JPH1110245A - 二面を異形状に同時抜きする金型 - Google Patents

二面を異形状に同時抜きする金型

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JPH1110245A
JPH1110245A JP20826497A JP20826497A JPH1110245A JP H1110245 A JPH1110245 A JP H1110245A JP 20826497 A JP20826497 A JP 20826497A JP 20826497 A JP20826497 A JP 20826497A JP H1110245 A JPH1110245 A JP H1110245A
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JP
Japan
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vertical
blade
die
horizontal
edge
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JP20826497A
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English (en)
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Hachi Iwama
八 岩間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 (イ)L型鋼などのように、折れて二つの面
をもつ一本の型材を抜いたり切断するにあたり、二つの
面を異形状に仕上げながら、一工程で切断する。 (ロ)またこの場合において、切断面を板厚に対して極
力直角にする。 【構成】 (イ)L型鋼などの立体物に対応する、ダイ
とパンチでなる抜き金型において、横方向に抜く縦刃と
下方に抜く横刃の二種類を一体的に有し、それぞれの刃
型が異形状でなり、一工程で、横方向に抜く刃から下方
に抜く刃へと連続的に作用させるようにする。(ロ)上
記構成において、ダイ側の横方向に抜く縦刃を、直立ま
たは外方向に傾斜させ、この刃に対応するパンチ側の縦
刃は外方向に傾斜させ、パンチ側の縦刃の傾斜度をダイ
側の縦刃の傾斜度より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】L型鋼などの部材を、所定の
型に打ち抜いたり切断をする、抜き金型に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2下方の切断された状態図参照。L型
鋼などのように、折れて二つの面をもつ一本の型材を抜
いたり切断するにあたり、二つの面を異形状に仕上げな
がら、切断面を板厚に対して極力直角にするためには、
先に縦部分を切断してから、つぎに横部材を所定の形に
切り落す必要があった。本発明は、これを一工程でやろ
うとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2下方の切断された
状態図参照。(イ)L型鋼などのように、折れて二つの
面をもつ一本の型材を抜いたり切断するにあたり、二つ
の面を異形状に仕上げながら、一工程で切断する。
(ロ)またこの場合において、切断面を板厚に対して極
力直角にする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1対応。L型鋼な
どの立体物に対応する、ダイとパンチでなる抜き金型に
おいて、横方向に抜く縦刃と下方に抜く横刃の二種類を
一体的に有し、それぞれの刃型が異形状でなり、一工程
で、横方向に抜く刃から下方に抜く刃へと連続的に作用
させるようにする。
【0005】請求項2対応。ダイ側の横方向に抜く縦刃
を、直立または外方向に傾斜させ、この刃に対応するパ
ンチ側の縦刃は外方向に傾斜させ、パンチ側の縦刃の傾
斜度をダイ側の縦刃の傾斜度より大きくする。
【0006】上文中の文語について説明する。「ダイ」
とは、打ち抜いたり切断する対象物を乗せる台であると
共に、下刃の役割をするものである。「パンチ」とは、
上刃の役割をするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】前記構成でなるダイとパンチの間
に、プラスチックや鉄などでなるL型や「く」の字型等
