JPH05502333A - 金属酸化物バリスタとその製造法 - Google Patents

金属酸化物バリスタとその製造法

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JPH05502333A JP3501624A JP50162490A JPH05502333A JP H05502333 A JPH05502333 A JP H05502333A JP 3501624 A JP3501624 A JP 3501624A JP 50162490 A JP50162490 A JP 50162490A JP H05502333 A JPH05502333 A JP H05502333A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金属酸化物バリスタとその製造法 発明の技術分野 この発明は、ユニークな電気特性を有する金属バリスタとその製造法に関する。
背景技術 金属酸化物バリスタは、たとえば、雪や電気装置のスイッチによって発生するA C電線における過渡的電圧から電気装置を保護するサージアレスタとして有用な 電気特性を有する。IEEE/PESの1989年冬の会合で提出された論文( 題名「分散システムでの金属酸化物アレスター基礎的考察(Metal 0xi de Arresters on Distribution System− FundamentalConsideration )J)において、サクス ハウグ(Sakshaug)らは、サージアレスタとしての金属酸化物バリスタ の使用を議論する。バリスタは、また、液晶表示装置を駆動するために使用でき る。
金属酸化物バリスタは、一般に、非線形の電流−電圧関係を示し、この関係は、 式1= (V/C)“によって表現できる。ここに、■はバリスタ材料によって 隔てられる2点の間の電圧であり、■は、その2点の間を流れる電流であり、C は定数であり、α(アルファ)は、バリスタ非線形性の尺度である。αは、次の 式で計算できる。
a=log (12/I+)/10g (V2/Vl)ここに、Vlどv2は、 それぞれ、tia T +とI2でのバリスタの電圧である。金属酸化物バリス タは、一般に、酸化亜鉛と少量の他の金属酸化物とからなり1、典型的には、2 0より大きなα値を有する。
もしバリスタに印加される電圧が臨界値(バリスタスイッチング電圧)より小さ ければ、バリスタは本質的に絶縁体であり、小さなリーク電流のみが流れる。リ ーク電流により発生する熱を原因とするバリスタの経時劣化を防止するために、 バリスタを流れる電流は、できるだけ小さいことが望ま(、い。もしバリスタに 印加される電圧がバリスタスイッチング電圧より小さければ、バリスタ抵抗は、 小さい値に落ち、大電流が流れることが可能になる。スイ・ノチング電圧以上の 電圧では、バリスタを通る電流は、印加電圧の小さい値で大きく変わり、バリス タの電圧は、狭い値の範囲に有効に制限される。この電圧制限作用すなわち電圧 クランプ作用は、αの値が大きいほど増大される。また、バリスタは、高エネル ギー処理性能を有することが望ましい。すなわち、バリスタは、加えられる可能 性のある最大エネルギーを吸収できねばならない。エネルギー吸収性能は、矩形 波電流がバリスタに2000eイク口秒加えられたときの電流、電圧および時間 の積として計算てきる。バリスタの他の好ましい電気的性質は、大電流パルス印 加後の低リーク電流、小さなACワット損失温度係数、および、大電流パルス印 加後のA、Cワット損失の小さな%変化である。
1/イケム・コーポレー/ヨンによる国際特許出願第WO38102921号( 1988)(その開示は、引用によりここに組み込まれる)は、他の特性の中で も高エネルギー処理性能を有するバリスタと、バリスタを製造するための先駆物 質の製造法を開示する。
ユニで発見された新規なバリスタは、リーク電流が小さく、高度に非線形的てあ り、所望の電圧てクランプし、大電流パルスの印加の後でリーク電流が小さい。
さらに、このバリスタは、ACワット損失の温度係数が小さく、大電流パルスの 印加の後でACワット損失の%変化が小さい。
本発明の1つの見地ては、バリスタは、主要バリスタ金属酸化物、約1〜約30 ppmの量のアルミニウム、約01〜約05モル%のヒスマス、約01〜約15 モル%のアンチモン、約01〜約]モル%のクロム、約01〜約1. 0モル% のマンガン、約01〜約2.0モル%のコバルト、および、約O〜約1. 0− rニル%のホロンからなり、上記の各元素は、酸化物の形で存在し、DCリーク 電流が〜Inm/+、J’の80%で1.0XIO−7A、/cm”より小さい 。
好ましい実施例ては、バリスタは、上記の主要ノ\リスタ金属酸化物として酸化 亜鉛を有する。他の好ましい実施例では、バリスタは、240OA/cm2の電 流インパルスの後でのDCリーク電流が5XIO−’より小さい。別の実施例で は、バリスタのACワ・ソト損失温度係数がV Inn/cm”の80%で3. 0より小さい。さらに他の好ましい実施例では、バリスタのACワット損失温度 係数の%変化が2400A/cm”の電流インパルスの後で50%より小さい。
