JPH0550969A - オートバイのエンジン懸架装置 - Google Patents
オートバイのエンジン懸架装置Info
- Publication number
- JPH0550969A JPH0550969A JP22848991A JP22848991A JPH0550969A JP H0550969 A JPH0550969 A JP H0550969A JP 22848991 A JP22848991 A JP 22848991A JP 22848991 A JP22848991 A JP 22848991A JP H0550969 A JPH0550969 A JP H0550969A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- tubes
- engine
- engine case
- sub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンケースの上部を取付けるフレーム部
分の剛性を高めて、フレームの共振点を高め、フレーム
に伝わるエンジンの振動を大幅に軽減することができる
オートバイのエンジン懸架装置を得ること。 【構成】 フレーム１前部の左右のメインチューブ４の
下側に、エンジンケース５上側に近づけて湾曲させた左
右のサブチューブ６を設け、左右のメインチューブ４と
左右のサブチューブ６の後側部分を各々ブリッジ片７，
８で連結し、上下のブリッジ片７，８を連結片９で連結
し、サブチューブ６のブリッジ片８に下方に突出させて
左右のステーを設け、エンジンケース５上面でシリンダ
ー１２の後側に突設したボス１３を左右のステー１０に
弾性ブッシュ１４を挟んで締着したこと。
分の剛性を高めて、フレームの共振点を高め、フレーム
に伝わるエンジンの振動を大幅に軽減することができる
オートバイのエンジン懸架装置を得ること。 【構成】 フレーム１前部の左右のメインチューブ４の
下側に、エンジンケース５上側に近づけて湾曲させた左
右のサブチューブ６を設け、左右のメインチューブ４と
左右のサブチューブ６の後側部分を各々ブリッジ片７，
８で連結し、上下のブリッジ片７，８を連結片９で連結
し、サブチューブ６のブリッジ片８に下方に突出させて
左右のステーを設け、エンジンケース５上面でシリンダ
ー１２の後側に突設したボス１３を左右のステー１０に
弾性ブッシュ１４を挟んで締着したこと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの振動を大
幅に軽減できるオートバイのエンジン懸架装置に関す
る。
幅に軽減できるオートバイのエンジン懸架装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】オートバイのフレームには、前端のヘッ
ドパイプとフレームセンターの下端を連結して、エンジ
ンケースの下側を通るダウンチューブを設けない型のも
のがある。この種のフレームでは、エンジンケース後部
に設けた複数のボスを、左右のフレームセンターの前側
に締着して、フレームにエンジンを懸架している。又、
ダウンチューブをエンジンケースの側面に通し、上部の
メインチューブとダウンチューブを補強枠で連結し、補
強枠の中間にエンジンケースの上部を締着するようにし
たものもある。例えば、特公平２−６６７０号公報参
照。
ドパイプとフレームセンターの下端を連結して、エンジ
ンケースの下側を通るダウンチューブを設けない型のも
のがある。この種のフレームでは、エンジンケース後部
に設けた複数のボスを、左右のフレームセンターの前側
に締着して、フレームにエンジンを懸架している。又、
ダウンチューブをエンジンケースの側面に通し、上部の
メインチューブとダウンチューブを補強枠で連結し、補
強枠の中間にエンジンケースの上部を締着するようにし
たものもある。例えば、特公平２−６６７０号公報参
照。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】エンジンケースの後部
だけで、エンジンをフレームに懸架する場合は、エンジ
ン振動を抑えることがむつかしい。又、メインチューブ
から下方に突出した補強枠にエンジンケースの上部を締
着するものは、エンジン高回転時に一次振動の共振が発
生して、フレームに振動が伝わり、ライダーが体感する
振動が大きくなる。
だけで、エンジンをフレームに懸架する場合は、エンジ
ン振動を抑えることがむつかしい。又、メインチューブ
から下方に突出した補強枠にエンジンケースの上部を締
着するものは、エンジン高回転時に一次振動の共振が発
生して、フレームに振動が伝わり、ライダーが体感する
振動が大きくなる。
【０００４】かかる点に鑑み、この発明は、エンジンケ
ースの上部を取付けるフレーム部分の剛性を高めて、フ
レームの共振点を高め、フレームに伝わるエンジンの振
動を大幅に軽減することができるオートバイのエンジン
懸架装置を得ることを目的とする。
ースの上部を取付けるフレーム部分の剛性を高めて、フ
レームの共振点を高め、フレームに伝わるエンジンの振
動を大幅に軽減することができるオートバイのエンジン
懸架装置を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のオートバイのエンジン懸架装置は、フレ
