JPH05506007A - 2’3’―ジデオキシイノシンによるヒトのレトロウィルス感染症の治療 - Google Patents

2’3’―ジデオキシイノシンによるヒトのレトロウィルス感染症の治療

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 2’、3’−ジデオキシイノシンによるヒトのレトロウィルス感染症の治療 発明の分野 本発明は、ヒトのレトロウィルス疾患、特にHIV感染症のような長期間の治療 を必要とする疾患を 2′。
3゛−ジデオキシイノシン(2°、3’−dideoxyinosine (d dl))で治療するための投与量に関する。また本発明は、一般に治療によって 神経障害、膵臓炎または肝炎が誘発されたためにddlの投与を中止した場合。
ddlの投与をいつ再開できるかを判定する基準に関する。
発明の背景 ヒト免疫不全ウィルス(HI V)は病原性ヒトレトロウィルス(すなわち複製 するのに逆転写を利用するウィルス)の原型である。逆転写は、RNAからDN Aへの遺伝情報の流れを触媒することができる生体DNAポリメラーゼによって 、細胞内で仲介されるプロセスを意味する。抗HI VJTIとしての2’、3 ’−ジデオキシイノシンによる神経障害、膵臓炎および肝炎を避けるための知識 、基準および教示は、AIDSに類似の疾病のみならず、複製するのに全面的も しくは部分的に逆転写酵素機構を用いる他のヒトウィルスによって起こる、ジデ オキシイノシンで治療可能な疾病に対して有用である。このようなウィルスには HTLV−1゜HTLV−2,HTLV−V、H2V−2および肝炎Bウィルス が含まれる。
ヒト免疫不全ウィルス(HI V)感染症は、死に至ることがあるいくつもの臨 床上の異常を起こす、HIVによって起こる疾病は、3′−アジド−2″、3″ −ジデオキシチミジン(AZT、シトプシン(zidovudine))を含む ある種の医薬で治療することができる。
しかし治療上有用な医薬は各々、特異的な毒作用と副作用によって、ヒトに治療 のため用いることは著しく制限されている。この点について、AZTは抵レトロ ウィルス治療法用に特別に認可された唯一の医薬であるから1本題への導入とし てAZTは、注目に価する。
AZTは、貧血、他の骨髄抑制、および筋炎(筋肉の破壊もしくは炎症)、頭痛 、悪心、嘔吐、倦怠感もしくは痙拳のようなある種のその他の毒作用を起こす。
AZTが膵臓炎または末梢神経の障害を起こすことは知られていないが、肝機能 不全を起こすことはある。
医薬のこのような毒性と副作用は、所定の医薬を用いる場合、治療を最適なもの とするための決定的なファクターになる。
ヒト内で医薬が起こす毒作用と副作用は、生体外もしくは動物による(臨床以前 の)研究からは、高い信頼性をもって断定することはできない0例えば、神経障 害および膵臓炎のようなある種の毒作用のための組織培養モデルは全くない、ま た医薬の選択もしくは投与量の最適化を目的として、1つの医薬から他の医薬の 特定の毒作用について、高い信頼性をもって推定することは不可能である。さら に、投与量増大臨床試験を用いて毒作用の状態を評価するヒトの第1相試験は、 長期の毒作用について教示しないし、このような第1相の研究は、このような毒 作用と副作用を管理し回避する方法を示すことはない、これらの配慮は、非常に 長時間にわたる治療を意図する場合、特に重要になる。
HIVの治療は、現在、−生にわたる治療と考えられている。したがって、多少 にかかわらず延命もしくは苦痛の軽減が重要であるとはいえ、長期間にわたって 新しい治療薬を成功裡に投与する方法を開発することは極めて重要である。急性 の毒作用を予測する我々の能力に加えて、特に新薬が非常に長期間の治療に用い られる場合、新薬の長期間にわたる毒作用の概要を予測する方法は、現在ない、 また急患が毒作用または劇作用を発現したならば、急患がその新薬の投与を安全 かつ有効に再開できるかいなかを予測する方法はないことが多い、医師および急 患は、副作用が起こる時間までは、臨床上の改善に対してたしかに感謝するであ ろうが、次になすべきことについてはガイドとなるものはない、このようなガイ ドとなる知識なしには、致死的なまたはヒトを無能力化するような副作用の可能 性は、常にぼんやりとではあるが存在する。非常に長期間にわたって最小の毒作 用で、ウィルスの複製を抑制する性質をもっていることは、医師が使用できる知 識、装備などが著しく増大することを意味する。
上記のAZTは、抗レトロウイルス治療法に対して認可された唯一の化合物であ るが、現在まで、治癒的な治療法がないので、多くの患者は長期間のAZTによ る治療に耐えることができない、さらに、ある患者の場合、恐ら<AIDSウィ ルスのAZT耐性菌株の発生を含むいくつもの理由により、AZTによる治療に もかかわらず、疾病の過程が進行する。その上、治療の全費用が、多くの患者に とって、続けて使用する場合の重大な問題になっている。
2’、3’−ジデオキシイノシンは、レトロウィルスの複製を抑制するので感染 された宿主にとって有利であることは知られており、その効力を証明する最初の 臨床試験の結果が報告された。しかし非常に長期間にわたって2’ 、 3’− ジデオキシイノシンを用いる際に医師の参考になるが、または重大でかつ予測で きない副作用を防止もしくは改善するための教示ないし基準は、現在全くない、 さらに、2’、3’−ジデオキシイノシンによる副作用をすでに発現したので医 師がこの医薬の投与を一時停止し、その後再開したと考えている患者に対して、 長期にわたってこの医薬を使用するための教示もしくは基準が全(ない、さらに 、現在認可されて(\る治療法に失敗したり、そのヒト免疫不全ウィルスの菌株 がAZTに対して耐性になったり、またはAZTに耐えることができない患者に 2°、3′−ジデオキシイノシンを長期間使用するための教示もしくは基準がな し1゜関連する引用文献を下に挙げるが、その教示事項はすべて本出願に援用す るものとする。
1、Mitsuya、 H,およびBroder、 S、、 rnhibiti on ofthe in Vitro 1nfectivity and cy topathic effectof human T−1ymphotrop ic virus type III/lympha−denopathy V irus−associated virus (HTLV−III/LAV) by 2’、3’−dideoxynucleosides、 Proc、 N atl、 Acad。
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Lehrman、 SN、 Blum、 RM、 Barry、 DW、 5h earey、 GM。
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Bolognesi、DP、Myers、CE、Broder、S、Admin istra−tion of 3’−azido−3’−deoxythyai idine、an 1nhibitorof HTLV−III/LAV re plication、to patients withATDS or AJ DS related complex、Lancet、1巻、 575〜58 0頁、 ■986年; 4、 Yarchoan、R,Perno、CF、Thomas、RV。
