JPH1085544A - 乾燥空気供給装置 - Google Patents

乾燥空気供給装置

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Publication number
JPH1085544A
JPH1085544A JP8268017A JP26801796A JPH1085544A JP H1085544 A JPH1085544 A JP H1085544A JP 8268017 A JP8268017 A JP 8268017A JP 26801796 A JP26801796 A JP 26801796A JP H1085544 A JPH1085544 A JP H1085544A
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JP
Japan
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compressor
air
power supply
main tank
solenoid valve
Prior art date
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Application number
JP8268017A
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English (en)
Inventor
Masaru Fukutome
大 福留
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を減少させ、回路の簡単化、コスト
の低減化を図る。 【解決手段】 空気乾燥器4の流入側に位置し圧縮機1
と並列に接続された電磁弁21を、非通電時には開弁し
て空気乾燥器4の流入側を大気中に開放し、通電時には
閉弁して空気乾燥器4の流入側を遮断する常開型の電磁
弁とし、主タンク用圧力スイッチ23と制御リレー24
により、主タンク7内の圧力が上限設定圧よりも小さい
ときには、電源22と圧縮機1とを接続すると共に電源
22と電磁弁21とを接続し、主タンク7内の圧力が上
限設定圧に達したときには、電源22と圧縮機1とを遮
断すると共に、電源22と電磁弁21とを遮断する構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエアサスペ
ンション、エアモータ、空気工具等の空圧機器に乾燥圧
縮空気を供給する乾燥空気供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車高調節を行うための
エアサスペンション、エアモータ、空圧機器等の空圧機
器に乾燥圧縮空気を供給する乾燥空気供給装置は、空気
配管を介して空圧機器に圧縮空気を供給する圧縮機と、
該圧縮機から供給される圧縮空気を乾燥させると共に、
逆流してくる乾燥空気によって再生可能な空気乾燥器
と、前記空気乾燥器を再生するために前記空気乾燥器か
ら流出した圧縮空気の一部を貯留する補助タンクと、該
補助タンクの下流側に設けられた逆止弁と、該逆止弁か
ら流出した圧縮空気を貯留する主タンクとを備えてい
る。
【0003】以下、従来技術による乾燥空気供給装置を
図2に基づいて説明する。
【0004】1は圧縮空気を供給する圧縮機を示し、該
圧縮機1は、圧縮機本体1Aと該圧縮機本体1Aを駆動
する電動モータ1Bとから構成されている。また、該圧
縮機1の流入側には、圧縮機1に吸引される空気の粉塵
等を除去するフィルタ2が設けられている。一方、該圧
縮機1の流出側には、該圧縮機1から吐出される圧縮空
気を後述の空圧機器15に供給する空気配管3が接続さ
れている。さらに、該圧縮機1の電動モータ1Bは、後
述する圧縮機駆動用リレー13の電動スイッチ13Aを
介して電源10に接続されている。
【0005】4は空気配管3の途中に設けられた空気乾
燥器で、該空気乾燥器4は、その内部にシリカゲル等の
