JPH05500838A - 特に紡績機械におけるトラブルの除去法 - Google Patents

特に紡績機械におけるトラブルの除去法

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JPH05500838A
JPH05500838A JP3506722A JP50672291A JPH05500838A JP H05500838 A JPH05500838 A JP H05500838A JP 3506722 A JP3506722 A JP 3506722A JP 50672291 A JP50672291 A JP 50672291A JP H05500838 A JPH05500838 A JP H05500838A
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マイヤー,ウールス
ベリンガー,ローラント
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マシーネンファブリーク リーテル アクチエンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特に紡績機械におけるトラブルの除去法[技術分野] 本発明は、機械、特に紡績機械からのトラブル信号をプロセス制御計算機に送出 し、該プロセス制御計算機によってトラブル除去を制御する、機械のトラブルを 除去する方法に関するものである。
[背景技術] 例えば全自動式系生産設備においては今日では最小限度の保守要員しか配置され ていない。当該保守要員は、設備全体の実効率を維持するために、発生トラブル を所期のように、時間的な遅滞な(、稼働上の優先度に従って正確に処理せねば ならない、当今の警報系は、必要とする操作干渉の優先度を工場の事情に適合さ せていず、その結果、時間的損失と不必要な従業員のストレスが生じている。
警報系として例えば紡績ホール又は個々の機械においては光学的プリンカーある いは音響信号が公知である。しかしながらこれらの警報は特定化されず従業員に 不必要な負荷をかけ、かつトラブルの種頴、トラブル発生場所及びトラブル対処 優先度に関する示唆を全(与えない。
光学的な警急信号燈はどこからでも見えるように設置されねばならず、音響警報 信号は往々にして機械のそれ相応のパックグラウンド騒音に基づいて聴取しにく い場合がある。
また全機械群に対する映像スクリーン監視装置も公知である。この場合、当該映 像スクリーンを間断なく通しで監視するか、あるいは警報後に始めて該映像スク リーンに赴かねばならない要員が必要であるのは勿論である。
多数の操作部位を有する紡績設備において操作要員又は自走式の保守装置の配置 を制御する方法が西独国特許出願公開第3135333号明細書に基づいて公知 になっており、この制御法によれば、発生した要操作事例が種類と場所に応じて 検出されて中央データ記憶装置に伝達される。該中央データ記憶装置は操作の緊 急性(損傷の傾向)のランク順に発生した要操作事例を間合わされ、かつ、少な くとも第1ランクの要操作事例の場所、場合によっては種類も、操作要員又は、 保守すべき操作ステーションとしての自走式保守装置に発信される。しかしなが らこの公知の方法の欠点は問い合わせ自体によってしか発生トラブルの内容が認 識されないことである。
[発明の構成] 本発明の課題は、冒頂で述べた形式のトラブル除去法を改良して、発生トラブル を可能な限り迅速に処理優先度に従って除去できるようにすることである。
前記課題を解決する本発明の方法上の手段は、プロセス制御計算機によって警急 呼出送信機を制御し、該警急呼出送信機によってトラブル除去のために所望の専 門工を所定の機械へ呼出す点にある。
保守専門工配置の旧態依然たる計画理論では、例えば潤滑、クリーニング、規則 的なチェック、構成要素の予防的な交換又は補修のような計画的な保守と、偶発 的に発生するトラブルとは区別される。概して保守は、当該機械で教育を受けた 見習工によって処理される。編制組織は、通常の生産作業配置に相当する。監視 とコントロールは、前記の見習工も教育する有資格の専門工によって実施される 。
これに対してトラブル状況診断とトラブル除去は、当該作業分野において特別に 教育された専門工を必要とする。該専門工は、常時対処可能であって、トラブル に逢着したときには処理優先度に従って作業できなければならない、この専門工 の配置は先ず第1に、高い処理能力を要求し、これは一般に作業効率を犠牲にし てしか実現することができない。
本発明の方法によって、専門工の配置は最適化される。基本的な活動(「占有作 業」)は、要求されることは多いが時間的には確定されていない保守作業又は保 守チームの監督から成っている。これに加えて、トラブル診断とトラブル除去の ような時間的に不規則に発生する専門的な任務がある。決定的なことは、当該専 門工がその都度の仕事に完全に集中して献身しうろことである。特に基本的な作 業を実施するに当って有害なことは、環境の持続的な監視によって注意力が散漫 になる場合である。このような事態が生じるのは例えば、光学信号又は音響信号 で作業する警報システムの場合である。
更に専門工にとって煩わしいのは、複数のトラブルが同時に生じた場合には全シ チュエーションを把握して判断を下し、かつ処理そのものの優先度を確定しなけ ればならないことである。
更にまた、一般的な警報の場合に通常必要になるような、トラブルの場所の探索 によって、著しい時間的な損失が生じる。最近の機械ではトラブル除去に必要な 補助手段はもはやベルトで一緒に搬送することはできない、該補助手段は通常は 配置作業とトラブル種とに関連して遺沢され、配置現場に連行されねばならない 。
複数の異なったトラブルにおいて複数の専門工を配置する場合には、シチュエー ションは更に複雑になる。
この事例については専門工の配置スケジュールを特別の管理職によって管理する ことが示唆されている。勿論これは著しくコスト高になるので、この場合はプロ セス制御計算機が当然賞月されねばならない。従ってプロセス制御計算機は積極 的な機能を引き受けるので、トラブルは問合せを待って始めて認識されるのでは な特表千5−500838 (3) くて、それ以前に確実に認識される。
トラブルは機械自体において、特に機械制御ユニットにおいてグレードづけされ ねばならない。このことは、トラブルが特定の専門工、例えば職工長又は保守専 門工に割当てられかつ特定の処理優先度を有していることを意味している。この 情報は次いで当該機械から、多数の機械を監視しかつそれ相応の信号を収集する プロセス制御計算機に伝送される。次いで該プロセス制御計算機は機械の信号を その処理優先度に従って再び配列し直し、警急呼出送信機を介して所望の専門工 を呼び出す。
更にプロセス制御計算機には、各機械の状態及び操作員の配置状況をログファイ ル状に記憶して、発生トラブルを徹底的にかつ確実に確保し、操作要員に管理経 営上の作業で煩わさないようにする役目も所属している。
更にまた、警急呼出送信機自体の警急呼出しにおいては、専門工が即座に当該機 械を認知しかつ特定のトラブルを除去するためにそれ相応の補修材料を連行する ことができるようにするために、トラブルの場所と種類が表示されねばならない 0機械自体において専門工は、除去すべき欠陥がどこに在るかをディスプレイ装 置によって読取ることができる。
