JPH0548246Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0548246Y2 JPH0548246Y2 JP4097486U JP4097486U JPH0548246Y2 JP H0548246 Y2 JPH0548246 Y2 JP H0548246Y2 JP 4097486 U JP4097486 U JP 4097486U JP 4097486 U JP4097486 U JP 4097486U JP H0548246 Y2 JPH0548246 Y2 JP H0548246Y2
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims description 13
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000010009 beating Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案はビデオ用の磁気ヘツドに関する。
(ロ) 従来の技術
特開昭55−14549号等には斯種磁気ヘツドの各
面の結晶方位として磁気ギヤツプの突き合わせ面
を〔111〕、磁路面を〔110〕、テープ対接面を
〔112〕の面にすべきことが教示されている。
面の結晶方位として磁気ギヤツプの突き合わせ面
を〔111〕、磁路面を〔110〕、テープ対接面を
〔112〕の面にすべきことが教示されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
このような結晶方位を選ぶと摺動ノイズに対し
強くなるが、単にこれだけでなく磁気ヘツドには
次に列挙する種々の特性について良好であること
が望まれる。
強くなるが、単にこれだけでなく磁気ヘツドには
次に列挙する種々の特性について良好であること
が望まれる。
a 記録電流特性の良いこと(電磁変換特性の良
いこと)。
いこと)。
b 粗悪テープに対する摺動ノイズ特性に優れる
こと。
こと。
c 記録時の歪が少なくてヘツド材に着磁の影響
が少なく、ビート現象が生じないこと。
が少なく、ビート現象が生じないこと。
d ヘツド寿命が十分であること。
しかしながら、これらa〜dの要件を全て充分
に満足するものは今まで存在していなかつた。
に満足するものは今まで存在していなかつた。
本考案は上記の諸要件を充足する磁気ヘツドを
提案する。
提案する。
(ニ) 問題点を解決するための手段
そこで、本考案の磁気ヘツドはMnO,ZnO,
Fe2O3から形成されるMn−Zn単結晶フエライト
の組成をFe2O3が54モル%以上とし、磁気ギヤツ
プの突き合せ面を〔111〕、磁路面を〔110〕、テー
プ対接面を〔112〕の面とし、テープ対接面の側
面を切欠いてヘツドの肉厚よりもテープ対接面幅
が140μm以下となるように選んでいる。
Fe2O3から形成されるMn−Zn単結晶フエライト
の組成をFe2O3が54モル%以上とし、磁気ギヤツ
プの突き合せ面を〔111〕、磁路面を〔110〕、テー
プ対接面を〔112〕の面とし、テープ対接面の側
面を切欠いてヘツドの肉厚よりもテープ対接面幅
が140μm以下となるように選んでいる。
(ホ) 作用
上記のような結晶方位に選ぶことと、テープ対
接面幅をヘツドの肉厚よりも小さくすることと、
そのテープ対接面幅を140μm以下とすることによ
つて比較的劣悪なテープに対しても摺動ノイズが
十分に少なくなる。尚、テープ対接面幅のままヘ
ツドの厚みを設定せずにヘツドの厚みをテープ対
接面幅よりも大きくしているのはヘツドの強度を
強くして振動しにくい構造とするためであり、こ
れによつても摺動ノイズの減少が図られる。記録
電流特性は前記結晶方位で良好である。記録時の
歪不良、特に色信号系のビート現象に対しては
Fe2O3を少くとも54モル%以上として、材料の飽
和磁束密度を高くすることによつてビートを少な
くできる。ヘツド寿命はヘツドの摩耗量が少ない
程、良いが、140μm以下で十分な評価が得られ
る。
接面幅をヘツドの肉厚よりも小さくすることと、
そのテープ対接面幅を140μm以下とすることによ
つて比較的劣悪なテープに対しても摺動ノイズが
十分に少なくなる。尚、テープ対接面幅のままヘ
ツドの厚みを設定せずにヘツドの厚みをテープ対
接面幅よりも大きくしているのはヘツドの強度を
強くして振動しにくい構造とするためであり、こ
れによつても摺動ノイズの減少が図られる。記録
電流特性は前記結晶方位で良好である。記録時の
歪不良、特に色信号系のビート現象に対しては
Fe2O3を少くとも54モル%以上として、材料の飽
和磁束密度を高くすることによつてビートを少な
くできる。ヘツド寿命はヘツドの摩耗量が少ない
程、良いが、140μm以下で十分な評価が得られ
る。
(ヘ) 実施例
第1図において、磁気ヘツド1は一対のコア半
体2a,2bをギヤツプ3が形成されるように突
き合せ、ガラス4によつて接着している。磁気ヘ
ツドのテープ当接面5の両サイドは切欠き6,6
を設けてある。この切欠き6,6の深さLはギヤ
ツプ3先端から50〜100μm程度である。そして、
1つの実施例としてヘツドの肉厚Wは190μm、テ
ープ対接面幅Tは130μmである。しかし、これに
限る必要はなくWは160μm以上であればよく、ま
たTは140μm以下でよい。勿論Tはトラツク幅の
規格との関係から140μm以下の適当な値以上に選
ばれるべきことは当然であり、またWも徒らに大
きくするべきでなく妥当な値を上限とすべきこと
はいうまでもない。
体2a,2bをギヤツプ3が形成されるように突
き合せ、ガラス4によつて接着している。磁気ヘ
ツドのテープ当接面5の両サイドは切欠き6,6
を設けてある。この切欠き6,6の深さLはギヤ
ツプ3先端から50〜100μm程度である。そして、
1つの実施例としてヘツドの肉厚Wは190μm、テ
ープ対接面幅Tは130μmである。しかし、これに
限る必要はなくWは160μm以上であればよく、ま
たTは140μm以下でよい。勿論Tはトラツク幅の
規格との関係から140μm以下の適当な値以上に選
ばれるべきことは当然であり、またWも徒らに大
きくするべきでなく妥当な値を上限とすべきこと
はいうまでもない。
