JPH0747437B2 - 自動ワインダーの保全方法 - Google Patents

自動ワインダーの保全方法

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JPH0747437B2
JPH0747437B2 JP3109106A JP10910691A JPH0747437B2 JP H0747437 B2 JPH0747437 B2 JP H0747437B2 JP 3109106 A JP3109106 A JP 3109106A JP 10910691 A JP10910691 A JP 10910691A JP H0747437 B2 JPH0747437 B2 JP H0747437B2
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JP
Japan
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factory
unit
automatic winder
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聖一 駒井
恒男 清水
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Murata Machinery Ltd
Kondo Cotton Spinning Co Ltd
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Murata Machinery Ltd
Kondo Cotton Spinning Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2557/00Means for control not provided for in groups B65H2551/00 - B65H2555/00
    • B65H2557/60Details of processes or procedures
    • B65H2557/65Details of processes or procedures for diagnosing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡ボビンなどの糸を
巻き取ってパッケージとする巻取ユニットが多錘に設け
られた自動ワインダーに係り、特に各巻取ユニットの不
良や異常などを判定できる自動ワインダーの保全方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動ワインダーは図4に示すように巻取
ユニット11にドラム12を設け、そのドラム12上で
パッケージPを回転して、巻取ユニット11の下部に配
置された精紡ボビンBからの給糸YをパッケージPに巻
き取るものである。巻取中、精紡ボビンBからの給糸Y
はテンサー13で張力を付与され、クリアラー14で糸
の欠陥が検査された後、ドラム12上で回転するパッケ
ージPに巻き取られる。クリアラー14は糸の欠陥を検
出した際、その給糸Yをカットする。巻取ユニット11
には、糸結びを行うスプライサー15が設けられると共
にカットされたパッケージ側上糸と給糸側(ボビンB
側)下糸とをそれぞれ捕捉吸引すると共にそれをスプラ
イサー15に案内するサクションマウス16,17が回
動自在に設けられる。
【0003】この巻取ユニット11は多錘に設けられる
と共にその各ユニット11を集中制御する定長制御装置
20が設けられ、さらに各ユニット11に沿って往復走
行してパッケージPの玉揚を行う玉揚装置21が設けら
れる。この定長制御装置20には、各ユニット11のド
ラム12の回転信号、クリアラー14のカット信号、玉
揚装置21の玉揚信号などが入力され、その定長制御装
置20で各ユニット11のパッケージPの満巻を検出す
ると共に巻取の停止を行い、また玉揚装置21で玉揚さ
せるべくユニット11に設けられたグリーンランプ18
を点灯させる。更に定長制御装置はスプライサー14で
の糸継が連続して3回不良のときには黄ボタン19を作
動させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、定長制御装
置20は、各ユニットの運転効率や糸結び回数など種々
の運転状況をチェックできるようになってきているが、
現実にユニットに不良箇所がある場合、定長制御装置2
0のデータから不良箇所などの異常を判断することがで
きず、熟練作業者やメーカのサービスマンがそのユニッ
トを見て不良箇所を判断し、その箇所の修理・保全を行
っている。
【0005】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、熟練を要さずにユニットの異常をチェックできる
と共に保全できる自動ワインダーの保全方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、多錘の巻取ユニットとその各ユニット
の運転状況を監視する定長制御装置とを備えた自動ワイ
ンダーの保全方法において、工場側モニター用コンピー
タに複数の定長制御装置を接続し、そのモニター用コン
ピータに電話回線を介してセンター側のホストコンピー
タを接続し、工場側のモニター用コンピータに入力し記
憶された各ユニットの運転状況を電話回線を介してセン
ター側のホストコンピータに送信し、センター側のホス
トコンピータにて工場から送られる日々のデータを蓄積
すると共にその蓄積データから工場の各巻取ユニットの
異常診断を行うものである。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、センター側ホストコンピ
ータには各工場の自動ワインダーの各巻取ユニットの運
転状況が電話回線を介して日々入力されると共にそのデ
ータが蓄積され、センター側でこれらデータに基づいて
自動ワインダーの各ユニットを監視することで異常を診
断できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0009】先ず自動ワインダの構成は図4で説明した
通りである。
【0010】図1において、M1 ,M2 は工場で、多数
の自動ワインダーWが配列されている。この各自動ワイ
ンダーWには定長制御装置20が設けられており、定長
制御装置20がワインダーWの機台22の各巻取ユニッ
ト11を制御するようになっている。この定長制御装置
20は、それぞれモニター用コンピータ23にライン2
4を介して接続される。このモニター用コンピータ23
には、各ワインダーWの台ナンバーとそのデータをプリ
ントアウトするプリンタ25が接続される。
【0011】この工場側のモニター用コンピータ23は
モデム26を介し電話回線27にてワインダーメーカな
どセンターCのセンター側ホストコンピュータ28にモ
デム29を介して接続される。
【0012】先ず定長制御装置20は各巻取ユニット1
1の運転状況を監視する。この運転状況は、主に、(1)
