JPH0551366B2 - - Google Patents
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- JPH0551366B2 JPH0551366B2 JP62185547A JP18554787A JPH0551366B2 JP H0551366 B2 JPH0551366 B2 JP H0551366B2 JP 62185547 A JP62185547 A JP 62185547A JP 18554787 A JP18554787 A JP 18554787A JP H0551366 B2 JPH0551366 B2 JP H0551366B2
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- JP
- Japan
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- plate
- rolling
- camber
- rolling mill
- roll
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 19
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 claims description 11
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 7
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 5
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005251 gamma ray Effects 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000009528 severe injury Effects 0.000 description 1
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- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は冷間圧延におけるキヤンバー制御方
法に関する。
法に関する。
この発明のキヤンバー制御方法は、圧延機の入
側および出側からそれぞれ板に張力を与えながら
行う板の冷関圧延、たとえば電縫鋼管の製造ライ
ンにおけるスケルプの圧延、その他これに類する
圧延に用いられる。
側および出側からそれぞれ板に張力を与えながら
行う板の冷関圧延、たとえば電縫鋼管の製造ライ
ンにおけるスケルプの圧延、その他これに類する
圧延に用いられる。
(従来の技術)
圧延機の入側および出側からそれぞれ板に張力
を与えながら板を冷間圧延する方法の例として、
特願昭61−257660号で提案された電縫鋼管製造方
法がある。この電縫鋼管製造方法では、成形ロー
ル群の前に圧延機を設置し、この圧延機で成形前
の一定肉厚の帯鋼(スケルプ)を任意の位置から
幾つかの製品厚みに圧延しながら連続的に厚みの
異なる鋼管を製造する。
を与えながら板を冷間圧延する方法の例として、
特願昭61−257660号で提案された電縫鋼管製造方
法がある。この電縫鋼管製造方法では、成形ロー
ル群の前に圧延機を設置し、この圧延機で成形前
の一定肉厚の帯鋼(スケルプ)を任意の位置から
幾つかの製品厚みに圧延しながら連続的に厚みの
異なる鋼管を製造する。
(発明が解決しようとする問題点)
上記のような圧延の場合、スケルプは熱延コイ
ルを管径に応じて板長手方向に沿つて数条に切断
するので板ウエツジ(左右の板厚差)が大きい。
したがつて、圧延した板にキヤンバーが発生し、
オペレーターは手動によりロールギヤツプを頻繁
に調節していた。
ルを管径に応じて板長手方向に沿つて数条に切断
するので板ウエツジ(左右の板厚差)が大きい。
したがつて、圧延した板にキヤンバーが発生し、
オペレーターは手動によりロールギヤツプを頻繁
に調節していた。
なお、板圧延のキヤンバー制御については、第
36回塑性加工連合講演会の論文144で開示された
技術がある。この技術では、圧延機の入側および
出側で板に張力をかけない圧延でのキヤンバーの
発生をフイードフオワード制御により防止しよう
とするものであるが、板の蛇行によりキヤンバー
制御が影響される。これに対して、この発明が対
象とするのは圧延機の入側および出側で板に張力
をかけて蛇行の発生を抑えた圧延ラインでのキヤ
ンバー制御である。したがつて、上記技術をその
