JPH0547842Y2 - - Google Patents

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JPH0547842Y2
JPH0547842Y2 JP1985040442U JP4044285U JPH0547842Y2 JP H0547842 Y2 JPH0547842 Y2 JP H0547842Y2 JP 1985040442 U JP1985040442 U JP 1985040442U JP 4044285 U JP4044285 U JP 4044285U JP H0547842 Y2 JPH0547842 Y2 JP H0547842Y2
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cylinder
casing
cylinder member
cylindrical body
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JP1985040442U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、垂直状態で作動するテレスコープ式
シリンダ装置に関する。
(従来の技術) 従来のテレスコープ式(多段式)シリンダ装置
としては、若干技術分野を異にするが、多段式ブ
ームをその内部に設けた多段式シリンダ部材によ
つて伸縮作動させるようにした装置が、例えば、
特開昭57−163706号(特にその第7図)、実公昭
50−25911号または実公昭50−26861号として提案
されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の技術によれば、ブームとシリンダ部
材とが互いに補強し合つているため、ある程度座
屈を防止する作用を有するが、しかしこれらの従
来技術によれば、次のような難点がある。
上記従来技術においては、テレスコープ式(多
段式)の各ブームは各シリンダ部材に各段毎に連
結されているため、各ブームと各シリンダ部材が
互いに補強し合つて円滑に昇降するためには、各
ブームの摺動内周面は精密仕上げされなければな
らない。もし各ブームの内周面に歪みがあれば、
当然にシリンダ部材の摺動面に過大な横荷重が負
荷してシリンダ部材の油漏れや損傷の原因になる
からである。
またこの種多段式のシリンダ装置においては、
最下段の最も細径なピストンロツドの部分に最も
座屈が発生し易いが、上記従来技術ではその配慮
がなんらなされていない。本考案はこれらの問題
点を解決することを目的とするものである。
(問題を解決するための技術的手段) 本考案は、上記問題点を解決するために、実施
例の参照符号を付して示せば、垂直型シリンダ装
置において、3個以上の筒上体2a〜2dを伸縮
可能に相互連結してなるケーシング2の内部に、
同数個のシリンダ部材からなるテレスコープ式流
体圧シリンダ3を装備して、該ケーシングを伸縮
駆動可能に構成すると共に、該ケーシング2の最
上段の最小径筒状体2dおよび最下段の最大径筒
状体2aのみを上記流体圧シリンダ3の最上段の
最大径シリンダ部材3aおよび最下段の最小径シ
リンダ部材3dにそれぞれ連結し、上記流体圧シ
リンダ3における最小径シリンダ部材3dに嵌合
する次段のシリンダ部材cの下部側部分3Aにケ
ーシング2の内周面を摺動又は転動するガイド部
材4を設けたことを特徴とするものである。
(作用) 第2図のケーシング2と油圧シリンダ3との収
縮状態から、まず受圧面積の最も大きい径大のシ
リンダ部材3aが伸長し、該シリンダ部材3aが
次段のシリンダ部材3bに対し伸長端に達する
と、つぎに該シリンダ部材3bが伸長し、次いで
下段のシリンダ部材3cが順次伸長することにな
る。そして最大径のシリンダ部材3aが伸長する
ときに当然にこれに連結されている最小径の筒状
体2dも一体に伸長し、その後順次各シリンダ部
材3b,3cと共に、下段の筒状体2c,2bが
上昇することになる。
またケーシング2と油圧シリンダ3との伸長状
態から収縮する際には、まず受圧面積の小さい径
小のシリンダ部材3cが収縮し、つぎにシリンダ
部材3b,3aの順に収縮することになる。径小
のシリンダ部材3c収縮に伴つて、この外周側の
筒状体2bがその自重によつて収縮することにな
り、次いで筒状体2cもその自重によつて収縮
し、最後に最上段の筒状体2dが最大径のシリン
ダ部材3aと一体的に収縮することになる。
そして、ケーシング2の各筒状体2a〜2dの
内、最上下段の筒状体2d,2aのみが、油圧シ
リンダ3のシリンダ部材3a,3dに連結され、
それ以外の中間の筒状体2c,2bはシリンダ部
材3b,3cに対しフリーの状態であるから、筒
状体2a〜2dの内外周面に若干の歪みがあつて
もこれらに影響されることなく円滑に油圧シリン
