JPH0549127U - 工具保持装置 - Google Patents

工具保持装置

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JPH0549127U
JPH0549127U JP10313191U JP10313191U JPH0549127U JP H0549127 U JPH0549127 U JP H0549127U JP 10313191 U JP10313191 U JP 10313191U JP 10313191 U JP10313191 U JP 10313191U JP H0549127 U JPH0549127 U JP H0549127U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、加工コストが比較的かからない工
具保持装置を提供することを目的とする。。 【構成】 保持ベース109に貫通孔111を設け、工
具32,39に設けた係止孔135の係止部137に係
止可能な複数の係止部材127を、上記貫通孔111に
上記保持ベース109の一側に対して突出して設け、上
記複数の係止部材127を開閉させるために、上記複数
の係止部材127を開方向へ押圧可能なスプール125
を、上記貫通孔111の軸方向に移動自在に設けてなる
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば工具交換装置における、工具を保持する工具保持装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
例えば工具交換装置における従来の工具保持装置について説明すると、保持ベ ースに貫通孔を設けてあり、工具に設けた嵌合孔に嵌合可能なスリーブを上記貫 通孔に設けてある。上記スリーブの先端部は上記保持ベースの一側に対して突出 してある。上記スリーブを嵌合孔に嵌合せしめた後に、スリーブが嵌合孔から抜 け出すことを防止するために、上記スリーブの先端付近の外周部には複数のボー ルが設けてあり、ボールはスリーブの外周面に対して出没自在である。これらの 複数のボールを出没させるために、スリーブ内にはボールを押圧可能なスプール が移動自在に設けてある。
【0003】 上記構成において、工具を工具保持装置により保持するときは、スリーブを工 具に設けた嵌合孔に嵌合せしめて、複数のボールを嵌合孔に設けた周溝に対向せ しめる。そして、スプールを軸方向に移動させて複数のボールを押圧して、複数 のボールをスリーブの外周に対して突出させる。これによって、ボールを嵌合孔 に設けた周溝に係合せしめ、スリーブは上記嵌合孔から抜けなくなり、工具は工 具保持装置に保持される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述のごとき従来の工具保持装置においては、工具を正確に保持する ためには、工具保持装置のボールを、工具に設けた嵌合孔の周溝に対向させなけ ればならず、工具保持装置の加工精度を良くすることが必要となる。そのために 、工具保持装置のコストが高くなるといった問題があった。
【0005】 そこで、この考案は上記の問題点を解決することができる工具保持装置を提供 することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述のごとき従来の問題点を解決するためにこの考案においては、保持ベース に貫通孔を設け、工具に設けた係止孔の係止部に係止可能な複数の係止部材を、 上記貫通孔に上記保持ベースの一側に対して突出して設け、上記複数の係止部材 を開閉させるために、上記複数の係止部材を開方向へ押圧可能なスプールを、上 記貫通孔の軸方向に移動自在に設けてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】
前記の構成において、先ず工具保持装置により工具を保持するには、工具保持 装置を工具に接近させることにより、係止部材を工具の係止孔に挿入する。そし てスプールを一方向へ移動させて係止部材を開方向へ押圧することにより、複数 の係止部材を係止孔の係止部に係止せしめることができる。これによって、工具 保持装置により工具を保持することができる。
【0008】 次に、工具保持装置と工具の保持状態を解除するには、スプールを他方向へ移 動させて係止部材を閉方向へ揺動させる。これによって、係止部材と係止孔の係 止部の係止状態が解除させることができ、工具保持装置と工具の保持状態を解除 することができる。
【0009】
【実施例】
以下、この考案に係る実施例について図面に基づいて説明する。