SEFF%(運転効率),(2) JOI/Y(一万メート
ル当りの平均糸結回数),(3) MISJ%(ミス・ジョ
イン率),(4) YELW%(黄ボタン率),(5) SP・
DT[min](総停止時間),(6) YL・DT[mi
n](黄ボタン後の停止時間),(7) DF・DT[mi
n](AD待ちの総停止時間),(8) RUNTM[mi
n](機台ONの総運転時間),(9) PRDKG[k
g](生産高),(10)NODOF[個](満管になった
パッケージの数)などをチェックする。
【0013】この(1) 〜(5) 及び(9) の算出は、以下の
式で行う。
【0014】(1) SEFF%=WNDTM/(RUNT
M−AL・DT) ×100 WNDTMは総巻取時間,RUNTMは機台運転時間,
AL・DTはCBF(口出装置)による停止時間であ
る。
【0015】(2) JOI/Y[個]=(NOJOI/A
LLYN) ×10000 NOJOIは糸結び回数,ALLYNは総糸巻取長であ
る。
【0016】(3) MISJ%=(NOATM−NOJO
I)/NOATM ×100 NOATMは糸結び試行回数である。
【0017】(4) YELW%=NOYLW/NOJOI
×100 NOYLWは黄ボタン回数である。
【0018】(5) SP・DT[min]=RUNTM−
WNDTM (9) PRDKG[min]=ALLYN/(COUNT
×1000) COUNTは番手である。
【0019】定長制御装置20は、上述の(1) 〜(10)項
目を各ユニット毎に算出し、これをその機台ナンバーと
ユニット番号と共にモニター用コンピータ23に送信す
る。モニター用コンピータ23は、これら(1) 〜(10)項
目を日毎にプリンター25にプリントアウトする。この
プリントアウトされたデータを図2に示した。このデー
タ30には、運転日やプリントアウトした日付31と各
錘毎に(1) 〜(10)項目の数値32と1グループ(例えば
10錘)単位の(1) 〜(9) 項目の平均値33及び(10)項
目の累積数34とが印字される。また定長制御装置20
は、このほかに巻取ユニットに関するあらゆる運転状
況,玉揚装置21の動作状況,口出し装置の動作状況な
ども同時にモニター用コンピータ23に送信し、これら
データは必要に応じてモニターに表示できると共にプリ
ントアウトできるようになっている。
【0020】モニター用コンピータ23に記憶されたこ
れらデータは、モデム26を介し電話回線27を通じ、
センターC側モデム29を介してホストコンピュータ2
8に送信される。このホストコンピュータ28は、工場
1 ,M2 から日々送信される各ワインダーのユニット
のデータを蓄積する。またこのホストコンピュータ28
には工場M1 ,M2 のワインダーWの修理情報も同時に
入力される。
【0021】ホストコンピュータ28は、これらデータ
から不良のユニットを監視すると共にこれら蓄積データ
から巻取ユニット11のどの箇所が不良かを過去の修理
データも参照しながら異常診断を行う。この異常診断
は、先ず基本的には各項目の数値データ、たとえば(1)
項のSEFF%(運転効率)が70%以上,(2) 項のJ
OI/Y(一万メートル当りの平均糸結回数)が6回以
下,(3) 項のMISJ%(ミス・ジョイン率)が30%
以下,(4) 項のYELW%(黄ボタン率)が5%以下か
どうか等を判断し、またこれら数値から監視の要するユ
ニットや修理を要するユニットを工場側モニター用コン
ピータ23に送信する。
【0022】図3は上述した工場の第3機台の46錘目
の(1) 〜(4) の経日変化を示したものである。
【0023】第3図において7月17〜23日の間SE
FF%が70%以下で、MISJ%,YELELW%が
高いため、この第3機台の46錘目を特に監視するよう
に工場に知らせ、またこの錘の過去の修理データからお
およそスプライサーが原因であることを知らせる。工場
側ではスプライサーをチェックし、スプライスミスが多
いことをセンター側ホストコンピュータ28に送信す
る。その後24日になりSEFF%が40%以下で、M
ISJ%が50%,YELELW%が15%と異常に高
くなったので、スプライサを点検修理し、原因が解撚パ
イプであることを突き止めるとともに調整する。このよ
うに常時メーカ側で各(1) 〜(10)の項目をチェックし、
異常が起こる前に予めそれを予測しておき、これを工場
側に知らせておくことで、工場側では事前にその保全計
画などを立てることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
【0025】(1) センター側でこれらのデータを処理、
分析することによって、対象の自動ワインダー全ユニッ
トを個々に監視することができる。
【0026】(2) 工場側ではデータの蓄積、分析などの
煩しい作業をする必要がなく、センターから熟練した専
門家が適切な指示、助言をすることができるので、工場
側では熟練者を常時確保しておく必要がない。
【0027】(3) 工場側で定期的に実施した分解保全、
支援部品などのデータをセンター側、工場側とで送受信
することにより、予防保全を支持することが可能とな
り、不要な不備部品を常時確保しておく無駄がなくな
る。
【0028】(4) この保全方法を実施することにより当
該の自動ワインターはより高品質、より高生産を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】本発明においてワインダーの運転状況をプリン
トアウトしたデータを示す図である。
【図3】本発明においてセンター側でモニターした工場
の各ユニットの運転状況のデータの経日変化を示す図で
ある。
【図4】ワインダの詳細図である。
【符合の説明】
11 巻取ユニット 20 定長制御装置 23 モニタ用コンピータ 27 電話回線、 28はホストコンピータ M1 ,M2 工場 C センター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多錘の巻取ユニットとその各ユニットの
    運転状況を監視する制御装置とを備えた自動ワインダー
    の保全方法において、工場側モニター用コンピュータに
    複数の制御装置を接続し、そのモニター用コンピュータ
    に電話回線を介してセンター側のホストコンピュータを
    接続し、工場側のモニター用コンピュータに入力し記憶
    された各ユニットの運転状況を電話回線を介してセンタ
    ー側のホストコンピュータに送信し、センター側のホス
    トコンピュータにて、工場から送られる日々のデータを
    蓄積すると共にその蓄積データから工場の各巻取ユニッ
    トの異常診断を行うことを特徴とする自動ワインダーの
    保全方法。
JP3109106A 1991-05-14 1991-05-14 自動ワインダーの保全方法 Expired - Fee Related JPH0747437B2 (ja)

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