乾燥剤が充填され、圧縮機1から供給される圧縮空気に
含まれる水分を乾燥剤に吸着させることにより、乾燥圧
縮空気を生成するものである。また、該空気乾燥器4
は、後述の補助タンク5に貯留した乾燥圧縮空気を矢示
B方向に逆流させることにより、乾燥剤に付着した水分
を離脱させ、乾燥剤の再生を行う。
【0006】5は空気乾燥器4の流出側に位置して空気
配管3の途中に設けられた補助タンクであり、該補助タ
ンク5は、圧縮機1から吐出され、空気乾燥器4を通過
して空気配管3内を流通する乾燥圧縮空気の一部を貯留
するものである。そして、該補助タンク5に貯留した乾
燥圧縮空気は、空気乾燥器4の乾燥剤を再生するときに
使用される。
【0007】6は補助タンク5の流出側に位置して空気
配管3の途中に設けられた逆止弁であり、該逆止弁6
は、主タンク7内の乾燥圧縮空気が補助タンク5側へ逆
流するのを防止して、主タンク7内の圧力を保持する役
割を果たすものである。
【0008】7は逆止弁6の流出側に位置して空気配管
3の途中に設けられた主タンクであり、該主タンク7
は、圧縮機1から吐出され、空気乾燥器4、補助タンク
5、逆止弁6を順次通過して空気配管3内を流通する乾
燥圧縮空気を貯留するものである。そして、該主タンク
7に貯留した乾燥圧縮空気は、空圧機器15に供給され
る。
【0009】なお、前述した補助タンク5は空気乾燥器
4の乾燥剤を再生するための乾燥圧縮空気を貯留するも
のであるのに対し、主タンク7は空圧機器15に供給す
るための乾燥圧縮空気を貯留するものである。このた
め、主タンク7は補助タンク5よりも大容量に形成され
ている。
【0010】8はフィルタ2と空気乾燥器4との間を接
続する分岐配管9の途中に設けられた常閉型の電磁弁で
あり、該電磁弁8は圧縮機1と並列に設けられている。
また、該電磁弁8のパイロット部8Aは、補助タンク用
圧力スイッチ12と電磁弁駆動用リレー14の電動スイ
ッチ14Aを介して電源10に接続されている。そし
て、該電磁弁8は、電源10からの電流がパイロット部
8Aに供給されない非通電時には、付勢ばねにより閉弁
位置(イ)となって該分岐配管9を遮断し、電源10か
らの電流がパイロット部8Aに供給される通電時には、
開弁位置(ロ)に切り換わって分岐配管9を連通状態に
する。
【0011】10は電源を示し、該電源10は、圧縮機
駆動用リレー13の電動スイッチ13Aを介して圧縮機
1に接続されていると共に、電磁弁駆動用リレー14の
電動スイッチ14A、補助タンク用圧力スイッチ12を
介して電磁弁8のパイロット部8Aに接続されている。
さらに、該電源10は主タンク用圧力スイッチ11の端
子aにも接続されている。
【0012】11は主タンク7内の空気圧の大小に応じ
て切り換わる主タンク用圧力スイッチであり、該主タン
ク用圧力スイッチ11は、端子aが電源10に接続さ
れ、端子bが圧縮機駆動用リレー13の駆動コイル13
Bに接続され、端子cが電磁弁駆動用リレー14の駆動
コイル14Bに接続されている。
【0013】そして、該主タンク用圧力スイッチ11
は、主タンク7内の空気圧が所定の上限設定圧よりも小
さいときには、端子aと端子bとを接続することによ
り、電源10と圧縮機駆動用リレー13の駆動コイル1
3Bとを接続する。一方、該主タンク用圧力スイッチ1
1は、主タンク7内の空気圧が所定の上限設定圧に達し
たときには、端子aと端子cとを接続することにより、
電源10と電磁弁駆動用リレー14の駆動コイル14B
とを接続する。
【0014】ここで、主タンク用圧力スイッチ11の
「上限設定圧」は、乾燥圧縮空気が主タンク7内に十分
に供給され、これ以上乾燥圧縮空気を主タンク7内に貯
留する必要のない状態を示す空気圧である。
【0015】12は補助タンク5内の空気圧の大小に応
じて切り換わる補助タンク用圧力スイッチであり、該補
助タンク用圧力スイッチ12は、端子dが電磁弁8のパ
イロット部8Aに接続され、端子eがアースに接続さ
れ、端子fが電磁弁駆動用リレー14の電動スイッチ1
4Aに接続されている。
【0016】そして、該補助タンク用圧力スイッチ12