【0010】 図11を参照しながらタレットパンチプレス1の全体的な説明をするが、殆ん ど公知の部分なので簡略にする。タレットパンチプレス1は上下に対向した上部 フレーム3と下部フレーム5を備えたブリッジ型のフレームをベースにしている 。上記下部フレーム5の上面には板材Wを支持する固定テーブル7が設けてあり 、この固定テーブル7の左右両側には可動テーブル9が設けてある。上記固定テ ーブル7および可動テーブル9の上面には多数のフリーベアリングが設けられて いて、板材Wを支持しながら滑らかに移動出来るようになっている。上記可動テ ーブル9は、下部フレーム5に設けたレール11を介して前後方向へ移動自在で ある。
【0011】 パンチング加工を行う板材Wを加工領域に移動位置決めするために移動位置決 め装置13が設けてある。より詳細には、移動位置決め装置13の一部を構成す るキャリッジベース15が可動テーブル9に一体的に設けてあり、キャリッジベ ース15には板材Wを把持するクランプ装置17を備えたキャリッジ19が左右 方向へ移動自在に設けてある。
【0012】 上記固定テーブル7の後方には、上下に対向した上部タレット21と下部タレ ット23を備えたタレット装置25が設けてある。より詳細には、上部フレーム 3には上部タレット21が回転軸(図示省略)を介して回転可能に設けてあり、 下部フレーム5には下部タレット23が回転軸(図示省略)を介して回転可能に 設けてある。これらの上部,下部タレット21,23からなるタレット装置25 には、上記回転軸を介して同期的に回転でき、かつ所望の円周位置に割出し可能 なタレット回転装置(図示省略)が設けられている。
【0013】 上記上部,下部タレット21,23には複数対(この実施例では3対)の金型 交換ステーション(切欠部になっている)27,29,31が設けられており、 これらの金型交換ステーション27,29,31には、図1に示したようにそれ ぞれ複数対の上部金型33,下部金型35が上部金型ホルダ37,下部金型ホル ダ39を介して水平方向に着脱交換自在に設けられている。なお、上記上部タレ ット21と下部タレット23における金型交換ステーション27,29,31以 外の金型ステーションには、複数対の上下金型35,37が装着可能に設けてあ る。
【0014】 前記上部フレーム3における上部タレット21の上方位置には、加工領域に位 置した上部金型33を打圧するためのストライカ(図示省略)が昇降自在に設け られている。ここで加工領域とは、ストライカの垂直下方位置に位置する領域を いう。
【0015】 上記構成により、パンチング加工の作動を説明する。パンチング加工前に予め 上部,下部タレット21,23の金型交換ステーション27,29,31に上部 ,下部金型ホルダ37,39を介して複数対の上部,下部金型33,35を装着 しておくと共に、複数の金型ステーション上に複数対の上部,下部金型33,3 5を装着しておく。
【0016】 上部,下部金型33,35を装着した後に、可動テーブル9及び固定テーブル 7上に支持された板材Wをクランプ装置17により把持した後に、キャリッジ1 9,キャリッジベース15を適宜に操作することにより、板材Wの所望の加工位 置を前記加工領域に位置決めする。このとき固定テーブル7及び可動テーブル9 上のフリーベアリングは、板材Wを水平に滑らかに移動させる働きをする。
【0017】 また、前記タレット回転装置(図示省略)を操作して上部タレット21を下部 タレット23を回転させることにより、所定の上部金型33,下部金型35を加 工領域に割出しておく。
【0018】 そして、前記ストライカを下降させて所定の上部金型33を打圧することによ り、所定の上部金型33と下部金型35の協働により板材Wにパンチング加工が 施される。
【0019】 さて上部,下部タレット21,23に所望の1対の上部,下部金型33,35 が装着されていない場合には、金型交換ステーション27,29,31に装着さ れている上部,下部金型33,35を金型交換領域(図11における金型ステー ション27が位置する領域)に割り出して、下部フレーム5の後部上に設けられ た金型収納装置41内に収納されている所望の上部,下部金型33,35と交換 しなければならない。そのため、下部フレーム5における支持フレーム43の側 面には金型交換装置45が設けられている。
【0020】 より詳細には、図8,図9,図10を参照するに、支持フレーム43の側面に は前後方向(図8において紙面に向って表裏方向、図9において左右方向、図1 0において左右方向)へ延伸した複数のガイドレール47,49が設けてあり、 上記ガイドレール47,49にはボックス型の走行フレーム51が前後方向に移 動自在に設けてある。この走行フレーム51の下部には減速機付のサーボモータ 53が設けられていて、このサーボモータ53の出力軸に連結されたピニオン5 5は、支持フレーム43の側面に前後方向に延伸されて設けられたラック57に 噛合している。したがって、走行フレーム51は前記タレット装置25の金型交 換領域に近接した位置と前記金型収納装置41に近接した位置との間を移動可能 である。
