JP2018001314A - インパクト工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンビルにおいて応力が適切に分散するようにして、アンビルひいては全体の耐久性が向上されたインパクト工具を提供する。
【解決手段】インパクト工具であるインパクトレンチ1は、円柱状のアンビル本体109を有するアンビル18と、アンビル18を回転方向に打撃するハンマ98と、潤滑のための油を保持する油保持穴120と、を備えており、アンビル本体109は、後大径部117と、後大径部117より半径の小さい小径部115と、油保持穴120からアンビル本体109の外面まで延びる油流通孔122と、を有しており、アンビル本体109の外面における油流通孔122の開口部の全体が、後大径部117の外面に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、インパクトドライバやインパクトレンチ等のインパクト工具に関する。
下記特許文献1に示されるように、モータの駆動に伴い回転するスピンドルと、スピンドルにカム結合されるハンマー及びハンマーを付勢するコイルスプリングを含む打撃機構と、ハンマーに係合する最終出力軸としてのアンビルを備えたインパクトレンチが知られている。
このインパクトレンチでは、アンビルのトルクが増加すると、スピンドルの回転が打撃機構によってハンマーの間欠的な回転打撃力(インパクト)に変換されてアンビルに付与される。
アンビルは、円筒状部と、その後部から放射方向にそれぞれ延びる一対の延設部と、円筒状部の前側において円筒状部より若干小さい四角柱状に形成された工具(ソケット)取付部と、を有しており、工具取付部には、工具に設けられたピンを受け止める工具固定穴が設けられている。又、円筒状部は、ハウジング内に配置されたメタルベアリングによって回転可能に支持されており、メタルベアリングの中央部に向かい合う外面に、リング状の案内溝を有している。更に、アンビルの後面から円筒状部内に向けて形成された前後方向の穴であるグリス溜まりと、グリス溜まりの前部から円筒状部外面の案内溝へ半径方向に延ばされたグリス供給孔が設けられており、アンビルの回転によりメタルベアリングに対してグリスがグリス溜まりないしグリス供給孔を経て供給される。
特開2015−223657号公報
特許文献1のインパクトレンチのアンビルは、工具取付部の断面係数が最も低く又工具取付部が工具固定穴を有しているから、工具取付部の特に工具固定穴の近傍において応力が集中することとなり、工具取付部近傍が破損の起点になる可能性が比較的に高い。又、アンビルにおいて、グリス供給孔が案内溝に通じているから、グリス供給孔近傍にも応力が集中することととなり、グリス供給孔近傍が破損の起点になる可能性も比較的に高い。
そこで、本発明は、アンビルにおいて応力が適切に分散するようにして、アンビルひいては全体の耐久性が向上されたインパクト工具を提供することを主な目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、円柱状又は円筒状のアンビル本体を有するアンビルと、前記アンビルを回転方向に打撃するハンマと、潤滑のための油を保持する油保持部と、を備えており、前記アンビル本体は、大径部と、前記大径部より半径の小さい小径部と、前記油保持部から前記アンビル本体の外面まで延びる油流通孔と、を有しており、前記アンビル本体の外面における前記油流通孔の開口部の全体が、前記大径部の外面に配置されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記アンビルは、前記アンビル本体の軸方向に交わる断面の形状が四角形である工具取付部を有していることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記大径部と前記工具取付部の間に前記小径部が配置されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記発明において、前記油流通孔の全体が、前記大径部に配置されることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、上記発明において、前記油保持部は、前記アンビルに形成された油保持穴であることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、円柱状又は円筒状のアンビル本体を有するアンビルと、前記アンビルを回転方向に打撃するハンマと、を備えており、前記アンビル本体は、大径部と、前記大径部より半径の小さい小径部と、を有しており、前記小径部の半径は、前記大径部の半径より、1ミリメートル以上小さいことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、円柱状又は円筒状のアンビル本体を有するアンビルと、前記アンビルを回転方向に打撃するハンマと、を備えており、前記アンビル本体は、大径部と、前記大径部より半径の小さい小径部と、前記アンビル本体の軸方向に交わる断面の形状が四角形である工具取付部と、を有しており、前記小径部における前記軸方向に交わる断面の半径は、前記工具取付部の前記断面の外接円の半径より小さく、前記工具取付部の前記断面の内接円の半径より大きいことを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、請求項8に記載の発明は、出力部としてのアンビルと、前記アンビルを回転方向に打撃するハンマと、を備えており、前記アンビルは、応力が集中する部位を、少なくとも2箇所以上有していることを特徴とするものである。
