JPS60229498A - 電気‐音響装置 - Google Patents

電気‐音響装置

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JPS60229498A
JPS60229498A JP60068573A JP6857385A JPS60229498A JP S60229498 A JPS60229498 A JP S60229498A JP 60068573 A JP60068573 A JP 60068573A JP 6857385 A JP6857385 A JP 6857385A JP S60229498 A JPS60229498 A JP S60229498A
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impedance
input terminal
amplifier
acoustic
electro
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JP60068573A
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ペトルス・アントニウス・スワルテ
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Philips Gloeilampenfabrieken NV
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    • G10K15/08Arrangements for producing a reverberation or echo sound
    • G10K15/12Arrangements for producing a reverberation or echo sound using electronic time-delay networks
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は増幅器に結合された電気−音響トランスジュー
サユニットを具え、空間の音響特性に影響を与える電気
−音響装置に関するものである。
本発明は本発明による電気−音響装置を複数個具える電
気−音響システムにも関するものである。
上述のタイプの電気−音響装置はドイツ国特許第、12
72993号明細書から既知である。
この既知の電気−音響装置は増幅器を介してスピーカに
結合されたマイクロホンを具えている。
マイクロホンは空間内に空間中の定在波の波腹の位置に
配置されると共にスピーカも空間中の同一定在波の波腹
の位置に配置される。装置は装置を定在波の固有周波数
に同調せしめるフィルタを具えている。複数の装置を空
間中の種々の定在波に対し配置することにより空間の特
性、特に残響時間を変えることができる。
既知の装置は一般に性能が悪く、且つ斯る装置の実現並
びに斯る装置を複数個具えるシステムの実現に極めて費
用がかかる欠点を有している。本発明の目的は改善され
た性能を有すると共に構成が簡単で、安価に複数の装置
をシステムに組込むことができる電気−音響装置を提供
することにある。
本発明は、増幅器に結合された電気音響トランスジュー
サユニットを具え、空間の音響特性に影響を与える電気
−音響装置において、当該装置は更←前記トランスジュ
ーサユニットと直列に配置された第1インピーダンスを
具え、該直列配置は前記増幅器の第1出力端子及び第2
出力端子に結合し、更に少くとも前記第1インピーダン
スは前記増幅器の第1入力端子と第2入力端子との間に
配置したことを特徴とする。
本発明装置においては、第1インピーダンスのインピー
ダンス値及び/又は増幅器の第1入力端子及び第2入力
端子に供給され第1出力端子及び第2出力端子に出力さ
れる信号に対する増幅器の利得係数を可変とするのが好
適である。既知の装置においてはシステムの満足な動作
を得るためにマイクロホンとスピーカを定在波の波腹の
位置にかなり精密に位置させる必要がある。物理的パラ
メータ、例えば空間内の温度、空間内の聴衆が変化する
と、その結果として定在波の波形及び位置が変化して、
既知の装置のマイクロホン及びスピーカは最早関連する
定在波の波腹の正しい位置に位置しなくなる。この場合
には既知の装置は最早定在波を満足な程度に増幅し得な
くなる。
本発明装置は空間内の特定の位置に直接関係がなく、空
間内の略々任意の位置に、それらの電気音響特性を損な
うことなく配置することができる。
本発明装置は次のように動作する。
