JP2531390B2 - 自動ワインダ―の巻取条件設定システム - Google Patents
自動ワインダ―の巻取条件設定システムInfo
- Publication number
- JP2531390B2 JP2531390B2 JP4277245A JP27724592A JP2531390B2 JP 2531390 B2 JP2531390 B2 JP 2531390B2 JP 4277245 A JP4277245 A JP 4277245A JP 27724592 A JP27724592 A JP 27724592A JP 2531390 B2 JP2531390 B2 JP 2531390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- condition
- control device
- winder
- setting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、精紡ボビンの糸を巻き
返してパッケージとする自動ワインダーの巻取条件設定
システムに関するものである。
返してパッケージとする自動ワインダーの巻取条件設定
システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動ワインダーは、精紡機から供給され
た精紡ボビンを口出しした後、これを各巻取ユニットに
供給してドラム上で回転する紙管やパッケージに巻き返
して満巻パッケージとするものである。
た精紡ボビンを口出しした後、これを各巻取ユニットに
供給してドラム上で回転する紙管やパッケージに巻き返
して満巻パッケージとするものである。
【０００３】この自動ワインダーには、各錘ごと巻取コ
ントロールユニットが設けられ、口出し動作、巻取中に
糸切れが生じたときにはボビン側の下糸とパッケージ側
の上糸の糸継動作、精紡ボビンが空になったときのコッ
プチェンジ動作、パッケージが満巻となった時の玉揚動
作をすべくグリーンランプを点灯するなどの制御がなさ
れ、これら巻取コントロールユニットでの情報は機台に
設けられた制御装置に入力されると共に制御装置より各
錘の巻取条件の設定がなされ、それに基づいて各巻取コ
ントロールユニットが設定された条件でユニットの機器
を運転制御するようになっている。
ントロールユニットが設けられ、口出し動作、巻取中に
糸切れが生じたときにはボビン側の下糸とパッケージ側
の上糸の糸継動作、精紡ボビンが空になったときのコッ
プチェンジ動作、パッケージが満巻となった時の玉揚動
作をすべくグリーンランプを点灯するなどの制御がなさ
れ、これら巻取コントロールユニットでの情報は機台に
設けられた制御装置に入力されると共に制御装置より各
錘の巻取条件の設定がなされ、それに基づいて各巻取コ
ントロールユニットが設定された条件でユニットの機器
を運転制御するようになっている。
【０００４】またこの制御装置は、上位の集中管理装置
と接続され、各機台や各錘の運転稼動状況や各種故障発
生率等が認識されるようになってきている。
と接続され、各機台や各錘の運転稼動状況や各種故障発
生率等が認識されるようになってきている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動ワイン
ダーの巻取条件の設定は、制御装置に設けられた操作パ
ネルのキーを操作して条件設定しているが、ワインダー
機台は工場で多数あり、ワインダーごとに制御装置に巻
取条件を設定するにはかなりの労力を必要とすると共に
ロットチェンジ（品種替え）や条件変更などがある場合
その都度行う必要がある。また巻取条件によっては、管
糸供給が自動でない場合、或いはロットチェンジの完了
などの時に、その都度制御装置の巻取条件の確認を行う
必要がある。
ダーの巻取条件の設定は、制御装置に設けられた操作パ
ネルのキーを操作して条件設定しているが、ワインダー
機台は工場で多数あり、ワインダーごとに制御装置に巻
取条件を設定するにはかなりの労力を必要とすると共に
ロットチェンジ（品種替え）や条件変更などがある場合
その都度行う必要がある。また巻取条件によっては、管
糸供給が自動でない場合、或いはロットチェンジの完了
などの時に、その都度制御装置の巻取条件の確認を行う
必要がある。
【０００６】また、条件の設定は生産計画の達成の程度
などを総合して勘案することが望まれ、管理者が集中管
理装置上で行うことが望ましい。
などを総合して勘案することが望まれ、管理者が集中管
理装置上で行うことが望ましい。
【０００７】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、巻取条件の設定を容易にできる自動ワインダーの巻
取条件設定システムを提供することにある。
し、巻取条件の設定を容易にできる自動ワインダーの巻
取条件設定システムを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の巻取ユ