ーム前部の左右のメインチューブの下側に、エンジンケ
ース上側に近づけて湾曲させた左右のサブチューブを設
け、左右のメインチューブと左右のサブチューブの後側
部分を各々ブリッジ片で連結し、上下のブリッジ片を連
結片で連結し、サブチューブのブリッジ片に下方に突出
させて左右のステーを設け、エンジンケース上面でシリ
ンダーの後側に突設したボスを左右のステーに弾性ブッ
シュを挟んで締着したことにある。
に、この発明のオートバイのエンジン懸架装置は、フレ
ーム前部の左右のメインチューブの下側に、エンジンケ
ース上側に近づけて湾曲させた左右のサブチューブを設
け、左右のメインチューブと左右のサブチューブの後側
部分を各々ブリッジ片で連結し、上下のブリッジ片を連
結片で連結し、サブチューブのブリッジ片に下方に突出
させて左右のステーを設け、エンジンケース上面でシリ
ンダーの後側に突設したボスを左右のステーに弾性ブッ
シュを挟んで締着したことにある。
【０００６】
【作用】フレームは、左右のメインチューブの下側に左
右のサブチューブを配置し、上下のブリッジ片を連結片
で連結することによって、フレームの剛性を高め、エン
ジンケースの上部を取付ける左右のステー部分の剛性を
高くすることができる。これによって、エンジンケース
の、特に高回転時の一次振動を軽減することができ、最
も上下方向の振動を半分以下に軽減できて、フレームに
伝わる振動を少くできる。
右のサブチューブを配置し、上下のブリッジ片を連結片
で連結することによって、フレームの剛性を高め、エン
ジンケースの上部を取付ける左右のステー部分の剛性を
高くすることができる。これによって、エンジンケース
の、特に高回転時の一次振動を軽減することができ、最
も上下方向の振動を半分以下に軽減できて、フレームに
伝わる振動を少くできる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１乃至図３によっ
て説明する。フレーム１は、前端のヘッドパイプ２と、
中央の左右のフレームセンター３の前上端を、左右のメ
インチューブ４で溶着連結する。又、メインチューブ４
の下側には、エンジンケース５に近づけるように下側に
湾曲させた、左右のサブチューブ６を、ヘッドパイプ２
とフレームセンター３に溶着して配置する。
て説明する。フレーム１は、前端のヘッドパイプ２と、
中央の左右のフレームセンター３の前上端を、左右のメ
インチューブ４で溶着連結する。又、メインチューブ４
の下側には、エンジンケース５に近づけるように下側に
湾曲させた、左右のサブチューブ６を、ヘッドパイプ２
とフレームセンター３に溶着して配置する。
【０００８】左右のメインチューブ４と左右のサブチュ
ーブ６は、後側部分をブリッジ片７，８で溶着連結す
る。そして、更に上下のブリッジ片７，８両側に連結片
９を溶着して連結する。下側のサブチューブ６のブリッ
ジ片８には、両側に、下側に突出させてステー１０を溶
着する。エンジンケース５は、後側上下のボス１１を、
フレームセンター３の前側に、ボルトで締着する。又、
エンジンケース５は、上面でシリンダー１２の後側に設
けたボス１３の両側に弾性ブッシュ１４を挟み、ボルト
１５を通して左右のステー１０に締着する。
ーブ６は、後側部分をブリッジ片７，８で溶着連結す
る。そして、更に上下のブリッジ片７，８両側に連結片
９を溶着して連結する。下側のサブチューブ６のブリッ
ジ片８には、両側に、下側に突出させてステー１０を溶
着する。エンジンケース５は、後側上下のボス１１を、
フレームセンター３の前側に、ボルトで締着する。又、
エンジンケース５は、上面でシリンダー１２の後側に設
けたボス１３の両側に弾性ブッシュ１４を挟み、ボルト
１５を通して左右のステー１０に締着する。
【０００９】エンジンケース５の一次振動は、エンジン
回転が高速のときに急に大きくなる。そして、左右及び
前後方向の振動に対し、上下方向の振動は倍以上に大き
くなる。エンジンケース５の上側のボス１３を締着する
ステー１０は、下側のブリッジ片８を介して左右のサブ
チューブ６に連結され、更に、左右の連結片８と上側の
ブリッジ片７を介して左右のメインチューブ４に連結し
てあって、ステー１０部分の剛性を高くすることができ
る。そして、特に上下方向の振動には有効で、上下振動
を半分以下に抑えることができる。
回転が高速のときに急に大きくなる。そして、左右及び
前後方向の振動に対し、上下方向の振動は倍以上に大き
くなる。エンジンケース５の上側のボス１３を締着する
ステー１０は、下側のブリッジ片８を介して左右のサブ
チューブ６に連結され、更に、左右の連結片８と上側の
ブリッジ片７を介して左右のメインチューブ４に連結し
てあって、ステー１０部分の剛性を高くすることができ
る。そして、特に上下方向の振動には有効で、上下振動
を半分以下に抑えることができる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、フレームの左右のメインチューブ
の下側に左右のサブチューブを配し、上下のブリッジ片
と連結片で連結し、エンジンケースの上部のボスを取付
けるステーを下側のブリッジ片に溶着するようにしたの
で、ステー部分の剛性を高くすることができて、特にエ
ンジンの上下方向の振動を半分以下に抑えることができ
る。このため、フレームに伝わる振動が半減し、フレー
