JPH0549788B2 - - Google Patents

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JPH0549788B2
JPH0549788B2 JP9458085A JP9458085A JPH0549788B2 JP H0549788 B2 JPH0549788 B2 JP H0549788B2 JP 9458085 A JP9458085 A JP 9458085A JP 9458085 A JP9458085 A JP 9458085A JP H0549788 B2 JPH0549788 B2 JP H0549788B2
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JP
Japan
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steel sheet
separator
sheet pile
pile wall
formwork
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9458085A
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English (en)
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JPS61254755A (ja
Inventor
Yoichi Shimada
Hideyuki Yamada
Takashi Yoshida
Shunichi To
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、土留め用鋼矢板壁を地中コンクリ
ート構造物施工用内側型枠および外側縁切板の支
持に利用し、地中コンクリート構造物を施工した
のち全数の鋼矢板を引抜くことができる土留め用
鋼矢板壁を利用したコンクリート構造物の型枠施
工法に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、地中にピツト等のコンクリート構造物
を築造する場合、その築造場所を掘削したとき地
山が崩壊するのを防止するために、第14図に示
すように、コンクリート構造物10の築造予定場
所を囲む位置の地盤11に、多数の鋼矢板9を振
動式打込装置12により打込んで、土留用鋼矢板
壁1を設置している。
そしてコンクリート構造物を築造する場合、周
囲の状況に応じて次の2つの方法がある。
(1) 第15図および第16図に示すように、外側
型枠用足場13を設置するスペース14を確保
するために、コンクリート構造物10の築造予
定位置から前記スペース14の距離だけ離れた
位置に鋼矢板9を打設し、コンクリート構造物
10を築造したのち、鋼矢板9を引抜く。
(2) 第17図および第18図に示すように、外側
型枠組立用足場を設置するスペースが確保でき
ない場合は、鋼矢板9をコンクリート構造物1
0の築造予定位置に近接して打設し、多数の鋼
矢板9からなる土留め用鋼矢板壁1を外側型枠
兼用とし、その鋼矢板壁1にセパレータ2の一
端部を直接固定し、そのセパレータ2の他端部
により内側型枠7を支持し、次に鋼矢板壁1と
内側型枠7との間にコンクリートを打設してコ
ンクリート構造物10を築造する。鋼矢板9は
セパレータ2と固定されているので、鋼矢板9
を引抜かないで埋殺す。
しかるに、前記(1)の方法の場合は、コンクリー
ト構造物築造予定位置と鋼矢板壁1との間に比較
的広巾のスペースを設ける必要があるので、工事
範囲が広くなくと共に鋼矢板9の使用数が多くな
り、かつ鋼矢板壁により囲まれた部分の土砂掘削
等の土工量が増加し、そのため工事費が高くなる
と共に工期が長くかかるという問題がある。
また前記(2)の方法の場合は、コンクリート構造
物10を築造したのちも、鋼矢板9がコンクリー
ト構造物中のセパレータ2に固定されていて抜取
ることができず、全数の鋼矢板が埋殺されるの
で、工事費が著しく高くなるという問題がある。
〔発明の目的、構成〕
この発明は前述の問題を有利に理解できる土留
め用鋼矢板壁を利用したコンクリート構造物の型
枠施工法を提供することを目的とするものであつ
て、この発明の要旨とするところは、コンクリー
ト構造物築造場所を囲むように打設した鋼矢板壁
1内の土砂を掘削排除したのち、上下方向に間隔
をおいて配置される複数のセパレータ2を固定し
たセパレータ保持部材3と、前記鋼矢板壁1の内
側の凹部4に取付けられたセパレータ支持部材5
とを、引抜分離自在に嵌挿係止し、各セパレータ
2を鋼矢板壁1の内面に当接された縁切板6およ
び内側型枠7に挿通して、そのセパレータ2によ
り縁切板6および内側型枠7の間隔を保持し、次
に縁切板6および内側型枠7の間に打設したコン
クリート8が硬化したのち、前記鋼矢板壁1を構