本発明によれば、アンビルひいては全体の耐久性が向上されたインパクト工具を提供することが可能となる、という効果を奏する。
本発明の第1形態に係るインパクトレンチの中央縦断面図である。 図1の上部拡大図である。 図1の前面図である。 図1におけるアンビルの(a)前方斜視図,(b)後方斜視図である。 図4の(a)後面図,(b)右側面図,(c)前面図,(d)上面図,(e)中央縦断面図である。 本発明の第2形態に係るインパクトレンチにおけるアンビルの図4相当図である。 図6のアンビルの図5相当図である。
以下、本発明の実施の形態が、適宜図面に基づいて説明される。
当該形態における前後上下左右は、説明の便宜上定められたものであり、作業の状況や部材の移動等により変化することがある。
[第1形態]
図1は本発明の第1形態に係るインパクト工具の一例である充電式のインパクトレンチ1の中央縦断面図であり、図2は図1の上部拡大図であり、図3はインパクトレンチ1の前面図である。
インパクトレンチ1は、各種部材を直接的あるいは間接的に支持する支持体としてのハウジング2を有している。尚、図1における右がインパクトレンチ1の前となり、図1,図3における上がインパクトレンチ1の上となり、図3における右がインパクトレンチ1の左となる。
インパクトレンチ1は、中心軸を前後方向とする円筒状の本体部4と、本体部4の下部から下方へ突出するように形成されたグリップ部6を有する。
グリップ部6は、使用者が把持する部分であり、グリップ部6の基端部には、使用者による指先で引く操作が可能であるトリガ形式のスイッチレバー8が設けられている。スイッチレバー8は、スイッチ本体部9から突出している。
インパクトレンチ1の本体部4には、後側から順に、モータ10、動力伝達機構(減速機構)としての遊星歯車機構12、キャリアとしてのスピンドル14、打撃機構16、並びに出力部としてのアンビル18が、同軸に収納されている。
モータ10は、インパクトレンチ1の駆動源であり、その回転が遊星歯車機構12により減速された後、スピンドル14に伝達される。スピンドル14の回転力は、打撃機構16を通じてアンビル18に伝えられ、アンビル18のトルクが所定程度以上に増大した場合には、打撃機構16によって回転打撃力に変換されてアンビル18に伝えられる。アンビル18は、回転力あるいは回転打撃力を受けて軸周りに回転する部分である。
本体部4におけるハウジング2は、モータ10が配置されるモータハウジング20と、モータハウジング20の後端部の開口部を覆うように設けられるリヤカバー21と、モータハウジング20の前方に設けられて打撃機構16が配置されるハンマケース22と、モータハウジング20及びハンマケース22の間に設けられ、遊星歯車機構12が配置されるギヤハウジング23と、ハンマケース22の一部をそれぞれカバーするカバー24ないしバンパー25を含む。
モータハウジング20は、本体部4から下方に延びており、グリップ部6の外郭にもなっている。モータハウジング20は、半割の左モータハウジング26及び右モータハウジング27を含んでいる。左モータハウジング26には、ネジボス30,30・・が形成されていると共に、右モータハウジング27には、ネジボス30,30・・に対応するように形成された図示されないネジ孔が形成されており、ネジボス30,30・・とネジ孔が重ねられた状態でネジ31,31・・が入れられることにより、左モータハウジング26と右モータハウジング27が組み合わせられる。尚、モータハウジング20の側面には、吸気口(図示略)が開けられている。
リヤカバー21は、上下左右に広がる円盤状であり、図示しない前後方向の複数のネジによって、モータハウジング20に組み合わせられている。リヤカバー21の側面には、排気口(図示略)が開けられている。
ハンマケース22は、後部から前部にかけて徐々に縮径されると共に前端部において円筒状となる筒状であり、その後端部がギヤハウジング23を介してモータハウジング20の前端部の前側に配置されている。
ギヤハウジング23は、後部から中央部へ拡径し中央部から前部へ拡径しており前方へ開口している碗状であり、前端部がモータハウジング20とハンマケース22に挟まれている。ギヤハウジング23の後部と中央部の境界には上下左右に広がる壁が形成されており、その壁の中央には孔が開けられている。
ハンマケース22の前部(左上・左下・右上・右下の4箇所)には、それぞれ前後方向のボルト孔を有するボルト孔部(図示略)が形成されていると共に、モータハウジング20におけるこれらに対応する部分には、それぞれ前後方向のネジボス部(図示略)が形成されている。互いに重なるボルト孔部及びネジボス部に共通して、図示されないボルトが前方から入れられている。
カバー24は、後部から前部にかけて徐々に縮径された筒状であり、ハンマケース22の後部外面に嵌め込まれている。カバー24の後部には、ハンマケース22の各ボルト孔部を覆う外方への突出部32が、合計で4個設けられている。
