JP2023077917A - インパクト工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピンドルとハンマとの摺動面へグリスを不足なく供給できるようにする。【解決手段】インパクトドライバ1は、ブラシレスモータ11と、スピンドル22と、スピンドル22に同軸で外装され、スピンドル22の回転が伝達されると共に、スピンドル22に対して軸方向へ相対移動可能なハンマ23と、ハンマ23の前側でスピンドル22と同軸で配置され、ハンマ23により回転方向に打撃されるアンビル25と、スピンドル22とハンマ23とアンビル25とを収容してアンビル25の前端を前方へ突出させ、内部にグリスが充填されるハンマケース6とを含み、スピンドル22内に、ハンマ23との摺動面に開口して摺動面にグリスを供給するための貫通孔35及び前後連通孔51,52が形成されていると共に、ブラシレスモータ11の回転に伴って貫通孔35内で摺動面へのグリスの流れを促進するポンプ部材55が設けられている。【選択図】図2

Description

本開示は、インパクトドライバ等のインパクト工具に関する。
インパクトドライバ等のインパクト工具においては、例えば特許文献1に開示されるように、後部にモータを、前部にモータの駆動によって回転打撃するアンビルを含む打撃ユニットを備える。打撃ユニットは、モータの回転によって回転するスピンドルと、スピンドルにボールを介してカム結合されるハンマとを備える。ハンマは、スピンドルに外装されるコイルバネによって前進位置に付勢されて、前面に設けた爪が回転方向でアンビルのアームと係合可能となっている。
打撃ユニットは、ハンマケース内に収容される。ハンマケース内には、グリスが充填されている。スピンドル内には、貫通孔と、貫通孔と直交状に連通する連通孔が形成されている。ハンマケース内のグリスは、貫通孔から連通孔を介してスピンドルとハンマとの摺動面に供給される。なお、他の構造の打撃機構部も存在している。
特開2020-188631号公報
このようなインパクト工具において、スピンドルとハンマとの摺動面へのグリスの供給量が不足すると、焼き付きが生じて打撃不良となるおそれがあった。また、他の構造の打撃機構部においてもグリスの供給量が不足する場合があった。
そこで、本開示は、スピンドルとハンマとの摺動面へグリスを不足なく供給できるインパクト工具を提供することを目的としたものである。
また、本開示は、打撃機構部へグリスを不足なく供給できるインパクト工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本開示は、モータと、前記モータにより回転するスピンドルと、前記スピンドルに同軸で外装され、前記スピンドルの回転が伝達されると共に、前記スピンドルに対して軸方向へ相対移動可能なハンマと、前記ハンマの前側で前記スピンドルと同軸で配置され、前記ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、を含んでいてもよい。
また、本開示は、前記スピンドルと前記ハンマと前記アンビルとを収容して前記アンビルの前端を前方へ突出させ、内部にグリスが充填されるハンマケースを含んでいてもよい。
そして、本開示は、前記スピンドル内に、前記ハンマとの摺動面に開口して前記摺動面にグリスを供給するためのグリス供給路が形成されていると共に、前記モータの回転に伴って前記グリス供給路内で前記摺動面へのグリスの流れを促進する促進部が設けられていてもよい。
さらに、本開示は、モータと、前記モータにより駆動する打撃機構部と、前記打撃機構部により回転方向に打撃されるアンビルと、前記打撃機構部に供給されるグリルの流れを促進する促進部と、を含んでなるものであってもよい。
本開示によれば、グリスの流れを促進する促進部の採用により、スピンドルとハンマとの摺動面又は打撃機構部へグリスを不足なく供給できる。
実施例1のインパクトドライバの中央縦断面図である。 図1の本体部部分の拡大図である。 スピンドル及びポンプ部材の後方からの分解斜視図である。 ポンプ部材の前方からの拡大斜視図である。 実施例2のインパクトドライバの打撃ユニット部分の中央縦断面図である。 実施例3のインパクトドライバの打撃ユニット部分の中央縦断面図である。 実施例4のインパクトドライバの打撃ユニット部分の中央縦断面図である。 実施例5のインパクトドライバの打撃ユニット部分の中央縦断面図である。 実施例6のインパクトドライバの打撃ユニット部分の中央縦断面図である。
本開示の一実施形態において、促進部は、モータの回転に伴ってグリス供給路内で回転する回転部材であってもよい。
