JPH0548391Y2 - - Google Patents

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JPH0548391Y2
JPH0548391Y2 JP6498487U JP6498487U JPH0548391Y2 JP H0548391 Y2 JPH0548391 Y2 JP H0548391Y2 JP 6498487 U JP6498487 U JP 6498487U JP 6498487 U JP6498487 U JP 6498487U JP H0548391 Y2 JPH0548391 Y2 JP H0548391Y2
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JP
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induction heating
pinch roller
length material
pinch
stage
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JP6498487U
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、定尺材を連続的に誘導加熱コイル内
に走行させる誘導加熱装置に関し、特に定尺材を
走行させるピンチローラの制御機構の改良に関す
るものである。
(従来の技術) 一般に金属棒などの定尺材を連続的に加熱しこ
れを次工程で所定の寸法に切断した後、プレス等
の成型を行う場合、加熱工程では例えば第2図に
示す誘導加熱装置が用いられている。
これは前段のパンチローラ1Aにより駆動され
た被加熱材となる定尺材2が順次誘導加熱コイル
3内を走行し、ここで誘導加熱されて、所定の温
度になる。更に定尺材2が走行し、その先端が後
段のピンチローラ1Bに食い込まれる直前に、前
段のピンチローラ1Aのピンチ力が解除され、以
後、後段のピンチローラ1Bに駆動されて誘導加
熱コイル3内を走行するようになつている。
この場合、後段のピンチローラ1Bは、後工程
の切断やプレスなどの間欠的な動作を行う工程に
対応して間欠的に回転して定尺材2を走行させる
必要がある。
また、定尺材2は端部の局部的な加熱を避けて
均一な加熱を行うため、先行材と後行材との間に
隙間を設けないように、複数本連続的に走行させ
る必要がある。
このため、前段ピンチローラ1Aの平均回転速
度を後段のピンチローラ1Bより速く連続回転さ
せることにより、後段のピンチローラ1Bで、間
欠的に走行する先行材に当接した状態で後行材も
追随して間欠的に送られる。このとき後行材に加
わる圧縮力を、ピンチ力調整スプリング4で調整
されたピンチローラ1Aの滑りにより逃げるよう
になつている。
また定尺材2の走行は、ピンチローラ1A,1
Bの何れか一方で支配された駆動させる必要があ
る。これは1本の定尺材2が前段と後段の両者の
ピンチローラ1A,1Bにより同時に支配される
と、両者の回転速度が異なるため、圧縮力や引張
力が加わり、特に黄銅材などのように加熱時の軟
化が著しい材料では、曲りや外径の不均一を招く
からである。
このため、従来は両者のピンチローラ1A,1
Bの回転速度を調整し、1本の定尺材2は、何れ
か一方のピンチローラ1A,1Bで支配されるよ
うに制御していた。
しかしながら両者のピンチローラ1A,1Bの
速度を同期させて、定尺材2の走行を制御するこ
とは、ローラ面での滑りなどにより極めて難しか
つた。
例えば前段のピンチローラ1Aのピンチ力の解
除タイミングが遅れると、定尺材2は両者のピン
チローラ1A,1Bの支配を同時に受け、前述の
如く圧縮力や引張力が加わつて、曲りや外径の不
均一が発生する欠点があつた。
また前段のピンチローラ1Aのピンチ力の解除
が速すぎると、定尺材2の先端が後段のピンチロ
ーラ1Bに食い込まれる前に、ピンチ力が解除さ
れ、誘導加熱コイル3……間に配置された駆動ロ
ーラ5によつてゆつくり走行するため、局部的に
加熱されてしまう欠点があつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記欠点を除去し、1本の定尺材は確
実に一方のピンチローラで支配するようにして、
定尺材の曲りや外径の不均一を防止すると共に、
均一に加熱することができる誘導加熱装置を提供
するものである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、誘導加熱コイルの両側に前段および
後段のピンチローラを夫々配置して、定尺材を順
次ピンチローラで前記誘導加熱コイル内を走行さ
せて加熱する誘導加熱装置において、前段のピン
チローラと誘導加熱コイルとの間に配置された定
尺材の先端位置検出センサーと、前記センサーの
検出信号に基づいてカウントを開始し、定尺材の
走行距離をパルスでカウントするパルスカウンタ
ーと、後段ピンチローラの直前までの定尺材の走
行距離に対応する所定のカウント数で、前段ピン
チローラのピンチ力を開放する制御機構とから成
ることを特徴とするものである。
(作用) 次に本考案の作用について説明すると、定尺材
が前段のピンチローラにより駆動されて走行し、
その先端が先端位置検出センサーを通過すると、
この検出信号がパルスカウンターに出される。一
方、定尺材の走行に伴なつてパルスが発生し、こ
のパルス信号を前記先端位置検出センサーから出
されたパルスカウント開始タイミングの信号によ
り、パルスカウンターでカウントしこのカウント
数を制御機構に伝達する。
定尺材の先端が、所定の距離だけ進んで後段の
ピンチローラの直前に達したとき、前記制御機構
ではプリセツトした所定のカウント数に達し、こ
のとき前段のピンチローラに信号が出されて、そ
のピンチ力が解除される。これと同時に定尺材は
後段のピンチローラに食込み以後、この支配を受
けて間欠的に走行するようになつている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図を参照して詳細
に説明する。
3台の誘導加熱コイル3……が、その間に駆動
ローラ5……を設けて、一直線上に配置され、誘
導加熱コイル3の入口側に、前段のピンチローラ
1Aが、出口側に、後段のピンチローラ1Bが
夫々配置されている。
6は定尺材の先端位置検出センサーで、パルス
