JPH0551040U - フートペダル式刈取クラッチ切換装置 - Google Patents
フートペダル式刈取クラッチ切換装置Info
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- JPH0551040U JPH0551040U JP10621391U JP10621391U JPH0551040U JP H0551040 U JPH0551040 U JP H0551040U JP 10621391 U JP10621391 U JP 10621391U JP 10621391 U JP10621391 U JP 10621391U JP H0551040 U JPH0551040 U JP H0551040U
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- Japan
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- clutch
- pedal
- lever
- reaping
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- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンバインの刈取装置及びフィードチェーン
の作動を足によるペダル操作でもできるようにする。 【構成】 運転席のステップ上に刈取クラッチペダルを
設け、該刈取クラッチペダルと刈取クラッチレバーと刈
取クラッチとフィードチェーンクラッチを連動連結し、
刈取クラッチペダル又は刈取クラッチレバーの一定量の
回動で刈取クラッチを「切」、更に回動するとフィード
チェーンクラッチを「切」とすると共にロック可能に構
成したものである。
の作動を足によるペダル操作でもできるようにする。 【構成】 運転席のステップ上に刈取クラッチペダルを
設け、該刈取クラッチペダルと刈取クラッチレバーと刈
取クラッチとフィードチェーンクラッチを連動連結し、
刈取クラッチペダル又は刈取クラッチレバーの一定量の
回動で刈取クラッチを「切」、更に回動するとフィード
チェーンクラッチを「切」とすると共にロック可能に構
成したものである。
Description
【0001】
本考案はコンバインにおける刈取クラッチの切り替えを手によるレバーだけで なく足を使ってフートペダルによっても切り替えられるようにするための構成に 関するものである。
【0002】
従来のコンバインにおいて、脱穀クラッチを「入」として更に刈取クラッチを 「入」とすることにより刈取作業を行うことができ、刈取クラッチレバーには図 8に示すように、下方に突出したアーム8aに二本のワイヤーが連結され、一方 のワイヤーには刈取駆動ケースより突出したアーム40と連結され、他方はフィ ードチェーンクラッチのテンションアームに連結されて同時に断・接をおこなっ ていたのである。
【0003】
このような従来の構成において、枕地で回行を行うときに刈取部の騒音が大き いために「切」とするのであるが、二本のワイヤーが連結されているためにその 切り替え動作が重くなっていたのである。また、刈取作業中においては、左手で 主変速レバーを握り、右手でステアリングレバーを握っているので、刈取クラッ チの「切」動作のためには左手を握り替える必要があり、操作がワンテンポ遅れ てしまい、また、左前方まで広く確認できるように、立って作業をする人が多い のであるが、刈取クラッチレバーが遠くなるので、回行時や詰まりや障害物等が あった場合に急に作業を停止するときにワンテンポ遅れていたのである。
【0004】
本考案はこのような問題点を解消するために、コンバインの運転席のステップ 上に刈取クラッチペダルを設け、該刈取クラッチペダルと刈取クラッチレバーと 刈取クラッチとフィードチェーンクラッチを連動連結し、刈取クラッチペダル又 は刈取クラッチレバーの一定量の回動で刈取クラッチを「切」、更に回動すると フィードチェーンクラッチを「切」とすると共にロック可能に構成したものであ る。
【0005】
本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如くであり、次に添付の図 面に示した実施例について説明すると、図1はコンバインの全体側面図、図2は 同じく平面図、図3は駆動系を示すスケルトン図、図4はフートペダル式刈取ク ラッチ斜視図、図5は同じくフートペダルロック部後面図である。
【0006】 図1、図2においてコンバインの全体構成から説明すると、クローラ式走行装 置1上に機体フレーム2を載置し、該機体フレーム2前方に刈取装置Aが配設さ れており、該刈取装置Aは刈取フレーム3前端に分草板6が突出され、その後部 に引起しケース4が立設されて該引起しケース4にはタインを突出したチェーン が巻回されて回動することにより倒伏穀稈を引き起こすのである。該引起しケー ス4後部には掻き込み装置と上部搬送装置と下部搬送装置が配設され、掻き込み 装置下方の刈取フレーム3に刈刃9が横設されて穀稈の株元を刈り取り、搬送装 置にて後方へ搬送するのである。
【0007】 前記搬送装置により搬送される穀稈の株元はフィードチェーン20に挟持され て、穂先側は脱穀室内の扱胴19にて脱粒され、排稈は排藁チェーン15にて機 外へ排出されるのである。脱穀後の穀粒等は選別されて、精粒は脱穀室側部のグ レンタンク17に貯留され、藁くず等は機外へ排出され、前記グレンタンク17 内の籾は排出オーガ18にてトラック等へ積み込みを可能としている。
