JPH0552184A - 圧力空気源装置 - Google Patents

圧力空気源装置

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Publication number
JPH0552184A
JPH0552184A JP23738591A JP23738591A JPH0552184A JP H0552184 A JPH0552184 A JP H0552184A JP 23738591 A JP23738591 A JP 23738591A JP 23738591 A JP23738591 A JP 23738591A JP H0552184 A JPH0552184 A JP H0552184A
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JP
Japan
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pressure
air
air reservoir
check valve
passage
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Pending
Application number
JP23738591A
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English (en)
Inventor
Osamu Akamatsu
修 赤松
Shigeaki Tsuchito
重明 土塔
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Nabco Ltd
Original Assignee
Nabco Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気圧縮機、除湿部、逆止弁、元空気溜、再
生空気溜を具備する圧力空気源装置において、空気圧縮
機が運転状態に入ったとき、元空気溜が蓄圧された後に
再生空気溜が蓄圧されるようにし、元空気溜の圧力が下
限設定圧以下に低下して圧力不足を来すという不具合を
解消する。 【構成】 除湿部5、逆止弁9、元空気溜10を直列に
接続する。除湿部5と逆止弁9との間の通路に絞り7を
有する分岐通路を介して再生空気溜8を接続し、この再
生空気溜8を切換弁21を介して逆止弁9の一次側通路
に接続する。切換弁21は、逆止弁9の一次側の空気圧
力が元空気溜10の下限設定圧以上で上限設定圧未満の
所定圧に達したときに連通位置になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両のブレーキ装
置や扉開閉装置等の空気圧機器に圧縮空気を供給する圧
力空気源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力空気源装置として実
公昭54−27603号公報のものがあり、その圧力空
気源装置を図8に示す。図において、1はモータ、2は
空気圧縮機、3はアフタークーラ、4は自動ドレン弁、
9は逆止弁、10は元空気溜、11は調圧器である。自
動ドレン弁4と逆止弁9の二次側通路との間には除湿装
置が設けられており、この除湿装置は除湿部(以下、除
湿筒)5、絞り付き逆止弁6、再生空気溜8、吐出弁1
2、電磁弁13で構成されている。
【0003】この圧力空気源装置において、図8の状態
で元空気溜10の空気圧力が調圧器11の下限設定圧ま
で低下すると調圧器11がオンして空気圧縮機2が起動
され、空気圧縮器2からの圧縮空気がアフタークーラ3
で冷却され除湿筒5で除湿された後、再生空気溜8に蓄
圧されるとともに逆止弁9を介して元空気溜10に蓄圧
される。また、元空気溜10の空気圧力が上限設定圧と
なると、調圧器11がオフして空気圧縮機2の駆動が停
止され、同時に電磁弁13が切り換わって元空気溜10
が吐出弁12に連通され、元空気溜10の圧縮空気が電
磁弁13を介し吐出弁12に達して吐出弁12の排気孔
を開くので、再生空気溜8内の圧縮空気が絞り付き逆止
