JPH0548465A - Cmosデコード回路 - Google Patents
Cmosデコード回路Info
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- JPH0548465A JPH0548465A JP3208040A JP20804091A JPH0548465A JP H0548465 A JPH0548465 A JP H0548465A JP 3208040 A JP3208040 A JP 3208040A JP 20804091 A JP20804091 A JP 20804091A JP H0548465 A JPH0548465 A JP H0548465A
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- signal
- signals
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C8/00—Arrangements for selecting an address in a digital store
- G11C8/10—Decoders
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11C—STATIC STORES
- G11C16/00—Erasable programmable read-only memories
- G11C16/02—Erasable programmable read-only memories electrically programmable
- G11C16/06—Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
- G11C16/08—Address circuits; Decoders; Word-line control circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Static Random-Access Memory (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 正相及び逆相のデコード信号の位相ずれによ
り、該デコード信号を受ける側での直流電流の流れを防
止し、消費電力を低減すると共に、信号伝搬速度の向上
を図る。 【構成】 相補的な第1及び第2のデコード信号XPi
a,XPibを出力するNANDゲート51及びNOR
ゲート61をそれぞれ独立して設け、そのNANDゲー
ト51及びNORゲート61の一方の入力信号Ca,D
aに対して他方の入力信号Cb,Dbが逆相となる信号
を入力し、NANDゲート51側及びNORゲート61
側のファンアウト数を同一にすることにより、他消費電
力化及び高速化を図る。
り、該デコード信号を受ける側での直流電流の流れを防
止し、消費電力を低減すると共に、信号伝搬速度の向上
を図る。 【構成】 相補的な第1及び第2のデコード信号XPi
a,XPibを出力するNANDゲート51及びNOR
ゲート61をそれぞれ独立して設け、そのNANDゲー
ト51及びNORゲート61の一方の入力信号Ca,D
aに対して他方の入力信号Cb,Dbが逆相となる信号
を入力し、NANDゲート51側及びNORゲート61
側のファンアウト数を同一にすることにより、他消費電
力化及び高速化を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CMOSトランジスタ
を用いた半導体集積回路で構成され、互いに逆位相の相
補的なデコード信号を発生するCMOSデコード回路に
関するものである。
を用いた半導体集積回路で構成され、互いに逆位相の相
補的なデコード信号を発生するCMOSデコード回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路を用いた回路とし
ては、読出し専用メモリ(ROM)、電気的再書込み可
能なプログラムROM(EEPROM)等の半導体記憶
装置や、中央処理装置(CPU)を用いたプロセッサ等
といった、種々の回路がある。これらの半導体集積回路
内には、入力信号をデコードして互いに逆位相の相補的
なデコード信号を出力するCMOSデコード回路が設け
られている。以下、図2〜図4を参照しつつ、半導体記
憶装置内に設けられる従来のCMOSデコード回路につ
いて説明する。
ては、読出し専用メモリ(ROM)、電気的再書込み可
能なプログラムROM(EEPROM)等の半導体記憶
装置や、中央処理装置(CPU)を用いたプロセッサ等
といった、種々の回路がある。これらの半導体集積回路
内には、入力信号をデコードして互いに逆位相の相補的
なデコード信号を出力するCMOSデコード回路が設け
られている。以下、図2〜図4を参照しつつ、半導体記
憶装置内に設けられる従来のCMOSデコード回路につ
いて説明する。
【0003】図2は、半導体記憶装置、例えばROMの
一構成例を示すブロック図である。この半導体記憶装置
では、データ格納用のメモリアレイ10、行デコーダ2
0、及びプリデコーダ30を備えている。
一構成例を示すブロック図である。この半導体記憶装置
では、データ格納用のメモリアレイ10、行デコーダ2
0、及びプリデコーダ30を備えている。
【0004】メモリアレイ10は、複数のワード線X
0,X1,…,Xnとそれに交差する複数のビット線Y
0,Y1,…,Ynとを有し、それらの各交差箇所には
メモリセルがマトリクス状に配置されている。
0,X1,…,Xnとそれに交差する複数のビット線Y
0,Y1,…,Ynとを有し、それらの各交差箇所には
メモリセルがマトリクス状に配置されている。
【0005】プリデコーダ30の出力側には行デコーダ
20が接続され、該行デコーダ20の出力側がワード線
X0,X1,…,Xnに接続されている。プリデコーダ
30は、複数対の相補的なアドレス信号Ca,Cb,D
a,Dbをデコードして複数対の相補的なプリデコード
信号XP0a,XP0b,…,XPma,XPmbを行
デコーダ20へ出力する回路である。行デコーダ20
は、複数対の相補的なアドレス信号Aa,Ab,Ba,