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In: Abstracts、 V International Confe rence onAIDS、カナダ、 モントリオール、 1989年6月4〜 9日、336頁; 10、Lambert、J、、R,Dolin、M、5efdljn、C。
Knupp、C,McLaren & R,C,Reichman、1989年  PhaseI 5tudy of 2’、3’−dodeoxyinosin e (ddl) administered twice daily to  patients with AIDS/AIDS re−fated com plex、rr+: Abstracts、V Tnt、ernational Conference on AIDS、カナダ、モントリオール、1989年 6月4〜9日、 563頁; 11、Lambert、J、S、、R,Dolin、M、5eidlin、C。
Knupp、G、Morse、C,McLaren、C,Plank & R, C。
Re1chIIlan、1989年 2°、3’−Dideoxyinosin e (ddl)adminjst、ered twice dailey to  patients with AIDS/ARD、In:Program a nd Abstracts of the Twenty−Nir+thInt erscience Conference on Antimicrobia l Agentsand Chemotherapy、米国、テキサス州、ヒユ ーストン、1989年9月17〜20日、 105頁;12、 Yarchoa n、 R,、RJ、 Thomas、 H,Mitsuya、 C,F。
Perno、 J、M、 Pluda、 N、R,Hartman、 D、G、 Johns & S。
Broder、1989年 In1tial c!1nical 5tudie s of 2’、3’−dideoxyadenosine (ddA) an d 2’、3’−dideoxyinosine(ddl)in patjen ts with AIDS or AIDs−relatedcomplex  (ARC)、 J、 Ce11. Biochem、 5upplelQent  13B:313頁: 13、 Yarchoan、 R,、RJ、 Thomas、 J、M、 Pl auda、 N。
R,Hartman、 H,Mjtsuya、 C,F、 Perno、 D、 Gjohns & S。
Broder、1989年 Escalating dose Phase I  5tudy ofintravenous and oral 2’、3’− dideoxyinosine (ddl)in patients with  AIDS or ARC,In: Abstracts、 V 1ntern ational Conference on AIDS、カナダ、モントリオ ール 1989年 212頁; 14、Martin、P、、C,Kassianides、J、Korenma n、J、N。
Hoofnagle、H,Ford、S、Broder、& H,Mitsuy a。
1989年 2’、3 ’−dideoxyinosine (ddl) an d dideoxy−guanosine (ddG)are potent  1nhibitors ofhepadnaviruses in vivo、  In: Program、DigestiveDisease Week、米 国、ワシントンD、C,,1989年5月13〜17日、 A−3; 15、National In5titutes or Health (Na tionaIInstitute of Allergy and Tnfec tious Diseases andthe National cance r In5titute)から医師らに対する手紙、 ”Phase II t rials、Treatment rND、and 0penLabel Pr otocol for ddl”、、1989年11月1日郵送;16、 Mi tsuya、 H,ら、米国特許第4,861,759号、1989年8月29 日、 ”Antiviral compositions and metho ds”。
発明の要約 本発明は、約0.4〜約25. 6 mg/ kg/ 日(1) 投与量の範囲 で2’、3’−ジデオキシイノシン(ddl)を投与することによって、逆転写 によって複製するウィルスが起こす疾患を軽減する方法に関する。さらに本発明 は、ddlを静脈にもしくは経口で投与する上記の方法に関する。
本発明の他の態様は、約0. 4 mg/ kg/日〜約25゜6 mg7 k g/日の投与量の範囲でddlを投与することによって、逆転写によって複製す るウィルスが起こす疾患にかかつている免疫を抑制された患者内の、CD4+の カウントを増大し、さらにCD4+ : CD8+比を増大させる方法に関する 。また本発明の他の態様は、より好ましい投与量の範囲の約1.0〜約14mg /kg/日および最も好ましい投与量の範囲の約6.4〜約9. 6 mg/  kg/日に関する。
本発明の他の態様には、ある種の臨床パラメータを監視し、これらのパラメータ がベースラインに戻るか、もしくはベースラインの近くに戻るまで一時的にdd lの投与を中止し、次いで治療を再開することによって、神経障害、膵臓炎およ び肝炎を最小限にするしかたで、逆転写により複製するウィルスが起こすHIV なとの疾病に感染した患者にddlを投与する方法が含まれる。別の態様として 、例えば1日当り1回〜3回のように1日当り数回ddlを投与する方法が含ま れる。
本発明のさらに他の態様は、ddlの有効量を投与することによるHIV誘発性 疾患症の治療法に関する。
本発明の他の態様として、ddlに、 リンホカイン類およびサイトカイン類を 含む他の抗ウィルスもしくは免疫学的応答改質剤を組合わせて臨床投与する方法 がある。
本発明の他の態様として、上記の好ましい投与量を。
単位投与量で交付するために製則された医薬組成物が含まれる。
発明の詳細な説明 本発明は、治療によって誘発される末梢神経の障害、膵臓炎もしくは肝炎が始ま ったために治療の中止が必要になったときを決定し、同じ神経障害、膵臓炎また は肝炎を急激に起こさせることなしに患者にその治療を再開する予想も最も効果 的に行う基準に関する。この一般的な基準は、特に2°、3°−ジデオキシイノ シンとそれに関連した化合物を考慮しているが、ある治療化合物の有害な副作用 が神経障害、膵臓炎または肝炎の場合であれば、どのような疾患を治療するため にも、この基準をその治療化合物に適用することができる。
本発明はさらに、部分的にレトロウィルスの機構(逆転写)を利用して複製する ヒト免疫不全ウィルスのようなRNAウィルス、または、肝炎Bウィルスのよう なりNAウィルスに感染したヒトの治療の効力を最適化し、および該治療に関連 する毒作用を回避する基準に関する。この基準を使用しても、神経障害、膵臓炎 または肝炎が最初に起こった後、所定の医薬の使用を成功裡に再開できるという ことを保証するものではない、しかしこの基準は、治療を成功裡に再開する可能 性を最適化する二とができる。化合物の投与を有利に再開できるかどうかを決定 するためには、実際の臨床投与が各化合物に対して必要である。
この発明の好ましい実施態様は、有害作用もしくは副作用が始まる危険を少くす るために、抗HIV治療剤として投与される2′、3′−ジデオキシイノシンの 最適の初期投与量を決定する方法に関する。二の好ましい実施態様は2’、3’ −ジデオキシイノシンによる長期間の治療にも好ましい、有害作用に続いて2’ 、3’−ジデオキシイノシンの使用を再開する方法と基準を開示する。