従って本発明の基本理念は、多数の機械と搬送系のトラブル情報を収集し、該ト ラブル情報を処理優先度に従って連続的に評価し、当該作業要員に警報信号を送 出し、かつトラブルの場所と種類についてオリエンテーションを与える警報系を 提供することである。更にトラブル除去が監視される。それというのは、専門工 はトラブル除去時に始めてそれ相応の信号情報を送出するからである。また設備 全体及び個々の機械のためのトラブル記録が管理される。
このようにして適正な専門工が設備のプロセス制御計算機によって適正な補助手 段を携帯して正しい現場へ赴くように誘導される。多数のトラブルがオーバーラ ツプして発生した場合でもプロセス制御に処理優先度評価能を組み込むことによ って多数のトラブルが合目的的に処理される。更に処理改善のためのベースとし て役立つ、全トラブルに関するログファイルの確実な管理が行なわれる。
各緊急配置の場合には、このために必要とされる操作要員にだけ警報信号が発せ られ、かつ、当該区域に偶然居合わせたり、別の仕事を履行せねばならないよう な、その他すべての従業員が煩わされることはない。
正規の保守作業は、警報には無関係に通常通り実施されるので、保守要員は、計 画外の配置のために完全に適用される。そのほか緊急配置の処理優先度は続行中 の生産の必要条件にたえず適合される。場合によっては、処理優先度の比較的低 い緊急配置は、より重要なトラブルを除去しうるようにするために中断される。
本発明の方法を実施するために適した警報系は、種々異なった構成要素から成っ ている。この場合先ず第1に挙げられねばならないのがプロセス制御計算機であ り、該プロセス制御計算機はトラブル発生時に個々の機械から相応の信号を受信 する。1則として該信号の送出は機械制御ユニット自体によって行なわれ、この 場合当該信号は、トラブル除去の緊急性、トラブルの種類及びトラブル除去に必 要とされる処理陣容(操作工、機械工、職工長)に関する指示を含んでいる。
次いでプロセス制御計算機では、トラブル信号の中央評価が行なわれ、該中央評 価は個々のトラブルを評価し、優先度順待ち合せ列内へ配列しかつログファイル の形式で個々の機械の状態を記憶させる。
この機能は、別の機能のために所属している既存のプロセス制御計算機によって 引き受けられるのが殊に有利である。
更に該プロセス制御計算機は個々の専門工の中央監視という任務も有し、該中央 監視は、偏々の従業員の処理能を絶えず明示し、その配置適正を認知かつ考慮し 、ログファイルを手掛かりにその配置を記憶する。
この機能もやはり、別の機能のために所属している既存のプロセス制御計算機に よって引き受けられるのが有利である。
本発明によればプロセス制御計算機には、個々の受信機のための選択呼出し機能 を有する警急呼出送信機が配設されている。該警急呼出送信機は、個々の専門工 を管制する受信機と無線で接続する。この個人指名的な呼出し受信機は、短文メ ツセージのための文字数字式ディスプレイを有していて、専門工にトラブルの場 所及び橿讃を逸早く伝達できるようにするのが殊に有利である。このようにすれ ば専門工は特定の必要とされる器具一式を現場へ携行することができる。
個々の各機械では、専門工にその要求に応じてトラブル発生場所、トラブル種、 処理緊急性及び次の配置作業に関する完全情報を表示するディスプレイ装置が配 置されている。
通信回路網は機械をプロセス制御計算機と接続し、更にまた個々の機械並びにプ ロセス制御計算機は共にそれ相応の必要なプログラムを有している。
本発明の警報系における構成要素のこのような組合せは、生産プロセスを管制す る上でいずれにしても必要とされる装置を存分に活用する。それ故に比較可能な システムよりもコストは決定的に格安になる。付加的な部品としては警急呼出装 置及び、プロセス制御計算機、場合によっては個々の機械の付加機能のためのプ ログラムだけが必要になるに過ぎない。
本発明のその他の利点、構成手段及びその他の詳細は、以下に図面に基づいて説 明する有利な実施例から明らかである。
口図面の簡単な説明] 特表平5−500838 (4) a41図は、本発明による警報装置の構成エレメントと該構成エレメントの結合 方式を示す接続構成図である。
第2図は、第1図に示した警報装置のソフトウェアモジュールの接続構成図であ る。
第3図は受信機の平面図である。
第4図は、綿又は綿−化繊−混合繊維から成るコーマ揚り糸を製造する紡績工場 の概略図である。
第5図はプロセス段に分割された同紡績工場の概略図である。
第6図は独自のプロセス制御計算機を夫々有する「区域」に第5図のようなプロ セス段を配設する実施態様の概略図である。
第7図は第6図に示した「区域」を示し、当該区域内での通信リンクラインの詳 細については後述する。
第8図は第7図に示したシステムの詳細図である。
C発明を実施するための最良の形態コ 次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
第1図に示した本発明の実施例では5基の機械又は搬送系1a〜1eは通信網2 を介してプロセス制御計算機3と接続されている。各機械1は機械制御ユニット 4、特にトラブルを検出するための種々異なったセンサ5及びディスプレイ装置 を装備したキーボード6を有している。
トラブル発生時には当該機械は通信網2を介して信号をプロセス制御計算機3へ 送出する。原則としてこの信号送出は機械制御ユニット4を介して行なわれ、そ の場合当該信号は、トラブル種、トラブル除去の緊急性及び、必要とする作業要 員陣容(操作工、機械工、職工長)に関する指示を含んでいなければならない。
プロセス制御計算機3はトラブル信号を受信し、個々のトラブルそのものを評価 し、優先炭層待合せ列に配列する。同じ(プロセス制御計算機3では個々の機械 1a〜1eの状態がログファイルの形式に従って記憶されている。
このトラブル信号の中央評価以外にプロセス制御計算機3によって殊に個々の作 業要員陣容の中央監視も行なわれる。この中央監視には、ログファイルに基づく 要員各個の適材・適所性、その配置可能性及び配置要員の蓄えに関する知識も含 まれる。
警急呼出送信機7はプロセス制御計算機3によって制御される。、該警急呼出送 信機7は個々の受信機、特にポケット受信機のための選択呼出機能を有し、該ポ ケット受信機は、第3図に例示したように符号8で示されている。相応の無線通 信ラインは破線で略示されている。
概してポケット受信機でありかつ音響信号を送出するか、又は短文メツセージ・ ディスプレイ8aを有する前記受信機8を介して職工長M、保守専門工W又は操 作よりは情報を受信する。こうして相応の警急情報を受けた要員はそれ相応の機 械1a−1eへ赴(ことができ、当該機械に所属したディスプレイ装置6によっ て要員はトラブルの部位、種類及び緊急性の度合に関する完全な情報を受取る。
操作工及び保守専門工の辿る経路10及び11は破線で示されている。職工長M は経路12を経て端末機13にアクセスすることも可能であり、該端末機で職工 長は新たな情報を統取ったり、あるいは新たな情報をインプットしたりすること ができる。前記端末機13は概ね常任作業現場に設置されている。
プロセス制御計算機3は更にまた、工場管理計算機14と接続されており、この 場合前記プロセス制御計算機3から工場管理計算機14へ送出された情報は端末 機15を介して工場長しによって呼出すことができる。
