JPH054932U - 加熱調理器用収納庫 - Google Patents

加熱調理器用収納庫

Info

Publication number
JPH054932U
JPH054932U JP5090391U JP5090391U JPH054932U JP H054932 U JPH054932 U JP H054932U JP 5090391 U JP5090391 U JP 5090391U JP 5090391 U JP5090391 U JP 5090391U JP H054932 U JPH054932 U JP H054932U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
hopper
fan
storage
heating cooker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5090391U
Other languages
English (en)
Inventor
昇治 宮前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Corp
Original Assignee
Tiger Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Corp filed Critical Tiger Corp
Priority to JP5090391U priority Critical patent/JPH054932U/ja
Publication of JPH054932U publication Critical patent/JPH054932U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により加熱調理器から発生する蒸
気を効率良く収納庫外部に排出し得るようにするととも
に、各種加熱調理器に対する汎用性を高めること。 【構成】 外装ケース1内に設けた加熱調理器8の収納
用空間3の上方位置に、該加熱調理器8の上面側をほぼ
覆うように開口したホッパー11と該ホッパー11に接
続され且つファン18を有する排気通路12とを設け、
さらに上記ホッパー11に上記加熱調理器8から排出さ
れた蒸気を検知する蒸気検知手段20を設けるととも
に、該蒸気検知手段20の出力信号に基づいて上記ファ
ン18を作動させるファン制御手段を設けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、炊飯ジャー等の加熱調理器を収納し得るようにした加熱調理器用収 納庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、台所の調理スペースの有効利用あるいは美観の確保等の観点から、 炊飯ジャー等の加熱調理器を収納庫に収納し且つこれを該収納庫に収納したまま の状態で調理に使用する思想がある。この場合、例えば炊飯ジャーを使用して炊 飯調理を行う場合には、多量の蒸気が発生することから、収納庫の内部空間にそ のままこの蒸気を放出するとこれが収納庫の壁面に触れて結露し、場合によって はその水滴が収納庫内部に落下して内部汚損等の問題を生じることも考えられる 。
【0003】 このような不具合を解決する手段として、例えば特開昭60ー90520号公 報には、収納庫に形成された炊飯ジャー収容室内の上部に略水平方向に延びる排 気通路を形成し該排気通路の一端を上記炊飯ジャー収容室の奥隅部に水平方向に 向けて開口させ、また他端を収納庫外に開口させる一方、上記排気通路の一端の 近傍位置にファンを配置し、さらに、上記排気通路の途中には、上記炊飯ジャー を正規位置に載置した状態において該炊飯ジャーの蒸気排出口に重合連通する案 内ガイドを設け、該炊飯ジャーの上記排出口から放出される蒸気を上記案内ガイ ドを介して上記排気通路側に導き、これを上記ファンの回転によって生じる空気 流により収納庫外へ強制排出するようにしたもの提案されている。
【0004】 また、実開平1ー171239号公報には、収納庫の炊飯ジャー収容室内に収 容された炊飯ジャーをさらにケース体で囲繞し、該ケース体内に排出充満される 蒸気をファンによって収納庫の外部へ排出するようにしたものが提案されている 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前者の構造にあっては、炊飯時には炊飯ジャーの蒸気排出口と排気 通路側の案内ガイドとを重合連通させる必要があることから、該炊飯ジャーのセ ット位置を正確にする必要があり、またこの蒸気排出口の形成位置は炊飯ジャー の機種によって異なるものであることから、どちらかと言うと収納庫が専用化し 各種炊飯ジャーに対する汎用性が狭いと言う問題がある。
