JPH05505527A - タンパク質キナーゼが関連する悪性疾患の処置のための方法及び組成物 - Google Patents

タンパク質キナーゼが関連する悪性疾患の処置のための方法及び組成物

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JPH05505527A JP91507242A JP50724291A JPH05505527A JP H05505527 A JPH05505527 A JP H05505527A JP 91507242 A JP91507242 A JP 91507242A JP 50724291 A JP50724291 A JP 50724291A JP H05505527 A JPH05505527 A JP H05505527A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 タンパク質キナーゼが関連する悪性疾患の処置のための方法及び組成物 且土圀団 本発明は一般的に、タンパク質チロシンキナーゼが関連する悪性疾患の処置のた めの方法において利用するための組成物に向けられている。より詳しくは、本発 明はタンパク質チロシンホスファターゼ又はこの酵素の突然変異型をコードする DNA配列を用いた癌治療に関する。
主班(2)!l 真人なる費用及び人件の投資にもかかわらず、癌は死の主たる原体細胞遺伝子の 突然変異が正常細胞から悪性細胞への形質転換をもたらす一般的な主たる事象と 考えられている。突然変異した遺伝子よりコードされるこの悪性表現型特性は、 細胞分裂の際に基づいてこの形質転換化細胞の子孫へと受け継がれる。形質転換 に関与するの相同性遺伝子は一般に癌遺伝子又はプロト−癌遺伝子と称されてい る。
多数の癌遺伝子ウィルスはタンパク質チロシンキナーゼをコードすることにより 作動すると考えられている。この酵素はタンパク質におけるチロシル残基のリン 酸化を触媒する。タンパク質におけるチロシル残基のリン酸化の状況の変化は癌 遺伝子の形質転換に関与すると考えられてきた。このタンパク質の基質の同−性 及びこのリン酸化が仲介する表現型の応答のメカニズムは明らかにすべきであり 続けている。
癌治療の開発の手法は一般に、正常と悪性の細胞との間での特徴の相違の利用に 向けられている。より詳しくは、正常と癌細胞との比較は、細胞膜の表層に滞在 している分子における形質転換依存性変化に向けられている。これらの分子には 糖脂質、タンパク質及び糖タンパク質が含まれる。ある分子は癌遺伝子の形質転 換に基づいて消失もしくは少なくとも減少し、そして他の分子は増大することが 分っている。この分野における進歩にもかかわらず、腫瘍関連細胞表層分子を標 的にすることによる癌細胞の処置は限られた結果に遭遇している。
癌治療に対する現状の手法における困難性に基づき、改善された方法及び組成物 が当業界において必要とされている。本発明はこの要望を満足せしめ、更にその 他の関連の利点を提供する。
主五■監! 簡単に述べると、本発明は組成物であって、その利用性が、タンパク質チロシン キナーゼが悪性疾患に関連する温血動物における悪性疾患を処置するための方法 に含まれる組成物を提供する。ある観点において、本組成物は悪性細胞に感染す ることができる遺伝子搬送ビヒクルを含んで成り、ここでこの遺伝子搬送ビヒク ルは、レセプター非結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードするDN A分子を含んで成るDNA構造体を有する。ある態様において、このDNA分子 は省略された( truca ted )カルボキシル末端を有するレセプター 非結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードする。他の態様において、 このDNA分子はレセプター非結合化タンパク譬チロシンホスファターゼをコー ドし、ここでこのタンパク質チロシンホスファターゼは297〜321個の間の アミノ酸残基のアミノ酸配列を含んで成り、そしてここでこのアミノ酸配列は図 少なくとも約80%の類似性の部分を含んでいる。他の態様において、本組成物 は悪性細胞に感染できる遺伝子搬送ビヒクルを含んで成り、ここでこの遺伝子搬 送ビヒクルはレセプター結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードする DNA分子を含んで成るDNA構造体を有する。ある態様において、このDNA 分子は省略されたカルボキシル末端を有するレセプター結合化タンパク質チロシ ンホスファターゼをコードする。両方の態様のだめの好ましい遺伝子搬送ビヒク ルは組換えレトロウィルス又は組換えワクチンウィルスを含む。
他の!!様において、本発明は省略されたカルボキシル末端を有するレセプター 非結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードする種々の単離したDNA 分子を提供する。ある1!様において、このDNA分子はレセプター非結合化タ ンパク質チロシンホスファターゼをコードし、ここでこのタンパク質チロシンホ スファターゼは実質的に297〜320個のアミノ酸残基のアミノ酸配列より成 り、そしてここでこのアミノ酸配列は図1のアスパラギン(アミノ酸42)から グルタミン酸(アミノ酸274)のアミノ酸配列と類似の長さ及び少なくとも約 80%の配列類似性を有する部分を含む。
他の態様において、このDNA分子はレセプター非結合化タンパク質チロシンキ ナーゼをコードし、ここでこのタンパク質チロシンホスファターゼは図1のメチ オニン(アミノ酸1)から、ロイシン(アミノ酸297)とアルギニン(アミノ 酸317)の間に位置するアミノ酸のアミノ酸配列より成る。関連の態様におい て、このDNA分子はレセプター非結合化タンパク質チロシンホスファターゼを コードし、ここでこのタンパク質チロシンホスファターゼは実質的に図1のメチ オニン(アミノ酸1)から、アルギニン(アミノ酸317)のアミノ酸配列より 成る。他のB様において、このDNA分子はレセプター非結合化タンパク質チロ シンホスファターゼをコードし、ここでこのタンパク質チロシンホスファターゼ 番よ実質的に図1のメチオニン(アミノ酸1)からグルタミン酸(アミノ酸37 6)とセリン(アミノ酸396)の間に位置するアミノ酸までのアミノ酸配列よ り成る。
本発明のこのような及びその他の態様は以下の詳細の説明及び添付図面を参照す ることにより明らかとなる。
凹皿■旦員仄脱所 図1は、タンパク質チロシンホスファターゼ(PTPage)をコードするヒト T細胞cDNAのシーケンシング手法、ヌクレオチド配列及び推定アミノ酸配列 を示す。このオーブンリーディングフレームの予測のアミノ酸配列はヌクレオチ ド配列の下に示した。このライブラリーをスクリーニングするために用し)たオ リゴヌクレオチド配列をドツトで示した[例えば、ヌクレオチド425と479 のに2つの考えられるポリアデニル化部位AATAAAを含む3′非翻訳端が続 く、垂直に向いた矢印は236−残基コアセグメントを区画する。ヌクレオチド 配列の下の図式は利用したシーケンシング手法を示す。白ヌキのバーはオープン リーディングフレーム;斜線のバーは3′非翻訳端である。水平の矢印は種々の シーケンシング用オリゴヌクレオチドプライマーから得た配列の長さを示す。E はEcoRI ; Hは旧ndlI[;Sは5stI;XはXbalである。下 のスケールは200ヌクレオチド(kbpで示す)を示している。
図2は、PDGF刺激後のホスホチロシン−免疫沈殿化タンパク質のウェスタン プロットの写真図である。ホスホチロシン−含有タンパク質及びPDGF−刺激 化細胞は抗−ホスホチロシン抗体により免疫沈殿した。この沈殿したタンパク質 を分離するためにSDS/7,5%のラエムリ(Laemmli)ゲルを用い、 プロントにおけるプローブとしてのこの抗−ホスホチロシン抗体によりウェスタ ンプロット分析にかけた。結合の検出は125I−ラベル化プロティンAをas eを発現する細胞;3はこの省略形態を発現する細胞である。48hrの血清− 奪取(serum−deprivation)に続<PDCF刺激の時間を示す (0,2又は5分)、kDaでの標準分子量マーカー(200はミオシン;92 はホスホリラーゼB;69はウシ血清アルブミン;そして46はオバルブミン) も示す。
図3はT−細胞P T P aseにおけるカルボキシル末端領域の疎水性プロ ントを示す。T−細胞PTPaseのカルボキシル−末端セグメントにおけるア ミノ酸残基326−415の疎水性値はにyteとDoolittle (J、  Mo1. Biol、 157: 105 132.1982)に詳細の通り に決定した。コンピューター発生プロットをデフオールドウィンドウ7を用いて 得た。0値より上及び下の数字はそれぞれ疎水性及び親水性アミノ酸を示す;y 軸における単位はKy teとDoolittleに定義の通りである。プロッ トより上のバーは、残基377と381の間の予測のArg−Lys −Arg  −Lys−Arg核認識シグナル(VanE t ten ら、堕旦 58  : 669−678.1989 ) (斜線)及びこの分子のカルボキシル−末 端を示す疎水末端領域(396−415) (斜線:19個の残基を一文字コー ドで示す)である。
又ユ皇立史五主所 前記した通り、本発明はタンパク質チロシンキナーゼが関連する悪性疾患の処置 のための方法にその利用が含まれる組成物に向けられている。本発明の開示内容 はタンパク質チロシンホスファターゼをコードするヒトDNAのトランスフェク ションによる悪性形質転換体の復帰を示す。
本発明のある1!様において、タンパク質チロシンキナーゼが関係する悪性疾患 は、悪性細胞が怒染できる遺伝子搬送ビヒクルによって処置されることができ、 ここでこの遺伝子搬送ビヒクルはタンパク質チロシンホスファターゼ又はこの酵 素の突然変異型をコードするDNA配列を含んで成る。この治療は温血動物、例 えばヒトにおいて見い出せる広範囲にわたる種々の悪性疾患に有用である。本発 明において、タンパク質チロシンホスファターゼ(このDNA配列は悪性細胞の 中に取り込まれる)によるチロシル残基の脱リン酸化要はない。