【0008】 そして、前記グレンタンク17前部に運転席16が配置され、該運転席16の 下部にエンジンEとミッションケース26が配設され、運転席16のステップ1 1前部に操作コラム12が立設され、該操作コラム12上にワンレバー型のステ アリングレバー13とハンドル14が突出され、上面に警報等のためのモニター が配設され、操作コラム12右側面に駐車ブレーキレバー24が配設され、ステ ップ11上に主クラッチペダル25と本考案の刈取クラッチペダル27が突出さ れ、座席10側部にはサイドコラム22が立設されて、該サイドコラム22上に 主変速レバー5、副変速レバー23、脱穀クラッチレバー7、刈取クラッチレバ ー8、自動制御切換装置等が配設されているのである。
【0009】 そして、エンジンEからの駆動構成は図3に示すように、エンジンEの出力軸 30上のプーリー31よりベルトを介してミッションケース36の入力軸32上 のプーリー33に伝達され、該ミッションケース36内のHST式変速装置やギ ヤにより副変速されて車軸34より駆動スプロケットが駆動されてクローラ式走 行装置1が駆動され、ミッションケース36側面より突出したPTO軸35から は、プーリー36よりベルト、カウンター軸37上のプーリー等を介して刈取駆 動ケース39の入力軸38に動力を伝えて、該刈取駆動ケース39より、刈刃9 や搬送装置、引起しケース4、掻き込み装置等を駆動し、該刈取駆動ケース39 からの動力の断・接は刈取クラッチアーム40を回動することにより刈取駆動ケ ース39内のクラッチが断・接可能であり、後述する本考案の刈取クラッチペダ ル27や刈取クラッチレバー8にて操作可能としている。
【0010】 また、前記エンジンEの出力軸30上に固設したプーリー41よりベルトを介 してカウンター軸42上のプーリー43に動力を伝え、該カウンター軸42上の プーリー44よりベルト49を介して脱穀駆動ケース50より突出した入力軸4 5上のプーリー46に動力を伝達可能とし、該動力の断・接はテンションプーリ ー47により行い、前記脱穀クラッチレバー7にて操作可能としている。そして 、前記脱穀駆動ケース50より突出した出力軸51上のプーリー52よりベルト を介して扱胴19の回動軸に固設したプーリー53に動力を伝えて回転可能とし 、また前記脱穀駆動ケース50より突出した出力軸54上のプーリー55よりベ ルト59を介してフィードチェーン駆動軸58上のプーリー56に動力を伝達可 能とし、該動力の断・接はテンションプーリー57にて可能であり、前記刈取ク ラッチペダル27や刈取クラッチレバー8にて操作可能としているのである。
【0011】 このような全体構成において、本考案は図4、図5に示すように操作コラム1 2側面に設ける駐車ブレーキレバー24の支持軸24aを操作コラム12内側へ 延設して、該支持軸24a上に前記刈取クラッチペダル27の回動基部27aを 枢支し、該刈取クラッチペダル27の中途部にワイヤー62を連結し、該ワイヤ ー62の他端を刈取駆動ケース39より突出した刈取クラッチアーム40と連結 し、該刈取クラッチアーム40にはワイヤー63を介して刈取クラッチレバー8 と連結され、更に、該刈取クラッチアーム40にワイヤー64を介してフィード チェーン20への動力の断・接を行うテンションプーリー57のアーム57aと 連結している。但し、ワイヤー62と64またはワイヤー63と64を一本のワ イヤーで構成することも可能である。そして、前記刈取クラッチペダル27の下 方にはロックアーム29が配設されて、刈取クラッチペダル27のロッド部を係 合可能としている。60は付勢バネである。但し、手動でロックアーム29を操 作してもよく、その構成は限定しない。
【0012】 このような構成において、回行時等で刈取クラッチペダル27を一定量踏み込 むと刈取クラッチアーム40が回動されて、刈取クラッチが断となって刈取装置 Aは駆動されなくなり、更に踏み込んで下端まで至るとフィードチェーン20へ の動力を断・接するテンションアーム57aが引っ張られて動力が断たれてフィ ードチェーン20の回動は停止され、更に、ロックアーム29のフック部29b が刈取クラッチペダル27のロッド部と係合されてロックされ、回行時は刈取装 置Aもフィードチェーン20も停止できるようになり、縦搬送装置及び上部搬送 装置の後部とフィードチェーン20の前部との間の受け継ぎ部において稈こぼれ や稈の姿勢を崩すことがないようにしているのである。そして、回行して次の開 始条に至ると、ロックアーム29のフック部29b側方に突出した解除ペダル2 9aを踏むと係合が外れて刈取クラッチペダル27は元に戻り、刈取作業を再開 できるのである。
【0013】 また、図6、図7に示すように、刈取クラッチペダル27を副変速クラッチペ ダル27’とすることも可能であり、刈取クラッチペダル27の中途部からワイ ヤー65を介して副変速レバー23のアーム23cと連結し、該副変速クラッチ ペダル27’の回動基部は前記同様に支持軸24aに枢支されており、操作コラ ム12に固設したアウター受け67と副変速クラッチペダル27’の間にバネ6 6を介装して上方へ付勢し、ステップ11上にストッパー68を配置して踏み込 み量を規制し、他方、副変速レバー23の回動基部23aとワイヤー受け69を 支持軸71に軸支し、該副変速レバー23の回動基部23aとワイヤー受け69 の中央部のパイプにそれぞれ互いに遊びを有して嵌合するカム部23b・69a を形成し、ワイヤー受け69のアーム69bと回動基部23aから突出したアー ム23cの間にバネ70を介装し、該アーム23cには副変速を行うためのロッ ド72と前記ワイヤー65を連結している。