【0006】 また、後者の構造にあっては、炊飯ジャーの外側をケース体と収納庫の炊飯ジ ャー収納室の両者で二重に覆う格好となることから、その構造が複雑化すると言 う問題がある。
【0007】 そこで本考案では、簡単な構成により加熱調理器から発生する蒸気を効率良く 収納庫外部に排出し得るようにするとともに、各種加熱調理器に対する汎用性の 高い加熱調理器用収納庫を提供せんとしてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案ではかかる課題を解決するための具体的手段として、外装ケース内に設 けた加熱調理器の収納用空間の上方位置に、該加熱調理器の上面側をほぼ覆うよ うに開口したホッパーと該ホッパーに接続され且つファンを有する排気通路とを 設け、さらに上記ホッパーに上記加熱調理器から排出された蒸気を検知する蒸気 検知手段を設けるとともに、該蒸気検知手段の出力信号に基づいて上記ファンを 作動させるファン制御手段を設けたことを特徴としている。
【0009】
【作用】
本考案ではかかる構成とすることによって次のような作用が得られる。即ち、 加熱調理器を収納用空間内に収納した状態において該加熱調理器での調理を開始 すると、調理の進行に伴って発生する蒸気は該加熱調理器の蒸気排出口から上方 に放出される。この放出された蒸気は、上記加熱調理器の上面側を覆う如くその 上方位置に配置されたホッパー側に移動し該ホッパー部分の温度上昇をもたらす とともにその周辺の湿度をも上昇させる。
【0010】 すると、このホッパー部分の温度上昇あるいは湿度上昇が所定値以上となると これを蒸気検知手段が蒸気発生と検知し、ファンに対してその作動信号を出力す る。この作動信号を受けてファンが回転し、上記ホッパー側に向けて上昇した蒸 気はこのファンの送風作用によって排気通路を通って収納庫の外部へ強制的に排 出される。これにより、収納室空間内に蒸気が溜り且つこれが結露してテーブル 側に滴下するような事態が未然に防止される。
【0011】 調理が完了して蒸気発生が少なくなり上記ホッパー部分における温度あるいは 湿度が所定値以下に低下すると、上記蒸気検知手段がこれを検知し上記ファンの 運転が停止される。
【0012】
【考案の効果】
従って、本考案の加熱調理器用収納庫によれば、外装ケースの収納用空間内に 配置されたホッパーによって加熱調理器の上面が覆われていることから、上記加 熱調理器の蒸気排出口の位置が前後左右方向に多少ズレていても該蒸気排出口か らの蒸気を確実に捕集することができ、この結果、種々の加熱調理器に対する適 用範囲の拡大が図れるとともに、加熱調理器のセットを比較的ラフに設定するこ とができることからその取扱いが容易ならしめられるという効果が得られる。
【0013】 また、加熱調理器の上方位置に単にホッパーを配置する構成であることから、 例えば上掲公知例のように該加熱調理器を二重に覆うような構成とする場合に比 して、その構造が簡略化され、それだけコストの低廉化に寄与し得る等の効果も 得られるものである。
【0014】
【実施例】
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本考案の加熱調理器用収納庫を具体的 に説明する。
【0015】 第1実施例 図1Aには本考案の第1実施例にかかる加熱調理器用収納庫Z1が示されてい る。この加熱調理器用収納庫Z1は、矩形箱状の外装ケース1内に、計量米ビツ 5と炊飯ジャー8(図1B参照)載置用の第1テーブル6とその他の調理用機器等 を載置する第2テーブル7とをそれぞれ押入れ・引出し可能に収容し得るように したものである。即ち、上記外装ケース1は、前面壁1aと背面壁1bと左右両側 の側面壁1c,1cと天井壁1dと底面壁1fとで囲繞される内部空間を、上下方向 に延びる縦仕切壁1e(図1B参照)で左右両側に仕切ってその一方を上記前面壁 1aに開口する開口端2aをもつ米ビツ収納室2としている。また、他方側におい ては、その上下方向中間位置に水平方向に向けて上下仕切壁1gを設けて、その 上方側部分を上記前面壁1aに開口する開口端3aをもつ炊飯ジャー収納室3とす る一方、下方側部分を上記前面壁1aに開口する開口端4aをもつ予備収納室4と している。そして、上記米ビツ収納室2内にはその開口端2a側から上記計量米 ビツ5を押入れ・引出し自在に嵌装せしめ、また上記炊飯ジャー収納室3にはそ の開口端3a側から後述の第1テーブル6を押入れ・引出し自在に嵌装せしめ、 さらに上記予備収納室4内にはその開口端4a側から上記第2テーブル7を押入 れ・引出し自在に嵌装せしめるように構成されている。
【0016】 以下、上記炊飯ジャー収納室3と第1テーブル6の構成及び上記炊飯ジャー収 納室3内に配置される蒸気排出機構について主として図1Bを参照して説明する 。
