JPH0748738A - 紡機のモニタシステム - Google Patents

紡機のモニタシステム

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JPH0748738A
JPH0748738A JP19645793A JP19645793A JPH0748738A JP H0748738 A JPH0748738 A JP H0748738A JP 19645793 A JP19645793 A JP 19645793A JP 19645793 A JP19645793 A JP 19645793A JP H0748738 A JPH0748738 A JP H0748738A
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JP
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spinning machine
spinning
displayed
machine
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JP19645793A
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English (en)
Inventor
Tomohito Iwata
友人 岩田
Masahiro Terashita
昌宏 寺下
Kazuo Seiki
和夫 清木
Haruyoshi Nakamura
晴佳 中村
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各紡機機台から離れた場所において多数の紡
機機台の運転状況を運転条件とともに確認可能とする。 【構成】 多数台並設された各精紡機機台1には制御装
置7及び糸切れ情報処理装置10が設けられ、各制御装置
7はローカルエリアネットワーク8を介してホストコン
ピュータ9と接続されている。ホストコンピュータ9に
はカラーディスプレイ28が装備されている。制御装置7
は入力装置により入力された運転条件を記憶する作業用
メモリを備えている。ホストコンピュータ9には前記作
業用メモリに記憶された運転条件に関するデータ及び糸
切れ情報処理装置10のデータが制御装置7からローカル
エリアネットワーク8を介して入力される。ホストコン
ピュータ9は前記両データに基づいてカラーディスプレ
イ28に精紡機機台1の運転状況を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紡機のモニタシステムに
係り、詳しくは多数並設された精紡機あるいは粗紡機等
の紡機機台の現在操業状況を、各紡機機台から離れた管
理室等で把握することができる紡機のモニタシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、紡績工場においては省力化及び合
理化が進展し、作業者の数が少なくなっている。そし
て、少人数でも多数の紡機機台の運転管理を容易かつ確
実に行うため、糸切れ等の機台の異常発生、玉揚げ(管
替)準備状態等の機台の運転状況を所定の箇所に設けら
れた表示装置に表示するシステムが提案されている。例
えば、特開昭56−112517号公報には、リング精
紡機の糸切れ検出データ、ドラフト装置の送り出しロー
ラの回転速度、玉揚げまでの残り時間、玉揚げ時にスネ
ルワイヤが紡出位置から引き込み位置に移動配置された
か否かの表示を行う装置が開示されている。
【0003】又、特開昭63−92738号公報には、
空気紡績機の各錘毎に設けられたヤーンクリヤラ、スー
パスペクトロン及びC.I.A.の信号に基づいてホス
トコンピュータが必要な保全作業内容を分析してその結
果をディスプレイに表示する装置が提案されている。な
お、ヤーンクリヤラはスラブの除去機能を有し、糸むら
信号及び糸走行信号を出力する。スーパスペクトロンは
ヤーンクリヤラからの糸むら信号及び糸走行信号を使っ
て生産中の糸品質及びボトムローラの交換時期の管理等
を行う。又、C.I.A.はテンション切れ、ノズル詰
まり、ケンス内のスライバが無くなること等、スラブ切
れ以外の原因による糸切れが生じたことを表示する表示
信号と、糸走行信号を利用して各錘の生産状態の管理を
行うと同時にノッタ(糸継ぎ機)、ドッファ(玉揚げ
機)及びスライバの管理を行う。
【0004】又、各紡機機台の玉揚げ後の機台再起動時
からの生産量を機台別に表示する装置も実施されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置では、紡
機機台の状態を検出する検出装置を機台に取り付け、そ