本発明の他の見地では、少なくとも1つの主要ノくリスタ金属酸化物および1以 上の付加的金属酸化物からなり、DCリーク電流がVl 1’l m / 71 1 ”の80%で1.0XIO−7A/cm2より小さいバリスタ金属酸化物バ リスタの製造法は、 (a) 付加的金属酸化物の少なくとも1つの可溶性先駆物質の約25モル%( 付加的金属酸化物と主要金属酸化物とに基づいて)までの水溶液を形成し、 (b) 上記の水溶液に、約5ミクロンまでの平均粒子径の少なくとも]つの主 要金属酸化物粉末を約75モル%まで混合して、水溶液中に主要金属酸化物の懸 濁液またはスラリーを形成し、(C) この懸濁液またはスラリーに十分な量の 沈殿剤を加えて、1以上の溶かされた付加的金属酸化物の先駆物質を、酸化物ま たは含水酸化物に転化させ、上記の水溶液からの沈殿を上記の主要金属酸化物の 存在の下で酸化物または含水酸化物の形に転化させ、(d) 上記の主要金属酸 化物粉末の歴濁液と付加的金属酸化物または含水酸化物から水と副産物の塩を除 去し、(e) 上記の粉末と沈殿物を乾燥し、金属酸化物バリスタの先駆物質粉 末を作成し、 (f) 上記の先駆物質粉末を、0.3インチ以下の厚さの所望の形の生素地に 成型し、 (g) この生素地を焼成して、0,5モル%以下のビスマスを有し、V 1. 、*7rm”の80%て1.’0X10−7A/cm2より小さイDCリーク電 流を有するバリスタを生産する諸工程からなる。
好ましい実施例とベストモードの説明 本発明のバリスタは、1つの主要バリスタ金属酸化物、約1〜約30ppmの量 のアルミニウム、約01〜約05モル%のビスマス、約0.1〜約1.5モル% のアンチモン、約01〜約1モル%のクロム、約0. 1〜約1.0モル%のマ ンガン、約0.1〜約20モル%のコバルト、および、約O〜約1.0モル%の ボロンを有し、これらの各元素は、酸化物の形で存在する。好ましい成分範囲は 、約10〜約20ppmのアルミニウム、約01〜約0゜5モル%のビスマス、 約03〜約075モル%のアンチモン、約0. 1〜約05モル%のクロム、約 01〜約05モル%のマンガン、約05〜約15モル%のコバルト、および、約 0〜約01モル%のボロンである。このバリスタは、さらに、約0〜約1モル% のシリコンと約O〜約2モル%のニッケルを有していてもよい。
バリスタの電流−電圧特性は、3段階て測定できる。小電流測定では、コンピュ ータで制御されたオペレー/ヨナル・アンプが、電流計で測定される試料を流れ る電流が1mAになるまて試料へのDC電圧を上げるために用いられる。1mA /cm2の電流がバリスタを流れるときの電圧が、以下で「スイッチング電圧」  (■、□7゜。
2)と呼ばれる。第2段階で、単独の60HzのAC3角波が印加される。バリ スタを通る電流は、10Ωのシャント抵抗で電圧を発生し、生じた電流−電圧波 形は、オランロスコープ上にとらえられる。最後に、電圧を増加する容量性放電 パルスが印加され、電流が、01Ωのシャント抵抗を用いて監視され、10MH zのサンプリング速度でオランロスコープ上にとらえられる。電圧と電流の読取 は、ピーク値て行われる。典型的には、全部て100の電流−電圧点が1個の試 料ごとにとられる。DCリーク電流は、バリスタの「スイッチング電圧」の80 %の電圧で1cm2のバリスタを通る電流として定義される。240OA/cm 2の電流パルス(8X 20μs)が、容量性放電によってハフエリ(Hae  f e 1 ey)インパルステスタ(PC6−288型)から発生される。2 40OA/cm2のインパルスの後のリーク電流は、インパルスに対し逆の極性 で測定される。ACワット損失の温度係数は、25℃でバリスタによって消費さ れるワットに対する115℃で消費されるワットの比であり、両ワット損失値は 、バリスタのスイッチング電圧の08倍のピークAC電圧で決定される。ACワ ット損失の変化は、(W2 W+) /W+ X 100%に等しい。ここに、 Wlは、焼結状態でのACワット損失てあり、W2は、240OA/cm2のイ ンパルスの後のACワンド損失であり、両方のワット損失値は、25℃で、バリ スタのスイッチング電圧の0.8倍で決定される。 本発明の好ましいバリスタ は、DCリーク電流がV1□10□′の80%で10xlo”A/cm2より小 さく、さらに好ましくは、5X10−8A/am”より小さい。240OA/c m2の電流インパルスの後のDCリーク電流は、好ましくは5 X 10−’A / c m2より小さい。好ましくは、ACワット損失温度係数がV 1+s  m /・・2の80%で3.0より小さく、より好ましくは、25より小さい。
好ましくは、ACワット損失温度係数の%変化が2400A/cm2の電流イン パルスの後で50%より小さく、さらに好ましくは、10%より小さい。本発明 のバリスタは、lXl0−7と約lX10−’A/cm2の電流値の間で4のオ ーダーにわたって少なくとも約50のαの値を有する。好ましくは、αは、1× 10−7と約lXl0−3A/cm2の間の電流値の4のオーダーにわたって少 なくとも65である。