第1図に示した構成要素の当該組合せは、生産プロセスの管理のために何れにし ても必要とされる装置を広範囲に使用する。警急呼出装置と、プロセス制御計算 機の付加機能のためのプログラムとは、紡績機械における付加的な部分として実 質的に必要である。この付加プログラムは第2図において概略的に示されている 。機械ta〜1eでは付加プログラムとして警急情報評価プログラム16と警急 対話プログラム17が生じる。
プロセス制御計算機3は次のプログラム、すなわち優先順確定18、要員配置1 9、警急情報評価20(警急情報評価プログラム16に顕似)及び警急情報統計 21を有している。
本実施例では工場管理計算機14には、更にまたプロセスシミュレーション22 が配設されている。、該プロセスシミュレーション22はプロセス経過と生産途 上の発生トラブルの結果の想定を形成する。該想定は個々の処理干渉の優先炭層 確定18に影響を及ぼし、警急対話プログラム17を介して工場長Mに確認させ ることができる。
本発明による警急通報装置の機能は次の通りである機械1又は搬送系においてト ラブルが確認される。
当該機械において処理干渉の種蔑及び緊急性の度合に応じてトラブルのグレード づけが行われる。以下に示すのはグレードづけの1例である。トラブルとして確 認されるものは: (a)トラブルによる機械故障、 (b)トラブルに基づ(機械の運転性能の局限、(C)繊維の巻付いた機械、 (d)夾雑物に起因した高い糸切れ頻度の機械、(e)潤滑期間オーバー。
機械制御ユニットによって行われたグレード分けの結果、 (a)に対しては保守専門工の直接的な処理干渉が必要、 (b)に対しては保守専門工の処理干渉が概して望ましい、 (C)に対しては操作工による直接的なチェックが必要、 (d)に対しては操作工によるチェックがおおむね望ましい、 (e)に対しては時間的な圧迫のないチェック作業又は保守作業が必要。
前記のグレードづけに相応して制御ユニットはプロセス制御計算機に次の信号を 、すなわち。
(a)に関してはW/H信号を、 (b)に関してはW/M信号を、 (c)に関してはB/H信号を、 (d)に関してはB/M信号を、 (e)に関してはW、B/T信号を送出する。
但し略記号は。
B=操作工、 W=保守専門工、 H=高優先度、 M=中優先度、 T=低優先度である。
多数の機械1からそれ相応の信号を受信するプロセス制御計算機3は、当該信号 をグレードづけして、優先炭層に応じて配列する。次いで該プロセス制御計算機 は、それ相応の信号を警急呼出送信機に送出し、該警急呼出送信機の無線呼出を 介してそれ相応の保守専門工又は操作工は当該信号を受取ることができる。これ らの要員は次いで、通報された機械に到達し、そこでトラブルの発生部位と、期 待される処理干渉操作が表示される。これに従って要員はその警報内容を認知し 、トラブルを除去し、かつ作業の首尾又は結果を報告する。
工場長しの主たる責務は要員配置とプロセスパラメータの適合である。後者は殊 に、優先順位の変更について当て嵌まる。
配置要員の少ない将来の紡績工場に対するプロセス制御計算機の意義をあまり過 大評価することは許されない。過去においては全従業員が紡績工場の種々異なっ た操作作業及び保守作業のために用立てられてきたのに対して、将来は紡績工場 全体の操業を維持するためにごく少数の要員しか存在しないことになるだろう。
ところで、この変遷の意義を第4図に基いて説明することにする。第4図によれ ば先ずプロセス制御系を構成するための可能組織図を若干の図面を手掛かりにし て、次いでこのようなプロセス制御系内での連絡通報ラインの詳細を説明する6 なおその場合、トラブルの除去に関連してのみならず、紡績工場の(全稼働時間 にわたっての)正常運転を保証するためにも大きな意味をもつ操作支援作用につ いて説明する。
第4図に示した紡績工場はベールオープナ−120、粗除塵機122、ブレンデ ィング(混合)機124.2基の徴除塵機126.12基のカード128.2基 の線条機130(第1の線条通路)、2基のコーミング準備機132.10基の コーマ136.4基の線条機138(第2の線条通路)、5基のフライヤ140 及び40基のリング精紡機142から成っている。これは、今日慣用の、いわゆ るコーマ揚すリング糸の製造装置の構成である。リング精紡法に代えて新式の紡 績法(例えばロータ紡績)を使用することも可能であリ、この場合はフライヤは 必要でなくなる。しかしながら本発明の原理は最終紡績段の形式の如何を問わず 適用可能であるので、慣用のリング精紡法に関連した説明であっても、新式の紡 績法に関連した本発明の適用についても充分通用する。第4図では糸巻酸部は図 示されていない。因みに該糸巻酸部は、新式の紡績法(例えばロータ紡績)では 省かれている。
第4図に示した紡績工場は第5図においてもう一度略示されているが、この第5 図では諸機械は「加工段」毎に纏められている。この観察法によればベールオー プナ120、粗除塵機122、ブレンディング機124及び微除塵機126は併 せて所yI「掃除部」42を形成しており、該掃除部は、充分に開繊・除塵され た繊維材料をカーディング部44に供給する。該掃除部の範囲内で繊維材料は空 圧式搬送系(空気流)によって機械から機械へ搬送され、該空圧式搬送系はカー ディング部に終端部を有している。各カード128は夫々中間製品としてスライ バを送出し、該スライバは適当な容器(所謂「ケンス」)に収納されて移送され ることになる。
線条機130から成る第1の線条通路及び線条機138から成る第2の線条通路 は第5図では夫々1つの加工段46.52を形成している。両線乗過路間ではコ ーミング準備機132が加工段48(第5図)を、またコーマ136が加工段5 0(第5図)を形成して特表平5−500838 (6) いる。最終的にフライヤ140が紡績準備段54(第5図)を、またリング精紡 機142が最終紡績段56(第5図)を形成している。
概略的に示した紡績工程の最終成績は、ここではその詳説は省くが、極めて多数 のファクタによって影響を受ける。重要なファクタの1つは、加工すべき繊維原 料であり、該繊維原料は、個々に確定可能な繊維特性群(例えば繊維繊度、繊維 タイプ、繊維強度など)として表すことができる。天然繊維(特に綿繊維)を加 工する場合、繊維原料を予め特定されたステーブルダイアダラムでもって「発注 する」ことは不可能である。むしろ種々異なった素性(「原産地」)の繊維を適 正に加工することによって所望のダイアグラムが製作されねばならない。紡績す べき原料のステープルダイアダラムに影響を及ぼすことのできる加工段として特 に3つの加工段がある。すなわち掃除部とカーディング部とコーミング部である 。
従って繊維材料の流れの追跡作業は紡績工場にとって重要な役割を果す。この追 跡作業の複雑さは第4図から明かである。これは例えば(1i!料綿のための) ベール貯蔵庫から最終紡績段に至までに可能な「経路」数を考えただけでも判る 。この役目は過去においては工場長とその配下の従業員によって解決された。
