタ回路とを有し、一方のフィルタ回路のカットオ
フ周波数は他方のフィルタ回路のカットオフ周波数と比
較して十分低いカットオフ周波数となるようにし、上記
一方のフィルタ回路が接続されたボイスコイルに、オー
ディオ信号のレベルを可変する可変装置を接続したもの
である。
(ホ)作用 2つ設けたボイスコイルの内の一方のボイスコイルへ入
力するオーディオ信号を制御することにより、特定の周
波数以下の低音域を制御することができる。
したがって、スピーカシステムの設置条件に応じて、出
力音圧力レベルと、f0のQとを同時に制限することが
でき、かつ中高音域用スピーカユニットとの特性上のつ
ながりを損なうことなく低音域の調整を行うことができ
る。
(ヘ)実施例 この考案の実施例を、第1図乃至第4図に基づいて説明
する。第1図はこの考案の低音域用スピーカ装置の全体
構成を示す回路図、第2図および第3図は低音域用スピ
ーカユニットへ実施した場合を示す要部断面図、第4図
は周波数特性図である。
まず、第1図に基づいてこの考案の全体構成を説明す
る。
図において、2は低音域用スピーカユニットであって、
この低音域用スピーカユニット2のボイスコイルボビン
21には、第2図および第3図に例示するように、メイン
ボイスコイルVMとサブボイスコイルVSの2つのボイス
コイルが上下に(第2図の場合)、あるいは重ねて(第
3図の場合)巻き付けられている。
このメインボイスコイルVMには、インダクタンスL1と
コンデンサC1で構成したフィルタ回路F1を経たオーディ
オ信号が入力されるように構成されている。
また、サブボイスコイルVSには、インダクタンスL2で
構成したフィルタ回路F2、およびこのフィルタ回路F2を
経たオーディオ信号のレベルを可変する可変装置Sを経
てオーディオ信号が入力されるように構成されている。
サブボイスコイルVSへ入力されるオーディオ信号レベ
ルを可変する可変装置Sは、ロータリスイッチSWによっ
て、フィルタ回路F2の出力を直接サブボイスコイルVS
へ入力する線路と、オーディオ信号伝送線路に対して
直列に接続された抵抗R1を経てサブボイスコイルVS
入力する線路と、抵抗R1よりも抵抗値の大きい抵抗R2
を経てサブボイスコイルVSへ入力する線路とを選択
するように構成されている。
また、フィルタ回路F2のインダクタンスL2は、フィルタ
回路F1のインダクタンスL1とコンデンサC1によって決定
されるカットオフ周波数よりも、充分低い周波数がカッ
トオフ周波数となるよう任意に選び、さらに、インダク
タンスL2とシリーズに抵抗R1、またはR2を接続して適当
な低域周波数特性を得る。すなわち、インダクタンスL2
を大きくすることにより、カットオフ周波数は下がり、
また、逆に、インダクタンスL2を小さくすることによ
り、カットオフ周波数は上がる。
このようにして、制御する帯域を決定し、ロータリスイ
ッチSWを切り換えることによって、抵抗を「ゼロ」から
「R2」へと次第に大きくすることにより、出力音圧レベ
ルを第4図のからへと下げ、同時にQも下げること
ができる。
(ト)考案の効果 この考案に係る低音域用スピーカ装置によれば、スピー
カシステムの設置条件に応じて、出力音圧レベルと、f
0のQとを同時に制限することができ、かつ中高音域用
スピーカユニットとの特性上のレベル差を発生せずに低
音域の制御を行うことができるから、スピーカシステム
を使用する状況に応じて、理想的な調整が可能となる。
しかも構造は簡単であって、安価に構成することができ
るから、実施が容易である等の優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、この考案の実施例を示すものであ
って、第1図は全体構成を示す回路図、第2図は低音域
用スピーカユニットへ実施した場合の一例を示す要部断
面図、第3図は他の実施例を示す要部断面図、第4図は
特性図である。 第5図乃至第9図は従来例を示すものであって、第5図
はスピーカシステムの要部斜視図、第6図は第5図の特
性図、第7図および第8図は他の従来例を示す回路図、
第9図は第7図および第8図の従来例の特性図である。 主要部分の符号の説明 2:低音域用スピーカユニット 21:ボイスコイルボビン 22:マグネット VM:メインボイスコイル VS:サブボイスコイル SW:ロータリスイッチ F1,F2:フィルタ回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】低音域用スピーカユニットにおいて、 スピーカ振動板を駆動するために設けられた複数のボイ
    スコイルと、該複数のボイスコイルへそれぞれ接続され
    た複数のフィルタ回路とを有し、一方のフィルタ回路の
    カットオフ周波数は他方のフィルタ回路のカットオフ周
    波数と比較して十分低いカットオフ周波数となるように
    し、上記一方のフィルタ回路が接続されたボイスコイル
    に、オーディオ信号のレベルを可変する可変装置を接続
    したことを特徴とする低音域用スピーカ装置。
JP1987190792U 1987-12-17 1987-12-17 低音域用スピーカ装置 Expired - Lifetime JPH0733514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987190792U JPH0733514Y2 (ja) 1987-12-17 1987-12-17 低音域用スピーカ装置

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JPH0195899U JPH0195899U (ja) 1989-06-26
JPH0733514Y2 true JPH0733514Y2 (ja) 1995-07-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3838216A (en) * 1972-02-23 1974-09-24 W Watkins Device to effectively eliminate the motion induced back emf in a loudspeaker system in the region of fundamental acoustic resonance
JPS61161895A (ja) * 1985-01-11 1986-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピ−カシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0195899U (ja) 1989-06-26

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