JPH0548024Y2 - - Google Patents

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JPH0548024Y2
JPH0548024Y2 JP1987004709U JP470987U JPH0548024Y2 JP H0548024 Y2 JPH0548024 Y2 JP H0548024Y2 JP 1987004709 U JP1987004709 U JP 1987004709U JP 470987 U JP470987 U JP 470987U JP H0548024 Y2 JPH0548024 Y2 JP H0548024Y2
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drum
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case
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ventilator
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のインストルメントパネルな
どに設けられる車両用ドラムベンチレーターに関
する。
(従来の技術) 従来の車両用ドラムベンチレーターの一例を第
5図および第6図に基づいて説明する。
1は自動車のインストルメントパネルで、この
インストルメントパネル1内にベンチレーターの
筒形状のケース2が設けられている。そして、こ
のケース2は、図示しない送風機などに連通され
ているとともに、前面開口3が前記インストルメ
ントパネル1の前面にほぼ整列されている。とこ
ろが、このインストルメントパネル1の前面は傾
斜しているので、前記ケース2の前面開口3も傾
斜しており、この前面開口3の下部はその上部よ
りも前方へ突出している。すなわち、ケース2の
中心軸は水平でなく前面開口3側が斜め上方に向
いている。
また、前記ケース2の前端部内に、筒形状の配
風用ドラム4が回動自在に設けられている。そし
て、この配風用ドラム4の回動中心Oは、側方か
ら見て前記ケース2の前端部および配風用ドラム
4の中心部に位置されている。
さらに、前記配風用ドラム4内には、縦ルーバ
ー5が左右回転自在に枢着されているとともに、
この縦ルーバー5と組合わされて格子をなすよう
に横ルーバー6が設けられている。
なお、7は風量調節用のダンパーである。
しかしながら、このような従来の車両用ドラム
ベンチレーターにあつては、ケース2の前面下部
がより前方へ突出しており、かつ、配風用ドラム
4の回動中心がこの配風用ドラム4およびケース
2の前端部の中心部に位置しているので、第6図
に示すように、配風方向を下向きにするため配風
用ドラム4を図示反時計廻り方向すなわち下方へ
回動させたとき、この配風用ドラム4の前面開口
8がケース2の前端部の下面9と向かい合い、配
風用ドラム4の有効開口面積が減少し、配風性能
が著しく低下するとともに、配風用ドラム4の上
側においてこの配風用ドラム4とケース2との間
に隙間10が生じ、配風性能がさらに低下するの
みならず、見た目も悪くなる問題を有している。
また、例えば、実開昭56−75659号公報に記載
された空気調和装置が知られている。
この空気調和装置では、空気吹出口に設けられ
た略矩形状をなす取付フレームに、略矩形枠状を
なす外グリルが回動自在に軸支され、さらに、こ
の外グリルの内側に、略矩形枠状をなす内グリル
が回動自在に軸支されている。
そして、この内グリルは、外グリルの前側下部
を回動中心として支持されており、内グリルと外
グリルとが相互に干渉することなく回動され、大
きな角度で風向変換できるようになつている。
しかしながら、この実開昭56−75659号公報に
記載された構成によると、矩形枠状をなす外グリ
ルと内グリルとを取付フレーム内部で回動させる
ために、取付フレームと外グリルとの間、およ
び、外グリルと内グリルとの間にそれぞれ所定寸
法の間隙が形成されている。
したがつて、各グリルを回動して風向を変更し
た状態でも、一部の風がこれらの間隙を通過して
直進することになる。そこで、この直進する風が
各グリルにより風向変換された風に干渉して、風
向変更効果を減殺するとの問題を有している。ま
た、内グリルを下方に大きく回動させた状態で
は、この内グリルの上側に大きく不均一な間隙が
生じるため、外観が悪化するとの問題を有してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、図5および図6に示す構成で
は、配風方向を下向きにするため配風用ドラム4
を下方へ回動させたとき、この配風用ドラム4の
前面開口8がケース2の前端部の下面9と向かい
合い、配風用ドラム4の有効開口面積が減少し、
配風性能が著しく低下するとともに、配風用ドラ
ム4の上側においてこの配風用ドラム4とケース
2との間に隙間10が生じ、配風性能がさらに低
下するのみならず、見た目も悪くなる問題を有し
ている。
また、実開昭56−75659号公報に記載された構
成によると、取付フレームと外グリルとの間、お
よび、外グリルと内グリルとの間にそれぞれ所定
寸法の間隙が設けられているため、これらの間隙
を通過して直進する風により、風向変更効果が減