カウント開始タイミングを検知する例えば光電管
スイツチで形成され、これは前段のピンチローラ
1Aと、誘導加熱コイル3の入口側との間に配置
されている。
7はローレツト加工した倣いローラ7で、定尺
材不の表面に押圧支持され、定尺材2の走行に伴
つて回転するようになつている。
8はパルス発生器で、前記倣いローラ7にベル
ト9で連結されたスリツト付き円板10と、パル
ス発生用光電管スイツチ11とを組合せて構成さ
れている。
12はパルスカウンターで、前記先端位置検出
センサー6と、パルス発生器8に接続され、更に
このパルスカウンター12は制御機構13に接続
されている。
この制御機構13は、先端位置検出センサー6
と後段のピンチローラ1Bとの間に距離Lに相当
するパルス数を予めセツトしておくことにより、
所定のカウント数に達したときに前段のピンチロ
ーラ1Aに信号を出してピンチ力を解除するよう
になつている。
次に上記構成をなす誘導加熱装置の作用につい
て説明する。
定尺材2が前段のピンチローラ1Aにより駆動
されて走行し、その先端が先端位置検出センサー
6を通過すると、この検出信号がパルスカウンタ
ー12に出される。一方、定尺材2に摺接させた
倣いローラ7は、定尺材2の走行に伴つて回転
し、この回転がベルト9を介してスリツト付き円
板10が回転し、このときパルス発生用光電管ス
イツチ11によりパルスが発生する。このパルス
発生器8から出たパルス信号を、前記制先端位置
検出センサー6から出されたパルスカウント開始
タイミングの信号により、パルスカウンター12
でカウントし、このカウント数を制御機構13に
伝達する。
また定尺材2は前段の連続的に回転するピンチ
ローラ1Aにより駆動されて、連続的に走行しよ
うとする。一方、後段のピンチローラ1Bは前段
のものより平均回転速度が遅く間欠的な回転をす
るので、走行の定尺材2は間欠的に走行してい
る。このため後行の定尺材2は、間欠的に走行し
ているている先行の定尺材2に当接し、これに追
随しながら間欠的に送られる。このときに加わる
圧縮力は、ピンチ力調整スプリング4で調整され
た前段ピンチローラ1Aの滑りにより逃がしてい
る。
定尺材2の先端が、後段のピンチローラ1Bの
直前に達したとき、即ち距離Lだけ進んだとき、
前記制御機構13ではプリセツトした所定のカウ
ント数に達し、このとき前段のピンチローラ1A
に信号が出されて、そのピンチ力が解除される。
これと同時に定尺材2は後段のピンチローラ1B
に食込み以後、この支配を受けて間欠的に走行す
るようになつている。
従つて、定尺材2の走行距離をパルスでカウン
トし、走行距離に応じて前段のピンチローラ1A
のピンチ力を解除するので、定尺材2は確実に何
れか一方のピンチローラ1A,1Bの支配を受け
て走行することになる。このため前段のピンチロ
ーラ1Aのピンチ力の解除タイミングがずれるこ
とがなく、圧縮力が定尺材2に加わるのを防止で
きると共に、誘導加熱コイル3内を一定の速度で
間欠的に走行するので、定尺材2を均一に加熱す
ることができる。
なお、上記実施例では先端位置検出センサー6
として光電管スイツチを用いたものについて示し
たが、赤外線や超音波センサーでも良く、またパ
ルス発生器8も、定尺材2の走行距離に応じたパ
ルスを発生するものであれば、他の構成のもので
も良い。
[考案の効果] 以上説明した如く、本考案によれ、定尺材の走
行距離をパルスでカウントし、これに基づいてピ
ンチ力の解除を制御するので、1本の定尺材は、
確実に一方のピンチローラの支持を受けて、定尺
材の曲りや外径の不均一を防止すると共に、一定
速度で間欠的に走行するので、定尺材の均一加熱
が行える誘導加熱装置を得ることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による誘導加熱装置
を示す概略構成図、第2図は従来の誘導加熱装置
を示す概略構成図である。 1A,1B……ピンチローラ、2……定尺材、
3……誘導加熱コイル、5……駆動ローラ、6…
…先端位置検出センサー、7……倣いローラ、8
……パルス発生器、10……スリツト付き円板、
11……光電管スイツチ、12……パルスカウン
ター、13……制御機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘導加熱コイルの両側に前段および後段のピン
    チローラを夫々配置して、定尺材を順次ピンチロ
    ーラで前記誘導加熱コイル内を走行させて加熱す
    る誘導加熱装置において、前段のピンチローラと
    誘導加熱コイルとの間に配置された定尺材の先端
    位置検出センサーと、前記センサーの検出信号に
    基づいてカウントを開始し、定尺材の走行距離を
    パルスでカウントするパルスカウンターと、後段
    ピンチローラの直前までの定尺材の走行距離に対
    応する所定のカウント数で前段ピンチローラのピ
    ンチ力を開放する制御機構とから成ることを特徴
    とする誘導加熱装置。
JP6498487U 1987-04-28 1987-04-28 Expired - Lifetime JPH0548391Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6498487U JPH0548391Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6498487U JPH0548391Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

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Publication Number Publication Date
JPS63172094U JPS63172094U (ja) 1988-11-09
JPH0548391Y2 true JPH0548391Y2 (ja) 1993-12-24

Family

ID=30901643

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JP6498487U Expired - Lifetime JPH0548391Y2 (ja) 1987-04-28 1987-04-28

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