JPH055226U - 板材の連続切断用金型 - Google Patents

板材の連続切断用金型

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JPH055226U
JPH055226U JP8152991U JP8152991U JPH055226U JP H055226 U JPH055226 U JP H055226U JP 8152991 U JP8152991 U JP 8152991U JP 8152991 U JP8152991 U JP 8152991U JP H055226 U JPH055226 U JP H055226U
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cutting
die
primary
cut
punch
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JP8152991U
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Inventor
秀樹 河内山
Original Assignee
株式会社テツク・インターナシヨナル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材をパンチとダイからなる切断金型を用い
て連続切断する場合に、切断接続部に生じるトレランス
を無くす。 【構成】 打ち抜き両側端面に一次切断部と二次切断部
とを連続させた形成したパンチと、上記一次切断部と二
次切断部との連続点において上記一次および二次切断部
による切断方向と直交する横断方向の切断を行う切断エ
ッジ部を形成したダイとからなり、一次切断部による切
断および二次切断部による切断あるいは切り込みを行っ
て後に、上記ダイの切断エッジ部で切断を横断方向の切
断を行って一次切断部を切り落とすと共に二次切断部は
切り残すように構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は板金に連続した長尺な打ち抜きを行うための切断金型に関するもので ある。詳しくは、NC付きタレットパンチプレスやプレス等においてダイ上に載 置した板金をパンチにより連続的に切断するものにおいて、切断時に前切断部分 と後切断部分との接合部分を重複させて追い抜き切断を行い、切断の継ぎ目部分 に生じるトレランス(追い抜きピッチの送り山)の発生を抑えるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、板金の打ち抜き加工においては、図9に示すような板金Wに長尺な帯状 Vの打ち抜きを施す場合、図8に示すに如き直方体形状のパンチ1とダイ2とか らなる切断金型3を用い、図9に点線で示すように、打ち抜き部分に沿って順次 切断している。 しかしながら、上記打ち抜きでは図9に示すように、切断部分4の継ぎ目5に は必ずトレランス7が発生していた。
【0003】 上記した問題を解決するには、例えば、特殊な油圧プレス装置で、図10に示 すような、パンチ1’の先端部に短い直線部1a’を設け、該直線部1a’から 他端にかけて円弧部1b’に形成した特殊な金型3’を用いる方法が提案されて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記パンチ1’では1回のパンチで抜ける長さは直線部1a’ の極めて短い距離だけであるため、切断加工のスピードが遅く、また、ダイ2の 中に長い距離のカス8がたまる。よって、連続切断長さが最大が300mmとし かすることが出来ず、最大長さに達すると、その度にストロークを調節して、一 度切断カスを切り落とす必要がある。このパンチのストローク制御を行うために 構造が極めて複雑となり、コスト高になると共に、従来からあるプレス機では使 用できない欠点がある。さらに、長い距離のカスがたまることにより、板厚の大 きなもの、例えば、2mm以上の板厚の鉄の切断加工には使用できない欠点があ った。
【0005】 本考案は、上記した従来の欠点に鑑みてなされたもので、一度のパンチでの打 ち抜く距離が長くできるように、カスがダイ内に長い距離で溜まらず、よって、 厚物に対しても使用出来ると共に、金型による打ち抜き加工時にパンチのストロ ーク制御を行えるような特殊な機械を用いることなく、従来から一般にあるNC タレットパンチプレスや他のプレスで用いて、継ぎ目にトレランスの発生がない 追い抜き切断が出来る切断金型を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、打ち抜き両側端面に長尺方向の切断を行 う一次切断部と二次切断部とを連続させた形成したパンチと、上記一次切断部と 二次切断部との連続点において上記一次および二次切断部による切断方向と直交 する横断方向の切断を行う切断エッジ部を形成したダイとからなり、一次切断部 による切断および二次切断部による切断あるいは切り込みを行って後に、上記ダ イの切断エッジ部で切断を横断方向の切断を行って一次切断部を切り落とすと共 に二次切断部は切り残すように構成している板材の連続切断用金型を提供するも のである。
