JPH0549463U - パワースライドシート装置 - Google Patents

パワースライドシート装置

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JPH0549463U
JPH0549463U JP10208791U JP10208791U JPH0549463U JP H0549463 U JPH0549463 U JP H0549463U JP 10208791 U JP10208791 U JP 10208791U JP 10208791 U JP10208791 U JP 10208791U JP H0549463 U JPH0549463 U JP H0549463U
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seat
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2ドア車において後部座席に乗降する際に、乗
降スペースを十分に確保できるパワースライドシート装
置を提供する。 【構成】リクライニングシートを前後方向に移動調整す
るパワースライドシート装置において、前記ロアレール
2に第1のブラケット14を固定するとともに、スクリ
ューロッド7に螺合するナット9を第2のブラケット1
4に固定し、この第2のブラケット16に第1のブラケ
ット14と係脱可能なロック機構20を設け、このロッ
ク機構20とリクライニングシートのシートバックを前
倒したときロック機構20のロックを解除し、スクリュ
ーロッド7およびナット9とともに第2のブラケット1
6を前方へ移動自在とするウォークイン機構27とを連
動させたことにある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車の運転席、助手席等のパワースライドシート装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
自動車の運転席は運転手の体格や好みに合わせ、その着座位置が前後方向に 移動調整できるようになっており、また助手席においても、その着座位置が前後 方向に移動調整でき、さらに2ドア車においては、後部座席に乗降する際に助手 席を前方へスライドさせて乗降スペースを確保できるようになっている。
【0003】 前述のような運転席、助手席等のフロントシートにおいて、その前後方向のス ライドがモータによって駆動されるパワースライドシートは、図6および図7に 示すように構成されている。
【0004】 すなわち、1は車体フロアであり、この車体フロア1には一対のロアレール2 ,2が車体の前後方向に沿って設けられている。このロアレール2,2にはアッ パレール3,3が前後方向にスライド自在に設けられ、このアッパレール3には シートクッション4とシートバック5とからなるリクライニングシート6が載設 されている。
【0005】 また、前記アッパレール3の隣側にはこれと平行にスクリューロッド7,7が 配設されている。スクリューロッド7の一端部はブラケット8を介してアッパレ ール3の後端部に連結され、他端部はモータ(図示しない)と連動している。ス クリューロッド7にはナット9が螺合されており、このナット9はロアレール2 の先端部に固定されている。
【0006】 したがって、モータの回転によってスクリューロッド7が回転すると、このス クリューロッド7の途中にはロアレール2に固定状態のナット9が螺合されてい るため、スクリューロッド7は回転しながら軸方向に移動する。スクリューロッ ド7の軸方向の移動に伴ってブラケット8を介してアッパレール3はロアレール 2に沿って移動し、このアッパレール8に固定されたリクライニングシート6は 車体の前後方向に移動する。
【0007】 このように構成されたパワースライドシート装置は、スイッチの操作によって モータを正方向または逆方向に回転させることによってリクライニングシート6 の位置を乗員の好みの位置に固定できる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前述したようなスライドシート装置のシートスライド量は、諸外 国の法規によって規制され、シートスライド量を大きくして、つまりアッパレー ル3のスライドストロークを長くしてリクライニングシート6を前方へ一杯に移 動させることはできない。
【0009】 したがって、従来のパワースライドシート装置を装備した2ドア車においては 、後部座席に乗降する際に、シートを前方へスライドさせても乗降スペースを十 分に確保できないという問題がある。
【0010】 また、リクライニングシート6を車体に組付ける際に、ロアレール2の前後両 端部をボルト10によって車体フロア1に締付け固定するが、特にロアレール2 の後端部をボルト10によって車体フロア1に締付ける際にはリクライニングシ ート6を前方へ一杯にスライドさせてもシートクッション4が邪魔になってボル ト10の締付けスペースを十分に確保できず、作業性が悪いという問題がある。
