JPH0549266U - 電動工具 - Google Patents
電動工具Info
- Publication number
- JPH0549266U JPH0549266U JP9870291U JP9870291U JPH0549266U JP H0549266 U JPH0549266 U JP H0549266U JP 9870291 U JP9870291 U JP 9870291U JP 9870291 U JP9870291 U JP 9870291U JP H0549266 U JPH0549266 U JP H0549266U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- pinion
- motor
- reduction mechanism
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Drilling And Boring (AREA)
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータ軸のたわみを小さくすることにより、
歯車音を小さくすることができ、歯車の耐久性を向上さ
せることができる。 【構成】 ケーシング1にはモータ2が設けられ、この
モータ2のモータ軸2aにはピニオン3が固定されてい
る。このピニオン3には遊星歯車4が噛合され、この遊
星歯車4は内歯歯車5にも噛合されている。遊星歯車4
にはピン6を介してシャフト7が固定されている。ピニ
オン3の先端部はシャフト7の基部側に穿設された孔7
aに回転可能に挿入支持されている。
歯車音を小さくすることができ、歯車の耐久性を向上さ
せることができる。 【構成】 ケーシング1にはモータ2が設けられ、この
モータ2のモータ軸2aにはピニオン3が固定されてい
る。このピニオン3には遊星歯車4が噛合され、この遊
星歯車4は内歯歯車5にも噛合されている。遊星歯車4
にはピン6を介してシャフト7が固定されている。ピニ
オン3の先端部はシャフト7の基部側に穿設された孔7
aに回転可能に挿入支持されている。
Description
【0001】
本考案は、電動工具に係り、特に減速機構部の構造に関する。
【0002】
一般に、自動でねじ締め等を行なうインパクトドライバ、インパクトレンチと いった電動工具が広く知られている。
【0003】 図4は従来のインパクトドライバの断面図である。図中符号101は駆動部で あるモータであり、このモータ101のモータ軸101aにはピニオン102が 固定されている。ここで、このモータ軸101aは片持ちはり状に構成されるこ ととなる。また、上記ピニオン102には遊星歯車103が噛合されており、さ らにこの遊星歯車103はインパクトドライバのケーシング104の内壁に固定 された内歯歯車105にも噛合している。また、上記遊星歯車103のピン穴1 03aにはピン106が貫通しており、このピン106の図中左端部側は第一キ ャリア部材107のピン穴107aに、図中右端部側はシャフト108のキャリ ア部108aのピン穴108bにそれぞれ圧入されている。さらに、シャフト1 08の図中右方には工具を取付ける作動部109が配設されている。また、この 作動部109の図中左方にはシャフト108の回転力を作動部109に伝達させ るインパクト機構部110が配設されている。
【0004】
ところが、上述のようにモータ軸が片持ちはり状に構成されているために、モ ータ軸にはたわみが生じる恐れがあり、このたわみが生じると歯車同士の噛合状 態が悪化し、歯車音といった騒音を発生させたり、あるいは歯車摩耗が生じ、歯 車の耐久性を悪化させるといった問題点がある。
【0005】 本考案は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、モータ軸のたわみ を小さくすることにより、歯車音を小さくすることができ、歯車の耐久性を向上 させることができる電動工具を提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、電動工具の外郭を構成するケーシングト、工具を回転させる駆動部 と、この駆動部からの回転数を減速させる減速機構部と、この減速機構部からの 回転を作動部に伝達させる回転伝達部とを備えた電動工具において、上記駆動部 に設けられるとともに、上記減速機構部の構成部材であるピニオンを備えた回転 駆動体の先端が、上記回転伝達部の構成部材であるシャフトの上記減速機構部側 に穿設された孔に回転可能に挿入支持されていることを特徴とする。
【0007】
駆動部を作動させると、回転駆動体が回転する。これによりピニオンを含めた 減速機構部が作動し、回転数が減少した状態で回転伝達部に回転が伝達される。 さらに、この回転が作動部に伝達され、ねじ締め若しくは緩めを行なうことがで きる。このとき、回転駆動体の先端部がシャフトに穿設された孔に回転可能に挿 入支持されていることから、回転駆動体の回転を安定した状態で実施することが できる。
【0008】
以下、添付図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 図1は、本考案における電動工具の部分断面図である。図中符号1は工具本体 のケーシングであり、このケーシング1内の図中左側には駆動部であるモータ2 が設けられている。このモータ2の回転駆動体であるモータ軸2aには小径のピ ニオン3が固定されている。このピニオン3を小径としたことにより、装置全体 の小型化を図ることができる。このピニオン3には遊星歯車4,4が噛合されて おり、さらにこの遊星歯車4,4はケーシング1の内周壁に固定された内歯歯車 5に噛合されている。また、この遊星歯車4,4はピン6,6を介して回転部で あるシャフト7のキャリア部7aに支持されている。このシャフト7は軸受8に 回転可能に支持されている。また、シャフト7の基部側には孔7bが穿設されて おり、この孔7bにピニオン3の先端部が回転可能に挿入されている。ここで、 ピニオン3、遊星歯車4,4、内歯歯車5、ピン6、シャフト7によって減速機 構部が構成される。また、このシャフト7の図中右方には工具を取付けるための 作動部であるビットホルダ9が配設されている。このビットホルダ9と軸受8と の間にはシャフト7の回転力をビットホルダ9に伝達させるインパクト機構部1 0が構成されている。すなわち、シャフト7の先端部にはカム溝7cが形成され ている。また、シャフト7にはばね17によって図1中常時右方に押圧されたハ ンマ18が嵌め込まれており、このハンマ18に形成されたカム溝18bと上記 シャフト7のカム溝7cとにスチールボール16が係合されている。また、ハン マ18の図中右側には爪部18aが形成されており、ビットホルダ9の爪部9a に係脱可能に構成されている。ここで、シャフト7、スチールボール16、ハン マ18によって回転伝達部が構成される。一方、モータ2の図中右方には放熱ブ ロック11が設けられており、この放熱ブロック11にはモータ2の回転数を制 御する電力制御素子(図示せず)が設けられている。