ニットからなる複数の自動ワインダーと、そのワインダ
ーの運転を制御する制御装置と、その各制御装置の稼動
情報を監視する集中管理装置とを備えた自動ワインダー
の巻取条件設定システムにおいて、集中管理装置より各
制御装置に各ユニットの巻取条件データを転送すると共
に転送された巻取条件データを各ワインダ側で確認した
後、各ワインダーで巻取条件の設定を行うものである。
ニットからなる複数の自動ワインダーと、そのワインダ
ーの運転を制御する制御装置と、その各制御装置の稼動
情報を監視する集中管理装置とを備えた自動ワインダー
の巻取条件設定システムにおいて、集中管理装置より各
制御装置に各ユニットの巻取条件データを転送すると共
に転送された巻取条件データを各ワインダ側で確認した
後、各ワインダーで巻取条件の設定を行うものである。
【０００９】
【作用】上記構成によれば、集中管理装置より巻取条件
を設定できるようにしたので、オペレータは、集中管理
装置から転送された条件を確認するだけで巻取条件の設
定が行える。
を設定できるようにしたので、オペレータは、集中管理
装置から転送された条件を確認するだけで巻取条件の設
定が行える。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【００１１】図１は本発明のシステム構成図であり、図
において、１０は精紡機１１と口出し装置１２を介して
接続された自動ワインダーで、多錘の巻取ユニット１３
とその各巻取ユニット１３を制御する制御装置１４とか
らなっている。この自動ワインダー１０には各巻取ユニ
ット１３に沿って往復走行自在に玉揚装置１５が設けら
れる。
において、１０は精紡機１１と口出し装置１２を介して
接続された自動ワインダーで、多錘の巻取ユニット１３
とその各巻取ユニット１３を制御する制御装置１４とか
らなっている。この自動ワインダー１０には各巻取ユニ
ット１３に沿って往復走行自在に玉揚装置１５が設けら
れる。
【００１２】この自動ワインダー１０は、精紡機１１で
精紡された精紡ボビンが口出し装置１２で口出しされて
各巻取ユニット１３に供給され、そこで精紡ボビンの糸
をドラム上で回転する紙管やパッケージに巻き取って満
巻パッケージとするものである。
精紡された精紡ボビンが口出し装置１２で口出しされて
各巻取ユニット１３に供給され、そこで精紡ボビンの糸
をドラム上で回転する紙管やパッケージに巻き取って満
巻パッケージとするものである。
【００１３】制御装置１４は、巻取条件を入力する操作
パネル１７を有する。この制御装置１４は、伝送ライン
１８を介して上位の管理装置１９に接続され、管理装置
１９に制御装置１４からの機台の各巻取ユニット１３の
稼動情報が入力されるようになっている。
パネル１７を有する。この制御装置１４は、伝送ライン
１８を介して上位の管理装置１９に接続され、管理装置
１９に制御装置１４からの機台の各巻取ユニット１３の
稼動情報が入力されるようになっている。
【００１４】さて制御装置１４の操作パネル１７は、図
２に示すように、生産データ，運転データ，品質デー
タ，巻取条件データなどを表示する表示画面２０，操作
キー部２１，プリンター２２，メモリーカード挿入部２
３，操作スイッチ２４を有する。
２に示すように、生産データ，運転データ，品質デー
タ，巻取条件データなどを表示する表示画面２０，操作
キー部２１，プリンター２２，メモリーカード挿入部２
３，操作スイッチ２４を有する。
【００１５】操作キー部２１は、数字キー２５，上下左
右スクロールキー２６，プリントキー２７，表示されて
いる画面に対するヘルプ画面を出すヘルプキー２８，メ
ニューを呼び出すホームメニューキー２９，入力した内
容を決定し次の行に移動するエンターキー３０からな
る。操作スイッチ２４は、運転状態とするＲＵＮ位置Ｐ
１，手動条件設定のためＳＥＴ位置Ｐ２、入力画面をク
リアするＣＬＥＡＲ位置Ｐ３，また中央管理装置１９か
ら巻取条件のデータを取り込むためのポーリング位置Ｐ
４の各位置Ｐ１〜４を選ぶことができるようになってい
る。
右スクロールキー２６，プリントキー２７，表示されて
いる画面に対するヘルプ画面を出すヘルプキー２８，メ
ニューを呼び出すホームメニューキー２９，入力した内
容を決定し次の行に移動するエンターキー３０からな
る。操作スイッチ２４は、運転状態とするＲＵＮ位置Ｐ
１，手動条件設定のためＳＥＴ位置Ｐ２、入力画面をク
リアするＣＬＥＡＲ位置Ｐ３，また中央管理装置１９か
ら巻取条件のデータを取り込むためのポーリング位置Ｐ
４の各位置Ｐ１〜４を選ぶことができるようになってい
る。
【００１６】さて、操作スイッチ２４をポーリング位置
Ｐ４にすると、その制御装置１４の機台番号及び巻取設
定条件を必要としているという情報が伝送ライン１８を
介して中央管理装置１９に伝送され、中央管理装置１９
はこれを受けて、その機台の巻取設定条件（この巻取設