この構成によれば、回転部材によってグリスの流れの促進作用が得られる。
本開示の一実施形態において、グリス供給路内には、モータの回転軸が突出しており、回転部材は、回転軸と一体に回転するものであってもよい。
この構成によれば、回転軸を利用して回転部材を効果的に回転させることができる。
本開示の一実施形態において、回転軸の先端には、スピンドルへの減速用のピニオンが設けられており、回転部材は、ピニオンと係合して一体に回転するものであってもよい。
この構成によれば、ピニオンを利用して回転部材を容易に回転軸と一体回転させることができる。また、ピニオンとスピンドルとの回転速度の差を利用してグリスの送り作用を得ることができる。
本開示の一実施形態において、回転軸の先端には、ピニオンが設けられており、回転部材は、ピニオンと一体形成されていてもよい。
この構成によれば、ピニオンを利用して回転部材を簡単に付加可能となる。
本開示の一実施形態において、回転部材の外周面には、螺旋状の溝が形成されていてもよい。
この構成によれば、回転部材に設けた溝により、グリスを効率よく摺動面に送り出すことができる。
本開示の一実施形態において、グリス供給路の内周面には、螺旋状の溝が形成されていてもよい。
この構成によれば、グリス供給路に設けた溝により、グリスを効率よく摺動面に送り出すことができる。
本開示の一実施形態において、グリス供給路と回転部材との間の隙間は、前方へ向かうに従って徐々に大きくなっていてもよい。
この構成によれば、遠心力によるグリスの送り作用が得られる。
本開示の一実施形態において、グリス供給路は、スピンドルの軸心に形成される貫通孔と、貫通孔と連通してスピンドルの径方向に延び、スピンドルの外周面に開口する連通孔とを含んでなるものであってもよい。
この構成によれば、グリス供給路を簡単に形成できると共に、スピンドルが回転する際の遠心力を利用して摺動面へグリスを効率よく供給できる。
本開示の一実施形態において、スピンドルの前端とアンビルの後端とは互いに同軸で嵌合しており、貫通孔は、連通孔を越えてアンビルの前端とアンビルの後端との嵌合部まで延びていてもよい。
この構成によれば、スピンドルとアンビルとの嵌合部も効果的に潤滑可能となる。
本開示の一実施形態において、回転部材は、貫通孔内に収容されていてもよい。
この構成によれば、貫通孔を利用して回転部材を簡単に設置できる。
本開示の一実施形態において、回転部材は、連通孔を越えてスピンドルの前端まで延びていてもよい。
この構成によれば、スピンドルとアンビルとの嵌合部にもグリスを効果的に供給可能となり、嵌合部での潤滑も維持できる。
本開示の一実施形態において、促進部は、グリス供給路の内径を前方へ向かうに従って徐々に大きくしたテーパ部であってもよい。
この構成によれば、遠心力によるグリスの送り作用が得られる。また、簡単な構成で促進部が得られ、コストが低減される。
以下、本開示の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、インパクト工具の一例である充電式のインパクトドライバの中央縦断面図、図2は、図1の本体部部分の拡大図である。
インパクトドライバ1は、本体部2とグリップ部3とを有する。本体部2は、中心軸を前後方向として形成されている。グリップ部3は、本体部2から下方へ突出する。
インパクトドライバ1は、ハウジングとして、本体ハウジング4と、リヤカバー5と、ハンマケース6とを備えている。本体ハウジング4は、モータハウジング7と、グリップハウジング8と、バッテリ装着部9とを含んでいる。バッテリ装着部9には、電源となるバッテリパック10が装着される。モータハウジング7は、筒状に形成されて本体部2の後側を形成する。グリップハウジング8は、グリップ部3を形成する。
本体ハウジング4は、左右一対の半割ハウジングをネジ止めして形成される。リヤカバー5は、キャップ状で、後方からネジによってモータハウジング7に組み付けられる。
本体部2には、後方から、ブラシレスモータ11、打撃ユニット12の順で設けられている。ブラシレスモータ11は、モータハウジング7及びリヤカバー5内に収容される。
ブラシレスモータ11は、ステータ13とロータ14とを有するインナロータ型である。ステータ13は、モータハウジング7内に保持されている。ロータ14は、中心に回転軸15を有して前後方向にステータ13を貫通している。回転軸15の後端には、ファン16が固定されている。
