JPH05507875A - セラミック材料、その製造方法およびそれを用いた水素化および酸化方法 - Google Patents
セラミック材料、その製造方法およびそれを用いた水素化および酸化方法Info
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- JPH05507875A JPH05507875A JP91507593A JP50759391A JPH05507875A JP H05507875 A JPH05507875 A JP H05507875A JP 91507593 A JP91507593 A JP 91507593A JP 50759391 A JP50759391 A JP 50759391A JP H05507875 A JPH05507875 A JP H05507875A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
セラミック材料、その製造方法およびそれを用いた水素化および酸化方法
本発明は補助金No、2507RRO7180−14の下に米国政府の補助で行
われた。米国政府は本発明にいくらかの権利を有し本発明は金属の均一な分散体
を含有するセラミック材料、特にゾル−ゲルセラミック材料、その製造方法、お
よび、これを用いた、有機化合物の水素化および酸化方法に関するものである。
セラミック材料は様々な技術的に重要な光学、機械、および電気特性を有してい
る。誘電材料として、セラミックは、高エネルギー粒子ビーム加速器、融合実験
、自由電子レーザおよび強力レーザ、強力X線およびマイクウェーブ管、静電ジ
ェネレータ、パルスパワースイッチ、スペースプラットフォーム、衛星、および
ソーラーアレイでの使用を含む広範囲の適用分野を有している。
優れた透過特性および低熱膨張率を有する有機金属ゾル−ゲル由来光学材料が合
成されている。ヘンナ等(Hench。
et at、) Proc、 S、P、1.E、−1nt、 Soc、 Opt
、 Eng、 (198g> 76;ヘンナ(Hench)、 Water、
Res、 Soc、 Symp、 Proc、 (19H)125 +189.
ヘンナ(Hench) 、N、A、T、0.^SI Ser、、 Scr、 E
、 (1985) 92:259参照。超低熱膨張率ガラスが遷移金属含有Si
O□ガラスから製造されている。シャラブ(Shoup)の米国特許第4,78
6.818号参照。
金属酸化物は金属をセラミックマトリックス中に包み込むためのゾル−ゲル工程
に用いられている。ロイ等(Roy et al、)、 Mat、 Res、
Bull、、 (1984)す:189. oイ等(Roy et at、)、
Water、 Res、 Soc、 5ysp、 Proc、、 (1984
) 32:347;サバンナ等(Subbanna et al、)、 Mat
、 Res、 Bull、、 (198B) 21:1465参照。金属含有セ
ラミック材料を製造するための標準的な方法は、■)金属塩およびS i (O
R)4をpHが3未満もしくは9より大である水性/アルコール溶媒に溶解して
ポリマーゲルを形成する工程、2)ゲルを乾燥してキセロゲルにする工程、3)
空気中で約500℃まで加熱することによる、か焼工程、および4)300℃〜
900℃の水素中における金属塩の還元によって金属(0)酸化状態を有する金
属を製造する工程を含んでいる。
トリアルキルシラン類(RiSia)は溶液中で遷移金属塩を金属(0)に還元
するために用いられている。また、トリエトキシシランは水溶液中で分解してポ
リシロキサンを形成することが知られている。さらに、シロキサンポリマー上へ
のパラジウムの析出がパラジウム(11)アセトアセトネートおよびテトラエト
キシシランの使用およびそれに続く、か焼によって達成されている。シューバー
ト等(Shubert et at、)、 Chew、 Mat、、 (198
9) l:576参照。
このように、金属をセラミックマトリックス中に組み込むための従来の試みは過
酷な(高温)反応条件を必要としていた。さらに、還元は、か焼工程の後にしか
起こらず、したがって、金属の還元は固体状の、か焼された材料上で起こること
になる。これらの条件下では金属塩の均一な還元は確保できない。全金属粒子が
カチオンとして残存すること、あるいは金属粒子がその外表面においてのみ金属
(0)状態に還元されているという事実により、不均一な、か焼化生成物が得ら
れる。一般に、これは、固体上での反応は溶液中での反応よりもはるかに効率が
低いという事実に由来するものである。また、か焼されたセラミック材料は容易
に成形したり、鋳造したり、薄膜化することができないという点において加工が
困難である。
これら従来技術の欠点を克服するため、本願出願人は、好ましくは2つ以上であ
る、1つ以上の金属の均一な分散体を含有し、少なくとも1つの金属が金属粒子
の形状にあるセラミックマトリックス材料の製造方法であって、が焼を伴わない
ゾル−ゲル方法を用い、少なくとも1つの金属が該セラミックマトリックス材料
中に分散される際にゼロ酸化状態まで完全に還元される方法をめ、これを見出だ
した。また、この目標を達成する過程で、本願出願人は、この結果得られるゾル
−ゲルセラミックマトリックス材料がセラミック組成物の公知の適用分野に有用
であるのみならず、水素化および酸化反応のための極めて反応性および選択性の
高い触媒として機能することを見出だした。通常、触媒の開発においては、反応
性の高いものと選択性の高いもののいずれかが得られるため、これは異例なこと
である。
一般に、不均一触媒は対応する均一触媒よりも反応性の高いことが認められてい
る。不均一触媒は均一触媒よりも空気および水分に対して柔軟性が高く、触媒の
寿命が長くなっていることがよくある。また、不均一触媒は単純な濾過によって
反応系から除去することができ、したがって、フロー系で使用することができる
ため、工業的処理において特に魅力的なものになっている。しかしながら、不均
一触媒は選択性が劣っていることが多い。したがって、過去20年間、選択的な
水素化のための均一な有機金属複合体の開発が急速に浮上してきた。しかしなが
ら、最良の触媒は不均一系の利点を伴い、高度の選択性を発揮するものであろう
。本願出願人は、本発明によるポリシロキサンマトリックス中へ少なくとも1つ
の微細な金属を包み込んでなるものが室温における水素化および酸化反応のため