まま適用することはできず、全く新しい制御方法
を必要とする。
36回塑性加工連合講演会の論文144で開示された
技術がある。この技術では、圧延機の入側および
出側で板に張力をかけない圧延でのキヤンバーの
発生をフイードフオワード制御により防止しよう
とするものであるが、板の蛇行によりキヤンバー
制御が影響される。これに対して、この発明が対
象とするのは圧延機の入側および出側で板に張力
をかけて蛇行の発生を抑えた圧延ラインでのキヤ
ンバー制御である。したがつて、上記技術をその
まま適用することはできず、全く新しい制御方法
を必要とする。
そこで、この発明は蛇行の発生を抑えた圧延ラ
インでのキヤンバー制御方法を提供しようとする
ものである。
インでのキヤンバー制御方法を提供しようとする
ものである。
(問題点を解決するための手段)
第1の発明による冷間圧延におけるキヤンバー
制御方法は、圧延機の入側および出側からそれぞ
れ板に張力を与えながら板を冷間圧延する方法に
おいて、圧延機入側で板のオフセツトを防止し、
圧延機出側で板のキヤンバーtを検出し、キヤン
バー検出値に基づいてワークサイドおよびドライ
ブサイドのロールギヤツプ差ΔSを(1)式に基づい
て調節する。
制御方法は、圧延機の入側および出側からそれぞ
れ板に張力を与えながら板を冷間圧延する方法に
おいて、圧延機入側で板のオフセツトを防止し、
圧延機出側で板のキヤンバーtを検出し、キヤン
バー検出値に基づいてワークサイドおよびドライ
ブサイドのロールギヤツプ差ΔSを(1)式に基づい
て調節する。
圧延機の入側および出側からそれぞれ板に張力
を与えるには、ブライドルロール、ピンチロー
ル、テンシヨンリールなどによる通常の張力付与
方法が用いられる。与える張力は1〜10Kgf/mm2
程度である。
を与えるには、ブライドルロール、ピンチロー
ル、テンシヨンリールなどによる通常の張力付与
方法が用いられる。与える張力は1〜10Kgf/mm2
程度である。
その理由は、コイル張力が1Kg/mm2より小さい
と、圧延機入側でのオフセツト量が大きくなり、
ガイド装置を平行移動させてセンタリングする際
に、ガイドに圧延荷重の0.1〜0.3倍程度の大きな
力を要し、センタリングの応答速度が小さくな
る。また、コイル張力が10Kg/mm2を越すと、コイ
ルがオフセツトした際に、コイル端部に局部的な
大きな張力が作用し、この張力レベルが板の降伏
応力或いは破断応力以上となつて、激しい板形状
が発生し、更には板破断が発生して圧延が不能に
なることが多い。以上の理由から、コイル張力は
1〜10Kg/mm2の範囲に抑える必要がある。
と、圧延機入側でのオフセツト量が大きくなり、
ガイド装置を平行移動させてセンタリングする際
に、ガイドに圧延荷重の0.1〜0.3倍程度の大きな
力を要し、センタリングの応答速度が小さくな
る。また、コイル張力が10Kg/mm2を越すと、コイ
ルがオフセツトした際に、コイル端部に局部的な
大きな張力が作用し、この張力レベルが板の降伏
応力或いは破断応力以上となつて、激しい板形状
が発生し、更には板破断が発生して圧延が不能に
なることが多い。以上の理由から、コイル張力は
1〜10Kg/mm2の範囲に抑える必要がある。
オフセツトを防止するには、たとえば圧延機の
入側に配置したオフセツト防止ロールを用いる。
オフセツト防止ロールはワークサイドおよびドラ
イブサイドにそれぞれあつて対となつており、垂
直軸周りに回転可能である。そして、ロール周面
が板の側縁に接して板を中心に案内する。
入側に配置したオフセツト防止ロールを用いる。
オフセツト防止ロールはワークサイドおよびドラ
イブサイドにそれぞれあつて対となつており、垂
直軸周りに回転可能である。そして、ロール周面
が板の側縁に接して板を中心に案内する。
キヤンバーはイメージセンサー、投光器−受光
器などにより板の側縁を検出して求める。第1図
は板のオフセツトδとキヤンバーtとを模式的に
示している。キヤンバー検出器5は圧延機1から
距離d離れた位置に配置されている。
器などにより板の側縁を検出して求める。第1図
は板のオフセツトδとキヤンバーtとを模式的に
示している。キヤンバー検出器5は圧延機1から
距離d離れた位置に配置されている。
上記のようなこの発明では、キヤンバー検出値
に基づいてキヤンバーをフイードバツク制御する
が、その制御則は次の通りである。
に基づいてキヤンバーをフイードバツク制御する
が、その制御則は次の通りである。
ワークサイドおよびドライブサイドのロールギ
ヤツプ差ΔS(=SW−SD)はキヤンバー検出値t
により次のように表わされる。なお、SWおよび