Bb、及びプリデコード信号XP0a,XP0b,…,
XPma,XPmbを入力し、メモリセルのゲート電極
に接続されるワード線X0,X1,…,Xnを選択的に
駆動する回路である。
20が接続され、該行デコーダ20の出力側がワード線
X0,X1,…,Xnに接続されている。プリデコーダ
30は、複数対の相補的なアドレス信号Ca,Cb,D
a,Dbをデコードして複数対の相補的なプリデコード
信号XP0a,XP0b,…,XPma,XPmbを行
デコーダ20へ出力する回路である。行デコーダ20
は、複数対の相補的なアドレス信号Aa,Ab,Ba,
Bb、及びプリデコード信号XP0a,XP0b,…,
XPma,XPmbを入力し、メモリセルのゲート電極
に接続されるワード線X0,X1,…,Xnを選択的に
駆動する回路である。
【0006】例えば、メモリアレイ10がROM型で構
成され、そのメモリセルのデータを読出すには、アドレ
ス信号Aa,Ab,Ba,Bbを行デコーダ20に、ア
ドレス信号Ca,Cb,Da,Dbをプリデコーダ30
へ与える。プリデコーダ30では、アドレス信号Ca,
Cb,Da,Dbをデコードしてプリデコード信号XP
0a,XP0b,…,XPma,XPmbを行デコーダ
20へ出力する。
成され、そのメモリセルのデータを読出すには、アドレ
ス信号Aa,Ab,Ba,Bbを行デコーダ20に、ア
ドレス信号Ca,Cb,Da,Dbをプリデコーダ30
へ与える。プリデコーダ30では、アドレス信号Ca,
Cb,Da,Dbをデコードしてプリデコード信号XP
0a,XP0b,…,XPma,XPmbを行デコーダ
20へ出力する。
【0007】行デコーダ20では、アドレス信号Aa,
Ab,Ba,Bbをデコードし、プリデコード信号XP
0a,XP0b,…,XPma,XPmbに基づき、ワ
ード線X0,X1,…,Xnの一本を“H”レベル(他
は“L”レベル)にする。すると、別のアドレス信号で
選択されたビット線Y0,Y1,…,Ynとの交差箇所
にあるメモリセルのデータが読出される。
Ab,Ba,Bbをデコードし、プリデコード信号XP
0a,XP0b,…,XPma,XPmbに基づき、ワ
ード線X0,X1,…,Xnの一本を“H”レベル(他
は“L”レベル)にする。すると、別のアドレス信号で
選択されたビット線Y0,Y1,…,Ynとの交差箇所
にあるメモリセルのデータが読出される。
【0008】メモリアレイ10がNAND型構成であれ
ば、行デコーダ20により、ワード線X0,X1,…,
Xnの一本を“L”レベル(他は“H”レベル)にする
ことにより、別のアドレス信号で選択されたビット線Y
0,Y1,…,Ynとの交差箇所にあるメモリセルのデ
ータを読出す。
ば、行デコーダ20により、ワード線X0,X1,…,
Xnの一本を“L”レベル(他は“H”レベル)にする
ことにより、別のアドレス信号で選択されたビット線Y
0,Y1,…,Ynとの交差箇所にあるメモリセルのデ
ータを読出す。
【0009】図3は、図2中の行デコーダ20の一構成
例を示す概略の回路図である。この行デコーダ20は、
アドレス信号Aa(もしくはその逆相アドレス信号A
b)、及びBa(もしくはその逆相アドレス信号Bb)
の否定論理積を求める2入力NANDゲート21を有
し、その出力側ノードNには、複数のワード線ドライバ
22−1〜22−nが接続されている。
例を示す概略の回路図である。この行デコーダ20は、
アドレス信号Aa(もしくはその逆相アドレス信号A
b)、及びBa(もしくはその逆相アドレス信号Bb)
の否定論理積を求める2入力NANDゲート21を有
し、その出力側ノードNには、複数のワード線ドライバ
22−1〜22−nが接続されている。
【0010】各ワード線ドライバ22−1〜22−n
は、複数対の相補的なプリデコード信号XP0a,XP
0b,…,XPma,XPmbを電源電圧として用い、
各ワード線X0,X1,…,Xnを選択的に駆動する回
路であり、Pチャネル型MOSトランジスタ(以下、P
MOSという)22a及びNチャネル型MOSトランジ
スタ(以下、NMOSという)22bからなるインバー
タと、そのインバータの出力側と接地電位VSSとの間
に接続されたNMOS22cとで、構成されている。
は、複数対の相補的なプリデコード信号XP0a,XP
0b,…,XPma,XPmbを電源電圧として用い、
各ワード線X0,X1,…,Xnを選択的に駆動する回
路であり、Pチャネル型MOSトランジスタ(以下、P
MOSという)22a及びNチャネル型MOSトランジ
スタ(以下、NMOSという)22bからなるインバー
タと、そのインバータの出力側と接地電位VSSとの間
に接続されたNMOS22cとで、構成されている。
【0011】PMOS22a及びNMOS22bからな
るインバータの電源(PMOS22aのソース電極)に
は、プリデコード信号XPia(i=2L、Lはプリデ
コーダ30に配分されたアドレス数)が接続され、さら
にNMOS22cのゲートには、逆相のプリデコード信
号XPibが接続されている。そして、このワード線ド
ライバ22−1〜22−nは、行デコーダ20内に2L
個存在し、それらのゲート入力が全てノードNに共通接
続されている。次に、この行デコーダ20の動作を説明
する。
るインバータの電源(PMOS22aのソース電極)に
は、プリデコード信号XPia(i=2L、Lはプリデ
コーダ30に配分されたアドレス数)が接続され、さら
にNMOS22cのゲートには、逆相のプリデコード信
号XPibが接続されている。そして、このワード線ド
ライバ22−1〜22−nは、行デコーダ20内に2L
個存在し、それらのゲート入力が全てノードNに共通接
続されている。次に、この行デコーダ20の動作を説明
する。
【0012】NANDゲート21の2入力アドレス信号
Aa,Ba(またはAb,Bb)の内の少なくとも1つ
が“L”レベルの場合、ノードNは“H”レベルであ
り、プリデコード信号XPia(XPib(i=0,
1,…,m))のレベルにかかわらず、ワード線X0,
X1,…,Xnが“L”レベルである。NANDゲート
21の2入力アドレス信号Aa,Ba(またはAb,B
b)の両方が“H”レベルになると、該NANDゲート
21により、ノードNが“L”レベルとなる。
Aa,Ba(またはAb,Bb)の内の少なくとも1つ
