JPH0548630A - ループ監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ループ型ＬＡＮに接続されるループ監視装置
において、ループの監視情報及び制御情報を交換してい
るノードステーションに障害が発生しバイパス状態とな
った場合にループの監視及び運用制御を継続する。 【構成】 ループ上の複数のノードステーション１，２
とループ型ＬＡＮの監視情報及び制御情報を交換するた
めの複数のインタフェース回路４，５と、この複数のイ
ンタフェース回路４，５を選択する選択回路６を有す
る。そして、この選択回路６により選択したインタフェ
ース回路４，５を介してループ型ＬＡＮの監視情報及び
制御情報を交換し、ループ型ＬＡＮの監視及び制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数のノードステーシ
ョンをリング上に接続し構成されるループ型ローカルエ
リアネットワーク（以下、ループ型ＬＡＮと略称する）
に接続されるループ監視装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の、ループ型ＬＡＮに接続されるル
ープ監視装置は、ループ上の１つのノードステーション
としか接続されておらず、そのノードステーションとル
ープ型ＬＡＮの監視情報及び制御情報を交換してループ
型ＬＡＮの監視・制御を行っているのが一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のループ監視装置は、ループ上の１つのノードステーシ
ョンとしか接続されていないため、そのノードステーシ
ョンが障害などでバイパス状態となりループから論理的
に切り離されると、ループ型ＬＡＮの監視情報及び制御
情報を交換することができなくなるという欠点があっ
た。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明はつぎの手段により構成するものとなってい
る。すなわち、前述のループ型ＬＡＮにおいてループ上
のノードステーションとループ型ＬＡＮの監視情報及び
制御情報を交換する複数の接続手段を有し、それら複数
の接続手段の中からループの監視及び制御のためのデー
タ伝送に用いる伝送路を選択する選択手段を有するもの
である。

【０００５】

【作用】したがって、ループ型ＬＡＮの監視情報及び制
御情報を送受しているノードステーションに障害が発生
したことをループ監視装置で検知すると、接続手段を切
り替えて正常なノードステーションとの間でループ型Ｌ
ＡＮの監視情報及び制御情報の交換を行い、ループの監
視及び制御を継続することが可能となる。

【０００６】

【実施例】次に本発明について図を参照して説明する。
図１は、本発明の一実施例によるループ監視装置の構成
及びノードステーションとの接続を示すものである。図
１において１，２はループ型ＬＡＮに接続された複数の
ノードステーション、３はループ監視装置、４，５はこ
のループ監視装置とノードステーション−１，２との間
でループ型ＬＡＮの監視情報及び制御情報を交換するた
めの接続手段を実現するループ監視装置３内のインタフ
ェース回路、６はループ型ＬＡＮの監視情報及び統計情
報を交換する接続手段を選択するためのループ監視装置
３内の選択回路である。

【０００７】図２は本発明によるループ監視装置を接続
したループ型ＬＡＮのシステム構成を示すものであり、
同図中、２１，２２，２３，２４，２５は各々のノード
ステーション、２６は本発明によるループ監視装置、２
７，２８はそのループ監視装置２６とノードステーショ
ン２１，２２との間でループ型ＬＡＮの監視情報及び制
御情報を交換する接続手段、２９はループ伝送路であ
る。

【０００８】図３は上述した従来のループ監視装置を接
続したループ型ＬＡＮのシステム構成を示すものであ
り、同図中３１，３２，３３，３４はノードステーショ
ン、３５はループ監視装置、３６はループ監視装置とノ
ードステーション−３１との間でループ型ＬＡＮの監視
情報及び制御情報を交換する接続手段、３７はループ伝
送路である。

【０００９】図１の実施例構成によれば、本発明のルー
プ監視装置３は複数のノードステーション１，２の各々
との間にループ型ＬＡＮの監視情報及び制御情報を交換
する接続手段としてのインタフェース回路４，５と、こ
れら接続手段から任意の接続手段を選択する選択回路６
を有する。