毒作用を避ける基準の例として、後天性免疫不全症候群(AIDS)、AIDS 関連の症候群またはヒトの免疫不全感染症の他の徴候を有する患者の2’、3’ −ジデオキシイノシンによる試験の結果として、以下に考察される治療利益が示 された。しかしある投与量の処方において、毒作用が患者を管理する際の重大問 題となる。
2′、3′−ジデオキシイノシンの静脈もしくは経口の経路による投与は、長期 間にわたる体重の増加、エネルギーの増加、ヒト免疫不全ウィルス感染症に関連 する認識機能の不全の改善、血清中に検出可能なAIDSウィルスの924抗原 の数の減少、循環リンパ球の数の増加および免疫機能の改善に関係がある。免疫 機能の改善の徴候として、ヒト免疫不全ウィルス感染症にかかり、2″、3′− ジデオキシイノシンを投与された患者は、全循環リンパ球の数が増加し、循環C DJ+リンパ球の数が増大し、CDB+リンパ球に対するCDJ+リンパ球数の 比率が増大し、およびCDB+リンパ球の数が増加した。それに加えて、2″、 3′−ジデオキシイノシンを投与される前はアネルギー性であったいく人かの患 者(すなわちこれらの患者は、試験抗原に対して皮膚の遅延経過敏捷反応を開始 しなかった)は、少なくとも1つの試験抗原に対して皮膚の遅延経過敏捷反応を 開始する能力を回復した。
上記の臨床上の改善が少なくとも1年間は持続しうること、かつ、このような改 善が約2 mg/ kg/日〜約14 mg/ kg/日の好ましい投与量で2 ’ 、 3’−ジデオキシイノシンを制酸副もしくは緩衝剤とともに経口投与す ることによって認められることが発見された。
さらに、これらの有益な作用は、より高い投与量の2’、3’−ジデオキシイノ シン(すなわち制酸荊もしくは緩衝剤または同等物とともに経口投与された約1 4mg/kg/日以上の2’、3’−ジデオキシイノシン)で認められるが、こ の投与量では、毒作用が非常に長期間の治療すなわち1年以上の長い投与期間の 過程で発現することが多い、この高い投与量で最もよくみられる重大な毒作用は 、膵臓炎などの膵臓の機能不全、足の痛みまたは麻痺のような神経障害、および 、肝炎であることが見出された。この医薬のこれらの特異的な副作用と毒作用は 従来知られていなかった。 1日当りl、2および3回程度の投与回数に分割し てddlを低い初期投与量(制酸副もしくは緩衝剤とともに約2mg/kgZ日 〜約14 mg/ kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシンが経口投与され る)で投与することによって、全累積投与量を減らすことなしに、これらの毒作 用の出現を予想外に減らすことができることが見出された。また2’、3’−ジ デオキシイノシンの投与を、低い好ましい投与量の場合でも一時的に中止し、急 性の神経障害、膵臓炎もしくは肝炎を再発することなしに再開することができる ことが見出されたのは、予想外のことであった。これらの毒作用が出現したとき に停止期間の後2′、3′−ジデオキシイノシンの投与を再開して、これらの毒 性を防止する基準、およびその毒作用を管理する基準を以下に説明する。
2’、3’−ジデオキシイノシンは、滅菌した静脈注入液として投与することが できる。 3. 2mg/kgの2’、3’−ジデオキシイノシンを1.5時間 かけて静脈投与すると、 2’、3’−ジデオキシイノシンのピーク濃度は約1 0μMである。この医薬の循環半減期は、約40分間である。これを測定した3 名の患者の脳を髄液中の2′。
3”−ジデオキシイノシンの平均濃度は、2’、3’−ジデオキシイノシンを静 脈注入してから1時間後の血清中の濃度の約20%であった。この医薬は、水、  リンゴジュースまたはその他の適切な水溶液に溶解して経口投与することがで きる。 リンゴジュースに溶解し、30CCの水酸化アルミニウム懸濁液もしく はそれに匹敵するもののような制酸剤を摂取してから約2分後に空腹の患者に投 与したとき、2′、3°−ジデオキシイノシンの生物学的利用率は約35〜40 %である。 2’、3’−ジデオキシイノシンを適切な緩衝剤(例えばクエン酸 ナトリウム、酢酸ナトリウムまたは炭酸水素ナトリウム)および砂糖と混合して 水に溶解し、空腹の患者に経口投与すると、同様の生物学的利用率が得られる。
各種の調味料を添加してもよい、濃度を測定した3名の患者において、脳を髄液 中のddlの平均濃度は、2′、3′−ジデオキシイノシンを静脈注入してから 1時間後、血清中の濃度の約20%であった。この医薬のヒトの経口による生物 学的利用率は、そのN−グリコシド結合が酸に対して極めて不安定なため予測で きなかった。
2″、3′−ジデオキシイノシンは、ピーグル犬では経口で生物学的に利用でき ることがすでに知られている1本発明の発明者らは、2’、3’−ジデオキシイ ノシンを、ヒトに非常に長期間にわたって使用するのに際し、経口投与により生 物学的に利用できる状態にすることができることと、2′、3°−ジデオキシイ ノシンの経口吸収性と薬理学がある患者への長期間の投与の際にほぼ一定である こととを見出した。したがって、この基準の条件下では、このような医薬の薬理 学的な利用の可能性を顕著に変えることな東 個々の患者がかなりの一貫性をも ってこの医薬を受け付けることができる。
実施例1 : 2’ 3’−ジデオキシイノシンの投与空腹状態の患者に2’、 3’−ジデオキシイノシンを経口投与することによって1本願記載の患者を治療 した。
2’、3’−ジデオキシイノシンはリンゴジュースに溶解し、患者が水酸化アル ミニウム懸濁液、または、水酸化マグネシウムと水酸化アルミニウムの懸濁液を 30cc摂取してから約2分後に投与した。これらの異なる経口形態による異な る生物学的利用率に応じて投与量を修正するならば、カシェ剤を含むその他の経 口形態でも同様の結果が得られるだろう、2’、3’−ジデオキシイノシンは、 緩衝錠剤、例えば腸溶性カプセルのようなカプセル、長期間放出形の腸溶性錠剤 または類似の形態で経口投与すると吸収することができる。 2’、3″−ジデ オキシイノシンは、患者が空腹状態でなくても経口ルートで有効に吸収される。
実施例2 : 2’、3’−ジデオキシイノシンの初期投与量の最適化 最初の試験では、AIDSもしくはAIDSに類似した症候を有する37名の患 者に、 1.2もしくは3回の投与に分割して0.4〜25. 6 B/ kg /日の2″、3′−ジデオキシイノシンを静脈投与した。AIDS類縁の症候を 有する患者のいくらかは、口腔カンジダ症にかかっていたことに基いてなされ診 断を経験していたが、治療時にはその症状は全くなかった。他の患者には、疲労 、食欲喪失、熱または新たな体重低下があった。これらの患者の多くは、悪心、 倦怠感もしくは骨髄毒性のために3′−アジド−2’、3’−ジデオキシチミジ ン(AZT、シトプシン)による治療に耐えることができなかったか、またはA ZTによる治療中、臨床上症状が悪化していた。長期のAZTによる治療を行っ た多くの患者には、AZT耐性のある変異体形Hl■が発生するか、またはAZ Tで治療しているにもかかわらず臨床上悪化し死亡することは、従来の技術から 公知である。2″、3°−ジデオキシイノシンを患者に約2週間静脈投与した後 空腹状態で2’ 、 3’−ジデオキシイノシンを静脈投与の2倍量を経口投与 した。この経口投与では2”、3′−ジデオキシイノシンをリンゴジュースに溶 解し、30ccの水酸化アルミニウム懸濁液、または水酸化マグネシウムと水酸 化アルミニウムの懸濁液を摂取してから2分後に摂取した。