定条件は、オペレータが集中管理装置１９の操作キーを
操作して入力され記憶された巻取設定条件，或いは予め
記憶された巻取設定条件を稼動状況により自動的に変更
したものでもよい）が、伝送ライン１８を介して制御装
置１４に転送される。
Ｐ４にすると、その制御装置１４の機台番号及び巻取設
定条件を必要としているという情報が伝送ライン１８を
介して中央管理装置１９に伝送され、中央管理装置１９
はこれを受けて、その機台の巻取設定条件（この巻取設
定条件は、オペレータが集中管理装置１９の操作キーを
操作して入力され記憶された巻取設定条件，或いは予め
記憶された巻取設定条件を稼動状況により自動的に変更
したものでもよい）が、伝送ライン１８を介して制御装
置１４に転送される。
【００１７】この転送完了は画面２０に表示され、オペ
レータは、操作スイッチ２４をＳＥＴ位置Ｐ２に戻し、
以後は通常の手動設定と同様にホームメニューキー２９
と数字キー２５，エンターキー３０を操作して表示画面
２０を順次確認しながら設定を行えばよい。
レータは、操作スイッチ２４をＳＥＴ位置Ｐ２に戻し、
以後は通常の手動設定と同様にホームメニューキー２９
と数字キー２５，エンターキー３０を操作して表示画面
２０を順次確認しながら設定を行えばよい。
【００１８】すなわち、操作スイッチ２４をＳＥＴ位置
Ｐ２に戻すと、図３に示したホームメニュー３５が表示
画面２０に表示される。
Ｐ２に戻すと、図３に示したホームメニュー３５が表示
画面２０に表示される。
【００１９】このメニュー３５のセッテイの０〜９は、
「０．ショキセッテイ」が工場名，機台番号，日付など
の初期設定（Ｆ１０）、「１．キダイ」が、ヤーンクリ
アラーの種類，全錘のオプション制御、スパンなどの機
台設定（Ｆ１１）、「３．ロット」が、品種名，番手，
巻取糸長，ボビン糸長，巻取速度などの品種設定１（Ｆ
１３）、「４．ロット」がパッケージ系制御、ＢＱＣな
どの品種設定２（Ｆ１４）、「５．ロット」がその他の
品種設定（Ｆ１５）、「６．シフト」がシフト設定（Ｆ
１６）、「７．ＣＢＦ」が、ＣＢＦ（口出し）の通信を
行うかどうかのＣＢＦ設定である。
「０．ショキセッテイ」が工場名，機台番号，日付など
の初期設定（Ｆ１０）、「１．キダイ」が、ヤーンクリ
アラーの種類，全錘のオプション制御、スパンなどの機
台設定（Ｆ１１）、「３．ロット」が、品種名，番手，
巻取糸長，ボビン糸長，巻取速度などの品種設定１（Ｆ
１３）、「４．ロット」がパッケージ系制御、ＢＱＣな
どの品種設定２（Ｆ１４）、「５．ロット」がその他の
品種設定（Ｆ１５）、「６．シフト」がシフト設定（Ｆ
１６）、「７．ＣＢＦ」が、ＣＢＦ（口出し）の通信を
行うかどうかのＣＢＦ設定である。
【００２０】さてオペレータは、中央管理装置１９から
通信された巻取設定条件を０〜９の画面を順次呼び出し
て確認すればよい。すなわち、図４は品種設定１（Ｆ１
３）の画面３６で、ホームメニューキー２９で「Ｆ」，
数字キー２５の操作で「１３」を指定し、エンターキー
３０を操作することで表示され、この画面３６中の各項
目が中央管理装置１９で設定された条件でよければ、順
次ホームメニューキー２９，数字キー２５、エンターキ
ー３０を操作して画面を表示し設定を確認していき、設
定がよければ、他の設定していない錘の設定を行い、全
錘の設定が完了したなら、操作スイッチ２４をＲＵＮ位
置Ｐ１にして運転状態とし、図示していない運転開始ボ
タンにより運転を行う。また中央管理装置１９で設定さ
れた条件を変更する場合には適宜キーを操作して変更す
ればよい。この制御装置１４で設定された巻取設定条件
は、伝送ライン１８を介して集中管理装置１９に転送さ
れ、また運転中の各錘の稼動情報も適宜転送される。
通信された巻取設定条件を０〜９の画面を順次呼び出し
て確認すればよい。すなわち、図４は品種設定１（Ｆ１
３）の画面３６で、ホームメニューキー２９で「Ｆ」，
数字キー２５の操作で「１３」を指定し、エンターキー
３０を操作することで表示され、この画面３６中の各項
目が中央管理装置１９で設定された条件でよければ、順
次ホームメニューキー２９，数字キー２５、エンターキ
ー３０を操作して画面を表示し設定を確認していき、設
定がよければ、他の設定していない錘の設定を行い、全
錘の設定が完了したなら、操作スイッチ２４をＲＵＮ位
置Ｐ１にして運転状態とし、図示していない運転開始ボ
タンにより運転を行う。また中央管理装置１９で設定さ
れた条件を変更する場合には適宜キーを操作して変更す
ればよい。この制御装置１４で設定された巻取設定条件
は、伝送ライン１８を介して集中管理装置１９に転送さ
れ、また運転中の各錘の稼動情報も適宜転送される。
【００２１】また、オペレータが全ての巻取条件を確認
する必要があるとは限らず、確認すべきあるいは確認可
能な条件を選択して表示させ、確認信号により巻取を開
始することも可能である。すなわち、巻取条件を送信
後、対象とする機台（あるいは、グループの糸種を示し