SDはそれぞれワークサイドおよびドライブサイド
におけるロールギヤツプを表わす。
ヤツプ差ΔS(=SW−SD)はキヤンバー検出値t
により次のように表わされる。なお、SWおよび
SDはそれぞれワークサイドおよびドライブサイド
におけるロールギヤツプを表わす。
ΔS=ηtA2(a+b)/2eHC(a−b)2 tw/t2+
d2……(1) ここで、 ηt:チユーニング率 d:圧延ロール軸心からキヤンバー検出器までの
距離 w:板幅 HC:圧延機入側における板中心の板厚 A=SC+P/K−1/K(∂P/∂h)C ……(1a) a=1−1/K(∂P/∂h)C[1/2+w(1−2λ)
/4L+αK] ……(1b) b=1/K(∂P/∂h)C[1/2−w(1−2λ)/4L
−αK] ……(1c) e=1−2λ/2 ……(1d) λ=2L−w/4L ……(1e) α=(116.2/w−87.25−0.1137)×10-7 ……(1f) SC:ロールセンター位置のギヤツプ量(左右ロー
ルギヤツプの平均値) P:圧延荷重(プリセツト計算値) K:ミル定数 h:圧延機出側板厚 :圧延機出側板厚の平均値 L:荷重支点間距離 である。なお、式(1a)および(1b)の偏微分
の添字Cは板中央に関するものであることを示し
ている。
d2……(1) ここで、 ηt:チユーニング率 d:圧延ロール軸心からキヤンバー検出器までの
距離 w:板幅 HC:圧延機入側における板中心の板厚 A=SC+P/K−1/K(∂P/∂h)C ……(1a) a=1−1/K(∂P/∂h)C[1/2+w(1−2λ)
/4L+αK] ……(1b) b=1/K(∂P/∂h)C[1/2−w(1−2λ)/4L
−αK] ……(1c) e=1−2λ/2 ……(1d) λ=2L−w/4L ……(1e) α=(116.2/w−87.25−0.1137)×10-7 ……(1f) SC:ロールセンター位置のギヤツプ量(左右ロー
ルギヤツプの平均値) P:圧延荷重(プリセツト計算値) K:ミル定数 h:圧延機出側板厚 :圧延機出側板厚の平均値 L:荷重支点間距離 である。なお、式(1a)および(1b)の偏微分
の添字Cは板中央に関するものであることを示し
ている。
第2図はこの発明のキヤンバー制御方法を実施
する装置を模式的に示している。
する装置を模式的に示している。
圧延機1の入側に板オフセツト防止装置3が、
また出側にキヤンバー検出機5がそれぞれ配置さ
れている。キヤンバー検出器5からの検出信号は
制御コンピユーター6に入力される。制御コンピ
ユーター6のフイードバツク演算部7はキヤンバ
ー検出値tおよび上記式(1)に基づいてキヤンバー
を0とするワークサイドおよびドライブサイドの
ロールキヤツプ差ΔSを演算する。演算結果はコ
ントローラー11に送られる。コントローラー1
1はワークサイドおよびドライブサイドの圧下ス
クリユー13にそれぞれ操作信号ΔSを出力し、
ロールギヤツプ差を調節する。
また出側にキヤンバー検出機5がそれぞれ配置さ
れている。キヤンバー検出器5からの検出信号は
制御コンピユーター6に入力される。制御コンピ
ユーター6のフイードバツク演算部7はキヤンバ
ー検出値tおよび上記式(1)に基づいてキヤンバー
を0とするワークサイドおよびドライブサイドの
ロールキヤツプ差ΔSを演算する。演算結果はコ
ントローラー11に送られる。コントローラー1
1はワークサイドおよびドライブサイドの圧下ス
クリユー13にそれぞれ操作信号ΔSを出力し、
ロールギヤツプ差を調節する。
第2の発明による冷間圧延におけるキヤンバー
制御方法は、上記第1の発明において、さらに圧
延機入側で板のウエツジ量Dを検出し、ウエツジ
検出値と前記キヤンバー検出値とに基づいてワー
クサイドおよびドライブサイドのロールギヤツプ
差ΔSを(2)式に基づいて調節する。
制御方法は、上記第1の発明において、さらに圧
延機入側で板のウエツジ量Dを検出し、ウエツジ
検出値と前記キヤンバー検出値とに基づいてワー
クサイドおよびドライブサイドのロールギヤツプ
差ΔSを(2)式に基づいて調節する。
板のウエツジ量は、X線またはγ線厚さ計を2
台、あるいは1台を板幅方向に移動して検出す
る。
台、あるいは1台を板幅方向に移動して検出す
る。
上記のようにこの発明では、ウエツジ検出値お
よびキヤンバー検出値に基づいてキヤンバーをフ
イードフオワード制御およびフイードバツク制御
するが、その制御則は次の通りである。
よびキヤンバー検出値に基づいてキヤンバーをフ
イードフオワード制御およびフイードバツク制御
するが、その制御則は次の通りである。
ワークサイドおよびドライブサイドのロールギ
ヤツプ差ΔSは板ウエツジ検出値D(=HW−HD)