が“L”レベルの場合、ノードNは“H”レベルであ
り、プリデコード信号XPia(XPib(i=0,
1,…,m))のレベルにかかわらず、ワード線X0,
X1,…,Xnが“L”レベルである。NANDゲート
21の2入力アドレス信号Aa,Ba(またはAb,B
b)の両方が“H”レベルになると、該NANDゲート
21により、ノードNが“L”レベルとなる。
【0013】ここで、プリデコード信号XPia(i=
0,1,…,m)は、どれか1つが“H”レベルであ
り、それに対応する逆相プリデコード信号XPib(i
=0,1,…,m)が“L”レベルである。例えば、プ
リデコード信号XP0aが“H”レベル、逆相プリデコ
ード信号XP0bが“L”レベルであるとすれば、他の
プリデコード信号XP1a〜XPmaが“L”レベル、
逆相プリデコード信号XP1b〜XPmbが“H”レベ
ルである。
0,1,…,m)は、どれか1つが“H”レベルであ
り、それに対応する逆相プリデコード信号XPib(i
=0,1,…,m)が“L”レベルである。例えば、プ
リデコード信号XP0aが“H”レベル、逆相プリデコ
ード信号XP0bが“L”レベルであるとすれば、他の
プリデコード信号XP1a〜XPmaが“L”レベル、
逆相プリデコード信号XP1b〜XPmbが“H”レベ
ルである。
【0014】即ち、ワード線X0を駆動するPMOS2
2aがオン、NMOS22b,22cがオフなので、該
ワード線X0が“H”レベルとなる。その他のワード線
X1〜Xnは、PMOS22a及びNMOS22bがオ
フだが、NMOS22cがオンなので、“L”レベルと
なる。
2aがオン、NMOS22b,22cがオフなので、該
ワード線X0が“H”レベルとなる。その他のワード線
X1〜Xnは、PMOS22a及びNMOS22bがオ
フだが、NMOS22cがオンなので、“L”レベルと
なる。
【0015】以上、メモリアレイ10がNOR型の場合
は、ワード線X0,X1,…,Xnの内の一本を“H”
レベルにするように、図3の行デコーダ20が動作す
る。ここでは、行デコーダ20が2入力NANDゲート
21で構成されているが、駆動するワード線数によって
該NANDゲート21の入力数が変わる。
は、ワード線X0,X1,…,Xnの内の一本を“H”
レベルにするように、図3の行デコーダ20が動作す
る。ここでは、行デコーダ20が2入力NANDゲート
21で構成されているが、駆動するワード線数によって
該NANDゲート21の入力数が変わる。
【0016】この種の行デコーダ20では、ワード線ド
ライバ22−1〜22−nの電源にプリデコード信号X
P0a,XP0b,…,XPma,XPmbを用いてい
るので、デコード及びパターンの容易性と高速性を実現
できる。このような行デコーダ20では、逆位相の相補
的なプリデコード信号XP0a,XP0b,…,XPm
a,XPmbが必要である。
ライバ22−1〜22−nの電源にプリデコード信号X
P0a,XP0b,…,XPma,XPmbを用いてい
るので、デコード及びパターンの容易性と高速性を実現
できる。このような行デコーダ20では、逆位相の相補
的なプリデコード信号XP0a,XP0b,…,XPm
a,XPmbが必要である。
【0017】図4は、図3でワード線ドライバ22−1
〜22−nの電源コントロールに用いたプリデコード信
号XPia,XPibを生成するためのプリデコーダ3
0内の1つのCMOSデコード回路を示す回路図であ
る。
〜22−nの電源コントロールに用いたプリデコード信
号XPia,XPibを生成するためのプリデコーダ3
0内の1つのCMOSデコード回路を示す回路図であ
る。
【0018】このCMOSデコード回路は、アドレス信
号Ca,Da(または逆相アドレス信号Cb,Db)の
否定論理積を求める2入力NANDゲート31を有し、
その出力側ノードN1には、インバータ32、ノードN
2、インバータ33、及びノードN3が接続されてい
る。
号Ca,Da(または逆相アドレス信号Cb,Db)の
否定論理積を求める2入力NANDゲート31を有し、
その出力側ノードN1には、インバータ32、ノードN
2、インバータ33、及びノードN3が接続されてい
る。
【0019】アドレス信号Ca,Da(またはCb,D
b)がNANDゲート31に入力されると、該NAND
ゲート31で否定論理積が求められ、その論理結果が出
力側ノードN1へ送られる。ノードN1上の信号は、イ
ンバータ32で反転されてノードN2へ送られ、プリデ
コード信号XPiaが出力されると共に、それがインバ
ータ33で反転され、ノードN3から反転プリデコード
信号XPibが出力される。ノードN1,N2,N3の
各信号は、順次反転信号であるので、前ノード(入力)
電圧の変化に応答し、各インバータ32,33による信
号伝達遅延を伴いながら、出力ノードの電圧が入力とは
逆レベルへと遷移する。
b)がNANDゲート31に入力されると、該NAND
ゲート31で否定論理積が求められ、その論理結果が出
力側ノードN1へ送られる。ノードN1上の信号は、イ
ンバータ32で反転されてノードN2へ送られ、プリデ
コード信号XPiaが出力されると共に、それがインバ
ータ33で反転され、ノードN3から反転プリデコード
信号XPibが出力される。ノードN1,N2,N3の
各信号は、順次反転信号であるので、前ノード(入力)
電圧の変化に応答し、各インバータ32,33による信
号伝達遅延を伴いながら、出力ノードの電圧が入力とは
逆レベルへと遷移する。
【0020】このように、図4のCMOSデコード回路
は、2入力のアドレス信号Ca,Da(またはCb,D
b)がいずれも“H”レベルの選択時には、“H”レベ
ルのプリデコード信号XPia、及び“L”レベルの逆
相プリデコード信号XPibを出力し、それ以外の非選
択時には、“L”レベルのプリデコード信号XPia、
及び“H”レベルの逆相プリデコード信号を出力する。
は、2入力のアドレス信号Ca,Da(またはCb,D
b)がいずれも“H”レベルの選択時には、“H”レベ
ルのプリデコード信号XPia、及び“L”レベルの逆
相プリデコード信号XPibを出力し、それ以外の非選
択時には、“L”レベルのプリデコード信号XPia、
及び“H”レベルの逆相プリデコード信号を出力する。
