JP2018118850A - クレーン装置 - Google Patents

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直樹 花井
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Abstract

【課題】クレーンに支柱を取り付けて、クレーン装置を安定させる。【解決手段】クレーン装置のブーム1、2、3、4、5の第二ブーム2の下面には油圧式の支柱シリンダー11、11が取り付けられ、ブーム1、2、3、4、5に加わる荷重の急激変化、衝撃を弾性的に吸収する。支柱シリンダー11、11の下端には、転動車輪12、12が取り付けられ、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の旋回に追随して支える。支柱シリンダー11、11の基端は第二ブーム2の下面に沿ってスライド可能であり、ブーム1、2、3、4、5の長さ、先端の荷重の変化に対応して、より安定する位置に支柱シリンダー11、11を移動させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、クレーン装置に関し、クレーン装置のブームまたはアームを支持する支柱を備えたクレーン装置に関する。
従来、クレーン装置においては、クレーンのブームまたはアームの先端に荷重がかかったときに、不安定にならないように、クレーン装置の車体本体から、クレーン装置の周囲の基面上に支持シリンダーを出して当接させ、クレーン装置の車体本体を支えるものがある。
実開昭63−100484号公報 実開平02−040640号公報 実開昭61−193985号公報 実用新案登録第3031974号公報
しかし、クレーン装置の車体本体から出される支持シリンダーの長さには限界があり、クレーン装置のブームまたはアームが長くなったり、ブームまたはアームの先の荷重が大きくなったりすると、クレーン装置のブームまたはアームが不安定になる可能性があった。
上記課題を解決するため、本発明のクレーン装置では、 クレーン装置のブームの途中に連結され、当該ブームの下へ延びる支柱であって、この支柱の下端は当該クレーン装置が載置される当該クレーン装置の周囲の基面上であって、当該クレーン支持装置とは別の基面上に当接するようにした。
これにより、ブームが、クレーン支持装置とは別の基面上から直接支えられるので、クレーン装置のブームまたはアームが安定する。
クレーン装置の全体を示す。 二本の支柱シリンダー11、11(支柱)の全体を示す。 二本の支柱シリンダー11、11(支柱)の上方の根元部分を示す。
(1)クレーン装置の構造
図1は本発明のクレーン装置の全体を示す。このクレーン装置は伸縮式のクレーンの例であり、ブームが折り畳み可能な油圧ショベル、その他のクレーン装置でも実現可能である。
このクレーン装置のブームは、第一ブーム1、第二ブーム2、第三ブーム3、第四ブーム4、先端ブーム5などからなり、これら第一ブーム1、第二ブーム2、第三ブーム3、第四ブーム4は、互いに連結され、一方が他方の中に収納可能となっており、ブーム油圧シリンダー21によって、当該ブーム1、2、3、4に沿って伸縮可能となっている。
先端ブーム5は、第四ブーム4の先端に円柱関節または球関節で連結され、先端ブーム5は、第四ブーム4に対して折れ曲がり可能となっている。先端ブーム5は第四ブーム4の中に、第四ブーム4は第三ブーム3の中に、第三ブーム3は第二ブーム2の中に、第二ブーム2は第一ブーム1の中に出没可能に収納されるが、互いに折れ曲がることはできない。
先端ブーム5の先端には作業ボックス6が取り付けられ、この作業ボックス6は先端ブーム5の先端に対して円柱関節または球関節を介して向きが変えられることが可能となっている。この作業ボックス6の中には単数または複数の作業員が乗り降りでき、作業用の道具や資材も乗せられ、この作業員は、電柱、鉄塔、送電線、ビル外窓、その他の施設、その他の高所の作業を行う。
上記第一ブーム1の下面とクレーン装置本体の上面との間には油圧シリンダー7が設けられ、クレーン装置本体に対する第一ブーム1の向き・仰角が変更可能となっている。第二ブーム2、第三ブーム3、第四ブーム4の向き・仰角は、第一ブーム1の向き・仰角と同じとなる。しかし異なっていてもよい。この場合、異なる部分は円柱関節または球関節を介して両ブームが連結される。