タンパク質チロシンホスファターゼ(’PTPase J ) ヲコードする種 々のDNA配列が本発明において適する。このDNA配列はレセプター非結合化 PTPage又はレセプター結合化PTPaseをコードしうる。後者のタイプ のP T P ageは細胞表層レセプターの特徴を抱えるドメインを成す更な るアミノ酸配列を有する。レセプター非結合化P T P aseは典型的には 約so、ooo以下の分子量を有する。レセプター結合化PTPaseは典型的 には高分子量、例えば150,000−250.000を有し、広範囲ニわたる 種々の外来性ドメインを示す。
本発明において有用なりNA配列のある態様において、この配列は野性型(即ち 天然型)のP T P ageをコードする。野性型のレセプター非結合化PT PaseDNAの代表例は、ヒトT細胞PTPaseについて図1において示す 配列である。他の例にはヒト胎盤のPTPageをコードするDNA配列が含ま れる。野性型のレセプター結合化PTPase DNAの代表例はヒト白血球に おけるCD45をコードするDNA配列である。
他のB様において、本発明におけるDNA配列は省略されたカルボキシル末端を 有するPTPase 、即ち、野性型PTPageの配列におけるカルボキシル 末端に通常見い出せる又はその付近のアミノ酸残基が欠如しているものコードす る。本発明の開示内容は、省略されたPTPaseをコードするDNA配列の代 表例を提供する。このDNAは標準の分子生物学技術を用いて、T細胞PTPa seをコードするcDNA(図1)のヌクレオチド配列を変えることにより作ら れる。
簡単に述べると、部位特異的突然変異誘発によって数個のヌクレオチドの欠失を 野性型cDNAに導入する。この配列変更はcDNAのオーブンリーディングフ レームにおける早期翻訳停止シグナルの配備をもたらす、この改ii c D  N AはT細胞において正常に生産される48,000の分子量のタンパク質に 対して省略されたカルボキシル末端を有するPTPage (分子量約37,0 00)をコードする。この省略PTPaseは図1のメチオニン(アミノ酸)か らアルギニン(アミノ酸317)のアミノ酸配列を有する。この省略PTPag eを発現するトランスフェクトされた細胞により示される酵素活性はコントロー ル細胞における活性よりも高かった。
省略されたカルボキシル末端を有するPTPaseをコードする種々のDNA配 列が本発明において利用できることが当業者にとって明らかであろう。−所に、 得られるタンパク質がP T P age活性の有意な低下を示さない限り、あ らゆる数のアミノ酸残基をこのカルボキシ末端から除去してよい。この省略P  T P aseの酵素活性は、例えばラベル化基質から放出されるリポータ−基 の測定に基づくアッセイによって測定されうる。適切なアッセイには、以下に示 す、還元されたカルボキシアミドメチル化マレイル化−リゾチーム(carb− xyamido+5ethylated maleylated−1ysozy me)から放出させる32Pのからアミノ酸274(グルタミン酸)のT細胞P  T P assにより量定される263−アミノ酸残基コアがある。例えば、 T細胞PTPaseと胎盤PTPaselBは、このコアの約65%の配列同一 性及び約80%の配列類似性を保有する(この2つの配列を適切に並べた後)。
P T P aseの省略型は、このカルボキシル末端から始まり、そして23 6残基のコア迄遡るアミノ酸の削除により作られる。適切なりNA配列は、29 7〜320のアミノ酸残基(これらを含む)の間のアミノ酸配列を含んで成るP  T P ageをコードし、ここでこの配列は、この236−残基コアに対し て類似の長さであり、且つ約80%の配列類似性を有する部分を含む。この配列 の部分は、同一の長さである必要はなく そしてこの2つの配列の整列を適切化するために、この配列をシフトさせること 及び/又はギヤングを挿入すること(その中に又は図1の配列の中に)が必要で ありうる。配列類似性は配列同一性及びアミノ酸の保存的置換に基づく、保存的 置換は、バリンとイソロイシン、ロイシンとイソロイシン、アスパルギン酸とグ ルタミン酸及びその他の類似な性質のもの同志の交換を含む、好ましいDNA配 列は、図1のメチオニン(アミノ酸1)から、ロイシン(これを含む)(アミノ 酸297)とアルギニン(アミノ酸317)の間に位置するアミノ酸までを含ん で成る省略P T P aseをコードする。
野性型又は省略P T P ageをコードする適切なりNA配列の単離又は調 製に続き、この配列を遺伝子搬送ビヒクルに挿入する。適切な遺伝子搬送ビヒク ルには、組換えレトロウィルス又はm換えワクチンウィルスが含まれる。
レトロウィルスは、DNA依存性DNAポリメラーゼの作用を介して直ちに、D NAを介して複製できるRNAウィルスである。
DNA型にあるとき、それらは宿主細胞ゲノムの中に安定的に組込まれ、そして 親細胞からその子孫へと受け継がれうる。従って、レトロウィルスは宿主細胞の 中への外来DNAのための搬送ビヒクルとして適切である(Shimotohn o and Tem1n ”Formation of Infect−4ou s Progeny Virus After Ingestion of H erpes Simplex Thymid−ine Kinase Gene  1nto DNA of an As1an Retrovirus、”Ce 1l 26:67−77、1981を参照のこと;更に、Shimotohno  and Tem1r++ ”Lossof Intervenrng 5eq uences in Genotsrc Mouse Alpha−Globi n DNAIn5erted in an Tnfections Retro virus Vector、 ” Nature 299 :265−268. 1982を参照のこと;更に、Miller and Rosman、 ”Im p−roved l?etroviral VectorSfor Gene  Transter and Expression ’Bio Techni  ues ユニ980−990.1989を参照のこと)。
このレトロウィルス搬送ビヒクルが複製可能であるとき、得られる活性ウィルス は治療目的に適当でなく、その理由はこれも複製可能であり、従って健康を害す ることを示すからである。ところで、復製可能でない、外来DNAを含むレトロ ウィルスを提供できるレトロウィルス搬送ビヒクルをデザインするための種々の 方法が利用できる(米国特許第4,650.754号(Te+winら)、第4 ,861,719号(Miller) 、第4.405,712号(Van d e Woudeら)及び第4.885,238号(Reddelら)を参照のこ と。これは本明細書に参考として組入れる。更にJacobら、ヨーロッパ特許 出願公開番号、第0.178,220号、ヨーロッパ特許出願公開番号第0.2 43,204号、PCT国際公開番号W O85105629号、PCT国際公 開番号W O103451号、PCT国際公開番号89107150号及びPC T国際公開番号W O89109271号も参照のこと)、ネズミサルコマウィ ルス(MSV)及びモロニーネズミ白血病ウィルスは(MoMLV )を含む、 種々のレトロウィルスが本発明において利用できる。更に、エンベロープ配列は 両性ウィルス、例えばウィルス4070Aに由来しうろことが当業者にとって明 らかであろう。
簡単に述べると、本発明の一つの態様において、レトロウィルスのenvij域 における約350のヌクレオチド(Shank and Lin1al。
J、 Virol、 36 (2) : 450−456.1980)の欠失を 含むモロニーネズミ白血病ウィルスの突然変異体を作製した。これは、ウィルス RNAのカプセル化又はパッケージングにおいて欠陥を有するウィルス(gag ”、 pal”、 env→を提供し、これは、所望の外来遺伝子を含むカプセ ル化陽性レトロウィルスベクターCgag“+ pol−、envっと一緒にト ランスフェクトせしめたとき、この外来遺伝子を提供し続けるが複製が可能でな いレトロウィルスの生産をもたらす(Tesinら、米国特許第4.650.7 64号を参照のこと)。
しかしながら、gag−+ I’OI−+ env”ベクターとgag” +  pol” 。
env−ベクター間の組換えの可能性が残っている。従って、外来遺伝子のため の安全な搬送ビヒクルである組換えレトロウィルスベクターをデザインスするこ とが特に好ましい、簡単には、このレトロウィルスゲノム又はプロウィルスは、 プロモーター、翻訳及び終止シグナル、並びにエンハンサ−を含む、レトロウィ ルス転写の開始及び終止に関する配列をコードする2種の長い末端反復(Lon g Ter…1nalRepeats) (L T R)を含む。このLTRは 3つの領域:U3.R及びC5を有する。好ましい態様において、LTRの右側 のこのU3領域(プロモーター及びエンハンサ−セグメントを含んでいる)は欠 失され、自己−不活性化であるレトロうイルスベクターがもたらされるCYu  ら、”Self−Inactivating Retroviral Vect ors Des−igned for Whola Genes Into M a++nalian Ce1ls、”Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 USA 83:3194 3198. 1986;Ma rkowitz ら、”A SafePackaging Line for  Gene Transfer : Separating Viral Gen es onTwo Different Plasmids、 ” J、 Vi rol、 (62) : 1120−1124.1988を参照のこと)。この ベクター(プロモーター及び外来遺伝子を含む、即ち、U3.R,C5−・−・ ・プロモーター、遺伝子、U3(欠)、R,C5)をヘルパー細胞のトランスフ ェクトのために用いる。
ウィルス転写はRで始まるLTRの左側から出発し、そしてU S eI域の左 側も右側も含まない配列(即ち、R,05・・・−プロモーター。
遺伝子−−−−−、U 3 (欠)、R)を転写する。従って、このレトロウィ ルスは自己不活性化であるが、にもがかわらず、内部プロモーターを含むため、 外来DNAの転写を可能とする。