2’、3’−ジデオキシイノシンを2週間以上投与した37名の患者のうち35 名について、評価できると認められた。全般的にこれらの患者は、循環CDJ+ 細胞が増大し、循環リンパ球のCD4+ : CDB+比率が増加し、CDS+ リンパ球の数が増加し、かつ全リンパ球数が増大した。これらの試験をうけた患 者は、そのHIVの複製が減少した証拠を示し、臨床上の改善がみられた。CD 4+リンパ球の増加は、さらに4ヶ間以下の3′−アジド−2′、3°−ジデオ キシチミジン(シトプシン、AZT)の治療を受けていた患者に、最も一貫して みとめられた。しかし 2’、3’−ジデオキシイノシン投与の利益(免疫学的 改善を含む)は上記の患者に限定されず、疾患が進行し始めていたか、AZTに よる治療を始めてから疾患が進行した患者は、2’、3’−ジデオキシイノシン で治療することができることを説明する。
実施例2の投与試験の評価 上記の有益な変化は、上記の適切な緩衝剤もしくは制酸剖とともに約2〜14  mg/ kg/日の2′、3″−ジデオキシイノシンの投与量処方で経口投与さ れてこの試験を受けたAIDSにかかっているかまたはAI DS類縁の症状を 有する患者のほとんど全員にみとめられた。
1日当り1、2または3回程度数回にわたって行う投与の有益な効果は、この医 薬の短い半減期からみて。
注目すべき効果である。これらの患者には最初に約2週間、2’、3’−ジデオ キシイノシンを、経口投与の1/2量で静脈投与がなされた。しかし静脈治療を さきに行うことは、2’、3’−ジデオキシイノシンを用いる経口治療の有益な 効果を得るための必要条件でないことを説明する。
約1〜7 mg/ kg/日の投与量で2’、3’−ジデオキシイノシンを1日 当り1.2もしくは3回に分割して静脈投与し、続いて、静脈投与量の2倍量( 約2〜14B/ kg/日)で2’、3’−ジデオキシイノシンを経口投与され た患者は、一般に、循環CDJ+リンパ球の数が実質的に増加し、循環CDS+ リンパ球の数が増大し、全循環リンパ球の数が増加し、および循環リンパ球の比 率CD4+:CD8+が増加した。これらの変化は数週間以内に観察され、多く の症例で少なくとも1年間持続した。
例えば1人の患者は、2″、3′−ジデオキシイノシンの投与を受ける前は、C D4+リンパ球数がl mm3当り約31個、CDB+リンパ球数が189個/ I!1m3、全リンパ球数が405個/mm3およびCD4+ : CD8+比 が0.16であった。この患者は、 1. 6 mg/ kg/日の2’、3’ −ジデオキシイノシンを約2週間静脈投与され。
約3. 2 mg/ kg/日の2′、3−ジデオキシイノシンを約2週間静脈 投与され、約4. 8 mg/ kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシンを 約21週間経口投与され、次いで約9. 6 B/ kg/日の2″、3′−ジ デオキシイノシンを約31週間経口投与された。この治療期間を終わったとき、 この患者はCD4+リンパ球数が約90個/■3、CDS+924球数が約30 2個/mm’、全リンパ球数が約816個/mrn3およびCD4+ : CD 8+比が約0.3であった。他の例の第2の患者は、2′、3′−ジデオキシイ ノシンの投与を受ける前は、CD4+リンパ球数が約219個/mm3、CDS +924球数が844個/mm3、全リンパ球数が1270個/ml113、お よびCD4+ : CD8+比が0.26であった。この第2の患者は、約4.  8 mg/ kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシンを約2週間静脈投与 され、続いて約9゜6 mg/ kg/日の2’ 、 3’−ジデオキシイノシ ンを経口投与された。約1年間の治療を行ったとき、この患者は、CDJ+リン パ球数が約359/mm3.CDS+リンパ球数が約1256 /a+m’、全 リンパ球数が約1794/mm3およびCD4+ : CD8+比が約0.29 であった。3.2〜4.8のg/ kg/日の2’ 、 3’−ジデオキシイノ シンを約2週間静脈投与し続いて約6.4〜9゜6 mg/ kg/日の2″、 3′−ジデオキシイノシンを経口投与して治療した最初の7名の患者のうち4名 は、約1年間治療した後、循環CDJ+リンパ球数が増加していた。
免疫パラメータの改善も、2 mg/ kg/日以下の量の2’ 、3’−ジデ オキシイノシンを経口投与された患者に認められた。 しかしこれらの改善は、  2 mg/ kg/日より少ない2’、3’−ジデオキシイノシンを経口ルー トで投与された患者に対しては、−貫したものとは認められなかった。14 m g/ kg/日より多い2′、3″−ジデオキシイノシンを経口投与された要人 かの患者は、免疫パラメータが改善されたが、長期間使用すると毒作用が発現す る可能性が高かった。患者は、最初に2’、3’−ジデオキシイノシンを静脈投 与されたか、または、最初に2′、3′−ジデオキシイノシンの経口投与を始め たかにかかわらず改善を示した。 17名の患者が少なくとも1年間、2′、3 ”−ジデオキシイノシンの投与で有益な作用を受けた。残りの患者はここに開示 されている基準にしたがって治療を受け1年間に近づいている。
この試験を受けた37名の患者のうち、26名は、試験開始時にはアネルギー状 態であった。すなわちカンジダ、5試験車位の精製タンパク質誘導体、破傷風、 もしくはトリコフィトン(trichophyton)に対する皮膚遅延過敏反 応を発現しなかった。これらのアネルギー患者のうち23名は、 2’ 、3’ −ジデオキシイノシンで約6週間治療した後再試験したところ、23名中7名が 少なくとも1つの試験抗原に対して皮膚試験反応性を発現した。約1〜7 mg / kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシンを1日当り1.2もしくは3回 に分割して約2週間静脈投与し、続いて2倍量(約2〜14 mg/ kg/日 )を経口投与(上記のように)し、検出可能な血清HIV p24抗原を有する 患者のうちのかなりのパーセンテージにおいて、治療の6周目には血清中のHI V p24抗原がかなり減少した。約6.4〜9゜6 mg/ kg/日の2゛ 、3″−ジデオキシイノシンを経口投与された上記患者7名のうち3名は、治療 前、検出可能な血清HIV p24抗原をもっていた。この3名全員が最初の6 週間の治療中、この抗原が減少し、これらの3名の患者のうち2名は、約6.4 〜9.6鳳g/kg/日の経口投与量でのddlによる約1年間の治療の後、検 出可能な血清HIV p24抗原が全くみとめらなかった。 2’、3’−ジデ オキシイノシンを投与すると、ポリメトラーゼ連鎖反応によって検出される患者 の循環リンパ球中のHIVの量が減少していた。 AZTの治療を受けたときに 、ウィルス血症であった患者を、2’ 、3’−ジデオキシイノシンで治療した 場合、臨床上の改善がみとめられた。これらの改善としては、限定はされないが 、 血清中HIV p24抗原(生体内でのウィルスの複製の1つのマーカー) の低下が含まれる。
全体として、上記の2′、3−ジデオキシイノシンによる治療を受けた37名の 患者の約半数について次のような改善が報告された。すなわち特に、エネルギー が増加し、睡眠の必要性が減少し、または食欲が増進した。全体として、治療の 最初の6週間中に体重が平均1.5kg増加した6 治療前はヒト免疫不全ウィルス関連の神経学的機能不全であった4名の患者につ いて、2′、3°−ジデオキシイノシンで治療した結果、認識機能が改善された 。各症例では、6〜10週間の治療の後、記憶、および作業を実施する場合の速 度と正確さに改善が見られた。