弁6を介して逆流し除湿筒5を再生した後、吐出弁12
より排気される。
【0004】上記再生空気溜8は除湿筒5を再生するた
めの圧縮空気を蓄圧するものであるので、その容量は元
空気溜10よりも小さく構成されている。また、空気圧
縮機2が停止している間すなわち元空気溜10の圧縮空
気が消費されて調圧器11が再びオンするまでの間、再
生空気溜8からは圧縮空気が除湿筒5を介し連続して排
気されて除湿筒5を再生するので、元空気溜10内の圧
縮空気が下限設定圧まで降下した時点では逆止弁9の一
次側の空気圧力が大気圧近くまで降下してしまうことが
多い。特に空気圧縮機2のモータ1が交流式の場合に
は、前記吐出弁12はモータ1が始動開始後一定の回転
速度に達するまでの間、軽負荷運転状態を維持するため
の軽負荷弁の機能をも有するので、逆止弁9の一次側の
空気圧力は確実に大気圧まで降下してしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、元空気溜
10の空気圧力が下限設定圧となって空気圧縮機2が再
起動した時点で逆止弁9の一次側の空気圧力がほぼ大気
圧まで低下していると、逆止弁9の機能により、再生空
気溜8が蓄圧されて元空気溜10より高い圧力となるま
では元空気溜10に圧縮空気が供給されず、従って元空
気溜10での蓄圧もなされない。この場合、元空気溜1
0が蓄圧されるまでの間にブレーキ装置や扉開閉装置等
の空気圧機器が使用されると、元空気溜10の圧力が下
限設定圧以下に降下して圧力不足状態となり、空気圧機
器の作動に支障が生じたり、最悪の場合には元空気溜1
0の空気圧力を監視する監視装置により非常ブレーキが
作動して車両の運行に支障を生じる恐れがある。このよ
うな圧力不足状態を防止する手段としては元空気溜10
の容量を大きくすることが考えられるが、装置が大型化
することになり好ましくない。
【0006】この発明は以上の事情に鑑みてなされたも
ので、空気圧縮機が運転状態に入ったとき、まず、元空
気溜で蓄圧され、その後に再生空気溜で蓄圧されるよう
にすることによって、元空気溜の圧力が下限設定圧以下
に低下して圧力不足を来すという不具合を解消すること
のできる圧力空気源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、空気圧縮機に除湿部を接続し、
この除湿部にこの除湿部を一次側とする逆止弁を介して
元空気溜を接続した圧力空気源装置において、除湿部と
逆止弁との間の通路に絞りを有する分岐通路を介して再
生空気溜を接続し、この再生空気溜を、連通位置または
遮断位置に切り換わる切換弁を介して前記逆止弁の一次
側または二次側通路に接続し、この切換弁を前記逆止弁
の一次側の空気圧力が前記元空気溜の下限設定圧以上で
上限設定圧未満の所定圧に達したときに連通位置になる
ようにしたものである。
【0008】請求項2の発明は、空気圧縮機に除湿部を
接続し、この除湿部にこの除湿部を一次側とする逆止弁
を介して元空気溜を接続し、この元空気溜に、空気圧力
が下限設定圧のときオンされ上限設定圧のときオフされ
て空気圧縮機の駆動を制御する調圧器が設けられた圧力
空気源装置において、除湿部と逆止弁との間の通路に絞
りを有する分岐通路を介して再生空気溜を接続し、この
再生空気溜を、連通位置または遮断位置に切り換わる電
磁弁を介して前記逆止弁の一次側または二次側通路に接
続し、前記逆止弁の一次側に元空気溜の空気圧力が下限
設定圧以上で上限設定圧未満の所定圧に達するとオンさ
れ前記上限設定圧でオフされる圧力検出器を設け、前記
電磁弁をこの圧力検出器と前記調圧器がともにオンのと
きに連通位置になるようにしたものである。
【0009】請求項3の発明は、空気圧縮機に除湿部を
接続し、この除湿部に絞り付き逆止弁を介して再生空気
溜を接続し、この再生空気溜に逆止弁を介して元空気溜
を接続した圧力空気源装置において、前記絞り付き逆止
弁と逆止弁との間の通路に分岐通路を設けるとともに、
この分岐通路に前記再生空気溜を接続し、この分岐通路
の途中に、連通位置と絞り通路位置、または連通位置と