コア半体2a,2bはMnO,ZnO,Fe2O3を材
料とする単結晶フエライトとして形成されている
が、後述するカラービートとの関係からFe2O3が
54モル%以上に選ばれる。尚、ここで54モル%と
は54±2モル%をいうものとする。一つの好まし
い例としてMnO:22±1モル%、ZnO:22±1
モル%、Fe2O3:56±2モル%であり、また他の
好ましい例としてMnO:28±1モル%、ZnO:
18±1モル%、Fe2O3:54±2モル%である。
料とする単結晶フエライトとして形成されている
が、後述するカラービートとの関係からFe2O3が
54モル%以上に選ばれる。尚、ここで54モル%と
は54±2モル%をいうものとする。一つの好まし
い例としてMnO:22±1モル%、ZnO:22±1
モル%、Fe2O3:56±2モル%であり、また他の
好ましい例としてMnO:28±1モル%、ZnO:
18±1モル%、Fe2O3:54±2モル%である。
前記磁気ヘツドの各面の結晶方位はコア半体2
a,2bのギヤツプ突合せ面が〔111〕、磁路面が
〔110〕、テープ当接面が〔112〕となつている。
a,2bのギヤツプ突合せ面が〔111〕、磁路面が
〔110〕、テープ当接面が〔112〕となつている。
第2図は各種特性について試験データを示す。
同図Aは結晶方位を上述のように選んだ場合イ
と、ギヤツプ突合せ面を〔100〕、テープ対接面を
〔110〕とした場合ロについて摺動ノイズの関係を
横軸にテープ対接面幅T、縦軸に摺動ノイズをと
つて示している。図中7は許容限界線であり、こ
れより下側が合格領域である。第2図Bはカラー
ビート特性を示しており、イとロは第2図Aに関
して述べた結晶方位の場合を示すが、カラービー
ト特性については結晶方位による差異はなく、フ
エライト単結晶におけるFe2O3含有モル%による
影響を受ける。この場合も許容限界線8より下側
の部分が合格領域となるが、まずFe2O3が54±2
モル%以上であればよい。第2図cはヘツド摩耗
量について、上述の結晶方位の場合イ,ロについ
て、更にイの場合はテープ対接面幅を120μm、ロ
の場合は摺動ノイズについて合格領域にある
70μmに選んで行なつた場合であり、両者とも殆
んど変わらなかつた。従つて、専ら第2図Aの特
性からイの場合、テープ対接面の幅Tは140μm以
下に選ばれる。
同図Aは結晶方位を上述のように選んだ場合イ
と、ギヤツプ突合せ面を〔100〕、テープ対接面を
〔110〕とした場合ロについて摺動ノイズの関係を
横軸にテープ対接面幅T、縦軸に摺動ノイズをと
つて示している。図中7は許容限界線であり、こ
れより下側が合格領域である。第2図Bはカラー
ビート特性を示しており、イとロは第2図Aに関
して述べた結晶方位の場合を示すが、カラービー
ト特性については結晶方位による差異はなく、フ
エライト単結晶におけるFe2O3含有モル%による
影響を受ける。この場合も許容限界線8より下側
の部分が合格領域となるが、まずFe2O3が54±2
モル%以上であればよい。第2図cはヘツド摩耗
量について、上述の結晶方位の場合イ,ロについ
て、更にイの場合はテープ対接面幅を120μm、ロ
の場合は摺動ノイズについて合格領域にある
70μmに選んで行なつた場合であり、両者とも殆
んど変わらなかつた。従つて、専ら第2図Aの特
性からイの場合、テープ対接面の幅Tは140μm以
下に選ばれる。
(ト) 考案の効果
本考案の磁気ヘツドは記録電流特性が良く、比
較的粗悪なテープに対してもノイズ特性が優れ、
カラービツト現象も少なく、ヘツド寿命が十分と
なる。
較的粗悪なテープに対してもノイズ特性が優れ、
カラービツト現象も少なく、ヘツド寿命が十分と
なる。
第1図は本考案を実施した磁気ヘツドの外観斜
視図であり、第2図はその各種特性を説明する図
である。 1……磁気ヘツド、2a,2b……コア半体、
3……ギヤツプ、4……ガラス、5……テープ対
接面、6……切欠、W……ヘツド肉厚、T……テ
ープ対接面幅。
視図であり、第2図はその各種特性を説明する図
である。 1……磁気ヘツド、2a,2b……コア半体、
3……ギヤツプ、4……ガラス、5……テープ対
接面、6……切欠、W……ヘツド肉厚、T……テ
ープ対接面幅。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 MnO,ZnO,Fe2O3から形成されるMn−Zn単
結晶フエライトの組成をFe2O3が54モル%以上と
し、磁気ギヤツプの突き合せ面を〔111〕、磁路面
を〔110〕、テープ対接面を〔112〕の面とし、テ
ープ対接面の側面を切欠いてヘツドの肉厚よりも
テープ対接面幅が140μm以下となるように選んだ
磁気ヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4097486U JPH0548246Y2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4097486U JPH0548246Y2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62153605U JPS62153605U (ja) | 1987-09-29 |
JPH0548246Y2 true JPH0548246Y2 (ja) | 1993-12-22 |
Family
ID=30855544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4097486U Expired - Lifetime JPH0548246Y2 (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548246Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-03-19 JP JP4097486U patent/JPH0548246Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62153605U (ja) | 1987-09-29 |
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