バンパー25は、リング状であり、ハンマケース22の前端部外面に嵌め込まれていて、カバー24と接している。
本体部4とグリップ部6の境界付近であって、スイッチレバー8の後方には、モータ10の回転方向を切替えるスイッチである正逆切替レバー40が、左右に貫通するように設けられている。
又、スイッチレバー8の上側であって、正逆切替レバー40の前方には、前方を照射可能なライト42が設けられている。ライト42は、ここではLEDとカバーであり、スイッチレバー8と上下方向で重なるように設けられている。
グリップ部6の下端部は、その上部より前後左右に広がっているバッテリ取付部44となっており、バッテリ取付部44の下方には、バッテリレバー45により着脱可能にバッテリ46が保持されている。バッテリ46は、ここでは18V(ボルト)のリチウムイオンバッテリである。バッテリ46は、バッテリ取付部44の前方から後方にスライド移動させることで、バッテリ取付部44に取り付けることができる。
バッテリ取付部44の前部の上部には、スイッチ付き表示部48(ここではLEDによる表示部である)が設けられている。スイッチ付き表示部48は、モータ10の回転数(ここでは少・中・多の3段階)やバッテリ46の残量(ここでは少・中・多の3段階)が表示される。
バッテリ取付部44の内部であって、スイッチ付き表示部48の下側には、コンデンサ50等を搭載した制御回路基板52が収められている。スイッチ付き表示部48は、制御回路基板52上に搭載されている。コンデンサ50は、上に突出するように搭載され、その上部はバッテリ取付部44の上方におけるモータハウジング20内に達している。制御回路基板52は、スイッチ付き表示部48における表示も制御する。この制御は、後述のマイコンあるいは専用の素子により行うことができる。
制御回路基板52の周辺部外側ないし下側には、上方が開放された平たい箱状で樹脂(絶縁材料ないし弾性材料)製のケース55が配置されている。制御回路基板52は、その上側が露出する状態でケース55内に保持されており、ケース55はバッテリ取付部44内に保持されている。制御回路基板52は、ケース55に対し、密着する構造(例えばモールド)により固定されている。
制御回路基板52は、ケース55により保持されることで、絶縁性を高めて漏電や素子の故障等を防止することができるし、制御回路基板52に対する粉塵や水分の流入や付着を防止して故障等を防止することができる。又、制御回路基板52は、ケース55を介してバッテリ取付部44に保持されることとなり、振動が制御回路基板52に伝わったとしても、ケース55によりその振動が軽減される。
モータ10は、ブラシレスDCモータであり、ステータ56とロータ58を備えるインナーロータ型である。
ステータ56は、固定子鉄心60と、固定子鉄心60の前後に設けられる前絶縁部材62及び後絶縁部材64と、前絶縁部材62及び後絶縁部材64を介して固定子鉄心60にそれぞれ巻かれる複数(ここでは6個)の駆動コイル66,66・・を有する。前絶縁部材62には、センサ回路基板68が固定されている。
ステータ56の内部には、ロータ58が配置されている。ロータ58は、モータ軸(回転駆動軸)としてのロータ軸70と、ロータ軸70の周囲に配置された筒状の回転子鉄心72と、回転子鉄心72の外側に配置されており、複数(4個)の板状で周方向に極性を交互に変えた永久磁石74,74・・と、これらの前側(センサ回路基板68側)において放射状に配置された複数のセンサ用永久磁石(図示せず)を有する。ロータ軸70の前端部には、外歯を有するピニオンギヤ75が装着されている。回転子鉄心72と、永久磁石74と、センサ用永久磁石は、ロータアッセンブリを構成する。
センサ回路基板68には、センサ用永久磁石によってロータ58(ロータ軸70)の回転角(回転位置)を検出する図示しないセンサ(回転検出素子)が複数(3個)搭載されている。センサ回路基板68は、バッテリ取付部44内の制御回路基板52と、複数のリード線76(図1では1本のみ図示)によって電気的に接続されている。制御回路基板52は、6個のスイッチング素子(図示略)を有している。各スイッチング素子は、何れかの駆動コイル66と対応して設けられ、対応する駆動コイル66のスイッチングを行う。尚、制御回路基板52は、図示しないマイコンを有しており、当該マイコンは、上記スイッチング素子のスイッチングを制御する。制御回路基板52は、モータ10を制御するためのコントローラである。又、制御回路基板52とスイッチ本体部9は、複数(4本)のリード線77,77・・により電気的に接続されている。更に、制御回路基板52とライト42(LED)は、複数のリード線78(図1では1本のみ図示)によって電気的に接続されている。リード線78は、着脱可能なコネクタ80を中間に有しており、コネクタ80を外すことで制御回路基板52とライト42を分離することができ、製造やメンテナンスが容易になる。
センサ回路基板68の前方には、ロータ軸70の前の軸受82が設けられている。軸受82は、ギヤハウジング23の後部に保持されている。軸受82は、本体部4における上部のネジ31と、本体部4における下部(の中央)のネジ31の間に配置されている。よって、ロータ軸70の振動を効果的に抑制することができる。