およびキヤンバー検出値tにより次のように表わ
される。なお、HWおよびHDはそれぞれ圧延機入
側におけるワークサイドおよびドライブサイドの
板厚である。
ヤツプ差ΔSは板ウエツジ検出値D(=HW−HD)
およびキヤンバー検出値tにより次のように表わ
される。なお、HWおよびHDはそれぞれ圧延機入
側におけるワークサイドおよびドライブサイドの
板厚である。
ΔS=ηtA2(a+b)/2eHC(a−b)2 tw/t2+d2
+ηD[cf/e− A(a+b)/4eHC(a−b)]D ……(2) ここで、 ηD:チユーニング率 C=1/12K(∂P/∂h)C ……(2a) f=3W/L 1−2λ/2+6αK ……(2b) H:圧延機入側における板厚 第3図はこの発明のキヤンバー制御方法を実施
する装置を模式的に示している。
+ηD[cf/e− A(a+b)/4eHC(a−b)]D ……(2) ここで、 ηD:チユーニング率 C=1/12K(∂P/∂h)C ……(2a) f=3W/L 1−2λ/2+6αK ……(2b) H:圧延機入側における板厚 第3図はこの発明のキヤンバー制御方法を実施
する装置を模式的に示している。
この装置は第2図に示した装置に、圧延機入側
にウエツジ検出器15が配置され、制御コンピユ
ーター6はウエツジ検出器15からの検出信号D
が入力されるフイードフオワード演算部8を備え
ている。前記フイードバツク演算部7はキヤンバ
ー検出値tに基づき上記式(2)の第1項を、フイー
ドフオワード演算部8は上記式(2)の第2項をそれ
ぞれ演算する。演算結果は加算部9で足し合され
てコントローラー11に送らる。そして、コント
ローラー11は圧下スクリユー13に操作信号
ΔSを出力し、ロールギヤツプ差を調節する。
にウエツジ検出器15が配置され、制御コンピユ
ーター6はウエツジ検出器15からの検出信号D
が入力されるフイードフオワード演算部8を備え
ている。前記フイードバツク演算部7はキヤンバ
ー検出値tに基づき上記式(2)の第1項を、フイー
ドフオワード演算部8は上記式(2)の第2項をそれ
ぞれ演算する。演算結果は加算部9で足し合され
てコントローラー11に送らる。そして、コント
ローラー11は圧下スクリユー13に操作信号
ΔSを出力し、ロールギヤツプ差を調節する。
(作用)
キヤンバーを生じた場合、板がそれた側のロー
ルギヤツプはより小さくなるように調節される。
この結果、それた側の板側演部が大きく延伸さ
れ、キヤンバーは打ち消される。
ルギヤツプはより小さくなるように調節される。
この結果、それた側の板側演部が大きく延伸さ
れ、キヤンバーは打ち消される。
また、圧延機の入側および出側からそれぞれ板
に通力を与えながら板を冷間圧延する場合、圧延
機入側において板に回転モーメントは発生しな
い。したがつて、板の蛇行は生ぜず、板幅中心が
圧延パスセンターに対してずれるオフツセツトの
みが発生する。しかし、この発明ではオフセツト
防止ロールなどを用いてオフセツトを防止するよ
うにしているのでオフセツトは0である。このた
め、オフセツトによる検出誤差を生ずることなく
キヤンバーを検出することができ、同時にキヤン
バー制御も高い精度で行うことができる。
に通力を与えながら板を冷間圧延する場合、圧延
機入側において板に回転モーメントは発生しな
い。したがつて、板の蛇行は生ぜず、板幅中心が
圧延パスセンターに対してずれるオフツセツトの
みが発生する。しかし、この発明ではオフセツト
防止ロールなどを用いてオフセツトを防止するよ
うにしているのでオフセツトは0である。このた
め、オフセツトによる検出誤差を生ずることなく
キヤンバーを検出することができ、同時にキヤン
バー制御も高い精度で行うことができる。
第2の発明では、上記キヤンバー検出値による
制御に加えて、圧延機入側の板厚が大きい側のロ
ールギヤツプは他の側のもより大きくなるように
調節される。この結果、板厚が大きい側の板側縁
部が他の側より大きく圧下されることはないの
で、板は一様に延伸され、キヤンバーの発生が防
止される。
制御に加えて、圧延機入側の板厚が大きい側のロ
ールギヤツプは他の側のもより大きくなるように
調節される。この結果、板厚が大きい側の板側縁
部が他の側より大きく圧下されることはないの
で、板は一様に延伸され、キヤンバーの発生が防
止される。
また、第2の発明ではフイードバツク制御およ
びフイードフオワード制御を行うようにしている
ので、一層高い精度でキヤンバー制御を行うこと
ができる。
びフイードフオワード制御を行うようにしている
ので、一層高い精度でキヤンバー制御を行うこと
ができる。
(実施例)
第4図はこの発明が応用される電縫鋼管製造設
