JPH0551180U - 洗髪・洗面台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗髪の際、手から肘に伝い、そこから滴る水
で床面が濡れないようにする。 【構成】 洗面ボール４の前縁部の左右が手前に平面か
ら見て凸湾曲しているものであるから、洗髪の際、手よ
り低い位置になる左右の肘が洗面ボール４内又はその上
方に位置することとなり、その結果、手から肘に伝い、
そこから滴る水を洗面ボール４で受けることが出来る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は洗髪・洗面台に関する。

【０００２】

【従来技術の欠点】

従来の洗髪・洗面台には以下の如き欠点があった。即ち、従来の洗髪・洗面台 の洗面ボールの前縁部は、中央部がやや手前に突出するように平面から見て緩や かな凸湾曲となされていた。そのため、洗髪の際、手より低い位置になる肘が洗 面ボールから手前側に突出したかたちとなり、その結果、手から肘に伝い、そこ から滴る水を洗面ボールで受けることが出来ず、その水が床面に落ちてしまうと いう欠点があった。

【０００３】

【前記欠点を解消するための手段】

この考案は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。 この考案は、洗面ボールの前縁部の左右が手前に平面から見て凸湾曲、換言す れば、左右部に比較して中央部が奥側に窪んでいるものである。

【０００４】

【考案の作用】

この考案は以下の如き作用をなすものである。 洗髪の際、手より低い位置になる肘が洗面ボール内又はその上方に位置するの で、手から肘に伝い、そこから滴る水を洗面ボールで受けることが出来る。

【０００５】

【実施例】

以下にこの考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。なお、この明細書に おいて、手前とは図２下側を、奥とは同図上側をいい、左とは図２左側を、右と は同図右側をいう。

【０００６】 物品収納部を有する台本体２の上面に、洗面ボール４を有する合成樹脂製・陶 器製等の天板３が取付られている。 前記天板３の奥部縁には後述のシャワーヘッドホルダー６に保持されたシャワ ーヘッド７の上端よりもやや高い位置に上縁が位置する背が高いバックガード５ が連設されている。このバックガード５の高さ（天板３の水平部からの立ち上が り高さ）は３５ｃｍ程度である。前記バックガード５の前面は、中央下部が一番 窪んだ（但し、後述のシャワーヘッドホルダー取付用膨出部を除く）かたちの奥 部側に窪んだ凹曲面となされている。このような構成によって、洗髪時に飛散す る水がバックガード５の上端を伝ってバックガード５の背面側に入り込むのを防 止することが出来る。 前記バックガード５の前面中央に膨出形成されたシャワーヘッドホルダー取付 用膨出部の上部にシャワーヘッドホルダー６が取り付けられている。このように シャワーヘッドホルダー６がバックガード５に設けられているので、別個にシャ ワーヘッドホルダーを、洗髪・洗面台１の上部に設ける化粧キャビネット（図示 略）に取り付ける手間が不用である。前記シャワーヘッドホルダー６にシャワー ヘッド７が着脱自在に設けられている。このシャワーヘッド７は、天板３に取り 付けられた混合水栓９に可撓性のホース８を介して接続されている。前記混合水 栓９は公知のものであって、水温調節機能・蛇口とシャワーヘッド７への通路切 り替え機能・弁機能等を有しているものである。

【０００７】 前記洗面ボール４の前縁部の左右は手前に平面から見て凸湾曲、換言すれば、 左右部に比較して中央部が奥側に窪んでいる。そして、前記台本体２は平面から 見て天板３より手前にはみ出す部分がないような形状となされている。図２に示 すごとく、左右の一番張り出した部分と中央の一番窪んだ部分との前後長さＬは ５〜１０ｃｍ程度が好ましい。 前記洗面ボール４の底部には平面形状円形の段落ち凹所１１が形成され（図５ 参照）、この段落凹所１１の排水口に排水金具１２が嵌め止められている。前記 段落凹所１１の直径は２０〜３０ｃｍ前後で、深さが５〜１０ｃｍ程度である。 この段落凹所１１に水を溜めて、そこでハンカチ等の小物を洗濯することが出来 る。

【０００８】

【実施例の使用例】

次に実施例の洗髪・洗面台１の使用例を説明する。 洗髪は図４及び図５に示すごとき状態で行なわれる。これら図において、Ｍは 人を示す。 これら図において、特に注目して戴きたいのは、洗面ボール４の前縁部の左右 が手前に凸湾曲しているものであるから、洗髪時手より低い位置になる左右の肘 が洗面ボール４内又はその上方に位置していることである。そのため、手から肘 に伝い、そこから滴る水を洗面ボール４で受けることが出来る。

【０００９】

【考案の効果】

この考案は、前記した如き構成によって、以下の如き効果を奏するものである 。 洗面ボールの前縁部の左右が手前に平面から見て凸湾曲しているものであるか ら、洗髪の際、手より低い位置になる左右の肘が洗面ボール内又はその上方に位 置することとなり、そのため、手から肘に伝い、そこから滴る水を洗面ボールで 受けることが出来、その結果、床面を水で濡らすことがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面図である。

【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図である。

【図４】使用状態を示す平面図である。

【図５】図４のＶ−Ｖ線断面図である。

【符号の説明】

１ 洗髪・洗面台 ４ 洗面ボール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗面ボールの前縁部の左右が手前に平面
   から見て凸湾曲している洗髪・洗面台。