の効果的かつ選択的な触媒であることを見出だした。この物質は水および空気の
双方に対して安定である。
シランは均一なパラジウム触媒および酸の存在下においてアルキン類を還元する
ために使用されており、シロキサン試薬を用いてπ−アリルパラジウム類のオレ
フィンへの還元を行うことができる。また、プラチナ(11)複合体はトリエト
キシシランで還元されてプラチナ(0)コロイドおよび分子水素を形成すること
が報告されている。これらプラチナ(0)コロイドは活性ヒドロシリル化触媒で
ある。
しかしながら、これらの方法で得られた水素化生成物は極めて微細に分散された
金属を有しており、この金属はたとえゲル濾過によっても除去できないものであ
る。この代わりにクロマトグラフィーもしくは蒸留を用いて最終生成物から金属
を除去しなければならない。
発明の概要
したがって、本発明は、好ましくは2つ以上である、1つ以上の金属の均一な分
散体を含有するポリシロキサンマトリックス材料からなる化合物であって、該ポ
リシロキサンマトリックス材料が末か焼であって、少なくとも1つの金属がほぼ
金属粒子の形状およびゼロ酸化状態にある化合物に関するものである。
また、本発明は、1つ以上の金属の均一な分散体を含有し、少なくとも1つの金
属がゼロ酸化状態の金属粒子の形状にある朱か焼ポリシロキサンマトリックス材
料の製造方法であって、5i−H基を有するシロキサン化合物を、好ましくは2
つ以上である、少なくとも1つの金属塩と水溶液中において混合する工程からな
り、該シロキサン化合物を重合してポリシロキサンマトリックスとし、少なくと
も1つの金属をゼロ酸化状態まで還元し、還元された金属粒子を該ポリシロキサ
ンマトリックス中に均一に分散させることを特徴とする製造方法に関するもので
ある。
さらに、本発明は、有機化合物の水素化方法であって、好ましくは2つ以上であ
る、1つ以上の金属の均一な分散体を含有し、少なくとも1つの金属がゼロ価酸
化状態にあるポリシロキサンマトリックス材料の触媒量を分子水素の存在下にお
いて該有機化合物と組み合わせることからなり、5i−H基を有するシロキサン
化合物と、少なくとも1つの金属塩を有する水溶液とを混合することによって前
記ポリシロキサンマトリックス材料を製造することを特徴とする水素化方法に関
するものである。
また、本発明は、有機化合物の酸化方法であって、好ましくは2つ以上である、
1つ以上の金属の均一な分散体を含有し、少なくとも1つの金属が金属粒子の形
状にあるポリシロキサンマトリックス材料の触媒量を不活性ガス、酸素、もしく
は水素およびそれらの混合物の存在下において該有機化合物と組み合わせること
からなり、5i−H基を有するシロキサン化合物と、少なくとも1つの金属塩を
有する水溶液とを混合することによって前記ポリシロキサンマトリックス材料を
製造することを特徴とする酸化方法に関するものである。
発明の詳細な説明
好ましくは2つ以上である、1つ以上の金属粒子の形状にある金属の均一な分散
体を含有する本願出願人のポリシロキサンマトリックス材料は、依然としてゾル
、ゲル、もしくはキセロゲルの形状にありながら、ゼロ酸化状態にある少なくと
も1つの金属を含有しているという点において独特のものである。この結果、こ
のポリシロキサンマトリックス材料は、末か焼材料が必要とされる様々な適用分
野、すなわち、鋳造、被覆、および浸漬が必要とされる適用分野に用いることが
できるようになっている。また、このポリシロキサンマトリックス材料は優れた
接着特性を発揮する。これは主にマトリックス中に分散された金属粒子間のクー
ロン性相互作用によって生じるものと考えられる。
このポリシロキサンマトリックス材料中に組み込まれるのに適した金属には、n
2および5i−Hの還元電位よりも大きな標準還元電位(Eo)を有するものが
含まれる。
特に有用な金属はパラジウム、ロジウム、プラチナ、ルテニウム、銅、銀、アン
チモン、レニウム、イリジウム、金、水銀、ビスマス、マンガン、および同様の
還元電位を育する他の金属である。
好ましくは1つ以上の金属塩を、シロキサン化合物のルイス酸性度を高めること
のできるニッケル塩およびアルミニウム塩のような金属塩と組み合わせることが
できる。
好ましくは少なくとも1つの金属を微粒子の形状で約0゜01〜15モル%、好
ましくは0.1〜15モル%の範囲の量、ポリシロキサンマトリックス材料中に
分散する。また、微粒化された金属はポリシロキサンマトリックス材料中に均一
に分散される。好ましくは、ポリシロキサンマトリックス材料中の少なくとも1
つの金属の粒子寸法は1000人未満、好ましくは100人未満、より好ましく
は15〜50人である。
本発明の化合物は以下のように本発明の方法によって製造することができる。す
なわち、シロキサン化合物もしくはシロキサン化合物の混合物を水溶液中、すな
わち水溶液もしくは有機/水溶液の中において、少なくとも1つ、好ましくは2
つ以上の金属塩と組み合わせ、反応させる。少なくとも1つの金属塩は、ポリシ
ロキサン中に粒子として分散されるべき金属を含有している。
本発明に用いるのに適したシロキサン化合物には5i−H基を有し、Ha S
i(OR) 4−11構造(ただし、ns−1〜3であり、Rはアリール、アル
キル、アルケニル、アルキニル、アリル、およびこれらの組合せからなる群から
選ばれた基である)を有するものが含まれる。例えば、モノアルコキシシラン類
、ジアルコキシシラン類、トリアルコキシシラン類、テトラアルコキシシラン類
、およびこれらの混合物を用いることができる。テトラアルコキシシラン類を用
いる場合は、5i−H部分を有する他のシロキサン化合物と組み合わせて使用し
なければならない。好ましくはエトキシシラン類、特にトリエトキシシランおよ
びトリエトキシシランとテトラエトキシシランとの混合物を用いることができる
。シロキサン化合物は使用前に新たに蒸留するべきである。
水溶液中に組み込まれるとシロキサン化合物は重合してポリシロキサンマトリッ
クスとなる。実際に1つ以上の金属塩が重合を促進する可能性がある。ポリシロ
キサンマトリックスの形成と同時に、少なくとも1つの金属塩が金属(0)酸化
状態に還元され、ポリシロキサンマトリックス中に均一に分散される。このゾル
−ゲル工程中にカチオンから金属(0)状態への金属の均一な還元が起こる。加
熱ないし、か焼工程は必要ないが、か焼は従来の加熱によって付随的に行うこと