【0014】 このような構成において、副変速レバー23が高速「H」、低速「L」のいず れかに変速されているときに障害等で作業を停止する時や枕地で方向転換する時 には、副変速レバー23をニュートラル「N」にしてからHST変速装置を変速 するのであるが、右手は主変速レバー、左手はステアリングレバーを握っている ので持ち替える必要があり、このとき副変速クラッチペダル27’を踏むと、カ ム部23b・69aの遊び分だけバネ70に抗してニュートラル「N」側へ回動 でき、足を離すとバネ70により副変速レバー23は元に戻り、副変速クラッチ ペダル27’はバネ66により元に戻り回行前と同様の速度で作業ができるので ある。尚、バネ70はバネ66よりもバネ力が大きく、副変速レバー23を回動 して変速するときとはカム部23b・69a同士がバネ70により当接しており ワイヤー受け69とアーム23c間は一定であり、副変速クラッチペダル27’ を踏むとニュートラル「N」まで回動できる遊び分だけ回動するのである。従っ て、両手がふさがっていても片方の足で変速クラッチペダル27’を踏んで容易 に変速操作ができるのである。
【0015】
本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。即ち 、作業時において枕地で回行するときに、刈取クラッチペダルを踏むだけで、刈 取装置及びフィードチェーンの作動を止めることができるようになり、静かに回 行できると共に、片方の手を持ち替えて操作することがなく、操作遅れがなく簡 単に操作できるようになったのである。また、足で操作するために立って操縦す る場合であっても操作ができ、安全に正確に刈取部とフィードチェーンの操作が できるのである。
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】駆動系を示すスケルトン図である。
【図4】フートペダル式刈取クラッチ斜視図である。
【図5】フートペダルロック部後面図である。
【図6】フートペダルにより副変速装置を操作する実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図7】同じく副変速装レバー部組立斜視図である。
【図8】従来の刈取クラッチ斜視図である。
A 刈取装置 8 刈取クラッチレバー 11 ステップ 16 運転席 27 刈取クラッチペダル 29 ロックアーム 40 刈取クラッチアーム 57 テンションプーリー 62・63・64 ワイヤー
Claims (1)
- 【請求項1】 コンバインの運転席のステップ上に刈取
クラッチペダルを設け、該刈取クラッチペダルと刈取ク
ラッチレバーと刈取クラッチとフィードチェーンクラッ
チを連動連結し、刈取クラッチペダル又は刈取クラッチ
レバーの一定量の回動で刈取クラッチを「切」、更に回
動するとフィードチェーンクラッチを「切」とすると共
にロック可能に構成したことを特徴とするフートペダル
式刈取クラッチ切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10621391U JPH0551040U (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | フートペダル式刈取クラッチ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10621391U JPH0551040U (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | フートペダル式刈取クラッチ切換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0551040U true JPH0551040U (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=14427877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10621391U Pending JPH0551040U (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | フートペダル式刈取クラッチ切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0551040U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190020712A (ko) * | 2011-04-28 | 2019-03-04 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 콤바인 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP10621391U patent/JPH0551040U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190020712A (ko) * | 2011-04-28 | 2019-03-04 | 가부시끼 가이샤 구보다 | 콤바인 |
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