これらの患者のうちの1名が、約9. 6 B/ kg/日の2″、3″−ジデ オキシイノシンを1日当り3回に分割して経口投与された。この患者の記憶指数 は6週間の治療後に111から121に増大し、Trailfflaking  A testの完了速度は25秒から18秒に増大し、およびT「ailmak rng B test の完了速度は96秒から80秒に増大した。認識機能が 改善された残りの3名の患者は。
より高い1日当りの投与量で2’、3’−ジデオキシイノシンを投与された。し たがって、ここに開示した基準と方法は、ウィルス関連の痴呆症を改善すること ができる。
上記の37名の患者に加えて、他の20名の患者を治療し、合計57名治療した 。これらの患者のうち5名は、最初に短期間、2’、3’−ジデオキシイノシン を投与されたが、これは患者の体内で2’、3’−ジデオキシイノシンに迅速に 変換されることが分かった。
他の抗ウィルス剤、ならびにAIDSとその類縁障害およびその外のウィルス疾 患の治療に共通して用いられる他の治療法を組合わせて、2’、3’−ジデオキ シイノシンを用いて患者を治療した。上記治療法の例は以下の実施例で開示する 。当該技術分野の通常の熟練ならば、以下の実施例に基づいて前記の他の薬荊の 投与量を最適化できるであろう0例えば抗レトロウイルス治療法を同時にもしく は順に組合せて、例えば約1週間毎もしくは約1ケ月毎に医薬を交互に変えて用 いれば、ウィルスの医薬耐性の変異体が患者の体内に発生する危険が減少する。
また抗レトロウイルス治療法を同時にもしくは順に組合わせて、例えば約1週間 毎もしくは約1ケ月毎に医薬を交互に変えて用いれば、各医薬の毒作用と副作用 は、医薬を単独で用いたときと比べて減少する。
実施例3 : 2’、3’−ジデオキシイノシンとAZTの投与 AZTは、HIVの細胞障害作用に対してATH8T細胞系を防護する能力につ いて試験したところ、生体外で2’、3’−ジデオキシイノシンとの相乗作用を 示した。 1人の患者に、約3回に分割して約300 mg/kg/日のAZT を経口投与すると同時に、約3回に分割して約3. 2 mg/ kg/日の2 ″、3″−ジデオキシイノシンを経0投与して、約1年間治療した。他の1人の 患者は、 1日当り約3回に分割して約600 mg/ kg/日のAZTを約 1週閏経口投与し、続いて1日当り約3回に分割して6. 4 a1g/ kg /日の2’、3’−ジデオキシイノシンを約1週開路口投与して治療した。これ らの2つの医薬を、このしかたで約1年間、約1週間毎に交互に変えて使用した 。有利な作用が認められた。約50〜約600 mg/ kg/日の経口投与量 範囲のAZTは、約0. 4 mg/ kg/日〜約9.6 mg/ kg/日 の投与量範囲の2’ 、 3’−ジデオキシイノシンとともに、成功裡に用いる ことができる。この場合1両投与量は、 1日当り約3回に分割して経口投与さ れた。 2’、3’−ジデオキシイノシンをAZTと同時に用いると、2″、3 ′−ジデオキシイノシンとAZTはより低い投与量で用いて有利な作用を得るこ とができる。
実施例4:2’、3’−ジデオキシイノシンと 2′、3″−ジノオキシチジン (dde)の投与 2’、3’−ジブオキシチジン(2’、3’−dideoxycytidine (dde))は、HIVの細胞障害作用に対してATH8T細胞系を防護する性 能について試験したところ、生体外で2’、3’−ジデオキシイノシンとの相乗 作用を示した。 1人の患者に、約3. 2 mg/ kg/日の2′。
3゛−ジデオキシイノシンを1日当り約3回に分割して経口投与するのと組合わ せて、約0. 015 mg/kg/日のddeを約3回に分割して経口投与し て、約6ケ月間治療する。他の1人の患者には、約0. 03 mg/ kg/ 日のddeを1日当り約3回に分割して約1週開路口投与し、続いて約6. 4  mg/ kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシンを1日当り約3回に分割 して約1週開路口投与して治療する。これらの2つの医薬はほぼ1週間毎に交互 に変えて約6ケ月間投与する。有利な作用が認められる。約0. 005〜(1 03rng/kg/日の経口投与量範囲のddeは、約0. 4 @g/ kg /日〜約9− 6 mg/ kg/日の投与量範囲の2’、3’−ジデオキシイ ノシンとともに成功裡に用いることができる。この場合、両投与量は、 1日当 り約3回に分割して投与された。
実施例5 : 2’、3’−ジデオキシイノシンとアシクロビL立旦邊 サイトメガロウィルスによる細胞炎に対してガンシクロビル(gancyclo vir)により先に治療されれいたAI’DS患者に、約6. 4 B/ kg /日の2’、3’−ジデオキシイノシンを1日当り2回に分割して経口投与する と同時に、約4800 mg1日のアシクロビル(acyclovi「)を1日 当り6回に分割して経口投与して治療した。
4週間治療した後、CD4+リンパ球とCDS+リンパ球の比率が約0.02か ら約0.04に増加し、網膜炎は再発しなかった。約200〜4800 mg/ 日の投与量範囲のアシクロビルは、約1〜9. 6 mg/ kg/日の投与量 範囲の2’、3’−ジデオキシイノシンと共に成功裡に月いることができる。こ の場合、両投4量範囲の2″、3′−ジデオキシイノシンと共に成功裡に用いる ことができる。この場合1両投与量は1日当り約3回で経口投与した。
施 6 : 2’ 3’−ジデオキシイノシンと 13−ジヒサイトメガロウィ ルスによる網膜炎に対してガンシクロビルで先に治療されていた患者に、約6.  4mg/kg/日の2’ 、 3’−ジデオキシイノシンを1日当り2回に分 割して経口投与すると同時に約500 mg/日のガンシクロビルを静脈注入で 投与して治療した。2週間の治療後、患者は気分がよくなったと報告し、体重が 約2、 2kg増加し、網膜炎は再発しなかった。約200〜1500 B/  kg/日(1週間当り約5〜7回)の投与量範囲のガンシクロビルは、 1日当 り約3回に分割して経口投与される約1〜9. 6 mg/ kg7日の投与量 範囲の2’、3’−ジデオキシイノシンと成功裡に使用することができる。
流側7 : 2’ 3’−ジデオキシイノシンとインターフ2’、3’−ジデオ キシイノシンは、ヒトインターフェロン製剤(例えばαインターフェロン)と組 合わせて成功裡に使用される。カボジ肉腫をもっているHIV感染患者に、 1 日当り約50万〜1000万単位のαインターフェロンを皮下などの経路で投与 するのに組合わせて、約1〜14 mg/ kg/日の投与量範囲の2’、3’ −ジデオキシイノシンを1日当り1.2もしくは3回に分割して経口投与して約 3ケ月間治療した。有利な作用が認められる。このような有利な作用はカボージ 肉腫を有する患者に限定されないであろう。
実施例8:2″、3′−ジデオキシイノシンと各種のリンホカイン の 与 2’ 、 3’−ジデオキシイノシンは、患者の免疫系を強化するインタロイキ ン−2(IL−2)もしくはIL−2の修飾された変更体のような他のリンホカ イン類もしくはサイトカイン類と組合わせて使用できる。 1人の患者に、例え ば、約1〜14 @g/ kg/日の2′、3″−ジデオキシイノシンを1日当 りl、2もしくは3回に分割して経口投与し、これに約2万5千〜lOO万U/ 日のIL−2を組合わせて連続注入などの全身投与法で投与して約3ケ月治療し た。