ワクチンウィルスは宿主細胞の細胞質において完全に再生する真核DNAウィル スである。このウィルスは庖遺に対する種痘のためのワクチンにおいて約200 年間にわたって用いられている。このウィルスは非癌遺伝子であり且つ比較的温 和であると考えられている。天然のワクチンゲノムは組換えワクチンを作るため に、天然ゲノムの転位により、ゲノムからのDNAの除去により、及び/又はゲ ノムの中への外来DNAの導入により、改質されうる(米国特許第4,769, 330号及び第4,886,782号を参照のこと。これらは本明細書に参考と して組入た)。従って、組換えワクチンウィルスは、真核細胞にPTPaseを コードするDNA配列を導入するための、本発明における有用な比較的無害な真 核細胞クローニングヘクターを提供する。
以下の実施例は例示であって限定ではない目的のために提供する。
実施例 実施例1 ヒトT細胞タンパク質−チロジン−ホスファターゼの作製全ての制限及び改質酵 素並びに試験管内の転写及び翻訳システムは、Stratagene、 La  Jolla、 Ca1iforniaより購入した。オリゴヌクレオチドはAp plied Biosyste+*s 380A DNA シンセサイザー(A pplied Byosystsms、 Foster C1ty、 Ca1i f )により合成した。
放射性ヌクレオチドはNew England Nuclear (Bosto n+ Mass、)より入手した。シーケナーゼはUnited 5tates  Biochemical (C1evela−nd+ 0hio)より入手し た。溶液、例えばデンハーツ(Denhard t)溶液はManiatis  ら、Mo1ecular C1onin : A Laborator Man ual ColdSpring Harbor Lab、 Co1d Spri ng+ N、Y、 1982に詳細の通りに調製した。
相補性の重複オリゴヌクレオチドのセットをそれぞれ、L、 Char−bon neau ら、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA 86  : 5252−56.1989の方法に従い、ヒト胎盤PTPagelB由来 のタンパク質セグメントLys −120−Asn−139及びGly 209 −Phe−225のために合成した。DNA配列の推定は、ヒトアミノ酸配列デ ータについての最通コドン選択に基づ< (R,Lathe、 J、 Mo1.  Biol、 183 : l −12゜1985を参照のこと)。
七ソ) 1 (5’ −AAGTGTGCACAGTACTGGCCGCAGA AGGAA−3’及び5 ’ −GTTGGTATCCTCAAAGATCAT CTCCCTTCTCTT(:CTTCTGC−3’ ) 、又はセント2 ( 5’ −GGT(:CTGTGGTGGTGCACTG(1:AGTGCTGG T−3’及び5 ’ −AAGGTTCCAGTG CGCCAATACCAG CACTG−3”)におけるヌクレオチドを、”PdATP及び”PdCTP並 びにDNAポリメラーゼ■のフレノウフラグメントを用いてアニール及びラベル し、4 x l O’ cps/psol bpを比活性を有する放射活性二本 鎖DNAを作った。
soo、ooo個のファージを含むλgt 10組換えcDNAファージライブ ラリーを、Littman ら、Ce1l 40: 237−46.1985の 方法に従ってヒト末梢T細胞ポリ (A)°から作り、そしてプレート当りso 、oooファージの密度にて平板培養した。各プレートから二重でニトロセルロ ースフィルターリフトを取り、そして20%のホルムアミド15xの5SC(l xのSSCは150mMのNaCl/ 15 mMのクエン酸ナトリウムである )/2.5xのデンハーツ溶液/1mMのビロリン酸ナトリウム150mMのリ ン酸ナトリウム緩衝液、PH6,8中において前記の通りに調製したオリゴヌク レオチドプローブ(フィルター当り2.5X10”cp+* )と、37°Cで 18時間ハイブリダイズした。このフィルターを2xのS S C10,2%の SDS中で42°Cで洗い、そして増強スクリーンを伴い、−70°Cで3日間 オートラジオグラフィーにかけた。
あらゆる組換えファージが各プローブとハイブリダイズする力(、重複陽性クロ ーンのみが両方のオリゴヌクレオチドと結合する。
B、旦X人配五光梶 約10I0個のE、コリ(E、 coli)細胞を上記で選別した組換えファー ジによって感染せしめ、そしてアルカリ法C3ambrookら、Mo1ecu lar C1onin : A Laborator Manua11第2版、 −Cold SpringHarbor Laboratory Press+ 頁1.25−1.28.1988を参照のこと)により溶解した。この増幅ファ ージをCsC1密度遠心により精製した。
精製したファージ由来のDNAを抽出し、そしてEcoRI制限エンドヌクレア ーゼにより消化した。EcoR[フラグメントをアガロースゲル電気泳動によっ て分析し、これは2種類のDNAフラグメント(32及び1lkb)及び長さに おいて2.3キロヘースペア−(kbp)のクローン化cDNAフラグメントを 分解した。
2.3kbのEcoRIインカートloong及びブルースクリプト(Blue script)クローニングヘクター100 ng (Stratagne、  La Jolla。
Ca1if)をEcoRIにより切断しくその部位はβ−ガラクトシターゼ遺伝 子内にある) 、50 mM(Dト’)ス(pH7,4)、10 mM(7)1 1gC,,10−Mのジチオスレイトール及び2 mMのATPを含む反応混合 物中でリゲートさせ、そしてエッシュリヒア コリ(Escher−ichia  colt)宿主(XL−Blue、 Stratagene)に形質転換せし めた。
白色のコロニー(cDNAインサートを含む)を選び、そしてプラスミドDNA のミニプレデを調製し、次いでインサートの存在を確認するためにアガロースゲ ル上に流した。このインサートを含む細胞を選別し、そしてL B (Luri a−Bertani)培地(Sambrookら、前記、ρA、 1を参照のこ と)中で12時間増殖させた。アルカリ法により細胞を溶解させ、そして閉環し たプラスミドDNAを抽出し、そしてCsC1遠心により精製した。
精製したDNAを、Sangerら(Proc、 Natl、^cad、 Sc i、 USA 74:5463−6467、1977)の鎖−停止方法に従う図 1において図示する手法を利用してシーケンス化した。簡単に述べると、シーケ ンシング反応はデオキシ(”PdATPを含む)とジデオキシヌクレオチドの混 合物を含む。シーケンス化するDNAを煮沸によって変性させ、そしてクローニ ング部位に隣接するcDNA又はベクター配列における精密な配列を認識する1 8−merの一零値プライマーとアニールさせる。このDNAはシーケンシング キット(tlnited 5tates Bioc−hemicals Co、 、 C1eveland、 0hio)に備っているシーケナーゼ酵素を用いて のプライミング部位がらコピーした。デオキシとジデオキシヌクレオチドの正確 な比率は、その供給者により決定されており、そしてそれに従って利用した。
配列分析(図1)は、T細胞PTPase cDNAが1305ヌクレオチドの オープンリーディングフレームを含むことを示している。
真核系開始部位に関する共通配列CC(AG)CCAUG(G) (にozak 、担匹上恒工Ac1ds−力やエ 12: 857−873.1984に詳細) は、推定開始メチオニンをコードするヌクレオチド56−64に見い出せる。こ のオーブンリーディングフレームは、978bpの3′非翻訳端が続<TAA停 止コドンで終結する。しかしながら、ポリアデニル化部位も3′ポリ(A)°テ ールも見られなかった。停止コドンを超えて213及び369bpの部位(それ ぞれヌクレオチド1521−1526及び1677−1682 )に2つの可能 性のあるAATAAAポリアデニル化シグナル(Proudfoot and  Brownlee、 Nature 265 : 211−214.1976を 参照のこと)がある。
C,T−PTPase mRNAの−量T細胞cDNAを含むブルースクリプト プラスミドをHind [1制限エンドヌクレアーゼ消化により線状にした。m RNAを1μgのプライミングDNAより試験管内において、ブルースクリプト クローニングベクターにおけるT細胞PTPase cDNAインサートに対し て5′側に位置するT7ボリメラーゼプロモーターを用いて合成した。mRNA の合成はDNA、RNAに必要なヌクレオチド3リン酸、緩衝液及びT7ボリメ ラーゼ(全ての試薬はS tra tageneより供給)の存在下において行 った。37℃で1時間の合成の後、このDNAをD N Aase I (St ratagene)により分解し、そしてそのタンパク質はプロテイナーゼK  (Stratagene)により68°Cで1時間消化した。次にRNAをフェ ノール:クロロホルム(1: 1)で抽出し、そしてエタノール沈殿させた。こ の5RNA (l tlg )を、353メチオニンの存在下において20μl のウサギ鋼状赤血球翻訳系に加え、そしてタンパク質合成を30分間進行させた 。コントロールの反応混合物は線状ベクターから作った+*RNAを含ませた。
この生成物をLaemmli (Nature 227 : 680−685. 1970 )の方法に従う10%の5DS−ポリアクリルアミドゲル上で分析し 、そして18時間オートラジオグラフィーにかけた。Mrが48 、000と評 価されたタンパク質生成物が生成された。
D、ノーザンプロ・ト 全RNAを、サルの脳、肺臓及び胸腺からCathalaら、DNA 2 :3 29−335.1983の方法に従って抽出し、ヒトRNAは胎盤及びT細胞か ら抽出した。ポリ(A)′″ −RNAをManiatis ら、前記、P2S 5の方法に従ってオリゴ(dT)カラムクロマトグラフィーによって精製した。
脳、膵臓、胸腺及び胎盤からのポリ(A)+wRNA(10%g)並びに20  ugの全T細胞mRNAを0.8%のホルムアルデヒドアガロースゲルにおいて 電気泳動にかけ、そ乙てニトロセルロースフィルター紙に、Maniatis  ら、前記、p203に詳細の拡散法によって移した。RNAを含むこのフィルタ ー(ノーザンプロット)をハイブリダイズし、そして変性させた。T細胞クロー ンから精製した3zp−ラベル化cDNAインサートをプローブとして用いた。
