JPH05504690A - 調整自在椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称　調整自在椅子 この発明は、椅子の側部部材の所で共通の取付具上に互いに相対移動自在に取り 付けられた座部と背もたれとを有し、座部と背もたれとの間の動きが案内溝内の スピゴットによって制御され、座部が取付具上の固定点の周りに傾斜可能に装着 されている調整自在椅子に関する。

上記種類の調整自在椅子で相互角度が変更できる種々の構造のものが公知である 。しかし、背もたれを後方へ傾斜すると座部の後方部分が上方へ動かされるのが 一般的である。したがって、背もたれを後方へ動かすと、背もたれの直立位置に 対して予め設定されている背もたれクッションが、椅子に着席している人物に対 するクッションの正しい位置からずれてしまう。その結果、傾斜後方位置で背も たれクッションの再設定が必要となり当然幾つかの問題を生じる。また、寄掛り 位置では、座部が若干後方へ傾斜していることが椅子の使用者にとって最も快適 である。しかし多くの椅子では座部が傾斜すると水平位置に近づき、使用者は椅 子から簡単に滑り落ちるか、そこまで行かなくとも椅子への座り心地が悪くなる 。

この発明によると、上記種類の調整自在椅子が提案され、その特徴が以下の請求 の範囲、添付図面を参照する以下の開示から明らかになる。

図１は背もたれが直立位置にある状態の椅子を示す図であ図２は背もたれが傾斜 位置にある状態の椅子を示す図である。

図３は図１１図２の椅子の変形例が折り畳み位置にある状態を示す図である。

図４は図３の椅子が直立位置にある状態を示す図である。

図５は図３、図４の椅子が後方傾斜位置にある状態を示す図である。

図６は図３〜図５の椅子の変形例が折り畳み位置にある状態を示す図である。

図７は図６の椅子が直立状態にある状態を示す図である。

図８は図６、図７の椅子が第１後方傾斜位置にある状態を示す図である。

図９は図６〜図８の椅子が第２後方傾斜位置にある状態を示す図である。

以下、実施例によりこの発明の詳細な説明する。

椅子は座部１と背もたれ２とを備え、これらは一部分が椅子の各側部部材上の固 定取付具３とスピゴット１２とによって相互に接続されている。スピゴット１２ は背もたれの下方部分から横方向に突出し、座部の後方部分で該座部の横手部材 ２５の摺動溝１１に係入している。摺動溝１１は椅子の長手軸に対して角度をな して設けられていて後下方に傾斜している。

背もたれ２の下方部分に取付具１３が取り付けられ、この取付具の上端は固定取 付具３に点５で枢着している。背もたれ取付具１３の最下端１０には、長さが任 意に調整可能な機構７゜８の固着点９を設ける。この実施例では該機構は気体原 動力機構で所望位置に任意にロックできる。図示の実施例で、気体原動力機構の ピストン・ロッド８は固着点９に回転自在に接続され、一方シリンダ７の端部は 取付具３上の固着点６に回転自在に接続される。図１、図２で固着点６は、取付 具３に対する座部１の傾斜点に近い後下方に示しである。背もたれに頭ささえク ッション１６が設けである。図示するクッションの数は例示に過ぎずこの発明を 限定するものではない。

シリンダ、ピストン・ロッドの相対移動用気体原動力機構が作動して、背もたれ ２が角度αだけ後方へ移動すると、スピゴットＩ２が摺動溝１１の後縁から前縁 へと動かされる。同時に座部の後縁が下降傾斜して座部本体を角度βだけ後方へ 傾斜させる。その結果、使用者に対するクッション１５．１６の正しい位置が保 たれ、かつ、座部も若干後方へ移動するので使用者は一層よい座り心地を経験で きるという利点が得られる。