先端ブーム5の向き・仰角は、これら第一ブーム1、第二ブーム2、第三ブーム3、第四ブーム4の向き・仰角とは通常異なるが、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の収納の時などは同じとなる。なお、上記ブームは、場合によってアーム、ジフと呼ばれることもある。
(2)支柱の構造
図2は二本の支柱シリンダー11、11(支柱)の全体を示す。上記ブーム1、2、3、4、5の途中、例えば、上記第二ブーム2の先端付近の下面には、円柱関節または球関節の関節機構25を介して、二本の支柱シリンダー11、11(支柱)が連結され下へ延びている。
この二本の支柱シリンダー11、11自身は、内蔵の油圧シリンダー機構によって伸縮可能であり、この伸縮はクレーン装置本体からの操作によって行われる。これにより、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の向き・仰角に対応して、二本の支柱シリンダー11、11の長さ・高さを調整できる。
この二本の支柱シリンダー11、11のそれぞれの下端には、1つずつ、転動車輪12、12が回転可能に取り付けられている。この転動車輪12、12の向きは、上記ブーム1、2、3、4、5の伸縮方向に直交する向きとなっている。これにより、上記ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6は、クレーン装置の周囲を、二本の支柱シリンダー11、11で支えられながら円滑に旋回、回動することができる。
このとき、転動車輪12、12は、クレーン装置本体の周囲の基面上、例えば地面Gを転動して、二本の支柱シリンダー11、11を水平方向に移動可能とする。この転動車輪12、12の下端は、クレーン装置本体が載置される当該クレーン装置の周囲の基面上、つまり地面Gであって、当該クレーン装置とは別の基面上、つまり地面Gに当接する。これにより、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6は、クレーン装置本体だけでなく、クレーン装置本体の周囲の基面上、つまり地面Gでも支えられる。
この二本の支柱シリンダー11、11は、この操作以外に、自身の油圧によって、上記ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6にかかる荷重の変化、またはブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6自身の上下、その他の衝撃などの変化を弾性的に伸縮して弾性的に吸収でき、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6にかかる負荷を軽減できる。
上記二本の支柱シリンダー11、11の上方の根元付近には、一本の連結シリンダー13(支柱調整機構)が架け渡されて連結されており、この連結シリンダー13が伸縮されて、二本の支柱シリンダー11、11の開脚角度または間隔が変更され調整される。これにより、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6が安定する、最適な開脚角度または間隔が選択される。この連結シリンダー13の伸縮はクレーン装置本体からの操作によって行われる。
図3は二本の支柱シリンダー11、11(支柱)の上方の根元部分を示す。上記ブーム油圧シリンダー21は、複数段の構造となっており、上記ブーム1、2、3、4の中を貫通して、複数段にわたって伸縮され、ブーム1、2、3、4、5が伸ばされたり縮められたりする。
上記第二ブーム2の中において、このブーム油圧シリンダー21の外側には筒状のスライド筒22が固定され、このスライド筒22はブーム油圧シリンダー21の伸縮に沿って、第二ブーム2内をスライド可能となっている。
第二ブーム2の下面には、第二ブーム2の基端から先端にわたって長手方向に延びるスライド長孔23が形成され、このスライド長孔23内をスライド棒24がスライド可能となっている。このスライド棒24の上端は、上記スライド筒22の下面に連結固定されて、スライド棒24の下端は、上記二本の支柱シリンダー11、11の基端の上記円柱関節または球関節の関節機構25に連結固定される。