【0021】 又、走行フレーム51の上部には、適宜な数(この実施例では4ケ)の金型保 持領域59が左右(図8においては左右,図9においては紙面に向って裏表,図 10においては上下)方向に適宜間隔に設けてある。スライドプレート61は、 走行フレーム51における金型保持領域に左右方向に延伸されて設けられたガイ ドレール63に案内されて左右方向に個々に移動自在に設けてある。このスライ ドプレート61の右端に縦長穴65が設けてある。一方、走行フレーム51の中 部高さ位置にはピンブラケット67が設けてあり、このブラケット67にはベル クランク69の基部71がピン73を中心に前後方向へ揺動自在に設けてある。 このベルクランク69は上方向へ伸びた第1アーム75と下方向へ伸びた第2ア ーム77を備えている。そして、ベルクランク69における第1アーム75の上 端がスライドプレート61の縦長穴65にピン79を介して連結してある。上記 ベルクランク69を前後方向へ揺動させるために、走行フレーム51の下部には 移送シリンダ81がブラケット83、ピン85を介して前後方向へ揺動自在かつ 傾斜して設けてあり、この移送シリンダ81から上方向へ突出自在のピストンロ ッド87の先端が前記第2アーム77の下端にピン89を介して連結してある。
【0022】 さて、前記スライドプレート61の上下には、金型保持装置91,93が図1 に示すように左向きに設けてある。そして、金型保持装置91,93が上部,下 部金型33,35を上部,下部金型ホルダ37,39を介して保持したり、解除 したりするが、これら金型保持装置91,93及び上部,下部金型ホルダ37, 39の係止部の詳細な構成および作用については後述する。
【0023】 ところで、上記複数(この実施例では2ケ)の上部金型33が装着された上部 金型ホルダ37は、図9,図10に図示したように上部の前後(図9,図10に おいて左右)両側にひれ状のフィン95が張り出しており、この金型ホルダ37 のフィン95は走行フレーム51に左右方向に延伸して設けられたガイド部材9 7上に支持されるようになっている。なお、上記ガイド部材97は例えばウレタ ンゴムのごとき弾性体により構成しておくことが望ましいものである。同様に複 数(この実施例では2ケ)の下部金型35が装着された下部金型ホルダ39は、 図9,図10に図示したように下部の前後両側にひれ状のフィン99が張り出し ていて、下部金型ホルダ39の側面及びファン99は走行フレーム51に左右方 向に延伸して設けられたガイド部材101,103に支持される。なお、走行フ レーム51の上部には各金型ホルダ37,39の支持位置を仕切るための仕切板 材105が立設してあり、走行フレーム51の右側にはカバー107が設けられ ている。
【0024】 上述の構成において、上部,下部タレット21,23に装着された1対の上部 ,下部金型33,35を上部,下部金型ホルダ37,39を介して交換するには 、先ずサーボモータ53が適宜に操作してピニオン55,ラック57を介して走 行フレーム51を後方へ移動させて、金型収納装置41に近接した位置に位置せ しめる。
【0025】 そして、移送シリンダ81のピストンロッド87を突出させると、図8の2点 鎖線に示されるようにベルクランク69、第1アーム75は弧を画いて左方に移 動する。したがって、スライドプレート61は縦長穴65を介してガイドレール 63に案内されながら左方に移動する。そして、金型保持装置91,93により 金型収納装置43に収納された所定の上部,下部金型ホルダ37,39を保持す る。次いで、移送シリンダ81のピストンロッド87を没入させると、前述とは 逆にベルクランク69の第1アーム75は右方へ揺動されるから、スライドプレ ート61は右方へ移動して、上部,下部金型ホルダ37,39を金型交換装置4 9に引出すことができる。上記作用を他の金型保持装置91,93に対しても同 様に行い、金型33,35を備えた金型ホルダ37,39を保持する。なお、少 くとも1組の金型保持装置91,93は空の状態にしておく。
【0026】 所定の金型ホルダ37,39を金型交換装置49に引出した後、サーボモータ 53を適宜に操作して走行フレーム5を前方に移動させると共に、上部,下部金 型33,35を保持していない空の金型保持装置91,93をタレット装置25 の金型交換領域の右側に位置せしめる。