本発明のバリスタは、 (a) 付加的金属酸化物の少なくとも1つの可溶性先駆物質の約25モル%( 付加的金属酸化物と主要金属酸化物とに基づいて)までの水溶液を形成し、 (b) 上記の水溶液に、約5ミクロンまでの平均粒子径の少なくとも1つの主 要金属酸化物粉末を約75モル%まで混合して、水溶液中に主要金属酸化物の懸 濁液またはスラリーを形成し、(C) この懸濁液またはスラリーに十分な量の 沈殿剤を加えて、1以上の溶かされた付加的金属酸化物の先駆物質を、酸化物ま たは含水酸化物に転化させ、上記の水溶液からの沈殿を上記の主要金属酸化物の 存在の下で酸化物または含水酸化物の形に転化させ、(d) 上記の主要金属酸 化物粉末の懸濁液と付加的金属酸化物または含水酸化物から水と副産物の塩を除 去し、(e) 上記の粉末と沈殿物を乾燥(1、金属酸化物バリスタの先駆物質 粉末を作成し、 (f) 上記の先駆物質粉末を、03インチ以下の厚さの所望の形の生素地に成 型し、 (g) この生素地を焼成して、05モル%以下のビスマスを有し、vlna/ cn”の80%で1. OX 10−7A/ c m2より小さいDCリーク電 流を有するバリスタを生産する諸工程により製造される。
この方法は、所望の平均粒子径の酸化亜鉛と所望の平均粒子径の付加的金属酸化 物を有し、酸化亜鉛の粒子の間での付加的金属酸化物粒子の所望の分散を実現し た金11E酸化物先駆物質粉末を製造する制御可能な手段を提供する。基本的見 地では、この方法は、溶解可能な形状の付加的金属を水溶液に溶かす工程、この 溶液に酸化亜鉛粉末を添加し懸濁液またはスラリーを形成する工程、酸化物また は含水酸化物の形状の付加的金属を、懸濁液またはスラリーに存在する不可溶性 酸化亜鉛粉末の粒子の上に直接にまたはそれらの間に沈殿する工程を有する。次 に、大部分の水は除去され、副産物の塩は、得られた粉末から洗われ、洗った水 の大部分は除かれて、湿った粉末が残される。得られた粉末は、乾くまで乾燥さ れて所望の粒子径まで機械的に砕くことも可能であるけれども、本発明の十分な 長所は、得られた粉末が湿ったままであって、スプレー乾燥または冷凍乾燥で乾 燥されるときに実現される。水が除去されたときに残っている上記の湿った粉末 の集りは、乾燥のために分散可能なままにあるときは、スラリーの形であっても よいし、また、湿ったケーキの形てあってもよい。次に、この湿った粉末の集り は、通常の付加的物質と、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ダ ーバン(Darvan)rcJ解凝集剤などの処理剤とともに、液体媒体(通常 は水)に分散さねて、スプレー乾燥に適した分散を作る。
スプレー乾燥で得られた粉末は、自由に流れ、先に概略を説明した所望の性質を 示し、とくに、小さい付加的金属酸化物粒子が、より大きな酸化亜鉛粉末の間に 等しく分散されるという性質を示す。
金属酸化物バリスタ前駆物質粉末の製造のよい制御が、本発明の方法の諸変数を 用いて実行できる。酸化亜鉛粉末は、所望の粒子径と池の所望の性質または特性 を与えるいずれかの通常の機械的、化学的または沈殿の方法を用いて製造できる 。所望の酸化亜鉛粉末が、二の方法に用いるために選択されると、機械的処理が ないので、スプレー乾燥や他の乾燥法で粒子の凝集は起ニリうるが、粉末の平均 粒子径は、本発明の方法により大きくは変化しない。しかし、そのような凝集は 、付加的金属酸化物と酸化亜鉛粒子との相対的粒子径、すなわち、小さな付加的 金属酸化粒子のより大きな酸化亜鉛粒子の間での分散に影響しない。
付加的金属酸化物の平均粒子径は、付加的金属酸化物または含水酸化物の酸化亜 鉛粒子の上へまたは酸化亜鉛粒子の間への製造の間に、出発溶液内の付加的金属 酸化物の可溶性前駆物質の選択と濃度、反応速度、沈殿剤の選択と添加率、沈殿 速度、温度、pH1可溶性付加的金属酸化物前駆物實の付加的金属酸化物または 含水酸化物への転化の間に用いられる混合と他の条件、付加的金属酸化物または 含水酸化物の酸化亜鉛粒子の上または酸化亜鉛粒子の間への沈殿の間に用いられ る混合と他の条件によって制御できる。懸濁液またはスラリーとして溶液内に存 在する非可溶性の酸化亜鉛粉末の量、すなわち、酸化亜鉛の%固体は、また、反 応と沈殿の間に、平均粒子径と、付加的金属酸化物粒子の酸化亜鉛粒子の上また は間への分散に影響する。少量の酸化亜鉛が溶液に溶け、残りの酸化亜鉛が溶け ず、溶液内での所望の懸濁またはスラリーを形成することが認識される。溶液に 溶ける酸化亜鉛の量は、溶液のpHへの影響の観点を除いて、大きくはない。