の検出装置からの出力信号に基づいて、糸切れ等のトラ
ブル発生の有無や現在の生産量等の機台状況を表示する
ようになっている。すなわち、従来装置では、各紡機機
台がどの様な品種をどの様な条件で生産しているか、あ
るいは各紡機機台の担当作業者が誰であるかということ
を表示する機能はなかった。全部の機台が同じ条件で同
じ品種の糸を生産している場合は、そのような表示がな
くてもあまり支障はなかった。
【0006】しかし、近年、多品種少量生産が指向され
ており、全部の機台が同じ条件で運転される場合は少な
くなり、機台が複数のグループに分けられるとともに、
各グループ毎に異なる条件で運転されることが多い。そ
の場合、従来装置では各紡機機台の運転条件を表示でき
ないため、トラブルで機台が停止した場合どの品種の生
産低下につながるか、あるいは特定の作業者の担当機台
でトラブルが多発して作業者が対処しきれなくなってい
る等の情報を管理者が素早く把握することはできなかっ
た。すなわち、各紡機機台の運転条件を確認するには紡
機機台の所へ行く必要がありその分、情報の把握が遅れ
て適正な対処が遅れがちになる。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は各紡機機台から離れた場所にお
いて多数の紡機機台の運転状況を運転条件とともに確認
することができる紡機のモニタシステムを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、入力装置により
入力された運転条件を記憶する記憶装置と、前記記憶装
置に記憶された運転条件に基づいて機台の制御を行う第
1の制御手段と、糸切れの有無及び紡出速度等の機台の
運転状況を検出する検出装置とを備えた複数の紡機機台
を通信手段を介してホストコンピュータと接続し、前記
ホストコンピュータには各紡機機台の情報を表示するデ
ィスプレイと、各紡機機台に設けられた前記検出装置の
出力データと前記記憶装置に記憶された記憶データとに
基づいて前記ディスプレイに紡機機台の運転状況を表示
させる第2の制御手段とを設けた。
【0009】又、請求項2に記載の発明においては、前
記ホストコンピュータは前記ディスプレイに表示するた
めの多数の表示パターンフォーマットを記憶した記憶装
置を装備し、前記表示パターンフォーマットには全部の
紡機機台の運転状況を同時に表示可能な表示パターンフ
ォーマットを含み、前記第2の制御手段は多数の表示パ
ターンフォーマットの中から所定の表示パターンフォー
マットを選択するとともに、その表示パターンフォーマ
ットに必要な事項を加えた表示データを前記ディスプレ
イに出力するようにした。
【0010】又、請求項3に記載の発明においては、前
記全部の紡機機台の運転状況を同時に表示可能な表示パ
ターンフォーマットは、機台数に対応した数の紡機機台
を表す図形を表示するとともに、各図形が複数の表示エ
リアに区画され、機台番号の他に運転状況に関する複数
の情報を表示するようにした。
【0011】又、請求項4に記載の発明においては、前
記ディスプレイにはカラーディスプレイを使用し、前記
表示パターンフォーマットとして各紡機機台を運転条件
別等のグループ別に色分け表示する表示パターンフォー
マットを含むようにした。
【0012】
【作用】本発明においては、ホストコンピュータに設け
られたディスプレイに各紡機機台の運転状況が表示され
る。ホストコンピュータには各紡機機台の運転条件や糸
切れの有無及び紡出速度等の機台の運転状況に関するデ
ータが通信手段を介して入力される。ホストコンピュー
タの第2の制御手段は前記データに基づいてディスプレ
イに各紡機機台の運転状況を表示させる。
【0013】請求項2に記載の発明では、前記ホストコ
ンピュータに装備された記憶装置に記憶された多数の表
示パターンフォーマットの中から所定の表示パターンフ
ォーマットが第2の制御手段により選択される。第2の
制御手段はその表示パターンフォーマットに必要な事項
を加えた表示データを前記ディスプレイに出力する。表
示パターンフォーマットとして全部の紡機機台の運転状
況を同時に表示可能なものを選択した場合は、全部の紡
機機台の運転状況が一目で把握できる。
【0014】請求項3に記載の発明では、機台数に対応
した数の紡機機台を表す図形がディスプレイに表示され
るとともに、各図形が複数の表示エリアに区画され、機
台番号の他に運転状況に関する複数の情報が表示され
る。
【0015】請求項4に記載の発明では、ディスプレイ
にカラーディスプレイが使用され、各紡機機台が運転条
件別等のグループ別に色分け表示されるため、全部の紡