2′、3°−ジデオキシイノシンは、二−ロソル化されたペンタミジンもしくは トリメトプリム−スルファミドキサゾールを投与されているかまたはニューモジ ステイス・カリm=(Pneumocystis carinii)肝炎などの 日和見感染症に対する他の予防治療を受けているヒトに成功裡に使用できる。
実施例9:ニューモジステイス・カリー二肝炎に対する予防のための2’、3’ −ジデオキシイノシンの投与すてにニューモジステイス・カリー二肺炎にかかつ ていた患者に、約4. 8 mg/ kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシ ンを1日当り3回に分割して約2週間、静脈投与し、続いて約9. 6 B/  kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシンを1日当り3回に分割して約56週 間、経口投与した。この患者は、2’ 、 3’−ジデオキシイノシンによる上 記の治療中に、約300mgのペンタミジンイソチオナート(pentamid ine 1sothionate)を、はぼ毎日、吸入法で投与した。この治療 中、この患者は臨床上改着されたニューモジステイス・カリー二肝炎は発現しな かった。 2’、3’−ジデオキシイノシンの約1 mg/kg/日〜約14  mg/ kg/日量を1日当り1〜3回に分割して経口投与すると、これに組合 わせて約50111g〜約400mgのペンタミジンイソチオナートを吸入法で 約2週間から約1ケ月毎に投与することができ、有利な作用が得られる。
流側10: 2’ 3’−ジデオキシイノシンと組変え可溶性CD4またはその 類似体の投与 2’ 、 3’−ジデオキシイノシンは、HIVの細胞障害作用に対してヘルパ ーT細胞系のATH8を防護する際に、組変え可溶性CD4 (rCD4)と生 体外で相乗作用を行うことが分かった。 1人の患者に、約6.4111g/  kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシンを1日当り2回に分割して経口投与 するとともに約300 mg/ kg/日のrCD4の静脈経路での投与を組合 わせて実施して1年間治療した。有利な作用がみとめられた。
実施例11:2°、3′−ジデオキシイノシンと、デキストラン硫酸を含むアニ オン性多糖類の投与2″、3′−ジデオキシイノシンは、HfVの細胞障害作用 に対してヘルパーT細胞系ATH8を防護する際に。
デキストラン硫酸と生体外で相乗作用を行うことが分かった。 1人の患者に、 約6. 4 mg/ kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシンを1日当り約 2回に分割して経口投与するとともに約2700 mg/ kg/日のデキスト ラン硫酸の静脈経路による投与を組合わせて実施して約6ケ月治療した。有利な 作用がみとめられた。
実施例12 : 2’、3’−ジデオキシイノシンとリバビリンの投与 リバビリン(ribavirin)は、上澄み液へのHIVp24 gagの産 生に対する作用で測定した場合。
T細胞系において、2″、3″〜ジデオキシイノシンの抗HIV作用を増強する ことが分かった。約3. 2mg/kg/日の2’、3’−ジデオキシイノシン をla当り約2@C二分割して経口投与するとともに、約100〜2400II 1g/日のリバビリンを1日当り1〜6回に分割して経口投与して約6ケ月治療 した。有利な結果がみとめられた。
毒作用の最小限化 2’ 、 3’−ジデオキシイノシンの主な不利な副作用である末梢神経の障害 、膵臓炎および肝炎を回避する手段は、AZTの使用からは予測できなかった。
というのはAZTの毒作用はたしかに重大であるが、異なっているからである。
したがって、これらの毒作用を防止および管理し、2’ 、 3’−ジデオキシ イノシンを何年間も少なくとも投入もの患者に投与できるようにする手段が要望 されてきた。これは本発明の重要な態様である。
2’ 、 3’−ジデオキシイノシンが原因の末梢神経の障害は、患者の足もし くは他の身体の部分における痛み、うずきもしくは麻痺の感覚として現われる。
 2’、3’−ジデオキシイノシンの1日当りの投与量(投与強度)が上記神経 障害発現の重要な変数であることかが見出さ九た。
流側I3:2°3゛−ジデオキシイノシンで誘発される神経障害の発現に対する 全投与量と投与強度の影響患者が、2’、3’−ジデオキシイノシンを約1.5 g/kgより少ない累積合計投与量で投与された場合、または患者が約2 mg / kg/口〜約9. 6 mg/ kH/日の2″。
3′−ジデオキシイノシンを経口投与された場合、神経障害の出現は極めて少な かった。約2mg/kg/日〜約9゜6 mg7 kH/日の2’、3’−ジデ オキシイノシンの投与量を用いた場合、多くの患者はt、5g/kgの累積投与 量は、約1年〜1.5年以上の投与中に超えたが神経障害は発現しなかった。し かし、HIV感染症のある種の症状を治療するためにより高い投与量の2’ 、 3’−ジデオキシイノシンを使用したいときがある8例えば、約14 mg/  kH/日の2’、3’−ジデオキシイノシンによってHIV関連痴呆症の患者を 治療したい場合がある。この治療は、累積投与量が1. 5g/kgに到達した ときに中止すれば神経障害の発生は少ないようである。約1ケ月間の中止期間の 後、2’、3’−ジデオキシイノシンの投与を、約2〜9. 6 mg/ kH /日の経口投与で再開することができる。神経障害が発生した後の2′、3′〜 ジデオキシイノシンの投与再開について以下に述べる。
先に教示したように、HIV関連痴呆症は、 14rng/kg/日より少ない 2′、3″−ジデオキシイノシンの投与量、例えば約9. 6 B/ kH/日 の2’、3’−ジデオキシイノシンの経口投与で成功裡に治療できる。
患者が、軽度から中程度の振動感覚の喪失、いたみ、うずきを経験し、それが数 時間統いた場合に(警戒相)、2′、3″−ジデオキシイノシンの投与を急いで 停止したならば神経障害はおさまることが見出された。さらに神経障害がおさま ったときに、2’ 、3’−ジデオキシイノシンは、約2〜9.6 mg/ k H/日の経口投与量で再び投与することができる。患者の半数以上が、この2回 目の投与を重大な神経障害を起こすことなく続けることができた0本発明以前に 予想されていたことは、この医薬の投与を再開すると、神経障害を悪化させるか 。
もしくは増進させて、このような介入により患者を危険にさらすのではないかと いうことであった。そのような患者にもddlの治療を成功裡に再開することが できる。この教示の一部として、その警戒相の初期の神経障害を識別できず、本 発明の開示したことに従わないと、治りにくく耐えられない痛みの症候群に至る 場合がある。この痛み症状群は、一旦起こると、公知の治療法では扱えない。
実施例14: 2’、3’−ジデオキシイノシンで誘発される軽障害を起こした 患者に対する 2′3′−ジデオキシイノシンの投与の再開 約19. 2 o+g/ kH/日の2’、3’−ジデオキシイノシンを1日当 り3回に分割して約2週間静脈投与し、次いで約38. 4 mg/ kHの2 ’、3’−ジデオキシイノシンを1日当り3回に分割して約5週開路口投与した 患者が神経障害を起こした。 2’、3’−ジデオキシイノシンの投与を約4ケ 月間ひかえた。