本出願人によって1989年06月26日に出願されたドイツ連邦共和国特許出 願公開第3924779号明細書にプロセス制御系が開示されているが、当該プ ロセス制御系によれば、紡績工場は複数の「区域」において組織化されておりか つ成る1つの区域がらの信号は先行区域を制御又は調整するために利用すること ができる。このような紡績設備の1例が第6図に概略的に示されており、この場 合、該紡績設備は3つの区域Bl、B2.B3から成り、各区域には夫々独自の プロセス制御計算機R1,R2,R3が配設されている。各プロセス制御計算機 R1,R2,R3は信号交換のために(第6図において接続ライン86によって 略示したように)互いに接続されている。第6図の図示が純然たる概略図である ことは当業者には明かである。勿論また、紡績設備のすべての区域と接続されて いて当該区域間で所望の信号交換を行わせるただ1つのプロセス制御計算機を設 けることも可能である。
しかし区域B当り1つのプロセス制御計算機Rを備えた図示の実施例は、以下の 説明のために採択された有利な構成である。
区域B1は掃除部42とカーディング部44(第5図)を含んでいる。
区域B2は両線条通路46.52 (第5図)並びにコーミング準備段48及び コーミング部50(第5図)を含んでいる。
区域B3はフライヤ54と最終紡績段56を、かつ又、いずれにしても糸巻酸部 を含んでいる。
要員の少ない紡績工場は、以前は従業員によって実施されていた機能を自動化す ることによってしか操業できないのは勿論である。前記機能は特に、加工段間の 繊維材料の搬送操作と、後加工用機械への前記繊維材料の導入操作とを含んでい る。更にまた紡績設備を監視しかつトラブルを除去するための要員に所属した任 務もある。これらの任務の一部分をどのように自動装置と制御系とに引受けさせ るかを第7図に基づいて次に説明する。区域B3(第6図)をこの場合1例とし て使用する。
第7図には、自動化された紡績設備のための区域B3の1実施例が、情報処理系 統を表すために略示されている。図示の設備構成部分は(プロセス段の順序すな わち機械の「連鎖」)の順序で)次の加工段がら成っている。
(a)フライヤ段300、 (b)本例ではリング精紡機によって構成された最終紡績段320、 (c)フライヤ粗紡ポビンをフライヤ粗紡段300から最終紡績段320へ、ま た逆に該最終紡績段320からフライヤ粗紡段300へ搬送するための組糸搬送 系310、 (d)リング精紡機で巻成されたコツプを、より大きな(円筒形又は円錐形の) パッケージに巻返すための巻返し段330゜ 各加工段300,320,330は、夫々独自の制御ユニットを有する多数の主 作業ユニット(機械)から成っている。前記制御ユニットは第7図では図示され てはいないが、以下に成る程度詳細に説明する。これらの機械に直接割当てられ たロボット制御ユニット(自動操作装置)は、各機械制御ユニットに所属してい る。第7図ではフライヤ粗紡段300の各フライヤのために独自のドツファが設 けられており、「フライヤドツフィング」機能は第7図において方形囲み302 で暗示されている。実施可能態様は例えば欧州特許第360 ]、 49号及び ドイツ連邦共和国特許出願公開第3702265号の各明細書に記載されている 。
第7図ではまた、最終紡績段320の各リング精紡機についても、紡績部を操作 するために紡績部列当り1基の自動操作装置及び組糸供給用クリール操作装置も 設けられている。「紡績部操作」機能は方形囲み322.324で(紡績部列当 り1方形囲み)、また「組糸供給」機能は方形囲み326で暗示されている。
実施可能態様は例えば欧州特許第394708号及び第392482号の各明細 書に開示されている。
組糸搬送系310も独自の制御ユニットを有しているが、ここではその詳説は省 く。該粗糸搬送系310は、フライヤ粗紡段300に粗糸ボビンを送り戻す前に 組糸ボビンをクリーニングするユニットを有している。第7図では「組糸ボビン クリーナ」機能は方形囲特表平5−500838 (7) み312で暗示されている。当該設備部分の実施可能態様は一部、欧州特許第3 92482号明細書に開示されている。
最終紡績段320のリング精紡機と巻返し段330のワインダとは相俟って1つ の「機械複合体」を形成し、これによってワインダへのコツプ搬送が保証されて いる。該機械複合体の制御はワインダ側から行われる。
回路網350が設けられており、これによって加工段300,320,330の すべての機械及び粗糸搬送系310は、信号交換(データ伝達)のために、プロ セス制御計算機340と接続されている。該プロセス制御計算機340は、例え ば制御ステーションの警報系342又は工場長事務室の端末機344を直接操作 する。
リング精紡糸の巻返し時のきわめて重要な1つの機能は、方形囲み360で暗示 した所謂ヤーンクリーニング機能である。糸クリーナは回路網350を介してプ ロセス制御計算機340と接続されている。該糸クリーナによって糸欠陥が除去 され、同時に、先行加工段へのフィードバックを可能にする情報(データ)が得 られる。
各機械はまた、所属の制御ユニットと接続された「ユーザーインターフェイス」 を有し、該ユーザーインターフェイスは、マン−マシン(或いは更にロボット− マシン)通信を可能にする。前記「ユーザーインターフェイス」は「オペレータ コンツル」とも呼ばれる。このようなユーザーインターフェイスの1例がドイツ 連邦共和国特許出願公開第3734277号明細書に開示されているが、これは 勿論リング精紡機のためではなく、ドラフト装置のためのものである。その原理 は、このような操作手段すべてに等しい。
本発明の第2の主要点によれば紡績設備は、プロセス制御計算機340が各機械 のユーザーインターフェイスを介して操作を支援できるようにプログラミングさ れかつ設計されている。すなわちプロセス制御計算機340ば制御命令を回路網 350を介して送信し、機械制御ユニットはこのような制御命令を受信して応動 することができるので、ユーザーインターフェイスの状態は、各制御ユニットを 介してプロセス制御計算機340によって決定される。
機械が1つ以上の[ユーザーインターフェイス」を有することができるのは勿論 である。この場合重要なことは、このようなユーザーインターフェイスが夫々機 械制御ユニットと接続されていて、従って該ユーザーインターフェイスと機械制 御ユニットとの間で信号を交換できることである。例えば1つの機械における補 助機器が独自のユーザーインターフェイスを備え、該機器が機械制御ユニットに 従属している場合には、該機器のユーザーインターフェイスは当該機械に配役さ れていなければならない。
第7図に示したプロセス制御のための可能変化態様が第8図に示されている。第 8図ではいま一部プロセス制御計算機340及び回路網350が、紡績設備(例 えば「機械」の情報処理を説明するために適当とと見做すことのできる粗糸搬送 系310)の機械制御ユニットの計算機390と一緒に示されている。各計算機 340,390は、該計算機に所属した記憶器343.345,391とモータ 式のドライバ347゜349.393,394,395,396を有している。
前記ドライバ349,394は前記計算機340゜390の通信のために必要な インターフェイス並びに、ディスプレイ、操作部及びプリンタのようなユーザー インターフェイスを決定する。ドライバ347はプロセス制御計算機340と回 路網350との間のインターフェイスを、またドライバ393は回路網350と 機械制御ユニット390との間のインターフェイスを決定する。
ドライバ395は機械制御ユニット390と、これによって制御される駆動部( 作動器)との間のインターフェイスを決定する。ドライバ396は機械制御ユニ ット390と、該機械制御ユニットに配設されたセンサとの間のインターフェイ スを決定する。