【0007】
【作用】
上記した金型を用いることにより、パンチの一次切断部と二次切断部とで追い 抜き方向(長さ方向)への一次切断部と二次切断とを行って後に、パンチの一次 切断部と二次切断部との連続点と対向するダイに設けた切断エッジ部とで、長さ 方向と直交する横断方向の切断を行い、一次切断部は切り落とす一方、二次切断 された部分を切り残し、次の切断で上記切り残した部分を一次切断することによ り切断連続部分にトレランスが発生しないようにしている。
【0008】 よって、本考案の追い抜き切断金型は、一次切断部と二次切断部とで追い抜き 方向への切断を行った後に、ダイの切断エッジ部で横断方向の切断を行うことが 出来れば、パンチの一次切断部、二次切断部の形状およびダイの形状を種々変更 出来る。
【0009】 また、パンチの一次切断部の長さを長く、二次切断部の長さを短く設定してお くと、打ち抜かれる長さが長く、切り残される長さが短くでき、ダイ内に垂れ下 がった状態で残らず、距離の短い二次切断部分だけが、ダイ側の抜きカス切断部 分の上方に垂れ下がった状態で残り、打ち抜きカスが多く残る問題は解消される 。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する。 パンチ10は図1に示すように、打ち抜き両側端面に、その先端部X側から他 端部Y側にかけて、距離の長い平坦な直線部からなる一次切断部11と、該一次 先端部11より距離の短いシャー角のついた傾斜部からなる二次先端部12を連 続点Pを介して連続して形成している。上記二次先端部12は端部Yの近傍に極 めて短い距離で形成している。
【0011】 上記したパンチ10に対応するダイ13は図2に示すように被切断加工材20 (以下、板材と称する)の載置面となる上端面14にパンチ10の打ち抜き端面 の大きさに相当する抜き穴15を形成している。該抜き穴15は一次切断側の図 中左側部は下端部まで貫通させていると共に、上記連続点Pと対向する位置より 二次切断側の端面にかけて、パンチ10の下死点において二次切断部12が当た らない位置となるように切り欠いた段状部16を形成している。該段状部16の 内端の連続点Pと対向する先端エッジ部17としており、パンチ10が下死点に 達したときに、連続点Pと切断エッジ部17との間で板材20の横断方向の切断 を行うようにしている。
【0012】 上記パンチ10とダイ13とからなる打ち抜き切断作用は、図2から図5に示 すように為される。まず、図2に示すように、ダイ13上に載置された板材20 に対して、パンチ10の下降により直線部の一次切断部11による切断がなされ 、続いて傾斜部の二次切断部12による切断がなされる。
【0013】 続いてパンチ10の仮死点に近付くにつれて、二次切断部12による切断がな される。このように、追い抜き方向の長さ方向への切断が一次切断部と二次切断 部とによりなされた状態では、まだ、連続点Pとダイ13の切断エッジ部17と は接触していないため横断方向の切断はなされていない。
【0014】 パンチ10が下死点に達すると、図3に示すように、二次切断部12による切 断の完了と同時に、連続点Pが切断エッジ部17が対向する位置に達する。よっ て、連続点Pと切断エッジ部17との間で板材20に対する切断がなされる。
【0015】 パンチ10の上昇にともなって、切断エッジ部17より前方の一次切断部11 で切り落とされた一次切断部分21は、抜きカスとして下方へ落下して行く。切 断エッジ部17より後ろの二次切断部12により切断された部分22のみが残り 、ダイ13の段状面16の上面に垂れ下がった状態となる。
【0016】 上記した1回目の切断が終了した後、2回目の切断をパンチ10を下降して行 う。その際、2回目の一次切断部11による切断が1回目の二次切断部12によ る切断部分に重なるようにパンチ10の位置設定を行う。尚、一次切断部11の 全体が切り残された部分22と重ねる必要はなく、少なくとも一次切断部11の 先端部が既に切断されている切り残された部分22と重なるようにすれば良い。
【0017】 上記のように従来ではトレランスが発生する切断部の継ぎ目において、新たに 切断する部分の先端が既に切断している部分と重複するようにして図4に示すよ うに、切断すると、継ぎ目には打ち抜き時に発生するゆがみは生じない。このよ うに、丁度ハサミで紙を順次切断して行くように打ち抜いて行き、図5に示すよ うに、追い抜き方向に一次切断と二次切断とをあわせた長さLだけ切断した後に 、切断部先端より前側の位置Xで横断的に切断して、一次切断部を切り落とすと 共に切り残し22を設け、該切り残し22の部分より次の一次切断と二次切断と を行っていくことで、切断部の継ぎ目30にトレランスの発生していないきれい な切断面を得ることが出来る。
