JPH0548246Y2 - - Google Patents

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JPH0548246Y2
JPH0548246Y2 JP4097486U JP4097486U JPH0548246Y2 JP H0548246 Y2 JPH0548246 Y2 JP H0548246Y2 JP 4097486 U JP4097486 U JP 4097486U JP 4097486 U JP4097486 U JP 4097486U JP H0548246 Y2 JPH0548246 Y2 JP H0548246Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はビデオ用の磁気ヘツドに関する。
(ロ) 従来の技術 特開昭55−14549号等には斯種磁気ヘツドの各
面の結晶方位として磁気ギヤツプの突き合わせ面
を〔111〕、磁路面を〔110〕、テープ対接面を
〔112〕の面にすべきことが教示されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このような結晶方位を選ぶと摺動ノイズに対し
強くなるが、単にこれだけでなく磁気ヘツドには
次に列挙する種々の特性について良好であること
が望まれる。
a 記録電流特性の良いこと(電磁変換特性の良
いこと)。
b 粗悪テープに対する摺動ノイズ特性に優れる
こと。
c 記録時の歪が少なくてヘツド材に着磁の影響
が少なく、ビート現象が生じないこと。
d ヘツド寿命が十分であること。
しかしながら、これらa〜dの要件を全て充分
に満足するものは今まで存在していなかつた。
本考案は上記の諸要件を充足する磁気ヘツドを
提案する。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そこで、本考案の磁気ヘツドはMnO,ZnO,
Fe2O3から形成されるMn−Zn単結晶フエライト
の組成をFe2O3が54モル%以上とし、磁気ギヤツ
プの突き合せ面を〔111〕、磁路面を〔110〕、テー
プ対接面を〔112〕の面とし、テープ対接面の側
面を切欠いてヘツドの肉厚よりもテープ対接面幅
が140μm以下となるように選んでいる。
(ホ) 作用 上記のような結晶方位に選ぶことと、テープ対
接面幅をヘツドの肉厚よりも小さくすることと、
そのテープ対接面幅を140μm以下とすることによ
つて比較的劣悪なテープに対しても摺動ノイズが
十分に少なくなる。尚、テープ対接面幅のままヘ
ツドの厚みを設定せずにヘツドの厚みをテープ対
接面幅よりも大きくしているのはヘツドの強度を
強くして振動しにくい構造とするためであり、こ
れによつても摺動ノイズの減少が図られる。記録
電流特性は前記結晶方位で良好である。記録時の
歪不良、特に色信号系のビート現象に対しては
Fe2O3を少くとも54モル%以上として、材料の飽
和磁束密度を高くすることによつてビートを少な
くできる。ヘツド寿命はヘツドの摩耗量が少ない
程、良いが、140μm以下で十分な評価が得られ
る。
(ヘ) 実施例 第1図において、磁気ヘツド1は一対のコア半
体2a,2bをギヤツプ3が形成されるように突
き合せ、ガラス4によつて接着している。磁気ヘ
ツドのテープ当接面5の両サイドは切欠き6,6
を設けてある。この切欠き6,6の深さLはギヤ
ツプ3先端から50〜100μm程度である。そして、
1つの実施例としてヘツドの肉厚Wは190μm、テ
ープ対接面幅Tは130μmである。しかし、これに
限る必要はなくWは160μm以上であればよく、ま
たTは140μm以下でよい。勿論Tはトラツク幅の
規格との関係から140μm以下の適当な値以上に選
ばれるべきことは当然であり、またWも徒らに大
きくするべきでなく妥当な値を上限とすべきこと
はいうまでもない。
コア半体2a,2bはMnO,ZnO,Fe2O3を材
料とする単結晶フエライトとして形成されている
が、後述するカラービートとの関係からFe2O3
54モル%以上に選ばれる。尚、ここで54モル%と
は54±2モル%をいうものとする。一つの好まし
い例としてMnO:22±1モル%、ZnO:22±1
モル%、Fe2O3:56±2モル%であり、また他の
好ましい例としてMnO:28±1モル%、ZnO:
18±1モル%、Fe2O3:54±2モル%である。
前記磁気ヘツドの各面の結晶方位はコア半体2
a,2bのギヤツプ突合せ面が〔111〕、磁路面が
〔110〕、テープ当接面が〔112〕となつている。
第2図は各種特性について試験データを示す。
同図Aは結晶方位を上述のように選んだ場合イ
と、ギヤツプ突合せ面を〔100〕、テープ対接面を
〔110〕とした場合ロについて摺動ノイズの関係を
横軸にテープ対接面幅T、縦軸に摺動ノイズをと
つて示している。図中7は許容限界線であり、こ
れより下側が合格領域である。第2図Bはカラー
ビート特性を示しており、イとロは第2図Aに関
して述べた結晶方位の場合を示すが、カラービー
ト特性については結晶方位による差異はなく、フ
エライト単結晶におけるFe2O3含有モル%による
影響を受ける。この場合も許容限界線8より下側
の部分が合格領域となるが、まずFe2O3が54±2
モル%以上であればよい。第2図cはヘツド摩耗
量について、上述の結晶方位の場合イ,ロについ
て、更にイの場合はテープ対接面幅を120μm、ロ
の場合は摺動ノイズについて合格領域にある
70μmに選んで行なつた場合であり、両者とも殆
んど変わらなかつた。従つて、専ら第2図Aの特
性からイの場合、テープ対接面の幅Tは140μm以
下に選ばれる。
(ト) 考案の効果 本考案の磁気ヘツドは記録電流特性が良く、比
較的粗悪なテープに対してもノイズ特性が優れ、
カラービツト現象も少なく、ヘツド寿命が十分と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した磁気ヘツドの外観斜
視図であり、第2図はその各種特性を説明する図
である。 1……磁気ヘツド、2a,2b……コア半体、
3……ギヤツプ、4……ガラス、5……テープ対
接面、6……切欠、W……ヘツド肉厚、T……テ
ープ対接面幅。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 MnO,ZnO,Fe2O3から形成されるMn−Zn単
    結晶フエライトの組成をFe2O3が54モル%以上と
    し、磁気ギヤツプの突き合せ面を〔111〕、磁路面
    を〔110〕、テープ対接面を〔112〕の面とし、テ
    ープ対接面の側面を切欠いてヘツドの肉厚よりも
    テープ対接面幅が140μm以下となるように選んだ
    磁気ヘツド。
JP4097486U 1986-03-19 1986-03-19 Expired - Lifetime JPH0548246Y2 (ja)

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JPS62153605U JPS62153605U (ja) 1987-09-29
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