【0017】 上記第1テーブル6は、上記炊飯ジャー収納室3内への収容状態においては該 炊飯ジャー収納室3のほぼ下半部を占めるものであって、炊飯ジャー8の載置部 となる底板部6aと、該底板部6aの前端部に連続して立設された前面板部6bと 、底板部6aの後端部に連続して立設された背面板6dと、これら各板に跨って形 成された左右一対の側板6c,6cによって上方の開口した略箱状に一体構成され ている。そして、この第1テーブル6は、その底板部6aと上記上下仕切壁1gと にそれぞれ配置したキャスター35,35及び同36,36によって炊飯ジャー収 納室3の奥行き方向に押入れ・引出し自在とされている。
【0018】 尚、この第1テーブル6の前面板部6bには、内部視認用ののぞき窓27と押 入れ・引出し操作用の取手部28がそれぞれ設けられている。また、この第1テ ーブル6は、図示しないガイド機構によってその押入れ・引出し方向への移動が ガイドされるとともに、その最大引き出し位置における姿勢保持が行なわれるよ うになっている。さらに、上記第2テーブル7は上記第1テーブル6とほぼ同様 の構成をもつものであるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0019】 一方、上記炊飯ジャー収納室3の上半部、即ち収容状態にある炊飯ジャー8の 上方側部分には、後述の蒸気捕集部材10が配置されている。この蒸気捕集部材 10は、下方側に向って拡開するとともにその下端開口部を蒸気導入口13とし たホッパー11と、該ホッパー11の縮径側の上端部に連続して延びる排気通路 12とを一体形成して構成されている。
【0020】 上記ホッパー11は、平面方向においてはその径方向の一側11a寄りに偏心 せしめられており、また上下方向においては上記一側11aから他側11bに向っ て若干下降傾斜せしめられている。また、このホッパー11の蒸気導入口13の 周縁部は、これを略U形断面を有する如く内方に屈曲成形してこの略U字状溝部 分を水滴捕集部17とするとともに、該水滴捕集部17の上記他側11bに対応 する部位に水抜穴24を形成している。尚、該ホッパー11は、その蒸気導入口 13によって上記炊飯ジャー8の上面側の全域を覆うことができるように該蒸気 導入口13の径寸法が設定されている。
【0021】 上記排気通路12は、上記ホッパー11からその軸心方向に少し延出したのち 略L字状に屈曲して上記ホッパー11の他側11b側に向けて延出せしめられる とともに、上記連続部10aから上記ホッパー11の他側11bに向って若干上昇 傾斜せしめられている。
【0022】 このように構成されたホッパー11と排気通路12とからなる蒸気捕集部材1 0は、これをホッパー11と排気通路12との連続部10aを鉛直方向に向けた 状態で且つ上記排気通路12の外端部を上記外装ケース1の前面壁1aに設けた 吹出口14に連続させた状態で炊飯ジャー収納室3内に配置されるとともに、ス テー部材15及びステー部材16によって外装ケース1側に固定される。従って 、この蒸気捕集部材10の炊飯ジャー収納室3内への配置状態においては、上記 ホッパー11はその他側11b側が一側11aよりも低位に位置し、また上記排気 通路12はその外端部が上記連続部10aよりも上位に位置することとなる。
【0023】 一方、上記蒸気捕集部材10の上記連続部10aの内部には、モーター19に よって回転駆動されるファン18が配置されるとともに、該ファン18の下方位 置(即ち、上流位置)には、ステー部材21によって感温スイッチ20が取り付け られている。また、上記外装ケース1の前面壁1aの上部には、スイッチ31と 表示灯32とがそれぞれ配置されている。そして、これら各電気品は、図2に示 すように感温スイッチ20と表示灯32とを相互に並列に接続するとともに、さ らにこれをスイッチ31を介して交流電源30に対して直列に接続するような回 路構成をもって接続されている。
【0024】 従って、上記スイッチ31が投入されている状態においては、表示灯32が点 灯して電源の入っていることを表すとともに、この状態で上記感温スイッチ20 がON作動することによってモーター19が回転してファン18による送風作用 が開始され、また、感温スイッチ20がそのON作動状態からOFF状態に切替 わると、モーター19の回転が停止し、ファン18の送風作用が消滅することと なる。尚、上記感温スイッチ20は、上記炊飯ジャー8から発生する蒸気による 温度変化を関知して、該温度が所定値以上である時にON作動するようになって いる。