再生空気溜方向を逆方向とする逆止弁通路位置に切り切
換弁を設け、この切換弁を前記絞り付き逆止弁と逆止弁
との間の通路の空気圧力が前記元空気溜の下限設定圧以
上の上限設定圧未満の所定圧に達したときに連通位置に
なるようにしたものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明によると、空気圧縮機の運転
時、逆止弁の一次側の空気圧力が前記所定圧に達するま
では切換弁が遮断位置となっているため再生空気溜へは
絞りを介して僅かに給気されるだけで除湿部からの圧縮
空気の大部分は元空気溜へ給気され元空気溜の圧力が上
昇する。そして、元空気溜の空気圧力が前記所定圧に達
すると切換弁が連通位置に切り換わり、再生空気溜でも
蓄圧がなされる。このように、再生空気溜は元空気溜の
空気圧力が所定圧に達するまではほとんど蓄圧されず、
空気圧縮機からの圧縮空気は先ず元空気溜に供給される
ので、この元空気溜の圧力が下限設定圧以下に降下して
圧力不足状態となって空気圧機器の作動に支障を生じる
といった事態は起こらない。
【0011】請求項2の発明によると、調圧器がオンし
ている空気圧縮機の運転時、元空気溜の圧力が前記所定
圧に達するまでは圧力検出器がオフしているため電磁弁
は遮断位置のままとなり再生空気溜へは絞りを介して僅
かに給気されるだけで除湿部からの圧縮空気の大部分は
元空気溜へ給気される。そして、元空気溜の圧力が前記
所定圧に達し圧力検出器がオンすると電磁弁が連通位置
に切換わるため再生空気溜へも電磁弁を通して給気され
る。このように、再生空気溜は元空気溜の空気圧力が所
定圧に達するまではほとんど蓄圧されず、空気圧縮機か
らの圧縮空気は先ず元空気溜に供給されるので、この元
空気溜の圧力が下限設定圧以下に降下して圧力不足状態
となって空気圧機器の作動に支障を生じるといった事態
は起こらない。
【0012】請求項3の発明によると、空気圧縮機の運
転時、絞り付き逆止弁と逆止弁との間の通路の空気圧力
が前記所定圧に達するまでは切換弁が絞り通路位置また
は逆止弁通路位置になっているため、再生空気溜へは僅
かに給気される状態か、全く給気されない状態となり、
絞り付き逆止弁からの圧縮空気は元空気溜へ給気されて
元空気溜の圧力が上昇する。そして、元空気溜の空気圧
力が上昇することにより前記絞り付き逆止弁と逆止弁と
の間の通路の空気圧力が所定圧に達すると切換弁が連通
位置に切り換わり、再生空気溜でも蓄圧がなされる。こ
のように、再生空気溜は前記絞り付き逆止弁と逆止弁と
の間の通路の空気圧力が所定圧に達するまでは蓄圧され
ず、空気圧縮機からの圧縮空気は先ず元空気溜に供給さ
れるので、この元空気溜の圧力が下限設定圧以下に降下
して圧力不足状態となって空気圧機器の作動に支障を生
じるといった事態は起こらない。
【0013】
【実施例】図1は請求項1に係わる実施例であって、切
換弁21を逆止弁9の一次側に接続したものである。1
はモータ、2は空気圧縮機、3はアフタークーラ、4は
自動ドレン弁であって、空気圧縮機2からの圧縮空気が
アフタークーラ3で冷却され、発生したドレンが自動ド
レン弁4で除去されるように構成されている。自動ドレ
ン弁4は除湿筒5を経て元空気溜10に連結され、除湿
筒5と元空気溜10との間には、元空気溜10方向に順
の逆止弁9が取り付けられている。
【0014】除湿筒5と逆止弁9との間の通路に絞り7
を有する分岐通路を介して再生空気溜8が接続され、こ
の再生空気溜8が、切換弁21を介して逆止弁9の一次
側に接続されている。切換弁21は、逆止弁9の一次側
の空気圧力に応じて連通位置または遮断位置に切り換わ
るようになっている。すなわち、逆止弁9の一次側の空
気圧力が元空気溜10の下限設定圧以上で上限設定圧未
満の所定圧に達したときに連通位置に切り換わり、元空
気溜10の下限設定圧未満では遮断位置を維持するよう
になっている。
【0015】自動ドレン弁4と除湿筒5との間に分岐通
路を介して軽負荷装置が接続されている。この軽負荷装
置は限時継電器(不図示)、吐出弁12、電磁弁13よ
りなり、限時継電器はモータ1の電気回路に接続され、
モータ1が起動した後一定時間経過すると、初めて常閉
