JPH05508986A - 原画の走査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 原画の走査装置 本発明は、電子製版技術の領域に関連しかつ原画、所謂連続階調原画および／ま たは文字および線要素を有する原画、所謂練原画の点および走査線毎の光電走査 装置に関する。

この種の走査装置では、原画は点および走査線毎に光電走査ユニットによって走 査されかつ原画によって反射され（反射式原１ｉ）または原画を透過した（透過 式原画）、走査された原画の情報内容によって変調された走査光が少な（とも１ つの画像信号に変換される。画像信号は、後からの使用のためにデジタルに記憶 されるかまたは原画の複製の記録のために直接記録装置に供給される。

連続階調走査および線走査のために、即ち連続階調原画および線原画走査のため に通例、その都度の用途に整合された別個の走査装置が使用される。しかし用途 が変わると、連続階調用走査系を線用走査系に交換するかまたはその逆に交換す ることによって、走査装置を組み変えすることができるが、それは比較的繁雑で ある。更に、線原画を走査するための公知の走査装置は、線走査を高速で実施す るためには十分には適していない。このためのその都度、それぞれの用途に整合 されている特別な装置が必要である。

本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置を、フレキシブルな使用並びに高い走 査速度が保証されるように、改良することである。

この課題は本発明によれば、連続階調走査を実施するための連続階調用走査系並 びに線走査を実施するための線用走査系が設けられており、前記連続階調用走査 系並びに線用走査系はマルチチャネルの装置として形成されておりかつ連続階調 用走査系または線用走査系を選択的に接続するための切換装置が設けられている ことによって解決される。

線用走査系と連続階調用走査系とのこの組み合わせによって、そのときの具体的 な用途に依存して、連続階調用走査または線用走査のために選択的に使用するこ とができる単一の装置を提供することができる。

マルチチャネル構成によって、連続階調走査においてカラー原画を処理しかつ付 加的に周辺走査を行うことができる。マルチチャネルの線走査では殊に、複数の トラックを同時に捕捉しかつこれによりチャネルの数に相応して走査速度を逓倍 することが考えられる。

殊に更に、切換装置を位置整定可能な次のミラーとして形成することが考えられ る。即ち、光学情報を連続階調用走査系または線用走査系の方向に偏向しかつ散 乱光効果による信号歪が生じることがないようにまたは線用走査系でも連続階調 用走査系でも光学情報の処理を行うことができるように、付勢されていない系に 光を照射しないようにするミラーである。

コンパクトな構造を保証するために、光学情報を、連続階調用走査系の出力信号 も線用走査系の出力信号も供給される乗算器を用いて電気情報に変換することが できる。コストの点で特別有利な実施例は、連続階調走査に対する標準構成に使 用の、４つの乗算器群を使用しかつ乗算器のそれぞれに、線走査の１つのチャネ ルを割り当てることによって実現することができる別の有利な実施例によれば、 線用走査系に、簡単な方法で走査の際に異なったトラック幅への整合を可能にす る可変対物レンズを配置することが提案される。

例えば１：１０の調整領域を有する可変レンズでは、線用走査系における絞り開 口の距離を一定としかつ絞り開口の大きさを一定とした場合、相応の領域におい て種々異なったトラック間隔ないしトラック幅に対する整合を行うことができる 。線用走査系における絞りは有利には、その入射横断面が可変対物レンズの方を 向いている光導波体から形成することができる。

別の有利な実施例によれば、線走査の際にそれを用いて可変レンズのその都度の 調整に依存して画像輝度を決定するアイリス絞りを設けることが提案される。

殊に、アイリス絞りの調整と可変対物レンズの調整との結合を実現して、整合を 自動的に行えるようにすることが考えられる。連続階調走査の際にアイリス絞り は、深度を改善するために使用することができる。

本発明のその他の詳細は、以下の詳しい説明および、本発明の有利な実施例が図 示されている添付図面から明らかである。

図面には、 第１図・線走査の実施並びに連続階調走査の実施に適している、切換装置を有し ている装置の概略図、第２図：切換装置がフラップ式ミラーとして形成されてい る装置の概略図、 第３図　切換装置が移動可能なミラーとして形成されている装置の概略図、 第４図、４つの光導波体から成る、線用走査系に配置されている絞りの平面図、 第５図：照射用スポットの領域における２つの走査用スポットの配置を示す概略 図 が示されている。

