JP2007205142A - 1枚板側壁パネルを備える組立柵渠 - Google Patents
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Abstract
【課題】
従来の組立柵渠は側壁パネルが分割されていた為、施工に時間がかかっていた。また施工中のパネル設置において安全性に欠けており、側壁パネルの固定が背面土土圧によるもので、自然現象により背面土土圧が沈下、洗掘した場合、水路が崩壊するという問題があった。
【解決の手段】
水路の深さに対し側壁パネルがU字型支柱の垂直に立ちあがった柱において1枚の側壁パネルからなり、U字型支柱の垂直に立ち上がった支柱の前後の端面に側壁パネルを接合させ、U字型支柱の垂直に立ち上がった柱部分の側面にボルト孔を設け、同一ボルト径の孔を施した転落防止金具を用い側壁パネルとU字型支柱を転倒防止金具固定用ボルトで係止させ、従来の問題を解決させる。
【選択図】 図1
従来の組立柵渠は側壁パネルが分割されていた為、施工に時間がかかっていた。また施工中のパネル設置において安全性に欠けており、側壁パネルの固定が背面土土圧によるもので、自然現象により背面土土圧が沈下、洗掘した場合、水路が崩壊するという問題があった。
【解決の手段】
水路の深さに対し側壁パネルがU字型支柱の垂直に立ちあがった柱において1枚の側壁パネルからなり、U字型支柱の垂直に立ち上がった支柱の前後の端面に側壁パネルを接合させ、U字型支柱の垂直に立ち上がった柱部分の側面にボルト孔を設け、同一ボルト径の孔を施した転落防止金具を用い側壁パネルとU字型支柱を転倒防止金具固定用ボルトで係止させ、従来の問題を解決させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は用排水路などに使用される組立柵渠に関する。
従来の用排水路に使用されている組立柵渠では水路の深さに応じ、側壁パネルを積層して行く工法がほとんどである。
側壁パネルは軽量化を図る為とプレキャストコンクリート製造に使用する型枠のコストを抑える為に分割されている。
施工方法としてはU字型支柱を一定間隔で配置し、U字型支柱間に側壁パネルを配置して行き、背面土土圧の埋め戻しを行う前に側壁パネルが転倒しないように、図7に示す10のサポートと呼ばれる仮固定を積層された側壁パネルごとに施す。任意のスパン分、側壁パネルを設置した時点でサポートを外しながら背面土土圧を埋め戻し背面土土圧によって側壁パネルを係止させる。始点から終点まで数回に分けて以上の作業を繰り返し行い、場所によっては底版コンクリートを打設する場合もある。
中にはサポートが不要な側壁パネルの転倒防止を目的とした工法もある。(例えば 特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)
以下、図7、図8により従来の組立柵渠について説明する。
図において7は8,9の側壁パネルを支え、水路を形成するU字型支柱である。8,9は垂直に立ち上がった部分の土を留める為の側壁パネルである。水路は7のU字型支柱の幅で水路の幅が確定し、深さは8,9の側壁パネルの枚数で決まる。8は最下段に使用する側壁パネルで9は高さに応じ数量が変化するパネルである。
従来からある組立柵渠は側壁パネルが分割されている為、施工時、側壁パネルの設置に時間がかかり工事期間が長く、それが関係し工事費が嵩んでいた。
特公平3−29925号公報にある工法では金属棒の数が多く、またストッパーがない為、施工仕上がりが均一に保たれない。また実開昭53−9732や実開昭51−85542号公報ではコンクリートの面より突出している為運搬時、施工時に傷つけたり、曲がったりする可能性がありこれも前記同様施工仕上がりが均一に保たれない。
従来からある組立柵渠は施工時に側壁パネルの転倒の恐れがありサポートの取付け、取り外しに手間を要し、それに伴ない工事期間に影響し工事費が嵩んでいた。
従来からある組立柵渠は側壁パネルの施工時における転倒防止サポートは仮固定するもので、安全性に欠けている。
施工後埋め戻しを行った背面土土圧が自然現象で沈下または洗掘によって背面土土圧がなくなった場合、側壁パネルを係止させるものがなく側壁パネルが転倒する。(図8の11)
そこで本発明は、1枚板側壁パネルを用いて作業性の向上を目的とし転倒防止金具を使用する事により、施工仕上がりの均一性を図り安全性を高める事が可能な組立柵渠を提供するものである。
本発明は前記に述べた従来工法の課題の解決を図るもので、水路の深さに対し側壁パネルがU字型支柱の垂直に立ちあがった柱において1枚の側壁パネルからなる組立柵渠であり、またU字型支柱の垂直に立ち上がった支柱の前後の端面に側壁パネルを接合させ、U字型支柱の垂直に立ち上がった柱部分の側面にボルト孔を設け、同一ボルト径の孔を施した転落防止金具を用い側壁パネルとU字型支柱を転倒防止金具固定用ボルトで係止させる組立柵渠である。
分割式の側壁パネルから1枚の側壁パネルにする事により分割式に比べ飛躍的に施工期間の短縮が出来る。