は、補助タンク5内の空気圧が所定の上限設定圧よりも
小さいときには、端子dと端子eとを接続することによ
り、電磁弁8のパイロット部8Aをアースに接続する。
一方、該補助タンク用圧力スイッチ12は、補助タンク
5内の空気圧が所定の上限設定圧に達したときには、端
子dと端子fとを接続することにより、電磁弁駆動用リ
レー14の電動スイッチ14Aと電磁弁8のパイロット
部8Aを接続する。
【0017】ここで、補助タンク用圧力スイッチ12の
「上限設定圧」は、乾燥圧縮空気が補助タンク5内に十
分に供給され、これ以上乾燥圧縮空気を補助タンク5内
に貯留する必要のない状態を示す空気圧である。なお、
補助タンク5は空気乾燥器4の乾燥剤を再生するための
乾燥圧縮空気を貯えるものであるため、補助タンク用圧
力スイッチ12の上限設定圧は、主タンク用圧力スイッ
チ11の上限設定圧に比して小さい。
【0018】13は圧縮機駆動用リレーを示し、該圧縮
機駆動用リレー13は、電動スイッチ13Aと駆動コイ
ル13Bとから構成されている。そして、該圧縮機駆動
用リレー13の電動スイッチ13Aは、一側端子が電源
10に接続され、他側端子が圧縮機1の電動モータ1B
に接続されている。また、該圧縮機駆動用リレー13の
駆動コイル13Bの一側端子が主タンク用圧力スイッチ
11の端子bに接続され、他側端子がアースに接続され
ている。
【0019】そして、該圧縮機駆動用リレー13は、電
源10からの電流を圧縮機1の電動モータ1Bに供給す
るか否かを決定し、圧縮機1の駆動,停止を制御するた
めのリレースイッチである。即ち、電源10からの電流
が駆動コイル13Bに供給されると、該駆動コイル13
Bにより電動スイッチ13Aが閉成する。これにより、
電源10と圧縮機1の電動モータ1Bが接続され、電源
10からの電流が圧縮機1の電動モータ1Bに供給され
る。また、電源10からの電流が駆動コイル13Bに供
給されていないときには、電動スイッチ13Aは開成す
る。これにより、電源10と圧縮機1の電動モータ1B
が遮断される。
【0020】14は電磁弁駆動用リレーを示し、該電磁
弁駆動用リレー14は、電動スイッチ14Aと駆動コイ
ル14Bとから構成されている。そして、該電磁弁駆動
用リレー14の電動スイッチ14Aは、一側端子が補助
タンク用圧力スイッチ12の端子fに接続され、他側端
子が電源10に接続されている。また、該電磁弁駆動用
リレー14の駆動コイル14Bは、一側端子がアースに
接続され、他側端子が主タンク用圧力スイッチ11の端
子cに接続されている。
【0021】そして、該電磁弁駆動用リレー14は、電
源10からの電流を電磁弁8のパイロット部8Aに供給
するか否かを決定し、電磁弁8の開,閉を制御するため
のリレースイッチである。即ち、電源10からの電流が
駆動コイル14Bに供給されると、該駆動コイル14B
により電動スイッチ14Aが閉成する。これにより、補
助タンク用圧力スイッチ12の端子dと端子fとが接続
されている状態のときには、電源10と電磁弁8のパイ
ロット部8Aが接続され、電源10からの電流が電磁弁
8のパイロット部8Aに供給される。また、電源10か
らの電流が駆動コイル14Bに供給されていないときに
は、電動スイッチ14Aは開成する。これにより、電源
10と電磁弁8のパイロット部8Aが遮断される。
【0022】15は主タンク7の流出側に位置して空気
配管3に接続された空圧機器を示し、該空圧機器15に
は、圧縮機1から供給され、空気乾燥器4、補助タンク
5、逆止弁6、主タンク7を順次通過して空気配管3の
流出口から流出する乾燥圧縮空気が供給される。また、
空圧機器15は、具体的には、自動車の車高調節を行う
ためのエアサスペンション、エアモータ、空気工具等が
考えられる。
【0023】従来技術による乾燥空気供給装置は上述し
たような構成を有するもので、次に、その動作について
説明する。
【0024】まず、空圧機器15に乾燥圧縮空気を供給
するために、乾燥空気供給装置を始動する。乾燥空気供
給装置の始動時に、主タンク7内の空気圧が0kg/c