紡績機械における重要な作動器構成エレメントは、紡績部を「停止」させるため に使用されるエレメントであり、この場合の「停止」とは、「有効に生産してい る紡績部を停止させること」と解されねばならない。
つまり大抵の場合、個々の紡績部を停止させる場合、当該紡績部の作業エレメン トが全部が全部停止されるのではなくて、当該紡績部において紡績が中断される のである。これは例えば、材料供給の中断によって、かつ/又は糸切れ発生によ って生じる。
広範囲に自動化された機械(例えばロータ型紡績機)では前記紡績部の停止は機 械制御センタからいずれかの手段によって問題な〈実施される。例えば紡績部の 分繊ローラ又はロータへの材料供給を中断するためにフィードローラの駆動が中 断される。また当該紡績部の品質チェックのために糸径路を断つ、所謂品質カッ トを実施することも可能である。
今日慣用のリング精紡機ではこのような可能性は存在しない、それというのは、 個々の紡績部の作動器は機械割算センタの直接的な管制下にはないからである。
しかし、このような機械では、スラッピングクランプを作動させて、これによっ て材料供給を中断することによって当該紡績部を停止させることも可能である。
このために適したスラッピングクランプは欧州特許第388938号の第15図 乃至第19図に開示されている。
材料供給を中断するためにスラッピングクランプを特表千5−500838 ( 8) 使用することは、ドラフト装置を介して紡績エレメントに材料の供給されるすべ ての型式の機械において重要である。それというのは通常、ドラフト装置の個々 の部位を停止させることは不可能だからである。個々の紡績部のスラッピングク ランプに、それぞれ1つの作動装置を配設することができるのは勿論である。該 作動装置はこの場合機械制御センタから作動することもできる。このようなスラ ッピングクランプの例は欧州特許第322636号及び欧州特許第353575 号明細書に開示されている。
第7図及び第8図に示した紡績設備、すなわち少なくとも1つの機械制御ユニッ トがユーザーインターフェイスを有しかつプロセス制御計算機が該ユーザーイン ターフェイスを、当該機械の所属要員と通信するために使用することができるよ うになっている紡績設備において本発明は特に有利に実施される。この配置・構 成に基づいて、前記プロセス制御計算機によって制御される紡績設備の全体にお いて特定の信号には一義的な意味を付与することが、比較的簡単に保証される。
前記システムは、機械制御ユニットとは無関係なシステムを介して操作支援を行 なう、例えば米国特許第4194349号明細書に開示されているようなシステ ムに対比することができる。本発明による組合せの利点が特に顕著になるのは、 例えば米国特許第4665686号明細書に開示されたシステムに類似した、リ ング精紡機用のドツファ管制系において1基のプロセス制御計算機が、操作支援 にも機械の制御にも影響を及ぼすようになっている場合である。
当該機械におけるユーザーインターフェイスを介しての操作支援部が、必要とす る所があれば即その援助を提供することを保証するのは勿論である。これによっ て警報システム又は通報システムの単純化が可能になる。それというのは、今や 原理的には、必要とする行動に関する情報を予め正確に与えることなしに、トラ ブルを生じた機械へ操作員が誘導されればよいからである。しかしその場合、警 報システム又は通報システムは、操作通報の緊急性又は操作呼出し優先度に関す る情報を操作員にあたえること、もしくは(ドツファ補助、保守、糸切れ除去な どのために)適正の操作補助又は適正の操作要員を当該機械へ呼出すことを保証 せねばならないのは勿論である。
ユーザーインターフェイスを介して操作要員に対して、機械制御ユニット自体に よっては実施できない操作を行なう指示を与えることも可能である。それという のは、例えばこの操作に必要な作動器が当該機械には存在していないか又は機械 制御ユニットの管制下にないからである。このような操作の1例は、機械制御ユ ニットが紡績部位へ直接には作用し得ないような稼働不良な紡績部を停止させる 場合である。また操作要員は殊に有利には、指示の遂行を表す信号を発生させて 、これを機械制御ユニット又はプロセス制御計算機へ伝達することもできる(更 にはまた、これを「強要される」こともある)。
以上の説明に基づいて紡績工場全体において発生するトラブルの意味がますます 粗の重要性を増すことになるのは明らかである。その重要性は次の視点を含んで いる。すなわち: (a)自動化された紡績工場には、トラブルを起し易いかなり多数の機器が存在 している;(b)これらの機器は旧式な基礎機械よりも複雑であり、この場合新 式の紡績機械は、新式の機器と協働するためには必然的に一層複雑に成る;(c )トラブルとその影響を除去する人員数が削減される; (d)しかし紡績工場はなお「完全自動化された状態で」稼働する訳ではないの で、現存の作業要員は正常な操業のためにも必要である。従って。
現存の作業要員の一時的な過負荷によって(紡績機械及び補助機器が故障してい ない場合でも)通常の作業の正規の進展が損なわれるような状況も「トラブル」 と見做される。
それゆえにプロセス制御計算機と接続された適当なセンサによる紡績設備の監視 はこの将来の紡績工場の重要な特徴を形成する。その場合前記プロセス制御計算 機は、なお残留する作業要員に対して少なくとも次のような支援を果たさねばな らない。すなわち:(イ)正規の操業経過を保証するのに必要な作業が作業要員 に指示されねばならない; (ロ)機械を損傷させることになるトラブル(例えばリング精紡機のドラフト装 置のスライバフィードドラムに生じるラップ形成)が確認されて前記作業要員に 早期に指示されねばならない;(ハ)トラブルの堆積及び実質的に通常の操作作 業の「滞り」は避けられねばならない。それというのは、このようなトラブルの 堆積または作業の滞りは克服不能なピーク負荷を生じせしめ、ひいては「収拾不 能」に陥ることになるからである。
これらすべては多量の情報の収集と評価とを必要とする。この情報収集・評価の 仕事はプロセス制御計算機によって(センサ装置及び情報伝達系と協働して)引 き受けられる。これは操業効率並びにその生産品質の実質的な改善を可能にする 。リング精紡機は例えば1989年8月30日付けで出願されたドイツ連邦共和 国特許出願公開第3928755.6号明細書に開示された方法に基づいて操業 される。これは、紡績設備が「限界点」の近くで稼働し、その結果「正常のJ操 業から逸脱する危険を著しく高めることを意味している。
特表平5−500838 (9) それゆえに操作支援は殊に有利には次の点を含んでいる。すなわち: (1)工場内の最適任者をこ適当な時点に特定の現場において特定の操作が必要 であることに気付かせるようにすることが必要である(この操作とはトラブルの 除去並びに通常の操業の開始である。ン (2)少なくとも成る場合には、前記最適任者は配置現場で又は該配置現場の近 くで、必要な仕事に関する付加的な情報(例えば紡績機械内又は構成群内におけ る欠陥の場所的な限定あるいはバッチ<batch>変換時に必要な機械組換え の詳細に関する情報)を受け取らねばならない。
しかしプロセス制御計算機は、いずれにしても作業要員の任務の遂行如何に関す る当該作業要員からの情報(その仕事の成否が紡績設備の実働効率に影響を及ぼ す場合には特に)を必要とする。