【0021】以上のように、従来のCMOSデコード回
路では、1つプリデコード信号XPiaから、その逆相
プリデコード信号XPibを生成し、相補的なプリデコ
ード信号XPia,XPibを出力するようになってい
た。
路では、1つプリデコード信号XPiaから、その逆相
プリデコード信号XPibを生成し、相補的なプリデコ
ード信号XPia,XPibを出力するようになってい
た。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図4に示すCMOSデコード回路では、互いに逆位相の
相補的なプリデコード信号XPia,XPibを生成す
る場合、アドレス信号Ca,Da(またはCb,Db)
をNANDゲート31でデコードし、それをインバータ
32で反転してプリデコード信号XPiaを発生させ、
さらにインバータ33で反転して逆相プリデコード信号
XPibを作っている。つまり、1つのデコード信号か
ら互いに逆位相の相補的信号を発生させている。そのた
め、入力から各出力までのファンアウト数がインバータ
1段分違うので、プリデコード信号XPiaとXPib
の位相がずれる。
図4に示すCMOSデコード回路では、互いに逆位相の
相補的なプリデコード信号XPia,XPibを生成す
る場合、アドレス信号Ca,Da(またはCb,Db)
をNANDゲート31でデコードし、それをインバータ
32で反転してプリデコード信号XPiaを発生させ、
さらにインバータ33で反転して逆相プリデコード信号
XPibを作っている。つまり、1つのデコード信号か
ら互いに逆位相の相補的信号を発生させている。そのた
め、入力から各出力までのファンアウト数がインバータ
1段分違うので、プリデコード信号XPiaとXPib
の位相がずれる。
【0023】特に、半導体記憶装置の回路規模が大きく
なり、それに対応してインバータ32,33の負荷駆動
能力を大きくすると、プリデコード信号XPiaとXP
ibの位相ずれが大きくなる。そのため、このCMOS
デコード回路の出力を受けるワード線ドライバ22−1
〜22−n側で、瞬時ではあるが位相ずれ間に直流電流
が流れ、消費電力が大きくなる。しかも、信号伝搬速度
が、前段のプリデコード信号XPiaまたはXPibの
遅い方で決まってしまうため、高速動作が困難になると
いう問題があり、それらを解決することが困難であっ
た。
なり、それに対応してインバータ32,33の負荷駆動
能力を大きくすると、プリデコード信号XPiaとXP
ibの位相ずれが大きくなる。そのため、このCMOS
デコード回路の出力を受けるワード線ドライバ22−1
〜22−n側で、瞬時ではあるが位相ずれ間に直流電流
が流れ、消費電力が大きくなる。しかも、信号伝搬速度
が、前段のプリデコード信号XPiaまたはXPibの
遅い方で決まってしまうため、高速動作が困難になると
いう問題があり、それらを解決することが困難であっ
た。
【0024】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
として、位相ずれ間に生じる直流電流によって消費電力
が増大する点、及び高速動作が困難であるという点につ
いて解決したCMOSデコード回路を提供するものであ
る。
として、位相ずれ間に生じる直流電流によって消費電力
が増大する点、及び高速動作が困難であるという点につ
いて解決したCMOSデコード回路を提供するものであ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、CMOSトランジスタを用いた半導体集
積回路で構成され、複数の入力信号をデコードして互い
に逆位相の相補的なデコード信号を出力するCMOSデ
コード回路において、次のような手段を設けている。
決するために、CMOSトランジスタを用いた半導体集
積回路で構成され、複数の入力信号をデコードして互い
に逆位相の相補的なデコード信号を出力するCMOSデ
コード回路において、次のような手段を設けている。
【0026】即ち、本発明では、前記複数の入力信号の
否定論理積を求めて第1のデコード信号を出力するNA
NDゲートと、前記複数の入力信号の逆相の信号の否定
論理和を求めて前記第1のデコード信号に対して逆相の
第2のデコード信号を出力するNORゲートとを、対に
してそれらの一対または複数対を備えている。
否定論理積を求めて第1のデコード信号を出力するNA
NDゲートと、前記複数の入力信号の逆相の信号の否定
論理和を求めて前記第1のデコード信号に対して逆相の
第2のデコード信号を出力するNORゲートとを、対に
してそれらの一対または複数対を備えている。
【0027】
【作用】本発明によれば、以上のようにCMOSデコー
ド回路を構成したので、互いに逆位相の相補的な第1及
び第2のデコード信号を出力する独立したデコードエレ
メントであるNANDゲートとNORゲートに対し、一
方のゲートの入力信号に対して他方のゲートの入力信号
は該一方の入力信号の逆相信号にし、それらをNAND
ゲート及びNORゲートでそれぞれデコードして正相及
び逆相の相補的な第1及び第2のデコード信号を出力さ
せる。
ド回路を構成したので、互いに逆位相の相補的な第1及
び第2のデコード信号を出力する独立したデコードエレ
メントであるNANDゲートとNORゲートに対し、一
方のゲートの入力信号に対して他方のゲートの入力信号
は該一方の入力信号の逆相信号にし、それらをNAND
ゲート及びNORゲートでそれぞれデコードして正相及
び逆相の相補的な第1及び第2のデコード信号を出力さ
せる。
【0028】このように、NANDゲートとNORゲー
トを抱き合わせで用い、それらの各入力信号を互いに異
なる逆相信号にすることにより、NANDゲート側とN
ORゲート側とのファンアウト数が等しくなり、低消費
電力化及び高速性の向上が図れる。従って、前記課題を
解決できるのである。
トを抱き合わせで用い、それらの各入力信号を互いに異
なる逆相信号にすることにより、NANDゲート側とN
ORゲート側とのファンアウト数が等しくなり、低消費
電力化及び高速性の向上が図れる。従って、前記課題を
解決できるのである。
【0029】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示すCMOSデコ
