JPH0548081Y2 - - Google Patents

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JPH0548081Y2
JPH0548081Y2 JP1988007852U JP785288U JPH0548081Y2 JP H0548081 Y2 JPH0548081 Y2 JP H0548081Y2 JP 1988007852 U JP1988007852 U JP 1988007852U JP 785288 U JP785288 U JP 785288U JP H0548081 Y2 JPH0548081 Y2 JP H0548081Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワークの基準位置から所定距離離れ
た部位を加工する際の基準位置を特定するための
ブロツクゲージに関するものである。
(従来の技術) 従来、ブロツクゲージには第7図、第8図に示
すものが知られている。このブロツクゲージ1は
立方体形状に形成され、ワーク2の基準端面2a
に密着する密着壁面部1aを備えている。この密
着壁面部1aにはマグネツト3が設けられてお
り、ワーク2の基準端面2aに密着可能になつて
いる。ブロツクゲージ1の上面には密着壁面部1
aに平行に延びる基準溝4が形成されており、こ
の基準溝4の底部には、基準溝4の開口縁部4
a,4aの中央に位置する基準線5が設けられて
いる。
このような従来のブロツクゲージ1を用いてワ
ーク2の加工位置を決定する場合には、ダイアル
インジケータ6を支承するスピンドル(図示せ
ず)を回転させることにより、基準位置であるワ
ークセンタCLを設定しており、このワークセン
タCLとワーク2上の所定位置との間の距離から
密着壁面部1aと基準線5との間の一定距離t
(定数)を差し引くと、ワーク2の基準端面2a
からワーク2の加工部位までの所定距離が求めら
れる。従つて、ワーク2の所定部位を加工する場
合には、ワークセンタCLの設定後に、ブロツク
ゲージ1の定数tに基準端面2aからワーク2の
加工部位までの距離を加算した位置に、ドリルな
どの加工機械をセツトすれば加工を開始出来るよ
うになつている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のブロツクゲー
ジ1では、例えば、ワーク2の水平方向に対して
所定角度傾斜させ、この傾斜状態のワーク2に対
して例えばドリルを鉛直方向に進退動させること
により、ワーク2に傾斜したような有底凹部を形
成する場合、ブロツクゲージ1の基準溝5の底部
が傾斜しているので、ワークセンタCLが得られ
ないという不具合がある。
(考案の目的) 本考案にかかるブロツクゲージは、上記問題点
に着目してなされたものであり、ワーク加工時に
おける加工機械の進退動方向に対してワークの基
準端面が傾斜する場合、ワークセンタを容易に設
定することにより、ワークの基準端面から所定距
離離れた部位を所定の傾斜角度で正確に加工出来
るようにすることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案にかかるブ
ロツクゲージは、ワークの基準端面に取付けて加
工の際の基準位置を設定するブロツクゲージであ
つて、前記ワークの基準端面に密着可能な基準壁
面と、前記基準位置を設定するための円形部とが
設けられ、この円形部の円の中心部は前記基準壁
面を含む面上に設定されていることを特徴とす
る。
(作用) 本考案にかかるブロツクゲージによれば、円形
部の円の中心部が基準壁面の含まれる面上に設定
されているので、ブロツクゲージの基準壁面をワ
ークの基準端面に密着させれば、ワークの基準端
面の延長線上に円形部の円の中心が位置する。こ
のため、延長線以外の方向から、円形部の円の中
心を容易に求めることが出来、ブロツクゲージの
円の中心をドリルのワークセンタとして容易に定
めることが出来る。
ワークの基準端面から所定距離(例えばL)離
れたワークの上面に上面の垂線に所定角度(例え
ばθ)傾いた穴をあける場合には、円の中心から
ワークの上面までの最短距離(例えばK)及び所
定距離L、傾斜角度θは決まつているから、ドリ
ルを鉛直方向に向ければ、円の中心からドリルの
中心までの水平距離(例えばX=Lcosθ−Ksinθ)
を算出することにより、ドリルの回転中心軸線の
位置を容易に求めることができる。
(実施例) 以下、本考案にかかるブロツクゲージの実施例
を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第5図は、第1実施例にかかるブロ
ツクゲージを示しており、このブロツクゲージ1
0には、ワーク11の基準端面11a(第3図、
第4図参照)に当接する基準壁面10aが形成さ
れている。基準壁面10aにはワーク11の基準
端面10aに密着するマグネツト12が嵌着され
ている。基準壁面10aの上部には段部10bが
形成され、この段部10bにはワーク11の加工
面11bに当接してブロツクゲージ10自身を保
持する基準ピン13が設けられている。この基準
ピン13は、ワーク11の加工面11bに対して
略線接触するように円柱状の外周面を有しており