本発明の有利な構成では、前記の全課題は次のようにして解決された。
(a)紡績設備の監視に関する作業要員の負荷が、プロセス制御計算機によって 除かれた。
(b)呼出送信、/受信系を介して作業要員は選択的に、着手すべき仕事に気付 くことができ、その場合呼出系を介しては最小限の情報が伝達されればよい。
(C)付加的な情報は(必要ならば)当該機械又は補助機器のユーザーインター フェイスにおいて供給される。
(d)プロセス制御計算機への作業要員がらの応答情報は当該機械自体を介して 伝達されるのが有利である。例えばユーザーインターフェイスは回路網を介して 適当な応答情報をプロセス制御計算機へ送出するための信号発生手段を有してい る。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4031419号明細書に開示されている実施 態様を適用することも可能である。この解決手段によれば応答情報は無線機を介 して#I#管制センターへ送出することができる。しかしながら、これは作業要 員による比較的煩雑な、しかもエラーを生じ易いデータインプットを必要とし、 その結果、制御管制センターにおいて誤った決定を下すことになる。しかし機械 のユーザーインターフェイスにおける操作上の指示は例えば、仕事の成否を表示 するためにユーザーインターフェイスに存在しているキーボードを介して簡単に インプットすることを指令することができる。更にまた、作業要員とプロセス制 御計算機との間の対話をこのパターンに従って構成することも可能である。
勿論また「操作ステーション」を当該機械の傍に設け、適当な回路網を介してプ ロセス制御計算機と接続することによって同等の作用・効果を奏することも可能 である。しかしこの場合はユーザーインターフェイスを「倍増」することが必要 である。それと言うのは最近の機械には、いずれにしても、このようなユーザー インターフェイスが装備されねばならないがらである。そればかりでなく、ユー ザーインターフェイスの倍増の結果、工場の操業に惨澹たる結果を招くことにも なり兼ねない指示の取り違えや指示の曖昧性という付加的な危険が生じることも ある。
更に、警急呼出系が(例えばただ「警笛音」によってだけ)緊急配置指令を受信 者に気付かせることも可能である。この緊急配置場所に関する必要な情報は受信 者に電話回線を介してか又は制御管制センターのディスプレイを介して別個に与 えられる。詳細な操作支援情報(緊急配置の細目を含めて)は現場で入手するの が殊に有利である。従ってこの可能態様は、次のようなシステムの「配分」を必 要とする。すなわち:(イ)呼出しく注意喚起) (ロ)緊急性の表示 (ハ)配置現場の告知 (ニ)詳細な操作上の支援の付与。
但し前記の呼出し、緊急性及び配置現場の告知は1つの受信機において組み合わ されるのが殊に有利である。
(工場管制計算機を装備又は無装備の)プロセス制御計算機は(適当なプログラ ミングを行った場合)まさに到来しようとしている作業配置期間にわたって操作 せねばならない仕事をシミュレートすることによって、その他の支援を果たすこ とができる。このために、制御される紡績設備(又は制御される紡績設備部分) は方程式によって「模倣」される。これらの方程式は紡績設備(又は紡績設備部 分)の重要な出力データ間の結び付きを表すものである。種々の仮定を手掛かり にプログラムに従った「シナリオ」を完成することが可能であり、それによって 緊急配置作業にとって「最適な」シナリオであるか又は「問題性のある」シナリ オであるかを確認することが可能になる。その場合できるだけ「最適の」シナリ オに従い、これに対して「問題性のある」シナリオを避けるために操作上の支援 をそれ相応に適合させることが可能である。
シミュレートさるべき緊急配置期は若干のファクタに関連している。いずれにし ても、使用される計算容量が考慮されなければならない。前記シミュレーション は、プロセス制御計算機の別の仕事の処理がこのために遅れるほど多量の計算容 量を要求してはならない。
それ故に、工場管制計算機なるものが万一存在していて空き容量を有している場 合には、この仕事をこのような工場管制計算機に引き渡すのが有利である。しか しながらプロセス制御計算機になお容量が余っていて特表千5−500838  (10) 使用できる場合には、前記シミュレーションを「プロセス制御レベル」で実施す ることが可能である。
また工場の稼働タイプも影響を及ぼす。「シミュレートされる緊急配置期」はす べての場合において、1交替以上の作業シフトにわたり、従って「第2交替」又 はN3交替以降のシフトは「最適の」シフトから生じた問題だけを解決すればよ いことになる。紡績工場で(バッチや仕分けの頻繁に変換する)「フレキシブル な生産」を行なう所では、多数の操作シフトをシミュレートすることは意味がな い、それというのは機構(オーガニゼーション)全体を、目まぐるしく変化する 状況に対する短期間適合に、いち早く調整する必要があるからである。比較的長 期間にわたって比較的安定した生産状態が維持されるところでは、それ相応に長 期間をシミュレートしかっ「長期間ペースで」最適のシナリオを選びだすのが効 果的である。
機械制御ユニットからトラブル信号がプロセス制御計算機に移送されるので、操 作支援の少なくとも一部分を固有のユーザーインターフェイスに与え、特に例え ばトラブルの正確な発生場所を、又いずれにしてもトラブルの発生時点を機械に 表示させることが可能である。このようにすることによって得られる利点は、操 作支援の少なくとも一部分がプロセス制御計算機には無関係であり、該プロセス 制御計算機が故障した場合でも前記操作支援を役立たせることが可能であること である。
[遺用例] 1、警急通報信号の優先度: 操作要員は通常は、トラブル除去の優先度を正当に評価することができない。
このために操作要員は、紡績設備の全現状への展望を有していなければならない 。成る1つのトラブルの結果は、トラブルを起こした部分機能(例えば1つの紡 績部において発生したラッピングによる機能障害)に関連しているばかりでなく 、トラブル影響の持続時間、連蹟した材料流内にあって一緒に被害を蒙る設備部 分及び行程周辺フィールドにも関連している0例えば別の仕分けへの切換え直前 にドツファ操作が終了している場合に糸切れを除去することはナンセンスである 。
結論、警急通報系はトラブルを除去するに当っての優先度を現下の工場の稼働状 態に基づいて連続的に評価して操作要員に伝達しなければならない。
これはプロセス制御計算機によって次のように行なわれる。すなわち: (a)プロセス制御語算機は個々の機械の稼働状態に関する通報を受ける。これ は各プロセス制御系の一般的な機能である。例、プロセス制御計算機は成るリン グ精紡機から、生産に関与していないスピンドルの本数を受信する。
(b)プロセス制御計算機おいては、稼働現状に関連して所定の限界パラメータ が確定されている。
この限界値を超えると、警報が発生される。例。
成るリング精紡機が「ドツフィング後のスタート」という稼働現状にある。生産 に関与しないスピンドルの比率限度は10%である。この限界値は操作ロボット のトラブル除去能力によって確定されている(ドイツ連邦共和国特許出願公開第 3928755号明細書参照)。
(C)発生される警報は、前記優先リストに基づいてプロセス制御計算機によっ てグレードづけされる。