ード回路の回路図である。
ード回路の回路図である。
【0030】このCMOSデコード回路40は、図2の
半導体記憶装置におけるプリデコーダ30内に設けられ
るもので、2つの正相アドレス信号Ca,Daの否定論
理積をとる2入力NANDゲート51を有し、その出力
側ノードN11には、信号反転用のインバータ52を介
して正相プリデコード信号XPiaを出力するノードN
12が接続されている。また、このCMOSデコード回
路40には、2つの逆相アドレス信号Cb,Dbの否定
論理和をとる2入力NORゲート61を有し、その出力
側ノードN21には、インバータ62を介して逆相プリ
デコード信号XPibを出力するノードN22が接続さ
れている。
半導体記憶装置におけるプリデコーダ30内に設けられ
るもので、2つの正相アドレス信号Ca,Daの否定論
理積をとる2入力NANDゲート51を有し、その出力
側ノードN11には、信号反転用のインバータ52を介
して正相プリデコード信号XPiaを出力するノードN
12が接続されている。また、このCMOSデコード回
路40には、2つの逆相アドレス信号Cb,Dbの否定
論理和をとる2入力NORゲート61を有し、その出力
側ノードN21には、インバータ62を介して逆相プリ
デコード信号XPibを出力するノードN22が接続さ
れている。
【0031】これらの出力側ノードN11,N22は、
図3の行デコーダ20内の各ワード線ドライバ22−1
〜22−nに接続され、それらの電源コントロールを行
う構成になっている。
図3の行デコーダ20内の各ワード線ドライバ22−1
〜22−nに接続され、それらの電源コントロールを行
う構成になっている。
【0032】次に、動作を説明する。正相アドレス信号
Ca,DaがNANDゲート51に供給されると共に、
逆相アドレス信号Cb,DbがNORゲート61へ供給
される。アドレス信号Ca,Caの内の少なくとも一方
の信号が“L”レベルのとき、NANDゲート51は
“H”レベルをノードN11へ出力する。インバータ5
2は、入力側ノードN11の“H”レベルを受けて、ノ
ードN12へ“L”レベルのプリデコード信号XPia
を出力する。
Ca,DaがNANDゲート51に供給されると共に、
逆相アドレス信号Cb,DbがNORゲート61へ供給
される。アドレス信号Ca,Caの内の少なくとも一方
の信号が“L”レベルのとき、NANDゲート51は
“H”レベルをノードN11へ出力する。インバータ5
2は、入力側ノードN11の“H”レベルを受けて、ノ
ードN12へ“L”レベルのプリデコード信号XPia
を出力する。
【0033】このとき、NORゲート61の入力アドレ
ス信号Cb,Dbは、それぞれアドレス信号Ca,Da
の逆相信号であるから、少なくとも一方の信号が“H”
レベルである。そのため、NORゲート61は、ノード
N21へ“L”レベルを出力する。インバータ62は、
NORゲートN21の“L”レベルを受けて、ノードN
22へ“H”レベルの逆相プリデコード信号XPibを
出力する。
ス信号Cb,Dbは、それぞれアドレス信号Ca,Da
の逆相信号であるから、少なくとも一方の信号が“H”
レベルである。そのため、NORゲート61は、ノード
N21へ“L”レベルを出力する。インバータ62は、
NORゲートN21の“L”レベルを受けて、ノードN
22へ“H”レベルの逆相プリデコード信号XPibを
出力する。
【0034】この状態から、次にアドレス信号Ca,D
aが共に“H”レベルとなったとき、それと同時に、ア
ドレス信号Cb,Dbも“L”レベルとなる。このと
き、NANDゲート51及びNORゲート61は、それ
ぞれノードN11及びN21へ“L”レベル及び“H”
レベルを出力する。これを受けて、インバータ52及び
62により、ノードN12及びN22は“H”レベル及
び“L”レベルへと、ほとんど同時に遷移する。
aが共に“H”レベルとなったとき、それと同時に、ア
ドレス信号Cb,Dbも“L”レベルとなる。このと
き、NANDゲート51及びNORゲート61は、それ
ぞれノードN11及びN21へ“L”レベル及び“H”
レベルを出力する。これを受けて、インバータ52及び
62により、ノードN12及びN22は“H”レベル及
び“L”レベルへと、ほとんど同時に遷移する。
【0035】ノードN12,N22から出力された相補
的なプリデコード信号XPia,XPibは、図3の各
ワード線ドライバ22−1〜22−nへそれぞれ供給さ
れる。そのため、図3の行デコーダ20が、図2のワー
ド線X0,X1,…,Xnを選択的に駆動するので、図
示しない別のアドレス信号で選択されたビット線Y0,
Y1,…,Ynとの交差箇所にあるメモリセルのデータ
が読出される。
的なプリデコード信号XPia,XPibは、図3の各
ワード線ドライバ22−1〜22−nへそれぞれ供給さ
れる。そのため、図3の行デコーダ20が、図2のワー
ド線X0,X1,…,Xnを選択的に駆動するので、図
示しない別のアドレス信号で選択されたビット線Y0,
Y1,…,Ynとの交差箇所にあるメモリセルのデータ
が読出される。
【0036】以上のように、本実施例のCMOSデコー
ド回路では、NANDゲート51とNORゲート61を
抱き合わせで用い、それらの入力アドレス信号を正相ア
ドレス信号Ca,Daと逆相アドレス信号Cb,Dbの
相補信号としたので、該NANDゲート51側とNOR
ゲート61側とのファンアウト数がそれぞれ2段とな
る。
ド回路では、NANDゲート51とNORゲート61を
抱き合わせで用い、それらの入力アドレス信号を正相ア
ドレス信号Ca,Daと逆相アドレス信号Cb,Dbの
相補信号としたので、該NANDゲート51側とNOR
ゲート61側とのファンアウト数がそれぞれ2段とな
る。
【0037】そのため、ノードN12,N22から出力
される正相プリデコード信号XPiaと逆相プリデコー
ド信号XPibとの位相ずれがなくなり、従来のような
位相ずれにより流れるワード線ドライバ22−1〜22
−n側の直流電流を防止でき、それによって電力消費量
を低減できる。しかも、相補的なプリデコード信号XP
iaとXPibとの位相ずれがないため、動作速度の高
速化が図れる。
される正相プリデコード信号XPiaと逆相プリデコー