2の場合には、主タンク7内の空気圧が主タンク用圧
力スイッチ11の上限設定圧よりも小さいため、主タン
ク用圧力スイッチ11の端子aと端子bとが接続され
る。これにより、電源10からの電流が電磁弁駆動用リ
レー13の駆動コイル13Bに供給され、電磁弁駆動用
リレー13の電動スイッチ13Aが閉成される。この結
果、電源10からの電流が圧縮機1の電動モータ1Bに
供給され、圧縮機1が駆動する。なお、このとき、電源
10からの電流は、電磁弁駆動用リレー14の駆動コイ
ル14Bには供給されていないため、電磁弁駆動用リレ
ー14の電動スイッチ14Aは開成している。
【0025】また、乾燥空気供給装置の始動時に、補助
タンク5内の空気圧が、主タンク7の空気圧と同様に0
kg/cm2である場合には、補助タンク5内の空気圧
が補助タンク用圧力スイッチ12の上限設定圧より小さ
いため、補助タンク用圧力スイッチ12の端子dと端子
eが接続される。これにより、電磁弁8のパイロット部
8Aは非通電の状態であるから、電磁弁8は閉弁位置
(イ)である。
【0026】このように、乾燥空気供給装置が始動さ
れ、圧縮機1の駆動が開始されると、圧縮機1は、フィ
ルタ2を介して外気を吸引し、空気配管3に圧縮空気を
供給する。圧縮機1から供給された圧縮空気は矢示A方
向に空気配管3内を流通し、空気乾燥器4を通過するこ
とによって水分が除去され、乾燥圧縮空気となって補助
タンク5と主タンク7に貯留される。そして、主タンク
7の圧力が高まった後に、空圧機器15の流入口に設け
られた切換弁(図示せず)を開弁すると、主タンク7か
ら空圧機器15に向けて乾燥圧縮空気が供給される。
【0027】さて、圧縮機1からの圧縮空気が空気乾燥
器4を介して補助タンク5、主タンク7に供給される
と、補助タンク5内の空気圧と主タンク7内の空気圧が
それぞれ上昇する。そして、主タンク7内の空気圧が主
タンク用圧力スイッチ11の上限設定圧に達すると、主
タンク用圧力スイッチ11が切り換わり、主タンク用圧
力スイッチ11の端子aと端子cとが接続される。
【0028】これにより、電源10からの電流が圧縮機
駆動用リレー13の駆動コイル13Bに供給されなくな
るため、圧縮機駆動用リレー13の電動スイッチ13A
が開成する。これにより、電源10からの電流が圧縮機
1の電動モータ1Bに供給されなくなるため、圧縮機1
が停止する。
【0029】また、主タンク用圧力スイッチ11の端子
aと端子cが接続されると、電源10からの電流が電磁
弁駆動用リレー14の駆動コイル14Bに供給されるた
め、電磁弁駆動用リレー14の電動スイッチ14Aが閉
成する。さらに、このとき、補助タンク5内の空気圧
は、補助タンク用圧力スイッチ12の上限設定圧に達し
ているため、補助タンク用圧力スイッチ12が切り換わ
り、補助タンク用圧力スイッチ12の端子dと端子fと
が接続されている。
【0030】これにより、電源10から供給される電流
は、電磁弁駆動用リレー14、補助タンク用圧力スイッ
チ12を流通して、電磁弁8のパイロット部8Aに供給
され、電磁弁8が開弁位置(ロ)に切り換わる。この結
果、補助タンク5内に貯留された乾燥圧縮空気が、空気
乾燥器4、電磁弁8を順次通過して分岐配管9を矢示B
方向に逆流し、フィルタ2から大気中に放出される。こ
れにより、空気乾燥器4の乾燥剤が再生される。
【0031】そして、空圧機器15により主タンク7内
の乾燥圧縮空気が消費され、主タンク7内の空気圧が低
下し、主タンク用圧力スイッチ11の上限設定圧より小
さくなると、再び主タンク用圧力スイッチ11が切り換
わり、主タンク用圧力スイッチ11の端子aと端子bと
が接続される。これにより、前述したように圧縮機1が
駆動されると共に、電磁弁8が閉弁位置(イ)に切り換
わり、補助タンク5、主タンク7に乾燥圧縮空気が供給
される。
【0032】このように、従来技術による乾燥空気供給
装置によれば、空気乾燥器4の乾燥剤を再生しつつ、乾
燥圧縮空気を空圧機器15に供給することができる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、乾燥圧縮空気を補助タンク5、主タンク7