このハイブリダイゼーション条件はライブラリーのスクリーニングに関して詳細 したものと同しであるが、但しこのプロットは0.1xの5SC10,2%のS DS中で50°Cにて洗った。
このゲルをフィルムに、増強フィルターを用いて一70°Cで3日間暴露せしめ た。
プロットの分析は複数のハイブリダイゼーションのバンドを示した。最も豊富な 転写体(〜2.3kb)は前記の組織全てにおいて見い出せたが、脳における発 現のレヘルは比較的低かった。胸腺ポリ(A)” mRNAのT細胞全mRNA との比較は、少す<トも20倍豊富な転写体を示した。アガロースゲルにおいて 正確な長さのが決定できなかった主たるメンセージは、T細胞PTPase c DNAを表わすものと考えられ、その理由はこの転写体の予測の長さは20〇− 塩基のポリ(A)°テールを含んで少なくとも2.5KDであるからである(P erry、Annu、 Rev、 Biochem、旦: 605−629゜1 976を参照のこと)。
E、サザンブロ・ト ヒトゲノムDNAを制限エンドヌクレアーゼBag HI、 EcoRI及びH ind mにより切断した。このフラグメントを0,8%のアガロースゲルで分 け、そして拡散によってニトロセルロースフィルター紙に移した( Mania tis 、前記を参照のこと)。DNAを含むフィルター(サザンプロント)を T細胞cDNAの変性3Zp−ラベル化インサートはハイブリダイズさせ、そし てこれをノーザンブロント分析に詳細の通りに洗い、そして増強スクリーンを用 い一70゛Cで30日間オートラジオグラフィーにかけた。このフ゛ロットのオ ートラジオグラフィーは複数のハイプダイゼーションのバンドを示し、この遺伝 子が非常に大きいか(>70kbp;多数のイントロンを有する)又はこの種に おいて複数の遺伝子があることを示唆した。次にこれを前記と同じハイブリダイ ゼーション条件を用いてラベル化cDNAと再プローブし、但しより弱い緊張条 件、例えば2xの5SC10,2%のSDSで45°Cのもとで洗った。新たな ハイブリダイゼーションのバンドは検出されなかった。
F、ブースミドへのヒトT PTPaseクローンのEcoRI −Hind  mフラグメント(1,328kbp )を上記によって得たヒトT細胞cDNA  PTPaseクローンから単離した。このフラグメントはPTPase cD NAのコード領域全体を表わす;5′非翻訳領域から60p、b、及び3′非翻 訳領域から22b、p、を含む。
この制限酵素により作った一本鎖の末端をヌクレアーゼS1消化によって除去し た。
DNAインサートを発現させるのに適切な、pM G F (Pharmaci aLKB Biotechnology、 Inc、、 Piscataway 、 N、J、)及びpNut (R4chardPa1miter+ ワシント ン大学より入手; Pa1m1terら、釦旦 50 : 435−433.1 987を参照のこと)を含む、多数のプラスミド構造体−が当業者に知られてい る。このpNu を発現ヘクターをSs+a Iにより切断し、そしてアガロー スゲル上に流した。5.5 kbpのフラグメン・トをこのアガロースゲルから 、緩衝液へのDNAの電気溶離によって単離した。このフラグメントはサルのウ ィルス40 (SV40)プロモーター及びZn”メタルオチロネイン(met allothioneine) 1プロモーター(これは新たに挿入したcDN Aの生体内転写のために必要)の調節下にあるジヒドロホレートリダクターゼを コードする。このプラスミドpNUT、TcPTPは、1.3kbpのT細胞P TPasecDNAフラグメントとSea I pNtlTベクターフラグメン トとリゲートさせることにより作った。
実施例2 T細胞P T P aseの省略型の作製PTPase cDNAの突然変異誘 発は、Kunke lら、”Rapid andEfficient 5ite −5pecific Mutagenesis Without Phenot ypic 5el−ection、”Meth+可s in Enz 5olo U−”154 : 367−382.1987の方法に従って行った。簡単に述 べると、2.3 kbpのcDNA EcoRIインサートをM13n+p18 ヘクターのEcoRI部位にリゲートさせる。
リゲートしたDNAをE、コリ宿主に形質転換せしめ、そしてM13ファージプ ラークをアガロースプレート上に作る。これらのファージプラークのDNAは一 本鎖であり、そしてDNAシーケンシングのため、又は部位特異的突然変異誘発 のために利用できる。特に、このDNAを精製(Sanger、前記を参照のこ と)し、そしてオリゴヌクレオチド5 ’ −GGG AACAGA TAG  AAG AAG −3’ とハイブリダイズさせる。このオリゴヌクレオチドは Applied Biosystems 380ADNAシンセサイザーにより 合成し、そしてこれは野生型cDNAにおける7個の塩基の欠失を伴うヌクレオ チド1004−1025を表わし、翻訳オーブンリーディングフレームへの停止 コドン(TAG)の配備をもたらす。プライムせしめた一本鎖M13 DNAを 二本鎖DNAを作るための鋳型として用い、その一方はこの欠失を有していた。
この新たに合成したヘテロダイマー二本鎖DNAをE、コリ宿主に形質転換し、 そしてアガロースプレート上で平板培養し、M13組換ファージの増殖を行った 。欠失を有するM13ファージを32p−ラベル化オリゴヌクレオチドとのin  5itu プラークフィルターハイブリダイゼーション(Wood ら、Pr oc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA 82: 1585−15 88.1985) 、それに続<6xのSSCにより48°Cでの洗浄により選 別した。1,6kbpのフラグメントが、突然変異M13プラスミドDNAのT heI及び5spl制限酵素消化に基づいて作られた。このフラグメントを単離 し、そしてpNUT発現ヘクターのSn+a1部位の中に挿入した。全てのプラ スミド構造体をSangerら(前記)の鎖停止方法を用いるDNA配列分析に よって評価した。
実施例3 PTPaseアッセイ 細胞抽出物又は精製酵素を、ラベル化基質からのff!pの放出の測定に基づく 、Tonks らの“Purification of the Major  Protein −tyrosine−phosphatases of Hu +san Placenta” J、 Biol、 Chen。
(236) : 6722−6730.1988に詳細の方法を用い、チロシン ホスファターゼについてアンセイした。還元したカルボキシアミドメチル化マレ イル化(ROM)−リゾチームのリン酸化は計算値でないため、濃度はxtpホ スホチロシンで表現した。簡単に述べると、0.02m1のPTPase(li I衝Aに1ユニット/ml以下に希釈)及び0.02m1の緩衝液Bを30°C で5分間温めた。i衝液Aは25wMのイミダゾールHCI (pH7,2)  、1mg/mlのBSA、0.1%(v/v)のβ−メルカブトコタノールより 成る。反応は30°Cで既にプリインキュベートせしめた” P−TyrRCM リゾチーム(最終濃5μM)0.02m1の添加により開始した。この反応を約 10分後に、20%(W/V)のトリクロロ酢酸の0.18m1と25mg/m lのBSAO,02m1(担体タンパク質として加えた)の添加により停止させ た。この懸濁物を混合し、氷上に10分間放置し、そして12.500×gで3 分間遠心した。小分けしたこの上清液0.2■lをアクアゾールシンチラント( Aquasol 5ctntillant) 1elに加え、そしてBeck+ gan LS 7000 シンチレーションカウンターにおいてカウントした。
脱リン酸化は時間及び酵素濃度に比例する。最大50%の3tPが放出された。
ブランクのインキュベーションは、PTPaseを緩衝液Aで代替して行い、そ して全3!Pは0.02+*lの基質をカウントすることにより決定した。ブラ ンクにおける放射活性は常にこのアッセイにおける全:+zpの2%以下であっ た。放出されたffZpは、Foulkes ら、FEBS Lett、130  :197−200.1981のモリプデート/イソブチルアルコール/ヘンゼ ン抽出工程により、放射性ペプチドではなく、無機リン酸でることが確認された 。1ユニツトのPTPase活性は、1分間当りに10繻O1のリン酸塩を放出 する量として定義した。
トリプシンを必要とするアッセイに関し、20μlの細胞抽出物を緩衝液中で1 :2に希釈し、そして1lgのトリプシンで5分間、30°Cで処理した。トリ プシン消化は6μgのリマ豆トリプシンインヒビターを加えることにより停止さ せ、その後直ちに20μmの基質を加えた。
実施例4 抗ペプチド血清の調製 ペプチドCNRNRYRDVSPFDHSRIK (−文字アミノ酸コートを参 照すること)を、Applied Biosystemsペプチドシンセサイザ ー(Ap91iedBiosystess、 Foster C1ty、 Ca hf)において合成した。この配列はアミノ酸末’481域に由来する(胎盤P TPaselB酵素の残基Asn43〜Lys60 ) (Charbonne auらProt、 Natl、 Aca 、 Sci、 USA86 : 52 52−5256.1986を参照のこと)、このペプチドは担体タンパク質とし てのウサギ血清アルブミンへの架橋を促進せしめる更なるソスティン残基を含む 。ポリクローナル抗体は、常用技術を用いるウサギの免疫化、その後のこの血清 の回収により得た。この血清をアフィニティー精製するか、又はセルロースAf fi −Gel Blue/DE52カラム(1:1に混合)上に載せ、そして 205MのトリスpH8,0,20mMのNaC1で溶出させた。両分を集め、 そしてタンパク質について分析した。この抗体は、2個のアミノ酸の置換がその ドメインにおいて見い出されたにもがかわらず(Phe −52に対するチロシ ン及びl1e−57に対するバリン)、T細胞酵素を認識した。P T P a seに対する抗体の特異性はペプチド競合実験により評価した。
実施例5 野性型及び省略されているT−細胞PTPaseの発現A、旦且に!開 赤ん坊のハムスターの腎1m(BHK)細胞を、10%(容量/容り熱不活性化 仔牛血清を含む、ダルベツコの改良イーグル培地の中で通常に増殖させた。この 細胞を、T細胞PTPase DNA又は省略されたT細胞PTPase DN Aのいづれかを含む10μgのpNu tプラスミドにより、リン酸カルシウム 沈殿法(Wiglerら、Ce1l 16 : 772 785.1974 ) を利用してトランスフェクトせしめ、そして24時間、250μ門のメトトレキ セートを含む選択培地に移した。