機機台の運転状況をより容易に把握できる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明を精紡機のモニタシステムに
具体化した一実施例を図面に従って説明する。
【0017】図1に示すように、多数台並設された紡機
機台としての精紡機機台1の側方には機台間走行レール
2が精紡機機台1の長手方向と直交する状態に敷設され
ている。機台間走行レール2上には粗糸替機3をその左
右両側に搭載して移動する複数台(1台のみ図示)のキ
ャリア4が設けられている。各精紡機機台1の左右両側
にはその長手方向に沿ってガイドレール5が延設されて
いる。キャリア4にはガイドレール5と接続可能な接続
レール(図示せず)が装備されている。粗糸替機3はキ
ャリア4に搭載されて粗糸替え作業を必要とする精紡機
機台1と対応する位置まで運搬され、当該位置で前記接
続レールがガイドレール5に接続された後、ガイドレー
ル5に沿って移動して粗糸替作業を行うようになってい
る。又、各精紡機機台1の左右両側には公知の全錘一斉
式の管替装置6(例えば、特開平2−289130号公
報等)が装備されている。
【0018】各精紡機機台1には制御装置7が設けら
れ、各制御装置7は通信手段としてのローカルエリアネ
ットワーク(LAN)8を介してホストコンピュータ9
と接続されている。又、精紡機機台1には各錘毎に設け
られた糸切れセンサ(図示せず)及び検出装置としての
糸切れ情報処理装置10が設けられている。糸切れ情報
処理装置10は糸切れセンサにバスライン11を介して
接続され、糸切れセンサの出力信号をバスラインを介し
て入力するとともに、各錘の糸切れの有無及びトラベラ
回転数等の情報を制御装置7に出力する。ローカルエリ
アネットワーク8の端末インタフェースとしてはRS4
85シリアル・インタフェースが使用されている。
【0019】図2に示すように、制御装置7はマイクロ
コンピュータ12を備え、マイクロコンピュータ12は
第1の制御手段としての中央処理装置(以下CPUとい
う)13と、制御プログラムを記憶した読出し専用メモ
リ(ROM)よりなるプログラムメモリ14とを備えて
いる。さらにマイクロコンピュータ12は運転条件やC
PU13における演算処理結果等を一時記憶する読出し
及び書替可能なメモリ(RAM)よりなる記憶装置とし
ての作業用メモリ15とを備えている。CPU13はプ
ログラムメモリ14に記憶されたプログラムデータに基
づいて精紡機機台1本体の制御と管替装置6の制御とを
行う。
【0020】制御装置7には入力装置16が設けられ、
入力装置16により入力された紡出糸番手、繊維種、ス
ピンドルの変速パターン、満管時の巻取り量、ギヤ比等
の運転条件が作業用メモリ15に記憶される。CPU1
3はフロントローラの回転数を検出する検出装置として
の回転数検出センサ17に入出力インタフェース18を
介して接続されている。又、CPU13には糸切れの有
無及びフロントローラの回転数以外の精紡機機台1の運
転状況及び管替装置6の作動状況等を検出する各種セン
サ(図示せず)から、精紡機機台1の運転状況及び管替
装置6の作動状況に関する情報が同様に入力される。
又、制御装置7は自己診断機能を備え、精紡機機台1に
異常が発生した場合、単純な異常の場合はその種類を確
認可能となっている。又、制御装置7にはディスプレイ
19が入出力インタフェース18を介して接続され、作
業用メモリ15に記憶されたデータや糸切れ情報処理装
置10からのデータを表示可能となっている。又、制御
装置7にはホストコンピュータ9との通信を行うための
RS485シリアル・インタフェース20が設けられて
いる。
【0021】ホストコンピュータ9は第2の制御手段と
しての中央処理装置(以下CPUという)21と、制御
プログラムを記憶した読出し専用メモリ(ROM)より
なるプログラムメモリ22とを備えている。さらにホス
トコンピュータ9はCPU21における演算処理結果等
を一時記憶する読出し及び書き替え可能なメモリ(RA
M)よりなる作業用メモリ23と、記憶装置としての不
揮発性RAM24と、表示データ格納用RAM25とを
備えている。CPU21はプログラムメモリ22に記憶
されたプログラムデータに基づいて動作する。ホストコ
ンピュータ9には入出力インタフェース26を介して入
力装置27及びカラーディスプレイ28が接続されてい
る。又、ホストコンピュータ9には制御装置7等との通
信を行うためのRS485シリアル・インタフェース2
0が設けられている。
【0022】ホストコンピュータ9には各制御装置7か
ら各精紡機機台1の運転状況及び管替装置6の作業状況
及び、糸切れ情報処理装置10から制御装置7へ送られ
た精紡機機台1の各錘の糸切れ情報が入力される。又、
ホストコンピュータ9にはキャリア4及び粗糸替機3の