接点を開き電磁弁13のソレノイドを消磁するように構
成されている。
【0016】次に作用を説明する。同図は圧力空気源装
置が軽負荷運転状態にある図であって、元空気溜10が
調圧器11の下限設定圧に達すると、調圧器11がオン
してモータ1が起動される。モータ1が始動後一定時間
は上述のように限時継電器の常閉接点が閉じたままであ
って、ソレノイドの励磁により電磁弁13を介して吐出
弁12の圧力室12aが元空気溜10に連通し、元空気
溜10の空気圧力でピストン12cが上動され、排出口
12dが開放される。従って、空気圧縮機2からの圧力
空気は吐出弁12の弁室12bに送気されて排出口12
dから排出されることになり、モータ1に大きい負荷が
加わらない。
【0017】モータ1の始動開始後一定時間が経過し、
モータ1が一定の回転速度に達すると、限時継電器の常
閉接点が開いてソレノイドが消磁し、それにより電磁弁
13が切り換わる。これにより元空気溜10と吐出弁1
2とが遮断され、ピストン弁12cで排出口12dが閉
じられる。
【0018】そして、このときに元空気溜10の空気圧
力すなわち逆止弁9の二次側の空気圧力が上記所定圧よ
りも低い間は、切換弁21が遮断位置を維持し、空気圧
縮機2からの圧力空気は除湿筒5で含有水分が除去さ
れ、その圧力空気の大部分が逆止弁9を通って元空気溜
10に流入し、再生空気溜8には絞り7を介して僅かに
給気される状態になる。したがって、元空気溜10の圧
力が上昇し、元空気溜10が圧力不足状態になることは
ない。逆に、上記のように吐出弁12の排出口12dが
閉じられたときに元空気溜10の空気圧力すなわち逆止
弁9の二次側の空気圧力が上記所定圧に達すると、切換
弁21が逆止弁9の一次側の空気圧力で連通位置に切り
換わり、再生空気溜8でも蓄圧がなされる。このように
元空気溜10の空気圧力が上記所定圧に達するまでは空
気圧縮機2からの圧縮空気が元空気溜10に供給され、
元空気溜10の圧力が上記所定圧に達した後で再生空気
溜8での蓄圧がなされるので、元空気溜10が圧力不足
状態となることはない。
【0019】元空気溜10の圧力が調圧器11の上限設
定圧に達すると調圧器11がオフになって電源を切り、
空気圧縮機2を停止すると共に、限時継電器の常閉接点
を閉じ、前述のようにソレノイドの励磁により電磁弁1
3を介して吐出弁12の圧力室12aが元空気溜10に
連通し、元空気溜10の空気圧力でピストン12cが上
動され、排出口12dが開放される。すると、再生用空
気溜8に蓄えられた乾燥圧力空気は絞り7を経て除湿筒
5を逆方向に通過し、吸着せる水分と共に吐出弁12の
排出口12dより排出され、除湿筒の再生作用をする。
【0020】図2は請求項1に係わる他の実施例であっ
て、切換弁21を逆止弁9の二次側に接続したものであ
る。この実施例においても、元空気溜10の空気圧力が
上記所定圧よりも低いときは切換弁21が遮断位置を維
持し、空気圧縮機2からの圧力空気の大部分が逆止弁9
を通って元空気溜10に流入し、再生空気溜8には絞り
7を介して僅かに給気される状態になる。逆に、元空気
溜10の空気圧力が上記所定圧に達すると、切換弁21
が逆止弁9の一次側の空気圧力で連通位置に切り換わ
り、再生空気溜8でも蓄圧がなされる。
【0021】図3は請求項2に係わる実施例であって、
除湿筒5と逆止弁9との間の通路に絞り7を有する分岐
通路を介して再生空気溜8を接続し、この再生空気溜8
を、連通位置または遮断位置に切り換わる電磁弁21b
を介して前記逆止弁9の一次側に接続し、前記逆止弁9
の一次側に元空気溜10の空気圧力が下限設定圧以上で
上限設定圧未満の所定圧に達するとオンされ前記上限設
定圧でオフされる圧力検出器21aを設け、前記電磁弁
21bをこの圧力検出器21aと前記調圧器11がとも
にオンのときに連通位置になるようにしたものである。
その他の構成、すなわち調圧器11が元空気溜10の空
気圧力が下限設定圧のときオンされ上限設定圧のときオ
フされて空気圧縮機の駆動を制御することなどは図1や
図2のものと同様である。
【0022】この構成によれば、元空気溜10の空気圧