に供給するときには、電源10から圧縮機1に向けて電
流供給を行って圧縮機1を駆動すると共に、電源10か
ら電磁弁8への電源供給を停止して電磁弁8を閉弁位置
(イ)にする必要がある。また、空気乾燥器4の乾燥剤
を再生するときには、電源10から圧縮機1への電流供
給を停止して圧縮機1を停止すると共に、電源10から
電磁弁8への電源供給を行って電磁弁8を開弁位置
(ロ)にする必要がある。
【0034】このため、従来技術による乾燥空気供給装
置には、圧縮機1を駆動するための圧縮機駆動用リレー
13と、電磁弁8を駆動するための電磁弁駆動用リレー
14をそれぞれ設けなければならない。さらに、主タン
ク7には主タンク用圧力スイッチ11を設け、補助タン
ク5には補助タンク用圧力スイッチ12を設けなければ
ならない。この結果、部品点数が多く、回路が複雑とな
り、コストの上昇を招くという問題がある。
【0035】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、部品点数を減少させ、回路の簡単化を図
ることができる乾燥空気供給装置を提供することを目的
としている。
【0036】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に係る発明は、空気配管を介して空圧機
器に圧縮空気を供給する圧縮機と、該圧縮機から供給さ
れる圧縮空気を乾燥させると共に逆流してくる乾燥空気
によって再生可能な空気乾燥器と、前記空気乾燥器を再
生するために前記空気乾燥器から流出した圧縮空気の一
部を貯留する補助タンクと、該補助タンクの下流側に設
けられた逆止弁と、該逆止弁から流出した圧縮空気を貯
留する主タンクとを備えた乾燥空気供給装置において、
前記空気乾燥器の流入側に前記圧縮機と並列に接続さ
れ、非通電時には開弁して空気乾燥器の流入側を大気中
に開放し、通電時には閉弁して空気乾燥器の流入側を遮
断する常開型の電磁弁と、前記主タンク内の圧力が上限
設定圧よりも小さいときには電源と前記圧縮機とを接続
すると共に電源と前記電磁弁とを接続し、前記主タンク
内の圧力が上限設定圧に達したときには電源と前記圧縮
機とを遮断すると共に電源と前記電磁弁とを遮断する圧
力スイッチとを設けたことを特徴としている。
【0037】このように構成したことにより、乾燥空気
供給装置を始動し、主タンク内の空気圧が、上限設定圧
よりも小さいときには、圧力スイッチが、電源と圧縮機
とを接続すると共に、電源と電磁弁とを接続する。これ
により、圧縮機が駆動すると共に、電磁弁が閉弁位置と
なり、空気乾燥器の流入側が大気中から遮断される。従
って、圧縮機から空気乾燥器を介して主タンクと補助タ
ンクに乾燥圧縮空気が供給される。
【0038】一方、主タンク内の空気圧が上限設定圧に
達すると、圧力スイッチが、電源と圧縮機を遮断すると
共に、電源と電磁弁を遮断する。これにより、圧縮機が
停止すると共に、電磁弁が開弁位置(ノーマル位置)と
なり、空気乾燥器の流入側が大気中に開放される。従っ
て、補助タンク内に貯留された乾燥圧縮空気が空気乾燥
器側に逆流するため、空気乾燥器の乾燥剤が再生され
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
乾燥空気供給装置を図1に従って詳述する。なお、本実
施の形態では前述した従来技術の構成要素と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0040】21は空気乾燥器4の流入側に位置し、圧
縮機1と並列に分岐配管9の途中に設けられた常開型の
電磁弁を示し、該電磁弁21のパイロット部21Aは、
後述する制御リレー24の電動スイッチ24Aを介して
電源22に接続されている。そして、該電磁弁21は、
電源22からの電流がパイロット部21Aに供給されて
いない非通電時には、付勢ばねにより開弁位置(ハ)と
なって分岐配管9を連通状態とし、電源22からの電流