(第2図参照)、段部10bを貫通するボルト1
4,14に螺着されている。ブロツクゲージ10
の左右側面には、円形部としての一対の基準ピン
15,15が突設されている。この基準ピン1
5,15は円形の断面形状とされ、基準ピン1
5,15の中心線l1はブロツクゲージ10の基準
壁面10aの含まれる面上に位置するように設定
され、基準ピン13の中心線l2と平行に延びてい
る。(第1図参照)基準壁面10aに直角で基準
ピン13の外周面に接する接線(加工面11b)
と中心線l1との間隔は定数Kとされている。この
ブロツクゲージ10の上面10cには、基準ピン
15,15の直径と同間隔の基準溝16が開口さ
れ(第2図参照)、基準溝16の中心線l3は基準
ピン15,15の中心線l1と同様にブロツクゲー
ジ10の基準壁面10aの含まれる面上に位置し
ている。ブロツクゲージ10には左右両側面を貫
通する円筒形状の基準孔17が開口されている。
基準孔17の中心線l4は、基準溝16の中心線l3
及び基準ピン15,15の中心線l1と平行に延び
ている。中心線l4は中心線l1,l3と同様に、ワー
ク11加工時における基準位置とすることもでき
る。
次に第1実施例にかかるブロツクゲージ10に
よるワークセンタCLの設定について説明する。
第3図は、ワーク11の加工面11bが水平方
向に平行な場合のワークセンタCLの設定方法を
示しており、この場合には、ブロツクゲージ10
の基準溝16にダイヤルインジケータDiの先端
部を挿入し、このダイヤルインジケータDiの先
端部を回動させてダイヤルインジケータDiの先
端部の回動中心を基準溝16の中心線l3に合うよ
うに、ダイヤルインジケータDiのスピンドル
(図示省略)をセツトすると、ワークセンタCLが
設定される。
第4図は、ワーク11の加工面11bが水平方
向に対して傾斜する場合のワークセンタの設定方
法を示しており、この場合には、基準ピン15の
上下左右側面に当接するように、鉛直方向に延び
る軸線と水平方向に延びる軸線とを中心にダイヤ
ルインジケータDiの先端部を回動させ、ダイヤ
ルインジケータDiの先端部の回動中心が基準ピ
ン15,15の中心線l1に合うように、ダイヤル
インジケータDiのスピンドル(図示省略)をセ
ツトすると、ワークセンタCLと中心線l1の高さ
とが設定される。
第5図は、水平方向に対して所定角度θ傾斜し
たワーク11に第1実施例にかかるブロツクゲー
ジ10を取付け、基準端面11aから所定距離離
れた部位にボルト孔18を開口する場合を示して
いる。この場合、ブロツクゲージ10は基準端面
11aと加工面11bの角部に取付けられてお
り、ボルト孔18の開口中心線Cl1と加工面11
bとの交点pから基準端面11aまでの距離L
が、所定距離とされている。この開口中心線Cl1
の鉛直上方には加工機械としてのドリルの刃先
(図示せず)がセツトされる。この刃先のセツト
位置は、ドリルの回転中心軸線は鉛直線に平行に
設定される。ワーク11はワーク11の上面11
bの垂線が鉛直線に対してθ傾斜するように設定
する。この状態でワーク11の基準端面11aと
上面11bとの角部にブロツクゲージ10を密着
させると、基準端面11aの延長線上に基準ピン
15の中心が位置する。基準ピン15の中心は、
従来例の如く鉛直方向に向けるダイヤルインジケ
ータ(図示省略)により直径を測定し、その直径
を表わす水平線分と基準端面11aの延長線との
交点により特定できる。
本考案では、基準ピン15がワーク11に接触
しないから、ワーク11に干渉されないで基準端
面11aと平行な方向以外の広い方向から基準ピ
ン15の円の中心を探すことが出来る。この基準
ピン15の円の中心を探る方向を定めて、円の中
心を特定することにより、ブロツクゲージ10の
基準ピン15の円の中心を基準としてワーク11
の上面11bにあける穴の位置Lを特定出来る。
この基準ピン15の円の中心を探るために、こ
の実施例では鉛直線を用い、ドリルの回転中心線
を鉛直線に平行に設定している。これにより、ド
リルの水平方向の移動距離xと、ワーク11にあ
ける穴の位置L並びに傾斜角度θを関係つけるこ
とが出来る。ドリルの刃先のセツト位置は、第5
図から求められる式x=L・cosθ−K・sinθによ
り定めることが出来る。
基準端面11aから所定距離L離れたところに
深さDのボルト孔18を開ける場合、交点pの座
標は(L・cosθ−K・sinθ,L・sinθ+K・
cosθ)で表される。又、ボルト孔18の最深部1
8aの座標は(L・cosθ−K・sinθ,L・sinθ+
K・cosθ+D)となる。刃先は、X=L・cosθ−
K・sinθの開口中心線Cl1上にセツトし、ブロツ
クゲージ10の最高部より高い位置(任意の高さ
Y=α)に設定し、ワーク11の移動時に刃先が
接触しないようにセツトする。この位置から刃先
をα+L・sinθ+K・cosθ+Dの距離だけ開口中
心線Cl1に沿つて加工面11b方向に進退動させ
ると、基準端面11aから所定距離Lだけ離間し
た位置に傾斜角度θで深さDのボルト孔18が開
口される。
第6図は、本考案の第2実施例を示しており、
この実施例ではブロツクゲージ20は、略L字型
に形成されており、ワーク11の基準端面11a
に密着する基準壁面20aと、基準壁面20aか