【0009】 このように構成された電動工具にあっては、スイッチ19をONにし、モータ 2を回転させる。すると、ピニオン3も回転するが、このときピニオン3の先端 部はシャフト7の基部側の孔7bに挿入支持されているため、ピニオン3のたわ みも小さくすることができる。このピニオン3の回転により遊星歯車4,4は自 転する。ここで、この遊星歯車4,4はケーシング1に固定された内歯歯車5に も噛合しているため、自転しながら、ピニオン3の回りを回転することとなる。 この回転がピン6,6を介してシャフト7に伝達され、シャフト7も回転するこ ととなる。このシャフト7の回転によりスチールボール16を介してハンマ18 も回転する。そして、このハンマ18は、一定の締付トルクに達するとカム溝1 8b,7cによって図1中左方に移動し、ハンマ18の爪部18aとビットホル ダ9の爪部9aとの係合状態が解除される。このとき、ハンマ18の移動により スプリング17のばね付勢力が増加し、ハンマ18の回転力を付勢せしめて、ハ ンマ18は図1中右方に移動し、ビットホルダ9の爪部9aを打撃、係合する。 これによりビットホルダ9が回転し、ねじの締付け若しくは緩めを行なう。
【0010】 図2は本考案における電動工具の第二実施例の図である。本実施例は上述第一 実施例がモータ軸2aにピニオン3を取付けた構造のものであるのに対して、モ ータ軸2aにピニオン部2bを歯切りしたものである。そして、モータ軸2aの 先端部2cをシャフト(図示せず)の孔に回転可能に挿入支持するものである。 本実施例にあってもピニオン部2bの径が大きくなることはないので、装置全体 の小型化を図ることができる。
【0011】 また、図3は本考案における電動工具の第三実施例の図である。上述第一実施 例が小径のピニオン3を使用したものであるのに対して、本実施例は大径のピニ オン3を使用するようにしたものである。すなわち、ピニオン3の径はどのよう な大きさであっても良い。そして、モータ軸2aの先端部をシャフト(図示せず )の孔に回転可能に挿入支持するものである。
【0012】 なお、上述第一実施例において、回転部であるシャフト7とキャリア部7aと を一体の構造のものについて説明したが、これらは別体であってもよい。
【0013】
本考案は上述のように構成したことにより、回転駆動体を安定状態で回転させ ることができるので、歯車の噛み合い時に生じる歯車音を小さくすることができ る。また、歯車同士の噛み合い状態を良好にすることができるので、歯車の耐久 性を向上させることができる等の効果を奏する。
【図1】本考案における電動工具の部分断面図である。
【図2】本考案における電動工具の他の実施例の図であ
る。
る。
【図3】本考案における電動工具の他の実施例の図であ
る。
る。
【図4】従来の電動工具の部分断面図である。
1…ケーシング 2…モータ(駆動部) 2a…モータ軸(回転駆動体) 2b…ピニオン部(減速機構部) 3…ピニオン(減速機構部) 4…遊星歯車(減速機構部) 5…内歯歯車(減速機構部) 7…シャフト(回転伝達部) 7b…孔
Claims (1)
- 【請求項1】 電動工具の外郭を構成するケーシング
と、工具を回転させる駆動部と、この駆動部からの回転
数を減速させる減速機構部と、この減速機構部からの回
転を作動部に伝達させる回転伝達部とを備えた電動工具
において、上記駆動部に設けられるとともに、上記減速
機構部の構成部材であるピニオンを備えた回転駆動体の
先端が、上記回転伝達部の構成部材であるシャフトの上
記減速機構部側に穿設された孔に回転可能に挿入支持さ
れていることを特徴とする電動工具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9870291U JPH0549266U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 電動工具 |
US07/981,600 US5361853A (en) | 1991-11-29 | 1992-11-25 | Power tool |
DE4239799A DE4239799C2 (de) | 1991-11-29 | 1992-11-26 | Motorisch betriebenes Arbeitsgerät |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9870291U JPH0549266U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 電動工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549266U true JPH0549266U (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=14226838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9870291U Pending JPH0549266U (ja) | 1991-11-29 | 1991-11-29 | 電動工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0549266U (ja) |
-
1991
- 1991-11-29 JP JP9870291U patent/JPH0549266U/ja active Pending
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