溶液が十分に混合され、溶液中の酸化亜鉛粉末の分散、懸濁またはスラリーが少 なくとも沈殿中に、好ましくは付加的金属酸化物または含水酸化物の転化と沈殿 の間に、実質的に一様に保持されたならば、付加的金属酸化物粒子の酸化亜鉛粉 末の間での所望の一様な分散は、本発明の方法から本質的に生じる。多くの場合 、酸化亜鉛粉末が十分混合され、付加的金属酸化物または含水酸化物の転化と沈 殿の間に分散することを確実にするために、ダーバンCのような分散剤をもちい ることが望ましい。水と沈殿から生じる副産物の塩を除去するとき、多くの場合 、得られた湿った金属酸化物バリスタ前駆物質粉末の集りを完全に乾燥すること を避けることが望ましい。
もし得られた湿った粉末の集りが乾燥されすぎると、粉末は、固体凝集やケーキ を形成することがあり、次に、粉砕と機械的手段によるふるいとが必要になる。
ある場合には、そのような機械的処理は許容されるが、多くの場合には、そのよ うな機械的処理は、前駆物質の粉末の所望の一様性を与えない。塩や反応と沈殿 の種々の副産物が除去され、水が抽出されるとき、得られた湿った粉末の集りを 、スプレー乾燥または他の実質的に等しい乾燥法、たとえば冷凍乾燥に適した液 体媒体に直ちに分散可能な形に保つことのみが望ましい。
湿った粉末の集りは、普通は、水を加えて約25〜60%固体のスラリーを生成 しポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、解凝集剤などの処理補助剤 を用いることにより通常のスプレー乾燥法のために製造される。スラリーは、通 常のスプレー乾燥装置の上でスプレー乾燥でき、上に概略を説明した所望の性質 を有する乾いた自由に流れる金属酸化物バリスタ前駆物質の粉末を製造する。任 意の適当なスプレー乾燥法、冷凍乾燥法または池の乾燥粉末製造法か、湿った粉 末の集りから最終的な乾いた自由に流れる金属酸化物バリスタ前駆物質の粉末を 製造するために使用できる。この方法の議論と説明において、酸化亜鉛への言及 は、バリスタのための主要金属酸化物を言及するためになされたものであって、 本発明は、付加的金屑酸化物ドーパントとともに適当にドープされるときにバリ スタの性質を示す任意の主要バリスタ金属酸化物に同様に適用できることが理解 される。そのような主要バリスタ金属酸化物は、酸化亜鉛(ZnO)、酸化チタ ン(T i 02) 、酸化ストロンチウム(SrO)、チタン酸ストロンチウ ム(SrTiO2)およびそれらの混合物を含むが、それらに限定されない。
付加的金属または付加的金属酸化物への言及は、主要金属酸化物のためのドーパ ントまたは主要金属酸化物との焼結補助剤として使用できるバリスタのための任 意の主要金属酸化物を含むように意図されることが理解される。これらの付加的 金属酸化物は、Al2O3゜B、03.Bad、B】、03.Coo、Coo、 Co30.、Cr2O3゜Fed、In2O3,に20.MgO,Mn2O3, Mn30.、MnO2゜Nip、PbO,Pr2O3,5b20.、SrO2, S n O,S n 02゜SrO,Ta205. Tiozおよびそれらの混 合物を含むが、これに限定されない。さらに、バリスタにおいて知られている種 々の他の付加物を含んでもよい。
主要金属酸化物と付加的金属酸化物の比率は、一般に、約75モル%から約99 モル%まての範囲の主要金属酸化物と約1モル%から約25モル%までの範囲の 付加的金属酸化物であり、好ましくは、約90モル%から約98モル%までの範 囲の主要金属酸化物と約2モル%から約10モル%までの範囲の付加的金属酸化 物である。好ましい付加的金属酸化物は、酸化ビスマス(Bi203)であり、 通常約01モル%から約4.0モル%までの範囲の量で存在し、通常数の種々の 金属酸化物とともに存在する。特に好ましいのは、酸化ビスマスとともに、少な くとも酸化マンガン(M n O2) 、酸化クロム(Cr203)、酸化コバ ルト(CO304) 、酸化ボロン(BZOS)、酸化スズ(SnOまたは5n o2)、酸化アンチモン(Sb203)、酸化アルミニウム(Al□03)およ びそれらの混合物から選択された1種以上の物質を用いることである。
この好ましい方法では、付加的金属酸化物は、所望の付加的金属の河水溶性の形 である可溶性の付加的金属酸化物前駆物質から作られる。これらの前駆物質は、 硝酸塩、炭酸塩、塩化物、酢酸塩などである。所望の量の付加的金属酸化物また は含水酸化物が酸化亜鉛粒子の上にまたは間に沈殿できるように、付加的金属酸 化物前駆物質は、他の可溶性の金属酸化物前駆物質の存在の下で、かつ、分散さ れ、懸濁されまたはスラリーにされた酸化亜鉛粉末の存在の下で、溶液中で十分 に可溶性でなけねばならなし)。可溶性の付加的金属酸化物の例には次のような ものかある。たとえば、ビスマスに対して、希硝酸に溶かしたB i (NOa ) 3・5H20、またはB iso (OH)Q CN03) 4 :アンチ モンに対して、5bC13またはK(Sl)O)C,1−t406・H2C,コ バルトに対して、Co (NO3)2・6B20;マンガンに対して、Mn ( C2H302)、−4F+20+鉛に対して、Pb(C2Hi○2)2.クロム に対して、Cr cNo:1)3−9)−120、アルミニウムに対して1.へ l (NCh) 3・9 H20゜所望量の付加的金属酸化物を沈殿の前に酸化 亜鉛粉末の上に生成する所望の1度で水溶液に含まねる可溶性金属酸化物前駆物 質の選択は、本発明の原理とここに開示される例と実施例に従って、当業者にと って明らかである。