制御装置(図示せず)から粗糸替機3の状態すなわち作
業中、トラブル停止または通常待機等のデータが入力さ
れるようになっている。
【0023】不揮発性RAM24にはカラーディスプレ
イ28で表示するための多数の表示パターンフォーマッ
トが記憶されている。表示パターンフォーマットはファ
イルヘッダと、固定表示データと、可変表示データとか
らなるファイルとして記憶されている。表示パターンフ
ォーマットには、全機台の概要を同時に表示するものと
しては、例えば、図3に示すような表示画面と対応する
ものがある。この表示パターンでは各精紡機機台が矩形
状の図形Fとして機台番号順に複数行、複数列で表示さ
れる。
【0024】そして、図4に示すように、各図形Fが3
個のエリアA1〜A3に分割されるとともに、左のエリ
アA1には機台番号及びグループ表示がなされ、中央の
エリアA2には分玉等、操業の進捗状況の表示がなさ
れ、右のエリアA3には運転中あるいは停台中、また、
トラブル発生の有無の表示がなされる。この表示パター
ンフォーマットでは、図形F、各エリアA1,A2,A
3の区画線及び機台番号が固定表示データとなり、エリ
アA1,A3の色やエリアA2の棒グラフ表示用のデー
タが可変表示データとなる。
【0025】エリアA1のグループ表示とは、生産品種
あるいは担当作業者が同じもの同士を同じグループとし
て区別する表示方法であり、エリアA1の色及び機台番
号を示す文字の色をグループ毎に変えて識別表示する。
【0026】エリアA2では分玉が棒グラフとして表示
され、満玉(10分玉)をフルスケールとした場合の現
時点の分玉に対応する長さが表示される。又、エリアA
3には運転中、停台中、トラブル発生の有無が所定の色
により識別表示される。例えば、10数色を使い分け
て、運転中、停台中(停台理由別)、トラブル発生(ト
ラブルの種類別)がそれぞれ予め定められた所定の色に
より識別表示される。すなわち、運転中であっても、糸
切れ多発あるいは紡出速度、紡出効率及び運転効率の低
下など正常運転でない場合はそれぞれ対応した色で表示
がなされる。又、停台中の機台であれば、定期停台の場
合は定期清掃、保全等の理由が表示され、異常停止の場
合は異常の種類に対応してそれぞれ別の色で表示され
る。
【0027】全部の機台が表示される表示パターンで
は、各図形Fの大きさが小さいため、詳細なデータ表示
が難しい。そこで、精紡機機台1に関する詳細データを
表示する表示パターンフォーマットもある。これらの表
示パターンでは主として文字表示となる。例えば、生産
品種等によるグループ毎の生産量を1画面に表示するパ
ターンや、各機台の生産量を数画面にわたって全機台に
ついて表示するパターンがある。又、機台毎の撚り数、
スピンドル回転数、デリベリー等の機台情報を1画面に
1台分ずつ表示するパターンや、機台毎の運転条件を1
画面に1台分ずつ表示するパターン等がある。
【0028】又、図5に示すような表示画面と対応する
ものがある。この表示パターンでは、精紡機機台1を表
示する個々の図形Fが大きく表示され、エリアA1には
上段に機台番号が、中段に生産品種が、下段に担当作業
者の表示が行われる。エリアA3には運転中の機台であ
れば、糸切れ発生状況、紡出速度、紡出効率、運転効率
が所定の基準を上回っているか否かが表示される。すな
わち、エリアA3は4個に区画され、各区画が糸切れ発
生状況、紡出速度、紡出効率、運転効率に対応し、それ
らが基準以下であれば警告色(例えば赤)で表示され、
基準を上回っていれば別の色で表示される。又、停台中
の機台であれば、定期停台の場合は定期清掃、保全等の
理由が表示され、異常停止の場合は異常の種別が色分け
表示される。
【0029】なお、糸切れ発生状況は玉揚げ後の機台再
起動時からの糸切れの発生回数が通常の糸切れ発生率に
比較して多いか否かを表す。紡出効率は設定紡出条件で
正常に紡出されたときの生産量に対する実際の紡出生産
量の割合を表す。運転効率は精紡機機台1の稼動率を表
す。
【0030】又、表示パターンフォーマットにはその
他、目的に応じて運転中の精紡機機台1の糸切れ発生状
況、紡出速度、紡出効率、運転効率を個々に表示するも
の、粗糸替機3あるいは管替装置6が作業中の機台を表
示するもの等種々のパターンが準備される。
【0031】CPU21は不揮発性RAM24に記憶さ
れた多数の表示パターンフォーマットの中から使用すべ
き表示パターンフォーマットを選択する。そして、その
データを表示データ格納用RAM25に格納し、可変表
示データを制御装置7及び糸切れ情報処理装置10から
のデータに基づいて可変データ部を設定して、表示デー
タ格納用RAM25の表示データを確定する。
