JPH11172653A - コンクリ−ト製水路擁護壁の組立て構造 - Google Patents

コンクリ−ト製水路擁護壁の組立て構造

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Publication number
JPH11172653A
JPH11172653A JP9361951A JP36195197A JPH11172653A JP H11172653 A JPH11172653 A JP H11172653A JP 9361951 A JP9361951 A JP 9361951A JP 36195197 A JP36195197 A JP 36195197A JP H11172653 A JPH11172653 A JP H11172653A
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JP
Japan
Prior art keywords
side wall
wall plate
concrete
bottom wall
plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP9361951A
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English (en)
Inventor
Morio Sekiguchi
守雄 関口
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KURAMOTO KK
Original Assignee
KURAMOTO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な位置決めを要しないで簡単に敷設施工
することができ、さらには植物や動物の自然環境保護に
もなり、さらには強度を保持できるコンクリ−ト製の水
路擁護壁の組立て構造を提供する。 【解決手段】 底壁板1と、その両側の側壁板2と、そ
の側壁板2を支持する支柱3とから成り、定長定幅の底
壁板1の両側縁辺1aの長手方向中央部位に横断面外向
き凸状の支柱3,3を上開き状に対設し、前記底壁板1
同士を長さ方向に連結させたとき、定間隔に立つ前記支
柱3,3間に前記支柱3の高さに納り且つ両端を前記支
柱3の外向き凸状と噛合う鈎部2aに形成した植物根張
間隙形成単位側壁板2を落し込み、背面土圧により前記
側壁板2の固定がなされることを特徴とするコンクリ−
ト製水路擁護壁の組立て構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリ−ト製の
水路擁護壁の組立て構造に関する。
【0002】
【従来の技術】このまで、コンクリ−ト製の水路の擁護
壁の組立て構造が各種提案されている。それらは、いず
れも、縦支柱部分が独立して直立され、その支柱の間に
架設されるように背後からコンクリ−ト板を落とし込ん
で側壁面を形成しその側壁面の背後の埋め戻しをするも
のであった。この構造の水路の施工にあたっては、あら
かじめコンクリ−ト縦支柱を正確に位置決め固定をした
上で、定寸のコンクリ−ト板を填め込まなければなら
ず、位置がずれると填め込みできなくなる虞があった。
【0003】また水路護岸において、これまでのなんの
趣向もない平板なコンクリ−ト面を避けて、植物景観を
回復してより自然の状態に近いものにしようとする努力
が始まっている。そして、水性小動物や魚類の保護も大
切な環境保護であるとの認識も生れつつある。植物は自
然景を観楽しませるのみならず水質浄化作用も大きく、
また水性小動物の増加は鳥類などの貴重な動物の保護に
もなることが自然の食物連鎖として必要とされている。
しかし、これまでのコンクリ−ト製の水路の擁護壁は、
植物や動物を全く寄せ付けない表面をした構造のもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたもので、正確な位置決めを要しないで簡単
に敷設施工することができ、さらには植物や動物の自然
環境保護にもなる、さらには強度を保持できるコンクリ
−ト製の水路擁護壁の組立て構造を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、底壁板1と、その両側の側壁板2と、そ
の側壁板2を支持する支柱3とから成り、定長定幅の底
壁板1の両側縁辺1aの長手方向中央部位に横断面外向
き凸状の支柱3,3を上開き状に対設し、前記底壁板1
同士を長さ方向に連結させたとき、定間隔に立つ前記支
柱3,3間に前記支柱3の高さに納り且つ両端を前記支
柱3の外向き凸状と噛合う鈎部2aに形成した植物根張
間隙形成単位側壁板2を落し込み、背面土圧により前記
側壁板2の固定がなされることを特徴とするコンクリ−
ト製水路擁護壁の組立て構造である。
【0006】また、上記構成において、前記植物根張間
隙形成単位側壁板2が水平方向の補強鉄筋5入り補強コ
ンクリ−ト帯6を一体的に形成して成るものである。
【0007】さらに、上記構成において、前記植物根張
間隙形成単位側壁板2が複数の横板の積層より成るもの
である。
【0008】さらにまた、上記構成において、前記側壁
板2に植物成長用貫通孔7群を設けて成るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下図面で
具体的に説明する。本発明は、図4に示すように、底壁
板1と、その両側の側壁板2と、その側壁板2を支持す
る支柱3とから成り、定長定幅の底壁板1の両側縁辺1
aの長手方向中央部位に横断面外向き凸状の支柱3,3
を強度を高めるために鉄筋4を内蔵させて上開き状に対
設する。そして、図5に示すように、前記底壁板1同士
を長さ方向に連結させたとき、定間隔に立つ前記支柱
3,3間に前記支柱3の上端と同高となり且つ両端を前