【0025】 また、図1A及び図1Bにおいて符号25は露受皿であって、上記炊飯ジャー 収納室3内に押入れ・引出し自在に配置されるとともに、その押し入れ状態にお いては図1Bに示すように上記蒸気捕集部材10の水抜穴24の下方位置に位置 決めされるようになっている。
【0026】 続いて、上述の如く構成された加熱調理器用収納庫Z1の炊飯ジャー収納室3 内に炊飯ジャー8を収納した状態で炊飯を行う場合の蒸気の排出について説明す る。先ず最初に、第1テーブル6を炊飯ジャー収納室3内から引き出し、その底 板部6a上に所定量の米をといで入れた炊飯ジャー8を載置し且つ炊飯スイッチ を投入するとともに、この第1テーブル6を該炊飯ジャー8とともに炊飯ジャー 収納室3内に押し込んでこれを収納状態とする。然る後、外装ケース1の前面壁 1aに設けられたスイッチ31を投入する(この時、表示灯32が点灯して蒸気排 出のための電源が投入されたことを表示する)。
【0027】 炊飯調理の進行とともに炊飯ジャー8の蒸気排出口8aから蒸気が順次発生す るが、この時にはまだファン18が運転されていないため、この蒸気はそのまま 上方に立ち上って蒸気捕集部材10のホッパー11内に集められるとともに、自 然排気によりその連続部10aから排気通路12を経て吹出口14から外部に放 出される。
【0028】 一方、このような蒸気の自然排気作用が継続されると、この蒸気が上記連続部 10aの近傍に配置された感温スイッチ20に触れることにより該感温スイッチ 20の温度が次第に高められることとなる、そして、これが所定温度以上に達す ると、感温スイッチ20がON作動し(即ち、蒸気の存在及び強制排出の必要性 を検知し)、モーター19をしてファン18を回転させる。従って、以後は該フ ァン18の回転による送風作用により上記蒸気排出口8aから立ち上る蒸気は、 図1Bに矢印流線で示すようにホッパー11から排気通路12を通って吹出口1 4側に強制的に移送排出されることとなる。
【0029】 このような蒸気の強制排出が行なわれることにより、炊飯ジャー収納室3内に 蒸気が充満してこれが炊飯ジャー収納室3の壁面に触れて結露し水滴となって落 下するというようなことが可及的に防止されることとなる。しかし、蒸気の炊飯 ジャー収納室3の壁面との接触が防止されるとしても、ホッパー11の内面には 蒸気が触れる訳であるから当然このホッパー内面との接触によりここに結露する ことも考えられる。この場合には、該ホッパー11が傾斜状の内面を有するため 結露した水滴は該内面をその径方向外方側に流下してその外周部の水滴捕集部1 7によって捕集されること、及び該水滴捕集部17が一方側に向って傾斜し且つ この傾斜方向の最下位部分に水抜穴24が形成されており該水滴捕集部17に捕 集された水滴は該水抜穴24から露受皿25に落下して貯溜されることから、水 滴の落下はほとんど生じない。
【0030】 即ち、この実施例のものにおいては、ファン18による蒸気の強制的な排出作 用と、結露した水滴の露受皿25への捕集作用とにより、第1テーブル6側に水 滴が落下して該第1テーブル6あるいは炊飯ジャー8等を汚損するというような ことが未然に且つ確実に防止されるものである。
【0031】 また、この場合、上記ホッパー11の蒸気導入口13がほぼ炊飯ジャー8の上 面を覆うような大きさに形成されていることから、例え炊飯ジャー8を第1テー ブル6に載置した時にその位置が多少ズレていたとしても、あるいは蒸気排出口 8aの形成位置が異なる複数機種の炊飯ジャー8を選択的に使用するような場合 であっても、常に炊飯ジャー8の蒸気排出口8aがホッパー11の蒸気導入口1 3に臨み、これにより蒸気の強制的な排出作用が確保される。この結果、炊飯ジ ャー8の載置時における位置決めを比較的ラフに設定することができ炊飯時の操 作性が良好ならしめられるとともに、各種の炊飯ジャー8にもこの加熱調理器用 収納庫Z1を適用できその汎用性が向上する等の利点が得られるものである。
【0032】 尚、この実施例においては、感温スイッチ20で実用新案登録請求の範囲中の 蒸気検知手段とファン制御手段の両者が構成されている。また、本考案の他の実 施例においては、上記感温スイッチ20に変えて、単なる温度センサあるいは湿 度センサと、該温度センサあるいは湿度センサの出力に基づいてモーター19の 作動を制御するコントロールユニットとを設けても良く、この場合には温度セン サあるいは湿度センサが実用新案登録請求の範囲中の蒸気検知手段に該当し、コ ントロールユニットがファン制御手段に該当することとなる。
【0033】 さらに、この実施例においてはファン18を蒸気捕集部材10の連続部10a の部分に配置したが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えばこれを吹 出口14の直上流位置に配置することもできることは勿論である。