ができる。あるいは、ポリシロキサンマトリックスは乾燥し、キセロゲル状態で
数週間、空気中に保存することもできる。
少なくとも1つの金属塩とシロキサン化合物との反応中に水素ガスが生成する。
シロキサンおよびその場で発生する水素の双方とも金属をカチオン性酸化状態か
ら金属(0)酸化状態に還元する働きをすることができる。
水溶液は水のみからなるものであっても、水と、水に混和して本方法に用いられ
るシロキサン化合物を可溶化することのできる有機化合物との混合物からなるも
のであってもよい。有用な有機化合物はテトラヒドロフラン(THF)である。
水とTHFとの混合物を用いる場合、THF :水の体積比は好ましくは2:1
〜10:1の範囲、より好ましくは5:1である。
本発明の方法に用いるのに適した金属塩は水溶液もしくは有機/水溶液中に可溶
であって、H2および5t−Hの還元電位よりも大きな標準還元電位(Eo)を
有する金属から形成された、例えば、パラジウム(II)、ロジウム(Ill)
、プラチナ(II)、ルテニウム(II)、銅(11)、銅(1■)、銀(11
)、アンチモン(III) 、レニウム(■)、イリジウム(IV)、金(■)
、水銀(11)、ヒスマス(目I)、マンガン(III)、およびこれらの組合
せ等の塩である。好ましくは、1つ以上の金属塩をニッケル(rr)、アルミニ
ウム(目l)等の塩およびその組合せと組み合わせることができる。
例えば、ポリシロキサンマトリックス材料中にパラジウムを分散させ、包み込ま
せることが望まれる場合、本方法に使用することが好ましい塩には、例えば、酢
酸パラジウム(11)および塩化パラジウム(11)が含まれる。ポリシロキサ
ン材料中にロジウムを分散させ、包み込ませることが望まれる場合、本方法に使
用することが好ましい塩は、例えば、塩化ロジウム(Ill)である。
本願出願人のポリシロキサンマトリックス材料の製造方法は室温で行うことがで
きるが、好ましくは反応を少なくとも2時間、好ましくは4時間進行させる。例
えば24時間というように、反応時間を増大させることによって、より高度に架
橋したマトリックスを製造することかできる。
前述の方法に用いられるシロキサン化合物および金属塩に依存して、本方法によ
れば、様々なポリシロキサンマトリックス材料を製造することができる。例えば
、トリエトキシシロキサンを少なくとも1つの金属塩と反応させることにより、
式[O8i (H)O] −[O8i02 ] 、M(0)(ただし、Mは金属
を意味する)で表される化合物が得られる。少量のトリエトキシシラン、より多
量のテトラエトキシシラン、および少なくとも1つの金属塩を反応させると、式
(S i O3)、 −−M(0)で表される化合物が生成する。したがって、
5t−H残基のない本発明の化合物を製造することができる。
ポリシロキサンマトリックス材料は、反応後、減圧乾燥により溶媒を除去するこ
とによって溶液から分離することができる。
このポリシロキサンマトリックス材料は、ゾル−ゲルセラミック材料として適用
できることに加えて、有機化合物の水素化および酸化のための優れた不均一な選
択性触媒である。本発明の化合物を用いた水素化の場合、水素がその場で生成す
るため、反応は外部水素源を必要とすることなく進行する。また、本願出願人は
、このような水素化が、ヒドロシリル化とそれに続くプロトデシリル化よりも、
ヒドロ金属性水素化によって進行するものと考える。
本発明の水素化工程は、前述のようなシロキサン化合物を、前述のような好まし
くは2つ以上である、少なくとも1つの金属塩と付加的な有機化合物とを含む前
述のような水溶液と混合し、反応させることからなる。シロキサン化合物は重合
してポリシロキサンマトリックスとなり、少なくとも1つの金属は金属(0)状
態まで還元され、ポリシロキサンマトリックス材料中に均一に分散する。有機化
合物はポリシロキサンマトリックス材料および水素によって水素化される。ポリ
シロキサンマトリックス材料は濾過によって反応溶液から除去することができる
。
注目すべきことに、2つ以上の金属塩が存在している場合、はぼアルキン基質の
みが水素化され、アルケン最終生成物はさらにアルカンまで水素化ことはない。
本願出願人は特定の理論に拘束されることを望まないが、付加的な金属塩がシロ
キサンのルイス酸性度を変化させ、この結果、触媒選択性、転換数、および速度
に影響を与えるのかも知れない。あるいは、2つ以上の金属塩は多金属クラスタ
を形成し、これが触媒選択性、転換数、および速度に影響を与えるのかも知れな
い。
好ましい金属塩の組合せにはRh C13/ Cu (N O3)2 、RhC
li /CLJ (SO4) 2 、RhC13/Cu(CH,Co□) 2、
RhC15/AI (NO3) s、およびRhC13/Ni (NO3)2が
含まれる。これらの金属塩を用いた5−デシンの水素化の結果を表目Iに示す。
また、本発明による酸化方法も前述のようなシロキサン化合物を、前述のような
好ましくは2つ以上である、少なくとも1つの金属塩と付加的な有機化合物とを
含む前述のような水溶液と混合し、反応させることからなる。水溶液はさらに、
好ましくはメチルプロピノエートもしくはプロパルギルアルコールである、末端
アルキンHC−Rを含んでいてもよい。本願出願人は特定の理論に拘束されるこ
とを望まないが、末端アルキンは金属表面を活性化し、これによって、酸化工程
を強化するものと考えられる。
水素化に伴って、シロキサンは重合してポリシロキサンマトリックスとなり、一
方、少なくとも1つの金属は金属(0)状態まで還元され、ポリシロキサンマト
リックス中に均一に分散する。酸化反応は不活性、水素、もしくは酸素雰囲気お
よびそれらの組合せの中で行われる。有機化合物はポリシロキサンマトリックス
材料によって酸化される。
たとえ不活性雰囲気中においても、平衡のシフトによって水素が有機化合物から
除去されるため、酸化が進行する。
ここでもポリシロキサンマトリックス材料は濾過によって除去することができる
。
ポリシロキサンマトリックス材料は予め製造して室温および室圧で保存した後に
水素化ないし酸化工程に用いてもよい。予め製造しておいた場合、ポリシロキサ
ンマトリックス材料は水素化もしくは酸化の開始前に水溶液中に添加するだけで
よい。
好ましくは、水素化もしくは酸化は、ポリシロキサンマトリックス材料の形成に
要する時間に加え、少なくとも30分間、好ましくは45分間行うべきである。