ハイアラ−キイ的グレードづけによる最上位の段階には優先度が固定的に規定さ れる。すなわち: 1、従業員危険(例えば火災) 2、財貨の危険(例えば潤滑剤不足) 3、誤生産(例えば糸番手の間違い) 4、生産中断(例えば過度に多い糸切れ)5、予防的な保守のための休止期(例 えば要トラベラ交換) ハイアラ−キイ的グレードづけによる第2の段階では優先度は、規定の規則に基 づいてプロセス制御計算機によって確認される。前記の優先度グレード3〜5に とって決定的な点は、外挿法による推定!用である。該推定費用は紡績設備の稼 働現状に基づ(シミュレーションでプロセス制御計算機によってめられる。例: プロセス制御計算機は「機械3は糸切れ数過度に高し」という警報及び[機械7 はドツフィング時に停止」という警報を発生した。計算機は、両事例の予測経費 を外挿法で比較し、機械7におけるトラブル除去作業が高い優先度を有するとい う結論に達する。
(d)プロセス制御計算機は個々の操作要員の配置計画を管理する。該プロセス 制御計算機は現行の仕事の優先度を優先リストと比較し、より高次の優先度の警 報が生じると直ちに、その都度最低段階の優先度の仕事をしている操作要員に対 して警急呼出信号を発生する。
配置の配分時にプロセス制御計算機は個々の操作要員の能力を考慮し、しかも特 定のトラブルに対しては、当該トラブルも除去できるような人材だけを考慮する 。例(上記事例の続き)。
配置計画は操作要員Aについては機械2において組糸の交換作業中であることを 、また操作要員已については機械5における上部ローラの掃除作業中であること を示す、そこでプロセス制御計算機は操作要員Bに対して、高次の優先度特表千 5−500838 (11) を有する「機械7のトラブル除去」の任務につかせるために警急呼出信号を発令 する。ところで操作要員Bが掃除作業のためにしか適していない場合には、前記 の警急呼出信号は操作要員Aに対して発令される。
(e)操作員チームの配置計画は、プロセス制御系のディスプレイに表示され、 かつ上長(職工長、工場長)によって適切に調整される。例(上記事例の続き) :Il工長は、操作要員Bの作業を続行させることを望み、当面のトラブル除去 作業を操作要員Aに要求する。職工長は、該操作要員Aに高次の権限を直接与え る。こうして警急呼出信号は再び操作要員Aに発令される。
この操作法の特別の利点は、保守作業とトラブル除去作業との間に画然たる区別 がないという点にある。両者の境界は操業上の実際において極めて流動的である 。計画されている保守作業と計画外のトラブル除去作業との相互並置化は、工員 数の少ない工場に対しては特に実現されねばならない。あれかこれかの仕事に局 限するシステムは操業上の実際と衝突することになる。
2、警急信号及び緊急配置の応答確証ニ一般に周知の解決手段は、任意の操作要 員が警急信号を応答確証する点にある。トラブル状態は、当該トラブルが除去さ れるまでは存続するわけであり、そのあいだ警報は「停止されjてトラブルを表 示することだけに限られている。この表示は、トラブルが除去され次第、消滅す る。
この操作哲学は、単純なシステムの場合には、その有効性が実証されてはいるが 、操作員数に乏しい紡績工場については、当然予測されるように充分とは言い難 い。幾つかの緊急配置作業が連鎖するような場合は、操作要員に新たな警急呼出 信号毎に、反射的に新たな警急呼出信号を応答確証させることになる。正しい優 先度でトラブルを除去することは支援されることも監視されることもない。多数 の操作要員を擁したシステムでは、警急信号の応答確証の権限範囲とトラブル除 去作業の権限範囲とが不明確であるような方式は、全く役立たない。
結論:多数の操作要員を擁した比較的大型の生産設備では警急呼出しは個人指名 的に行われ、がっ、要請された当HMA作員が配置現場での仕事を完結するまで 当該警急呼出し状態は存続するものでなければならない。仕事の指定は長期表示 方式によって行われる。この表示の変化はそれぞれ別個の信号によって告知され 、該信号の確認はそれぞれ応答確証されねばならない。
前記の警急呼出しと応答確証は計算機と呼出受信機とによって次のようにして行 われる。すなゎちコ (a)計算機は操作要員に対する新たな告知事項を検出したので、該告知事項を 呼出送信機を介して特定の操作要員の受信機に伝送する。
(b)受信機は、注意を喚起する信号によって当該操作要員に警報を発すると同 時に新たな配置現場と新たな任務(見出し語)を示す。
(C)当該操作要員は新たな仕事の認識を受信機で応答確証する。
(d)当該操作員は、現行作業を完了し、新たな配置現場に赴き、当該機械のユ ーザーインターフェイスから仕事の詳細を認知する。
(e)当該操作要員は、任命された仕事を実施する。
この実施が当該機械のypsmユニットによって認識される限り、トラブル状態 は消滅し、従って次の緊急配置の任務が自動的に表示されることになる(2項目 参照)。当該機械制御ユニットがトラブル除去をセンサ装置を介して直接に確認 できない場合には、当該操作要員は作業完了を局部ユーザーインターフェイスを 介して報知する。
(f)当該操作要員が適正時点に反応せず、すなわち緊急配置現場に到着せず、 あるいは任命された作業を実施しない場合には、高次の優先度の警急信号が送出 され、当該操作要員が「行動不能」であると認知される。これは簡単な時間監視 原理に従って行われる。計算機は状況をそれ相応に評価し新たな警急呼出信号で もって別の操作要員を配置させる。
前記構想の特別の利点は、各警急信号が個人指名的な任命事項として処理されか つその実施が監視されることである。成る操作要員に支障がある場合又は該操作 員が休暇中の場合にはプロセス制御系が自動的に正しく反応する。
3、操作要員による支援要請又は警報 従来慣用の警報システムでは、遂行すべき任務を過大に要求された操作要員は、 自ら工場長室に赴いた上で支援を要請することしかできなかった。
そのために当該操作要員は、一時的にせよ、目下の作業を放棄しなければならな い。
結論 警報システムは、操作要員もまた生産設備内では言わば「センサ」として 活動しており、かつ自分の確認した事項を簡単な方式でプロセス制御系に、作業 現場を離れることなしに伝達できるようにすることを考慮しなければならない。
警報システムに機械制御ユニットを組入れかつ回路網及びプロセス制御計算機を 利用することによって今や大幅に改善された解決手段が可能になる。
(a)操作要員は現場で機械のユーザーインターフ1j表平5−500838  (12) エイスを介して自分の確認事項/支援要請/警報をインプットする。
(b)この警報は、さながら機械制御ユニットに基づ(何等かの警報であるかの ように処理され、かつ自動的に優先度を変化させて別の操作要員を参与させる。
4、工場長と操作要員間の連絡 操作要員の上長は1人員配置の全貌を知る必要があるばかりでなく、個々の操作 要員ともコンタクトをもたねばならない。その場合の重要な要素は従業員の防災 である。すなわち二火災のような極端な事例では上長は全従業員に対して生産設 備からの離脱又は工場防火作業の就労を要請せねばならない。しかし又、上長が 比較的多数の操作要員を1つの重要な共通の作業のために結集させようとするこ とも考えられる。このように細かく分別された警報の幅広い選択のためには慣用 の呼出受信機の信号概念では十分ではない。比較的大きなディスプレイ面を装備 した受信機は、携帯者の邪魔になり、不快感を覚えることになる。
