JPH0552277U - ポンプの防振マウント - Google Patents

ポンプの防振マウント

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JPH0552277U
JPH0552277U JP11232691U JP11232691U JPH0552277U JP H0552277 U JPH0552277 U JP H0552277U JP 11232691 U JP11232691 U JP 11232691U JP 11232691 U JP11232691 U JP 11232691U JP H0552277 U JPH0552277 U JP H0552277U
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JP
Japan
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elastic body
pump
vibration
annular member
protrusion
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Pending
Application number
JP11232691U
Other languages
English (en)
Inventor
弘志 大崎
政貴 町田
Original Assignee
自動車機器株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液圧式ブレーキ倍力装置等のポンプの振動を
吸収し、回転を抑制する。 【構成】 放射状のリブを有する環状の弾性体4と、こ
の弾性体が嵌合する環状部材6を備えている。これら弾
性体と環状部材とは接着されていない。弾性体の外面に
は突起4bが形成され、環状部材にはこの突起を受入れ
る凹部6aが設けられている。環状部材は、上記突起お
よび凹部がポンプの振動方向に向くようにして車体側の
ブラケットに固定される。弾性体内を貫通するボルト1
6によってポンプが固定支持される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、液圧式ブレーキ倍力装置等に用いられるポンプを車両に取付け支持 させるポンプの防振マウントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液圧式ブレーキ倍力装置用のモーターポンプ500は、図10に示すように、 その慣性主軸502上の前後に防振ゴム504を2個配置して、モーターポンプ 500からの回転方向や径方向の伝達振動を絶縁するようにしている。
【0003】 上記防振ゴム504は、従来は、図11に示すように、2本のリブ504aを 有しており、その内周環状部504bに金属製のブシュ506が接着され、外周 環状部504cには金属製のリング508が接着されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の防振ゴム504は、放射状のリブ504aが2本しかないため、耐 久性が不足しリブが破断したり、へたりが大きく内周側の環状部504bと外周 側の環状部504cとが当って防振ゴム504としての機能を果せない場合があ るという問題があった。
【0005】 そこで、リブの強度を上げるためにリブを太くしたり、リブの本数を4本以上 にふやしたりすると、ばね定数が高くなって伝達振動を絶縁できなくなるという おそれもあった。
【0006】 本考案は上記欠点を除くためになされたもので、防振ゴムの耐久性を上げると ともに、長期に亘り良好な防振効果を維持することができるポンプの防振マウン トを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るポンプの防振マウントは、内周環状部と外周環状部とが複数本の リブによって連結されてなる弾性体と、この弾性体が嵌合する環状部材とを備え ており、上記環状部材が車体側ブラケットに固定されるとともに、弾性体内を貫 通するボルトによってポンプに締結されてこのポンプを支持するものであって、 しかも、上記弾性体のリブを4本以上にするとともに、弾性体と環状部材とを非 接着としたものである。
【0008】 また第2の考案は、環状の弾性体と、この弾性体が嵌合する環状部材とを備え ており、上記環状部材が車体側ブラケットに固定されるとともに、弾性体内を貫 通するボルトによってポンプに締結されてこのポンプを支持するものであって、 しかも、上記弾性体の外面に突起を設けるとともに、環状部材にこの突起を受入 れる凹部を設けたものである。
【0009】
【作用】
上記第1の考案では、環状部材内で弾性体が微小な動きをできるので、リブの 本数をふやしても、ばね定数を小さくおさえることができる。
【0010】 また第2の考案では、弾性体とこれを収容する環状部材とが突起と凹部により 係合するようになっているので、組付時に自動的に回転方向の位置決めが行われ 、また、ポンプからの回転力に対しても確実に回り止めが行われる。
【0011】
【実施例】
以下、図示実施例により本考案を説明する。図1および図2は本考案の一実施 例に係る防振マウント2によりポンプを支持した状態を示す部分断面正面図およ び部分断面平面図である。防振マウント2は、多数の放射状のリブ4aによって 連結された内周環状部4eおよび外周環状部4fを有する環状の弾性体4(図3 、4参照)と、この弾性体4が収容される金属製の環状部材6(図5、6参照) とを備えている。
【0012】 弾性体4には、図3および図4に示すように、外周に突起4bが形成されてい る。この突起4bは外面が平坦なほぼ台形をしており、その両側面4c、4dが 弾性体4の中心Oの方向を向いている。また、環状部材6には、図5に示すよう に、弾性体4の突起4bを収容する凹部6aが設けられている。