がパイロット部21Aに供給される通電時には、閉弁位
置(ニ)に切り換わり、分岐配管9を遮断する。
【0041】22は電源を示し、該電源22は、上述し
たように、制御リレー24の電動スイッチ24Aを介し
て電磁弁21のパイロット部21Aに接続されているだ
けでなく、制御リレー24の電動スイッチ24Aを介し
て圧縮機1の電動モータ1Bにも接続されている。さら
に、該電源22は主タンク用圧力スイッチ23の端子h
にも接続されている。
【0042】23は主タンク7内の空気圧の大小に応じ
て切り換わる主タンク用圧力スイッチであり、該主タン
ク用圧力スイッチ23は、端子gが制御リレー24の駆
動コイル24Bに接続され、端子hが電源22に接続さ
れ、端子iがアースに接続されている。
【0043】そして、該主タンク用圧力スイッチ23
は、主タンク7内の空気圧が所定の上限設定圧よりも小
さいときには端子gと端子hを接続することにより、電
源22と制御リレー24の駆動コイル24Bとを接続す
る。一方、該主タンク用圧力スイッチ23は、主タンク
7内の空気圧が所定の上限設定圧に達したときには、端
子gと端子iを接続することにより、制御リレー24の
駆動コイル24Bをアースに接続する。
【0044】ここで、主タンク用圧力スイッチ23の
「上限設定圧」は、乾燥圧縮空気が主タンク7内に十分
に供給され、これ以上乾燥圧縮空気を主タンク7内に貯
留する必要のない状態を示す空気圧である。
【0045】24は制御リレーを示し、該制御リレー2
4は、電動スイッチ24Aと駆動コイル24Bとから構
成されている。そして、該制御リレー24の電動スイッ
チ24Aは、一側端子が圧縮機1の電動モータ1Bと電
磁弁21のパイロット部21Aにそれぞれ接続され、他
側端子が電源22に接続されている。また、該制御リレ
ー24の駆動コイル24Bは、一側端子がアースに接続
され、他側端子が主タンク用圧力スイッチ23の端子g
に接続されている。
【0046】そして、該制御リレー24は、電源22か
らの電流を圧縮機1の電動モータ1Bと電磁弁21のパ
イロット部21Aに供給するか否かを決定し、圧縮機1
の駆動,停止を制御すると共に、電磁弁21の開,閉を
制御するためのリレースイッチである。
【0047】即ち、電源22からの電流が駆動コイル2
4Bに供給されると、駆動コイル24Bに発生する磁力
により電動スイッチ24Aが閉成する。これにより、電
源22が圧縮機1の電動モータ1Bに接続されると共
に、電源22が電磁弁21のパイロット部21Aに接続
される。この結果、電源22からの電流が圧縮機1の電
動モータ1Bと電磁弁21のパイロット部21Aにそれ
ぞれ供給される。また、電源22からの電流が駆動コイ
ル24Bに供給されていないときには、電動スイッチ2
4Aは開成する。これにより、電源22と圧縮機1の電
動モータ1Bが遮断されると共に、電源22と電磁弁2
1のパイロット部21Aが遮断される。
【0048】本発明の実施の形態による乾燥空気供給装
置は上述したような構成を有するもので、次に、その動
作について説明する。
【0049】まず、空圧機器15に乾燥圧縮空気を供給
するために、乾燥空気供給装置を始動する。乾燥空気供
給装置の始動時に、主タンク7内の空気圧が0kg/c
2の場合には、主タンク7内の空気圧が主タンク用圧
力スイッチ23の上限設定圧よりも小さいため、主タン
ク用圧力スイッチ23の端子gと端子hとが接続され
る。これにより、電源22からの電流が制御リレー24
の駆動コイル24Bに供給され、制御リレー24の電動
スイッチ24Aが閉成される。この結果、電源22から
の電流が圧縮機1の電動モータ1Bと、電磁弁21Aの
パイロット部21Aに供給される。
【0050】これにより、圧縮機1が駆動すると共に、
電磁弁21が閉弁位置(ニ)に切り換わり、分岐配管9
が遮断される。この結果、圧縮機1は、フィルタ2を介
して外気を吸引し、空気配管3に圧縮空気を供給する。
そして、圧縮機1から供給された圧縮空気は矢示A方向
に空気配管3内を流通し、空気乾燥器4を通過すること