ある場合には、1以上の可溶性付加的金属酸化物前駆物質を溶液に溶かし、主要 金属酸化物粉末を添加して懸濁液またはスラリーを形成し、付加的金属酸化物ま たは含水酸化物を転化し沈殿し、次に、1以上の他の可溶性付加的金属酸化物を 溶液(スラリー)に溶かし、付加的金属酸化物または含水酸化物を転化し沈殿す ることが好ましい。そのような一連の付加的金属酸化物前駆物質の導入と、付加 的金属酸化物または含水酸化物の上記の主要金属酸化物粒子の上または間への転 化と沈殿は、所望の数だけ繰り返される。また、ある場合には、酸化亜鉛粉末ま たは池の主要金属酸化物粉末の添加は、たとえばpH変化を起こすことによって 、転化と沈殿または少なくとも1以上の付加的金属酸化物または含水金属酸化物 の沈殿を起こさせる。この過程は、付加的金属酸化物または含水酸化物を形成お よび/または沈殿できる速度のために、使用が好ましく、特に連続過程のために 好ましい。
可溶性の付加的金属酸化物前駆物質の溶液に添加された酸化亜鉛粉末のような主 要金属酸化物粉末は、所望の平均粒子径や池の性質(粒子径分布、表面積5密度 など)を備えた任意の主要金属酸化物粉末であってよい。主要金属酸化物粉末に おいては、不純物の量、特に水溶液の形成と維持、主要金属酸化物粉末の上また は間へ、の付加的金属の沈殿、プレスされた粉末の焼結または焼結の間の結晶粒 成長、または、バリスタの焼結の間に形成された主要金属酸化物の結晶粒の間で の結晶粒界の形成に干渉する任意の不純物の量が極小でなければならない。
最も使用され一般に好ましい主要金属酸化物粉末は酸化亜鉛である。一般に、主 要金属酸化物粉末では、平均粒子径は、好ましくは約0101ミクロンから約5 ミクロンまでの範囲、さらに好ましくは約01ミクロンから釣2ミクロンまでの 範囲、さらに好ましくは約01ミクロンから約1ミクロンまでの範囲である。
付加的金属酸化物または含水酸化物の沈殿の間での溶液中の主要金属酸化物粉末 の%固体は、一般に、約1wt%から約5 Q w t%の間、好ましくは約5 wt%から約4 Q w t%までの間、さらに通常量も好ましくは、約]、O W↑%から約3Qwt%まての間である。
溶液中に存在する主要金属酸化物粉末固体の濃度は、一様に均等に分布するよう に沈殿が起こるための付加的金属酸化物または含水酸化物のための十分な密度ま たは位置を与えることができるほど十分高くなければならない。
付加的金属酸化物または含水酸化物の主要金属酸化物中の一様な分布を保証する ために、付加的金属酸化物または含水酸化物の沈殿の間に分散液、懸濁液または スラリーの十分な混合や撹拌を維持することが重要である。前に説明したように 、混合と沈殿の間での十分に一様な懸濁またはスラリーの維持を助けるために、 分散剤を用いることが望ましい。%固体と混合の程度は、得られた付加的金属酸 化物粒子の粒子径を制御するために使用できる。もし主要金属酸化物粉末の%置 体が小さすぎるならば、または、溶液中の懸濁またはスラリーの混合の程度が不 十分であるならば、付加的金属酸化物または含水酸化物は、所望より大きい粒子 を形成することが有り得るし、大きな主要金属酸化物粒子の間での小さな付加的 金属酸化物または含水金属酸化物の所望の一様な分布よりは凝集を起こすことが ある。
「沈殿剤」は、溶液に溶解した可溶性付加的金属酸化物前駆物質を金属酸化物ま たは含水酸化物に転化させ、水溶液に懸濁されまたはスラリーにされた主要金属 酸化物粒子の存在の下で、主要金属酸化物粒子の上または間に沈殿させる任意の 適当な材料または材料の組み合わせをいう。適当な沈殿剤の選択は、水溶液に存 在する特定の溶解した可溶性の付加的金属酸化物前駆物質、溶液内の付加的金属 酸化物前駆物質の濃度、溶液のpH1主要金属酸化物粉末の%固体などの他の因 子に依存する。p)(の調整は、通常、開始速度、転化および沈殿を制御する最 も便利な方法である。1つの沈殿剤が1以上の可溶性付加的金属酸化物前駆物質 を転化および/または沈殿し、他の沈殿剤が他の1以上の可溶性付加的金属酸化 物前駆物質を転化および/または沈殿する場合には、材料の組み合わせが必要で ある。一般に、沈殿剤は、入H40H1\Ra OH、Na OHなどの水溶性 の有機塩基または無機塩基である。沈殿剤は、可溶性金属酸化物前駆物質の金属 酸化物または含水酸化物への適当な転化と金属酸化物または含水酸化物の沈殿と を促進するために、pH改質剤またはpHバッファを含んでいてもよいし、それ 自身溶液のpHを調整できてもよい。多くの溶液において、酸化亜鉛粉末それ自 身が転化し、時には溶液のpHを緩衝することが観察される。
注意すべきことは、ある場合には、沈殿剤それ自身は、金属酸化物または含水酸 化物の沈殿を起こさせず、可溶性金属酸化物前駆物質の金属酸化物または含水酸 化物の形への転化のみを起こし、金属酸化物または含水酸化物は、次に、水の除 去、pHの変化などの他の変化により沈殿することである。ある場合には、水が 除去されるか他の材料が添加されるまで転化などは起こらないことがある。