【0018】 図6および図7は本考案の変形例を示すもので、パンチ10’では、一次切断 部11’を先端側の短い直線部11a’と該直線部に続く長い傾斜部11b’と より形成し、該傾斜部の先端側を二次切断部12’とし、傾斜部の中間に一次切 断部11’と二次切断部12’の連続点P’を設けている。 一方、ダイ13’では段状面16’の高さを二次切断部12’が下死点に達し た時に当接しない直前位置に設定しており、本変形例では板材20の厚さ以上の 距離をあけてダイの板材載置面より切り欠いている。
【0019】 上記変形例では、一次切断部11’で切断され、二次切断部12’で切り込み が入った状態で、連続点P’がダイの段状面16’の内端の切断エッジ部17’ と接触して横断方向の切断がなされ、切り込みの入った二次切断部分22’が残 る。次の切断で、上記切り込みの入った二次切断部分22’を一次切断部11’ で切断した場合も上記実施例と同様にトレランスが発生しない。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案に係わる切断金型では、一次切断部と 二次切断部とで切断したのち、ダイの切断エッジ部で横断的な切断を行い、一次 切断部分を切り落とす一方、二次切断部分を切り残し、この切り残しより次の一 次切断を行うことで、切断連続部にトレランスが発生するのを防止出来る。
【0021】 また、一次切断部の長さを長くしているため、一度のパンチで略パンチ全長に 相当する長い距離を打ち抜いてしまうことができる。 よって、打ち抜いカスが長くなってダイ内にたまる欠点がなくなり、厚物も切 断することが出来ると共に、打ち抜き時に発生しやすいカス上がりも防止出来る 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係わる追い抜き金型の実施例を示す
断面図である。
【図2】 上記金型による切断作用を示す断面図であ
る。
【図3】 同上
【図4】 同上
【図5】 上記切断による切断された板材を示す斜視図
である。
【図6】 本考案の金型の変形例を示す断面図である。
【図7】 上記変形例の切断作用を示す断面図である。
【図8】 従来のパンチとダイからなる金型の斜視図で
ある。
【図9】 従来の金型により切断された場合の問題点を
示すための斜視図である。
【図10】 従来の別の金型による切断を示す正面図で
ある。 10 パンチ 11 一次切断部 12 二次切断部 13 ダイ 17 切断エッジ部 20 板材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 打ち抜き両側端面に一次切断部と二次切
    断部とを連続させた形成したパンチと、上記一次切断部
    と二次切断部との連続点において上記一次および二次切
    断部による切断方向と直交する横断方向の切断を行う切
    断エッジ部を形成したダイとからなり、一次切断部によ
    る切断および二次切断部による切断あるいは切り込みを
    行って後に、上記ダイの切断エッジ部で切断を横断方向
    の切断を行って一次切断部を切り落とすと共に二次切断
    部は切り残すように構成している板材の連続切断用金
    型。
JP8152991U 1991-07-03 1991-07-03 板材の連続切断用金型 Pending JPH055226U (ja)

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JP8152991U JPH055226U (ja) 1991-07-03 1991-07-03 板材の連続切断用金型

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JPH055226U true JPH055226U (ja) 1993-01-26

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JP8152991U Pending JPH055226U (ja) 1991-07-03 1991-07-03 板材の連続切断用金型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031875A (ja) * 2011-06-28 2013-02-14 Murata Machinery Ltd パンチプレスの追い抜き金型、板材の長孔形成方法、およびパンチ金型

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031875A (ja) * 2011-06-28 2013-02-14 Murata Machinery Ltd パンチプレスの追い抜き金型、板材の長孔形成方法、およびパンチ金型

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