によって水分が除去され、乾燥圧縮空気となって補助タ
ンク5と主タンク7に貯留される。そして、主タンク7
の圧力が高まった後に、空圧機器15の流入口に設けら
れた切換弁(図示せず)を開弁すると、主タンク7から
空圧機器15に向けて乾燥圧縮空気が供給される。
【0051】さて、圧縮機1からの圧縮空気が空気乾燥
器4を介して補助タンク5、主タンク7に供給される
と、補助タンク5内の空気圧と主タンク7内の空気圧が
それぞれ上昇する。そして、主タンク7内の空気圧が主
タンク用圧力スイッチ23の上限設定圧に達すると、主
タンク用圧力スイッチ23が切り換わり、主タンク用圧
力スイッチ23の端子gと端子iが接続される。これに
より、電源22からの電流が制御リレー24の駆動コイ
ル24Bに供給されなくなるため、制御リレー24の電
動スイッチ24Aが開成する。これにより、電源22か
らの電流が圧縮機1の電動モータ1Bと電磁弁21のパ
イロット部21Aに供給されなくなる。これにより、圧
縮機1が停止すると共に、電磁弁21が付勢ばねにより
開弁位置(ハ)に切り換わり、分岐配管9を連通させ
る。
【0052】この結果、補助タンク5内に貯留された乾
燥圧縮空気が、空気乾燥器4、電磁弁21を順次通過し
て分岐配管9を矢示B方向に逆流し、フィルタ2から大
気中に放出され、空気乾燥器4の乾燥剤が再生される。
なお、空気乾燥器4の再生は、主タンク7内の空気圧が
主タンク用圧力スイッチ23の上限設定圧を下回らない
限り、補助タンク5内の空気圧が大気圧と等しくなるま
で行われる。
【0053】そして、空圧機器15により主タンク7内
の乾燥圧縮空気が消費され、主タンク7内の空気圧が低
下し、主タンク用圧力スイッチ23の上限設定圧より小
さくなると、再び主タンク用圧力スイッチ23が切り換
わり、主タンク用圧力スイッチ23の端子gと端子hと
が接続される。これにより、前述したように圧縮機1が
駆動されると共に、電磁弁21が閉弁位置(ニ)に切り
換わり、補助タンク5、主タンク7に乾燥圧縮空気が供
給される。
【0054】かくして、本実施の形態によれば、乾燥空
気供給装置を構成する電磁弁21を、非通電時には開弁
位置(ハ)となり、通電時には閉弁位置(ニ)となる常
開型の電磁弁により構成すると共に、主タンク用圧力ス
イッチ23と制御リレー24により、主タンク7内の圧
力が上限設定圧よりも小さいときには電源22と圧縮機
1とを接続すると共に、電源22と電磁弁21とを接続
し、主タンク7内の圧力が上限設定圧に達したときには
電源22と圧縮機1とを遮断すると共に、電源22と電
磁弁21とを遮断する構成としている。
【0055】このため、主タンク7に乾燥圧縮空気を供
給するときには、電源22から圧縮機1と電磁弁21へ
同時に電流供給することにより、圧縮機1を駆動すると
同時に、電磁弁21を閉弁状態にすることができる。ま
た、空気乾燥器4の乾燥剤を再生するときには、電源2
2から圧縮機1と電磁弁21への電流供給を同時に停止
させることにより、圧縮機1を停止すると同時に、電磁
弁21を開弁状態にすることができる。
【0056】これにより、従来技術と比較して、少ない
部品で、かつ、簡単な構成で、空気乾燥器4の乾燥剤を
再生しつつ、乾燥圧縮空気を空圧機器15に供給すると
いう乾燥空気供給装置の動作を実現することができる。
【0057】即ち、従来技術による乾燥空供給装置で
は、乾燥空気供給装置の動作を実現するために、主タン
ク用圧力スイッチ11と補助タンク用圧力スイッチ12
の2個の圧力スイッチと、圧縮機駆動用リレー13と電
磁弁駆動用リレー14の2個のリレーが必要である。こ
れに対し、本実施の形態による乾燥空気供給装置では、
主タンク用圧力スイッチ23と制御リレー24のみで、
乾燥空気供給装置の動作を実現することができる。ま
た、本実施の形態による乾燥空気供給装置では、配線、
電気的な接続端子を減少させることができる。
【0058】従って、部品点数削減による製造コストの
低減化を図ることができると共に、構成を簡単化するこ
とで、耐久性の向上、軽量化を図ることができる。