第1インピーダンスと増幅器によって、トランスジュー
サユニットの音響動作をトランスジューサユニットの所
望の動作に応じてトランスジューサユニットに入射する
音響波が所望のインピーダンスに“出会う”ように制御
することができる。
トランスジューサが入射音響波の全吸収を与えるように
したい場合には音響波が媒質の特性波動インピーダンス
に対応する音響インピーダンスと“出会う”ようにする
トランスジューサユニットが入射音響波の全吸収を与え
るようにしたい場合には音響波が上述のインピーダンス
とは異なる音響インピーダンスと“出会う”ようにする
、これは、既知のようにインビーダンス不整合は反射を
生じるためである。
このように、トランスジューサユニットの音響動作はイ
ンピーダンスのインピーダンス値及ヒ増幅器の利得を所
定値に選択することにより制御することができる。
第1インピーダンスの値及び/又は増幅器の第1入力端
子及び第2.入力端子に供給され第1出力端子及び第2
出力端子に供給される信号に対する利得を特定の値に選
択すると、トランスジューサユニットはトランスジュー
サユニットに入射する音響波に対する反射波又は吸収波
として動作することができる。この場合、トランスジュ
ーサユニットはスピーカとしてもマイクロホンとしても
動作する。トランスジューサユニットに入射する音響波
は第1インピーダンスを流れる電流を発生し、その両端
間に電圧を発生する。この電圧が増幅器において増幅さ
れ、トランスジューサユニットに供給される。トランス
ジューサユニットが全反射を与える必要がある場合には
、入射音響波の結果としてのトランスジューサユニット
の振動板の振動が相殺されて振動板が(殆んど)振動し
ないようにする。トランスジューサユニットが全吸収を
与える必要がある場合には、入射音響波の結果としての
振動波の振動が増幅されて振動板が音響波(の振幅及び
位相)に正確に追従するようにして音響波がトランスジ
ューサユニットに出会わないようにする(音響波がその
音響インピーダンスで正確に終端されるようにする)。
第1インピーダンス及び/又は利得を種々の値に選択す
ることにより種々の吸収係数(0〜100χ)を得るこ
とができる。
斯る装置(又は複数個の斯る装置)を空間内又は空間の
壁近くに配置すれば、この装置により空間の壁の反射及
び吸収係数、従って空間の残響時間を所望の如く調整す
ることができる。空間の音響特性を、上記の装置を空間
内の他の位置に配置しても制御することができる。特に
、前記第1インピーダンス及び利得を可変にすれば、空
間の残響時間を極めて簡単に制御することができる。装
置はコンパクトにできるため、信号のリード線を短かく
することができる。更に、斯るコンパクトな装置は設置
が比較的簡単である。更に、斯る装置は残響時間のみの
制御が望まれる場合には特定の位置に配置する必要がな
い。空間内の2点間において反射体により伝達時間の変
化を実現する必要がある場合にはこれらの反射体はそれ
らの特定の位置に配置すること明らかである。しかし、
本発明によれば原則としてマイクロホン及びスピーカの
双方として機能する一つのトランスジューサユニットを
必要とするだけであるため、上記の配置は一層簡単且つ
容易に実現できる。更に、ケーブル配線が簡単になるの
でこれらの装置を複数個含むシステムを一層安価にする
こともできる。
トランスジューサユニットは必ずしも慣例の(可動コイ
ル型又はコーン型)スピーカとする必要はない。トラン
スジューサユニットは、例えば振動板として(空間の壁
内に組込まれた)パネルを用い、このパネルを慣例の磁
石システムのボイスコイル巻型に固着することにより構
成することもできる。更に、ダイナミック型トランスジ
ューサユニットと異なるタイプのトランスジューサユニ
ット、例えば容量型のトランスジューサユニットを用い
ることもできる。
米国特許第4387270号明細書には増幅器の出力端
子に結合された2個のインピーダンスとトランスジュー
サユニットの直列接続を具える電気−音響装置が開示さ
れている。この装置では一方のインピーダンスの両端間
の電圧を増幅器の入力端子に帰還しているが、その目的
は増幅器のインピーダンスをトランスジューサユニット
の内部インピーダンスに整合させることにある。しかも
、この既知の装置は空間の音響特性に影響を与えるよう
に意図されたものではない。
本発明装置の一例においては、トランスジューサユニッ
トの内部インピーダンスを少くとも略々補償する第2イ
ンピーダンスを前記第1インピーダンスと直列に配置し
、この第1インピーダンスと第2インピーダンスの直列
配置を前記増幅器の第1入力端子と第2入力端子との間
に配置する。