力が上記所定圧よりも低ければ圧力検出器21aがオフ
となるので、電磁弁21bが遮断位置を維持し、空気圧
縮機2からの圧力空気の大部分が逆止弁9を通って元空
気溜10に流入し、再生空気溜8には絞り7を介して僅
かに給気される状態になる。また、元空気溜10の空気
圧力が上記所定圧に達した後、上限設定圧に達するまで
は、圧力検出器21aがオンになっても、調圧器11が
オフであるので、この場合も空気圧縮機2からの圧力空
気の大部分が逆止弁9を通って元空気溜10に流入し、
再生空気溜8には絞り7を介して僅かに給気される状態
になる。そして、元空気溜10の空気圧力が調圧器11
の上限設定圧に達すると、圧力検出器21aと調圧器1
1がともにオンになるので、電磁弁21bが連通位置に
切り換わり、再生空気溜8でも蓄圧がなされる。
【0023】図4は請求項2に係わる他の実施例であ
る。この実施例においては、逆止弁9の二次側に元空気
溜10の空気圧力が下限設定圧以上で上限設定圧未満の
所定圧に達するとオンされ前記上限設定圧でオフされる
圧力検出器21aが設けられている点で、図3のものと
異なる。圧力検出器21aは調圧器11と直列に接続さ
れている。この実施例においても図3のものと同様の作
用が発揮される。
【0024】図5は請求項3に係わる実施例である。こ
の実施例は、図8で説明した圧力空気源装置における絞
り付き逆止弁6と逆止弁9との間の通路に分岐通路を設
けるとともに、この分岐通路に再生空気溜8を接続し、
この分岐通路の途中に、連通位置と再生空気溜方向を逆
方向とする逆止弁通路位置に切り換わる切換弁21cを
設け、この切換弁21cを前記絞り付き逆止弁6と逆止
弁9との間の通路の空気圧力が前記元空気溜10の下限
設定圧以上で上限設定圧未満の所定圧に達したときに連
通位置になるようにしたものである。その他の構成、す
なわち調圧器11が元空気溜10の空気圧力が下限設定
圧のときオンされ上限設定圧のときオフされて空気圧縮
機の駆動を制御することなどは図8のものと同様であ
る。
【0025】このように構成された圧力空気源装置は、
空気圧縮機の運転時、絞り付き逆止弁6と逆止弁9との
間の通路の空気圧力が前記所定圧に達するまでは切換弁
21cが逆止弁通路位置になっているため、再生空気溜
8へは全く給気されない状態となり、絞り付き逆止弁6
からの圧縮空気は逆止弁9を経て元空気溜10へ給気さ
れ、元空気溜10の圧力が上昇する。そして、元空気溜
10の空気圧力が上昇して前記絞り付き逆止弁6と逆止
弁9との間の通路の空気圧力が所定圧に達すると切換弁
21cが連通位置に切り換わり、再生空気溜8でも蓄圧
がなされる。
【0026】図6は図5の切換弁21cに代えて連通位
置と絞り通路位置に切り換わる切換弁21dを採用した
事例であり、これは請求項3の発明に係わる他の実施例
である。図6に図示されていない部分の構成は図5に示
した構成と同じである。
【0027】この実施例によると、空気圧縮機の運転
時、絞り付き逆止弁6と逆止弁9との間の通路の空気圧
力が前記所定圧に達するまでは切換弁21cが絞り通路
位置になっているため、再生空気溜8へは僅かに給気さ
れる状態か、全く給気されない状態となり、絞り付き逆
止弁6からの圧縮空気は逆止弁9を経て元空気溜10へ
給気され、元空気溜10の圧力が上昇する。そして、元
空気溜10の空気圧力が上昇して前記絞り付き逆止弁6
と逆止弁9との間の通路の空気圧力が所定圧に達すると
切換弁21cが連通位置に切り換わり、再生空気溜8で
も蓄圧がなされる。
【0028】図5や図6で説明した実施例は、図8で説
明した従来例の構成において、分岐通路と切換弁21c
または21dを設けるだけでよいので、従来の圧力空気
源装置からの改良を簡単に行なえるという利点がある。
【0029】図6は図1、図2の切換弁21の構造を示
す。この切換弁21において、ばね32で閉動方向に付
勢されたピストン31にパイロット圧力(上記逆止弁の
一次側の空気圧力)が加わると、ピストン31がばね3
2の力に抗して押し上げられ、弁棒31aで弁34がば
ね35の力に抗して押し上げられる。このため、弁34