第１図は、連続階調原画および線原画を選択的に走査する装置の概略図である。

原画１を走査するこの種の装置は実質的に、走査用対物レンズ２と、連続階調走 査を実施するための連続階調用走査系３と、線走査を実施するための線用走査系 ４とから成っている。第１図における実施例によれば、切換装置５が設けられて おり、それを用いて反射用原画から反射されたまたは透過用原画を透過した、走 査用対物レンズ２によって捕捉された走査光６が選択的に連続階調用走査系３ま たは線用走査系４に供給される。

殊に、切換装置５を、切換機能を実施するために走査光６の光路において適当に 位置整定することができるミラーとして形成することが考えられる。基本的に例 えば、ミラー化された制限面を有するプリズムも適している。

モノクロームの線原画の走査のための線走査用系４は実質的に、可変対物レンズ ７と絞り８とから構成されている。絞り８は実質的に、ホルダ９から成っており 、その領域に、入射面が可変対物レンズ７の方を向いている光導波体１０が保持 されている。光導波体１０は例えば、合成樹脂から成るガラスファイバまたはフ ァイバから形成することができる。

連続階調原画、殊にカラーの画像原画を走査するための連続階調用走査系３は実 質的に、走査用絞り１１′と、走査光６を平行にするレンズ１１と、走査光６を 色成分“赤”、“緑°および“青°に分解するためのミラー１４と組み合わされ た２つのダイクロイック色分割器または色フィルタ１２．１３と、カラーの光成 分が光電的にカラー信号Ｒ，Ｇ、Ｂに変換される４つの乗算器１５．１６．１７ とから成っている。付加的な周辺評価のために、走査光６の光路に、走査された 周辺から到来する光を別の乗算器１８に反射する周辺絞り１２を設けることがで きる。この乗算器１８は、到来光を周辺信号に変換する。

光導波体１０の光射出面に、４つの乗算器１５．１６．１７．１８の光入射面の 方を向いているレンズ１９が設けられている。この実施例によって、連続階調走 査に対して既に存在している４つの乗算器１５，１６．１７．１８を４チヤネル の線走査に対しても選択的に使用することができる。線走査をもっと多くのチャ ネルによって行うべきであれば、相応の数の光導波体および乗算器を後から組み 込まなければならない。

輝度調整は、走査用対物レンズ２の領域に設けられているアイリス絞り２０を用 いて行われる。殊に、線走査の際に可変対物レンズ７の駆動をアイリス絞り２０ の駆動と連動させることが考えられる。この連動を実現する制御は例えば、可変 対物レンズ７並びにアイリス絞り２０の相応の調整を行うステップモータを制御 することができる。走査すべき原画１は、任意の保持体２１、例えば図示されて いるような走査ドラム２１または定置の、半ドーム形状の露光装置に取り付ける ことができる。

第２図の実施例において、切換装置５は、フラップ式ミラーとして形成されてい る。このミラーは旋回軸受２３に、切換装置５がそのとき走査光が付勢されてい ない走査系３．４に光を照射しないように位置整定可能である。これにより制御 されない光路が回避される。

第３図の実施例において、切換装置５は、案内レール２４に沿って位置整定可能 である移動可能なミラーとして形成されている。この実施例においても、切換装 置は、そのとき付勢されていない走査系３．４に光を照射しないように、配置さ れている。

第４図に示された絞りの平面図から、光導波体１０が並んで配設されていること がわかる。絞りの大きさは、当該の光導波体１０の横断面積によって決められる 。可変対物レンズ７を用いて、線走査におけるその都度の走査トラック幅ないし その都度の走査送りに対する整合が行われる。第５図に示されているように、照 射用スポット２６内に４つの走査用スポットを設けることができる。照射用スポ ット２６は、原画１の特性に依存して、反射式照射または透過式照射によって実 現することができる。

従って連続諧調走査のために既に４つの乗算器を備えている装置において、選択 的に連続諧調走査または線走査を可能にするために、有利にも線用走査系を付加 設置しさえすればよい。これにより装置のコンパクトな構成によって、構造容積 をさ程大きくすることなしに利用能力の範囲を比較的安価に高めることができる 。