「含水酸化物」という言葉は、ここでは、水の除去により酸化物に転化され得る 化合物または材料を!味するために用いられる。この含水酸化物は、含水化合物 、水酸化物などの形を含む。ここでの含水酸化物は、セ濁液またはスラリーから の水の除去の間、スプレー乾燥または冷凍乾燥の間などの粉末の乾燥その他の工 程の間、プレスまたはバリスタを形成する粉末の焼結の間などの、どの段階でも 酸化物に転化してよい。この好ましい工程を実施するためにはか焼は通常は必要 ではないけれども、このことは、金属酸化物/Xリスク前駆物質粉末の乾燥、プ レス、焼結その他の処理の間での酸素の吸収またはもし所望ならば別の工程での 前駆物質粉末のか焼を除外しない。
沈殿剤の転化が終わり転化が実行されると、水は、通常は、濾過、沈殿、デカン テーション、遠心分離または池の通常の液体一固体分離手段によって除去される 。固体は、次に、洗われ、転化反応の塩などの副産物を除去する。好ましい水除 去、不純物および反応副産物の洗いだしの方法は、濾過である。
得られた固体は、この時点て乾燥される。しかし乾燥し過ぎは、通常は、堅いケ ーキまたは凝集物を生じ、バリスタを形成するためのプレスの前にバリスタ前駆 物質の粉末を形成するために引き続いて粉砕、ふるいなどの機械的処理が必要に なる。これは、ある用途には十分であるが、一般的に好ましい一様な粒子を生産 できない。
水および反応副産物の除去の後で残る固体は、粒子を凝集させ続く粉砕などの機 械的処理が必要となる程度にまで乾燥しないことが一般的に望ましい。固体は、 好ましくは、粉砕せずに粒子が液体媒体中に分散され、懸濁されまたはスラリー にてきるように、十分湿って保たれる。そのように分散できる湿った同体を、こ こで湿った粉末と言う。湿った粉末は、好ましくは、通常のスラリーからスプレ ー乾燥され、または通常の方法で冷凍乾燥され、乾いた自由に流れる粉末を形成 する。他の粉末乾燥法を用いてもよい。
自由に流れる粉末を用いることは、すべての場合に必要ではない。
しかし、粉末は、バリスタを形成するために通常機械的プレスでプレスされる程 度に十分乾いていなければならず、その水成分は、焼結中の水の揮発がバリスタ に構造的な損傷を起こさない程度に十分少なくなければならない。一般的に、5 重量%、好ましくは]重量%より少ない水成分が望まれる。
この好ましい方法で生産された金属酸化物バリスタ前駆物質の粉末は、付加的金 属酸化物の相対的に小さな粒子が酸化亜鉛などの主要金属酸化物の相対的に大き な粒子の間に一様に分布するので特にユニークである。
付加的金属酸化物を含む主要金属酸化物の粉末のスジ1ノー乾燥の後で、得られ た金属酸化物バリスタ前駆物質の粉末は、通常は、自由に流れる乾いた粉末であ って、通常のプレスを用いて適当な形状に、バリスタや通常のまたは他の希望の 大きさと形状の希望の部品を形成するための通常の圧力でプレスできる。このプ レスされた物は、次に、この方法で得られた個々の金属酸化物バリスタ前駆物質 粉末に適した温度で焼結される。
希望の小さf、;DCリーク性質を得るために、本発明のバリスタは、焼結の間 に揮発性酸化ビスマスの必要な量が除去できる程度に十分に薄くなければならな い。完成されたデバイスは、約01%と約05%の間のビスマスを含んでいるへ きである。一般に、このことは、プレスされた生素地円板の厚さが03インチを 越えないこと、好ましくは01インチを越えブ;いことを必要とすることがわか った。
このバリスタは、100OVより小さい、好ましくは300■より小さい、比較 的小さなスイッチング電圧を有する。
一般に、この方法は、通常の金属酸化物バリスタ前駆物質粉末より実質的に低温 で焼結できる金属酸化物バリスタ前駆物質粉末を生産することがわかった。たと えば、多くの場合に、本発明の方法で生産された粉末は、900〜1000℃の 範囲で焼結できるが、しかし、粉末組成、粒子径、および、得られる焼結バリス タにおいて希望される池の性質に依存して、750℃の低温で、また、1500 ℃の高温で焼結できる。一般に、焼結温度がより高いときは、最終的なバリスタ 製品において多くの場合に好ましくない結晶粒成長を起こすので、より低い焼結 温度が、本方法により製造された金属酸化物バリスタ前駆物質粉末にとって特に 有用であることが分かった。また、より低い温度は、温度上昇後の焼結での揮発 により失わわる酸化ヒスマスなどの化合物の出発量をより少なくできる。
900〜1000℃の範囲での好ましい焼結温度は、多くの場合に適当であり、 焼結されたバリスタにおける最適な結晶粒径と結晶粒界性質をもたらす。好まし い焼成と焼結のスケジュールの1例は、次の通りである。0.0750インチの 厚さのべ1ノントに対し、500Cから125℃への1時間の加熱、275℃へ の3時間の加熱、1100℃への3時間以上の加熱、および、1100℃での6 時間の保持。