ポリシロキサンマトリックス材料の製造と水素化もしくは酸化を同時に行う場合
、反応は少なくとも2時間、好ましくは4.5時間、行うべきである。
本発明の水素化方法は、いかなる顕著な副作用を伴うことな(、還元された有機
化合物を優れた収率で提供する。
アルキンからアルケンへの水素化は極めてわずかな過水素化しか伴わず、完全に
還元されたアルケンは約2%未満しか認められない。2つ以上の金属塩が存在し
ている場合、過水素化ないしアルカン最終生成物はほとんど認められない。しか
しながら、アルカンへの完全な還元が望まれる場合、好ましくはメチルプロピノ
エートもしくはプロパルギルアルコールである、末端アルキンHC−Rを反応に
加えてもよい。最も好ましくは、5〜10モル%のメチル・プロピノエートをこ
の目的で反応溶液中に使用する。また、本発明のポリシロキサンマトリックス材
料を用いて、立体選択性水素化を行うこともできる。
以下の非制限的な実施例は本発明をさらに説明するためのものである。
実施例I
THF/水(5: 1)を溶媒として用いたポリシロキサン中へのパラジウム(
0)の分散。THF (5mL使用前にベンゾフェノンケチルナトリウム上で蒸
留したもの)および水(11の脱イオン水、45分間アルゴンガス流を通過させ
ることによって脱気)による酢酸パラジウム(II) (111g、 0.05
isol)の溶液に、新たに蒸留されたトリエトキシシラン(0,41g、 0
.48m1.2.5anol )を5分間にわたって添加した。溶液は直ちに黒
化し、急速な水素発生が認められた。溶液は室温で4時間撹拌した。溶媒はロー
タリーエバポレージジンによって除去し、ポリマーを2.5日間、減圧乾燥し、
光沢のある黒いフレークを0.14e得た。元素分析の結果はC1,43%、H
1,92先、Pd O,15%、5L41.21%であった。IR(KBrベレ
ット)は2263.7.11B8.7.10B5.832.5.738cm−’
であった。X線によるエネルギ分散性分析を用いた走査電子顕微鏡分析(原子%
)はSi 95.33.95.61 ; Pd 4.47.4.39であった。
この反応は以下のように進行したものと考えられる。
2、 5 (E t O) 3 S i H+H20−>P d (OA C)
2 (0,05e q、 )−> [OS i (H) 0] 。 −[0S
iO2コ 。
−Pd (0)+H2
実施例2
水を溶媒として用いたポリシロキサン中へのパラジウム(0)の分散。水(51
)による酢酸パラジウム(II) (11@g、 0.05emol)の溶液に
、新たに蒸留されたトリエトキシシラン(0,41g、 0.48i1.2.5
+nol )を5分間にわたって添加した。溶液は直ちに暗化し、急速な水素発
生が観察された。反応混合物は室温で16時間撹拌した後、濾過した。
溶媒を減圧除去し、0.1 gの灰色の粉末を得た。元素分析の結果はC1,8
9%、H1,42%、S i 43.53%、Pd0143%であった。IR(
KBrベレット)は3439.2255、1B33.1152.852 am−
’であった。
この反応は以下のように進行したものと考えられる。
2.5 (Eta)3 sia+H20−−>Pd (OAc)2 (0,05
eq、)−> [OS i (H) Oコ 。 −[0Si02 ]−−Pd
(0)+H2
実施例3
トリエトキシシランとテトラエトキシシランとの混合物を用いたポリシロキサン
中へのパラジウム(0)の分散。
以下のようにして5t−H残基を有していないパラジウム(0)の均一な分散体
を含有するポリシロキサンマトリックス材料を製造した。水およびTHF (体
積比1:5)による酢酸パラジウム(II) (0,05mol )の溶液に、
新たに蒸留されたトリエトキシシラン(0,25o+mol)をテトラエトキシ
シラン(2,50ewol)とともに添加した。溶液は黒化し、水素の発生が認
められた。溶液は4時間撹拌した。溶媒を減圧除去すると黒いフレークが残った
。FTIRスペクトル分析によると228(1cm−’付近には吸収が認められ
ず、ポリシロキサンマトリックス材料には5L−H残基のないことが示された。
実施f’lJ4
分散されたパラジウム粒子を用いた5−デシンから2−5−デセンへの水素化。
前述のようにして製造された、TIFおよび水によるパラジウム粒子(0,13
g)の均一な分散体を含有する溶液(0,05isol P d )に、THF
(5ml)および水(1ml)による5−デシン(0,138g、 o、tg
−1,1,h■of )の溶液を添加した。溶液を水素で30秒間バブリングし
た後、水素雰囲気(バルーン)中で反応を行った。反応体は室温で4.5時間撹
拌した。キャピラリガスクロマトグラフ分析によると、完全なアルキン消費と、
ドデカンを内標準として用いて収率94%のA−5−デセンが認められた。生成
物は揮発性が強いため、正確な分離された収率は得られなかった。しかしながら
、一部を分離し、分光的に分析した。IRにエート)は2925.5.2B50
.0.08(1,1cm−’であった。’ HNMR(300MHzSCD C
1s )δは5.38 (br t、 J−4,5Hz、 2H)、 2.(1
1(br q、 J−5,8Hz、 48)、 [3−L、2 (s、 8H)
、 0.86 (t、 J−8,8Hz、 8H) [>12: IZ/E立体
化学]であった。13CNMRC20MHz 、 CDCl、)δは129.I
I7.30.25.2B、93.22.25.13.98であった。
IF (2,5ml )および水(0,5ml )による塩化ロジウム(Ill
)三水和物(1,3mg、 0.005augol)の溶液に5−デシン(89
mg、 0.50isol)を添加した。溶液を10分間撹拌した後、トリエト
キシシラン(0,21g、 1.25isol)を添加した。この系を閉鎖し、
室温で6時間撹拌した。次いで、揮発物を減圧除去した。ヘキサン(51)とエ
ーテル(11)とからなる混合物を添加した。溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥
し、シリカゲルの1インチプラグで濾過した。基質はヘキサン/エーテル(5二
1)で希釈した。溶媒は減圧除去した。ガスクロマトグラフィーにより生成物を
分析すると、5−デシン:デカンの比は4:1であり、ドデカン内標準を基準に
した総収率は71%であることが明らかになった。
(0,5ml )による塩化ロジウム(III)三水和物(1,3mg、 0.