本例では、第2インピーダンスによりトランスジェーサ
ユニットの内部インピーダンスを補償するので、第2イ
ンピーダンスのこのインピーダンス値と、増幅器の第1
入力端子と第2入力端子に供給され第1出力端子と第2
出力端子から取出される信号に対する利得は固定にする
必要がある。
本例において装置の音響特性を変化させる必要がある場
合、このことは第1インピーダンスのインピーダンス値
を可変にするだけで達成することができる。しかし、こ
の場合には100χの反射特性から100χの吸収特性
までの全範囲をカバーすることはできない。しかし、こ
の装置は周波数に無関係の反射及び吸収特性を得ること
ができる。
周波数に依存しない反射及び吸収特性を得ることができ
る本発明の他の例においては、トランスジューサユニッ
トの内部インピーダンスを少くとも略々補償する第2イ
ンピーダンスを前記第1インピーダンス及びトランスジ
ューサユニットと直列に配−置し、第2インピーダンス
を更に前記増幅器の第3入力端子と第4入力端子との間
に配置する0本例では、装置の音響特性を可変とする必
要がある場合にはこの目的のために2つの量を自由に変
えることができる。即ち、この場合には第1インピーダ
ンスのインピーダンス値及び/又は増幅器の第1入力端
子と第2入力端子に供給され第1出力端子と第2出力端
子から取出される信号に対す、る利得を変えることがで
きる。しかし、周波数に依存する吸収及び反射特性が必
要とされる場合、このことは前記利得を周波数に依存す
るものとすれば及び/又は第2インピーダンスのインピ
ーダンス値を複素インピーダンスにすれば達成すること
ができる0周波数依存性は必要に応じ変えることができ
ること明らかである。
この反射及び吸収係数の周波数依存性は、空間内の残響
時間は時々低周波数よりも高周波数の方が小さいために
必要になることがある。装置を低周波数に対してよりも
高周波数に対して一層強い反射動作を行なうように構成
することにより空間内に周波数に依存しない残響時間を
得ることができる。
本発明電気−音響装置を複数個具える電気−音響システ
ムにおいては、前記各電気−音響装置の増幅器の第1入
力端子と第2入力端子に供給され第1出力端子と第2出
力端子に出力される信号に対する利得及び/又は第1イ
ンピーダンスのインピーダンス値を遠隔制御する制御手
段を設ける。
斯るシステムは、複数の装置の反射係数の遠隔制御用制
御信号をこれら装置に供給する信号ラインを必要とする
だけであるために極めて簡単に実現することができる。
以下に図面につき本発明の詳細な説明する。
第1図はトランスジューサユニ・ノド2とインピーダン
ス値Z+を有する第1インピーダンス1の直列配置を具
える本発明電気−音響装置の一例を示すものであり、こ
の直列配置は増幅器4の出力端子3.3”に結合される
。更に、第1インピーダンス1は増幅器4の第1入力端
子5及び第2入力端子5゛に結合される。この増幅器の
第1入力端子5及び第2入力端子5″に供給され第1出
力端子3及び第2出力端子3°から出力される信号に対
するこの増幅器の利得係数Aは固定にしても可変にして
もよい。第1インピーダンス1のインピーダンスZ1も
固定にしても可変にしてもよい。
第1図に示す装置の音響動作を第2及び3図を参照して
説明する。第2図は第1図の装置の電気回路図を示す。
第2図では増幅器4をもつと詳細に、内部インピーダン
スZAを有する信号源U!で示しであると共に、トラン
スジューサユニ・ノド2を(マイクロホンとして動作す
るため)内部インピーダンスZLを有する信号源u1で
示しである。
信号+flll u +及びutは上述の直列配置に次
の電流;を発生する。
トランスジューサユニット2が(式1aで表わされるよ
うに)マイクロホンとして機能する状態におけるこのユ
ニットの内部インピーダンスZL番よこのユニット2が
(式lbで表わされるように)スピーカとして動作する
状態における値とは異なる値を有するが、上式において
はこれらのインピーダンスは等しいものと仮定した。こ
れは単に計算を簡単にするためにしたことである。この
場合合成電流i、。、は である。この電流1 taZによりインピーダンス1の
両端間に発生する電圧が増幅器4の入力端子5゜5′に
供給され、増幅後に電圧む: u茸= AZ+ 1tot t31 を発生する。
式(2)に式(3)を代入すると、 u+ −Ztot + AZI ここに% Ztot = Z^+ ZL + Zlにな
る。
第3a図に式(4)で表わされるi、。t/u +を利
得Aの関数としてプロットしである。関数11゜、八、
はA −Zt0t/Z+において漸近線を有する双極線