【0013】 上記防振マウント2を組付ける場合には、先ず環状部材6内に弾性体4を嵌合 させる。弾性体4の突起4bを環状部材6の凹部6a内に収容するので両者の回 転方向の位置決めが自動的に行なわれる。次に、環状部材6のフランジ6bを、 ねじ8によって車体側のブラケット10に固定する。この場合に、突起4bをポ ンプの振動方向に向けて固定する。例えば、ポンプの振動方向と直角に突起を配 置すると、突起が抵抗になって振動を効果的に吸収できず、ポンプの振動が減衰 しにくくなるおそれがあるからである。次に、弾性体4の中央の孔内に挿入され たブッシュ12内を、ワッシャ14を介してボルト16を貫通させ、ポンプ18 を所定の位置に固定する。
【0014】 以上の構成では、弾性体4と金属製の環状部材6とは接着されていないが、突 起4bと凹部6aとによって、ブラケット10に固定されている環状部材6に対 し、弾性体4が回転方向の位置決めをされているので、ポンプの振動や、ポンプ の起動および停止時の回転力、ホース反力等の外力によって回転してしまうおそ れがなく、確実に振動の吸収、回転の抑制を行うことができる。また、弾性体4 は、環状部材6内で微小な動きをすることができるので、リブ4aの本数を多く したり太くしても、ばね定数を小さくして防振効果を良好なまま耐久性を向上さ せることができる。しかも、この実施例では、突起4bの側壁4dが、弾性体4 の中心O方向を向いているので、回転方向の外力が加わった時に環状部材6の凹 部6aから抜けにくいという効果も得ることができる。
【0015】 図7、8、9はそれぞれ他の実施例に係る防振マウントの弾性体を示すもので 、図7の弾性体104は、突起104bの側面104c、104dが外面104 gに対してほぼ直角方向を向いている。図8の弾性体204の突起204bは、 図3に示す弾性体4の突起4bの中央部に凹み204hを設けたものである。こ の例では、第1の実施例よりもさらに回転方向の外力に対する回り止め機能が向 上する。図9の弾性体304には、対称の位置に2個の突起304bが設けられ ている。この例では、突起が1個の場合よりもその幅や厚みを小さくすることが できる。この場合には、回転方向の外力に対する回り止めの剛性を変えることな く、振動方向の突起の抵抗を小さくすることができる。なお、各弾性体104、 204、304に対する環状部材は図示しないが、それぞれの突起104b、2 04b、304bと一致する形状の凹部を有することはいうまでもない。また、 突起の形状は図示のものに限定されないことはもちろんである。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、確実にポンプの振動を吸収し、回転を防止 することができる。しかも、良好な防振効果を維持したままで耐久性を向上させ ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る防振マウントによりポ
ンプを支持した状態を示す部分断面正面図である。
【図2】本考案の一実施例に係る防振マウントによりポ
ンプを支持した状態を示す部分断面平面図である。
【図3】上記防振マウントの弾性体を示す正面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】上記防振マウントの環状部材を示す正面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】他の実施例の弾性体の正面図である。
【図8】他の実施例の弾性体の正面図である。
【図9】他の実施例の弾性体の正面図である。
【図10】従来の防振ゴムによって支持されたモーター
ポンプを示す図である。
【図11】従来の防振マウントを示す正面図である。
【符号の説明】
4 弾性体 4a リブ 4b 突起 4e 内周環状部 4f 外周環状部 6 環状部材 6a 凹部 10 車体側ブラケット 16 ボルト 18 ポンプ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周環状部と外周環状部とが複数本のリ
    ブによって連結され てなる弾性体と、この弾性体が嵌合する環状部材とを備
    え、上記環状部材が車体 側ブラケットに固定されるとともに、弾性体内を貫通す
    るボルトによってポンプ に締結されてこのポンプを支持するポンプの防振マウン
    トにおいて、上記弾性体 のリブを4本以上にするとともに、弾性体と環状部材と
    を接着しないことを特徴 とするポンプの防振マウント
  2. 【請求項2】 環状の弾性体と、この弾性体が嵌合する
    環状部材とを備え、 上記環状部材が車体側ブラケットに固定されるととも
    に、弾性体内を貫通するボ ルトによってポンプに締結されてこのポンプを支持する
    ポンプの防振マウントに おいて、上記弾性体の外面に突起を設けるとともに、環
    状部材にこの突起を受入 れる凹部を設けたことを特徴とするポンプの防振マウン
    ト。
  3. 【請求項3】 上記突起と凹部をポンプの振動方向に向
    けて配置したことを 特徴とする請求項1記載のポンプの防振マウント。
  4. 【請求項4】 上記突起と凹部を複数個設けたことを特
    徴とする請求項1記 載のポンプの防振マウント。
JP11232691U 1991-12-25 1991-12-25 ポンプの防振マウント Pending JPH0552277U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6441963U (ja) * 1987-05-29 1989-03-13
JPS6477773A (en) * 1987-09-18 1989-03-23 Matsushita Refrigeration Supporting device for rotary compressor
JPH01257778A (ja) * 1988-04-08 1989-10-13 Matsushita Refrig Co Ltd 回転型圧縮機の支持装置

Patent Citations (3)

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