打撃ユニット12は、外郭として、ハンマケース6とベアリングボックス18とを有している。ハンマケース6は、金属製で、前方へ向けて先細りのテーパ形状となる筒状体である。ベアリングボックス18は、金属製の円盤状で、ハンマケース6の後端開口にねじ込み結合されている。打撃ユニット12は、モータハウジング7に保持されてハンマケース6の前部を前方へ突出させている。回転軸15は、ベアリングボックス18を貫通して打撃ユニット12内に突出している。回転軸15は、ベアリングボックス18に保持される軸受19に支持されている。回転軸15の先端には、ピニオン20が固定されている。
打撃ユニット12には、減速部21と、スピンドル22と、ハンマ23と、コイルバネ24と、アンビル25とが設けられている。
減速部21は、インターナルギヤ26と、3つのプラネタリギヤ27,27・・とを備えている。インターナルギヤ26は、打撃ユニット12内の後部に保持されている。各プラネタリギヤ27は、インターナルギヤ26内でスピンドル22のキャリア部29にそれぞれピン28を介して支持されている。プラネタリギヤ27,27・・は、回転軸15のピニオン20と噛合している。
スピンドル22は、後部にキャリア部29を備えている。キャリア部29は、中空で円盤状を有する。スピンドル22の後端は、軸受30を介してベアリングボックス18に支持されている。
スピンドル22の軸心には、貫通孔35が形成されている。貫通孔35は、後側の大径孔部36と前側の小径孔部37とを含んでいる。大径孔部36は、スピンドル22の後端面に開口している。小径孔部37は、スピンドル22の前端面に開口している。大径孔部36と小径孔部37との間は、前後が短い中径孔部38となっている。回転軸15のピニオン20は、スピンドル22の後方から大径孔部36内に突出し、各プラネタリギヤ27と噛合している。
ハンマ23は、スピンドル22に外装されている。ハンマ23は、前面に図示しない一組の爪を有する。ハンマ23の内周面には、一対の外カム溝40,40が形成されている。外カム溝40,40は、ハンマ23の軸線を中心とした点対称位置に配置されて、前端から後方へ延びる。スピンドル22の外周面には、一対の内カム溝41,41が形成されている。各内カム溝41は、尖端を前向きとしたV字状に形成されている。各外カム溝40と内カム溝41との間には、両溝に跨がってボール42,42が嵌合している。このボール42,42により、ハンマ23とスピンドル22とは回転と並進とが可能となる。ハンマ23の後面には、リング溝43が形成されている。
コイルバネ24は、キャリア部29とハンマ23との間でスピンドル22に外装されている。コイルバネ24は、後端がキャリア部29の前面に当接し、前端がリング溝43内に挿入して位置決めされている。
アンビル25は、スピンドル22及びハンマ23の前側でスピンドル22と同軸配置されている。ハンマケース6の前端には、アンビル25を支持する前後2つの軸受45,45が設けられている。軸受45の後方でアンビル25には、一組のアーム46,46が設けられている。ハンマ23は、コイルバネ24により、図1の前進位置に付勢されている。この前進位置でハンマ23は、回転方向で爪がアーム46,46に係合可能となっている。アンビル25は、ハンマケース6から前方へ前端を突出させている。アンビル25の軸心には、ビット挿入孔47が形成されている。アンビル25の前端には、ビットを着脱するための操作スリーブ48が設けられている。
アンビル25の後面中心には、嵌合凹部49が形成されている。スピンドル22の前端中心には、嵌合凹部49に嵌合する嵌合凸部50が形成されている。貫通孔35の小径孔部37は、嵌合凸部50を貫通して嵌合凹部49と連通している。
スピンドル22には、前連通孔51と後連通孔52とが形成されている。前連通孔51は、内カム溝41,41の間で小径孔部37と連通してスピンドル22の外周面に開口する。後連通孔52は、中径孔部38と連通してスピンドル22の外周面に開口する。前連通孔51と後連通孔52とは、前方から見て互いに直交し、前進位置のハンマ23の内周面に対向している。
大径孔部36には、ポンプ部材55が収容されている。ポンプ部材55は、図3及び図4に示すように、正面視が円形の軸体で、樹脂製又は金属製である。ポンプ部材55の外周面には、前方へ向かって左巻きとなる螺旋状の溝56が形成されている。溝56の横断面形状は半円状となっている。ポンプ部材55の後部には、後面に開口する有底孔57が形成されている。有底孔57の内周面は、回転軸15のピニオン20の外形が嵌合可能な歯車形状の係合部58となっている。
ポンプ部材55は、係合部58にピニオン20の前端を係合させて回転方向に一体化した状態で大径孔部36に収容される。この状態でポンプ部材55の前端は、大径孔部36の前側内面に近接している。溝56は、ポンプ部材55の前面まで形成されて、中径孔部38に連通している。