になることがわかる。従って、この装置はA= Zt、
t/Z+において不安定になる(電流が極めて大きくな
る)。
これがため、Af−Ztot/Z+なる要件を満足させ
る必要がある。更に、A<Z、。t/Z+とする必要が
ある。これは回路のループ利得は1より小さくする必要
があるためである。A>ZL。t/Z+の場合、この装
置は発振してしまう。第3a図にこの許容し得ないAの
範囲を斜線区域で表わしである。
式(4)及び従って第3a図から次の特別の場合を導入
することができる。
(al Aが極めて大きく且つ負であるものとする。
この場合には!toLが弐(4)に従って略々零に等し
くなる。この場合トランスジューサユニットを流れる電
流は略々零になり、これはトランスジューサの振動板が
静止することを意味する。
そしてトランスジューサユニットの振動板に入射した全
音響波がトランスジューサユニットにより(略々)完全
に反射されるや入射音響波の変換の結果として原電流i
、は増幅器4により(略々完全に)相殺される。これは
A<0の範囲内のAの全ての値に対して正当であり、こ
の場合には1totは11より小さくなるがilと同一
の向きを有する。この範囲において増幅器4はトランス
ジューサユニット2により供給される電流11を相殺し
、への絶対値の減少につれて反射係数が減少すると共に
吸収係数が増大する。
(b) Aがハ。、/z1より僅かに小さいものとする
この場合には式(4)に従って11゜、は極めて大きく
なり、且つ第2図の電気回路をiIの方向に流れる。こ
の場合には略々全吸収が得られる。
0 < A < Zc。t/Z+の範囲、即ち利得Aが
正の範囲においては1tot A<1+よりも大きく且
つiIと同一の方向へ流れる。増幅器4は入射音響波の
結果としてトランスジューサユニット2により供給され
る電流11を増幅する。この範囲においてAの値の減少
につれて吸収係数が減少し、従って反射係数が増大する
felA=oの場合、第2図の電気回路は受動回路とし
て動作する。この場合トランスジューサユニットはマイ
クロホンとしてのみ機能する。この状態は本発明の特許
請求の範囲の技術範囲に含まれない。その理由はこの場
合には信号を増幅又は減衰する増幅器が実際上存在しな
いことになるためである。
第3b図には式(4)で与えられるi、。t/u + 
をインピーダンス値Z1の関数としてプロットしである
この関数も双極線になることがわかる。漸近線を右半分
内に位置させる必要がある場合には^−1〉0とする必
要がある。しかし、安定性の理由のためがある。更に、
Z、は零よりも大きくする必要があ内に位置させる必要
があり、許容し得ないZ、の範囲を第3b図に斜線区域
で示しである。ハを可変とする場合にはZ、は限られた
範囲内でのみ可変とすには装置は略々全吸収特性になり
、Z+の値の減少につれて吸収特性が低下する。これが
ため、以上から、A及びzIの特定の選定により装置の
特定の音響動作を得ることができること明らかである。
また、A及び/又はZlを変化させることにより装置の
音響動作、即ち装置の反射係数及び吸収係数を変化させ
ることができる。
一般に、式(4)中の2.。、はZLが周波数に依存す
るため周波数に依存する。これを第4図を用いて説明す
る。第4図は可動コイル型スピーカのモビリティ形等価
回路を示す、スピーカの内部インピーダンスZLは端子
40.40’から見たインピーダンスである。振動板は
3つの部分から成る。部分Iはボイスコイル抵抗値R0
及びボイスコイルインダクタンス■。の直列接続を含む
電気部分である。部分Iはトランスジューサの機械部分
の等価回路図である部分■に巻数比B!:1の変成器を
介して結合される。部分■はトランスジューサの可動部
分、即ち振動板、ボイスコイルの巻型及びボイスコイル
の質量m、ばね定数k及び機械制動抵抗Rに対する電気
等量であるキャパシタンスm、二及び抵抗に 一の並列回路を具える。この部分■は巻数比hsmの変
成器32を介して音響部である部分■に結合される。こ
の部分はトランスジューサユニットの抵抗値の音響放射
インピーダンスz11の電気当量である値1/Ziのイ
ンピーダンスを含むだけである。
変成器31及び32の巻数比における各パラメータは次
の意味を有し、 B−磁石系の空隙の磁気インダクタンスl−ボイスコイ
ル導線の長さ S、−振動板の表面積 である。
第4図から、ZLは周波数に依存すること明らかである
。これは例えば容量型のトランスジューサユニットにも
言える。
ZLが周波数依存である事実は装置の反射係数及び吸収
係数をA及びzlの特定の設定に対し周波数に依存させ
ることができることを意味する。これがため、ある周波
