JPH0551466U - 液体噴霧装置 - Google Patents

液体噴霧装置

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JPH0551466U
JPH0551466U JP10217591U JP10217591U JPH0551466U JP H0551466 U JPH0551466 U JP H0551466U JP 10217591 U JP10217591 U JP 10217591U JP 10217591 U JP10217591 U JP 10217591U JP H0551466 U JPH0551466 U JP H0551466U
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liquid
vaporizer
tank
pump
spraying device
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秀雄 加島
誠 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴霧停止時にポンプと気化器の間の液体給送
経路に滞留する第1液体を回収できる液体噴霧装置を提
供すること。 【構成】 第1タンク1と気化器2とポンプ3と吹出ノ
ズル4と第2タンク5と吸上ノズル6とを具備した液体
噴霧装置において、開閉弁8aを介在した戻し管路8
を、ポンプ3と気化器2の間の液体給送経路3b途中か
ら第1タンク1内に及んで配設すると共に、ポンプ3の
作動停止に基づいて開閉弁8を開放する戻し制御手段9
を設けているので、噴霧停止時に上記液体給送経路3b
内に滞留した第1液体F1を、気化器2内との圧力差に
よって戻し管路8を通じ第1タンク1内に戻すことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、所定の液体を該液体とは別の液体の蒸気を利用して噴霧するように した2流体噴霧式の液体噴霧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液体噴霧装置として図2に示すものがある。この液体噴霧装置 は、水道水,蒸留水,天然水等から適宜選択される水(第1液体)F1を収容し た第1タンク1と、第1液体F1の気化を行なう電熱ヒ−タ内蔵の気化器2と、 第1液体F1を気化器2に給送するポンプ3と、気化器2内で発生した第1液体 F1の蒸気を所定方向に導くL字形の吹出ノズル4と、消毒液,消臭液,芳香液 等の薬液(第2液体)F2を収容した第2タンク5と、第2タンク5内から吹出 ノズル4の先端近傍に延設された吸上ノズル6と、ポンプ及び電熱ヒ−タの作動 を制御する制御回路7とから構成されている。
【0003】 気化器2は、横長の気化室2aに通じる流入口2bと流出口2cを備えた本体 2dと、本体2dの底部に埋設された電熱ヒ−タ2eと、連通多孔質の焼結金属 ,セラミック,樹脂フォ−ム等の保水性材料から形成され、気化室2aに隙間な く配置された柱状の気化素子2fと、気化器温度を検出する温度センサ2gとか ら構成されている。
【0004】 ポンプ3は数kg/cm2 の吐出圧を有し、吸込口に接続された吸込パイプ3aを 第1タンク1の底部まで垂設され、また吐出口に接続された給送パイプ3bを気 化器2の流入口3bに接続されている。
【0005】 吹出ノズル4は先端に先細りのノズル部4aを備えており、気化器2の流出口 2cに接続されている。また、吸上ノズル6も吹出ノズル4と同様のノズル部6 aを先端に備え、該ノズル部6aを、吹出ノズル4のノズル部4aの軸線よりも 僅かに下側前方に該ノズル部4aと直交して配置されている。
【0006】 上記の液体噴霧装置では、噴霧開始に当って電源スイッチを投入すると、まず 電熱ヒ−タ2eが通電され気化器2が加熱される。温度センサ2gで検出される 気化器温度が第1液体F1の気化に適した温度、例えば250〜300℃に上昇 すると、ポンプ2が作動して第1タンク1内の第1液体F1が気化器3内の気化 素子2fに供給される。気化素子2fに供給された第1液体F1は供給とほぼ同 時に気化し、その蒸気が吹出ノズル4に送り込まれ先端のノズル部4aから横向 きに吹出される。この吹出蒸気によるベンチュリ効果によって第2タンク5内の 第2液体F2が吸上ノズル6のノズル部6aに吸上げられ、吸上げられた第2液 体F2が第1液体F1の蒸気との衝突によって霧化され第1液体F1と一緒に噴 霧される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の液体噴霧装置では、噴霧停止に当ってポンプ3を停止し ても該ポンプ3と気化器2の間の給送パイプ3b内に第1液体F1が滞留してい るため、該滞留液が気化器2の余熱によって気化され無駄に消費される難点があ る。また、上記の気化によって噴霧停止後も暫くの間吹出ノズル4から蒸気が吹 出されるため、利用者に対する安全面で懸念が残る。
【0008】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、噴霧 停止時にポンプと気化器の間の液体給送経路に滞留する第1液体を回収できる液 体噴霧装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案では、第1液体を収容した第1タンクと、電熱 によって第1液体を気化させる気化器と、第1タンク内の第1液体を気化器に給 送するポンプと、気化器内で発生した第1液体の蒸気を所定方向に導く吹出ノズ ルと、第2液体を収容した第2タンクと、第2タンク内から吹出ノズルの先端近 傍に延設された吸上ノズルとを具備した液体噴霧装置において、開閉弁を介在し た戻し管路を、ポンプと気化器の間の液体給送経路途中から第1タンク内に及ん で配設すると共に、ポンプの作動停止に基づいて開閉弁を開放する戻し制御手段 を設けている。
【0010】
【作用】
本考案に係る液体噴霧装置では、噴霧停止に当ってポンプの作動を停止すると 、該作動停止に基づいて戻し管路の開閉弁が開放する。つまり、噴霧停止直後は 余熱によって気化器内の圧力が高い状態にあるので、ポンプと気化器の間の液体 給送経路に滞留する第1液体は、該圧力差によって戻し管路を通じ第1タンク内 に戻されることになる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す液体噴霧装置の概略構成図であり、図2に示し た従来装置とは戻し管路7及び制御回路8の構成を異にしている。他の構成は従 来装置と同じであるため同一符号を用いその詳細説明を省略する。