打撃ユニット12内には、グリスが充填されている。このグリスは、キャリア部29の隙間からスピンドル22の大径孔部36内にも進入している。
グリップ部3の上部には、スイッチ60が収容されている。スイッチ60は、トリガ61を前方へ突出させている。
打撃ユニット12とスイッチ60との間には、ブラシレスモータ11の正逆切替レバー62が設けられている。正逆切替レバー62の前方には、切替スイッチ63が設けられている。切替スイッチ63は、ボタン部を前面に露出させた前向き姿勢で保持されている。切替スイッチ63は、ボタン部の押し操作の繰り返しにより、打撃力や登録した打撃モードが切替可能となっている。
バッテリ装着部9内には、端子台65と、コントローラ66とが収容されている。端子台65には、バッテリパック10が電気的に接続される。コントローラ66は、端子台65の上方に配置されている。コントローラ66には、マイコンやスイッチング素子等を搭載した制御回路基板67が設けられている。バッテリ装着部9の上面には、表示パネル68が設けられている。表示パネル68は、ブラシレスモータ11の回転数やバッテリパック10の残量表示を行う。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1では、アンビル25に図示しないビットを装着した後、トリガ61を押し込んでスイッチ60をONさせる。すると、ブラシレスモータ11に給電されてロータ14と共に回転軸15が回転(正回転)する。回転軸15が回転すると、ピニオン20と噛合するプラネタリギヤ27,27・・がインターナルギヤ26内で公転運動する。よって、キャリア部29を介してスピンドル22が減速して回転する。すると、ハンマ23は、ボール42,42を介してスピンドル22と共に回転し、爪が係合するアーム46,46を介してアンビル25を回転させる。よって、ビットによるネジ締めが可能となる。
ネジ締めが進んでアンビル25のトルクが高まると、ハンマ23が、ボール42,42をスピンドル22の内カム溝41,41に沿って転動させながらコイルバネ24の付勢に抗して後退する。そして、爪がアーム46,46から離れると、ハンマ23は、コイルバネ24の付勢と内カム溝41,41の案内とにより、前進しながら回転して爪を再びアーム46,46に係合させる。よって、アンビル25に回転打撃力(インパクト)が発生する。この繰り返しによってさらなる締め付けが可能となる。
回転軸15及びピニオン20の回転に伴い、ピニオン20が係合するポンプ部材55も一体に回転(正回転)する。このとき、ピニオン20と一体回転するポンプ部材55と、減速部21で減速回転するスピンドル22との回転速度には差が生じる。この速度差により、大径孔部36では、ポンプ部材55の外周面と大径孔部36の内周面との間のグリスを、回転する溝56によって前方へ送る作用が生じる。前方へ送られたグリスは、溝56の前端から中径孔部38内に入り、一部は遠心力によって後連通孔52からスピンドル22とハンマ23との間の摺動面に供給される。また、中径孔部38内に進入したグリスの他の一部は、そのまま小径孔部37内を前進し、遠心力によって前連通孔51からスピンドル22とハンマ23との間の摺動面に供給される。よって、インパクトドライバ1の動作時には摺動面が潤滑される。
前連通孔51を通過して小径孔部37内を前進したグリスの一部は、アンビル25の嵌合凹部49内に入り、スピンドル22とアンビル25との間を潤滑する。
一方、回転軸15及びピニオン20の逆回転時には、ポンプ部材55も逆回転するため、スピンドル22との速度差により、ポンプ部材55の外周面と大径孔部36の内周面との間のグリスは、溝56によって後方へ送られる。よって、ピニオン20と各プラネタリギヤ27との噛み合い部分が潤滑される。
上記実施例1のインパクトドライバ1は、ブラシレスモータ11(モータの一例)と、ブラシレスモータ11により回転するスピンドル22とを含む。また、インパクトドライバ1は、スピンドル22に同軸で外装され、スピンドル22の回転が伝達されると共に、スピンドル22に対して軸方向へ相対移動可能なハンマ23を含む。また、インパクトドライバ1は、ハンマ23の前側でスピンドル22と同軸で配置され、ハンマ23により回転方向に打撃されるアンビル25と、スピンドル22とハンマ23とアンビル25とを収容してアンビル25の前端を前方へ突出させ、内部にグリスが充填されるハンマケース6とを含む。そして、スピンドル22内には、ハンマ23との摺動面に開口して摺動面にグリスを供給するための貫通孔35及び前後連通孔51,52(グリス供給路の一例)が形成されていると共に、ブラシレスモータ11の回転に伴って貫通孔35内で摺動面へのグリスの流れを促進するポンプ部材55(促進部の一例)が設けられている。