【0032】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。精紡機機台1の運転を行う前に、作業者は入
力装置16を操作して、紡出糸番手、繊維種、スピンド
ルの変速パターン、満管時までの巻取り量、ギヤ比等の
運転条件を入力する。そのデータが作業用メモリ15に
記憶される。又、入力装置27によりホストコンピュー
タ9に各精紡機機台1の生産品種及び機台担当者名が入
力され、そのデータがローカルエリアネットワーク8を
介して制御装置7に送信されて作業用メモリ15に記憶
される。そして、精紡機機台1は作業用メモリ15に記
憶された運転条件に基づいて運転される。なお、精紡機
機台1が定期停台の時期にある場合は、入力装置16に
より定期清掃、保全等の停台理由が入力される。
【0033】一方、ホストコンピュータ9の電源投入が
行われと、ホストコンピュータ9はプログラムメモリ2
2に記憶された制御プログラムに従って動作し、電源投
入によりまず初期化処理が行なわれる。次に不揮発性R
AM24に記憶された表示パターンフォーマットの中か
ら、図3に示す全部の精紡機機台1を表示する基本表示
パターンが選択され、そのデータが表示データ格納用R
AM25に格納される。
【0034】次にCPU21は各精紡機機台1の制御装
置7からA2,A3の表示に必要なデータ、すなわち分
玉データと、精紡機機台1が定期停台か否かに関するデ
ータとを順次入力して作業用メモリ23に記憶させる。
CPU21はそのデータ及び生産品種及び機台担当者名
のデータに基づいて、表示データ格納用RAM25のエ
リアA1,A2,A3に対応するデータを設定する。そ
して、表示データ格納用RAM25に記憶された表示用
データに基づいて図3に対応する画面をカラーディスプ
レイ28に表示させる。その結果、カラーディスプレイ
28には全部の精紡機機台1の運転状況を表示する図3
に示す表示パターンが表示された状態となる。
【0035】図3に示す表示パターンがカラーディスプ
レイ28に表示されている場合。エリアA1の表示は生
産品種あるいは担当者が変わるまで変化しないが、エリ
アA2及びエリアA3の表示データは時間の経過ととも
に変化する。CPU21は各制御装置7から各精紡機機
台1の運転状況に関するデータを逐次入力し、そのデー
タに従ってエリアA2及びエリアA3に表示すべき表示
データを設定する。その結果、エリアA2及びエリアA
3には各精紡機機台1の運転状況がリアルタイムで表示
される。
【0036】この状態では、管理者はカラーディスプレ
イ28に表示された図形FのエリアA1の色を見ること
により、どの精紡機機台1が同じ品種の糸を生産してい
るのかを直ちに確認できる。又、エリアA2の棒グラフ
を見ることにより各精紡機機台1の生産の進捗状況を把
握できる。又、エリアA3の色を見ることによりどの精
紡機機台1が停台中か否か及びトラブル発生の有無を直
ちに確認できる。
【0037】図3に示す表示パターンでは、全部の精紡
機機台1の運転状況の概要を一目で把握できるが、個々
の精紡機機台1に関する詳しい運転状況を把握すること
はできない。より詳しい情報を得たい場合は、管理者は
入力装置27を操作して別の表示パターンを選択する。
CPU21は入力装置27の操作に対応して別の表示パ
ターンフォーマットを選択するとともに、その表示パタ
ーンフォーマットを表示データ格納用RAM25に記憶
させる。そして、その表示パターンフォーマットの可変
データを設定するのに必要なデータを制御装置7及び糸
切れ情報検出装置10から制御装置7を介して入力して
作業用メモリ23に記憶させるとともに、表示用データ
を確定してカラーディスプレイ28に表示させる。
【0038】図5に示す表示パターンを選択した場合
は、エリアA1には生産品種及び担当作業者が同時に表
示される。従って、生産品種及び担当者を確認できる。
又、エリアA3には運転中の機台であれば、糸切れ発生
状況、紡出速度、紡出効率、運転効率が所定の基準を上
回っているか否かが表示される。すなわち、エリアA3
が4個に区画され、各区画が糸切れ発生状況、紡出速
度、紡出効率、運転効率に対応し、それらが基準以下で
あれば警告色(例えば赤)で表示され、基準を上回って
いれば別の色で表示される。又、停台中の機台であれ
ば、定期停台の場合は定期清掃、保全等の理由が表示さ
れ、異常停止の場合は異常の種別が色分け表示される。
異常の種別は制御装置7の自己診断機能に基づいた分類
により行われる。従って、図5に示す表示パターンを選
択することにより、図3に示す表示パターンより詳細な
情報を把握できる。
【0039】図5に示す表示パターンでは、エリアA3
の表示から運転中の精紡機機台1が良好な状態で運転さ
れているか否かの概要は把握できる。しかし、例えば糸