次いで2’、3’−ジデオキシイノシンを、 1日当り3@に分割して約9.  6 B/ kH/日の投与量で約10週開路口投与して、続いて1日当り2回に 分割して約6゜4 mg/ kH/日の投与量で約10週開路口投与した。2′ 。
3′−ジデオキシイノシンの投与を再開してから、20週間の間、神経障害は再 発しなかった。
実施例15:膵臓に対する毒作用の最小化従来技術と一般的な医学上の教示から 、膵臓炎は重大で死に至ることがある症状であることが知られている。2’、3 −ジデオキシイノシンの投与によるこの副作用の防止もしくは改善に関する従来 技術もしくは教示はない、同様に、膵臓炎が一旦起こった後、患者にこの医薬の 投与を再開する従来技術もしくは教示は存在しない0例えば、炎症性の腸の疾患 を治療するのに使われる6−メルカプトプリンは膵臓炎を起こすが、この膵臓炎 は、患者が膵臓炎を起こした後、より低い投与量でこの化合物を投与すると急激 に元に戻る。前記のような教示と基準なしに2’、3’−ジデオキシイノシンを 使することは非常に問題であると、医師らは考えている1本発明の発見は、従来 の医薬についての過去の経験に照らして考えると、まったく驚くべきことである 。
2’、3’−ジデオキシイノシンはある投与量で明確に膵臓炎を起こすことが分 かった。さらに2’ 、 3’−ジデオキシイノシンで誘発される膵臓炎に先だ って、 トリグリセリドの血清中濃度の上昇が生じることがあることが見出され た。この上昇の時点では、患者には症状が現われない、約1〜2週間毎にトリグ リセリドの血清中濃度を測定し、治療開始時には正常な濃度であった患者の濃度 が約500 rng/ dlを超えたときに2’、3’−ジデオキシイノシンの 投与を一時的に停止してから、約2〜l 4 mg/ kg/日の経口投与を行 うことによって、2′。
3°−ジデオキシイノシンによって誘発される膵臓炎の発生を減らすことができ る。さらに、2’、3’−ジデオキシイノシンを投与されている間に膵臓アミラ ーゼの血清中濃度が上昇した患者は、臨床上無症候性であるかも知れないことが 発見されている。所定の病院の臨床試験室において試験した結果、血清中のアミ ラーゼの濃度が正常値の上限の約150%以上まで上昇していた場合、アミラー ゼが正常値または正常値の近くに戻るまで、2’、3’−ジデオキシイノシンの 投与を一時的に中止する。はぼ正常濃度までのこのような回復は、通常約1週間 以内に起こる。その時に、2’、3’−ジデオキシイノシンは、約2〜9. 6  mg/ kg/日の経口投与を、アミラーゼの血清中濃度を必ずしも上昇させ ることなしに再開することができる。
1名の患者に、約9. 6 mg/ kg/日の2’ 、 3’−ジデオキシイ ノシンを1日当り3回に分割して、約12週開路口投与した。この患者が治療を 開始したとき、アミラーゼの血清中濃度は約67U/リツトルであった(その特 定の試験室において最高の正常値は約94U/リツトルである)、はぼ第12透 口でこの患者のアミラーゼが約207 U/リットルに増大したが、膵臓の臨床 上の症状はなかった。この患者の2′、3″−ジデオキシイノシンの投与は、約 1週間一時的に停止し、その期間にアミラーゼは約137U/リツトルまで低下 した0次いで2’、3’−ジデオキシイノシンを約6.4mg/ kg/日の投 与量で1日当り2回に分割して経口投与して投与を再開した。2’、3’−ジデ オキシイノシンの投与を再開して3週間後、この患者の膵臓炎の徴候を示さずア ミラーゼの血清中濃度は80U/リツトルであった。
症候性膵臓炎を起こした患者には、その症候が解消し、循環アミラーゼの濃度が 正常化するまでこの医薬の投与は停止しなければならない9次いで2’ 、3’ −ジデオキシイノシンは、約2 mg/ kg/ El〜約9. 6 mg/  kg/凱 好ましくは先の投与量の約1/2以下の経口投与量で膵臓炎を必ずし も再発することなく投与を再開することができる。この医薬の投与を再開できる このような可能性は、他の膵臓炎誘発性医薬による経験とは異なり、全く予想外 のことである。
施 17: 2’ 3’−ジデオキシイノシン 連の膵1人の患者に2’、3’ 〜ジデオキシイノシンを、9.6mg/ kg7日の投与量で1日当り3回に分 割して約2週間にわたって静脈投与し、続いて19. 2 mg/ kg/日の 投与量で1日当り3回分割して約12週開路口投与した。その時、この患者は、 腹痛、悪心および嘔吐を伴う膵臓炎を起こし、アミラーゼの血清中濃度は正常値 の上限の4倍以上にまで増大した。この医薬の投与を中止し、患者は、膵臓炎の 支持療法と対症療法を受けた。約15週間後に、2’ 、 3’−ジデオキシイ ノシンを、約6. 4 mg/ kg/日の投与量で1日当り2回に分割して経 口投与して投与を再開した。 2’、3’−ジデオキシイノシンを投与された次 の7週間中、膵臓炎は再発しなかった。
施 18:膵臓毒作用の最小化 同様の方法と基準を、2’、3°−ジデオキシイノシン関連の肝炎の発生を最小 にするために適用した。患者は、その肝臓トランスアミナーゼをほぼ2〜3週間 毎に監視しなければならず、またこのトランスアミナーゼが正常値の上限の5倍 を超えるかまたは患者が明らかな肝炎を起こした時は、2″、3′−ジデオキシ イノシンの投与は一時的に停止しなければならない、 トランスアミナーゼが増 大したか肝炎を起こした症例の場合、この医薬の投与を再開することができる。
しかし 2’、3’−ジデオキシイノシンの使用は、異常な肝臓機能が正常値の 上限の約3倍にまで低下するまで、待たねばならない0次いで約2 mg/ k g/日〜約9. 6 mg/ kg/日、好ましくは前の投与量の約172以下 の投与量でこの医薬の経口投与を再開することができる。
実施例19: 2’ 3’−ジデオキシイノシン関連肝 を起こした患者に対す る 2′、3″−ジデオキシイノシンの投与の再開 1人の患者に、2″、3′−ジデオキシイノシンを6.4a+g/ kg/日の 投与量で1日当り2回に分割して約2週間静脈投与し、続いて12. 8 mg / kg/日の投与量で1日当り3回に分割して約15週間後口投与した。その ときこの患者は、腹痛、倦怠感および肝臓トランスアミナーゼ類の増加を伴う明 確な肝炎を起こした。2′。
3′−ジデオキシイノシンの投与を中止し、この患者は肝炎の対症療法を受けた 0次の数週間で肝炎は解消した。
2’、3’−ジデオキシイノシンの投与を中止してから約8週間後、2’、3’ −ジデオキシイノシンを、約6. 4mg/kg/日の投与量で1日当り2回に 分割して経口投与して投与を再開した。この再治療の少なくとも20週の間は、 肝炎は再開しなかった。
2′、3″−ジデオキシイノシン由来の毒作用を防止および管理するために上記 の投与処方と投与法を用いて、17名の患者が2″、3′−ジデオキシイノシン の投与を受けたが、少なくとも1年間は有利な作用を受けた。これらの患者の多 くは、1年以上、良好な2’、3’−ジデオキシイノシンの治療を受けた。残り の患者はほぼ1年間良好な治療を受けた。
上記の考察、基準および実施例は、ヒトの患者に神経障害、肝炎もしくは膵臓炎 を起こすことがある 2゛。
3′−ジデオキシイノシンのような各種の化合物の投与による、他のウィルス疾 患の治療に適用することができると考えられる。また上記実施例に記載した基準 は、癌またはある種の他の新生物(neoplasm)、例えばAIDS関連の 新生物を治療する際の2’、3’−ジデオキシイノシンによる治療法を最適化す るのに有利に利用できる。AIDSにかかっているか、または、かかっていない 患者は、ある種の癌もしくは新生物をもっている場合、臨床上の応答もしくは副 作用が変化するある種の疾病素質を示す、2’、3″−ジデオキシイノシンは。