数の音響波がトランスジューサユニットに入射するとき
の反射係数及び吸収係数は別の周波数の音響波が入射す
るときと相違する。
また、周波数依存性は一般にA及び/又はZ、を変化さ
せると変化する。
第5図に示す装置は周波数に依存しない反射及び吸収動
作を達成することができるものである。
第5図に示す装置においてはインピーダンス値Zcを有
する第2インピーダンス11を第1インピーダンス1と
直列に配置する。更に、この2個のインピーダンスを入
力端子5,5°間に配置する。この場合式(4)と同様
にして次の式を導くことができる。
第2インピーダンス11はトランスジューサユニット2
の(周波数依存)インピーダンス2.を補償するための
ものである。この目的のために(A−1)Zc −Zt
 (a) であるものと仮定する。
式(5)に式(6)を代入すると、 Itot l になる。
以上から、利得A及びインピーダンス値ZCは式(6)
により定められることになる。Aの所定値に対して、Z
Lは既知である(第4図参照)から、Z、は式(6)に
より決定することができる。このことは式(7)におい
て21のみを必要に応じ変化させることができることを
意味する。更に、式(7)から、Aが周波数に依存せず
且っZlが実数(即ちZlが抵抗)である場合には装置
の反射係数と吸収係数は周波数に依存しないことになる
。これは増幅器4の内部インピーダンスは小さく且っ略
々周波数に依存しないためである。
1 ントして示しである。第3b図のグラフと第6図のグラ
フを比較すると、これらのグラフは大体において対応す
る。第6図のグラフは第3b図のグラフから、2.を零
であるものとすれば得られる。この固定であるため、装
置の使用範囲が制限される。
例えば、第3b図につき述べたと同様にして装置を(略
々)全反射状態にすることができなくなる。
これはzlを零より小さくすることができないためであ
る。
第7図は周波数非依存反射及び吸収特性を維持しながら
(略々)全反射から(略々)全吸収までの全範囲をカバ
ーし得る装置を示す。
この場合には第1インピーダンスlのみを増幅器4の第
1入力端子5及び第2入力端子5°に結合する。第2イ
ンピーダンス11は増幅器4の第3入力端子12及び第
4入力端子12゛ に結合する。第1入力端子5及び第
2入力端子5”に供給され第1出力端子3及び第2出力
端子3゛から取出される信号を利得A倍に増幅する増幅
段9に加えて、増幅器4は増幅段13と信号合成段14
を具える。増幅段13は第3入力端子12及び第4入力
端子12″に供給され出力端子3゛、3から取出される
信号を利得8倍に増幅する。信号合成段14は増幅段9
及び13の出力信号を合成する。第2図につき述べた計
算法と類似の計算法を用いると、 が得られる。
ここでも第2インピーダンス11はトランスジューサユ
ニット2の内部インピーダンスzLを補償するためのも
のである。このことは (B−1)Z、 = Zt (91 を満足させる必要があることを意味する。式(8)に式
(9)を代入すると、 になる。これがため、第3入力端子12及び第4入力端
子12゛ に供給され第1出力端子3及び第2出力端子
3゛から取出される信号に対する増幅器4の利得B及び
第2インピーダンスのインピーダンス値Z、は式(9)
を満足するように定める必要がある。
これによりトランスジューサの(周波数依存)内部イン
ピーダンスの著しい補償が得られる。この場合、第1入
力端子5及び第2入力端子5゛に供給され、第1出力端
子3及び第2出力端子3′から取出される信号に対する
増幅器4の利得A及び第1インピーダンス1のインピー
ダンス値Z1は自由に選択でき、両値により装置の音響
動作を式(lO)に従って決定することができる。更に
、必要に応じ両者を可変とすることができる。本例でも
Aが周波数に依存せず且つ2.が実数(抵抗)である場
合には反射及び吸収係数も周波数に依存しないことが確
かめられた。更に、A及び/又はZ+を変化させても吸
収及び反射係数の周波数非依存特性が維持されることが
確かめられた。
第7図に示す装置の動作を第8図のグラフを参照して説
明する。
l 関数として表わしたグラフを示す、このグラフは第3a
図のグラフによく類似している。漸近線はA=1十二に
位置する。装置の不安定を除去する1 A ためにはAく1十−の要件を満足させる必要がI Z^ ある、A≧1+−の非許容範囲は第8a図に斜線Z+ Z^ 部分で示しである。1+−より僅かに小さい値1 からA−0を経て極めて大きな負値へのAの変化は装置
の音響特性に略々全吸収から略々全反射へl ぞれAIA>0である固定値A、及び八t−A<Oであ
る固定値^2に対しんの関数として示したグラフである