本方法の金属酸化物バリスタ前駆物質粉末組成から製造された焼結バリスタは、 ユニークな電気的性質を示す。この電気的性質は、主に、主要金属酸化物粒子の 間での小さな付加的金属酸化物粒子の一様な分布、焼結中の一様な結晶粒成長、 一様な結晶粒界性質、焼結中の揮発によりビスマスの主要部分の損失を可能にす る十分薄い円板の使用から生じたものであると考えられる。
本発明のバリスタは、通常の方法で、たとえば銀ペイント電極、焼成銀インクな どの酸化亜鉛ノ\リスタに使用される電極が設けらねる。他の有用な電極には、 インジウム−バリウム共融体電極、アルミニウム電極、亜鉛電極を含む。通常の 表面作成、被覆、/<ソノベーノヨン被覆、および他のバリスタの電極作成に通 常用いられる付加物または材料は、本発明のバリスタに使用できる。また、バリ スタは、リードとともにエポキシ内に入れることができる。
本発明のバリスタから作られたデバイス、たとえば液晶などの表示のためのドラ イバ、回路保護などは、通常の材料を用いた通常の配置で構成できる。
本発明をより良く説明するために、以下の例が与えられる。
例1 この例は、本発明のバリスタ成分の製造を説明する。
酸化亜鉛と3酸化アンチモンのスラリーは、78.93g (0゜97mol) のZn○と0.729g (5,0mmol)の5b203とを、079gのグ ーバフ0分散剤を含む273mLの水に分散して製造された。撹拌とともに、1 2.84mLの水酸化アンモニウムがスラリーに添加された。硝酸ビスマスの溶 液が、446mLの濃硝酸と8.92mLの水との混合液に4.90g (10 mmol)のB i (NOs) 3を溶かすことにより他の容器に製造された 。この溶液は、追加の287mLの水でゆっくりと希釈された。
この希釈溶液に、2.910gのCo (NO3)2 (10mmo l)、1 .000g (2,5mmol)のCr (NO3) s、0.865g(2, 5mmol)のMn (NOり2の50%水溶液および00038g (0,O lmmol)のA I (NO3) aが添加された。このZn○/5b203 スラリーと硝酸化物と含む溶液とは、次に、「T」反応器を通って撹拌される容 器内に、それぞれ60mL/minでくみ出され、これによりドーパントである 含水酸化物の共沈が起こされた。スラリーは10分間撹拌され、次に、ブフナー ろとを通して濾過された。フィルターケーキは、水バインダー(3wt%溶液) 内に再分散され、余分の水は、スラリーを乾燥まで蒸発することにより除去され たつ乾いた粉末は、粉砕され、60メ・2.ツユのふるいを通して分類された。
075インチ直径の0.0フインチ厚の大きさの円板は、40001b/in2 てプレスされ、次のように焼成されたe50’cから125°Cへの1時間の加 熱、次に275℃への3時間の加熱、次に1100°Cへの3時間の加熱、6時 間の保持、最後に100℃まで9時間の冷却。この焼成スケジュールの後で、円 板は、次のようにアニールされる。50°Cから600℃へ2時間の加熱、4時 間の保持、次に、100℃へ5時間の冷却。円板は、電極が設けられ、試験され た。
これらのバリスタについての試験結果は、後の表1に、試料A1試料Bとして示 される。焼成された物体の化学分析は、0.23モル%のビスマスを含むことを 示した。
例2 この比較例において、本発明によらないバリスタ成分が製造された。
バリスタ試料は、943%Zn、3%Bi、1%Sb、 0. 5%Co、Mn およびCr、0.2%Bおよび10ppmAIの粉末成分(モル%)を除いて、 例1に説明されたのと同様に製造された。
焼成された物体の化学分析は、19モル%のBiを含むことを示した。B1の量 が増大した二の組成は、より大きなりCリーク電流、より小さなアルファ、電流 インパルスの後での悪いDCリークとAC損失安定性、より大きなACワット損 失温度係数を生じる。この材料の電気試験データは表1に試料Cとして示される 。
例3 これもまた、本発明てはなく、従来のバリスタを用いた比較例である。
3個の市販のバリスタは、例1のバリスタと同様な直径とスイッチング電圧を持 つものが選ばれた。これらのバリスタは、試験され、例1のバリスタと比較され た。その結果は、表1に示される。試料りは、ノエネラルエレクトリック社製の バリスタGE〜’130LAIOAである。試料Eは、シーメンス社製のS14 に130である。
試料Fは、パナソニンク社製のS]、4に201Uである。
表1を膠解して、本発明のバリスタ(試料A、B)は、一般に、より小さなりC リーク電流、より大きなアルファ、電流インパルスの後てのより小さなりCリー ク電流(試料B)、より小さいACワット損失温度係数、4へCワット損失のよ り小さな変化を示すことが分かる。
要約書 1つの主要バリスタ金属酸化物、約1〜約30ppmの量のアルミニウム、約0 1〜約05モル%のビスマス、約01〜約15モル%のアンチモン、約01〜約 1モル%のクロム、約0.1〜約10モル%のマンカン、約01〜約2.0モル %のコバルト、および、約O〜約1.0モル%のボロンからなるバリスタ。上、 記の各元素は、酸化物の形で存在し、DCリーク電流がV It*h7tn?の 80%て1. OX 10−7A/ cm、”より小さい。