005sllol)および硝酸銅(11)へミペンタ水和物(5,8B、 0.
025+gmol)の溶液に5−デシン(89mg、 0.50auaol)を
添加した。溶液を10分間撹拌した後、トリエトキシシラン(0゜21g51.
25mIIol)を添加した。この系を閉鎖し、室温で7時間撹拌した。次いで
、揮発物を減圧除去した。ヘキサン(51)とエーテル(11)とからなる混合
物を添加した。
溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、シリカゲルの1インチプラグで濾過した。
基質はへキサン/エーテル(5:1)で希釈した。溶媒は減圧除去した。IRに
ニート)は2926.8.2g50.0.1480.5cm”、”CNMR(2
0MHz 、 CDC13)δは129.87.31.99.2B、85.22
.3g、 13.97であった。
Z−5デセンは揮発性が高いため、正確な分離された収率は得られなかった。ド
デカン内標準を用いたガスクロマトグラフィーによると収率は100%であった
。
1)による塩化ロジウム(III)三水和物(1,3−g、 0.005smo
1)および硝酸銅(11)へミペンタ水和物(5,8mg、 0.025sso
1)の溶液に7−ドブシン−1−オール(91mg、 0.50g+mol)を
添加した。溶液を5分間撹拌した後、トリエトキシシラン(0,21g、 0.
23s+、1.25**ol)を添加した。溶液を室温で8時間撹拌した。次い
で、揮発物を減圧除去し、ヘキサ> (5+gl)とエーテル(11)とからな
る溶液を添加した。
溶液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、シリカゲルの1インチプラグで濾過した。
基質はへキサン/エーテル(5: 1)で希釈した。溶媒は減圧除去した。次い
で、生成物を3N塩酸溶液(31)に添加し、室温で1時間撹拌した。水性層を
エーテル(3X 10m1)で抽出した。複合有機物は硫酸マグネシウム上で乾
燥し、濾過した。溶媒を減圧除去し、0.088 g (0,481sol、9
6%)のZ−7−ドデセン−1−オールを得た。これは、分光分析によると14
:1のZ:E混合物であった。Z−異性体の分光分析は以下の通りであった。I
R(ニート) 3434.8.2929.0.2857.1.1459.2.1
056.1cm−1; ’ HNMR(300MHz%CDC13)δ 5.3
3(m、 2H)、 3.62 (t、 J−6,6Hz、 2H)、 2.0
1 (br d、 4H)、 l。
6B−1,5(m、2H)、1.33−1.22 (m、IIH)、0.88
(t、J−7Hz。
3H) ; ”CNMR(75MHz 、CDC1s ) δ 122.99゜
129.67、 82.9B、32.74.32.49. 31.93.31.
21. 29.69. 29.05. 211.5g、27.10. 2B、9
0. 25.83. 22.32. 1g、41. 13.99゜Z−2−)リ
ゾセン−1−オールを、実施例6の方法に従って、2−トリプシン−1−オール
(98置g、 0−5s謹of )、塩酸ロジウム(III)三水和物(1,3
層g、 0.005厘膳01)、硝酸銅(1りへミベンタ水和物(5,11mg
、 0.025a■ol)、)リエトキシシラン(0,21g、 0.23m1
.1.25go+ol) 、THF (0゜51)、および水(0,5ml )
を用い、室温で8時間かけて製造し、96mg (0,48+no1.97%)
の2−トリデセン−1−オールを得た。これは、分光分析によると6:1のZ:
E混合物であった。Z−異性体の分光分析は以下の通りであった。IRにニート
) 3337.2.2924.8.2854.6.14B2.8゜1016.2
c「’ ; ’ HNMR(300MHz、CDCl 3)δ 5゜58 (w
、 2H)、 4.17 (d、 J−5,9Hz、 2H)、 2.04 (
br p、 2H)。
1.24 (m、 17H)、 0.88 (t、 J−6,7Hz’、 3H
) ; ”CNMR(75MHz 、CDC13)δ 1133.22.5g、
58.31.91.29゜62、29.49.29.34.29.23.27.
44.22.69.15.24.14.11 。
中の2−メチル−1,4−ジヒドロ安息香酸(0,085g。
0.50gmol ;純度81%、アルドリッチケミカル社(Aldrtch
Chemical Company)製)懸濁物に、均一な金属粒子分散体を含
有するポリシロキサンマトリックス材料(実施例1に従って製造されたちの0.