【0034】 第2実施例 図3には、本考案の第2実施例にかかる加熱調理器用収納庫Z2の要部が示さ れている。この実施例のものは、上記第1実施例のものとその基本構成をほぼ同 じにするものであって、該第1実施例と異なる点は、該第1実施例のものがファ ン18の上流側位置に感温スイッチ20を設けて蒸気の発生を検知し且つファン 18の作動を制御していたのに対して、ホッパー11の上面側にサーミスター4 0を配置し、このサーミスター40からの出力信号(電圧抵抗値)に基づいてコン トロールユニット41(図4参照)によりモーター19を制御するようにした点で ある(尚、第1実施例と同様の構成部材については図1Bと同様の符号を付する ことによってその説明を省略する)。
【0035】 具体的には、図4に示すように、温度変化に対応して(即ち、蒸気の発生量に 対応して)指数関数的に変化するサーミスター40の電圧抵抗値をコントロール ユニット41に入力するとともに、該コントロールユニット41においてはこの 電圧抵抗値に対応して予じめ設定した電圧値をマップから読み出し、これに基づ いて上記モーター19の回転数を制御するものである。即ち、この実施例におい ては、図5のフロ−チャ−トに示すように、サーミスター40の電圧抵抗値によ って与えられる温度値として50℃、60℃及び70℃の三つの温度を設定する 。そして、制御開始時にはファン18を停止状態とする(ステップS1)とともに 、50℃以上の温度に対応する電圧抵抗値が出力されるまで該ファン18の停止 状態を持続させる(ステップS2)。即ち、50℃以下の場合には、蒸気の発生が ないかそれとも結露に至るような量でないと判断するものである。
【0036】 一方、50℃以上の温度に対応する電圧抵抗値が出力された場合には、先ず5 0℃〜60℃未満の場合にはファン18を最大回転の1/3で回転させる如くそ の電圧値を制御し(ステップS3、ステップS5)、60℃〜70℃未満の場合に はファン18を最大回転の2/3で回転させる如くその電圧値を制御し(ステッ プS4、ステップS6)、さらに70℃以上の温度に対応する電圧抵抗値が出力 された場合にはファン18を最大回転によって回転させるものである(ステップ S4、ステップS7)。
【0037】 即ち、この実施例の如き制御方法を採用すると、蒸気の発生量(換言すれば、 蒸気の排出要求度)に対応したファン制御によってより効率的な蒸気排出作用の 確保が可能になるものであって、炊飯時における電力消費量の軽減が図れ、省エ ネルギーという観点において多大な効果があるものである。
【0038】 第3実施例 図6には本考案の第3実施例にかかる加熱調理器用収納庫Z3の要部が示され ている。この実施例のものは、蒸気捕集部材10のホッパー11で捕集した蒸気 をファン18によって強制的に排出する点は上記第1及び第2実施例のものと同 様であるが、該第1及び第2実施例のものが蒸気捕集部材10の内面に触れて結 露した水滴を捕集して露受皿25に貯溜するようにしていたのに対して、該蒸気 捕集部材10の外表面にヒーター45を取り付けて該蒸気捕集部材10の内面で の結露そのものを防止するようにした点に特徴を持っている。
【0039】 このようにした場合には、上記第1実施例と同様の基本的な作用効果が得られ ることは勿論のこと、これに加えて、上記第1及び第2実施例の如き露受皿25 の設置が不要となりそれだけ加熱調理器用収納庫Z3全体としての構造の簡略化 が図れるとともに、露受皿25内の水を捨てる手間も要らずそれだけ調理作業の 簡略化が図れるという特有の作用効果も得られるものである。
【0040】 尚、この場合における電気回路図は図7に示す通りであり、モーター19に対 してヒーター45を並列に接続し、感温スイッチ20によって一定量以上の蒸気 の発生が検知された場合にはモーター19によってファン18を回転させて蒸気 の強制排出を行わしめると同時に、ヒーター45による結露防止作用を行わしめ るものである。
【0041】 また、上記各実施例においては挿引可能なテーブルを備えた収納庫を対象とし ているが、本考案はこれに限定されるものでなく、例えばテーブルを備えず、直 接加熱調理器をその内部の収納用空間に収納するような構造のものにも適用し得 ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本考案の第1実施例にかかる加熱調理器用収
納庫の外観斜視図である。
【図1B】図1AのI-I部の要部縦断面図である。
【図2】図1Aに示した加熱調理器用収納庫におけるフ
ァン制御用の電気回路図である。
【図3】本考案の第2実施例にかかる加熱調理器用収納
庫の要部縦断面図である。
【図4】図3に示した加熱調理器用収納庫おけるファン
制御用の電気回路ブロック図である。
【図5】図3に示した加熱調理器用収納庫おけるファン