この構成によれば、ポンプ部材55の採用により、スピンドル22とハンマ23との摺動面へグリスを不足なく供給できる。
促進部は、ブラシレスモータ11の回転に伴って貫通孔35内で回転するポンプ部材55(回転部材の一例)である。
よって、回転するポンプ部材55によってグリスの流れの促進作用が得られる。
貫通孔35内には、ブラシレスモータ11の回転軸15が突出しており、ポンプ部材55は、回転軸15と一体に回転する。
よって、回転軸15を利用してポンプ部材55を効果的に回転させることができる。
回転軸15の先端には、スピンドル22への減速用のピニオン20が設けられており、ポンプ部材55は、ピニオン20と係合して一体に回転する。
よって、ピニオン20を利用してポンプ部材55を容易に回転軸15と一体回転させることができる。また、ピニオン20とスピンドル22との回転速度の差を利用してグリスの送り作用を得ることができる。
ポンプ部材55の外周面には、螺旋状の溝56が形成されている。
よって、ポンプ部材55に設けた溝56により、グリスを効率よく摺動面に送り出すことができる。
グリス供給路は、スピンドル22の軸心に形成される貫通孔35と、貫通孔35と連通してスピンドル22の径方向に延び、スピンドル22の外周面に開口する前連通孔51及び後連通孔52(連通孔の一例)とを含んでなる。
よって、グリス供給路を簡単に形成できると共に、スピンドル22が回転する際の遠心力を利用して摺動面へグリスを効率よく供給できる。
スピンドル22の前端とアンビル25の後端とは互いに同軸で嵌合しており、貫通孔35は、前連通孔51を越えてスピンドル22の前端とアンビル25の後端との嵌合部まで延びている。
よって、スピンドル22とアンビル25との嵌合部も効果的に潤滑可能となる。
ポンプ部材55は、貫通孔35内に収容されている。
よって、貫通孔35を利用してポンプ部材55を簡単に設置できる。
なお、実施例1において、ポンプ部材に設ける溝の幅や深さ等は適宜変更できる。溝の横断面形状は、半円状に限らず、V字状等であってもよい。
溝は1つに限らず、複数の溝を形成してもよい。この場合、溝毎に幅や深さ、横断面形状を変えてもよい。
ポンプ部材は、複数の部品から形成してもよい。
以下、本開示の他の実施例を説明する。但し、打撃ユニット内の促進部以外の構成は実施例1と同じであるため、促進部を中心に説明する。
図5に示す打撃ユニット12において、ポンプ部材55Aの軸心には、前後方向に貫通するバイパス孔70が形成されている。
この打撃ユニット12では、回転軸15及びピニオン20の回転に伴い、ポンプ部材55Aが一体に回転(正回転)すると、実施例1と同様にポンプ部材55Aの外周面と大径孔部36の内周面との間のグリスが回転する溝56によって前方へ送られる。同時にポンプ部材55Aの有底孔57内に進入したグリスは、バイパス孔70を通って中径孔部38に至る。よって、溝56から送られたグリスと、バイパス孔70から送られたグリスとが中径孔部38で合流し、一部は遠心力によって後連通孔52からスピンドル22とハンマ23との間の摺動面に供給される。その他の作用は実施例1と同様である。
上記実施例2のインパクトドライバ1も、スピンドル22内に、ハンマ23との摺動面に開口して摺動面にグリスを供給するための貫通孔35及び前後連通孔51,52が形成されていると共に、ブラシレスモータ11の回転に伴って貫通孔35内で摺動面へのグリスの流れを促進するポンプ部材55Aが設けられている。
この構成によれば、ポンプ部材55Aの採用により、スピンドル22とハンマ23との摺動面へグリスを不足なく供給できる。特に、ポンプ部材55Aは、軸方向に貫通するバイパス孔70を備えているので、摺動面に供給されるグリスの量が多くなる。
なお、実施例2においても、ポンプ部材に設ける溝の幅や深さ等は適宜変更できる。溝の横断面形状は、半円状に限らず、V字状等であってもよい。
溝は1つに限らず、複数の溝を形成してもよい。この場合、溝毎に幅や深さ、横断面形状を変えてもよい。
バイパス孔は、ポンプ部材の軸心になくてもよいし、複数形成してもよい。
ポンプ部材は、複数の部品から形成してもよい。
図6に示す打撃ユニット12において、ポンプ部材は、ピニオン20と兼用されている。ピニオン20は、大径孔部36の前側内面に前面が近接するまで歯車形状のまま前方へ長く延びている。すなわち、ピニオン20において、プラネタリギヤ27との噛合部分よりも前方へ延びる部分がポンプ部55Bとなっている。