回転子鉄心72の後方には、ロータ軸70の後の軸受84が設けられている。軸受84は、リヤカバー21の前面中央部において固定されている。
ロータ軸70の後の軸受84と回転子鉄心72の間には、冷却用のファン86が配置されている。ファン86は、ロータ軸70に対して固定されている。ファン86の放射方向外方に、リヤカバー21の排気口が位置しており、ファン86の風は、効率的に排出される。
スピンドル14は、前部が円柱状で後部が円筒状の部材である。
スピンドル14は、前部の外周面において複数(一対)のカム溝89,89を備えており、又後部であって後端部の前側において、中空円盤状のキャリア部90を一体に備えている。キャリア部90は、スピンドル14の他の部分に対して、外方(上下左右)に突出しており、径が他の部分より大きくなっている。
スピンドル14のキャリア部90内には、遊星歯車機構12の一部やピニオンギヤ75の中央部が配置されている。ピニオンギヤ75は、スピンドル14の後部の中央穴内に入っている。
遊星歯車機構12は、ギヤハウジング23を外郭とし、ギアハウジング23前部の開口部内側においてスプライン構造によって固定された内歯ギヤ94と、外歯を有する複数(3個)の遊星歯車95,95・・と、遊星歯車95,95・・の軸である複数(3個)の軸96,96・・と、内歯ギヤ94が前方に移動することを規制するためのリングスプリング97を含む。
ギアハウジング23前部の開口部内側には、スプライン溝が前後方向に形成されており、内歯ギヤ94の外面には、スプライン溝に合致するスプライン突起が形成されている。スプライン溝にスプライン突起が入ることにより、ギアハウジング23に対して内歯ギヤ94が回転してしまう事態が防止される。
各遊星歯車95の外歯は、ピニオンギヤ75の歯ないし内歯ギヤ94と噛み合っている。
1個の遊星歯車95の中心に対して、1本の前後方向の軸96が通されている。各軸96は、スピンドル14のキャリア部90内(キャリア部90の前壁と後壁の間)において渡されており、その周りの遊星歯車95を回転可能に支えている。即ち、キャリア部90を有するスピンドル14は、軸96,96・・を介して遊星歯車95,95・・を回転可能に保持している。
軸96,96・・が入っているキャリア部90の前壁の各孔は、1個のワッシャ107によって塞がれている。ワッシャ107は、ギヤハウジング23の前側開口部の内方に配置されている。
リングスプリング97は、ギヤハウジング23の内面に形成された溝に嵌まっている。
打撃機構16は、スピンドル14の前部に外装されたハンマ98と、ハンマ98とスピンドル14の間に配置された複数(一対)のボール99,99と、ハンマ98を前方へ付勢する弾性体であるコイル状のスプリング100を含んでいる。
ハンマ98は、内周前部に、中央部が後方へ突出する山形溝101,101を複数(一対)有している。各ボール99は、何れかの山形溝101とスピンドル14のカム溝89との間に跨っており、スピンドル14とハンマ98を回転方向で一体化させる。但し、カム溝89に対するボール99の転動範囲においてハンマ98の相対回転や前後移動が許容される。
又、ハンマ98は、後面から前方へ筒状に窪むリング溝102を有しており、リング溝102には、スピンドル14に外装されたスプリング100の前部が入っている。リング溝102の底(前端)には、複数のボール104,104・・及びハンマワッシャ106を介して、スプリング100のリング状に形成された前端が配置されている。
他方、スプリング100のリング状に形成された後端は、スピンドル14のキャリア部90の前側に固定されたワッシャ107の前面外周部において受け止められている。
スプリング100は、常態において、ハンマ98を、各ボール99が山形溝101の後端中央及びカム溝89の前端中央に位置する前進位置に付勢している。
尚、打撃機構16に属する構成要素は様々に変更することができ、例えばスプリング100は打撃機構の構成要素ではないものとされても良い。
図4ないし図5にも示されるアンビル18は、前後方向を軸方向とする円柱状のアンビル本体109と、アンビル本体109の後端部から放射方向にそれぞれ延びる一対のアーム部110,110と、アンビル本体109の前端部から前方へ突出する四角柱状の工具取付部111を有している。
アーム部110,110は、ハンマ98の前部に対して、回転方向で係合可能である。アーム部110,110の前側には、アンビル18を軸周りに回転自在且つ前方に変位不能に支持する規制リング112が設けられている。規制リング112は、前後方向に対して垂直な姿勢をとっており、ハンマケース22の前部内壁に取り付けられる。
規制リング112の前側には、アンビル18を軸周りに回転自在に支持するアンビル軸受113が設けられている。アンビル軸受113は、メタルベアリングであり、ハンマケース22前部の円筒部内壁に取り付けられる。
アンビル軸受113の前側には、シールリング114が配置されている。シールリング114は、アンビル18(アンビル本体109)の外面に接しており、ハンマケース22の前端部内において支持されている。