100 g)を添加した。この溶液を19時間、還流加熱した。冷却した反応混
合物をヘキサン(25s+)で希釈し、水酸化ナトリウム(5%)水溶液(2X
51)で抽出した。塩基性水溶液は酸性化し、クロロホルム(3X4ml)で抽
出した。複合有機層は無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒をロータリーエバ
ポレータで除去すると2−メチル安息香酸(0,085g、 96%)が得られ
た。
IR(KBr)は3600−2000 (br)、 2923.1694.13
00.920、731cm−1であった。” HNMR(300MHz、CDC
1s )δは8.03(ddd、 J−8,5,3,0,1,5Hz、 IH)
、 7.42 (td、 J−8゜5、1.5Hz、 LH)、 7.28 (
td、 J−8,5,1,5Hz、 LH)、 7.22 (dd、 J−8,
5,1,5Hz、 LH)、 2.64 (s、 3H)であった。
1.4−ジヒドロ安息香酸(′0.085 g、0.50g厘O1:純度81%
、アルドリッチケミカル社(Aldrich Chemical Compan
y)製)懸濁物に、ロジウムおよびアルミニウムの均一な分散体を含有するポリ
シロキサンマトリックス材料((1100g)を添加した。この溶液を19時間
、還流加熱した。冷却した反応混合物をヘキサン(25*I)で希釈し、塩酸(
5%)水溶液(2X5ml)で抽出した。塩基性水溶液は酸性化し、クロロホル
ム(3X4ml)で抽出した。複合有機層は無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。
溶媒をロータリーエバポレータで除去すると2−メチル安息香酸が得られた。
511)および水(0,5ml )による塩化ロジウム(III)三水和物(1
,3mg、0.005++nol) 、硝酸銅(Iりへミペンタ永和物(2,9
hg、 0.0125■mol) 、および硝酸アルミニウム(Ill)無水物
(0,188g、 0.50iaol)の溶液に5〜デシン(6hg、 0.5
0sio+)を添加した。溶液を1(1分間撹拌した後、トリエトキシシラン(
0,21g、 1.25isol)を添加した。この系を閉鎖し、室温で7時間
撹拌した。揮発物は減圧除去した。
ヘキサン(51)とエーテル(11)とからなる混合物を添加した。溶液を硫酸
マグネシウム上で乾燥し、シリカゲルの1インチプラグで濾過した。基質はヘキ
サン/エーテル(5: 1)で希釈した。溶媒を減圧除去し、Z−5−デセンを
得た。
和物(6,8mg、 0.025■mol)および硝酸銅(11)へミベンタ永
和物(5,8mg、 0.025mgoりの溶液に、新たに蒸留されたトリエト
キシシラン(0,41g、 0.46sl、2.50m5ol)を5分間にわた
って添加した。反応混合物は室温で18時間撹拌した後、濾過した。溶媒を減圧
除去し、ポリシロキサン金属生成物を得た。
ジウム(III)三水和物(6,6mg、 0.025snol) 、硝酸銅(
11)へミペンタ永和物(5,115g、 0.025mIIol) 、および
硝酸アルミニウム(Ill)無水物(0,18g 、 0.50m5ol)の溶
液に、新たに蒸留されたトリエトキシシラン(0,41g10.4[iml、2
゜5+no! )を5分間にわたって添加した。反応混合物は室温で16時間撹
拌した後、濾過した。溶媒を減圧除去し、ポリシロキサン金属生成物を得た。
水素化方法の様々な例を表Iに示す。反応体は、シリカゲルのプラグによるポリ
シロキサンマトリックスの濾過に先だって、2〜5時間撹拌させておいた。還元
はα、β−不飽和エステルおよびケトンにおいて直ちに進行した。末端オレフィ
ンが明瞭に水素化された(実験例12)のに対して内部の不活性オレフィンが未
還元のまま残った(実験例14)という点において、優れた化学選択性が認めら
れた。
この方法の優秀な立体選択性は実験例17において5−デセンからZ−5−デセ
ン(>15: I Z : E)への還元の収率が100%であることによって
例証されており、リンドラ−還元法に対する容易な代用法を提供するものである
。
不飽和炭化水素のための立体選択性水素化方法として従来知られていたのはリン
ドラ−還元法である。マツキーウエン等(Heaven et al、)、 J
、 Org、 Chew、、 (1983) 48+4436 ;リンドラ−等
(Lindlar et at、)、 Org、 5ynth、、 (1973
)″V:880参照。リンドラ−法においては、パラジウム金属が固体BaSO
4上に析出するとともにキノリンがアルキンをシスもしくはZアルケンに還元す
る。しかしながら、リンドラ−法においては外部水素源が必要であり、また、反
応物に導入する水素ガスの量を注意深く監視しないとアルカンへの過還元が生じ
得る。さらに、リンドラ−法においては合成キノリンを使用しなければならない
が、市販されているキノリンは通常、痕跡量の硫黄を含有しており、これは除去
が困難であり、触媒活性を阻害するものである。
メチルプロピノエ−ト(10モル%)の導入によって、内部アルキンのアルカン
への転換(実験例17゜完全な反応には24時間を要する)が可能になった。同
様に、E−5−デセン(実験例14)およびE−ブチルヘキサノエート(実験例
6)の双方とも、トリエトキシシランのみを用いた場合には未反応であったが、
トリエトキシシランの添加に先だって1当量のメチルプロピノエートを溶液に添
加することにより、オレフィン部分の完全な水素化が可能になった。
同様の効果は、N、N−ジエチルシンナミド(実験例11)においても、10モ
ル%のメチルプロピノエートの不在下においては部分的な還元しか起こらないと
いう点で認められた。メチルプロピノエートの添加は反応の過程に深い影響を及
ぼすものであるが、本願出願人は現在まで、その正確な機構的作用を理論的に解
明するには至っていない。メチルプロピノエートの存在下においては、より活発
な水素発生が起こる。その添加によって、金属のより活性な部位がR離するもの
と推測される。
実験例14.1B、および17においては、キャピラリガスクロマトグラフ収率
をドデカン内標準に対して測定した。生成物の揮発性が高いため、高い分離収率
は得られなかった。
表IIは、水のみを水溶液として用いた本発明の水素化反応の他のいくつかの例
を記載するものである。ここでも外部水素源は不要であり、ヒドロシリル化物質
は得られなかった。これは、水素化が、ヒドロシリル化とそれに付随するプロト
デシリル化ではなく、真のヒドロ金属性反応によって進行することを意味するも
のである。いくつかの例においては、生成物の揮発によって収率が低下した(実
験例3.4、および5)。実験例6においては、1時間後にトリエトキシシラン
(2,5当量)の2回目の添加を行った。
実験例7(第2の反応)および実験例12においては、1当量のトリエトキシシ
ランのみを使用した。実験例8においては数種の異性生成物が得られた。実験N
llにおいては3当量の水酸化ナトリウムを添加した。いくつかの例においては
、メチルプロピノエートと同様に作用するプロパルギルアルコールを用い、さら
なる水素化を達成した。表11の実験例3および8においては、プロパルギルア