ダ3を伸縮させることができる。
さらに、ケーシング2と油圧シリンダ3との伸
長状態において、多段油圧シリンダ3に過大な軸
方向荷重が負荷した場合に、最も座屈の生じ易い
箇所は油圧シリンダの最も細径なシリンダ部材で
あるが、本考案では最小径のシリンダ部材3dに
嵌合する次段のシリンダ部材3cの下方側部分3
Aにケーシング2の内周面に接するガイド部材4
をを設けるため、両者は互いに補強し合つて、油
圧シリンダ3に座屈が発生するのを効果的に防止
することになる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図は高所作業台に適用した単動
型のテレスコープ式シリンダ装置1を示したもの
で、このシリンダ装置1は、それぞれ断面方形状
の4個の筒状体2a,2b,2c,2dが伸縮可
能に相互連結されてなるケーシング2と、このケ
ーシング2の内部に挿入されてこのケーシング2
を伸縮駆動せしめるための4段形のテレスコープ
式油圧シリンダ3とからなり、ケーシング2の最
下部の筒状体2aが床F上に支持され、テレスコ
ープ式油圧シリンダ3における最上部(1段目)
のシリンダ部材3aが作業台となる最上部の筒状
体2dに枢着され、最下部(4段目)のシリンダ
部材3dが最下部の筒状体2aに枢着され、そし
て3段目のシリンダ部材3cの下端部であるロツ
ド側シリンダカバー3Aの部分に、これに対応す
る筒状体2dの内周面を摺動するガイド部材とし
ての摺動片4が取付部材5を介して取付けられて
いる。
したがつて、このシリンダ装置1の操作にあた
つて、給排油ポート6,7よりテレスコープ式油
圧シリンダ3の内部に圧油を供給することにな
り、受圧面積の大きい径大のシリンダ部材3aか
ら順次伸長し、この油圧シリンダ3及びケーシン
グ2は第2図に示される最収縮状態から第1図の
最伸長状態へと伸長するに至る。このような伸長
状態において油圧シリンダ3の自重及び作業台
(最上部の筒状体)2dにかかる荷重によりこの
油圧シリンダ3が相当な軸方向圧縮荷重を受けて
も、ガイド部材としての摺動片4により、ケーシ
ング2と油圧シリンダ3とが互いに補強し合つ
て、油圧シリンダ3は座屈を生ずることがない。
尚、給排油ポート6,7より油圧シリンダ3内部
の油を適宜排出させることによりこの油圧シリン
ダ3及びケーシング2は自重により降下収縮して
第2図の状態となる。
第3図は深堀グラブバケツトAを支持する伸縮
支持杆11に適用した複動型のテレスコープ式シ
リンダ装置を示したもので、この支持杆11はク
ローラ式走行台車Bに設置された回動支持シーム
Cに取付けられている。すなわち、伸縮支持杆1
1たるテレスコープ式シリンダ装置は、それぞれ
断面方形状の3個の筒状体12a,12b,12
cを伸縮可能に相互連結してなる3段のケーシン
グ12の内部に、これと同じく3段形のテレスコ
ープ式油圧シリンダ13を装備して、このケーシ
ング12を伸縮駆動可能となしたもので、径大側
筒状体12aが、回動支持アームCの先端部に枢
着されると共にこの枢着部を中心として揺動可能
に取付けられ、油圧シリンダ13の径大側(1段
目)のシリンダ部材13aが径小側筒状体12c
に、また径小側(3段目)のシリンダ部材13c
が径大側筒状体12aにそれぞれ枢着され、そし
て中間部(2段目)のシリンダ部材13bの先端
部に、同じく中間部の筒状体12bの内周面を転
動するガイド部材としてのガイドローラ14が取
付部材15によつて軸着されている。したがつ
て、このテレスコープ式シリンダ装置は、グラブ
バケツトAの非使用時には収縮されて回動支持ア
ームCにより第3図の仮想線で示すような水平位
置に保持されており、そして使用に際して支持ア
ームCにより垂直位置へと回動された状態で、油
圧シリンダ13にそのシリンダ部材13a〜13
cを伸長させるように圧油の供給がなされ、しか
して第3図の実線で示されるようにシリンダ部材
13a〜13cの伸長に伴う筒状体12a〜12
cの伸長動作によりグラブバケツトAを掘削面に
押し付けて確実に掘削を行わせるようになつてい
る。この場合においても、取付部材15を介して
設けられたガイドローラ14によりケーシング1
2と油圧シリンダ13とが補強し合つているた
め、座屈の発生が防止される。
上述した2つの実施例では、ケーシング2及び
油圧シリンダ3が4段型、またケーシング12及
び油圧シリンダ13が3段型のテレスコープ式と
したが、これ以外の段数、例えば5段型等として
もよい。また実施例では、ケーシング2,12を
構成する各筒状体を断面方形状としたが、その他
の多角形としてもよいし、また円形状にして回転
止めを設けるようにしてもよい。更に実施例では
ガイド部材は流体圧シリンダの中間の1つのシリ
ンダ部材にしか取付けていないが、2つ以上のシ
リンダ部材あるいは全てのシリンダ部材に取付け
てもよい。
(考案の効果) 本考案は、3個以上の筒状体からなる伸縮可能