第8b図は第3b図のグラフによく似ている。この7+ せることができるだけである。非許容範囲を同様7゜ に小さい値から21=0まで変化させると装置の音響特
性が略々全吸収特性から低吸収入反射特性に変化する。
この場合には略々全反射の状態は得られない。
上述したように、第8b図はAが固定で且つ^−1〉0
の状態に関連する。第8c図はAが固定で且つ^−1<
0の状態を示す。Zl〉0の要件を満足する必要がある
こと明らかである。Z1≦0の非許容範囲を同様に斜線
部分で示しである。この場合には0から大きな値への2
1の変化により装置の音響特性が部分反射から略々全反
射に変化する。この場合には略々全吸収の状態は得られ
ない。
第8b図のグラフと第8c図のグラフを合成すると略々
全吸収から略々全反射までの全範囲が実現される。この
目的のために、第7図の装置は増幅段9の利得Aを第1
の値^+(At−1>0)から第2の値A2(AI−1
<O)に切換えるスイッチング手段を具えるものとする
増幅段9の利得がAIである場合、装置の音響動7゜ 全吸収から低吸収の状態に変化する。これは第8b図の
グラフで示された状態に対応する。zl−0になると、
利得AはA、がらA2に切換えられる。この場合には2
.を増大させると、装置の音響動作は低反射から略々全
反射の状態に変化し、第8C図のグラフの状態が得られ
る。更に、At”2−^、の場合には一方のグラフから
他方のグラフへの移行が滑らかになる。これはZ1=0
における不連続がなくなることを意味する。
A及びzlが周波数に依存しない場合、装置の反射及び
吸収特性も周波数に依存しない、これは式(10)から
直ちにわかる。また、A及び/又はZ、を周波数依存性
にさせることにより特定の周波数依存性を得ることもで
きること明らかである。
第9図は複数個の電気音響装置20.1〜20.nを具
える電気−音響システムを示す。これら電気−音響装置
は第1図、第5図又は第7図に示すものとすることがで
きる。第9図は第1図につき述べた装置を具えるものと
する。このシステムは装置の増幅器の利得A、−A、及
び/又は第1インピーダンスのインピーダンス値Zll
〜Zlnを遠隔制御する制御手段22を具えている。こ
の手段22は中央制御装置22を具える。この制御装置
は利得及び/又はインピーダンス値を制御する制御信号
を伝達する制御ライン24及び25.1〜25.nを経
て装置20.1〜20.nに結合される。インピーダン
ス値は例えば第1インピーダンスを構成するポテンショ
メータのワイパにより調整することができる。或いは又
、それらのワイパをライン26.1〜26.nに直接結
合してもよい。この場合には増幅器に負荷されるインピ
ーダンス値が一定に維持される。斯るシステムが設置さ
れた空間、例えばコンサートホールにおいては斯るホー
ルの音響特性、例えば残響時間を極めて簡単に調整する
ことができると共に必要に応じ変えることができる。
本発明は第1〜9図につき述べた装置及びシステムにの
み制限されるものではなく、本発明の技術思想に関連し
ない点で上述した実施例と異なる装置及びシステムも本
発明の範囲に含まれること勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1及び第2図は本発明電気−音響装置の第1実施例の
ブロック図、 第38及び3b図はトランスジューサユニットを流れる
1totをそれぞれ増幅器の利得Aの関数として及び第
1インピーダンスのインピーダンス値Zlの関数として
プロットした2つのグラフを示す図、第4図は可動コイ
ル型スピーカのモビリティ形等価回路を示す図、 第5図は本発明装置の第2実施例のブロック図、第6図
は第5図の実施例における電流I LotをZ。 の関数としてプロントしたグラフ、 第7図は本発明の第3実施例のブロック図、第8a〜8
c図は第7図の実施例における電流i、。、をそれぞれ
利得Aの関数として、特定の利得AI(^I−1>0)
においてインピーダンスZ1の関数として及び特定の利
得へz(At−1<O)においてインピーダンスZIの
関数としてプロットした3つのグラフを示す図、 第9図は本発明装置を複数個具える電気−音響システム
の一例を示す図である。 1・・・第1インピーダンス Zl・・・11インピーダンスのインピーダンス値2・
・・トランスジェーサユニット u、・・・信号源 Zt・・・内部インピーダンス4・
・・増幅器 む・・・信号源 Z^・・・内部インピーダンス 3・・・第1出力端子 3“・・・第2出力端子5・・
・第1入力端子 5゛・・・第2入力端子11・・・内
部インピーダンス Z、・・・第2インピーダンスのインピーダンス値9.