確認を要求する画面を図５のように表示することも可能
であり、これにより、条件確認がスムーズに行えるよう
になる。
する必要があるとは限らず、確認すべきあるいは確認可
能な条件を選択して表示させ、確認信号により巻取を開
始することも可能である。すなわち、巻取条件を送信
後、対象とする機台（あるいは、グループの糸種を示し
確認を要求する画面を図５のように表示することも可能
であり、これにより、条件確認がスムーズに行えるよう
になる。
【００２２】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、集中管理
装置より巻取条件を設定できるようにしたので、オペレ
ータは、集中管理装置から転送された条件を確認するだ
けで巻取条件の設定が行える。
装置より巻取条件を設定できるようにしたので、オペレ
ータは、集中管理装置から転送された条件を確認するだ
けで巻取条件の設定が行える。
【図１】本発明の一実施例を示す全体構成図である。
【図２】本発明において操作パネルの詳細を示す図であ
る。
る。
【図３】本発明において巻取条件を設定するためのホー
ムメニューを示す図である。
ムメニューを示す図である。
【図４】本発明においてホームメニューの中の巻取条件
設定画面を示す図である。
設定画面を示す図である。
【図５】本発明において巻取条件の確認要求の画面を示
す図である。
す図である。
１０ 自動ワインダー １４ 制御装置 １９ 管理装置 １７ 操作パネル
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の巻取ユニットからなる複数の自動
ワインダーと、そのワインダーの運転を制御する制御装
置と、その各制御装置の稼動情報を監視する集中管理装
置とを備えた自動ワインダーの巻取条件設定システムに
おいて、集中管理装置より各制御装置に各ユニットの巻
取条件データを転送すると共に転送された巻取条件デー
タを各ワインダ側で確認した後、各ワインダーで巻取条
件の設定を行うことを特徴とする自動ワインダーの巻取
条件設定システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4277245A JP2531390B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 自動ワインダ―の巻取条件設定システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4277245A JP2531390B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 自動ワインダ―の巻取条件設定システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06127818A JPH06127818A (ja) | 1994-05-10 |
| JP2531390B2 true JP2531390B2 (ja) | 1996-09-04 |
Family
ID=17580846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4277245A Expired - Lifetime JP2531390B2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 自動ワインダ―の巻取条件設定システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2531390B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3951941B2 (ja) * | 2003-03-17 | 2007-08-01 | 村田機械株式会社 | 自動ワインダ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4916625A (en) * | 1988-09-08 | 1990-04-10 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Inferential time-optimized operation of a fiber producing spinning machine by computerized knowledge based system |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP4277245A patent/JP2531390B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06127818A (ja) | 1994-05-10 |
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