なケーシングを備え、このケーシング内にテレス
コープ式流体圧シリンダを装備してケーシングを
伸縮駆動可能にすると共に、所要のシリンダ部材
にケーシング内周面を支持するガイド部材を設け
てなるので、このガイド部材によりケーシングと
流体圧シリンダとが互いに補強し合うこととなつ
て流体圧シリンダの座屈が防止できる。
特に、本考案によれば、ケーシングの各筒状体
の内、最上下段の筒状体のみが、油圧シリンダの
シリンダ部材に連結され、それ以外の中間の筒状
体はシリンダ部材に対しフリーの状態であるか
ら、筒状体の内外周面に若干の歪みがあつてもこ
れらに影響されることなく円滑に油圧シリンダを
昇降させることができ、これがためにケーシング
を形成する各筒状体の表面が精密に仕上げること
が要求されず、荒仕上げでもよいからそれだけ安
価に製作することができる。
さらに、本考案によれば、ケーシングと油圧シ
リンダとの伸長状態において、油圧シリンダに自
重や軸方向荷重が負荷した場合に、最も座屈の生
じ易い箇所は多段油圧シリンダにおける最下段の
シリンダ部材の部分であるが、該最下段のシリン
ダ部材に嵌合する次段のシリンダ部材に前記ガイ
ド部材を設けるため、より効果的に油圧シリンダ
の座屈の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシリンダ装置の一実施例
を示す伸長状態での概略断面図、第2図は同上の
収縮状態での概略半断面図、第3図は他の実施例
によるシリンダ装置の伸長状態での説明側面図、
第4図は第3図の−線拡大断面図である。 1……テレスコープ式垂直型シリンダ装置、2
……ケーシング、2a〜2d……筒状体、3……
テレスコープ式流体圧シリンダ、3a〜3d……
シリンダ部材、4……ガイド部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 3個以上の筒状体を伸縮可能に相互連結してな
    るケーシングの内部に、同数個のシリンダ部材か
    らなるテレスコープ式流体圧シリンダを装備し
    て、該ケーシングを伸縮駆動可能に構成すると共
    に、該ケーシングの最上段の最小径筒状体および
    最下段の最大径筒状体のみを上記流体圧シリンダ
    の最上段の最大径シリンダ部材および最下段の最
    小径シリンダ部材にそれぞれ連結し、上記流体圧
    シリンダにおける最小径シリンダ部材に嵌合する
    次段のシリンダ部材の下部側にケーシングの内周
    面を摺動又は転動するガイド部材を設けたことを
    特徴とするテレスコープ式垂直型シリンダ装置。
JP1985040442U 1985-03-20 1985-03-20 Expired - Lifetime JPH0547842Y2 (ja)

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JP1985040442U JPH0547842Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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JP1985040442U JPH0547842Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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Publication Number Publication Date
JPS61156705U JPS61156705U (ja) 1986-09-29
JPH0547842Y2 true JPH0547842Y2 (ja) 1993-12-17

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JP1985040442U Expired - Lifetime JPH0547842Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5025911U (ja) * 1973-07-05 1975-03-25
JPS5026861U (ja) * 1973-07-04 1975-03-27
JPS57163706A (en) * 1981-03-31 1982-10-08 Yunitsuku:Kk Multiple cylinder equipment

Patent Citations (3)

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JPS61156705U (ja) 1986-09-29

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