13・・・増幅段 12・・・第3入力端子12”・・
・第4入力端子 14・・・信号合成段20.1〜20
.n・・・電気−音響装置^1〜Aゎ・・・利得 2、〜Z+s・・・第1インピーダンスのインピーダン
ス値22・・・制御手段 23・・・中央制御装置24
.25.1〜25.0・・・制御ライン26.1〜26
.0・・・帰還ライン F16.3a FIG、3b

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、増幅器に結合された電気音響トランスジューサユニ
    ットを具え、空間の音響特性に影響を与える電気−音響
    装置において、当該装置は更に前記トランスジューサユ
    ニットと直列に配置された第1インピーダンスを具え、
    該直列配置は前記増幅器の第1出力端子及び第2出力端
    子に結合し、且つ少(とも前記第1インピーダンスは前
    記増幅器の第1入力端子と第2入力端子との間にも配置
    したことを特徴とする電気−音響装置。 2、特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記第
    1インピーダンスのインピーダンス値及び/又は前記増
    幅器の第1入力端子及び第2入力端子に供給され、第1
    出力端子及び第2出力端子に出力される信号に対する増
    幅器の利得係数を可変としたことを特徴とする電気−音
    響装置。 3、特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記ト
    ランスジューサユニットの内部インピーダンスを少くと
    も略々補償する第2インピーダンスを前記第1インピー
    ダンスと直列に配置し、この第1インピーダンスと第2
    インピーダンスの直列配置を前記増幅器の第1入力端子
    と第2入力端子との間に配置したことを特徴とする電気
    −音響装置。 4、特許請求の範囲第3項記載の装置において、前記第
    1インピーダンスのインピーダンス値を可変としたこと
    を特徴とする電気−音響装置。 5、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の装置におい
    て、前記トランスジューサユニットの内部インピーダン
    スを少くとも略々補償する第2インピーダンスを前記第
    1インピーダンス及びトランスジューサユニットと直列
    に配置すると共に、前記第2インピーダンスを前記増幅
    器の第3入力端子と第4入力端子との間にも配置したこ
    とを特徴とする電気−音響装置。 6.特許請求の範囲第1〜第5項の何れかに記載の装置
    において、前記増幅器の第1入力端子と第2入力端子に
    供給され第1出力端子と第2出力端子から取出される信
    号に対する利得を周波数に依存するものとしたことを特
    徴とする電気−音響装置。 7、特許請求の範囲第1〜第6項の何れかに記載された
    電気−音響装置を複数個具える電気−音響システムにお
    いて、前記各電気−音響装置の増幅器の第1入力端子と
    第2入力端子に供給され第1出力端子と第2出力端子に
    出力される信号に対する利得及び/又は第1インピーダ
    ンスのインピーダンス値を遠隔制御−する制御手段を具
    えることを特徴とする電気−音響装置。
JP60068573A 1984-04-03 1985-04-02 電気‐音響装置 Pending JPS60229498A (ja)

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