ド信号XPibとの位相ずれがなくなり、従来のような
位相ずれにより流れるワード線ドライバ22−1〜22
−n側の直流電流を防止でき、それによって電力消費量
を低減できる。しかも、相補的なプリデコード信号XP
iaとXPibとの位相ずれがないため、動作速度の高
速化が図れる。
【0038】図5は、本発明の他の実施例を示すCMO
Sデコード回路の回路図である。このCMOSデコード
回路40Aは、逆相アドレス信号Cb,Db,…,Nb
の否定論理積を求めてその出力側ノードN11Aへ正相
プリデコード信号Xaを出力する多入力NANDゲート
51Aと、正相アドレス信号Ca,Da,…,Naの否
定論理和を求めてその出力側ノードN21Aへ逆相プリ
デコード信号Xbを出力する多入力NORゲート61A
とで、構成されている。
Sデコード回路の回路図である。このCMOSデコード
回路40Aは、逆相アドレス信号Cb,Db,…,Nb
の否定論理積を求めてその出力側ノードN11Aへ正相
プリデコード信号Xaを出力する多入力NANDゲート
51Aと、正相アドレス信号Ca,Da,…,Naの否
定論理和を求めてその出力側ノードN21Aへ逆相プリ
デコード信号Xbを出力する多入力NORゲート61A
とで、構成されている。
【0039】そして、正相アドレス信号Ca,Da,
…,NaがNORゲート61Aへ供給されると、該NO
Rゲート61Aで否定論理和が求められ、その論理結果
である逆相プリデコード信号XbがノードN21Aへ出
力される。これと同時に、逆相アドレス信号Cb,D
b,…,NbがNANDゲート51Aへ供給されるの
で、該NANDゲート51Aで否定論理積が求められ、
その論理結果である正相プリデコード信号Xaがノード
N11Aへ出力される。
…,NaがNORゲート61Aへ供給されると、該NO
Rゲート61Aで否定論理和が求められ、その論理結果
である逆相プリデコード信号XbがノードN21Aへ出
力される。これと同時に、逆相アドレス信号Cb,D
b,…,NbがNANDゲート51Aへ供給されるの
で、該NANDゲート51Aで否定論理積が求められ、
その論理結果である正相プリデコード信号Xaがノード
N11Aへ出力される。
【0040】このCMOSデコード回路40Aでは、N
ANDゲート51AとNORゲート61Aを抱き合わせ
で用い、それらに相補的なアドレス信号Cb,Db,
…,NbとCa,,Da,…,Naを入力し、該NAN
Dゲート51A側のファンアウト数とNORゲート61
A側のファンアウト数を共に1段にして相補的なプリデ
コード信号Xa,Xbを出力するようにしたので、図1
の実施例と同様の利点が得られる。しかも、図1のイン
バータ52,62を省略しているので、負荷に対する駆
動能力は低下するが、該インバータ52,62に生じる
信号伝搬遅延をなくし、信号伝搬速度をより高速化でき
る。
ANDゲート51AとNORゲート61Aを抱き合わせ
で用い、それらに相補的なアドレス信号Cb,Db,
…,NbとCa,,Da,…,Naを入力し、該NAN
Dゲート51A側のファンアウト数とNORゲート61
A側のファンアウト数を共に1段にして相補的なプリデ
コード信号Xa,Xbを出力するようにしたので、図1
の実施例と同様の利点が得られる。しかも、図1のイン
バータ52,62を省略しているので、負荷に対する駆
動能力は低下するが、該インバータ52,62に生じる
信号伝搬遅延をなくし、信号伝搬速度をより高速化でき
る。
【0041】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。
【0042】(i) 図1及び図5では、NANDゲー
ト51,51A及びNORゲート61,61Aを一対設
けているが、必要とするプリデコード信号数に応じてそ
れらを複数対設けてもよい。 (ii) 図1及び図5のNANDゲート51,51A及
びNORゲート61,61Aの出力側に、インバータを
追加して任意の極性のプリデコード信号を出力させた
り、あるいは駆動能力を向上するようにしてもよい。 (iii) 上記実施例では、図1及び図5のCMOSデコ
ード回路40,40Aを、図2の半導体記憶装置におけ
るプリデコーダ30内に設ける例について説明したが、
アドレス信号に代えてデコード信号等といった他の信号
を入力する構成にすれば、ワード線ドライバ22−1〜
22−nの電源コントロールのみでなく、他の回路の制
御等にも適用可能である。
ト51,51A及びNORゲート61,61Aを一対設
けているが、必要とするプリデコード信号数に応じてそ
れらを複数対設けてもよい。 (ii) 図1及び図5のNANDゲート51,51A及
びNORゲート61,61Aの出力側に、インバータを
追加して任意の極性のプリデコード信号を出力させた
り、あるいは駆動能力を向上するようにしてもよい。 (iii) 上記実施例では、図1及び図5のCMOSデコ
ード回路40,40Aを、図2の半導体記憶装置におけ
るプリデコーダ30内に設ける例について説明したが、
アドレス信号に代えてデコード信号等といった他の信号
を入力する構成にすれば、ワード線ドライバ22−1〜
22−nの電源コントロールのみでなく、他の回路の制
御等にも適用可能である。
【0043】例えば、図6は本発明の実施例の他の適用
例を示すもので、相補型ビット線構成のEEPROMの
概略の回路図である。
例を示すもので、相補型ビット線構成のEEPROMの
概略の回路図である。
【0044】このEEPROMは、複数のワード線X0
〜Xnとビット線Y0〜Ynとの交差箇所に、フローテ
ィングゲート型のメモリセル11がそれぞれマトリクス
上に配置されている。そして、逆相制御信号Z0b,Z
1b,…でオン,オフ動作するソース線バイアススイッ
チ12−0,12−1,…により、各メモリセル11が
選択され、ビット線Y0〜Yn上に読出されたデータ
が、正相制御信号Z0a,Z1a,…でオン,オフ動作
する列スイッチ13−0〜13−mを介して、データバ
スDBへ出力される。
〜Xnとビット線Y0〜Ynとの交差箇所に、フローテ
ィングゲート型のメモリセル11がそれぞれマトリクス
上に配置されている。そして、逆相制御信号Z0b,Z
1b,…でオン,オフ動作するソース線バイアススイッ
チ12−0,12−1,…により、各メモリセル11が