切れ発生状況がどの程度なのか、紡出速度が基準よりど
の程度下回っているか等の詳しい情報は得られない。そ
れらのより詳細な情報を得たい場合は、入力装置27を
操作してその情報が表示される別の表示パターンを選択
する。すなわち、入力装置27を操作して表示パターン
を選択することにより、カラーディスプレイ28の画面
に、必要な情報が表示される。
【0040】そして、生産品種等によるグループ毎の生
産量、各機台の生産量、機台毎の機台情報、撚り数、ス
ピンドル回転数、デリベリー等あるいは機台毎の運転条
件のさらに詳しい情報を得たい場合は、それらが文字情
報として表示される別のパターンが選択される。
【0041】ホストコンピュータ9はローカルエリアネ
ットワーク8を介して各制御装置7の作業用メモリ15
に記憶されたデータを入力できる。従って、従来は精紡
機機台1の所に行かなければ分からなかった生産品種や
設定運転条件等のデータを含めた各精紡機機台1の運転
状況をカラーディスプレイ28の表示を見ることにより
把握できる。又、従来は各精紡機機台1に装備されたデ
ィスプレイ19でなければ確認できなかった異常の種類
等もホストコンピュータ9のカラーディスプレイ28で
確認できるため、精紡機機台1で異常が生じた場合にお
ける対処を早く行うことができる。又、図3に示す表示
パターンでは、全部の機台の運転状況に関する情報が文
字ではなく色で表示されるため、全体の状況把握が直観
的に短時間でできる。
【0042】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、機台を表示する図形を矩形以外の
図形としたり、各精紡機機台1をグループ表示する場
合、エリアA1を色分け表示する代わりに、ハッチング
や網目模様を施すなどにより識別表示を行ってもよい。
又、図6に示すように同じグループに属する各精紡機機
台1を枠29で囲み、その枠29内の色をグループ別に
変えてもよい。又、枠29内の色を変える代わりに、枠
29内に異なる幅あるいは向きのハッチングや網目模様
を施すなどによりグループの区別を行ってもよい。ハッ
チングや網目模様で区別する場合は、カラーディスプレ
イ28に代えてモノクロームのディスプレイを使用する
こともできる。
【0043】又、全部の精紡機機台1を表示する画面に
おいて各機台の運転状況の概要を表示する場合、機台を
表示する図形Fに機台番号及びグループ別を表示するエ
リアA1と、運転中あるいは停台中を表示するエリアA
3のみを設けた表示パターンを基本パターンとしてもよ
い。又、全部機台を表示するパターンにおいて、ロング
機台と通常の機台とを区別するため、機台を示す図形の
大きさを機台の長さに対応して変えてもよい。
【0044】又、カラーディスプレイ28の画面には通
常は全台の表示を行う基本パターンが表示され、所定の
異常状態が発生した場合は、当該精紡機機台1の詳細情
報の表示を行う表示パターンが自動的に表示されるよう
にしてもよい。この場合には管理者又は作業者はカラー
ディスプレイ28から離れた位置にいても異常が発生し
たことに気付くのが早くなる。
【0045】又、ホストコンピュータ9にプリンタを接
続し、各機台の糸切れ発生状況や運転効率等を定期的に
プリントして各機台の稼動履歴データとして保管するよ
うにしてもよい。
【0046】又、制御装置7、糸切れ情報処理装置1
0、粗糸替機3及びキャリア4とホストコンピュータ9
との間の通信を無線で行う構成としたり、糸切れ情報処
理装置10のシリンダ信号を直接ホストコンピュータ9
に送信したり、精紡機に限らず、リング撚糸機、粗紡機
等の他の紡機に適用してもよい。
【0047】又、各精紡機機台1の生産品種及び機台担
当者名を精紡機機台1の入力装置16で入力してもよ
い。又、各精紡機機台1の運転条件をホストコンピュー
タ9からローカルエリアネットワーク8を介して制御装
置7に送信し、各制御装置7の作業用メモリ15に記憶
させてもよい。その場合、各機台に対応した適正条件に
修正された後の作業用メモリ15に記憶された最終の運
転条件をホストコンピュータ9側に送り返し、ホストコ
ンピュータ9の作業用メモリ23に各精紡機機台1の運
転条件を記憶させておいてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ホ
ストコンピュータのディスプレイに多数の紡機機台の運
転状況が運転条件ととも表示されるため、各紡機機台か
ら離れた場所においても各紡機機台の状況を把握でき、
異常発生時などにおける対応が早くなる。
【0049】又、請求項2に記載の発明によれば、ディ
スプレイに出力する表示パターンとして全部の紡機機台
の運転状況を同時に表示可能なものを選択することによ