殺されるとともに、内グリルを下方に大きく回動
させた状態では、この内グリルの上側に大きく不
均一な間隙が生じるため、外観が悪化するとの問
題を有している。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、風向を変更した状態でも、配風性能の
低下がないとともに外観が悪くとなることのない
車両用ドラムベンチレーターを提供することを目
的とするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前面を開口しかつこの前面下部が前
面上部より前方へ突出するとともに、前記前面開
口近傍の内側に断面略円弧状に凹設された対向受
面2aを形成したケース2と、このケース2内に
その前面開口3に臨んで回動自在に設けられた配
風用ドラム4とを備えた車両用ドラムベンチレー
ターにおいて、前記配風用ドラム4は、前記ケー
ス2内に回動自在に設けられた第1のドラム11
と、この第1のドラム11内に回動自在に設けら
れた第2のドラム12とからなり、前記第1のド
ラム11は前記ケース2の対向受面2aに対向す
る断面略円弧状をなす第1の対向面11aを突設
し、前記第2のドラム12は、少なくとも前記第
1のドラム11の前側上部に対向する円弧状をな
す第2の対向面12aを突設し、この第2のドラ
ム12の回動中心O2を前記第1のドラム11の
前側下端部に位置させたものである。
(作用) 本考案の車両用ドラムベンチレーターでは、配
風用ドラム4を構成する第1のドラム11と第2
のドラム12とをそれぞれ回動させて、配風方向
を調節する。たとえば、配線方向を下向きにする
ときは、ケース2に支持された第1のドラム11
を下方へ回動させ、この第1のドラム11の回動
のみでは目的の配風方向とならない場合には、さ
らに第1のドラム11内の第2のドラム12を下
方へ回動させる。このとき、第2のドラム12の
回動中心は第1のドラムの前側下端部であるか
ら、第2のドラム12は第1のドラム11から全
体的に前方へ突出した状態となる。
(実施例) 以下、本考案の車両用ドラムベンチレーターの
一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説明す
る。
この実施例のベンチレーターは、前記第5図お
よび第6図に示した従来のベンチレーターと配風
用ドラム4の構造が異なつているもので、その他
の構造は基本的に同様なので、対応する部分に同
一符号を付して説明を省略する。
すなわち、この実施例のベンチレーターの配風
用ドラム4は、ケース2内の前端部に回動自在に
取付けられた筒形状の第1のドラム11と、この
第1のドラム11に内蔵された筒形状の第2のド
ラム12とからなつている。
そして、ケース2の前端部近傍の内面には、断
面円弧状をなす対向受面2aが形成されていると
ともに、第1のドラム11の外面には、断面円弧
状をなす第1の対向面11aが形成されており、
この第1の対向面11aを対向受面2aに摺動自
在に嵌合した状態で、第1のドラム11がケース
2内の前端部に回動自在に取付けられている。ま
た、第1のドラム11の回転中心O1は、側方か
ら見て前記ケース2の前端部および第1のドラム
11の中心部に位置している。さらに、第1のド
ラム11の上側の内側面11bは、略平板状に形
成されている。
一方、前記第2のドラム12は、前記第1のド
ラム11内に回動自在に取付けられており、その
回動中心O2は、前記第1のドラム11および第
2のドラム12の前側下端部に位置している。つ
まり、これら各ドラム11,12は、異なる位置
に設定された回動中心O1,O2をそれぞれ軸とし
て独立に回動させることができる。また、第2の
ドラム12の上面には、断面円弧状をなす第2の
対向面12aが形成され、この第2の対向面12
aが、第1のドラム11の内側面11bの前端部
に摺接するようになつている。
そうして、配風方向は第2のドラム12の前面
開口13の向きにより決まるが、第1図に示すよ
うに、ケース2、第1のドラム11および第2の
ドラム12の中心軸をほぼ一致させた状態では、
配風方向は斜め上向きとなる。
また、配風方向をより下向きにするときは、第
2図に示すように、まず第1のドラム11をその
回動中心O1を軸として図示反時計廻り方向へす
なわち下方へ回動させる。
また、第1のドラム11を最大限回動させて
も、目的の配風方向とならない場合すなわち配風
方向が十分に下向きにならない場合には、第3図
に示すように、第2のドラム12を第1のドラム
11に対してその前側下端部の回動中心O2を軸
として図示反時計廻り方向へ回動させて、目的の
配風方向に調整する。
ところで、このように第1のドラム11に対し
て第2のドラム12を図示反時計廻り方向へ回動
させた状態では、回動中心O2が第1のドラム1
1の前側下端部に位置しているため、第2のドラ
ム12は第1のドラム11から全体的に前方へ突
出した状態になる。したがつて、第2のドラム1
2の前面開口13が十分に下向きになつていて
も、この第2のドラム12の前面開口13は、ケ
ース2の前方へ突出した前端部の下面9にほとん
ど向かい合わないから、第2のドラム12の有効
開口面積が減少することはない。したがつて、配
風性能の低下はない。
また、前述のように、配風用ドラム4を2重構
造としたことにより、第1のドラム11と第2の
ドラム12の回動量がそれぞれ小さくても、この