ら直角に延びてワーク11の加工面11bに密着
する支承壁面20bとを有しており、ブロツクゲ
ージ20の上部には円形部としての球形部21が
突設されている。基準壁面20aには第1実施例
にかかるブロツクゲージ10と同様にマグネツト
22が嵌着されている。球形部21の中心点O1
は基準壁面20aの含まれる面上に位置してお
り、ダイヤルインジケータDiの先端部を球形部
21の上下前後左右方向に延びる軸線を中心に回
動させて、ダイヤルインジケータDiの先端部を
球形部21の上下前後左右外周面に当接させる
と、ダイヤルインジケータDiが取付けられるス
ピンドルの回転中心軸線が球形部21の中心点
O1を通ることとなり、ワーク加工時の基準位置
であるワークセンタCLが設定される。その他の
構成や使用方法は第1実施例と大略同様なので詳
細な説明を省略する。
(考案の効果) 本考案にかかるブロツクゲージは、以上説明し
たように、円形部の円の中心部が基準壁面の含ま
れる面上に設定され、しかも、ブロツクゲージの
基準壁面はワークの基準端面と密着するので、ワ
ークの基準端面が加工機械のワーク加工時の進退
動方向に対して傾斜する場合であつても、ワーク
の傾斜に関わりなくワークセンタを容易に設定出
来、ワークの基準端面から所定距離離れた部位を
所定の傾斜角度で正確に加工出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかるブロツク
ゲージの平面図、第2図は第1実施例のブロツク
ゲージの側面構成図、第3図は基準端面が鉛直方
向に延在し、加工面が水平状態に設定されたワー
クに第1実施例のブロツクゲージを用いた場合の
説明図、第4図は基準端面が傾斜したワークに第
1実施例のブロツクゲージを用いた場合の説明
図、第5図は第4図のようにブロツクゲージを取
付けた場合ワークの基準端面から所定距離離れた
部位に有底凹部を開口する場合にドリルの先端部
のセツトする位置を設定するための説明図、第6
図は本考案の第2実施例にかかるブロツクゲージ
の側面図、第7図は従来のブロツクゲージの斜視
図、第8図は従来のブロツクゲージを用いてワー
クセンタを設定する場合の説明図である。 10,20……ブロツクゲージ、10a,20
a……基準壁面、11……ワーク、11a……基
準端面、13……基準ピン、15……基準ピン
(円形部)、16……基準溝、17……基準孔、l1
……基準ピン15の中心線(円の中心部)、l2
…基準ピン13の中心線、l3……基準溝16の中
心線、l4……基準孔17の中心線、CL……ワー
クセンタ(基準位置)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワークに形成された基準端面に取付けて加工の
    際の基準位置を設定するブロツクゲージであつ
    て、 前記ワークの基準端面に密着可能な基準壁面
    と、前記基準位置を設定するための円形部とが設
    けられ、この円形部の円の中心部は前記基準壁面
    を含む面上に設定されていることを特徴とするブ
    ロツクゲージ。
JP1988007852U 1988-01-25 1988-01-25 Expired - Lifetime JPH0548081Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988007852U JPH0548081Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25

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JP1988007852U JPH0548081Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25

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Publication Number Publication Date
JPH01112401U JPH01112401U (ja) 1989-07-28
JPH0548081Y2 true JPH0548081Y2 (ja) 1993-12-20

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ID=31213218

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59131101A (ja) * 1983-01-18 1984-07-27 Sanshin Kiko:Kk 端面ゲ−ジ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59131101A (ja) * 1983-01-18 1984-07-27 Sanshin Kiko:Kk 端面ゲ−ジ

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JPH01112401U (ja) 1989-07-28

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