側壁パネルが1枚なので転倒防止金具が一ヶ所になり、飛躍的に施工が早い。
転倒防止金具をボルトで締め固定する為、均一した施工が可能である。
転倒防止金具が従来工法のサポートの役割を果し施工区間の始点から終点までパネル設置が出来、サポートの取付け取り外し作業の手間が省け、側壁パネル設置後、背面土土圧の埋め戻しが出来施工性向上につながる。
転倒防止金具を施す事により施工時の安全性が保たれる。
背面土土圧がなくなっても、側壁パネルが一枚かつ転倒防止金具を施しているのでパネルが転倒しない。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図において1はU字型支柱である。2の側壁パネルを支える為のものであり、2の長さに応じ一定間隔で設置する。
1のU字型支柱は水路底に接する底版と水路底に対し垂直に立ちあがった支柱からなる。水路内側は垂直に立ちあがり背面土土圧がかかるほうの面はU字型支柱の補強構造となっており、天端より下部に向かい斜め方向に広がっている。斜め方向に広がった面の天端の方には3のボルト孔を有する構造。
1のU字型支柱は水路の深さに対し立ちあがりの柱が工場生産により自由に対応できる。
図において2は側壁パネルである。2が受ける背面土土圧を1のU字型支柱によって支えられるものであり、1のU字型支柱設置後、1との間に設置して行き水路の深さに応じ側壁パネルが1枚板からなるもの。
2の側壁パネルは板を正面から見た時、外周枠と中央部に十字の補強を施し他部分より肉厚になっており軽量化を図り強度を保つものである。
2の側壁パネルの両端と、1のU字型支柱前後の接合部は凹凸構造になっており、水路内側はフラットである。
図において4は転倒防止や施工時のサポートをなくす為の転倒防止金具である。
4の転倒防止金具は、C型構造で両端部に曲りのツメがあり、中央部にボルト用の孔があり中央部はU字型支柱の斜め方向に広がった面に平行に合わさり、3のボルト孔と4の転倒防止金具の中央部ボルト孔が重なり、また両端部のツメの端部は側壁パネルと平行になり1個の転倒防止金具で両側2枚の側壁パネルを押さえ、転倒防止金具を6の転倒防止金具固定用ボルトによって締め付け、側壁パネルを係止させる。
4の転倒防止金具設置後、5の背面土土圧によって埋め戻しを行う。
1 U字型支柱
2 側壁パネル
3 ボルト孔
4 転倒防止金具
5 背面土土圧
6 転倒防止金具固定用ボルト
7 U字型支柱
8 最下段側壁パネル
9 側壁パネル
10 サポート
11 背面土土圧沈下、洗掘状況
2 側壁パネル
3 ボルト孔
4 転倒防止金具
5 背面土土圧
6 転倒防止金具固定用ボルト
7 U字型支柱
8 最下段側壁パネル
9 側壁パネル
10 サポート
11 背面土土圧沈下、洗掘状況
Claims (2)
- 水路の深さに対し側壁パネルがU字型支柱の垂直に立ちあがった柱において1枚の側壁パネルからなる組立柵渠。
- U字型支柱の垂直に立ち上がった支柱の前後の端面に側壁パネルを接合させ、U字型支柱の垂直に立ち上がった柱部分の側面にボルト孔を設け、同一ボルト径の孔を施した転落防止金具を用い側壁パネルとU字型支柱を転倒防止金具固定用ボルトで係止させる請求項1記載の組立柵渠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006028706A JP2007205142A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 1枚板側壁パネルを備える組立柵渠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006028706A JP2007205142A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 1枚板側壁パネルを備える組立柵渠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007205142A true JP2007205142A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38484836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006028706A Pending JP2007205142A (ja) | 2006-02-06 | 2006-02-06 | 1枚板側壁パネルを備える組立柵渠 |
Country Status (1)
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-
2006
- 2006-02-06 JP JP2006028706A patent/JP2007205142A/ja active Pending
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