アンビル本体109の中央部には、アンビル本体109の他の部分より外径の小さい部分である小径部115が設けられている。アンビル本体109の前部(小径部115より前方の部分)は、小径部115より径の大きい前大径部116となっており、アンビル本体109の後部(小径部115より後方の部分)は、小径部115より径の大きい後大径部117となっている。インパクトレンチ1のアンビル18のアンビル本体109において、前大径部116と後大径部117の径は同一であるが、互いに相違するようにしても良い。
又、アンビル本体109には、後面中央から前方への穴である油保持穴120が開けられている。潤滑のための油を保持する油保持部としての油保持穴120は、アンビル軸受113の内方に達しており、前大径部116に至っている。油保持穴120の後端部には、スピンドル14の前端部が入れられており、回転可能に支持されている。油(例えばグリス)は、製造時やメンテナンス時等において、油保持穴120やスピンドル14等に塗布され、スピンドル14の回転等により油保持穴120に適宜補充される。尚、油保持穴120の内径の大きさは、前端部と後端部(それぞれ後部ほど大きく広がるテーパ形状部分)を除き、ほぼ同様であるが、詳細には、前大径部116の内方に位置する前部の内径が最も小さく、次いで後大径部117の内方に位置する後部の内径が小さく、小径部115の内方に位置する中央部の内径が最も大きくなっている。
更に、油保持穴120の後部から、アンビル本体109の後大径部117の外面にかけて、半径方向に延びる孔である油流通孔122が開けられている。油流通孔122の外側の開口部は、アンビル軸受113に対向しており、その開口部の全体が後大径部117の外面内に配置されていて、その開口部は小径部115には掛かっていない。又、油流通孔122は、その開口部から半径方向に延びているから、全体として後大径部117に配置されているものである。
他方、アンビル18前部の工具取付部111には、図示されないソケット(先端工具)が装着される。ソケットは、工具取付部111の四角柱形状(アンビル18の軸方向である前後方向に垂直な断面(横断面)形状が四角形(正方形)である形状)に対応する形状の取付孔と、取付孔へ露出するピンを有しており、工具取付部111には、ソケット装着時にピンが入り込む工具固定穴124が開けられている。
アンビル18を前側から後方へみた場合、小径部115の横断面の形状である円は、工具取付部111の横断面の形状である四角形(正方形)に内接する円より大きく、その四角形に外接する円より小さい。即ち、小径部115の横断面の円の半径は、工具取付部111の横断面の四角形における内接円Iの半径より大きく、その四角形における外接円Oの半径より小さい。尚、工具取付部111は、詳細には角部が面取りされており、横断面の四角形の角は丸くなっているが、外接円や内接円をみる際には、角部の面取り(丸み)は考慮されなくて良い。
具体的には、例えば、工具取付部111の横断面に係る正方形の一辺が12.7mm(ミリメートル)であり、前大径部116の半径及び後大径部117の半径が共に9mmであり、小径部115の半径が7.5mmであり、油保持穴120の内半径が4mmであって、小径部115の半径は、前大径部116の半径や後大径部117の半径より、1mm以上小さくなっている。
アンビル18において、応力(作業時にソケット等から受ける外力に対する内部抵抗力)が集中する箇所は、半径方向に貫かれる油流通孔122の部位と、断面積(横断面)がアンビル本体109の前大径部116の断面積や後大径部117の断面積より小さい工具取付部111の部位(特に工具固定穴124形成部位)ないし小径部115の部位であり、3箇所存在している。
このようなインパクトレンチ1の動作例が以下説明される。
使用者がグリップ部6を把持してスイッチレバー8を引くと、スイッチ本体部9における切替によりバッテリ46からモータ10への給電がなされ、モータ10が駆動する。即ち、制御回路基板52のマイコンが、センサ回路基板68のセンサから出力されるロータ58のセンサ用永久磁石の位置を示す回転検出信号を得てロータ58の回転状態を取得して、取得した回転状態に応じて各スイッチング素子の切替状態(オン又はオフ)を制御し、ステータ56の各駆動コイル66に対して順番に電流を流すことで、ロータ軸70を含むロータ58を回転させる。
ロータ軸70の回転により、ファン86が回転し、吸気口から排気口への空気の流れが形成され、空気の流れによって、モータ10を始めとする各種の部材が冷却される。
又、ロータ軸70の回転力は、ピニオンギヤ75を介して遊星歯車機構12に伝わり、遊星歯車機構12により減速されたうえで、スピンドル14に伝わる。
スピンドル14は、ボール99,99を介してハンマ98を回転させ、ハンマ98が回転方向において係合するアンビル18を回転させて、工具取付部111に装着されたソケットによるボルト等の締め付けが可能となる。
アンビル18が回転すると、油保持穴120に貯留された潤滑用の油が、遠心力により油流通孔122を通過して、その開口部の外側に位置するアンビル軸受113に対し供給され、アンビル軸受113におけるアンビル18に対する接触面の潤滑性が高まる。