【0011】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 パワースライドシート装置を装備した2ドア車においても、後部座席に乗降する 際に、シートを前方へスライドさせて乗降スペースを十分に確保でき、また車体 に対するシートの組付け作業性を向上できるパワースライドシート装置を提供す ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記目的を達成するために、ロアレールに対して車体の前後方 向にスライド自在なアッパレールにリクライニングシートを載置するとともに、 前記アッパレールに沿って設けられ、且つ一端部がアッパレールに連結され他端 部がモータと連動する回転自在なスクリューロッドにナットを螺合し、前記スク リューロッドの回転に伴う軸方向の移動によってアッパレールを車体の前後方向 にスライドさせ、リクライニングシートを前後方向に移動調整するパワースライ ドシート装置において、前記ロアレールに第1のブラケットを固定するとともに 、前記ナットを第2のブラケットに固定し、この第2のブラケットに前記第1の ブラケットと係脱可能なロック機構を設け、このロック機構と前記リクライニン グシートのシートバックを前倒したときロック機構のロックを解除し、前記スク リューロッドおよびナットとともに第2のブラケットを前方へ移動自在とするウ ォークイン機構とを連動させたことにある。
【0013】
【作用】
通常時においては、ロック機構がロック状態にあり、第1と第2のブラケッ トは係合しており、第2のブラケットに固定されたナットはロック機構を介して 第1のブラケットに固定され、スクリューロッドの回転に伴う軸方向の移動によ ってアッパレールを車体の前後方向にスライドさせ、リクライニングシートを前 後方向に移動調整する。
【0014】 しかし、リクライニングシートのシートバックを前倒したときウォークイン機 構と連動してロック機構のロックが解除され、スクリューロッドおよびナットと ともに第2のブラケットが前方へ移動してリクライニングシートが通常のスライ ドストロークよりも前方へ移動する。
【0015】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1〜図5に基づいて説明するが、従来と同一 構成部分は同一番号を付して説明を省略する。
【0016】 図1および図3に示すように、アッパレール3,3に沿って配設されたスクリ ューロッド7,7の後端はブラケット8に回転自在に軸支され、このブラケット 8はアッパレール3,3の後端部に固定されている。
【0017】 スクリューロッド7,7の前端側にはモータ11が設けられ、このモータ11 の回転軸12の両端は歯車機構13,13を介して前記スクリューロッド7,7 に連動している。そして、モータ11の回転によってスクリューロッド7,7が 同時に同方向に回転するようになっている。
【0018】 また、2本のスクリューロッド7,7の下側にはこれと交差するように板状の 第1のブラケット14が配設され、この長手方向の両端部はロアレール2,2の 底面に固定されている。そして、この第1のブラケット14の長手方向の中間部 には3つの穴を1組とする2組の係合穴15,15が設けられている。
【0019】 前記第1のブラケット14の上部には矩形状板体で、その外周縁に立上り縁部 16aを有する第2のブラケット16が配設されている。この第2のブラケット 16の長手方向の両端部には前記スクリューロッド7,7と螺合するナット9, 9が固定されている。
【0020】 前記ナット9,9の隣側に位置する第2のブラケット16の上部には立上り縁 部16aに両端部が回転自在に軸支されたシャフト17,17が設けられている 。このシャフト17,17には先端部に3つの爪部を有する係止爪18の基端部 が嵌着され、シャフト17と一体に回動するようになっている。
【0021】 前記係止爪18,18は第2のブラケット16に穿設された通孔19を通して 前記第1のブラケット14に設けられた係合穴15,15に係合している。すな わち、係止爪18と係合穴15とによって第1と第2のブラケット14,16を 連結するロック機構20を構成している。
【0022】 さらに、前記シャフト17,17の一端部には係止爪18を係合穴15に係合 する方向に付勢する付勢ばね21が設けられ、他端部には回動レバー22が嵌着 されている。
【0023】 また、前記係止爪18と18との間に位置する第2のブラケット16には枢支 軸23を中心として回動自在なラチェット24が設けられ、このラチェット24 の両端部はそれぞれロッド25,25によって前記シャフト17,17に設けら れた回動レバー22に連結されている。
【0024】 そして、ラチェット24の回動がロッド25,25を介して回動レバー22に 伝達され、回動レバー22の回動によってシャフト17が回転して係止爪18, 18を同時に回動できる。
【0025】 また、ラチェット24にはワイヤ26の一端が連結され、この他端は前記リク ライニングシート6のシートバック5の一部に連結されている。そして、シート バック5を前倒したときにワイヤ26が引張られ、ラチェット24を回動するウ ォークイン機構27を構成している。
【0026】 次に、前述のように構成されたパワースライドシート装置の作用について説明 する。通常時においては、リクライニングシート6のシートバック5は起立状態 にあり、ウォークイン機構27のワイヤ26は緩んだ状態にある。したがって、 ラチェット24は中立状態にあり、シャフト17は付勢ばね21の付勢力によっ て回動して係止爪18が係合穴15に係合している。すなわち、ロック機構20 がロック状態にあり、第1と第2のブラケット14,16は係合している。