選択され、ビット線Y0〜Yn上に読出されたデータ
が、正相制御信号Z0a,Z1a,…でオン,オフ動作
する列スイッチ13−0〜13−mを介して、データバ
スDBへ出力される。
【0045】このようなEEPROMにおけるソース線
バイアススイッチ12−0,12−1,…と列スイッチ
13−0〜13−mに供給する相補的な制御信号Z0
b,Z1b,…及びZ0a,Z1a,…を、図1または
図5のようなCMOSデコード回路40,40Aで生成
すれば、位相ずれのない的確なアクセスが行える。
バイアススイッチ12−0,12−1,…と列スイッチ
13−0〜13−mに供給する相補的な制御信号Z0
b,Z1b,…及びZ0a,Z1a,…を、図1または
図5のようなCMOSデコード回路40,40Aで生成
すれば、位相ずれのない的確なアクセスが行える。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、NANDゲートとNORゲートを対にし、それら
に正相及び逆相の相補的な入力信号を入力し、相補的な
第1及び第2のデコード信号を出力するようにしたの
で、NANDゲート側とNORゲート側とのファンアウ
ト数を等しくでき、それによって第1及び第2のデコー
ド信号の位相ずれを防止できる。そのため、第1及び第
2のデコード信号の供給を受ける負荷側の回路に、従来
のような位相ずれによる直流電流が流れることを防止で
き、低消費電力化が可能となる。しかも、ファンアウト
数を等しくできるので、信号伝搬速度を高速にできる。
れば、NANDゲートとNORゲートを対にし、それら
に正相及び逆相の相補的な入力信号を入力し、相補的な
第1及び第2のデコード信号を出力するようにしたの
で、NANDゲート側とNORゲート側とのファンアウ
ト数を等しくでき、それによって第1及び第2のデコー
ド信号の位相ずれを防止できる。そのため、第1及び第
2のデコード信号の供給を受ける負荷側の回路に、従来
のような位相ずれによる直流電流が流れることを防止で
き、低消費電力化が可能となる。しかも、ファンアウト
数を等しくできるので、信号伝搬速度を高速にできる。
【0047】従って、半導体記憶装置等の種々の半導体
集積回路に設ければ、CMOSトランジスタの持つ低消
費電力化と回路構成の簡単化という利点に加え、より電
力消費量を少なくできると共に、動作速度をより高速化
できる。
集積回路に設ければ、CMOSトランジスタの持つ低消
費電力化と回路構成の簡単化という利点に加え、より電
力消費量を少なくできると共に、動作速度をより高速化
できる。
【図1】本発明の実施例を示すCMOSデコード回路の
回路図である。
回路図である。
【図2】半導体記憶装置の概略の構成ブロック図であ
る。
る。
【図3】図2中の行デコーダの概略の回路図である。
【図4】図2中のプリデコーダ内のCMOSデコード回
路の回路図である。
路の回路図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すCMOSデコード回
路の回路図である。
路の回路図である。
【図6】本発明の実施例の他の適用例を示すEEPRO
Mの概略の回路図である。
Mの概略の回路図である。
51,51A NANDゲート 52,62 インバータ 61,61A NORゲート
Claims (1)
- 【請求項1】 CMOSトランジスタを用いた半導体集
積回路で構成され、複数の入力信号をデコードして互い
に逆位相の相補的なデコード信号を出力するCMOSデ
コード回路において、 前記複数の入力信号の否定論理積を求めて第1のデコー
ド信号を出力するNANDゲートと、前記複数の入力信
号の逆相の信号の否定論理和を求めて前記第1のデコー
ド信号に対して逆相の第2のデコード信号を出力するN
ORゲートとを、対にしてそれらの一対または複数対を
備えたことを特徴とするCMOSデコード回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208040A JP3036910B2 (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | Cmosデコード回路 |
US07/931,975 US5311479A (en) | 1991-08-20 | 1992-08-19 | Semiconductor memory device having a CMOS decoding circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3208040A JP3036910B2 (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | Cmosデコード回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548465A true JPH0548465A (ja) | 1993-02-26 |
JP3036910B2 JP3036910B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=16549654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3208040A Expired - Fee Related JP3036910B2 (ja) | 1991-08-20 | 1991-08-20 | Cmosデコード回路 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5311479A (ja) |
JP (1) | JP3036910B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7528631B2 (en) | 2006-08-08 | 2009-05-05 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Logic gate, scan driver and organic light emitting diode display using the same |