が弁座33からから離れ、元空気溜に対する連通口36
と再生空気溜に対する連通口37とが連通される。この
場合、パイロット圧に比例して弁座33と弁34との間
の通路面積が増大していくので、元空気溜と再生空気溜
の圧力バランスをとることができる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、空気圧縮機
が運転状態に入ったとき、まず、元空気溜へ給気して圧
力不足を生じさせない程度の切換設定圧まで蓄圧し、そ
の後、再生空気溜に給気して蓄圧するようにしたため、
従来のように元空気溜の圧力が下限設定圧以下に低下し
て圧力不足を来すという不具合を元空気溜の容積を大き
くせずとも解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明についての実施例系統図であ
る。
【図2】請求項1の発明についての他の実施例系統図で
ある。
【図3】請求項2の発明についての実施例系統図であ
る。
【図4】請求項2の発明についての他の実施例系統図で
ある。
【図5】請求項3の発明についての実施例系統図であ
る。
【図6】請求項1の発明についての他の実施例の要部を
示す系統図である。
【図7】切換弁の断面図である。
【図8】従来例についての系統図である。
【符号の説明】
2 空気圧縮機 5 除湿筒(除湿部) 7 絞り 8 再生空気溜 9 逆止弁 10 元空気溜 11 調圧器 21 切換弁 21b,21c,21d 電磁弁 21a 圧力検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧縮機に除湿部を接続し、この除湿
    部にこの除湿部を一次側とする逆止弁を介して元空気溜
    を接続した圧力空気源装置において、 除湿部と逆止弁との間の通路に絞りを有する分岐通路を
    介して再生空気溜を接続し、この再生空気溜を、連通位
    置または遮断位置に切り換わる切換弁を介して前記逆止
    弁の一次側または二次側通路に接続し、この切換弁を前
    記逆止弁の一次側の空気圧力が前記元空気溜の下限設定
    圧以上で上限設定圧未満の所定圧に達したときに連通位
    置になるようにしたことを特徴とする圧力空気源装置。
  2. 【請求項2】 空気圧縮機に除湿部を接続し、この除湿
    部にこの除湿部を一次側とする逆止弁を介して元空気溜
    を接続し、この元空気溜に、空気圧力が下限設定圧のと
    きオンされ上限設定圧のときオフされて空気圧縮機の駆
    動を制御する調圧器が設けられた圧力空気源装置におい
    て、 除湿部と逆止弁との間の通路に絞りを有する分岐通路を
    介して再生空気溜を接続し、この再生空気溜を、連通位
    置または遮断位置に切り換わる電磁弁を介して前記逆止
    弁の一次側または二次側通路に接続し、前記逆止弁の一
    次側に元空気溜の空気圧力が下限設定圧以上で上限設定
    圧未満の所定圧に達するとオンされ前記上限設定圧でオ
    フされる圧力検出器を設け、前記電磁弁をこの圧力検出
    器と前記調圧器がともにオンのときに連通位置になるよ
    うにしたことを特徴とする圧力空気源装置。
  3. 【請求項3】 空気圧縮機に除湿部を接続し、この除湿
    部に絞り付き逆止弁を介して再生空気溜を接続するとと
    もに、この再生空気溜に逆止弁を介して元空気溜を接続
    した圧力空気源装置において、 前記絞り付き逆止弁と逆止弁との間の通路に分岐通路を
    設けるとともに、この分岐通路に前記再生空気溜を接続
    し、この分岐通路の途中に、連通位置と絞り通路位置、
    または連通位置と再生空気溜方向を逆方向とする逆止弁
    通路位置に切り換わる切換弁を設け、この切換弁を前記
    絞り付き逆止弁と逆止弁との間の通路の空気圧力が前記
    元空気溜の下限設定圧以上で上限設定圧未満の所定圧に
    達したときに連通位置になるようにしたことを特徴とす
    る圧力空気源装置。
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