【0027】 したがって、モータ11の駆動によって回転軸12が回転すると、スクリュー ロッド7,7は同時に同方向に回転する。このスクリューロッド7,7に螺合し ているナット9は第2のブラケット16を介して第1のブラケット14に固定さ れているため、スクリューロッド7,7の回転に伴う軸方向の移動によってアッ パレール3,3を車体の前後方向にスライドさせ、リクライニングシート6が前 後方向に移動調整される。
【0028】 また、2ドア車において、後部座席に乗降する際、あるいは後部座席から緊急 脱出する際、リクライニングシート6のシートバック5を前倒すると、ウォーク イン機構27のワイヤ26が引張られる。ワイヤ26が引張られると、ラチェッ ト24は枢支軸23を中心として時計回りに回転し、ロッド25,25を引張る 。
【0029】 ロッド25,25が引かれると、回動レバー22が回動し、シャフト17,1 7は付勢ばね21の付勢力に抗して回動し、この回動に伴って係止爪18,18 が上方へ回動する。したがって、係止爪18,18は係合穴15,15から抜け てロック解除され、第1と第2のブラケット14,16は分離される。
【0030】 第1と第2のブラケット14,16が分離されると、第2のブラケット16お よびナット9はフリーとなり、スクリューロッド7とともに第2のブラケット1 6がアッパレール3,3と一緒に前方へ移動してリクライニングシート6が通常 のスライドストロークよりも前方へ移動する。したがって、2ドア車において、 後部座席に乗降する際、あるいは後部座席から緊急脱出する際のスペースを十分 に確保することができる。
【0031】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、パワースライドシート装置を装備 した2ドア車においても、後部座席に乗降する際に、通常のスライドストローク よりもシートを前方へスライドさせることができ、乗降スペースを十分に確保で きる。また車体に対するシートの組付けの際にもシートを前方に退避させること により、邪魔にならず、組付け作業性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係わるパワースライド機
構の概略的平面図。
【図2】同実施例のパワースライド機構の縦断正面図。
【図3】同実施例のロック機構の係止爪を拡大して示す
縦断正面図。
【図4】同実施例のロック機構部分の斜視図。
【図5】同実施例のロック機構部分を拡大して示す斜視
図。
【図6】従来のパワースライド機構の側面図。
【図7】同じくスクリューロッドとナットの取付け構造
を示す斜視図。
【符号の説明】
1…車体フロア、2…ロアレール、3…アッパレール、
6…リクライニングシート、7…スクリューロッド、9
…ナット、11…モータ、14…第1のブラケット、1
6…第2のブラケット、20…ロック機構、27…ウォ
ークイン機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フロアに固定されるロアレールと、
    このロアレールに対して車体の前後方向にスライド自在
    なアッパレールと、このアッパレールに載置されたリク
    ライニングシートと、前記アッパレールに沿って設けら
    れ一端部がアッパレールに連結され他端部がモータと連
    動する回転自在なスクリューロッドと、このスクリュー
    ロッドに螺合するナットとからなり、前記スクリューロ
    ッドの回転に伴う軸方向の移動によってアッパレールを
    車体の前後方向にスライドさせ、リクライニングシート
    を前後方向に移動調整するパワースライドシート装置に
    おいて、前記ロアレールに固定された第1のブラケット
    と、前記ナットを固定する第2のブラケットと、この第
    2のブラケットに設けられ前記第1のブラケットと係脱
    可能なロック機構と、このロック機構と連動し前記リク
    ライニングシートのシートバックを前倒したときロック
    機構のロックを解除し、前記スクリューロッドおよびナ
    ットとともに第2のブラケットを前方へ移動自在とする
    ウォークイン機構とを具備したことを特徴とするパワー
    スライドシート装置。
JP1991102087U 1991-12-11 1991-12-11 パワースライドシート装置 Expired - Lifetime JP2562612Y2 (ja)

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JP2562612Y2 JP2562612Y2 (ja) 1998-02-16

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020740A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 アイシン テクニカル センター オブ アメリカ インコーポレイテッド コンプリートマニュアルウォークインシステムを有するパワーシート
US9156377B2 (en) 2013-05-14 2015-10-13 AISIN Technical Center of America, Inc. Power seat with complete manual walk-in system

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JPS6226140A (ja) * 1985-07-26 1987-02-04 Shiroki Corp シ−トスライド装置

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