【0059】なお、前記実施例では、主タンク用圧力ス
イッチ23と制御リレー24によって、電源22から圧
縮機1および電磁弁21へ電流供給を行うか否かを切換
制御するものとして述べたが、本発明はこれに限らず、
圧力スイッチによって、電源22から圧縮機1および電
磁弁21へ電流供給を行うか否かを切換制御する構成と
してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したとおり、請求項1に係る発
明によれば、空気乾燥器の流入側に位置して圧縮機と並
列に接続された電磁弁を、非通電時には開弁し空気乾燥
器の流入側を大気中に開放し、通電時には閉弁し空気乾
燥器の流入側を遮断する常開型の電磁弁により構成し、
かつ、主タンク内の圧力が上限設定圧よりも小さいとき
には電源と圧縮機とを接続すると共に該電源と前記電磁
弁とを接続し、主タンク内の圧力が上限設定圧に達した
ときには該電源と圧縮機とを遮断すると共に該電源と前
記電磁弁とを遮断する圧力スイッチを設ける構成とした
から、補助タンク、主タンクに乾燥圧縮空気を供給する
ときには、圧縮機と前記電磁弁に同時に電流供給を行
い、空気乾燥器の乾燥剤を再生させるときには、圧縮機
と前記電磁弁への電流供給を同時に停止することができ
る。
【0061】これにより、従来技術と比較して、少ない
部品で、かつ、簡単な構成で、空気乾燥器の乾燥剤を再
生しつつ、乾燥圧縮空気を空圧機器に供給するという乾
燥空気供給装置の動作を実現することができる。従っ
て、部品点数削減による製造コストの低減化を図ること
ができると共に、構成を簡単化することで、耐久性の向
上、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による乾燥空気供給装置を
示す回路図である。
【図2】従来技術による乾燥空気供給装置を示す回路図
である。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 空気配管 4 空気乾燥器 5 補助タンク 6 逆止弁 7 主タンク 22 電源 21 電磁弁 23 主タンク用圧力スイッチ 24 制御リレー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気配管を介して空圧機器に圧縮空気を
    供給する圧縮機と、 該圧縮機から供給される圧縮空気を乾燥させると共に逆
    流してくる乾燥空気によって再生可能な空気乾燥器と、 前記空気乾燥器を再生するために前記空気乾燥器から流
    出した圧縮空気の一部を貯留する補助タンクと、 該補助タンクの下流側に設けられた逆止弁と、 該逆止弁から流出した圧縮空気を貯留する主タンクとを
    備えた乾燥空気供給装置において、 前記空気乾燥器の流入側に前記圧縮機と並列に接続さ
    れ、非通電時には開弁して空気乾燥器の流入側を大気中
    に開放し、通電時には閉弁して空気乾燥器の流入側を遮
    断する常開型の電磁弁と、 前記主タンク内の圧力が上限設定圧よりも小さいときに
    は電源と前記圧縮機とを接続すると共に電源と前記電磁
    弁とを接続し、前記主タンク内の圧力が上限設定圧に達
    したときには電源と前記圧縮機とを遮断すると共に電源
    と前記電磁弁とを遮断する圧力スイッチとを設けたこと
    を特徴とする乾燥空気供給装置。
JP8268017A 1996-09-18 1996-09-18 乾燥空気供給装置 Pending JPH1085544A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004046551A1 (ja) * 2002-11-20 2004-06-03 Myotoku Ltd. 正圧負圧供給装置
CN103437986A (zh) * 2013-08-30 2013-12-11 中通客车控股股份有限公司 一种气路及电动空气压缩机综合控制系统及控制方法

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