例えば、リンパ腫、カボジ肉腫、鱗状細胞癌および他の形態の癌もしくは新生物 を有する患者に投与することができる。 2’、3’−ジデオキシイノシンはま た、肝炎を起こすウィルスに感染したヒトを治療するのに使用することができ、 さらに上記のように、αインターフェロンのような他の薬剤と組合わせて、上記 のような治療に用いることができる。また、エステルおよび塩のような医薬とし て許容される各種の形態の2’、3’−ジデオキシイノシンを投与することがで きる。
要 約 書 後天性免疫不全症候群(AIDS)およびヒト免疫不全ウィルス(HI V)感 染症の他の発現を含むヒトレトロウィルス感染症またはヒトレトロウィルス様感 染症を 2’、3’−ジデオキシイノシン(ddl)によって短期間もしくは長 期間にわたって治療するための好ましい方法と投与量を、ある種の副作用を最も 少なくするために2’、3’−ジデオキシイノシンの投与を中止および再開する 基準ととも開示する。
国際調査報告 ==a+−wh−0+1−u−PCT/LIS 9110OOOS’−1針+− 會−−1−−w−曙−響ノPCT/[JS91100005

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約0.4mg/kg/日〜25.6mg/kg/日の2′,3′−ジデオキ シイノシン(ddl)を投与することからなる、逆転写により複製するウィルス が起こす疾病を軽減する治療方法。 2.約1mg/kg/日〜約14mg/kg/日の2′,3′−ジデオキシイノ シンを投与する請求項1記載の方法。 3.2′,3′−ジデオキシイノシンを経口投与する請求項2記載の方法。 4.2′,3′−ジデオキシイノシンを制酸剤もしくは緩衝剤とともに投与する 請求項3記載の方法。 5.2′,3′−ジデオキシイノシンを静脈注入法によって投与する請求項2記 載の方法。 6.2′,3′−ジデオキシイノシンをリンゴジュース内に入れて投与し、この 投与は制酸剤を先に投与してから行う請求項4記載の方法。 7.2′,3′−ジデオキシイノシンを空腹状態の患者に投与する請求項2記載 の方法。 8.2′,3′−ジデオキシイノシンを緩衝錠剤、腸溶カプセル、または長期間 放出形の腸溶錠剤として経口投与する請求項3記載の方法。 9.2′,3′−ジデオキシイノシンを3′−アジド−2′,3′−ジデオキシ チミジン(AZT、ジドブジン(zidovudine))の投与に加えてまた は続けて投与する請求項2記載の方法。 10.約1.0mg/kg/日〜約14mg/kg/日の2′,3′−ジデオキ シイノシンを投与することによって、免疫を抑制された患者のCD4数もしくは CD4+:CD8+の比率を増大させる方法。 11.投与量が約6.4mg/kg/日〜約9.6mg/kg/日である請求項 2記載の方法。 12.2′,3′−ジデオキシイノシンを、他の抗ウィルス治療法と組合わせて 投与する請求項1記載の方法。 13.2′,3′−ジデオキシイノシンを、3′−アジド−2′,3′−ジデオ キシチミジン(AZT、ジドブジン)と組合わせて投与する請求項12記載の方 法。 14.2′,3′−ジデオキシイノシンをアシクロビル(acyclovir) と組合わせて投与する請求項12記載の方法。 15.2′,3′−ジデオキシイノシンをガンシクロピル(gancyclov ir)と組合わせて投与する請求項12記載の方法。 16.2′,3′−ジデオキシイノシンをペンタミジン(pentamidin e)と組合わせて投与する請求項12記載の方法。 17.ペンタミジンを約50〜約400ngの投与量で投与する請求項16記載 の方法。 18.2′,3′−ジデオキシイノシンを、約200mg/日〜約1600mg /日のリバビリン(ribavirin)と組合わせて投与する請求項12記載 の方法。 19.痛み、うずき、または振動感覚の喪失の最初の徴候があったときに2′, 3′−ジデオキシイノシンの投与を保留し、続いて、上記の徴候がおさまったと きに約0.4〜約9.6mg/kg/日の2′,3′−ジデオキシイノシンの投 与を再開して、2′,3′−ジデオキシイノシンを投与することからなる、神経 障害を最も少なくするしかたでHIVに感染した患者に2′,3′−ジデオキシ イノシンを投与する方法。 20.(1)患者のトリグリセリドの血清中濃度および/またはアミラーゼの血 清中濃度を監視し、(2)トリグリセリドの血清中濃度が約500mg/dlを 超えるかまたはアミラーゼの濃度が正常な濃度の上限の約150%以上に上昇し た場合に2′,3′−ジデオキシイノシンの投与を保留し、かつ、 (3)トリグリセリドもしくはアミラーゼの濃度がほぼ正常もしくはベースライ ンの濃度に戻った後、2′,3′−ジデオキシイノシンの投与を約0.4mg/ kg/日〜約9.6mg/kg/日の投与量で再開する、約0.4mg/kg/ 日〜約14mg/kg/日の範囲で2′,3′−ジデオキシイノシンを投与する ことからなる、肝炎を最も少なくするしかたでHIVに感染した患者に2′,3 ′−ジデオキシイノシンを投与する方法。 21.(1)患者の肝臓トランスアミラーゼの濃度を監視し、 (2)上記トランスアミラーゼの濃度が正常値の上限の約5倍を超えた時に2′ ,3′−ジデオキシイノシンの投与を保留し、かつ、 (3)上記トランスアミラーゼの濃度が、正常値の上限もしくは下限の3倍まで 戻った後、2′,3′−ジデオキシイノシンの投与を約0.4mg/kg/日〜 約9.6mg/kg/日の投与量で再開する、 約0.4mg/kg/日〜約14mg/kg/日の範囲で2′,3′−ジデオキ シイノシンを投与することからなる、肝炎を最も少なくするしかたでHIVに感 染した患者に2′,3′−ジデオキシイノシンを投与する方法。 22.治療上有効な量の2′,3′−ジデオキシイノシンを投与することからな る、レトロウイルスが誘発する痴呆症を治療する方法。 23.医薬として許容される担体中、単位投与量当り約50mg〜約1000m gの範囲で2′,3′−ジデオキシイノシンを含有するHIV感染症治療用医薬 組成物。 24.医薬として許容される担体中、単位投与量当り約150mg〜約400m gの範囲で2′,3′−ジデオキシイノシンを含有するHIV感染症治療用医薬 組成物。 25.医薬として許容される担体中、単位投与量当り約167mgの2′,3′ −ジデオキシイノシンを含有する、逆転写により複製するウィルスによる疾病の 治療用医薬組成物。 26.医薬として許容される担体中、単位投与量当り約250mgの2′,3′ −ジデオキシイノシンを含有する、逆転写により複製するウィルスによる疾病の 治療用医薬組成物。 27.医薬として許容される担体中、単位投与量当り約375mgの2′,3′ −ジデオキシイノシンを含有する、逆転写により複製するウィルスによる疾病の 治療用医薬組成物。 28.HIV感染症を治療するのに有効な単位投与量であるが、神経障害、膵臓 炎および肝炎からなる群から選択される毒性副作用に関連する投与量以下で2′ ,3′−ジデオキシイノシンを含有する医薬組成物。 29.逆転写で複製するウィルスによる疾病を治療するのに有効な単位投与量で あるが、神経障害、膵臓炎および肝炎からなる群から選択される毒性副作用に関 連する投与量以下の2′,3′−ジデオキシイノシンを含有する医薬組成物。 30.2′,3′−ジデオキシイノシンの有効量を1日当り約1〜3回に分割し て投与する請求項1記載の方法。
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