第2のドラム12の前面開口13の向きは大きく
変えることができる。
そして、ケース2の内側の断面円弧状に凹設さ
れた対向受面2aと、第1のドラム11の断面円
弧状に突設された第1の対向面とを摺接させると
ともに、第1のドラム11の内側面11bと、第
2のドラム12の断面円弧状に突設された第2の
対向面12aとを摺接させることにより、この第
2のドラム12の前面開口13を十分に下向きに
回動しても、ケース2および配風用ドラム4の上
側において、ケース2、第1のドラム11および
第2のドラム12間に隙間が生じにくいので、こ
のような隙間を通過する直進風による配風性能の
低下を防止できるとともに、外観の悪化を防止す
ることができる。
つぎに、本考案の他の実施例を第4図に基づい
て説明する。
この実施例では、第1のドラム11の内周面に
凹窪状のストツパー受部16が形成されていると
ともに、第2のドラム12の外周面に突起状のス
トツパー17が形成されており、このストツパー
17が前記ストツパー受部16内に位置されてい
る。そして、とくに前記ストツパー17がストツ
パー受部16の前端面に当接されることにより、
第2のドラム12の第1のドラム11に対する回
動量が規制される。
この実施例の構成によれば、第2のドラム12
を第1のドラム11に対し図示反時計廻り方向へ
最大限回動させても、これら両ドラム11,12
の上側に隙間が生じ得ないので、配風性能の低下
をより確実に防止できるとともに、意匠的な見栄
えの悪化もより確実に防止できる。
もちろん、ケース2と第1のドラム11とに、
同様なストツパー受部とストツパーとを形成して
もよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ケース内の配風用ドラムを相
互に独立して回動可能な第1のドラムと第2のド
ラムとにより構成し、第1のドラムに内蔵された
第2のドラム回動中心を第1のドラムの前側下端
部に位置させたので、配風方向を決める第2のド
ラムの前面開口を十分に下向きにしても、この第
2のドラムの前面開口はケースの前端部下面とほ
とんど向かい合わず、したがつて、配風性能の低
下が生じることはなく、目的の風向調整ができ
る。また、配線用ドラムを2重構造とするととも
に、ケースの内側の断面円弧状に凹設された対向
受面と、第1のドラムの断面円弧状に突設された
第1の対向面とを対向させるとともに、第1のド
ラムと、第2のドラムの断面円弧状に突設された
第2の対向面とを対向させることにより、この第
2のドラムの前面開口を十分に下向きに回動して
も、ケース、第1のドラムおよび第2のドラム間
に隙間が生じにくくなり、このような隙間を通過
する直進風による配風性能の低下を防止防止し
て、配風性能を向上できるとともに、外観の悪化
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の車両用ドラムベンチレーター
の一実施例を示す断面図、第2図はその第1のド
ラムを回動させた状態の断面図、第3図はその第
1のドラムおよび第2のドラムを回動させた状態
の断面図、第4図は本考案の他の実施例を示す一
部の断面図、第5図は従来の車両用ドラムベンチ
レーターの一例を示す断面図、第6図はその配風
用ドラムを回動させた状態の断面図である。 2……ケース、2a……対向受面、3……ケー
スの前面開口、4……配風用ドラム、11……第
1のドラム、11……第1の対向面、12……第
2のドラム、12a……第2の対向受面、O2
…第2のドラム回動中心。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前面を開口しかつこの前面下部が前面上部より
    前方へ突出するとともに、前記前面開口近傍の内
    側に断面略円弧状に凹設された対向受面を形成し
    たケースと、このケース内にその前面開口に臨ん
    で回動自在に設けられた配風用ドラムとを備えた
    車両用ドラムベンチレーターにおいて、 前記配風用ドラムは、前記ケース内に回動自在
    に設けられた第1のドラムと、この第1のドラム
    内に回動自在に設けられた第2のドラムとからな
    り、 前記第1のドラムは、前記ケースの対向受面に
    対向する断面略円弧状をなす第1の対向面を突設
    し、 前記第2のドラムは、少なくとも前記第1のド
    ラムの前側上部に対向する円弧状をなす第2の対
    向面を突設し、 この第2のドラムの回動中心を前記第1のドラ
    ムの前側下端部に位置させたことを特徴とする車
    両用ドラムベンチレーター。
JP1987004709U 1987-01-16 1987-01-16 Expired - Lifetime JPH0548024Y2 (ja)

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JPS63113846U JPS63113846U (ja) 1988-07-22
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JPS587237Y2 (ja) * 1979-11-15 1983-02-08 株式会社東芝 空気調和装置

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