ム共振点が高くなって、ライダーの体感振動を大幅に軽
減することができる。
ように構成したので、フレームの左右のメインチューブ
の下側に左右のサブチューブを配し、上下のブリッジ片
と連結片で連結し、エンジンケースの上部のボスを取付
けるステーを下側のブリッジ片に溶着するようにしたの
で、ステー部分の剛性を高くすることができて、特にエ
ンジンの上下方向の振動を半分以下に抑えることができ
る。このため、フレームに伝わる振動が半減し、フレー
ム共振点が高くなって、ライダーの体感振動を大幅に軽
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示す側面図である。
【図２】本発明の実施例を示すフレーム前部の平面図で
ある。
ある。
【図３】本発明の実施例を示す要部の斜視図である。
１ フレーム ４ メインチューブ ５ エンジンケース ６ サブチューブ ７ ブリッジ片 ８ ブリッジ片 ９ 連結片 １０ ステー １２ シリンダー １３ ボス １４ 弾性ブッシュ
Claims (1)
- 【請求項１】 フレーム前部の左右のメインチューブの
下側に、エンジンケース上側に近づけて湾曲させた左右
のサブチューブを設け、左右のメインチューブと左右の
サブチューブの後側部分を各々ブリッジ片で連結し、上
下のブリッジ片を連結片で連結し、サブチューブのブリ
ッジ片に下方に突出させて左右のステーを設け、エンジ
ンケース上面でシリンダーの後側に突設したボスを左右
のステーに弾性ブッシュを挟んで締着したことを特徴と
するオートバイのエンジン懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22848991A JPH0550969A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | オートバイのエンジン懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22848991A JPH0550969A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | オートバイのエンジン懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550969A true JPH0550969A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16877266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22848991A Pending JPH0550969A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | オートバイのエンジン懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0550969A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5696415A (en) * | 1994-06-07 | 1997-12-09 | Nippondenso Co., Ltd. | Electric rotary machine |
| EP0952076A2 (en) * | 1998-04-23 | 1999-10-27 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Scooter type vehicle |
| US5994813A (en) * | 1997-05-26 | 1999-11-30 | Denso Corporation | Rotary electric machine |
| EP1950129A1 (en) * | 2005-11-17 | 2008-07-30 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Automatic two-wheeled vehicle |
| JP2011000980A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
| JP2011073590A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両の車体フレーム構造 |
| JP2015196393A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 本田技研工業株式会社 | 車体フレーム構造 |
| EP3121106A4 (en) * | 2014-03-19 | 2017-11-15 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine mount structure |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP22848991A patent/JPH0550969A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5696415A (en) * | 1994-06-07 | 1997-12-09 | Nippondenso Co., Ltd. | Electric rotary machine |