ルコールの添加なしには還元が殆ど、あるいは全く起こらなかった。
実験例7においては、1当量のトリエトキシシランの添加によってアルキンのZ
−アルケンへの水素化が良好な選択性で行われることが示されている。表11の
生成物はすべて標準的な抽出性精製のみを行ったものであるが、それでも、表I
Iに示したちの以外の生成物は分光分析によって認められなかった。
表1ニトリエトキシシランおよび触媒パラジウム(II)を自存するTHF/水
を用いた水素化
実験例 基 質 生 成 物 収率06シス/トランス(3:l)
表!(続き)
実験例 基 質 生 成 物 収率%
開始物質/還元物(1::() −
13(+)−ロンギホレン 無反応 −無反応 −
表15モル%Pd (OAc)!およびトリニドキシンランを含有する水中にお
ける表口1
塩化ロジウム(Ill)とともに用いられる助触媒としての金属塩
金属塩 当量 時間 比1 収率・
Cu(NOi)2 5% 7 >20:1 100%C,(SO4)2 5%
20 )20:l 87%Cu (CH3CO2)2 5% 22 1.4:1
b57%A I CNOs ) 2 1当量 22 2.5:1b5496N
i CNOs ) 2 10% 23 >20:l 5896a、 特記しない
限り、全ての比は5−デセン:デカンb、 比は5−デセン:5−デシン
C0ドデカン内標準に基づくガスクロマトグラフィーによって測定された収率
要 約 書
と
本発明は1つ以上の金属の均一な分散体を含有するセラミック材料、特にゾル−
ゲルセラミック材料、その製造方法、および、これを用いた、有機化合物の水素
化もしくは酸化方法に関するものである。
国際調査報告
Claims (61)
- 1.1つ以上の金属の均一な分散体を含有するポリシロキサンマトリックス材料 からなる化合物であって、少なくとも1つの金属がほぼ金属粒子の形状にあり、 該ポリシロキサンマトリックス材料が未か焼であって、少なくとも1つの金属の ほぼ全てがゼロ酸化状態にあることを特徴とする化合物。
- 2.前記少なくとも1つの金属がH2およびSi−Hの還元電位よりも大きな標 準還元電位を有していることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。
- 3.前記金属が、パラジウム、ロジウム、プラチナ、ルテニウム、銅、銀、アン チモン、レニウム、イリジウム、金、水銀、ビスマス、ニッケル、アルミニウム 、およびマンガンからなる群より選ばれたものであることを特徴とする請求の範 囲第1項記載の化合物。
- 4.ゾル状態にあることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。
- 5.ゲル状態にあることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。
- 6.キセロゲル状態にあることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。
- 7.ロジウムを含んでいることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化合物。
- 8.ロジウムおよび銅を含んでいることを特徴とする請求の範囲第1項記載の化 合物。
- 9.ロジウムおよびアルミニウムを含んでいることを特徴とする請求の範囲第1 項記載の化合物。
- 10.ロジウムおよびニッケルを含んでいることを特徴とする請求の範囲第1項 記載の化合物。
- 11.前記金属粒子の寸法が1000Å未満であることを特徴とする請求の範囲 第1項記載の化合物。
- 12.前記金属粒子の寸法が100Å未満であることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の化合物。
- 13.前記金属粒子の寸法が50Å未満であることを特徴とする請求の範囲第1 項記載の化合物。
- 14.0.001〜15モル%の金属を含有していることを特徴とする請求の範 囲第1項記載の化合物。
- 15.0.1〜15モル%の金属を含有していることを特徴とする請求の範囲第 1項記載の化合物。
- 16.1つ以上の金属の均一な分散体を含有し、少なくとも1つの金属がゼロ酸 化状態の金属粒子の形状にある未か焼ポリシロキサンマトリックス材料の製造方 法であって、Si−H基を有するシロキサン化合物を1つ以上の金属塩と水溶液 中において混合する工程からなり、該シロキサン化合物を重合してポリシロキサ ンマトリックスとし、少なくとも1つの金属をゼロ酸化状態まで還元し、還元さ れた金属粒子を該ポリシロキサンマトリックス中に均一に分散させることを特徴 とする製造方法。
- 17.前記シロキサン化合物が式 HnSi(OR)4−n (ただし、n=1〜3であり、Rはアリール、アルキル、アルケニル、アルキニ ル、アリル、およびこれらの組合せからなる群から選ばれた基である)で表され るものであることを特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 18.前記シロキサン化合物がモノアルコキシシラン類、ジアルコキシシラン類 、トリアルコキシシラン類、およびこれらの混合物からなる群より選ばれたもの であることを特徴とする請求の範囲第17項記載の方法。
- 19.前記シロキサン化合物がさらにテトラアルコキシシランを有していること を特徴とする請求の範囲第18項記載の方法。
- 20.前記シロキサン化合物がモノエトキシシラン、ジエトキシシラン、トリエ トキシシラン、およびこれらの混合物からなる群より選ばれたものであることを 特徴とする請求の範囲第17項記載の方法。
- 21.前記シロキサン化合物がさらにテトラエトキシシランを有していることを 特徴とする請求の範囲第20項記載の方法。
- 22.前記金属が、パラジウム、ロジウム、プラチナ、ルテニウム、銅、銀、ア ンチモン、レニウム、イリジウム、金、水銀、ビスマス、ニッケル、アルミニウ ム、およびマンガンからなる群より選ばれたものであることを特徴とする請求の 範囲第16項記載の方法。
- 23.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および硝酸銅(II)であることを 特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 24.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および硝酸銅(IV)であることを 特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 25.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および酢酸銅(II)であることを 特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 26.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および硝酸アルミニウム(III) であることを特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 27.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および硝酸ニッケル(II)である ことを特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 28.前記水溶液が水および水と水に混和して前記シロキサン化合物を可溶化す ることのできる有機化合物との混合物からなる群より選ばれたものであることを 特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 29.前記水溶液が水とTHFとの混合物であり、THF:水の体積比が2:1 〜10:1であることを特徴とする請求の範囲第28項記載の方法。