締め付けが進んでアンビル18のトルクが所定閾値以上に高まると、ハンマ98がスプリング100の付勢力に抗してボール99,99をカム溝89,89に沿って後方へ転動させながら後退し、ハンマ98前部がアーム部110,110から外れると、スプリング100の付勢力によってボール99,99をカム溝89,89に沿って前方へ転動させることでハンマ98は回転しながら前進し、ハンマ98前部がアーム部110,110に衝突しつつ再び係合して、アンビル18に回転打撃力(インパクト)が発生する。このインパクトは、間欠的に繰り返され、ボルト等の更なる締め付けが行われる。
インパクトが発生すると、ハンマ98がアーム部110,110に衝突した際のアンビル18からの反発力により、ハンマ98は逆回転方向へ回転しつつ後退し、スプリング100を圧縮させて次のインパクトへのエネルギーを蓄積させる。
このようにして、ハンマ98は、アンビル18を回転方向に打撃する。
そして、アンビル18は、ハンマ98やソケットからの作用力に応じて応力を発生する。その応力の集中する箇所(応力の大きさがアンビル18全体における平均値より高い箇所)は、工具取付部111と、油流通孔122と、小径部115とに分散される。
以上のインパクトレンチ1は、円柱状のアンビル本体109を有するアンビル18と、アンビル18を回転方向に打撃するハンマ98と、潤滑のための油を保持する油保持穴120と、を備えており、アンビル本体109は、後大径部117と、後大径部117より半径の小さい小径部115と、油保持穴120からアンビル本体109の外面まで延びる油流通孔122と、を有しており、アンビル本体109の外面における油流通孔122の開口部の全体が、後大径部117の外面に配置されている。よって、潤滑油をアンビル本体109の周りに供給可能であってアンビル18の円滑な作動が確保されつつ、アンビル18における応力集中箇所が油流通孔122の近傍と小径部115に分散して、小径部115がトーション溝の役割を担うこととなり、油流通孔122を起点とした破断が抑制され、アンビル18ひいてはインパクトレンチ1の耐久性が向上する。
又、アンビル18は、アンビル本体109の軸方向(前後方向)に直交する断面(上下左右に広がる横断面)の形状が正方形である工具取付部111を有している。よって、応力集中箇所が工具取付部111(工具固定穴124),油流通孔122,小径部115に分散して、工具取付部111(工具固定穴124)や油流通孔122を起点とした破断が抑制される。
更に、後大径部117と工具取付部111の間に小径部115が配置されている。よって、油の供給に必要であり応力集中箇所である油流通孔122と、工具(ソケット)の取付に必要であり応力集中箇所である工具取付部111の間に、応力集中箇所としての小径部115が形成されることとなり、応力集中箇所がより適切に分散して、アンビル18の破断が防止される。
又更に、油流通孔122が半径方向に延びており、油流通孔122の全体が、後大径部117(後大径部117の外面内方)に配置されている。よって、油流通孔122の全体が後大径部117に位置することとなり、小径部115と油流通孔122でより適切に応力集中箇所が分散する。
加えて、油保持部としての油保持穴120は、アンビル本体109に形成されている。よって、油が油流通孔122にすぐに供給されるし、半径方向の油流通孔122が後大径部117に配置し易いものとなる。
又、インパクトレンチ1は、円柱状のアンビル本体109を有するアンビル18と、アンビル18を回転方向に打撃するハンマ98と、を備えており、アンビル本体109は、後大径部117と、後大径部117より半径の小さい小径部115と、を有しており、小径部115の半径は、後大径部117の半径より、1mm以上小さい。小径部115の半径と後大径部117の半径との差が1mm未満であると、小径部115において集中する応力の大きさが小さ過ぎる可能性が高くなり、小径部115は効果的に応力を分散させるための応力集中箇所に比較的になり難いところ、当該差が1mm以上であれば、アンビル18は適度な大きさにおいて応力が集中する箇所である小径部115を有することとなる。
更に、インパクトレンチ1は、円柱状のアンビル本体109を有するアンビル18と、アンビル18を回転方向に打撃するハンマ98と、を備えており、アンビル本体109は、後大径部117と、後大径部117より半径の小さい小径部115と、アンビル本体109の軸方向に直交する断面の形状が正方形である工具取付部111と、を有しており、小径部115における軸方向(前後方向)に直交する断面(横断面)の半径は、工具取付部111の横断面の外接円Oの半径より小さく、工具取付部111の横断面の内接円Iの半径より大きい。よって、工具取付部111の断面係数に対して、小径部115の断面係数が僅かに上回るようにすることができ、万が一破断が発生する際には、動力側(ハウジング2内部側)のアンビル本体109の小径部115ではなく、なるべく工具取付部111に破断が発生するようにしながら、小径部115の断面係数をできるだけ(工具固定穴124を有する)工具取付部111に近づけて、応力集中箇所を適切に分散させることができる。
加えて、出力部としてのアンビル18と、アンビル18を回転方向に打撃するハンマ98と、を備えており、アンビル18は、応力が集中する部位を、3箇所有している(工具取付部111,油流通孔122,小径部115)。よって、応力集中箇所が分散し、アンビル18の破断が抑制される。
[第2形態]