【0027】 一方、タレット装置25内の交換したい上部,下部金型33,35を備えた上 部,下部金型ホルダ37,39が位置している金型交換ステーション27(この 実施例では金型ステーションは3ケ所あるが、例えば金型交換ステーション27 とする)を、タレット回転装置(図示省略)を適宜操作して金型交換領域に割出 しておく。よって、所定の移送シリンダ81のピストンロッド87を突出させる と空の金型保持装置91,93を金型交換ステーション27上の所定の上部,下 部金型ホルダ37,39に接近させて、金型保持装置91,93により所定の金 型ホルダ37,39を保持する。金型保持装置91,93により金型交換領域の 金型ホルダ37,39を保持した後、ピストンロッド87を没入させると使用済 の上部,下部金型33,35を備えた金型ホルダ37,39を空の金型交換装置 49に引出すことができる。次いで、サーボモータ53を操作して使用する所定 の上部,下部金型33,35を装着した所定の金型保持装置91,93を金型交 換領域の右側に位置せしめる。そして、移送シリンダ81のピストンロッド87 を突出させることにより、所定の上部,下部金型33,35を上部,下部金型ホ ルダ37,39を介して空の金型交換ステーション27内に装着する。そして金 型保持装置91,93と金型ホルダ37,39の保持状態を解除し、ピストンロ ッド87を没入させる。これによって、使用する金型33,35を金型交換装置 45からタレット装置25へ送出することができる。
【0028】 次に、他の金型ステーション29,31を金型交換領域に割出して上述の操作 を繰り返せば、金型保持装置91,93に保持した上部,下部金型33,35と タレット装置25内の金型ステーション29,31内に装着されている使用済の 上部,下部金型33,35と交換することができる。
【0029】 上述の金型交換装置49は、金型保持装置91,93を左右方向(水平方向) に移動するための移送シリンダ81が走行フレーム51の下部に傾斜し、かつ揺 動自在に設けられているので、金型交換装置45の左右方向(水平方向)の幅を 著しく小さくできるから、省スペース化を図ることができ、工場のスペースの有 効利用の効果を奏するものである。
【0030】 次に、金型保持装置91,93の詳細を図1〜図4に基づいて説明する。なお 、金型保持装置91と金型保持装置93の構成はほぼ同様である。
【0031】 前記のスライドプレート61に上下に設けられた各保持ベース109内には左 右(図1,図3,図4において左右,図2において紙面に向って表裏)方向に貫 通孔111が設けてある。この貫通孔111はガイドスリーブ113が設けてあ ると共に、このガイドスリーブ113は切欠部115とテーパ部を備えている。 このガイドスリーブ113の左端のテーパ部117は保持ベース109に対して 突出してある。保持ベース109の右端面に液体圧シリンダ119が取り付けら れており、この流体圧シリンダ119のピストンロッド121がガイドスリーブ 113のガイド穴123左右方向へ移動自在に支持されている。また、ピストン ロッド121の先端(左端)にはスプール125が一体的に設けてある。上記切 欠部115には1対のチャック(係止部材)127がピン129を介して開閉方 向に揺動自在に設けられており、チャック127の左端は、保持ベース111に 対して突出して設けられている。更に1対のチャック127は、右端の内側突起 部131に、左端に爪部133を備えている。ここで、1対のチャック127は 常時スプール125の側面に接触している。
【0032】 一方、上部,下部金型ホルダ37,39に設けた係止孔135の入口部には、 チャック127の爪部133が係止可能な係止ブッシュ137が設けてある。
【0033】 なお、金型保持装置91の保持ベース109の上下にはそれぞれ近接スイッチ 139,141が設けられていると共に、金型保持装置93の保持ベース109 の上には近接スイッチ143が設けられている。ここで、近接スイッチ139, 141,143は金型ホルダ37,39に近接したことを検知するものである。
【0034】 上記構成により、図3に示す状態でチャック127を係止孔135に挿入せし めた後に、液体圧シリンダ119のピストンロッド121を突出させると、スプ ール125が左方に移動して、スプール125の大径部によりチャック127の 内側を開方向へ押圧するから、チャック127はピン129を中心に揺動する。 すると、図4に示すように、チャック127の爪部133は係止ブッシュ137 に係止して金型保持装置91,93はそれぞれ金型33,35を備えた金型ホル ダ37,39を保持することができる。なお、このときに内側突起部131がス プール125の側面を押圧している。
【0035】 金型保持装置91,93と金型ホルダ37,39の保持を解除する場合は、上 述とは逆に流体圧シリンダ119のピストンロッド121を右方に移動させると 、スプール125が右方に移動することにより、チャック127の内側突起部1 31を外方へ押圧するからチャック127の左端はピン129を中心に閉方向へ 揺動する。これによって、この状態で金型保持装置91,93と金型ホルダ37 ,39の保持状態を解除することができる。