集密した安定的にトランスフェクトされた細胞を80μ門のZnSO4によって 12時間処理し、メタロチオニンプロモーターを介するRNAにおけるPTPa seの転写を誘発させた。このプレートをリン酸緩衝食塩水(PBS)で3回洗 い、そして細胞をかき出した。この細胞を低速遠心(500%g)で5分間によ りベレット化し、そしてこのベレットを低塩緩衝液(LSB)(25sMのイミ ノダゾール(pH7,O)、2 sMのMgCLz、■−MのEDT^、l−M のEGTA 、0.1%のβ−メルカプトエタノールPMSF、0.]、s+M のベンザミジン、1lg/mlのロイペプチン、250mMのスクロースL L SB−)リドンX− 1 0 0wl衝液(LSB及び0.5%のトリトンX− too)、又はKCL/CHAPS暖衝液(KCB)(LSBと同じであるが、 但しスクロースを含まず、0.6MのKCL,1.0%のCHAPSを含む)の いづれかにおいて溶解せしめた。このホモシアート品をテフロン(商標)ホモジ ナイザーにより30分間処理し、次いで5,000%gで5分間遠心し、低速遠 心ベレット(’5PJ)を得た。この上清液を100,000×gで4°Cにて 30分間再び遠心し、高速遠心上清液( rloOs J )及びペレット(  rloo PJ )を得た。
PTPaseアッセイ(実施例3に詳細の通り)を種々の両分(表1)において 行った。
表 1 BHK細胞におけるP T P ase活性BHK細胞を詳細の通りに分画した (5P,100P又は100S画分)。このPTPaseは、コントロールプラ スミド(コントロール)又は全長4B−kDaT−細胞PTPase (TC,  PTPase)もしくは省略型(TCΔC l 1. PTPase )のD NAのいづれかを発現する細胞において測定した。全活性ユニットは、各画分に おける一定量のタンパク質として標準化せしめた。記号「−」又は「+」はそれ ぞれ、アッセイにおいて1lgのトリプシンを伴わないか又は伴うアッセイを示 す。「%全ユニット」は各両分において見い出せる全細胞活性のパーセンテージ を表わす。
実質的に全ての内因性及び発現したP T P age活性(全長48−kDa ヒトT細胞P T P aseを発現するBHK細胞の)は、5Pペレツトと一 緒に沈降下し、それらは0.5%のトリシンX−10010、6mKCLによっ て放出されることができた。トリトン単独では部分的に有効であるのみであり、 そして高速遠心での塩類のみでは全体的に無効であった.100Pペレツトにお いて見い出された低いレベルの活性及びタンパク質についてはこれ以上考察しな かった。
トランスフェクトされた細胞における酵素のレベルがはじめ、このコントロール におけるそれよりもそれほど高(なかったにもかかわらず、一定のトリプシン処 理に基づいてかなり上昇した(コントロール及びトランスフェクト細胞に関して それぞれ、5e画分において6−及び2〇−倍)、このような条件のもとで、ト ランスフェクト細胞における全活性はコントロールにおけるそれよりも10倍高 かった。
0、5%のトリトンx−ioo抽出物をスペローズ(Superose) 12 高速タンパク質液体クロマトグラフィー(FPLC)ゲル濾過にかけた。
コントロール及びトランスフェクト細胞の両方において、このP T P as s活性は高分子量(>6 5 0 kDa )画分において現れた。
CCLxCOOH沈殴及びSDS/PAGE後のこの物質のウェスタンブロンド 分析は、4B−kDaの免疫反応性タンパク質の存在を示した。類似の結果が、 この細胞を1%の3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−1− プロパンスルホネート(CHAPS)10.6 MのKCL中で抽出し、その後 、ゲル濾過の前に低−塩緩衝液に対して透析することによって界面活性剤を除去 した場合にも得られ、この高分子量複合体の形成が界面活性剤の存在に基づいて いないことを示唆した。
このトリトン−溶解性抽出物をゲル濾過の前にトリプシンにより処理すると、P TPageは見かけ上約35kDaの分子量で溶出した。ウェスタンプロット分 析も約33kDaでバンドを示し、このカルボキシル末端にて切断が生じている ことを示唆し、なぜなら用いた抗体はこの酵素のアミン末端付近の配列を認識す るからである。
コントロール細胞由来の抽出物の予備トリプシン処理も、低分子量タンパク質を 含む両分において溶出した新たな活性のピークをもたらした。以上のデーターは 、トリプシン処理によるこの酵素からのカルボキシル−末端セグメントの除去は 水溶性の、低分子量の構成的活性酵素をもたらすことを示唆する。
カルボキシル末端より11 kDaのセグメントが欠失している省略されている PTPaseを発現するBHK細胞(TCΔC11゜PTPase−)ランスフ エクト化細胞)の抽出物を前記の通りに分画し、そしてトリプシン前処理せずに アッセイしたとき、約50%のPTPase活性のみが5P画分と一緒に沈降し 、そして残りは100S上清液にあった(表1)。しかしながら、5Pベレント に存在する酵素はトリプシン処理なしで完全に活性であり、そして0.5%のト リトンX−100又は0.6MのKCLのいづれかによって抽出されることがで き、これは全長PTPaseはど特定の画分に強く結びついていないことを示唆 する。この省略酵素を発現する細胞における全ホスファターゼ活性はコントロー ルにおけるそれと同じであったが、100S画分においては異なり、8倍高かっ た。この省略PTPageを発現するBHK細胞をトリ1−ン緩衝液により抽出 せしめ、そしてスペローズ12ゲル濾過にかけたとき、わずかな活性が高分子量 複合体に配分された;事実、ウェスタンブロア)分析により確認した通り、これ は約35kDaの低分子量画分のみにおいて検出された。PTPaseのこの省 略型によりトランスフェクトされたBHK細胞はコントロール細胞又は野生型酵 素によりトランスフェクトされた細胞の増殖速度の約50%のみを示した。
生体内におけるこの酵素の活性の状態を調べるため、両方の型のT細胞PTPa seを発現する細胞をPDC,Fにより刺激し、そしてタンパク質−チロジンリ ン酸化における変化を調べた。BHK細胞を80μHのZnSO4で処理し、次 いで培地における48一時間インキュベーション、その後の091%の熱不活性 化仔牛血清中での48時間にわたるインキュベーションを行い、この細胞は休止 状態となった。血清奪取細胞を1曽l当り40ngの血小板−由来成長因子(P DGF)(^mgen Btologicals)によって37℃にて種々の時 間にわたり処理し、次いで水冷PBSにより直ちに洗った。50wMのHepe s (pH7,5) 、150 mMのNaCL、10%(容量/容量)のグリ セロール、1%のトリトンX−100,1,5mMのMgct、z、1 喝Mの EGTA、1曽l当り10μgのアプロチニン、11当り2μgのロイペプチン 、0.002%のフェニルメチルスルホニルクロリド、200μ門Mのナトリウ ムオルトパンデート、10μHのピロリン酸ナトリウム及び100mMのNaF を含む。溶解結衝液(1曽l)をこのプレートに加え、これを氷の上で約20分 間インキュベートした。このリゼートを10,000 X gで5分間、4°C にて遠心し、次いでこのタンパク1t′a度をBradford (Anal、  Biochem、 72 : 24B−254,1976)に詳細の通りに測 定した。アガロース結合比マウスモノクローナル抗−ホスホチロシン抗体ビーズ (Oncogene 5cience。
Manhasset、 N、Y、 )の懸濁物30μlを、等量の各免疫沈殿物 におけるリゼートタンパク質に加え、次いでこの混合物を4°Cで一夜攪拌させ た。このビーズを遠心により集め、20mMのHepes、pH1,5/150 mMのNaCLlo、1%トリトンX−100/10%のグリセロール/200 μ門のオルソパンデートにおいて2回洗い、次いで同一の緩衝液であるが塩濃度 が0.5MのNaCLまで上昇させた緩衝液により2回、そして最後に150+ *MのNaCLを含むこの緩衝液により洗った。このビーズを30μlのラエム リサンプル緩衝液(Laemmli、 Nature、 227: 680 6 85.1970)中で2分間煮沸した。この免疫沈殿化タンパク質を抗−ホスホ チロシン抗体によってウェスタンプロ・7ト分析にかけた(Ausubel、  F、M、ら編、販郵並[肚廷匹蛙り頭」虹匹虱肛」圏圏■、 Wiley、 N 、Y、、第2巻。
1988)。抗体結合を検出するため、12si−ラベル化プロティンA(Ne w England Nuclear、 Boston、 Mass、 ; 1 0 +aMのトリス、pH7,4/150mMのNaCL / 1%牛清アルブ ミン中において500.000 cpn+/ml)をこのプロットに2時間にわ たり付与し、そして10 IIMのトリスpH7,4/150 mMのNaCL lo、05%のトリトンX−100中で洗った。次にこのプロットを室温で2− 5日間にわたりオートラジオグラフィーにかけた。
上記に詳細の通り、血清奪取りl(K細胞をPDGFにより刺激し、そしてパナ デートの存在下において種々の時間にて抽出し、そしてチロシル残基上でリン酸 化されたタンパク質を抗−ホスホチロシン抗体によって免疫沈殿させた。沈殿し たタンパク質をSOS/PAGEにかけ、その後第2抗−ホスホチロシン抗体に よるウェスタンブロンドにおいて分析した。このプロントのオートラジオグラフ ィー(図2)は、PDGF刺激の2分後に、コントロール細胞における約180 .140,116.92及び60kDaのタンパク質において劇的なチロシンの リン酸化の上昇があることを示している。一方、野性型又は省略T−細胞P T  P aseのいづれかを過剰発現する細胞において、複数のタンパク質ハンド 、特にPDGFレセプターである考えられる180−kDaのタンパク質を除< 140,116及び60kDのタンパク質においてかなり低いレベルのリン酸化 があった。この116−及び6O−kDaのタンパク質はこの時間内においてコ ントロール細胞由来の抽出物において脱リン酸化を受けたものと考えられ、内因 性P T P ageが活性化されていることを示唆する。類似のリンタンパク 質が、PDGFにより処理した休止フィブロプラスト又はバナデートにより予備 処理した正常フィブロブラスト由来のホスホチロシン免疫沈殿物において検出さ れた。