この打撃ユニット12では、回転軸15及びピニオン20が回転(正回転)すると、大径孔部36内のグリスは、ピニオン20のポンプ部55Bを伝って前方へ送られる。このグリスが中径孔部38に至ると、一部は遠心力によって後連通孔52からスピンドル22とハンマ23との間の摺動面に供給される。その他の作用は実施例1と同様である。
上記実施例3のインパクトドライバ1も、スピンドル22内に、ハンマ23との摺動面に開口して摺動面にグリスを供給するための貫通孔35及び前後連通孔51,52が形成されていると共に、ブラシレスモータ11の回転に伴って貫通孔35内で摺動面へのグリスの流れを促進するポンプ部55Bが設けられている。
この構成によれば、ポンプ部55Bの採用により、スピンドル22とハンマ23との摺動面へグリスを不足なく供給できる。
特に、回転軸15の先端には、ピニオン20が設けられており、ポンプ部材は、ポンプ部55Bとしてピニオン20と一体形成されている。よって、ピニオン20を利用してポンプ部材を簡単に付加可能となる。
なお、実施例3において、ピニオンに設けるポンプ部は、直線歯形状でなくてもよい。例えばギヤは、ヘリカルギヤ形状としてもよい。また、ポンプ部は、実施例1のように横断面円形の軸状として外周面に螺旋状の溝を形成してもよい。
ポンプ部の前後方向の長さも適宜変更できる。
図7に示す打撃ユニット12において、ピニオン20は、実施例3と同様にポンプ部材と兼用されている。ピニオン20は、大径孔部36の前側内面に前面が近接するまで前方へ長く延びて、プラネタリギヤ27との噛合部分よりも前方へ延びる部分が、ポンプ部55Bとなっている。
そして、ピニオン20とプラネタリギヤ27との噛合部分よりも前方で大径孔部36の内周面には、横断面が半円状の溝56aが螺旋状に形成されている。
この打撃ユニット12では、回転軸15及びピニオン20が回転(正回転)すると、大径孔部36内のグリスは、ピニオン20のポンプ部55Bを伝って前方へ送られる。同時に大径孔部36の内周面とポンプ部55Bとの間のグリスは、回転する溝56aによって前方へ送られる。こうしてグリスが中径孔部38に至ると、一部は遠心力によって後連通孔52からスピンドル22とハンマ23との間の摺動面に供給される。その他の作用は実施例1と同様である。
上記実施例4のインパクトドライバ1も、スピンドル22内に、ハンマ23との摺動面に開口して摺動面にグリスを供給するための貫通孔35及び前後連通孔51,52が形成されていると共に、ブラシレスモータ11の回転に伴って貫通孔35内で摺動面へのグリスの流れを促進するポンプ部55Bが設けられている。
この構成によれば、ポンプ部55Bの採用により、スピンドル22とハンマ23との摺動面へグリスを不足なく供給できる。
特に、回転軸15の先端には、ピニオン20が設けられており、ポンプ部材は、ポンプ部55Bとしてピニオン20と一体形成されている。よって、ピニオン20を利用してポンプ部材を簡単に付加可能となる。また、大径孔部36の内周面に溝56aを設けているので、溝56aによってグリスを効率よく摺動面に送り出すことができる。
なお、実施例4においても、ピニオンに設けるポンプ部は、直線歯形状でなくてもよい。例えばポンプ部は、ヘリカルギヤ形状としてもよい。また、ポンプ部は、実施例1のように横断面円形の軸状として外周面に螺旋状の溝を形成してもよい。
ポンプ部の前後方向の長さも適宜変更できる。
大径孔部の内周面に設ける溝も、幅や深さ等は適宜変更できる。溝の横断面形状は、半円状に限らず、V字状等であってもよい。
溝は1つに限らず、複数の溝を形成してもよい。この場合、溝毎に幅や深さ、横断面形状を変えてもよい。
図8に示す打撃ユニット12において、ポンプ部材55Cは、大径孔部36内のみでなく、貫通孔35の前端付近まで延長されている。ポンプ部材55Cは、中径孔部38内に挿入される中径部71と、小径孔部37内に挿入される小径部72とをさらに備えている。溝56は、中径部71から小径部72の外周面まで連続して形成されている。
この打撃ユニット12では、回転軸15及びピニオン20の回転に伴い、ポンプ部材55Cが一体に回転(正回転)すると、実施例1と同様にポンプ部材55Cの外周面と大径孔部36の内周面との間のグリスが回転する溝56によって前方へ送られる。グリスが中径部71の外周面に至ると、一部は遠心力によって後連通孔52からスピンドル22とハンマ23との間の摺動面に供給される。他の一部は小径部72の溝56によって小径孔部37内を前方に送られる。途中でグリスの一部は遠心力によって前連通孔51からスピンドル22とハンマ23との間の摺動面に供給される。残りの一部は小径孔部37から嵌合凹部49に送られる。