- 30.前記水溶液が水とTHFとの混合物であり、THF:水の体積比が5:1 であることを特徴とする請求の範囲第28項記載の方法。
- 31.前記ポリシロキサンマトリックスが0.001〜15モル%の金属を含有 していることを特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 32.前記ポリシロキサンマトリックスが0.1〜15モル%の金属を含有して いることを特徴とする請求の範囲第16項記載の方法。
- 33.有機化合物の水素化方法であって、1つ以上の金属の均一な分散体を含有 するポリシロキサンマトリックス材料の触媒量を分子水素の存在下において該有 機化合物と組み合わせることからなり、Si−H基を有するシロキサン化合物と 、少なくとも1つの金属塩を有する水溶液とを混合することによって前記ポリシ ロキサンマトリックス材料を製造することを特徴とする水素化方法。
- 34.有機化合物の酸化方法であって、1つ以上の金属の均一な分散体を含有す るポリシロキサンマトリックス材料の触媒量を該有機化合物と組み合わせること からなり、Si−H基を有するシロキサン化合物と、少なくとも1つの金属塩を 有する水溶液とを混合することによって前記ポリシロキサンマトリックス材料を 製造することを特徴とする酸化方法。
- 35.有機化合物の水素化方法であって、1つ以上の金属、シロキサン化合物、 および前記有機化合物を水溶液中において組み合わせることからなる方法。
- 36.不活性ガス、水素、酸素、およびそれらの混合物からなる群より選ばれた 雰囲気中で行われることを特徴とする請求の範囲第34項記載の方法。
- 37.酸素雰囲気中で行われることを特徴とする請求の範囲第36項記載の方法 。
- 38.水素雰囲気中で行われることを特徴とする請求の範囲第36項記載の方法 。
- 39.不活性雰囲気中で行われることを特徴とする請求の範囲第36項記載の方 法。
- 40.前記水溶液が0.001〜10モル%の末端アルキン添加剤を有している ことを特徴とする請求の範囲第33、34、もしくは35項記載の方法。
- 41.前記水溶液が5〜10モル%の末端アルキン添加剤を有していることを特 徴とする請求の範囲第41項記載の方法。
- 42.前記末端アルキン添加剤がメチルブロピノエートおよびプロパルギルアル コールからなる群より選ばれたものであることを特徴とする請求の範囲第41項 記載の方法。
- 43.前記シロキサン化合物が式 HnSi(OR)4−n (ただし、n=1〜3であり、Rはアリール、アルキル、アルケニル、アルキニ ル、アリル、およびこれらの組合せからなる群から選ばれた基である)で表され るものであることを特徴とする請求の範囲第33、34、もしくは35項記載の 方法。
- 44.前記シロキサン化合物がモノアルコキシシラン類、ジアルコキシシラン類 、トリアルコキシシラン類、およびこれらの混合物からなる群より選ばれたもの であることを特徴とする請求の範囲第43項記載の方法。
- 45.前記シロキサン化合物がさらにテトラアルコキシシランを有していること を特徴とする請求の範囲第44項記載の方法。
- 46.前記シロキサン化合物がモノエトキシシラン、ジエトキシシラン、トリエ トキシシラン、およびこれらの混合物からなる群より選ばれたものであることを 特徴とする請求の範囲第43項記載の方法。
- 47.前記シロキサン化合物がさらにテトラエトキシシランを有していることを 特徴とする請求の範囲第46項記載の方法。
- 48.前記金属が、パラジウム、ロジウム、プラチナ、ルテニウム、銅、銀、ア ンチモン、レニウム、イリジウム、金、水銀、ビスマス、ニッケル、アルミニウ ム、およびマンガンからなる群より選ばれたものであることを特徴とする請求の 範囲第33、34、もしくは35項記載の方法。
- 49.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および硝酸銅(II)であることを 特徴とする請求の範囲第33、34、もしくは35項記載の方法。
- 50.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および硫酸銅(IV)であることを 特徴とする請求の範囲第33、34、もしくは35項記載の方法。
- 51.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および酢酸銅(II)であることを 特徴とする請求の範囲第33、34、もしくは35項記載の方法。
- 52.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および硝酸アルミニウム(III) であることを特徴とする請求の範囲第33、34、もしくは35項記載の方法。
- 53.前記金属塩が塩化ロジウム(III)および硝酸ニッケル(II)である ことを特徴とする請求の範囲第33、34、もしくは35項の方法。
- 54.少なくとも1つの金属が、寸法1000Å未満の粒子の形状にあることを 特徴とする請求の範囲第33もしくは34項記載の化合物。
- 55.少なくとも1つの金属が、寸法100Å未満の粒子の形状にあることを特 徴とする請求の範囲第33もしくは34項記載の化合物。
- 56.少なくとも1つの金属が、寸法50Å未満の粒子の形状にあることを特徴 とする請求の範囲第33もしくは34項記載の化合物。
- 57.前記水溶液が水および水と水に混和して前記シロキサン化合物を可溶化す ることのできる有機化合物との混合物からなる群より選ばれたものであることを 特徴とする請求の範囲第33、34、もしくは35項記載の方法。
- 58.前記水溶液が水とTHFとの混合物であり、THF:水の体積比が2:1 〜10:1であることを特徴とする請求の範囲第57項記載の方法。
- 59.前記水溶液が水とTHFとの混合物であり、THF:水の体積比が5:1 であることを特徴とする請求の範囲第57項記載の方法。
- 60.前記ポリシロキサンマトリックスが0.001〜15モル%の金属を含有 していることを特徴とする請求の範囲第33もしくは34項記載の方法。
- 61.前記ポリシロキサンマトリックスが0.1〜15モル%の金属を含有して いることを特徴とする請求の範囲第60項記載の方法。
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