US8354979B2 (en) | 2006-08-08 | 2013-01-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Logic gate, scan driver and organic light emitting diode display using the same |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5546350A (en) * | 1994-04-11 | 1996-08-13 | Mosaid Technologies Incorporated | RAM variable size block write |
US5528165A (en) * | 1995-04-03 | 1996-06-18 | Sun Microsystems, Inc. | Logic signal validity verification apparatus |
US5563528A (en) * | 1995-05-02 | 1996-10-08 | Xilinx, Inc. | Multiplexer for programmable logic device |
US5724302A (en) * | 1995-07-10 | 1998-03-03 | Intel Corporation | High density decoder |
US6020763A (en) * | 1996-04-23 | 2000-02-01 | International Business Machines Corporation | High speed decoder without race condition |
DE69630363D1 (de) * | 1996-05-24 | 2003-11-20 | St Microelectronics Srl | Zeilendekodierer für Speicher |
US5808500A (en) * | 1996-06-28 | 1998-09-15 | Cypress Semiconductor Corporation | Block architecture semiconductor memory array utilizing non-inverting pass gate local wordline driver |
WO1998036498A1 (en) * | 1997-02-12 | 1998-08-20 | Intel Corporation | High density decoder |
US6700822B1 (en) | 2002-05-15 | 2004-03-02 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company | Pre-decoder for glitch free word line addressing in a memory device |
JP2007207380A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Renesas Technology Corp | 不揮発性半導体記憶装置 |
US7848173B1 (en) | 2006-10-17 | 2010-12-07 | Marvell International Ltd. | Address decoder |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4344005A (en) * | 1978-07-18 | 1982-08-10 | Rca Corporation | Power gated decoding |
US4281397A (en) * | 1979-10-29 | 1981-07-28 | Texas Instruments Incorporated | Virtual ground MOS EPROM or ROM matrix |
JP2689416B2 (ja) * | 1986-08-18 | 1997-12-10 | 日本電気株式会社 | フリツプフロツプ |
JP2560020B2 (ja) * | 1987-02-18 | 1996-12-04 | 株式会社日立製作所 | 半導体記憶装置 |
US5132933A (en) * | 1990-12-21 | 1992-07-21 | Schreck John F | Bias circuitry for nonvolatile memory array |
-
1991
- 1991-08-20 JP JP3208040A patent/JP3036910B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-08-19 US US07/931,975 patent/US5311479A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7528631B2 (en) | 2006-08-08 | 2009-05-05 | Samsung Mobile Display Co., Ltd. | Logic gate, scan driver and organic light emitting diode display using the same |
US8354979B2 (en) | 2006-08-08 | 2013-01-15 | Samsung Display Co., Ltd. | Logic gate, scan driver and organic light emitting diode display using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3036910B2 (ja) | 2000-04-24 |
US5311479A (en) | 1994-05-10 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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