上記実施例5のインパクトドライバ1も、スピンドル22内に、ハンマ23との摺動面に開口して摺動面にグリスを供給するための貫通孔35及び前後連通孔51,52が形成されていると共に、ブラシレスモータ11の回転に伴って貫通孔35内で摺動面へのグリスの流れを促進するポンプ部材55Cが設けられている。
この構成によれば、ポンプ部材55Cの採用により、スピンドル22とハンマ23との摺動面へグリスを不足なく供給できる。特に、ポンプ部材55Cは、前連通孔51を越えてスピンドル22の前端まで延びているので、スピンドル22とアンビル25との嵌合部にもグリスを効果的に供給可能となり、嵌合部での潤滑も維持できる。
なお、実施例5において、ポンプ部材の溝は、小径部まで連続形成せず、中径部と小径部とでそれぞれ断続的に設けてもよい。中径部と小径部とでそれぞれ異なる形態の溝を形成してもよいし、溝以外の形状を採用してもよい。
ポンプ部材は、複数の部品から形成してもよい。
図9に示す打撃ユニット12では、スピンドル22にポンプ部材は設けられていない。ここでは、スピンドル22内の大径孔部36の内径を、前方へ向かうに従って徐々に大きくなるテーパ部73としている。
この打撃ユニット12では、回転軸15及びピニオン20が回転(正回転)すると、大径孔部36内のグリスは、遠心力によってテーパ部73の内面を伝って前方へ送られる。よって、グリスが大径孔部36の前端に集まり、ここから中径孔部38に溢れると、一部は遠心力によって後連通孔52からスピンドル22とハンマ23との間の摺動面に供給される。その他の作用は実施例1と同様である。
上記実施例6のインパクトドライバ1も、スピンドル22内に、ハンマ23との摺動面に開口して摺動面にグリスを供給するための貫通孔35及び前後連通孔51,52が形成されていると共に、ブラシレスモータ11の回転に伴って貫通孔35内で摺動面へのグリスの流れを促進するテーパ部73(促進部の一例)が設けられている。
この構成によれば、テーパ部73の採用により、スピンドル22とハンマ23との摺動面へグリスを不足なく供給できる。特に、促進部を、大径孔部36の内径を前方へ向かうに従って徐々に大きくしたテーパ部73としているので、遠心力によるグリスの送り作用が得られる。また、簡単な構成で促進部が得られる。よって、ポンプ部材が不要となって他の実施例よりもコストが低減される。
なお、実施例6において、テーパ部は、前方へ長く形成し、中径孔部を省略して後連通孔と直接連通させてもよい。
テーパ部の内周面に螺旋状の溝を形成してもよい。
以下、他の変更例を説明する。
各実施例は、それぞれ単独で採用する場合に限らず、複数の実施例を組み合わせて採用することができる。
例えば、図5に示す実施例2において、図9の実施例6を組み合わせて、大径孔部の内径を、前方へ向かうに従って徐々に大きくしたテーパ状としてもよい。このように大径孔部とポンプ部材との間の隙間をテーパ状とすれば、溝によるグリスの送り作用に加えて、遠心力によるグリスの送り作用も得られる。これは、図6に示す実施例3と、図8に示す実施例5においても同様である。すなわち、何れにも図9の実施例を組み合わせることができる。
図5の実施例2のバイパス孔は、図8の実施例5に適用することができる。この場合、バイパス孔は、小径部の前端面まで形成してもよいし、中径部又は小径部の途中までとして、軸心と直交する貫通孔によってポンプ部材の外周面に開口させてもよい。
図7の実施例4の大径孔部の内周面に設ける溝は、図2,5の実施例1,2及び図8の実施例5に設けることもできる。すなわち、ポンプ部材の外周面に設けた溝と合わせてグリスの送り作用を得るようにしてもよい。
上記実施例6のようにグリス供給路自体に促進部を設ける場合、促進部の形態は、上記例のテーパ部に限定されない。例えば、大径孔部をテーパ状とせず、大径孔部の内周面に螺旋状の溝のみを設けて促進部と兼用してもよい。但し、溝は螺旋状に限らない。グリスの送り作用が得られれば、溝は、例えばスピンドルの軸方向に延びる凹溝等としてもよい。
その他、減速部のプラネタリギヤの数は増減可能である。減速部は、インターナルギヤとプラネタリギヤとが軸方向に複数段設けられていてもよい。但し、減速部は、プラネタリギヤを用いた構造に限らない。
スピンドルとアンビルとの嵌合部は、上記例と逆にしてもよい。すなわち、スピンドルの前端に嵌合凹部を、アンビルの後端に嵌合凸部をそれぞれ設けてもよい。