図示の実施例において、調整型椅子用の特に簡単な傾斜機構が達成される。

気体原動力機構７，８の作動手段は全〈従来通りなので図示していない。

必ずしも気体原動力機構を例えば椅子の下の中央に１個以上設ける必要はなく、 各側部部材に１個の気体原動力機構をＭｆｉｌすることもできる。また、スピゴ ット１２と摺動溝１１とを必ずしも椅子の側部部材に設ける必要がなく、椅子の 両側部部材間のほぼ中間に配置してもよい。

図３〜図５に示す取付具３′は図１、図２のものと構造が若干異なる。特に、シ リンダ７′の固着点６′が、取付具３′に対する座部の傾斜点４′の前方で若干 下側に配置されている。さらに、背もたれの最下端が協動部材１７．１８を具備 している。図示の実施例で、部材１７は実質的な扇形をなし頂点が点５′で静止 取付具３′に枢着している。部材１７にスピゴット１２’　を設け、座部１′の 脇部材２５′内で下後方に傾斜した摺動溝１１’に該スピゴットが摺動係合して いる。気体原動力機構のピストン・ロッド８′の端を部材１７に点９′で固着す る。他方の協動部材１８も扇形形状でその頂点が５′に枢着している。背もたれ ２′は部材１８へ堅固に取り付けられ取付具３′の点５′の周りに旋回自在であ る。部材１１．１８はそれぞれ例えばスピゴットのような係合部材１９．２０を 具備し、スピゴット２０を具備する部材１８がスピゴット１９を越えて回動する のを阻止している。

したがって、背もたれ２′を図３の位置から後方へ傾けるとスピゴット１９．２ ０が係合する。気体原動力機構７′を作動して背もたれ２′　を後方へさらに傾 斜すると、部材１７上の点９′が気体原動力機構のシリンダ７′に接近する。そ こで、溝１１’内のスピゴット１２′が抜溝１１′の上端側へ動き座部１′の後 縁を下方へ傾斜させると同時に座部１′の前縁を傾斜点４′の周りで若干上方へ 傾斜させる。

取付具３′、座部の脇部材４′、溝１１’　、スピゴット１２′。

１９をもつ部材１７、スピゴット２０をもつ部材１８を椅子の両側に配設するこ とはいうまでもない。また、図４、図５に図示のものは純機械的製作上の違いを 除けば図１、図２のものと動作モードが全く同じである。

図６〜図９は図３〜図５の実施例の変形例を示す。図６〜図８の実施例の動作モ ードは図３〜図８に示すものと基本的に同じであるが、スピゴット１９．２０が 機能せず、部材１７と、部材１８を具備する背もたれ２′との協動が、例えば背 もたれ２′の溝２４内を滑動するばね負荷スライド２３と協動する気体原動力機 構２１．２２によって調整される点が相違する。。

図６において、図示の気体原動力機構はそのピストン・ロッド２２が伸びきって スライド２３の自由端と接続している。気体原動力機構の他端であるシリンダ２ １の自由端は点＋９’で部材１７に枢着している。スライド２３とロッド２２と が旋回自在に接続されているので、気体原動力機構が作動すると背もたれ２′が 旋回される。ロッド２２とスライド２３間の角度が支点を通過するとスライドは 溝２４に沿って上方へ移動する。

背もたれが直立位置にあり（図７）気体原動力機構がロックされた状態で、スラ イド２３は溝２４の底部に来る。したがって、座部１′に対する背もたれ２′の 位置が決まる。図８で作動するのは気体原動力機構７’　、８’だけなので座部 １′と背もたれ２′との間の関係は図７に示すようになり、図５で説明したよう に背もたれ２′が後方へ傾斜するのと同時に座部１′の後縁が下方へ傾く。

図９には、図８に示す位置よりもさらに後方へ背もたれ２′が傾斜される仕方を 示す。すなわち気体原動力機構２１゜２２が作動されるとロッド２２がシリンダ ２１内へ動き、気体原動力機構２１．２２が伸長されてスライド２３とほぼ面一 になる。

椅子の座部と背もたれとを上記のように回動することによって、背もたれに対す る使用者の腰部、首部の位置を直立着席位置から寄掛かり着席位置に亘り同じに 保つこと力（できる。