【0012】 同図において、1は第1液体F1を収容した第1タンク、2は気化器、3はポ ンプ、4は吹出ノズル、5は第2液体F2を収容した第2タンク、6は吸上ノズ ルである。
【0013】 8は戻しパイプで、給送パイプ3bのポンプ寄り位置から第1タンク1内の底 部に及んで配設されている。また、この戻しパイプ8の途中には常開の電磁開閉 弁8aが介装されている。図面上では、戻しパイプ8を給送パイプ3bよりも高 い位置に設けてあるが、実際には滞留液が戻りやすいように給送パイプ3bと同 一高さ或いは低い位置に設けることが望ましい。
【0014】 9は図示省略の電源スイッチを備えた制御回路で、電熱ヒ−タ2e,温度セン サ2g,ポンプ3及び電磁開閉弁8aが接続されている。この制御回路における 制御機能は後述する動作説明で詳述する。
【0015】 次に、上述の液体噴霧装置の動作について説明する。噴霧開始に当って電源ス イッチを投入すると、まず電熱ヒ−タ2eが通電され気化器2が加熱される。温 度センサ2gで検出される気化器温度が第1液体F1の気化に適した温度、例え ば250〜300℃に上昇すると、電磁開閉弁8aが開放状態から閉鎖され、同 時にポンプ3が作動して第1タンク1内の第1液体F1が気化器2内の気化素子 2fに供給される。気化素子2fに供給された第1液体F1は供給とほぼ同時に 気化し、その蒸気が吹出ノズル4に送り込まれ先端のノズル部4aから横向きに 吹出される。この吹出蒸気によるベンチュリ効果によって第2タンク5内の第2 液体F2が吸上ノズル6のノズル部6aに吸上げられ、吸上げられた第2液体F 2が第1液体F1の蒸気との衝突によって霧化され第1液体F1と一緒に噴霧さ れる。
【0016】 また、噴霧停止に当って電源スイッチを遮断すると、電熱ヒ−タ2eの通電が 停止され、同時にポンプ3が停止し電磁開閉弁8aが開放される。この噴霧停止 状態では給送パイプ3b内に第1液体F1が滞留することになるが、停止直後は 余熱によって気化器3内の圧力が高い状態にあるので、給送パイプ3b内に滞留 した第1液体F1は、該圧力差によって戻しパイプ8を通じ第1タンク1内に戻 される。
【0017】 このように本第1実施例では、噴霧停止時に給送パイプ3b内に滞留した第1 液体F1を、気化器3内との圧力差によって戻しパイプ8を通じ第1タンク1内 に戻すことができるので、従来のように滞留液が気化器2の余熱によって気化さ れ無駄に消費されることがなく、滞留液を速やかに回収して第1液体F1の浪費 を解消できる。また、上記の回収により滞留液が気化器2の余熱によって気化さ れることがなくなるので、噴霧停止後における蒸気の吹出しを確実に防止して安 全性を確保できる。
【0018】 尚、実施例では戻しパイプを給送パイプのポンプ寄り位置から延設したものを 示したが、該延設位置はポンプと気化器の間の液体給送経路途中であれば何処で もあってもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、噴霧停止時にポンプと気化器の間の液 体給送経路内に滞留した第1液体を、気化器内との圧力差によって戻し管路を通 じ第1タンク内に戻すことができるので、従来のように滞留液が気化器の余熱に よって気化され無駄に消費されることがなく、滞留液を速やかに回収して第1液 体の浪費を解消できる。また、上記の回収により滞留液が気化器の余熱によって 気化されることがなくなるので、噴霧停止後における蒸気の吹出しを確実に防止 して安全性を確保できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す液体噴霧装置の概略構
成図
【図2】従来例を示す液体噴霧装置の概略構成図
【符号の説明】
F1…第1液体、F2…第2液体、1…第1タンク、2
…気化器、3…ポンプ、4…吹出ノズル、5…第2タン
ク、6…吸上ノズル、8…戻しパイプ、8a…電磁開閉
弁、9…制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1液体を収容した第1タンクと、電熱
    によって第1液体を気化させる気化器と、第1タンク内
    の第1液体を気化器に給送するポンプと、気化器内で発
    生した第1液体の蒸気を所定方向に導く吹出ノズルと、
    第2液体を収容した第2タンクと、第2タンク内から吹
    出ノズルの先端近傍に延設された吸上ノズルとを具備し
    た液体噴霧装置において、 開閉弁を介在した戻し管路を、ポンプと気化器の間の液
    体給送経路途中から第1タンク内に及んで配設すると共
    に、 ポンプの作動停止に基づいて開閉弁を開放する戻し制御
    手段を設けた、ことを特徴とする液体噴霧装置。
JP10217591U 1991-12-11 1991-12-11 液体噴霧装置 Expired - Lifetime JP2518266Y2 (ja)

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JPH0551466U true JPH0551466U (ja) 1993-07-09
JP2518266Y2 JP2518266Y2 (ja) 1996-11-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014504899A (ja) * 2010-11-17 2014-02-27 ジボダン エス エー 噴霧装置ならびに香料および水を噴霧するための方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014504899A (ja) * 2010-11-17 2014-02-27 ジボダン エス エー 噴霧装置ならびに香料および水を噴霧するための方法

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JP2518266Y2 (ja) 1996-11-27

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