| US5994813A (en) * | 1997-05-26 | 1999-11-30 | Denso Corporation | Rotary electric machine |
| EP0952076A2 (en) * | 1998-04-23 | 1999-10-27 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Scooter type vehicle |
| EP0952076A3 (en) * | 1998-04-23 | 2000-04-05 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Scooter type vehicle |
| EP1950129A1 (en) * | 2005-11-17 | 2008-07-30 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Automatic two-wheeled vehicle |
| EP1950129A4 (en) * | 2005-11-17 | 2009-10-21 | Yamaha Motor Co Ltd | AUTOMATIC TWO-WHEELED VEHICLE |
| US7971672B2 (en) | 2005-11-17 | 2011-07-05 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Motorcycle |
| JP2011000980A (ja) * | 2009-06-19 | 2011-01-06 | Honda Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
| JP2011073590A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両の車体フレーム構造 |
| EP3121106A4 (en) * | 2014-03-19 | 2017-11-15 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine mount structure |
| US10059183B2 (en) | 2014-03-19 | 2018-08-28 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine mount structure |
| JP2015196393A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-09 | 本田技研工業株式会社 | 車体フレーム構造 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4067661B2 (ja) | 自動二輪車の車体フレーム構造 | |
| US5704442A (en) | Frame structure for a motorcycle | |
| JPH0550969A (ja) | オートバイのエンジン懸架装置 | |
| JP2012236467A (ja) | 自動二輪車 | |
| KR0184980B1 (ko) | 자동2륜차의 엔진 지지구조 | |
| JP2002068059A (ja) | 自動２輪車用エンジンガード装置 | |
| TWI264400B (en) | Body structure of scooter type vehicle | |
| JPH05213075A (ja) | 排気管の支持構造 | |
| JPS6264683A (ja) | 自動二輪車のリヤサスペンシヨン | |
| JP3111712B2 (ja) | 自動二輪車の排気装置 | |
| JPS6335038Y2 (ja) | ||
| JPH05162679A (ja) | 自動二輪車のエンジンマウント装置 | |
| JPS61268578A (ja) | 自動二輪車 | |
| JPH0231990A (ja) | 自動２輪車のフレーム | |
| JPH03139481A (ja) | オートバイのフートレストなどの取付け装置 | |
| JPH05170159A (ja) | 自動二輪車の燃料タンク支持構造 | |
| JPH03132492A (ja) | スクータ型自動二輪車の車体フレーム | |
| JPH05131965A (ja) | 自動二輪車のフレーム | |
| JP3189457B2 (ja) | 自動二輪車の車体フレーム | |
| JPH03239692A (ja) | アンダボーンタイプ自動二輪車のエンジン懸架構造 | |
| JPH063753Y2 (ja) | 自動二輪車の車体フレ−ム構造 | |
| JPH03266788A (ja) | 自動二輪車 | |
| JP2000128054A (ja) | 自動二輪車のフレーム構造 | |
| JPH02286485A (ja) | 自動二輪車のフレーム | |
| JPH05193527A (ja) | 自動車のフレーム構造 |