記支柱3の外向き凸状と噛合う鈎部2aに形成した植物
根張間隙形成単位側壁板2を落し込み、埋め戻しされた
ときの背面土圧により前記側壁板2の固定がなされる。
【0010】前記支柱3への側壁板2の填め込み形態
は、側壁板2の鈎部2aと支柱3の鈎部3aに填め込み
できるように凹凸対応しているものであれば、図5に示
す形状以外にも各種形状が可能である。また、前記植物
根張間隙形成単位側壁板2の表面には、雑草がその根張
間隙内に根を張って成育する。
【0011】また、前記植物根張間隙形成単位側壁板2
は空隙が大きいために折曲げ強度は普通コンクリ−トよ
りも小さくなる。このため、図1及び図2に示すよう
に、背面2bに全長さに渡って水平方向の補強鉄筋5入
り補強コンクリ−ト帯6を一体的に形成する。
【0012】さらに、前記植物根張間隙形成単位側壁板
2が複数の横板(横板が3枚の場合を図2に示す)の積
層より成る。
【0013】また、図3に示すように、前記側壁板2に
植物成長用貫通孔7群を設けた形態が可能である。この
貫通孔7群により側壁板2の背部の土壌から植物が成長
して側壁板2の表面に突出成長できる。また、前記貫通
孔7が水面下にあるときには、魚などの小さい水性生物
が出入りし、さらにその背後に大きな岩等を積み上げる
と、その隙間空間が漁巣にもなる。またこの隙間空間に
おいては、水が滞留して微生物などにより浄化される水
質浄化槽としての役割が生じる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上のようで、水路の擁護壁面
を正確な位置決めせずに底壁板1を突き合わせるだけで
簡単に接続敷設することができ、また側壁板2を支柱
3,3間の背後に落とし込むだけで簡単に組み立てがで
き、その背面2bからの土の埋め戻しで工事が完成す
る。強度的に弱い植物根張間隙形成単位側壁板2には、
補強鉄筋5入り補強コンクリ−ト帯6を一体的に形成す
れば、折曲げ強度が高められて支柱3,3の間隔が長い
場合でも充分土圧に耐えられる。
【0015】また、側壁面2が植物根張間隙形成単位側
壁板なので、植物が根を張って成育し自然景観が回復す
る。さらに前記側壁板2に積極的に植物成長用貫通孔7
群を設けた形態では、それらの貫通孔7内に水面上では
植物が繁茂し、水面下では水性小動物や魚類の保護にも
なり水質浄化作用により水が綺麗になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側壁板が1枚板である形態を示す斜視
図。
【図2】側壁板が3枚板である形態を示す斜視図。
【図3】側壁板に貫通孔7群を有する形態を示す斜視
図。
【図4】支柱付き底壁板を示す斜視図。
【図5】連続敷設した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 底壁板 1a 底壁板の側縁辺 2 側壁板 2a 側壁板の鈎部 2b 側壁板の背面 3 支柱 3a 支柱の鈎部 4 支柱鉄筋 5 側壁板補強鉄筋 6 側壁板補強コンクリ−ト帯 7 植物成長用貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁板(1)と、その両側の側壁板
    (2)と、その側壁板(2)を支持する支柱(3)とか
    ら成り、定長定幅の底壁板(1)の両側縁辺(1a)の
    長手方向中央部位に横断面外向き凸状の支柱(3),
    (3)を上開き状に対設し、前記底壁板(1)同士を長
    さ方向に連結させたとき、定間隔に立つ前記支柱
    (3),(3)間に前記支柱(3)の高さに納り且つ両
    端を前記支柱(3)の外向き凸状と噛合う鈎部(2a)
    に形成した植物根張間隙形成単位側壁板(2)を落し込
    み、背面土圧により前記側壁板(2)の固定がなされる
    ことを特徴とするコンクリ−ト製水路擁護壁の組立て構
    造。
  2. 【請求項2】 植物根張間隙形成単位側壁板(2)が水
    平方向の補強鉄筋(5)入り補強コンクリ−ト帯(6)
    を一体的に形成して成る請求項1記載のコンクリ−ト製
    水路擁護壁の組立て構造。
  3. 【請求項3】 植物根張間隙形成単位側壁板(2)が複
    数の横板の積層より成る請求項1又は2記載のコンクリ
    −ト製水路擁護壁の組立て構造。
  4. 【請求項4】 側壁板(2)に植物成長用貫通孔(7)
    群を設けて成る請求項1乃至3のうちいずれか一項記載
    のコンクリ−ト製水路擁護壁の組立て構造。
JP9361951A 1997-12-09 1997-12-09 コンクリ−ト製水路擁護壁の組立て構造 Pending JPH11172653A (ja)

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JP9361951A JPH11172653A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 コンクリ−ト製水路擁護壁の組立て構造

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JP9361951A Pending JPH11172653A (ja) 1997-12-09 1997-12-09 コンクリ−ト製水路擁護壁の組立て構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205142A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Shunsuke Irie 1枚板側壁パネルを備える組立柵渠
CN111472332A (zh) * 2020-04-06 2020-07-31 沈斌 一种生态沟渠及其构建方法

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