このスライド長孔23は、第二ブーム2、第三ブーム3または/及び第四ブーム4まで形成されている。下記ワイヤープーリー26、支柱ワイヤー27に、これらの第二ブーム2、第三ブーム3または/及び第四ブーム4の外面が当たらないようにするためである。
これにより、ブーム油圧シリンダー21の伸縮に応じて、二本の支柱シリンダー11、11の第二ブーム2への連結箇所において、二本の支柱シリンダー11、11が第二ブーム2の下面に沿ってスライド可能となる。
したがって、ブーム1、2、3、4、5の伸縮によって、ブーム1、2、3、4、5全体の重心がブームの先端または基端に移動するとき、この重心移動に対応して、支柱シリンダー11、11の位置も移動させて、ブーム1、2、3、4、5に無理な力、モーメントがかからず、クレーン装置本体自体を安定させることができる。これは、ブーム1、2、3、4、5の先端に荷重がかかる時も同様である。
第二ブーム2の内部の先端付近にはワイヤープーリー26が内蔵され、このワイヤープーリー26には支柱ワイヤー27が架けられている。この支柱ワイヤー27の先端は、上記二本の支柱シリンダー11、11の間の連結シリンダー13の中央上面に連結固定されている。
この支柱ワイヤー27が繰り出されると、二本の支柱シリンダー11、11が自重によって下方に延びる状態にされる。当該支柱ワイヤー27が巻き上げられると、二本の支柱シリンダー11、11が引き上げられ、第二ブーム2の下面に平行な状態にされる。
そして、上記ブーム油圧シリンダー21の縮みに応じて、二本の支柱シリンダー11、11の根元及び関節機構25が第二ブーム2の基端側に移動し、第二ブーム2とともに、二本の支柱シリンダー11、11が第一ブーム1内に収納される。このとき、支柱シリンダー11、11、連結シリンダー13は最短になるまで縮められる。
これにより、上記ブーム1、2、3、4、5が縮められたとき、当該縮められたブーム1、2、3、4、5の近傍に上記縮められた二本の支柱シリンダー11、11、連結シリンダー13が配置されることになる。このような、支柱ワイヤー27の繰り出し巻き上げは、クレーン装置本体からの操作によって行われる。上記ブーム油圧シリンダー21の伸縮もクレーン装置本体からの操作によって行われる。
上記支柱シリンダー11、11の上記ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6への連結箇所は、当該ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6自身の重心付近とされる。これは、当該クレーン装置の設計計算でほぼ導きだされる。これにより、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6に無理な力、モーメントがかからず、クレーン装置本体自体を安定させることができる。
ブーム1、2、3、4、5の伸縮があっても、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の重心は第二ブーム2の基端から先端の間に位置するように本クレーン装置は設計される。さらには、ブーム1、2、3、4、5の先端または作業ボックス6に荷重がかかっても、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の重心は第二ブーム2の基端から先端の間に位置するように設計される。この荷重は、作業ボックス6の最大積載量、最大積載量の3/4、最大積載量の2/3、最大積載量の80%または積載平均値から導きだされる。
この支柱シリンダー11、11の第二ブーム2への取り付け位置は、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6自身の重心より、当該ブーム1、2、3、4、5の先端に近い箇所または作業ボックス6でもよい。これにより、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の先端付近を安定させて、作業効率を上げることができる。
また、上記支柱シリンダー11、11の第二ブーム2への取り付け位置は、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6自身の重心より、当該ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の基端に近い箇所、つまりクレーン装置本体に近い箇所でもよい。これにより、クレーン装置本体側に力、モーメントを加えて安定させることができる。
ここでいうブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の重心には、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の重心、さらに先端の荷重を含む重心をさすが、クレーン装置本体の重量は含まない。しかし、含んでもよい。
(3)他の実施の形態
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々変更可能である。例えば、本発明は、ブームが折り畳み可能な油圧ショベルでも実現可能である。この場合、このクレーン装置のブームは、第一ブーム、第二ブーム、先端ブーム、作業具などからなり、それぞれのブーム、作業具などは、柱関節または球関節で互いに連結され、互いに折れ曲がり可能となっている。
これらクレーン装置本体、複数のムーブ、作業具の互いに折れ曲がる内側には、これらを連結するように、複数のシリンダーなどが取り付けられ、クレーン装置本体、各ムーブ、作業具の互いの角度が変えられ、種々の作業が実行される。
この場合でも、上記第一ブーム、第二ブーム、先端ブーム、作業具が折り畳まれたとき、当該折り畳まれた第一ブーム、第二ブーム、先端ブーム、作業具の近傍に上記折り畳まれた二本の支柱シリンダー11、11、連結シリンダー13が配置されることになる。
上記先端ブーム5の先端にはワイヤーなどでフックが吊り下げられ、このフックにはロープで緊縮された荷物等が吊り下げられ、荷重が架けられ、この荷物などは、これら第一ブーム1、第二ブーム2、第三ブーム3、第4ブーム4、先端ブーム5の伸縮、移動などによって、所定の場所、所定の高さに運ばれてもよい。
このフックが吊り下げられるワイヤーは、電動機(モーター)などで巻き取られたり繰り出されたりされて、先端ブームの先端から垂下されるワイヤーの長さが調整され、上記フックに係止された荷物が吊り上げられたり吊り下げられたりする。
上記作業ボックス6の代わりに、ショベルバスケット、リフトバスケット、破砕機、パイル打ち込み機、地中ドリル、吊り下げ器具、フック、吊上げ機などにしてもよく、ブーム1、2、3、4、5の先端に取り付けられるものは、土木工事、建築工事、港湾・空港・運送車の貨物・荷物の移動・運搬・積み下ろし、電柱工事、送電線工事、その他の電気工事、建造物・施設の外面清掃、高所作業、工場内作業、種々の作業に応じて任意に変更可能である。
上記二本の支柱シリンダー11、11、連結シリンダー13は、第二ブーム2ではなく、第一ブーム1に対して設けられてもよい。この場合、図3に示す機構が、第一ブーム1に対して構成される。この場合、支柱シリンダー11、11、連結シリンダー13は最短になるまで縮められ、第一ブーム1の下側に固定される。
これにより、上記支柱シリンダー11、11の上記ブーム1、2、3、4、5への連結箇所は、当該複数のブーム1、2、3、4、5のうち、クレーン装置に最も近い第一ブーム1の先端付近が、上記支柱シリンダー11、11の上記ブーム1、2、3、4、5への連結箇所となる。
上記二本の支柱シリンダー11、11は、第二ブーム2の下側ではなく、第二ブーム2の左右両面側に分離されて設けられてもよい。この場合、連結シリンダー13は省略される。また、二本の支柱シリンダー11、11は、二本の支柱シリンダー11、11は、第二ブーム2の上面に設けられてもよいし、第一ブーム1、第三ブーム3、第四ブーム4、先端ブーム5の下面、上面または左右両面に設けられてもよい。
上記二本の支柱シリンダー11、11のスライド範囲は、第二ブーム2ではなく、第一ブーム1、第二ブーム2、第三ブーム3、第4ブーム4、先端ブーム5、作業ボックス6の前部または一部の任意の範囲にわたっていてもよい。この場合、スライド長孔23は、これらの範囲にわたって形成される。
上記二本の支柱シリンダー11、11は、第二ブーム2に対してスライドせず、第二ブーム2の先端、第二ブーム2の基端、第一ブーム1の先端、その他第三ブーム3、第4ブーム4、先端ブーム5、作業ボックス6の任意の位置に固定されていてもよい。この場合、図3において、ワイヤープーリー26は、二本の支柱シリンダー11、11よりクレーン装置本体に近い側に取り付けられ、第二ブーム2の下面に二本の支柱シリンダー11、11が引き上げられて収納される。