結論:警報系は、個々の操作要員もしくはユーザーが自分の作業現場を離れる必 要なしに、彼等に対するメツセージの通達を助成するものでなければならない。
受信機は、その寸法及び重量によってユーザーを妨げないようにするために、大 規模なメツセージディスプレイを装備しないで済むようにしなければならない。
機械制御ユニットを警報系に組込みかつ回路網及びプロセス制御計算機を使用す ることによって今や有利な解決手段が可能になる。
(a)上長はその通達事項を事務室においてプロセス制御計算機のユーザーイン ターフェイスにインプットする。
(b)プロセス制御系は警報表に基づいて、各操作要員が活動している機械を探 索する。
(c)通常の警急呼出信号(その緊急性は上長のインプットにしたがって決定さ れる)を介して操作要員が、その操作している機械のユーザーインターフェイス に呼出される。
5、多重警報による労働心理学的なストレス集合警報によって各操作要員をオリ エンテーションのために最寄りの機械のユーザーインターフェイスに呼出して所 期のように連絡を続けるようにする場合も当然考えられる。前記集合警報は呼出 システムよりも著しく簡単ではある。この集合警報は例えば騒々しいサイレン音 又は明るい光学的プリンカ一点滅信号列から成っている。しかしながらこのよう な集合警報は、人間というものが室環境と静穏な操業経過とを望んでいるという 労働心理学的な認識に矛盾するものである。
同じ理由に基づいて個々の警報の分別評価を与えない警報システムは労働心理学 的観点から見て好ましいことではない。中央制御装置と呼出受信機とから成る今 日慣用されている警報システムは前記の要求を考慮するものではない。
結論 警報システムは静穏な操業経過を希求する操作要員の願望を考慮するもの でなければならない。
これはプロセス制御計算機を適正にプログラミングすることによって行われる。
すなわち:(a)個々の要員作業配置は、通常の条件下で遂行するのに必要とす る充分な最小時間を考慮に入れてプログラミングされる。この作業時間中は、こ の作業に匹敵する同じ優先度の警報は完全に抑制される。
(b)各シフト(交替勤務側)当りの警報数は計算機によって評価され、かつ操 作要員の専門的な資格に相応した「ストレスファクタ」で算定される。別の任命 作業を指定する場合は、プロセス制御計算機は当該操作要員の専門的な資格に相 応した、このストレスファクタを考慮する。
前記適用例1〜5は夫々個々に、あるいは組合わせて実施することができる。
′3Fl−p−−6臣 話」圧巨 要 約 書 機械、特に紡績機械からのトラブル信号をプロセス制御計算機に送出し、該プロ セス制御計算機によってトラブル除去を制御する、機械のトラブルを除去する方 法において、プロセス制御計算機によって警急呼出送信機を制御し、該警急呼出 送信機によってトラブル除去のために所望の専門工を所定の機械へ呼出すことを 特徴としている。
国際調査報告 :1際v4f報告 CH9100097 SA 46459

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.機械、特に紡績機械からのトラブル信号をプロセス制御計算機に送出し、該 プロセス制御計算機によってトラブル除去を制御する、機械のトラブルを除去す る方法において、プロセス制御計算機によって警急呼出送信機を制御し、該警急 呼出送信機によってトラブル除去のために所望の専門工を所定の機械へ呼出すこ とを特徴とする、特に紡績機械におけるトラブルを除去する方法。
  2. 2.トラブルを機械自体で、特に機械制御ユニットにおいてグレード分けする、 請求項1記載の方法。
  3. 3.機械制御ユニットにおいてトラブル種を特定の専門工に関係させ、かつ該ト ラブル種に所定の優先度を付す、請求項2記載の方法。
  4. 4.プロセス制御計算機が多数の機械の信号を集めかつ該信号の優先度に応じて 配列する、請求項3記載の方法。
  5. 5.プロセス制御計算機が、各機械の状態及び操作要員の配置状態を記憶する、 請求項4記載の方法。
  6. 6.警急呼出送信機の警急呼出しにおいてトラブルの場所と種類とを表示する、 請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 7.機械(1)、特に紡績機械からのトラブル信号をプロセス制御計算機に送出 し、該プロセス制御計算機によってトラブル除去を制御する、機械のトラブルを 除去するための警報系において、プロセス制御計算機(3)には警急呼出送信機 (7)が配設されており、該警急呼出送信機が専門工(M,W,B)の受信機へ の無線リンク(9)を有していることを特徴とする、機械、特に紡績機械のトラ ブルを除去するための警報系。
  8. 8.受信機(8)がトラブルの場所及び種類に関する短文メッセージの文字数字 式ディスプレイを有している、請求項7記載の警報系。
  9. 9.警報評価(16)のため及び警報対話(17)のためのプログラムが機械( 1)に配設されている、請求項7又は8記載の警報系。
  10. 10.プロセス制御計算機(3)には、優先度を確定するため、要員配置のため 、警報評価のため及び/又は警報統計のためのプログラムが配設されている、請 求項9記載の警報系。
  11. 11.プロセス制御計算機(3)には工場管制計算機(14)が接続されており 、該工場管制計算機を介してプロセス経過と生産途上で発生したトラブルの結果 及び個々の仕事に及ぼす優先度のグレードづけの影響を想定したプロセスシミュ レーション(22)が行なわれる、請求項7から10までのいずれか1項記載の 制御系。
  12. 12.少なくとも1基の繊維加工機械とプロセス制御計算機とを備え、前記繊維 加工機械が、前記プロセス制御計算機に対して自律的に稼働することができかつ 操作員又は走行可能な自動装置によって前記繊維加工機械を操作するためのユー ザーインターフェイスを有する機械制御ユニットを装備している形式の紡績設備 において、プロセス制御計算機が、操作要員又は前記機械に沿って走行可能な自 動装置と通信連絡するために前記ユーザーインターフェイスを使用する二とがで きることを特徴とする、紡績設備。
  13. 13.プロセス制御計算機を備えた紡績設備用又は該紡績設備の一部分を成す機 械群用の操作支援系において、プロセス制御計算機が、操作要員緊急配置を計画 するためにプログラミングされており、前記プロセス制御計算機によって制御可 能な警急呼出送信機が設けられており、該警急呼出送信機が紡績設備の受信機に 所期の呼出し信号を送信するために配置されていることを特徴とする、操作支援 系。
  14. 14.紡績設備が請求項13記載の操作支援系を有している、請求項12記載の 紡績装置。
  15. 15.少なくとも1基の機械のユーザーインターフェイスにおいて呼出し信号送 信機/受信機と操作支援系とが組合わされている、紡績設備。
  16. 16.ユーザーインターフェイスが、該ユーザーインターフェイスを介して操作 要員を支援できるように機械制御ユニットと接続されている、紡績機械。
JP3506722A 1990-04-24 1991-04-23 特に紡績機械におけるトラブルの除去法 Pending JPH05500838A (ja)

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