【００１０】図３のようにループ伝送路３７を用いて、
ノードステーション−３１，３２，３３，３４の間でデ
ータを伝送しているループ型ＬＡＮにおいて、従来のル
ープ監視装置３５はノードステーション３１と接続手段
３６で接続されており、ノードステーション３１とルー
プ型ＬＡＮの監視情報及び制御情報を交換することによ
って、ノードステーション３１，３２，３３，３４及び
ループ伝送路３７で構成されるループ型ＬＡＮの監視及
び制御を行っている。

【００１１】そのため、図３に示したような従来のルー
プ監視装置では、ノードステーション３１に障害が発生
し当該ノードステーション３１がバイパス状態となって
ループから論理的に切り離されると、ノードステーショ
ン３２，３３，３４とデータ伝送を行うことができなく
なる。したがって、従来のループ監視装置はノードステ
ーション３２，３３，３４及びループ伝送路３７で構成
されるループの監視を行うことができなくなる。

【００１２】これに対して、本発明によるループ監視装
置２６は、図２に示すとおりループ上の２つのノードス
テーション２１，２２との接続手段２７，２８を有して
いる。これによりループ監視装置２６が、接続手段２７
を用いノードステーション２１とループ型ＬＡＮの監視
情報及び制御情報を交換してループの監視及び制御を行
っている場合に、ノードステーション２１に障害が発生
し当該ノードステーション２１がバイパス状態となる
と、ノードステーション２１からループ監視装置２６に
ノードステーション２１がバイパス状態となったことが
報告される。その報告を受け取ったループ監視装置２６
は、選択回路６（図１参照）によってループ型ＬＡＮの
監視情報及び運用情報の交換のための接続手段を接続手
段２８に切り替え、ノードステーション２２とループ型
ＬＡＮの監視情報及び制御情報を交換し、ノードステー
ション２２，２３，２４，２５及びループ伝送路２９で
構成されたループの監視及び制御を継続する。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように本発明のループ監視
装置によれば、ループ型ＬＡＮにおいて、ループ上の複
数のノードステーションとループ型ＬＡＮの監視情報及
び制御情報を交換する複数の接続手段と、この複数の接
続手段から任意の接続手段を選択する選択手段を有して
いるので、ループ型ＬＡＮの監視情報及び制御情報を交
換しているノードステーションがバイパス状態となった
ことをループ監視機能によって検知すると、接続手段を
切り替え他のノードステーションとループ型ＬＡＮの監
視情報及び制御情報を交換することができる。従って、
ループ監視装置が接続している１台のノードステーショ
ンに故障等が発生しても、ループ型ＬＡＮの監視を継続
して行えるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例によるループ監視装置の構成
図である。

【図２】本発明によるループ監視装置を接続したループ
型ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）のシステム構
成図である。

【図３】従来のループ監視装置を接続したループ型ロー
カルエリアネットワーク（ＬＡＮ）のシステム構成図で
ある。

【符号の説明】

１，２ ノードステーション ３ ループ監視装置 ４，５ ループ監視装置内のインタフェース回路（接続
手段） ６ ループ監視装置内の選択回路 ２１，２２，２３，２４，２５ ノードステーション ２６ ループ監視装置 ２７，２８ ループ監視装置とノードステーション間の
接続手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のノードステーションをリング上に
   接続し構成されるループ型ローカルエリアネットワーク
   において、前記ノードステーションとループ型ローカル
   エリアネットワークの監視情報及び制御情報を交換する
   複数の接続手段と、この複数の接続手段から任意の接続
   手段を選択する選択手段とを有し、複数のノードステー
   ションと接続して、前記選択手段により選択された接続
   手段を介してループ型ローカルエリアネットワークの監
   視情報及び制御情報を交換しループ型ローカルエリアネ
   ットワークの監視・制御を行うようにしたことを特徴と
   するループ監視装置。