国際調査報告 国際調査報告 SA 43067 う □ □

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1つの主要バリスタ金属酸化物、約1〜約30ppmの量のアルミニウム 、約0.1〜約0.5モル%のビスマス、約0.1〜約1.5モル%のアンチモ ン、約0.1〜約1モル%のクロム、約0.1〜約1.0モル%のマンガン、約 0.1〜約2.0モル%のコバルト、および、約0〜約1.0モル%のボロンか らなり、上記の各元素は、酸化物の形で存在し、DCリーク電流がV1m■/c m2の80%で1.0×10−7A/cm2より小さいバリスタ。
  2. (2)上記の主要バリスタ金属酸化物が、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ストロン チウム、チタン酸ストロンチウムおよびそれらの混合物からなる1群から選択さ れること特徴とする請求の範囲第1項に記載されたバリスタ。
  3. (3)上記の主要バリスタ金属酸化物が酸化亜鉛からなる請求の範囲第1項に記 載されたバリスタ。
  4. (4)2400A/cm2の電流インパルスの後でのDCリーク電流が5×10 −6OA/cm2より小さい請求の範囲第1項に記載されたバリスタ。
  5. (5)ACワット損失温度係数がV1m■/cm2の80%で3.0より小さい 請求の範囲第1項に記載されたバリスタ。
  6. (6)ACワット損失温度係数がV1m■/cm2の80%で2.5より小さい 請求の範囲第4項に記載されたバリスタ。
  7. (7)ACワット損失温度係数の%変化が2400A/cm2の電流インパルス の後で50%より小さい請求の範囲第4項に記載されたバリスタ。
  8. (8)上記の%変化が10%より小さい請求の範囲第6項に記載されたバリスタ 。
  9. (9)約10〜約20ppmのアルミニウム、約0.1〜約0.5モル%のビス マス、約0.3〜約0.75モル%のアンチモン、約0.1〜約0.5モル%の クロム、約0.1〜約0.5モル%のマンガン、約0.5〜約1.5モル%のコ バルト、および、約0〜約0.1モル%のボロンを有する請求の範囲第1項に記 載されたバリスタ。
  10. (10)少なくとも主要バリスタ金属酸化物および1以上の付加的金属酸化物か らなり、DCリーク電流がV1m■/cm2の80%で1.0×10−7A/c m2より小さい金属酸化物バリスタの製造注であって、 (a)付加的金属酸化物の少なくとも1つの可溶性先駆物質の約25モル%(付 加的金属酸化物と主要金属酸化物とに基づいて)までの水溶液を形成し、 (b)上記の水溶液に、約5ミクロンまでの平均粒子径の少なくとも1つの主要 金属酸化物粉末を約75モル%まで混合して、水溶液中に主要金属酸化物の懸濁 液またはスラリーを形成し、(c)この懸濁液またはスラリーに十分な量の沈殿 剤を加えて、1以上の溶かされた付加的金属酸化物の先駆物質を、酸化物または 含水酸化物に転化させ、上記の水溶液からの沈殿を上記の主要金属酸化物の存在 の下で酸化物または含水酸化物の形に転化させ、(d)上記の主要金属酸化物粉 末の懸濁液と付加的金属酸化物または含水酸化物から水と副産物の塩を除去し、 (e)上記の粉末と沈殿物を乾燥し、金属酸化物バリスタの先駆物質粉末を作成 し、 (f)上記の先駆物質粉末を、0.3インチ以下の厚さの希望の形の生素地に成 型し、 (g)この生素地を焼成して、0.5モル%以下のビスマスを有し、V1m■/ cm2の80%で1.0×10−7A/cm2より小さいDCリーク電流を有す るバリスタを生産する諸工程からなる方法。
  11. (11)上記の主要バリスタ金属酸化物が、酸化亜鉛、酸化チタノ、酸化ストロ ンチウム、チタン酸ストロンチウムおよびそれらの混合物からなる1群から選択 されることを特徴とする請求の範囲第10項に記載されたバリスタ。
  12. (12)上記の主要バリスタ金属酸化物が酸化亜鉛からなる請求の範囲第9項に 記載された方法。
  13. (13)上記の乾燥工程(e)が、スプレー乾燥または冷凍乾燥である請求の範 囲第9項に記載された方法。
  14. (14) 上記の付加的金属酸化物が、Al2O3,B2O3,BaO,Bi2O3, CaO,CoO.Co3O4,Cr2O3,FeO,In2O3,K2O, MgO,Mn2O3,Mn3O4,MnO2,NiO,PbO,Pr2O3, Sb2O3,SiO2,SnO,SnO2,SrOlTa2O5, Ti02およびそれらの混合物からなる1群から選択される請求の範囲第10項 に記載された方法。
  15. (15) 上記の付加的金属酸化物が、酸化ビスマス、酸化アンチモン、酸化クロム、酸化 マンガン、酸化コバルト、酸化ボロン、酸化アルミニウム、酸化スズおよびそれ らの混合物からなる1群から選択される請求の範囲第9項に記載された方法。
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