JPH054970Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH054970Y2
JPH054970Y2 JP2824786U JP2824786U JPH054970Y2 JP H054970 Y2 JPH054970 Y2 JP H054970Y2 JP 2824786 U JP2824786 U JP 2824786U JP 2824786 U JP2824786 U JP 2824786U JP H054970 Y2 JPH054970 Y2 JP H054970Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
different hardness
pad
boundary wall
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2824786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62139607U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2824786U priority Critical patent/JPH054970Y2/ja
Publication of JPS62139607U publication Critical patent/JPS62139607U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH054970Y2 publication Critical patent/JPH054970Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は車両用シートなどに用いられる異硬
度部分を有するシートパツドを、フレームと一体
化して発泡成形するために用いられるフレーム一
体異硬度シートパツドの成形型に関するものであ
る。
従来の技術 周知のように車両用シートして軟質のウレタン
フオームなどによるクツシヨンパツドが多く用い
られており、第4図に示されるように発泡済のウ
レタンシートパツド10に支持用フレーム11を
組み込んでシートの製造を行なつている。
ところが、最近ではこのシートのクツシヨンパ
ツドは生産性向上やシート仕上がり品質向上を図
るために発泡後にフレームを組み込むのではな
く、シートパツドと支持用フレームとを同時に発
泡成形させるフレーム一体発泡成形パツドの採用
が拡大傾向にある。
また、このようなシートパツドにおいて、乗り
心地、サポート性などを確保するために、シート
パツドのサイド部の硬さも背もたれ部よりも高め
たシートパツドが導入されている。
この異硬度部分を持たせる方法と、フレームと
一体化させてシートパツドを成形する前記方法と
を組み合わせたものが従来知られている。この方
法では第5図に示されるようにフレーム11はフ
レーム受け12で保持され異硬度部分に亘つて配
置されてシートパツドに一体化されている。しか
し、異硬度部分には境界が設けられていないので
異硬度部分を形成すべき異種材料が混合してしま
い品質劣化を招くという問題点があつた。
このように異硬度部分を有するシートパツドで
は異種材料の混合を防止する必要があり、従来異
硬度部分を有するように形成するために第6図に
示されるように硬度の高い部分13を予め成形し
ておき、これを型に組み込んで柔らかいシートパ
ツド部分14とともに同時に発泡させて成形して
いる。
しかしこの方法では、予め硬度の高い部分を形
成しておく必要があり、これを組み込んでさらに
発泡させるので作業効率が良好ではなかつた。
このため異硬度部分を同一金型で同時に成形す
る方法が提案されている。
このように異硬度のシートパツドを同一金型で
同時に成形する方法が特開昭58−12619号および
特開昭58−112715号に提案されている。
これらの公開公報に記載された方法では、いず
れも異種原料の境界部に堰部材としてインサート
材(チツプフオーム、布、発泡合成樹脂、仕切
板)を配備しており、この堰部材を成形シートパ
ツド内に残置あるいは除去してシートパツドを製
造している。
さらに、異硬度部分の境界部分の型に隔壁を立
設すると共にシートパツドの全面に亘る基材で異
硬度部分を結合する方法が特開昭57−192510号に
示されている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のシートパツドの製造方法
のうち前者の2つでは、インサート材の配置位置
やその姿勢により異硬度の境界部分がずれて所望
のシートパツドが得られないことがあり、また、
境界部分での連結性が良好ではなく、インサート
材をシートパツド材内に残置する場合には、この
インサート材とパツドとが接着性に優れているこ
とが必要であるなどの制約がある。