り、全部の紡機機台の運転状況が一目で把握できる。
【0050】又、請求項3に記載の発明によれば、全部
の紡機機台の運転状況に関する複数の情報が同時に表示
されるため、紡機機台の運転状況の概要がより把握しや
すい。
【0051】又、請求項4に記載の発明では、ディスプ
レイにカラーディスプレイが使用され、各紡機機台が運
転条件別等のグループ別に色分け表示されるため、全部
の紡機機台の運転状況をより容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の概略構成図であ
る。
【図2】制御装置及びホストコンピュータの電気的構成
を示すブロック図である。
【図3】カラーディスプレイに表示される表示パターン
の一例を示す概略図である。
【図4】カラーディスプレイに表示される表示パターン
の一例を示す概略図である。
【図5】カラーディスプレイに表示される表示パターン
の一例を示す概略図である。
【図6】カラーディスプレイに表示される表示パターン
の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1…紡機機台としての精紡機機台、7…制御装置、8…
通信手段としてのローカルエリアネットワーク、9…ホ
ストコンピュータ、10…検出装置としての糸切れ情報
処理装置、13…第1の制御手段としてのCPU、15
…記憶装置としての作業用メモリ、16…入力装置、1
7…検出装置としての回転数検出センサ、21…第2の
制御手段としてのCPU、24…記憶装置としての不揮
発性RAM、28…カラーディスプレイ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 晴佳 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置により入力された運転条件を記
    憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された運転条件
    に基づいて機台の制御を行う第1の制御手段と、糸切れ
    の有無及び紡出速度等の機台の運転状況を検出する検出
    装置とを備えた複数の紡機機台を通信手段を介してホス
    トコンピュータと接続し、前記ホストコンピュータには
    各紡機機台の情報を表示するディスプレイと、各紡機機
    台に設けられた前記検出装置の出力データと前記記憶装
    置に記憶された記憶データとに基づいて前記ディスプレ
    イに紡機機台の運転状況を表示させる第2の制御手段と
    を設けた紡機のモニタシステム。
  2. 【請求項2】 前記ホストコンピュータは前記ディスプ
    レイに表示するための多数の表示パターンフォーマット
    を記憶した記憶装置を装備し、前記表示パターンフォー
    マットには全部の紡機機台の運転状況を同時に表示可能
    な表示パターンフォーマットを含み、前記第2の制御手
    段は多数の表示パターンフォーマットの中から所定の表
    示パターンフォーマットを選択するとともに、その表示
    パターンフォーマットに必要な事項を加えた表示データ
    を前記ディスプレイに出力する請求項1に記載の紡機の
    モニタシステム。
  3. 【請求項3】 前記全部の紡機機台の運転状況を同時に
    表示可能な表示パターンフォーマットは、機台数に対応
    した数の紡機機台を表す図形を表示するとともに、各図
    形が複数の表示エリアに区画され、機台番号の他に運転
    状況に関する複数の情報を表示する請求項2に記載の紡
    機のモニタシステム。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイにはカラーディスプレ
    イを使用し、前記表示パターンフォーマットとして各機
    台を運転条件別等のグループ別に色分け表示する表示パ
    ターンフォーマットを含む請求項2に記載の紡機のモニ
    タシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006099442A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Canon Inc 情報処理装置、履歴ファイル作成方法、及びプログラム
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CN108517594A (zh) * 2018-06-06 2018-09-11 沙洲职业工学院 一种细纱机断纱巡检系统

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