支柱シリンダー11、11は、油圧式以外に、スプリングを内蔵したショックアブソーバー方式でもよく、繰り出し巻き上げ可能なワイヤー方式でもよく、荷重またはブームの変化、衝撃などを弾性的に吸収できれば何でもよい。支柱シリンダー11、11は、このような弾性的に伸縮しない、長さの固定されたものでもよい。
支柱シリンダー11は、棒状のほか、トラス構造状、三脚状、角錐状、円錐状、角柱状、円柱状などなんでもよい。支柱シリンダー11、11は、一本でもよいし、3本以上でもよいし、放射状、開脚方式のほか、互いに平行なものでもよいし、支柱シリンダー11は無くてもよい。
上記転動車輪12、12は、円板タイプの車輪式のほか、球体タイプの車輪、二輪、三角形3輪式、無限軌道タイプなど、転動できれば何でもよい。転動車輪12、12の回転方向は、クレーン装置本体の周囲の円周方向であるが、クレーン装置本体から放射方向、その他の方向にも回転できてもよい。これにより、ブーム1、2、3、4、5の伸縮にそって、支柱シリンダー11、11が移動できる。
転動車輪12、12は、一本の支柱シリンダー11に1つのほか、複数でもよいし、転動車輪12の無い支柱シリンダー11が存在してもよい。この転動車輪12、12は、省略されて無くてもよく、この場合支柱シリンダー11の下端には滑り止め構造、安定板のような構造などが設けられ、ブーム1、2、3、4、5の旋回が終わった後、支柱シリンダー11、11が引き出され旋回はされず、支柱シリンダー11、11の下端は地面(基面)G上に固定される。
上記連結シリンダー13は、油圧式以外に、リンク機構、クランク機構、スプリングを内蔵したショックアブソーバー方式でもよく、繰り出し巻き上げ可能なワイヤー方式でもよいし、スクリューボルトと螺合するスクリューナットでもよいし、伸縮しない固定式の棒状のものでもよい。連結シリンダー13は無くてもよい。
上記支柱ワイヤー27は、油圧シリンダー、リンク機構、クランク機構でもよい。支柱ワイヤー27は省略されて無くてもよい。この場合、手作業で二本の支柱シリンダー11、11が手作業で第一ブーム1内に収納されたり、取り出されて組み立てられたりする。
上記スライド筒22は、ブーム油圧シリンダー21とは独立した機構に設けられてもよい。この場合、例えば、第二ブーム2内に、スクリューボルトが内蔵され、スライド筒22内面はこのスクリューボルトと螺合するスクリューナット状となり、スクリューボルトの回転に応じて、スクリューナット状のスライド筒22が第二ブーム2に沿ってスライドする。
このスクリューボルトの回転は、クレーン装置本体からの操作によって行われる。これにより、ブーム1、2、3、4、5の伸縮に関係なく、ブーム1、2、3、4、5の先端の荷重の変化に応じて、ブーム1、2、3、4、5及び荷重の重心付近に、支柱シリンダー11、11を移動させて、クレーン装置を安定させることができる。
このスクリューボルト、ブーム油圧シリンダー21、またはブーム油圧シリンダー21は、ブーム1、2、3、4、5の外側に取り付けられてもよい。上記ブーム1、2、3、4、5の段数は上記より多くても少なくてもよく、例えば、4段、3段、2段、1段(単体)でもよい。
上記クレーン装置は、種々の現場で使用される移動可能なものであるが、建造物に取り付けられるものでもよい。この場合、「当該クレーン支持装置とは別の基面上」とは、地面のほか、建造物の屋上または建築途中の最上階でも、地下工事現場の面、地下の面、建物または施設の中のフロアでもよく、平面のほか曲面であってもよい。
上記第一ブーム1、第二ブーム2、第三ブーム3、第4ブーム4、先端ブーム5、作業ボックス6、油圧シリンダー7、支柱シリンダー11、11、転動車輪12、12、連結シリンダー13(支柱調整機構)、ブーム油圧シリンダー21、スライド筒22、スライド長孔23、スライド棒24、関節機構25、ワイヤープーリー26、支柱ワイヤー27のそれぞれの一部または全体はなくてもよいし、その数は増えても減ってもよいし、その形状は任意に変更可能であり、均等の他のものに置き換えられてもよいし、これらの2つまたは3つ以上が合体または一体化されて兼用されていてもよい。
(4)他の発明の効果