原画１の走査のために、原画はまず走査ドラム２１に固定される。引き続いて原 画】の点状および線状ないしトラック毎の走査が行われる。線走査の際にまず、 切換装置５は走査光６の光路に、この走査光が可変対物レンズ７の領域内に偏向 されるように位置整定される。可変対物レンズ７の調整によって殊に、走査用ト ラック幅が後からの記録のために設定されている記録用トラック幅に贅合される 。可変対物レンズ７のこの調整によって惹き起こされる種々異なった画像輝度は 、アイリス絞り２０を用いて補償される。このようにして捕捉された画像情報は 、光導波体１０を介して乗算器１５．１３，１７．１８に供給されかつそこで画 像信号に変換される。連続階調用走査系３は切換装置のこの位置整定状態では光 が照射されないようになっている。

連続階調走査に切換えるために単に、切換装置５を、線用走査系４が照射されな いように位置整定することが必要なだけである。切換装置５のこの形式の位置整 定では走査光６は、連続階調用走査系を付勢する。

要　約　書 装置は、連続階調原画および線原画の点および走査線毎の光電走査に用いられる 。連続階調走査を実施するための連続階調用走査系（３）並びに線走査を実施す るための線走査用走査系（４）が設けられている。

連続階調用走査系も線用走査系も、マルチチャネルの装置として形成されている 。連続階調用走査系または線用走査系を選択的に接続するために、切換装置（５ ）が設けられている。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．連続階調原画の走査のための連続階調用走査系（３）並びに線原画の走査の ための線用走査系（４）が設けられており、 連続階調用走査系（３）並びに線用走査系（４）はマルチチャネル装置として形 成されておりかつ連続階調用走査系（３）かまたは線用走査系（４）かを選択的 に接続するための切換装置（５）が設けられている ことを特徴とする原画の点および走査線毎の光電走査装置。 ２．切換装置（５）は、機械的に形成されている請求項１記載の装置。 ３．切換装置（５）は、連続階調用走査形成（３）および線用走査系（４）の前 の光路（６）内に設けられている 請求項１または２記載の装置。 ４．切換装置（５）は、ミラーとして形成されている請求項１から３までのいず れか１項記載の装置。 ５．ミラーは案内レール（２４）に沿って移動可能に配置されている 請求項４記載の装置。 ６．ミラーは、旋回軸受（２３）に位置整定可能に支承されているフラップ式ミ ラーとして形成されている 請求項４記載の装置。 ７．切換装置（５）はその都度選択的に、連続階調用走査系（３）または線用走 査系（４）が照射されないようにする 請求項１から６までのいずれか１項記載の装置。 ８．走査チャネルのそれぞれに、１つの乗算器（１５，１６，１７，１８）が設 けられている請求項１から７までのいずれか１項記載の装置。 ９．少なくとも１つの乗算器（１５，１６，１７，１８）に、連続階調走査の際 の走査チャネル並びに線走査の際の走査チャネルが割り当てられている請求項１ から８までのいずれか１項記載の装置。 １０．線用走査系（４）は実質的に、対物レンズ（７）と、光射出面が光学的に 乗算器（１５，１６，１７，１８）に結合されている光導波体（１０）とから成 っている 請求項１から９までのいずれか１項記載の装置。 １１．乗算器（１５，１６，１７，１８）の方を向いている、光導波体（１０） の光射出面は、レンズ（１９）を備えている 請求項１から１０までのいずれか１項記載の装置１２．線用走査系（４）の領域 に設けられている対物レンズ（７）は、可変対物レンズとして形成されている 請求項１から１１までのいずれか１項記載の装置。 １３．４つの走査チャネルを形成するための４つの乗算器（１５，１６，１７， １８）が設けられている請求項１から１２までのいずれか１項記載の装置。 １４．原画（１）の方を向いている走査用対物レンズ（７）の領域に、アイリス 絞り（２０）が設けられている 請求項１から１３までのいずれか１項記載の装置。 １５．アイリス絞り（２０）は、可変対物レンズ（７）の調整に依存して制御さ れる駆動部を備えている請求項１４記載の装置。 １６．可変対物レンズ（７）は、その調整を原画（１）の領域における走査用ト ラック幅に整合可能である制御部に連結されている 請求項１から１５までのいずれか１項記載の装置。