備の概略図である。
備の概略図である。
圧延機入側ブライドルロール21に続いて、オ
フセツト防止ロール3,4重式冷間圧延機1、キ
ヤンバー検出機5、圧延機出側ブライドルロール
23、成形ロール25および溶接機27が設けら
れている。圧延条件は次の通りである。
フセツト防止ロール3,4重式冷間圧延機1、キ
ヤンバー検出機5、圧延機出側ブライドルロール
23、成形ロール25および溶接機27が設けら
れている。圧延条件は次の通りである。
圧延機
ワークロール:
直径165mm胴長400mm
バツクアツプロール:
直径480mm胴長400mm
圧延材料:板厚3.0mm、板幅237mmの普通鋼コイル
入側板ウエツジ量20〜30μm
圧下率:約10%
入、出側張力:約2〜3Kgf/mm2
圧延速度:60m/min
上記圧延条件で、キヤンバーのフイードバツク
制御を行つた場合、キヤンバーを生ずることなく
安定して圧延を行うことができた。これに対し
て、ワークサイドおよびドライブサイドのロール
ギヤツプ差ΔSを0とし、フイードバツク制御な
しで圧延した結果、約1〜5mmのキヤンバーが発
生した。
制御を行つた場合、キヤンバーを生ずることなく
安定して圧延を行うことができた。これに対し
て、ワークサイドおよびドライブサイドのロール
ギヤツプ差ΔSを0とし、フイードバツク制御な
しで圧延した結果、約1〜5mmのキヤンバーが発
生した。
(発明の効果)
この発明によれば、キヤンバーの発生を自動的
に防止することができるので、キヤンバー発生時
の手動介入をなくすことができ、圧延作業能率が
高まるとともに圧延作業要員の削減を図ることが
できる。また、製品の品質および歩留りを向上す
ることができる。
に防止することができるので、キヤンバー発生時
の手動介入をなくすことができ、圧延作業能率が
高まるとともに圧延作業要員の削減を図ることが
できる。また、製品の品質および歩留りを向上す
ることができる。
第1図は板のキヤンバーとこれの検出装置の配
置を板のオフセツトとともに示す模式図、第2図
は第1の発明のキヤンバー制御方法を実施する装
置の模式図、第3図は第2の発明のキヤンバー制
御方法を実施する装置の模式図、および第4図は
この発明が応用される電縫鋼管製造設備の概略図
である。 1……圧延機、3……セツトオフ防止装置、5
……キヤンバー検出器、6……制御コンピユー
タ、11……コントローラー、13……圧下スク
リユー、15……ウエツジ検出器、21,23…
…ブライドルロール、25……ロール、27……
溶接機。
置を板のオフセツトとともに示す模式図、第2図
は第1の発明のキヤンバー制御方法を実施する装
置の模式図、第3図は第2の発明のキヤンバー制
御方法を実施する装置の模式図、および第4図は
この発明が応用される電縫鋼管製造設備の概略図
である。 1……圧延機、3……セツトオフ防止装置、5
……キヤンバー検出器、6……制御コンピユー
タ、11……コントローラー、13……圧下スク
リユー、15……ウエツジ検出器、21,23…
…ブライドルロール、25……ロール、27……
溶接機。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 圧延機の入側および出側からそれぞれ板に1
〜10Kg/mm2の張力を与えながら板を冷間圧延する
方法において、圧延機入側で板のオフセツトを防
止し、圧延機出側で板のキヤンバーtを検出し、
キヤンバー検出値に基づいてワークサイドおよび
ドライブサイドのロールギヤツプ差ΔSを下記(1)
式に基づいて調節することを特徴とする冷間圧延
におけるキヤンバー制御方法。 ΔS=ηtA2(a+b)/2eHC(a−b)2 tw/t2+
d2……(1) ここで、 ηt:チユーニング率 d:圧延ロール軸心からキヤンバー検出器までの
距離 w:板幅 HC:圧延機入側における板中心の板厚 A=SC+P/K−1/K(∂P/∂h)C a=1−1/K(∂P/∂h)C[1/2+w(1−2λ)
/4L+αK] b=1/K(∂P/∂h)C[1/2−w(1−2λ)/4L
−αK] e=1−2λ/2 λ=2L−w/4L α=(116.2/w−87.25−0.1137)×10-7 SC:ロールセンター位置のギヤツプ量(左右ロー
ルギヤツプの平均値) P:圧延荷重(プリセツト計算値) K:ミル定数 h:圧延機出側板厚 :圧延機出側板厚の平均値 L:荷重支点間距離 2 圧延機の入側および出側からそれぞれ板に1
〜10Kg/mm2の張力を与えながら板を冷間圧延する
方法において、圧延機入側で板のオフセツトを防
止し、圧延機入側で板のウエツジ量Dを検出する
とともに圧延機出側で板のキヤンバーtを検出