の制御フロ−チャ−トである。
【図6】本考案の第3実施例にかかる加熱調理器用収納
庫の要部縦断面図である。
【図7】図6に示した加熱調理器用収納庫におけるファ
ン制御用電気回路図である。
【符号の説明】
1は外装ケース、2は米ビツ収納室、3は炊飯ジャー収
納室、4は予備収納室、5は計量米ビツ、6は第1テー
ブル、7は第2テーブル、8は炊飯ジャー、10は蒸気
捕集部材、11はホッパー、12は排気通路、13は蒸
気導入口、14は吹出口、15はステー部材、16はス
テー部材、17は水滴捕集部、18はファン、19はモ
ーター、20は感温スイッチ、21はステー部材、24
は水抜穴、25は露受皿、27はのぞき窓、28は取手
部、31はスイッチ、32は表示灯、35はキャスタ
ー、36はキャスター、40はサーミスター、41はコ
ントロールユニット、45はヒーターである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 外装ケース内に設けた加熱調理器の収納
    用空間の上方位置に、該加熱調理器の上面側をほぼ覆う
    ように開口したホッパーと該ホッパーに接続され且つフ
    ァンを有する排気通路とを設け、さらに上記ホッパーに
    上記加熱調理器から排出された蒸気を検知する蒸気検知
    手段を設けるとともに、該蒸気検知手段の出力信号に基
    づいて上記ファンを作動させるファン制御手段を設けた
    ことを特徴とする加熱調理器用収納庫。
JP5090391U 1991-07-02 1991-07-02 加熱調理器用収納庫 Pending JPH054932U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5090391U JPH054932U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 加熱調理器用収納庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5090391U JPH054932U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 加熱調理器用収納庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH054932U true JPH054932U (ja) 1993-01-26

Family

ID=12871719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5090391U Pending JPH054932U (ja) 1991-07-02 1991-07-02 加熱調理器用収納庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH054932U (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007125073A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 家庭電気製品収納庫
JP2009136605A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Panasonic Corp 家庭電気製品収納庫
JP4736255B2 (ja) * 2001-07-02 2011-07-27 パナソニック電工株式会社 家電収納装置
KR102402760B1 (ko) * 2021-12-29 2022-05-30 화신주방산업(주) 환기 유도덕트를 갖는 조리용솥
KR102403712B1 (ko) * 2021-12-29 2022-05-30 화신주방산업(주) 환기 유도덕트를 갖는 조리용솥
KR102402756B1 (ko) * 2021-12-29 2022-05-30 화신주방산업(주) 조리용솥 환기 유도덕트
KR102402758B1 (ko) * 2021-12-29 2022-05-30 화신주방산업(주) 조리용솥 환기 유도덕트
KR102411279B1 (ko) * 2022-02-03 2022-06-22 화신주방산업(주) 배기후드를 갖는 조리용솥
KR102646744B1 (ko) * 2023-07-03 2024-03-12 화신주방산업(주) 환기 유도덕트를 갖는 조리용솥
KR102646749B1 (ko) * 2023-07-03 2024-03-12 화신주방산업(주) 환기 유도덕트를 갖는 부침기