また、後者の従来例によれば、異硬度部分は隔
壁で分離され、この異硬度部分は基材のみで連結
されているため、成形後のシートパツドは保持性
が悪く、特にサイド部に高硬度部分を形成するよ
うな場合にはそのサイド部分がぐらついたり、シ
ート装置の仕上り品質が安定しないという問題点
がある。
この考案は上記問題点を解決することを基本的
な目的とし、製造が容易で仕上り品質に優れたフ
レーム一体異硬度シートパツドを製造するための
成形型を提供するものである。
問題点を解決するための手段 すなわちこの考案のフレーム一体異硬度シート
パツドの成形型は、上型と下型とによりフレーム
と一体化され異硬度部分を有するシートパツドを
形成する成形型であつて、異硬度部分を形成する
シートパツド原料の混合を防止するように下型に
境界壁が設けられており、この境界壁にフレーム
が密着して嵌合される溝がその境界壁を横切る方
向に形成されていることを特徴とするものであ
る。
作 用 この考案によれば、異硬度部分を形成するシー
トパツド原料は境界壁により形成される区画内に
注入され、異硬度部分を形成するたとえば異種の
材料は境界壁と、境界壁の溝に密着して嵌合され
たフレームとで隔てられて接触しないようにされ
てその原料の混合が防止される。
しかも成形された異硬度パツドはフレームと一
体化されており、それぞれの異硬度パツドはこの
フレームに支持されて形が保持されており、仕上
り品質に優れたシートパツドが得られる。
実施例 次にこの考案の一実施例を添附図面に基づいて
説明する。
下型1に異硬度のシートパツドの境界部分に対
応して異種のシートパツド原料が混合しないよう
にその接触を防止するだけの高さを有する境界壁
2が形成されている。この境界壁2により下型1
は硬度の高いサイド部を形成する部分と硬度が比
較的低い背もたれ部を形成する部分に区画され
る。
この境界壁2に、成形されるシートパツドと一
体化されるように配置される鉄製のフレーム3を
受ける溝4が境界壁2を横切る方向に形成されて
いる。
この溝4にはゴムや樹脂などが配設されてお
り、ゴムを使用する場合にはゴムを溝4に張り付
け、樹脂を用いる場合には溝4およびフレーム3
の形状に適合したものを用いて嵌め込む。またこ
れらの部材を用いない場合にはその溝4の内面を
フレーム3の形状に適合するように機械加工で精
度を出す。これらのゴムなどや精密な加工により
フレーム3は溝4に密着して嵌合される。これに
よりフレーム3の嵌合部分はシールが保たれる。
さらにこのフレーム3の嵌合部分に当接するよ
うに上型5にフレーム押えピン6が設けられてお
り、上型5と下型1とを組んだ際にこのフレーム
押えピン6でフレーム3を境界壁2の溝4に押し
付けてフレーム3と溝4との間に隙間ができるこ
とを防止してシール性の向上を図つている。また
上型5とその境界壁2の部分はフレーム押えピン
6を除き完全に当接するものではなく、間隙を有
するものであつてもよい。
次にこの型を用いてシートパツドを製造する工
程を説明する。
フレーム3を下型1内に配置し境界壁2を横切
る部分では境界壁2の溝4に密着して嵌合させ
る。次いで上型5を下型1に組み込んでフレーム
押えピン6でフレーム3を溝4に押し付ける。こ
のようにして境界壁2とフレーム3とにより隔て
られたそれぞれの区画内に所望の硬度が得られる
ように異種の材料をそれぞれ注入する。
注入された異種材料は発泡して異硬度部分を有
するシートパツドがフレーム3と一体に成形され
る。
この際に異種材料は境界壁2とフレーム3とに
より接触することはなくその混合が防止され、混
合による品質の低下が防止されて安定した品質が
得られる。
またこの際に上型5と下型1の境界壁2とは間
隙を有するようにされていれば発泡終端状態で異
硬度のパツドが密着する。この密着では異種材料
は発泡が終端状態であるので混合による品質劣化
などの問題が生ずることはない。
なお、異硬度部分の数は限定されるものではな
く、その数に合わせて境界壁を設けたものであれ
ばよい。またその異硬度部分はサイド部や背もた
れ部に限定されるものではなく、所望の場所を異
硬度部分とするものであつてもよい。
なお、この実施例では上型5にフレーム3を溝
4に押し付けるためのフレーム押えピン6を設け
たが、必ずしもこれを必要とするものではなく、
嵌合部7の構造のみによりフレーム3を溝4に密
着して嵌合できるようにしたものであつてもよ
く、要は異種材料がこの嵌合部分から洩れないよ
うにシールが保たれるものであればよい。ただ
し、この実施例のようにフレーム押えピン6を設
ければ嵌合部分7のシール性を向上させることが
できる。
考案の効果 以上説明したようにこの考案によれば、異硬度
部分を形成するシートパツド原料の混合を防止す
るように下型に境界壁が設けられており、この境
界壁にフレームが密着して嵌合される溝がその境
界壁を横切る方向に形成されているので異硬度部