まとめると、過剰暴露せしめた全長4B−kDaT細胞P T P assは低 速で沈降する微粒子の画分に見い出せた。この酵素は、この百分をトリプシンで 予備処理しない限り、RCM−リゾチームに対して試験管内で不活性である。こ の現象はこの分子の1l−kDaのカルボキシル−末端セグメントに起因しうる 。この酵素は試験管内で活性である。この活性にもかかわらず、ベクターを単独 で発現する細胞と比べて、BHKの増殖速度又は全体の形状には影響はほとんど なかった(位相差顕微鏡による;しかしながら細胞骨格には影響が及んだ)。こ の酵素は細胞内において高く調節される及び/又はある区画に区分されて、そこ でこの活性が特定の基質に限定されていることが考えられる。この結果は、過剰 発現した37 kDaの省略型が成長酵素と異なる作用を示すことをも示した。
この省略型は構成的に活性であり、そして精製の際に粒状と可溶性画分とに均− に分配される。発現させたこのBHK細胞は遅い速度で増殖し、そして全体的な 形状変化を示した。従って、このカルボキシル末端セグメントは酵素活性の場所 及び調節に関与することが考えられる。
疎水性プロット(図3)は、このセグメントが実質的におよそ最後の20残基ま で親水性であることを示唆し、この地点からこのポリペプチド鎖は疎水性となり 、その疎水性指数はトランメンプランセグメント又はシグナルペプチドのそれに 近い、疎水性及び疎水性残基の類似の分布が低分子量ヒト胎盤及びラット脳P  T P aseのカルボキシル末端セグメントにおいて(これらのセグメントの 一次構造は、それらの保存された236−残基コア構造内よりも可変性であるに もかかわらず)も見い出された。スクロース密度勾配遠心はT−細胞PTPas eと胎盤の膜との連結の証拠を示さなかった。しかしながら、このPTPage はその他の細胞成分(核、ゴルジ又は小胞体)又は細胞骨格と相互作用すること があり、なぜなら可溶化のために高い塩濃度及び界面活性剤の両方を必要とする からである。
B、べLユ立土止ム及 野性型T細胞cDNA及び省略T細胞cDNAを、Summer andSmi th、 Texas A riculture Ex eri+mental  5tation Bulltin No。
1555、1987の方法に従って5F9(エフ1.、N l”7”エラー フ ルギペルダ[5podoptera Frugiperda] )昆虫細胞に導 入した。簡単に述べると、T細胞P T P ase及び省略T細胞P T P  aseをコードするcDNAを、バクロウィルス発現プラスミドにおけるポリ へドロンプロモーターの3′にあるBa5HI部位に挿入した。この組換えバク ロウィルスDNAを宿主Sf9昆虫細胞の中に正常バクロウィルスケツムと一緒 にトランスフェクトした(Su+smers ら、前記を参照のこと)。DNA はこの細胞に取込まれ、この組換えプラスミド及びバクロウィルスDNAを試験 管内での遺伝子組換えにかけ、そして組換えウィルスを作り上げた。これらのウ ィルスを、32P−ラヘル化T細胞PTPase cDNAの昆虫細胞リゼート へのハイブリダイゼーションにより選別した。PTPaseタンパク質をコード するmRNAはウィルスポリペドロンプロモーターから転写され、そしてそのタ ンパク質は感染Sf9宿主細胞によって合成された。この昆虫S[9細胞により 生産される全タンパク質の30%がPTPageの生産に基づいた。
より詳しくは、全長43−kDaT細胞PTPase(TC,PTPase ) 及び37−kDaの省略化T細胞PTPase (TCΔC11゜PTPase )のオーブンリーディングフレームを、Thar/5spI補完した後にプラス ミドpVL941の固有BamHI部位(Luckowand Summers 、−yj」−4s口【Σ1ど70 :31−39.1989)にクローン化せし めた。挿入の正しい配向はDNA配列分析(Sangerら Proc、 Na tl。
Acad、 Sci、 tlsA 74 :5463−5467、1977)に よって確認した。
Sf9細胞を(Su+m+5ers and Sm1th、 1987 )詳細 の通りに単層培養において維持した。細胞を、3.3g/Lのイーストレート( Difco Labs、 Detroit、 MI ) 、3. 3 g/ L のラクトアルブミンヒドロリゼート(Difco Labs、 Detroit 、 MI )、10%の仔牛血清(Hink、 Nature 226 : 4 46 467、1970 )及び100U/mlのペニシリン、100 pg/ 鴎lのストレプトマイシン及び0.25μg/mlのフンギシン(フンギバクト 抗生物質混合物、Irving 5cientific。
5anta Ana+ Ca1if)の添加したブレース アンセラ(Grac es Anth−eraea )培地(Grace、Nature 195 :  788−789.1962 ;Gibco。
Grand l5land、 N、Y、)中で増殖させた。Sangers及び Sm1th、 1987に詳細の通りに、細胞を1μgのAc −NPV DN A及び2Mgのプラスミド(pAC−Tc、PTPase )により共トランス フェクトせしめた。最終ウィルス懸濁物の純度は32p−ラベル化オリゴヌクレ オチドプローブとのハイブリダイゼーションによりチェックした。この配列は、 pVL941発現ヘクターにない部分である。
Ac−NPVポリヘトリン遺伝子(Iddekinge ら、u皿圏■131:  561−565.1983 )の37−66のヌクレオチドより成る、純粋な 組換えウィルスにより感染されたSf9細胞の抽出物はこのオリゴヌクレオチド とハイブリダズしない。
細胞を高い多重度(〉3)の感染により感染せしめ、そして増殖させた。感染せ しめた後いろいろな時間にて、細胞を5.OOOXgで5分間遠心により集めた 。以下の緩衝液は抽出のために通常用いられる:(a)25sMのイミダゾール pH7,2,2mMのEGTA。
0.1%のコーメルカブトエタノール、1 mMのベンザミジン、0.002% のフェニルメチルスルボニルフルオリド、2Mg/mlのロイペプチン、1Mg /mlのペフ゛スタチン、5カリクレインU/謹lのアプロチニンより成る低塩 緩衝液、(b)0.5%のトリトンX−100を含む低塩緩衝液; (C)O, 1MのKCL及び0.5%のトリトンX−100又は1%のCI(APSを含む 高温緩衝液。
細胞を低塩緩衝液に懸濁しく3X10’細胞/+wl)、次いで氷上でダンス( Dounce)ホモジナイザーにおいて30ストロークにより破砕せしめた。1 0,000 X gでの遠心で10分後、このベレットを0.5%のトリトンX −100を含むもとの容量の半分の低塩緩衝液に再懸濁せしめた。この懸濁物を 前記の通りにホモジナイズし、そして10,000 X gで10分間遠心した 。最後に、このベレットを0.5%のトリトンX−100又は1%のCtlAP Sを含む高温緩衝液に再懸濁せしめた。このホモジネート品を再び10,000  X gで10分間遠心した;この上清液をウェスタンプロット分析、タンパク 質MN及びPTPaseアッセイのために用いた。ウェスタンプロット分析に関 しては、タンパク質をLae+wmli (Nature 2iL: 680  685゜1970) 詳細の通りに5DS−PAC,Eにかけ、次いでニトロセ ルロースに電気泳動的に移した。PTPaselBのアミノ末端領域に由来する 合成ペプチドに対して発生せしめたウサギ抗体8172 (以下の実施例4を参 照のこと)を、ウェスタンブロンドにおける検出のために用いた。アルカリ性ホ スファターゼにコンジユゲートされたヤギ抗−ウサギI g G (Bio−R ad Laboratories、 Richmond、 Ca1if、)をそ の製造者の仕様書に従って第2抗体として用いた。
TCoPTPaseの精製のため、このトリトン/KCL抽出物を硫酸アンモニ ウム中で20%とし、そして100.0OOX gで10分間遠心した。この沈 殿物と0.5%のトリトンX−100を含む200μlの高温緩衝液に再懸濁さ せ、次いでこれと同じ緩衝液で平衡化せしめたスペローズL2FPLCカラムに 適用した。C−末端の省略された酵素の精製のため、この低塩緩衝液抽出物をセ ファデックスG75超微細カラム(2,6cmX 82.5 cm、流量ca、 10m1/h)に直接適用した。ピーク画分をグリセロール中で20%とじ、そ して−70°Cで凍結させた。
PTPase活性を前記の実施例3に詳細の通りに測定したが、但し、いくつか のアッセイにおいては基質としてのチロシルリン酸化RCM−リゾチーム(RC ML)の代りにリン酸化ミニリン塩基性タンパクf(MBP)を飽和濃度におい て用いた。トリプシン処理はPTPase (<0.25U/−1)を40μl のアッセイ緩衝液中にて、1μgのトリプシンと5分間、30°Cでインキュベ ートすることによって行った。6μgのリマ豆トリプシンインヒビターの添加に より阻害し、そしてホスファターゼ反応を基質の添加により開始させた。
バクロウィルス系(Hsu ら、Ce1l Growth Differ、l  : 191−200゜1990)において発現される表皮成長因子レセプター( ECFR)の内在キナーゼドメインを、20 uF+ (7) HEPES p H7,5,0,1%の2−メルカプトエタノール ペプスタチン、5力リクレインU/mlのアプロチニン、2μg/mlのロイペ プチン、5 mMの酢酸マンガン及び0.1mMのATP( 2 、2 X 1  0 ’ cps/psol)中で30°Cで10分間自己リン酸化させた。こ のキナーゼ反応を、EDTAを10mMの濃度となるまで加えることによって停 止させた。この自己リン酸化レセプター(80ng)を次に緩衝液と、又は10 0ngのTC.PTPaseもしくはTCΔCL1. P T Paseのいづ れかと、それぞれ30″Cで20分間インキュベートした.サンプル緩衝液を加 え、そしてこの反応物を7.5%のSDS−pAGEに泳動させた。このゲルを 乾かし、そしてオートラジオグラフィーにかけた。