図6は本発明の第2形態に係るインパクトレンチにおけるアンビル218の図4相当図であり、図7はアンビル218の図5相当図である。
第2形態のインパクトレンチは、第1形態のインパクトレンチ1と、アンビルを除き同様に成る。インパクトレンチ1と同様に成る部材や部分については、同じ符号が付されて、説明が適宜省略される。
アンビル218のアンビル本体209は、小径部115と、小径部より半径の大きい前大径部216及び後大径部217を有している。前大径部216の半径は、後大径部217の半径と同様である。
アンビル218は、油保持穴120の前部から半径方向に延びる油流通孔222を有している。油流通孔222は、前大径部216の外面に達しており、油流通孔222の開口部の全体は、前大径部216の外面に配置されていて、アンビル軸受113と向かい合っている。又、油流通孔222の全体は、前大径部216内に配置されている。
第2形態のインパクトレンチは、第1形態のインパクトレンチ1と同様に動作する。
油流通孔222は、油保持穴120に保持された油を、遠心力によりアンビル軸受113に供給し、アンビル軸受113におけるアンビル218に対する接触面の潤滑性を高める。
第2形態のインパクトレンチは、円柱状のアンビル本体209を有するアンビル218と、アンビル218を回転方向に打撃するハンマ98と、潤滑のための油を保持する油保持穴120と、を備えており、アンビル本体209は、前大径部216と、前大径部216より半径の小さい小径部115と、油保持穴120からアンビル本体209の外面まで延びる油流通孔222と、を有しており、アンビル本体209の外面における油流通孔222の開口部の全体が、前大径部216の外面に配置されている。よって、潤滑油をアンビル本体209の周りに供給可能であってアンビル218の円滑な作動が確保されつつ、アンビル218における応力集中箇所が油流通孔222の近傍と小径部115(トーション溝)に分散して、油流通孔222を起点とした破断が抑制され、アンビル218ひいては第2形態のインパクトレンチ全体の耐久性が向上する。
又、アンビル218は、アンビル本体209の軸方向(前後方向)に直交する断面(上下左右に広がる横断面)の形状が正方形である工具取付部111を有している。よって、応力集中箇所が工具取付部111(工具固定穴124),油流通孔222,小径部115に分散して、工具取付部111(工具固定穴124)や油流通孔222を起点とした破断が抑制される。
更に、油流通孔222が半径方向に延びており、油流通孔222の全体が、前大径部216に配置されている。よって、油流通孔222の全体が前大径部216に位置することとなり、小径部115と油流通孔222でより適切に応力集中箇所が分散する。
加えて、油保持部としての油保持穴120は、アンビル本体209に形成されている。よって、油が油流通孔222にすぐに供給されるし、半径方向の油流通孔222が前大径部216に配置し易いものとなる。
又、第2形態のインパクトレンチは、円柱状のアンビル本体209を有するアンビル208と、アンビル218を回転方向に打撃するハンマ98と、を備えており、アンビル本体209は、前大径部216と、前大径部216より半径の小さい小径部115と、を有しており、小径部115の半径は、前大径部216の半径より、1mm以上小さい。よって、アンビル218は、より適度な大きさにおいて応力が集中する箇所である小径部115を有するものとなる。
更に、第2形態のインパクトレンチは、円柱状のアンビル本体209を有するアンビル218と、アンビル218を回転方向に打撃するハンマ98と、を備えており、アンビル本体209は、前大径部216と、前大径部216より半径の小さい小径部115と、アンビル本体209の横断面の形状が正方形である工具取付部111と、を有しており、小径部115における横断面の半径は、工具取付部111の横断面の外接円Oの半径より小さく、工具取付部111の横断面の内接円Iの半径より大きい。よって、万が一破断が発生する際には、動力側のアンビル本体209の小径部115ではなく、なるべく工具取付部111に破断が発生するようにしながら、小径部115における応力の大きさをできるだけ(工具固定穴124を有する)工具取付部111のものに近づけて、応力集中箇所を適切に分散させることができる。
加えて、出力部としてのアンビル218と、アンビル218を回転方向に打撃するハンマ98と、を備えており、アンビル218は、応力が集中する部位を、3箇所有している(工具取付部111,油流通孔222,小径部115)。よって、応力集中箇所が分散し、アンビル218の破断が抑制される。
[変更例]
尚、本発明は上記形態に限定されず、例えば次のような変更を適宜施すことができる。
アンビルは、アンビル本体のみから成るものであっても良いし、アーム部が1個あるいは3個以上設けられたものであっても良いし、大径部の横断面の直径が工具取付部の横断面の対角線よりかなり(例えば1.5倍以上)大きいものであっても良い。
アンビル本体は、円筒状であっても良い。
油保持部は、アンビル本体に設けられなくても良く、アンビル外方(アンビル隣接部)に設けられた油担持部材(例えば油含浸フェルト)や油溜まりであっても良い。
油流通孔の方向は、半径方向に限られず、半径方向に交わる斜めの方向であっても良い。