分を形成するシートパツド原料は混合が境界壁で
防止され、この境界壁にフレームが密着して嵌合
されるので嵌合部分からの異種材料の洩れも防止
されて安定した品質が得られるとともにフレーム
との一体化による成形で保持性、仕上り品質にに
優れたシートパツドが得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の概略図、第2図
は同じく一部拡大図、第3図は第2図の−線
切断図、第4図は従来のフレームを組み込んだフ
レーム一体シートパツドの概略図、第5図は同じ
くフレーム一体異硬度パツドの概略図、第6図は
同じく硬度の高い部分を別成形した異硬度シート
パツドの概略図である。 1……下型、2……境界壁、3……フレーム、
4……溝、5……上型、6……フレーム押えピ
ン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上型と下型とによりフレームと一体化され異硬
    度部分を有するシートパツドを形成するフレーム
    一体異硬度シートパツドの成形型であつて、 異硬度部分を形成するシートパツド原料の混合
    を防止するように下型に境界壁が設けられてお
    り、この境界壁にフレームが密着して嵌合される
    溝がその境界壁を横切る方向に形成されているこ
    とを特徴とするフレーム一体異硬度シートパツド
    の成形型。
JP2824786U 1986-02-28 1986-02-28 Expired - Lifetime JPH054970Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2824786U JPH054970Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2824786U JPH054970Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62139607U JPS62139607U (ja) 1987-09-03
JPH054970Y2 true JPH054970Y2 (ja) 1993-02-09

Family

ID=30831032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2824786U Expired - Lifetime JPH054970Y2 (ja) 1986-02-28 1986-02-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH054970Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62139607U (ja) 1987-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5000515A (en) Variable density foam vehicle seat
JPH02111391A (ja) 座席の少なくとも一部分を製作する方法
JP4300377B2 (ja) シート用パッド
EP0097040A2 (en) Process for preparing integrally molded seats
JPH054970Y2 (ja)
WO2012008518A1 (ja) 発泡成形体の製造方法、発泡成形体の製造装置および発泡成形体
JPH0217335B2 (ja)
JP4235930B2 (ja) 発泡成形型およびこの発泡成形型を用いたシート用パッドの製造方法
JP2600684Y2 (ja) 座席用異硬度パッド
JPH0639106B2 (ja) 表皮材一体パッド材の成形方法
JPH0564819A (ja) 座席シート用等の複合クツシヨン体の成形型
JP4899739B2 (ja) 発泡形成型及びシート用パッドの製造方法
JPS5821701Y2 (ja) シ−トクッション用モ−ルドウレタンフォ−ムの成形型
EP0222809A1 (en) METHOD OF MANUFACTURING A MOLDED SEAT.
JP3956102B2 (ja) 一体発泡成形品及びその製造方法
JPH11137364A (ja) 車両用シートおよびその製造方法
JP2005081784A (ja) シート用パッドの製造方法
JP2939266B2 (ja) 一体成形シートの製造方法
JPH0335200Y2 (ja)
JPH0354595B2 (ja)
JP2004174762A (ja) シート用パッドの製造方法
JPH0675884B2 (ja) 異硬度クッション体の製造方法
JPS63218316A (ja) 異硬度座席クツシヨンの製造方法
JPH05309670A (ja) クッション体およびその製造方法
JPH02194915A (ja) 表皮をもつ発泡成形体の製造方法