の型材をはさみ、パンチを押し下げることにより打ち抜
いたり切断する。
【0008】
【実施例】図1参照。ダイ1の上面は傾斜したL型とし
ており、破線で示しているL型鋼7がピッタリ乗るよう
にしている。パンチ2は矢印のように上下方向に動くも
ので、縦下刃5には縦上刃3が噛み合い、横下刃6には
横上刃4歯が噛み合って、L型鋼7を切断するものであ
る。
【0009】図2を参照して切断時の状態を説明する。
ダイ2を下方に進めると、L型鋼7の縦部分の頭に縦上
刃3が触れ、さらに進めるとこの縦部分を左横方向に押
し出しながら切断し、縦上刃3の先端(底部の尖ってい
るところ)がL型鋼7の横部分に当たる位置まで下がる
と、この先端側からもL型鋼7の縦部分を切断する。そ
してさらに進めると、横上刃4がL型鋼7の横部分に触
れて、下方へ押し切ることができる。
【0010】傾斜角8について、図2を参照して説明す
る。この傾斜角は、縦下刃5の傾斜角とおなじもので、
傾斜負が小さくなると、パンチ2の押し下げ力でL型鋼
7の縦部分が座屈しやすくなって切りにくい。また傾斜
角が大きくなると、拡大断面図に示すように、L型鋼7
の縦部分下端の切断面の「斜め」が大きくなり、横部分
の板厚に対して直角にならない。そして「斜め」が大き
くなると、他の部材と突き合わせたときの隙間が大きく
なるので、溶接加工上好ましくない。従って傾斜角は、
対象物の材質や必要精度によって増減すもので、直立と
する場合もある。
【0011】図3参照。ダイ側に設ける横下刃6の形状
を変化させたときの、切断の例を示している。刃が方形
の場合は方形タイプ9、「ハの字形」の場合はハの字タ
イプ10、刃が台形の場合は台形タイプ11などとする
ことができる。図下方は、裁断したL型鋼を粗み合わせ
てフレームに溶接した状態を示している。上の角は、方
形タイプ9と、ただの直切りを組み合わせている。そし
て下の角は、ハの字タイプ10と台形タイプ11を組み
合わせている。
【0012】図4参照。縦上刃3と横上刃4の位置関係
二態を示した、ダイの断面図である。図2のA−Aにお
ける縦上刃3は、先端が横上刃4より下方に飛び出てい
るのに対し、本図のAタイプは、縦上刃3の先端と横上
刃4を一致させている。Bタイプは、縦上刃3の先端が
横上刃4より上方にある。この三タイプの相違は、L型
鋼の縦部分と横部分が母材から切り離れる順番である。
図2のものにあっては、縦部分が先に離れ、図4のAタ
イプのものにあっては、縦部分と横部分が同時に離れ、
Bタイプのものにあっては、横部分が先に離れる。そし
てこの順番の相違によって、必要とするプレスの強さも
異なるので、切断しようとする材質や形状によって使い
わけ、バリや歪の発生を少なくするとよい。
【0013】
【発明の効果】(イ)請求項1に対応としては。L型鋼
の縦部分と横部分を、異なる形状に一工程で切断でき
る。(ロ)そして請求項2対応としては、L型鋼の縦部
分の座屈を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイとパンチの斜視図である。
【図2】図1における断面A−Aと、切断されたL型鋼
の状態を示す斜視図である。
【図3】L型鋼の切断の形状例と、切断したL型鋼を組
み合わせてフレームにした状態を示す。
【図4】ダイの断面図二態である。
【符号の説明】 1 ダイ 2 パンチ 3 縦上刃 4 横上刃 5 縦下刃 6 横下刃 7 L型鋼 8 傾斜角 9 方形タイプ 10 ハの字タイプ 11 台形タイプ 12 溶接

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 L型鋼などの立体物に対応する、ダイと
    パンチでなる抜き金型において、横方向に抜く縦刃と下
    方に抜く横刃の二種類を一体的に有し、それぞれの刃型
    が異形状でなり、一工程で、横方向に抜く刃から下方に
    抜く刃へと連続的に作用する、ことを特徴とする金型。
  2. 【請求項2】 ダイ側の横方向に抜く縦刃が、直立また
    は外方向に傾斜し、この刃に対応するパンチ側の縦刃は
    外方向に傾斜し、パンチ側の縦刃の傾斜度がダイ側の縦
    刃の傾斜度より大きい、ことを特徴とする請求項1に記
    載の金型。
JP20826497A 1997-06-26 1997-06-26 二面を異形状に同時抜きする金型 Pending JPH1110245A (ja)

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