前記した通り、Sf9細胞をpAC ”rc,PTPaseプラスミドDNA及 びAc−NPV野性型DNAにより共トランスフェクトせしめた。感染後種々の 時間にて、細胞を集め、そして溶解せしめた.このリゼートをSDS−PAGE 及びイムノプロット分析にかけた.感染せしめなかった細胞又は野性型(wt) Ac−NPVにより感染せしめた細胞をコントロールとした,TC,PTPas e及びTCΔC11. P T Pase両者の発現レベル(ウェスタンブロン ド分析により観察)は2〜5日間定常的に上昇し;5日後、はとんどの細胞がウ ィルス感染に基づいて溶解した。より高いMrの更なるバンドが3日後に現れ、 これはおそらくある程度の翻訳後改質に基づくのであろう。両タンパク質の一定 のトリプシン処理は約33kDaのトリブチツクフラグメントを発生せしめた。
抗体8172はこの酵素のN−末端付近の配列を認識するため、主たるトリブチ ツク切断はこのタンパク質のC末端領域において生じたのであろう。
感染せしめていない細胞又はWLウィルスにより感染せしめた細胞において何ら 交差物質は検出されなかった。感染S f q細胞由来のプシン処理の後にのみ 見い出せた。
これらの細胞をまず低塩緩衝液中で抽出し、そしてこの懸濁物を遠心した。この ペレットを0.5%のトリトンX−100を含む緩衝液により再抽出せしめ;こ の懸濁物を再遠心し、そしてこの第2のペレットを同一のトリトン緩衝液である が0.6MのKCLが存在しているものにより抽出した。この全長酵素はこのよ うな塩類と界面活性剤の組合せによってのみ可溶化した。一方、省略型は水性緩 衝液中で容易に溶解した。
トリトン/KCL抽出物由来のTC,PTPaseを、硫酸アンモニウムを20 %飽和となるまで加えることにより沈殿させた.この懸濁物を遠心し、そしてこ のペレットをトリトン/KCLII衝液に溶かした。回収率は約50%にすぎな いが、この工程はこの酵素の濃縮に必要である。このタンパク質溶液をスベロー ズ12FPLCカラムに適用した,TC.PTPaseはひきずったシタルダー を伴いながら、活性の1つの主要ピークとして溶出した.両方由来の両分(18 −20及び21−24)を集めたとき、各プール中の物質はSDS−PAGEに おいて同じにバンドパターンをもたらし、48kDaにて二重のバンド、そして 40kDaにてわずかなバンドが示された。夾雑物に基づき、ひきずった据の物 質の比活性はその前方のピークのそれのおよそ半分であった。モノマー分子(4  8 K)について予測されたものより大きい分子量にて溶出した両方の両分( 2 2 O K及び160K、それぞれ)は、会合、界面活性剤のミセルへの入 り込み又は非対称性(asymme try)を意味する。
タンパク質の会合は直接的に実証することができない。ポリアミン又はMBPに よるこの酵素の活性化が解離によるものと仮定して、こCD 全長P T P  aseを同じFPLCスベローズ12カラムにおいて、このカラムを2 mMの スペルミンにおいて平衡化した後、又は10倍のモル過剰量の非リン酸化MBP とプレインキユヘーションした後に、クロマトグラフィーにかけた。更に、ジメ チルスペリミデートとの架橋での試みはSDS−PAGEにおいて4により大き いMrを有するタンパク質物質を示さず、しかし同一の条件のもとてのコントロ ールとしてのヘモグロビンの架橋は有効であった。
界面活性剤の可能な影響を調べるため、トリトンX−100(約9 0 kDa  )より小さいミセル(約5 kDa )を形成するCHAPSにおいてもクロ マトグラフィーを行った。しかしながらここでも、この酵素は予想よりも大きい Mrで溶出した(約1 7 0 K)。
SDS−PAGEにおいて見られる3つの全てのバンドはTC。
P T P aseの異なる形態に対応し、なぜならそれらは抗体8172及び T−細胞PTPaseの異なるセグメント(残基342−357及び369−3 81)に特異的な2種類の他の抗体により認識されるからである。この酵素の更 なる特徴付けを、ピーク画分19及び20より得られる物質に基づいて行った。
90%のTCΔC11. P T Paseが水性緩衝液中に分布しているため 、この抽出物をセファデンクスG75m微細カラムに直接適用することができる 。全長タンパク質に比べ、TCΔC 11 PTPaseは予測の分子量にて溶 出した.表2はT−細胞PTPaseの両方の型の精製をまとめる.これらは有 意な活性を損失を伴わずに、−70°Cにて20%のグリセロールの存在下にお い数ケ月保存できた。
表 2 発現したTC.PTPase (A)及びTCΔc11。
PTPage (B)の精製 A 容量 全活性1タンパ 比活性1精製 収率(鋼1) (ユニット) (+ *g) (ユニット) (倍率) (χ))’J)ン/KCI 抽出物 1.0  12,000 4.6 2.650 1 100(NH4) zsOa沈渣  0.2 6,400 2.3 2,850 1 53スベo−ス 12 の ビ ーフ 0.5 3,250 0.3 10.700 4 27B 容量 全活性  タンパ 比活性 精製 収率(ml) (ユニ5)) (mg) (ユニット ) (倍率) (χ)抽出物 3.2 14,900 4.65 3.200  1 100a.5mMのEDTAの存在下において、基質としてのMBPにより 測定した活性 す、5 g+MのEDTAの存在下において、基質としてのRCMLにより測定 した活性 両方のT−細胞P T P aseの型は全体としてホスホチロシル残基に特異 的であり、c A M P−依存性タンパク質キナーゼによりリン酸化されたM BP又はヒストンに対してほとんど活性を示さなかった。このP T P ag eの省略型はチロシルリン酸化RCMLに対して26.000 U/mgの比活 性を示した。対照的に、全長酵素はより低い活性であり(8500/−g) 、 この酵素活性はC−末端セグメントによって抑制されることを示唆する(表3) 。一定のトリプシン処理及び早期停止コドンの導入によるこの分子の省略化はR CMLに対して30倍上昇した活性をもたらす。全長酵素の活性はその基質の性 質に大いに依存する。リン酸化MBPの存在においては、これは10、300  U / mgの比活性を示し、それに比べ省略型は4,700U/露gしか示さ なかった。これらのデーターは、MBPがC−末端セグメントと相互作用し、酵 素の活性化をもたらすことが示唆される。T細胞PTPaseの両方の型はEG FHの可溶性キナーゼドメインを、その自己リン酸化の後に容易に脱リン酸化せ しめる。
表 3 PTPage形態の酵素的性質 fi RCM L M B P 比活性1 K■ 比活性’ Km (1ニフト、/wg) (nM) (Iニフト/mg) (nM)TC,PTP ase 850土170 200 10.300±1.300 500トリプシ ン処理後 23,300土3.80On、d、 3.600±1.00On、d 。
TCΔC11,PTPase 26,000±3.000 50 4,700± 500 1250トリシン 処理後 15,300±2,600 n、d、 1 .900± 20On、d。
a、5mMのEDTAの存在下における基質飽和の条件のもとでの、3つの別々 の調製品についての平均及び橿準偏査T細胞酵素の両方の型はマイクロモラー濃 度での伝統的なインヒビター、バナデートCSwarupら、u更上現ユ影」仇 ■ユ力臣、伽μ咀LJ : 1104−1100.1982)、モリブデート及 びZn”°(Brautiganら、J、 Riot、 Chew、 256  : 6519−6522.1981)によって阻害された(表4)。カルシウム 及びマグネシウムは実質的に効果を及ぼさなかった0両方の型のT細胞酵素はナ ノモラー濃度でのポリアニオンにより阻害された;この効果は基質としてRCM Lによってのみ観察された。この酵素はEDTAにより活性化されたが、PTP ageIBはど強くはなかった。この全長酵素は、基質として陰電荷されたRC MLを用いたときのみ、ポリカチオン化合物によってめざましく活性化された( スペルミンによって7倍に、そして非リン酸MBPによって3倍に)、一方、こ れらの化合物によるこの酵素の省略型の活性化は最大で30%であり、このポリ カチオン分子はC−末端領域に相互作用することが示唆された。
表 4 P T P ase活性のエフェクター活性は、エフェクターを用いていないコ ントロールに対して放出されたリン酸塩のパーセンテージとして示す、全てのア ッセイは5μHの基質の存在下において二重で行った。
酵素形態 TC,PTPase TCΔC11,PTPase基質 RCML  MBP RCML MBPなし 100 100 100 1100100tI バナデート 00 21 10μMモリブデート 0 1 2 2100、crMZn” 33 101  15 660.01μMヘパリン 96 120 58 1021μM 〃8  108 8 75 10tIM〃5 73 1 90 0.01 u Mポリ Glu : Tyr4 : 1 66 119 70  1021μMポリ Glu : Tyr4 : 1 18 133 17 10 410 μMポリ Glu : Tyr4 : 1 6 58 11 1275 曽MEDTA 124 137 170 1502 mMスペルミン 727  62 110 972mM 〃249 43 132 1081μM非リン酸化 MBP 122 62 110 9710μM 〃297 43 132 10 B50μM〃27915 1066 上記の方法の他に、米国特許第4.897,236号;第4,870,023号 ;及び第4,745.051号(本明細書に参考として組入れる)は組換えバク ロウィルス及び昆虫細胞のそれらの感染についての方法を開示し野性型T細胞P TPase (48kDa )のcDNA又はC−末端の省略されたPTPas eのcDNAをMillerとRosa+an (Bio Techi−凹7  : 980−990.1989)の方法に従って細胞に導入した。対象のcDN AとベクターLXSN (叶、 Miller、 Fred [Iutchin sonCancer Re5eacb Canterの好意により提供された) にリゲートさせ、そしてレトロウィルスパッケージング細胞系(PH501)  (叶−Millerより提供)の中にリン酸カルシウム沈殿方法によってトラン スフェクトせしめた。DNAを含む細胞は薬剤G418に対針であり、従って培 地中における1、5mg/s+1のこの薬剤の存在下におし1て増殖するその能 力によって選別した0個々のクローンを単離し、そして組換えレトロウィルスを 含むその上清液を保存した。