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60210213A (ja) * 1984-04-02 1985-10-22 松下電器産業株式会社 炊飯装置
JPH02106171A (ja) * 1988-10-14 1990-04-18 Sanken Electric Co Ltd 直流電源装置
JPH0330711A (ja) * 1989-06-28 1991-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蒸気排出装置付きキャビネット

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60210213A (ja) * 1984-04-02 1985-10-22 松下電器産業株式会社 炊飯装置
JPH02106171A (ja) * 1988-10-14 1990-04-18 Sanken Electric Co Ltd 直流電源装置
JPH0330711A (ja) * 1989-06-28 1991-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蒸気排出装置付きキャビネット

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4736255B2 (ja) * 2001-07-02 2011-07-27 パナソニック電工株式会社 家電収納装置
JP2007125073A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 家庭電気製品収納庫
JP2009136605A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Panasonic Corp 家庭電気製品収納庫
KR102402760B1 (ko) * 2021-12-29 2022-05-30 화신주방산업(주) 환기 유도덕트를 갖는 조리용솥
KR102403712B1 (ko) * 2021-12-29 2022-05-30 화신주방산업(주) 환기 유도덕트를 갖는 조리용솥
KR102402756B1 (ko) * 2021-12-29 2022-05-30 화신주방산업(주) 조리용솥 환기 유도덕트
KR102402758B1 (ko) * 2021-12-29 2022-05-30 화신주방산업(주) 조리용솥 환기 유도덕트
KR102411279B1 (ko) * 2022-02-03 2022-06-22 화신주방산업(주) 배기후드를 갖는 조리용솥
KR102646744B1 (ko) * 2023-07-03 2024-03-12 화신주방산업(주) 환기 유도덕트를 갖는 조리용솥
KR102646749B1 (ko) * 2023-07-03 2024-03-12 화신주방산업(주) 환기 유도덕트를 갖는 부침기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101132331B1 (ko) 가열조리장치 및 그 제어방법
EP1617148A1 (en) Heating apparatus for cooking
JPH054932U (ja) 加熱調理器用収納庫
JP3118914B2 (ja) 蒸気排出ファン付収納庫
JP2018204835A (ja) 冷却貯蔵庫
CN105378388B (zh) 加热烹调器
JPS6220804B2 (ja)
KR100866501B1 (ko) 내부 조리공간을 갖는 후드의 배기구조
JPH0526485B2 (ja)
KR100848295B1 (ko) 후드의 무빙그릴 리프팅 구조
KR100700771B1 (ko) 슬라이딩 타입의 백가드가 구비된 오븐레인지
JP3218283B2 (ja) 蒸気排出装置
JPH0252483B2 (ja)
JPH01219430A (ja) 加熱調理器
JPH068831Y2 (ja) 炊飯装置
JPH06296558A (ja) 炊飯器等の載置台
JPH0531411B2 (ja)
JP2005076899A (ja) 加熱調理器
JPH0531410B2 (ja)
JP2518317Y2 (ja) 水位検出装置付き水加熱器
JPH0572207B2 (ja)
JP2006334130A (ja) 家庭電気製品収納庫
JPH0541438U (ja) 調理器収納装置
KR100825361B1 (ko) 정전용량을 이용한 음식물 쓰레기 건조장치
EP0970791A1 (en) Device for the reduction of the overall dimensions of plastic containers using heat