【0036】 次に、金型保持装置91,93の他の実施例の金型保持装置145,147に ついて図5〜図7に基づいて説明する。なお、金型保持装置145と金型保持装 置147の構成はほぼ同様である。
【0037】 前記スライドプレート61の上下に設けられた保持ベース149内には左右( 図5,図7において左右,図6において紙面に向って表裏)方向に貫通孔151 が設けてある。この貫通孔151は、右半分は大径部で左半分は小径部と2段に なっている。この貫通孔151には、複数(本実施例では4つ)のチャック15 3を備えたチャックスリーブ155が設けられている。チャック153の右端の フランジは貫通孔151の大径部にスペーサ等を介して固定してある。上記保持 ベース149の右端面には液体圧シリンダ157が取り付けられており、この流 体圧シリンダ157のピストンロッド159にはスプール161が連結してある 。このスプール161はチャック153を開方向へ押圧する作用を有している。 ここで、上記チャック153は、前記係止ブッシュ137に係止可能な爪部16 3を備えている。
【0038】 上記構成により、図7に示すように、チャック153を係止孔135に挿入せ しめた後に、流体圧シリンダ157のピストンロッド159を突出させると、ス プール161が左方に移動して、スプール161によりチャック153の内側を 開方向へ押圧することにより、チャック153は係止ブッシュ137に係止して 、金型保持装置145,147はそれぞれ金型33,35を備えた金型ホルダ3 7,39を正確に保持することができる。
【0039】 金型保持装置145,147の金型ホルダ37,39の保持を解除する場合は 、上述とは逆に流体圧シリンダ157のピストンロッド159を右方向へ移動さ せると、弾性力の作用によりチャック153は閉方向へ揺動して、チャック15 3と係止ブッシュ137の係止状態を解除する。
【0040】 以上のごとき金型保持装置91,93,145,147によれば、上部,下部 金型ホルダ37,39に設けられた係止孔135にチャック127,153を挿 入した後に、チャック127,153を係止ブッシュ137に係止させることに より、金型33,35を備えた金型ホルダ37,39を容易に保持することがで きる。したがって金型保持装置91,93,145,147の加工精度の高さは 要求されず、金型保持装置91,93,145,147のコストが高くなるのを 極力押えることができる。
【0041】 なお、この考案は前述のごとき実施例の説明に限るものではなく、適宜の変更 を行うことによりその他種々の態様で実施可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上のごとき実施例の説明により理解されるように、本考案によれば、工具に 設けた係止孔に係止部材を挿入した後に、係止部材を係止孔の係止部に係止せし めることにより、工具を容易に保持することができる。したがって、工具保持装 置の加工精度を高くすることは要求されず、工具保持装置のコストが高くなるこ とを極力押えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】金型保持装置の正面図である。
【図2】金型保持装置の左側面図である。
【図3】金型保持装置の作用説明図である。
【図4】金型保持装置の作用説明図である。
【図5】他の金型保持装置の正面図である。
【図6】他の金型保持装置の左側面図である。
【図7】他の金型保持装置の作用説明図である。
【図8】金型交換装置の正面図である。
【図9】金型交換装置の右側面図である。
【図10】金型交換装置の平面図である。
【図11】タレットパンチプレスの斜視図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 3 上部フレーム 5 下部フレーム 21 上部タレット 23 下部タレット 33 上部金型 35 下部金型 37 上部金型ホルダ 39 下部金型ホルダ 91,93 金型保持装置 109 保持ベース 125 スプール 127 チャック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持ベースに貫通孔を設け、工具に設け
    た係止孔の係止部に係止可能な複数の係止部材を、上記
    貫通孔に上記保持ベースの一側に対して突出して設け、
    上記複数の係止部材を開閉させるために、上記複数の係
    止部材を開方向へ押圧可能なスプールを、上記貫通孔の
    軸方向に移動自在に設けてなることを特徴とする工具保
    持装置。
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