成している鋼矢板9を引抜くことを特徴とする土
留め用鋼矢板壁を利用したコンクリート構造物の
型枠施工法にある。
〔実施例〕
次にこの発明を第1図から第5図に示す実施例
によつて詳細に説明する。
まず第1図から第3図に示すように、コンクリ
ート構造物築造予定位置の周囲に近接して多数の
鋼矢板9からなる鋼矢板壁1を地盤11に打設し
たのち、その鋼矢板壁1により囲まれた地盤11
を掘削し、次いで掘削後の地盤面に均しコンクリ
ートを打設し、かつその上にベース鉄筋を組立て
たのちベースコンクリート15を打設する。
また上下方向に延長する一対の山形鋼からなる
セパレータ支持部材5を鋼矢板壁1における内側
の凹部4内において凹部巾方向に間隔をおいて配
置し、そのセパレータ支持部材5の一辺を前記凹
部4の底板に対し複数のL形取付金具16を介し
て溶接により固着する。一方、予め帯状鋼板から
なるセパレータ保持部材3に、上下方向に間隔を
おいて配置された複数のセパレータ用外側螺杆1
7の一端部を溶接により固着してセパレータ保持
具34を構成し、そのセパレータ保持具34にお
けるセパレータ保持部材3を前記一対のセパレー
タ支持部材5の間に挿入する。
次に第4図および第5図に示すように、前記外
側螺杆17にねじ座金またはナツト等の調節受片
18を螺合すると共に裏当板19を嵌設し、次い
で平板状の縁切板6に設けた透孔に前記外側螺杆
17を挿通すると共に、その縁切板6を鋼矢板壁
1の内面に当接し、かつ外側螺杆17に嵌挿した
押え板20を縁切板6の内面に当接すると共に、
外側螺杆17にねじ座金またはナツト等の締付具
21を螺合し、前記調節受片18および締付具2
1により裏当板19および押え板20を介して縁
切板6を定位置に保持する。
次にセパレータ用内側螺杆22の内端部を外側
螺杆17の外端部に溶接または接着剤あるいはそ
の他の手段により固着し、かつ前記内側螺杆22
の中間部にゴム板または鋼板等の止水材23に貫
通して水密に取付け、さらに内側螺杆22の内端
側に型枠受片24を固着するかまたは掛止する。
次に前記縁切板6の内側に壁鉄筋を組立設置し
たのち、その壁鉄筋の内側に配置した内側型枠7
の透孔に内側螺杆22を挿通すると共に、型枠受
片24に内側型枠7を係合し、かつ内側型枠7の
表側に縦ばた材25および横ばた材26を配置
し、さらに内側螺杆22の内側突出部に押え座金
27を嵌設すると共にナツト28を螺合して、型
枠の組立設置作業を終了する。
前記外側螺杆17、内側螺杆22、調節受片1
8、締付具21および型枠受片24等からなるセ
パレータ2により縁切板6と内側型枠7との間隔
を一定に保持した状態で、縁切板6と内側型枠7
との間に構造物を構成するコンクリート8を打設
し、そのコンクリート8を養生したのち、内側型
枠7、縦ばた材25、横ばた材26、押え座金2
7、ナツト26等を取外し、次いで内側螺杆22
の突出部を取外し、さらに各鋼矢板を振動式引抜
装置により引抜く。
第6図および第7図はセパレータ支持部の他の
例を示すものであつて、全長にわたつて延長する
スリツト29を有する管体からなるセパレータ支
持部材5に、一部切欠円形孔30およびこれに連
なるスリツト31を有する複数の取付金具32に
おける一部切欠円形孔30がセパレータ支持部材
5の長手方向に間隔をおいて嵌設され、各取付金
具32はセパレータ支持部材5に対し溶接により
固着され、そのセパレータ支持部材5は鋼矢板壁
1における内側の凹部4内において上下方向に延
長するように配置され、かつ各取付金具32が前
記凹部4の底板に対し溶接により固着され、さら
に丸鋼棒からなるセパレータ保持部材3に複数の
雌ねじ筒33が溶接により固着され、そのねじ雌
ねじ筒33にセパレータ用外側螺杆17の一端部
が螺合連結され、前記セパレータ保持部材3がセ
パレータ支持部材5内に挿入されると共に、雌ね
じ筒33がスリツト29、スリツト31内に配置
されている。なお、第3図および第5図におい
て、37は鋼矢板に対するコンクリート付着防止
板である。
第8図から第13図はこの発明において使用で
きるセパレータ保持部材3およびこれに固定され
たセパレータ用外側螺杆17からなるセパレータ
保持具34の変形例を示すものであつて、第8図
および第9図に示す第1変形例の場合は、帯状鋼
板からなるセパレータ保持部材3にセパレータ用
外側螺杆17が挿通され、そのセパレータ保持部
材3の両側において外側螺杆17に螺合された固
定用ナツト35、36により外側螺杆17がセパ
レータ保持部材3に固定されている。
第10図および第11図に示す第2変形例の場
合は、帯状鋼板からなるセパレータ保持部材3に
雌ねじ筒33が溶接により固着され、その雌ねじ
筒33にセパレータ17の一端部が螺合されてい
る。
第12図および第13図に示す第3変形例の場
合は、丸鋼棒からセパレータ保持部材3にセパレ
ータ用外側螺杆17の一端部が溶接により固着さ
れている。
この発明を実施する場合、セパレータ2として