し、前記ウエツジ検出値とキヤンバー検出値に基
づいてワークサイドおよびドライブサイドのロー
ルギヤツプ差ΔSを下記(2)式に基づいて調節する
ことを特徴とする冷間圧延におけるキヤンバー制
御方法。 ΔS=ηtA2(a+b)/2eHC(a−b
)2tw/t2+d2+ηD[cf/e−A(a+b)/4eHC(a
−b)]D……(2) ここで、 ηD:チユーニング率 C=1/12K(∂P/∂H)C f=3W/L 1−2λ/2+6αK H:圧延機入側における板厚
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62185547A JPS6431511A (en) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | Method for controlling camber in cold rolling |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62185547A JPS6431511A (en) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | Method for controlling camber in cold rolling |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6431511A JPS6431511A (en) | 1989-02-01 |
JPH0551366B2 true JPH0551366B2 (ja) | 1993-08-02 |
Family
ID=16172716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62185547A Granted JPS6431511A (en) | 1987-07-27 | 1987-07-27 | Method for controlling camber in cold rolling |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6431511A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5904058A (en) * | 1997-04-11 | 1999-05-18 | Barnes; Austen | Decamberer |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55144314A (en) * | 1979-04-28 | 1980-11-11 | Nippon Steel Corp | Bending-preventing rolling method of rolling material in reversing type rolling mill |
JPS5752514A (en) * | 1980-09-17 | 1982-03-29 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Preventing method for camber generating in hot rolling process |
-
1987
- 1987-07-27 JP JP62185547A patent/JPS6431511A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55144314A (en) * | 1979-04-28 | 1980-11-11 | Nippon Steel Corp | Bending-preventing rolling method of rolling material in reversing type rolling mill |
JPS5752514A (en) * | 1980-09-17 | 1982-03-29 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Preventing method for camber generating in hot rolling process |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6431511A (en) | 1989-02-01 |
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