多数の細胞を、それらが感染性であり、そして生体内にお&NてPTPaseを 生産するかどうかを試験するために用意した。これらには、NIH3T3 ;N IHスイス[)l;v−srcにより形質転換されたNIH3T3;ラット2及 びv−f■Sにより形質転換されたラント2が含まれる。約10S個の細胞を平 板培養し、レトロウィルス生産性細胞系のそれぞれのコロニー由来のレトロウィ ルス上滑液100μlにより感染せしめた。陽性感染体をG418培地における 選別により試験した。I&後、全ての0418−耐性細胞を、特異的な抗−T細 胞PTPase抗体(例えば実施例4の抗血清)による免疫沈殿により、43k Da又はC−末端省略PTPaseのし4づれかの発現について分析した。
実施例6 T細胞cDNAによるトランスフェクションにょるBHK細胞の悪性形質転換体 の復帰 4BkDa型のT細胞P T P aseの改質型をコードするDNAを赤ん坊 のハムスター腎1id(BHK)細胞に導入した。このcDNAの改質は11  kDaのカルボキシル末端伸長物の欠失であり、これはこの酵素が試験管内での 40,000ユニット/鶴gの比活性を有する非常に活性なものとする。この改 質P T P ageの発現はBHK細胞にとって毒性ではない。更に、この酵 素を発現するBHK細胞は、それらがこれ以上形質転換されない変異した表現型 を示した。
赤ん坊のハムスター腎11(BHK)細胞の形質転換の性質は未知である。癌遺 伝子を調べる2通りの標準技術は、(1)細胞が接触阻止しないようにソフトア ガー中で細胞を増殖させること、及び(2)細胞をヌードマウス(即ち、胸腺を 有さす、従って細胞を拒絶できないマウス)に注入し、そして注射による腫瘍の 増殖を調べることである。これらの試験はBHK細胞、発現ベクターによってト ランスフェクトされたBHK細胞、48kDa型のT細胞P T P aseに よりトランスフェクトされたBHK細胞に対して陽性であったが、C−末端省略 型T細胞P T P aseを高レベルで発現する細胞に対しては陰性であった 。
例えば、コントロール細胞は2週間においてソフトアガーの中にコロニーを示し 、それらは直径において2μIよりもかなり大きく、ここで省略P T P a seを発現する細胞を含む全ての細胞は2μ曙より小さい。このことはソフトア ガー中で1ケ月まで増殖させた細胞にとっても事実であった。コントロール細胞 、即ち、ベクター又は48kDaの酵素のいづれかを発現する細胞2.5X10 ’個を注入せしめた。ヌードマウスにおいて1ケ月後に形成された腫瘍の容量は 、それぞれ1.5ml及び2.11であり、そしてこれらの大きな腫瘍は血管形 成を受けた。C−末端省略型のT細胞PTPaseを発現する細胞5X10h個 を注入せしめたヌードマウスにおける容量は0.21〜0.38m1に範囲し、 そしてこのような小さな増殖物は血管形成をうけなかった。
以上より、本発明の態様を例示の目的で詳細してきたが、本発明の範囲を逸脱す ることなくあらゆる改良を行うことができることが明らかであろう。
91 GAG TTG GAT ACT CAG CGT CGCTGG CA G CCG CTG、TACTTG GAA ATTGlu Leu AsI+  Thr Gin Arg Arg Trp Gln Pro Leu Tvr  Leu Glu 11e 25131> C1’;A AAT GAG TC CCAT GACTAT CC了CAT AGA GTG GCCAAG TT T CCA八rへ Asn i;+u SL!r Has Asp Tyr P ro Hls Arg Val Ala Lys Phe Pro 4p 226 CACAGT CGT GTT AAA CTG CM AAT GC T GAG AAT GAT TAT ATr ATTHls Ser Arg  Val Lys Leu Gin Asn Aha Glu Asn Asp  Tyr 11e Asn 70271 GCCAGT TTA GTT GA CATA GAA GAGGCA CAA AGG ACT TACATCTT A^1a Ser Leu VAT Asp Ile Glu Glu Ala  Glu Arg Ser T、vr ITe Leu B5316 ACA  CAG [’iG丁 CCA CTT CCT MCACA TSCTGCCA T nCTGG CTT ATGThr Gin Glf Pro Leu P rg ASn Thr Cys Cys Hls Phe Trp Leu s et To。
451 GACCAA GAG ATGCTG TTT AAA GAA AC A GaA TrCAGT GTG AAG CTCAsp Gln Gln  Met Lau Phe Lys Glu Thr Gly Phe Ser  Val Lys Leu +45541 TTA GAA AAT ATCAA T AGT GGT GAA ACCAGA ACA ATA TCT CAC TTrLeu Glu Asn IIs Asn Ser Gay Glu T hr Arg Thr lie Ser His Phe 175586 CA T TAT ACT ACCTGG CCA GAT m GGA GTCCC T GAA TC,61CCA GCTHls Tyr Thr Thr Tr p Pro Asp Phe Gly Vat Pro Glu Sir Pr o Ala +90631 丁CA TTT CTCAAT TTCTrG T Tr AAA GTG AGA GAA TCT GGCTCCTTGSer  Phe Leu Asn Phe Leu Phe Lvs Val Arg  Glu Ssr Gly Ser Leu 205F二]。IA 要約書 タンパク質チロシンキナーゼが関与する悪性疾患の処置のための方法及び組成物 を開示する。この悪性疾患は、悪性細胞に怒染できる遺伝子搬送ビヒクルによっ て処置でき、ここでこの遺伝子搬送ビヒクルは、タンパク質チロシンホスファタ ーゼ(PTDase)をコードするDNA配列を含んで成るDNA構造体を保有 している。適切なりNA配列は野性型又はカルボキシル末端の省略されているP TPaseをコードするものを含む。
国際調査報告 m、、1.IaeelIl−ml1M PCT/US 9110174B

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.レセプター非結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードするDNA 分子(ここでこのタンパク質チロシンホスファターゼは実質的に、図1のメチオ ニン[アミノ酸1]から、ロイシン[アミノ酸297]とアルギニン[アミノ酸 317]の間に位置するアミノ酸基のアミノ酸配列より成る)。
  2. 2.レセプター非結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードするDNA 分子(ここでこのタンパク質チロシンホスファターゼは実質的に、図1のメチオ ニン[アミノ酸1]からアルギニン[アミノ酸317]迄のアミノ酸配列より成 る)。
  3. 3.レセプター非結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードするDNA 分子(ここでこのタンパク質チロシンホスファターゼは実質的に297から32 0個のアミノ酸残基の間のアミノ酸配列より成り、そしてここで前記アミノ酸配 列は図1のアスパラギン[アミノ酸42]からグルタミン酸[アミノ酸274] 迄のアミノ酸配列と類似の長さであり、且つ約80%の配列類似性を有する部分 を含んでいる)。
  4. 4.レセプター非結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードするDNA 分子(ここでこのタンパク質チロシンホスファターゼは実質的に、図1のメチオ ニン[アミノ酸1]からグルタミン酸[アミノ酸376]とセリン[アミノ酸3 96]との間に位置するアミノ酸基のアミノ酸配列より成る)。
  5. 5.レセプター非結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードするDNA 分子を含んで成るDNA構造体を保有する、悪性細胞に感染できる遺伝子搬送ビ ヒクル。
  6. 6.前記DNA分子が、省略されているカルボキシル末端を有するレセプター非 結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードする、請求項5に記載の遺伝 子搬送ビヒクル。
  7. 7.前記DNA分子がレセプター非結合化タンパク質チロシンホスファターゼを コードする(ここで、このタンパク質チロシンホスファターゼは、297〜32 1個の間のアミノ酸基のアミノ酸配列を含んで成り、そしてここで前記アミノ酸 配列は図1のアスパラギン[アミノ酸42]からグルタミン酸[アミノ酸274 ]迄のアミノ酸配列と類似の長さであり、且つ約80%の配列類似性を有する部 分を含んでいる)、請求項5に記載の遺伝子搬送ビヒクル。
  8. 8.請求項1,2又は4のいづれか1項に記載のDNA分子を含んで成るDNA 構造体を保有する、悪性細胞に感染することができる遺伝子搬送ビヒクル。
  9. 9.レセプター結合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードするDNA分 子を含んで成るDNA構造体を保有する、悪性細胞に感染することができる遺伝 子搬送ビヒクル。
  10. 10.前記DNA分子が省略されているカルボキシル末端を有するレセプター結 合化タンパク質チロシンホスファターゼをコードする、請求項9に記載の遺伝子 搬送ビヒクル。
  11. 11.前記遺伝子搬送ビヒクルが組換えレトロウイルス又は祖換えワクチンウィ ルスを含んで成る、請求項5−10のいづれか1項に記載の遺伝子搬送ビヒクル 。
  12. 12.タンパク質チロシンホスファターゼが悪性疾患に関連する温血動物におけ る悪性疾患を処置するための方法における利用のための、請求項5−11のいづ れか1項に記載の遺伝子搬送ビヒクル。
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