は図示以外の任意構造のものを使用してもよい。
前記縁切板6、裏当板19、押え板20として
は例えば木質合板、鋼板、プラスチツク板を使用
する。また前記セパレータ支持部材5および内側
型枠7の材質は例えば鋼材、木材、プラスチツク
の何れでもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、コンクリート構造物築造場
所を囲むように打設した鋼矢板壁1内の土砂を掘
削排除したのち、上下方向に間隔をおいて配置さ
れる複数のセパレータ2を固定したセパレータ保
持部材3と、前記鋼矢板壁1の内側の凹部4に取
付けられたセパレータ支持部材5とを、引抜分離
自在に嵌挿掛止し、各セパレータ2を鋼矢板壁1
の内面に当接された縁切板6および内側型枠7に
挿通して、そのセパレータ2により縁切板6およ
び内側型枠7の間隔を保持し、次に縁切板6およ
び内側型枠7の間に地中の構造物を構成するコン
クリート8を打設するので、コンクリート8を鋼
矢板壁1に近接させると共に鋼矢板壁1に付着し
ないようにして打設することができ、かつそのコ
ンクリート8が硬化したのち、セパレータ支持部
材5を固定した鋼矢板9およびセパレータ支持部
材を備えていない鋼矢板を引抜いて回収するの
で、鋼矢板壁1とコンクリート構造物10との間
に大きなスペースを設けることなくコンクリート
構造物を築造したのち、鋼矢板壁1を構成する鋼
矢板9およびセパレータ支持部材5を回収するこ
とができ、そのため工事範囲を縮小して土工量、
鋼矢板使用数を削減すると共に、短かい工期およ
び安い工費でコンクリート構造物を築造すること
ができ、また前記セパレータ2を鋼矢板壁1に対
し簡単な手段によつて容易にかつ安定状態で強固
に掛止することができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図はこの発明の実施例を示すも
のであつて、第1図は鋼矢板壁の内側にセパレー
タ支持部材および外側螺杆を設置した状態を示す
斜視図、第2図はその平面図、第3図は第2図の
A−A線断面図、第4図は組立てられた型枠装置
を示す平面図、第5図は第4図のB−B線断面図
である。第6図はセパレータ支持部の他の例を示
す斜視図、第7図はその拡大平面図、第8図はセ
パレータ保持具の第1変形例を示す斜視図、第9
図はその一部縦断側面図、第10図はセパレータ
保持具の第2変形例を示す斜視図、第11図はそ
の一部縦断側面図、第12図はセパレータ保持具
の第3変形例を示す斜視図、第13図はその側面
図である。第14図は従来のコンクリート構造物
築造方法を実施する場合の鋼矢板打込状況を示す
概略斜視図、第15図は従来のコンクリート構造
物築造方法の一例を示す概略縦断側面図、第16
図はその築造方法における鋼矢板壁とコンクリー
ト構造物との関係を示す平面図、第17図は従来
のコンクリート構造物築造方法の他の例を示す概
略縦断側面図、第18図はその築造方法により築
造されたコンクリート構造物および鋼矢板壁を示
す平面図である。 図において、1は鋼矢板壁、2はセパレータ、
3はセパレータ保持部材、4は凹部、5はセパレ
ータ支持部材、6は縁切板、7は内側型枠、8は
コンクリート、9は鋼矢板、15はベースコンク
リート、16はL形取付金具、17はセパレータ
用外側螺杆、18は調節受片、21は締付具、2
2はセパレータ用内側螺杆、24は型枠受片、2
5は縦ばた材、26は横ばた材、27は押え座
金、28はナツト、34はセパレータ保持具であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート構造物築造場所を囲むように打
    設した鋼矢板壁1内の土砂を掘削排除したのち、
    上下方向に間隔をおいて配置される複数のセパレ
    ータ2を固定したセパレータ保持部材3と、前記
    鋼矢板壁1の内側の凹部4に取付けられたセパレ
    ータ支持部材5とを、引抜分離自在に嵌挿掛止
    し、各セパレータ2を鋼矢板壁1の内面に当接さ
    れた縁切板6および内側型枠7に挿通して、その
    セパレータ2により縁切板6および内側型枠7の
    間隔を保持し、次に縁切板6および内側型枠7の
    間に打設したコンクリート8が硬化したのち、前
    記鋼矢板壁1を構成している鋼矢板9を引抜くこ
    とを特徴とする土留め用鋼矢板壁を利用したコン
    クリート構造物の型枠施工法。
JP9458085A 1985-05-04 1985-05-04 土留め用鋼矢板壁を利用したコンクリ−ト構造物の型枠施工法 Granted JPS61254755A (ja)

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JPS61254755A JPS61254755A (ja) 1986-11-12
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