打撃機構部は、上記各例の打撃ユニットに限らない。例えば打撃機構部は、ハンマが前後移動しない構造であってもよい。例えば打撃機構部は、アンビルがハンマより後側にある構造であってもよい。その他、打撃機構部は、ハンマを用いない構造とする等、適宜変更できる。何れの場合も、モータと、モータにより駆動する打撃機構部と、打撃機構部により回転方向に打撃されるアンビルと、打撃機構部に供給されるグリルの流れを促進する促進部とを備えたものであれば、打撃機構部へグリスを不足なく供給できる。
モータはブラシレスに限らない。電源もバッテリパックに限らず、商用電源であってもよい。
本開示は、インパクトドライバ以外に、アングルインパクトドライバ等の他のインパクト工具にも適用できる。
1・・インパクトドライバ、2・・本体部、3・・グリップ部、4・・本体ハウジング、6・・ハンマケース、11・・ブラシレスモータ、12・・打撃ユニット、15・・回転軸、18・・ベアリングボックス、20・・ピニオン、21・・減速部、22・・スピンドル、23・・ハンマ、24・・コイルバネ、25・・アンビル、29・・キャリア部、35・・貫通孔、36・・大径孔部、37・・小径孔部、38・・中径孔部、51・・前連通孔、52・・後連通孔、55,55A,55C・・ポンプ部材、55B・・ポンプ部、56,56a・・溝、57・・有底孔、58・・係合部、60・・スイッチ、66・・コントローラ、70・・バイパス孔、71・・中径部、72・・小径部、73・・テーパ部。

Claims (14)

  1. モータと、
    前記モータにより回転するスピンドルと、
    前記スピンドルに同軸で外装され、前記スピンドルの回転が伝達されると共に、前記スピンドルに対して軸方向へ相対移動可能なハンマと、
    前記ハンマの前側で前記スピンドルと同軸で配置され、前記ハンマにより回転方向に打撃されるアンビルと、
    前記スピンドルと前記ハンマと前記アンビルとを収容して前記アンビルの前端を前方へ突出させ、内部にグリスが充填されるハンマケースと、を含み、
    前記スピンドル内に、前記ハンマとの摺動面に開口して前記摺動面にグリスを供給するためのグリス供給路が形成されていると共に、前記モータの回転に伴って前記グリス供給路内で前記摺動面へのグリスの流れを促進する促進部が設けられているインパクト工具。
  2. 前記促進部は、前記モータの回転に伴って前記グリス供給路内で回転する回転部材である請求項1に記載のインパクト工具。
  3. 前記グリス供給路内には、前記モータの回転軸が突出しており、前記回転部材は、前記回転軸と一体に回転する請求項2に記載のインパクト工具。
  4. 前記回転軸の先端には、前記スピンドルへの減速用のピニオンが設けられており、前記回転部材は、前記ピニオンと係合して一体に回転する請求項3に記載のインパクト工具。
  5. 前記回転軸の先端には、ピニオンが設けられており、前記回転部材は、前記ピニオンと一体形成されている請求項3に記載のインパクト工具。
  6. 前記回転部材の外周面には、螺旋状の溝が形成されている請求項2乃至5の何れかに記載のインパクト工具。
  7. 前記グリス供給路の内周面には、螺旋状の溝が形成されている請求項2乃至6の何れかに記載のインパクト工具。
  8. 前記グリス供給路と前記回転部材との間の隙間は、前方へ向かうに従って徐々に大きくなっている請求項2乃至7の何れかに記載のインパクト工具。
  9. 前記グリス供給路は、前記スピンドルの軸心に形成される貫通孔と、前記貫通孔と連通して前記スピンドルの径方向に延び、前記スピンドルの外周面に開口する連通孔とを含んでなる請求項2乃至8の何れかに記載のインパクト工具。
  10. 前記スピンドルの前端と前記アンビルの後端とは互いに同軸で嵌合しており、前記貫通孔は、前記連通孔を越えて前記アンビルの前端と前記アンビルの後端との嵌合部まで延びている請求項9に記載のインパクト工具。
  11. 前記回転部材は、前記貫通孔内に収容されている請求項9又は10に記載のインパクト工具。
  12. 前記回転部材は、前記連通孔を越えて前記スピンドルの前端まで延びている請求項10に記載のインパクト工具。
  13. 前記促進部は、前記グリス供給路の内径を前方へ向かうに従って徐々に大きくしたテーパ部である請求項1に記載のインパクト工具。
  14. モータと、
    前記モータにより駆動する打撃機構部と、
    前記打撃機構部により回転方向に打撃されるアンビルと、
    前記打撃機構部に供給されるグリルの流れを促進する促進部と、
    を含んでなるインパクト工具。
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