油保持部や油流通孔は、複数設けられても良いし、省略されても良い。
アンビル本体の大径部は、前後に分かれず1箇所のみ設けられても良いし、3箇所以上設けられても良い。
モータは、ブラシ付きのモータであっても良い。
ロータアッセンブリにおける永久磁石及びセンサ用永久磁石は、一体で構成することにより、リング状の永久磁石にすることも可能である。
スイッチング素子は、センサ基板に配置されても良く、他の素子についても、制御回路基板あるいはセンサ基板の何れかあるいは双方に搭載することができる。
ファンは、前絶縁部材よりも前方に配置されても良く、センサ基板は、後絶縁部材の後方に配置された状態で、後絶縁部材に固定されても良い。
バッテリは、18V(最大20V),25.2V,28V,36V等の18〜36Vの任意のリチウムイオンバッテリを用いても良いし、18V未満あるいは36Vを超える電圧のリチウムイオンバッテリを用いても良いし、他の種類のバッテリを用いても良い。又、バッテリによる給電に代えて、電源に接続するコードによる給電が行われても良い。
ギヤハウジングやリアカバーやハンマケースをモータハウジングと統合したりグリップハウジングとモータハウジングを別体に分けたりハンマケースを半割にしたりする等ハウジングの区分の数や形式を変更したり、各種ギヤの設置数を増減したり、スイッチレバーのスイッチの形式を変更したり、各種の軸受についてベアリングリテーナを介して固定したり、スイッチ付き表示部のスイッチを省略したり、スイッチ付き表示部の表示内容をモータに係る回転数以外の事項やバッテリに係る残量以外の事項やインパクト工具に関する他の事項としたり、メタルベアリングをニードルベアリングとしたりする等、各種部材の数や配置、材質、大きさ、形式等を適宜変更することができる。
本発明は、インパクトレンチ以外のインパクト工具にも適用可能であり、例えば、ドライバドリルやシャーレンチに適用可能である。
1・・インパクトレンチ(インパクト工具)、18,218・・アンビル(出力部)、109,209・・アンビル本体、111・・工具取付部、115・・小径部、117・・後大径部(大径部)、120・・油保持穴(油保持部)、122,222・・油流通孔、216・・前大径部(大径部)、I・・(工具取付部の横断面の)内接円、O・・(工具取付部の横断面の)外接円。

Claims (8)

  1. 円柱状又は円筒状のアンビル本体を有するアンビルと、
    前記アンビルを回転方向に打撃するハンマと、
    潤滑のための油を保持する油保持部と、
    を備えており、
    前記アンビル本体は、
    大径部と、
    前記大径部より半径の小さい小径部と、
    前記油保持部から前記アンビル本体の外面まで延びる油流通孔と、
    を有しており、
    前記アンビル本体の外面における前記油流通孔の開口部の全体が、前記大径部の外面に配置されている
    ことを特徴とするインパクト工具。
  2. 前記アンビルは、前記アンビル本体の軸方向に交わる断面の形状が四角形である工具取付部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のインパクト工具。
  3. 前記大径部と前記工具取付部の間に前記小径部が配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のインパクト工具。
  4. 前記油流通孔の全体が、前記大径部に配置される
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載のインパクト工具。
  5. 前記油保持部は、前記アンビルに形成された油保持穴である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載のインパクト工具。
  6. 円柱状又は円筒状のアンビル本体を有するアンビルと、
    前記アンビルを回転方向に打撃するハンマと、
    を備えており、
    前記アンビル本体は、
    大径部と、
    前記大径部より半径の小さい小径部と、
    を有しており、
    前記小径部の半径は、前記大径部の半径より、1ミリメートル以上小さい
    ことを特徴とするインパクト工具。
  7. 円柱状又は円筒状のアンビル本体を有するアンビルと、
    前記アンビルを回転方向に打撃するハンマと、
    を備えており、
    前記アンビル本体は、
    大径部と、
    前記大径部より半径の小さい小径部と、
    前記アンビル本体の軸方向に交わる断面の形状が四角形である工具取付部と、
    を有しており、
    前記小径部における前記軸方向に交わる断面の半径は、前記工具取付部の前記断面の外接円の半径より小さく、前記工具取付部の前記断面の内接円の半径より大きい
    ことを特徴とするインパクト工具。
  8. 出力部としてのアンビルと、
    前記アンビルを回転方向に打撃するハンマと、
    を備えており、
    前記アンビルは、応力が集中する部位を、少なくとも2箇所以上有している
    ことを特徴とするインパクト工具。
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