国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．椅子の両側部部材での所で共通の取付具（３；３′）上に互いに相対移動自 在に取り付けられた背もたれ（２；２′）と座部（１；１′）とを有し、座部と 背もたれとの間の動きが案内溝（１１；１１′）内のスピゴット（１２；１２′ ）によって制御され、座部（１；１′）が取付具（３；３′）上の固定点（４； ４′）の周りに傾斜可能に装着されている調整自在椅子において、取付具（３； ３′）が椅子支持体へ堅固に接続され、背もたれ（２；２′）の下方部分（１３ ；１７，１８）が取付具（３；３′）上の固定後方点（５；５′）の周りに傾斜 可能に取り付けられ、前記スピゴット（１２；１２′）が前記後方点（５；５′ ）よりも下方の背もたれの下方部分（１０；１７）から横方向に突出して、座部 （１；１′）の側部部材（２５；２５′）に後下方に傾斜形成された前記案内溝 （１１；１１′）内を摺動し、例えば気体原動力機構のようなそれ自身公知で長 さが任意調整自在な少なくとも１個の機構（７，８；７′，８′）が、前記取付 具（３；３′）上の取付点（６，６′）と背もたれの下方部分（１０，１３：１ ７）の下方点（９，９′）との間にそれ自身公知の接続部を形成し、この機構を 作動するとスピゴット（１２；１２′）を案内溝（１１；１１′）内で移動させ 、背もたれ（２；２′）が後方へ案内されると座部（１；１′）の複線が下方に 傾斜し、背もたれが前方へ動かされると、座部の後縁が上方に傾斜することを特 徴とする調整自在椅子。
2. ２．座部と背もたれとの間の相互角度が、両極位置およびその間の位置で前記機 構によってロック可能であることを特徴とする請求項１の調整自在椅子。
3. ３．前記取付点（６，６′）が前記固定回動点（４，４′）の下方のレベルに置 かれることを特徴とする請求項１または２の調整自在椅子。
4. ４．前記スピゴット（１２，１２′）が前記後方点（５，５′）と前記端点（９ ．９′）との間のレベルに置かれることを特徴とする請求項１〜３のいずれか１ 項の調整自在椅子。
5. ５．取付点（６）が前記固定回動点（４）の後方に置かれることを特徴とする請 求項３の調整自在椅子。
6. ６．取付点（６′）が前記固定回動点（４′）の前方に置かれることを特徴とす る請求項３の調整自在椅子。
7. ７．背もたれ（２′）の下方部分が２部材（１７，１８）を具備し、両部材（１ ７，１８）が実質的に扇形形状をなし各頂点が取付具（３′）上の後方点（５′ ）の周りに回転可能であり、第１部材には案内溝（１１′）内を摺動するスピゴ ット（１２′）が設けられ、第２部材（１８）が背もたれ（２′）に堅固に接続 され、両部材が相互固定されるようになっていることを特徴とする請求項１〜６ のいずれか１項の調整自在椅子。
8. ８．例えばスピゴット（１９）のような第１係合手段を前記第１部材に設け、例 えばスピゴット（２０）のような第２係合手段を第２部材に設けることによって 前記２部材の相互固定を行い、前記係合手段が前記部材の最大相対回動したがっ て背もたれと座部との間の最大角度を制限することを特徴とする請求項７の調整 自在椅子。
9. ９．例えば気体原動力機構のような長さ調整可能な機構（２１，２２）を前記第 １部材に設けることによって前記部材（１７，１８）間の相互固定を行い、気体 原動力機構が背もたれ側上方へ向かい、その上方自由端（２２）が、背もたれの 溝（２４）内を滑動可能なスライド（２３）へ関節状に接続されていることを特 徴とする請求項７の調整自在椅子。
10. １０．スライド（２３）が溝（２４）内でばね負荷されていることを特徴とする 請求項９の調整自在椅子。