[1]クレーン装置のブームの途中に連結され、当該ブームの下へ延びる支柱であって、この支柱の下端は当該クレーン装置が載置される当該クレーン装置の周囲の基面上であって、当該クレーン支持装置とは別の基面上に当接することを特徴とするクレーン装置。
[2]上記支柱の上記ブームへの連結箇所は、当該ブーム自身の重心付近であることを特徴とする請求項1記載のクレーン装置。 これにより、ブーム全体に無理な力、モーメントがかからず、クレーン装置本体自体を安定させることができる。
[3]上記支柱の上記ブームへの連結箇所は、当該ブーム自身の重心より、当該ブームの先端に近い箇所またはクレーン装置に近い箇所であることを特徴とする請求項1記載のクレーン装置。これにより、ブームの先端に近い場合には、ブームの先端付近を安定させて、作業効率を上げることができる。また、クレーン装置に近い場合には、クレーン装置本体側に力、モーメントを加えて安定させることができる。
[4]上記ブーム自身の重心は、当該ブームの先端に荷重があるときの重心であることを特徴とする請求項2または3記載のクレーン装置。 これにより、実際に荷重があるときに、クレーン装置を安定できる。
[5]上記ブームは複数のブームが折れ曲がり可能または伸縮可能に連結され、上記支柱の上記ブームへの連結箇所は、当該複数のブームのうち、クレーン装置に最も近いブームの先端付近が、上記支柱の上記ブームへの連結箇所であることを特徴とする請求項1記載のクレーン装置。 これにより、支柱がクレーン装置本体に近くなり、支柱の操作が容易となり、支柱のクレーン装置への取り付けも容易となり、支柱の展開または収納、出し入れも容易となる。
[6]上記支柱の下端には、当該支柱の水平方向への移動を可能とし、上記基面上を転動する転動体が設けられていることを特徴とする請求項2、3、4または5記載のクレーン装置。これにより、ブームは、クレーン装置の周囲を、支柱で支えられながら円滑に旋回、回動することができる。
[7]上記支柱は折り畳み可能または伸縮可能であり、上記ブームが折り畳まれたときまたは縮められたとき、当該折り畳まれたまたは縮められたブームの近傍に上記折り畳まれたまたは縮められた支柱が配置されることを特徴とする請求項6記載のクレーン装置。 これにより、伸縮可能であることにより、ブームの向き・仰角に対応して、支柱の長さ・高さを調整できる。
[8]上記支柱は、上記ブームへの連結箇所において、当該ブームに沿ってスライド可能となっていることを特徴とする請求項7記載のクレーン装置。 これにより、ブームの重心付近を支柱で支えることができ、ブームに無理な力、モーメントがかからず、クレーン装置本体自体を安定させることができる。
[9]上記スライドは、上記ブームの伸縮に応じてスライドすることを特徴とする請求項8記載のクレーン装置。 これにより、ブームの伸縮によって、ブーム全体の重心がブームの先端に移動するが、この重心移動に対応して、支柱の位置も移動させて、ブームに無理な力、モーメントがかからず、クレーン装置本体自体を安定させることができる。
[10]上記支柱は弾性的に伸縮可能であり、上記ブームにかかる荷重の変化またはブーム自身の変化を吸収することを特徴とする請求項8または9記載のクレーン装置。 これにより、荷重の変化、またはブーム自身の上下などの変化を弾性的に吸収でき、ブームにかかる負荷を軽減できる。
[11]上記支柱は複数であり、この複数の支柱の開脚角度または間隔を調整する支柱調整機構を備えていることを特徴とする請求項10記載のクレーン装置。 これにより、支柱の最適な開脚角度または間隔が選択され、ブームがより安定する。
クレーンに支柱を取り付けて、クレーン装置を安定させる。クレーン装置のブーム1、2、3、4、5の第二ブーム2の下面には油圧式の支柱シリンダー11、11が取り付けられ、ブーム1、2、3、4、5に加わる荷重の急激変化、衝撃を弾性的に吸収する。
支柱シリンダー11、11の下端には、転動車輪12、12が取り付けられ、ブーム1、2、3、4、5、作業ボックス6の旋回に追随して支える。支柱シリンダー11、11の基端は第二ブーム2の下面に沿ってスライド可能であり、ブーム1、2、3、4、5の長さ、先端の重の変化に対応して、より安定する位置に支柱シリンダー11、11を移動させることができる。
支柱シリンダー11、11、連結シリンダー13が縮められ、支柱ワイヤー27が引き上げられ、スライド筒22が第二ブーム2の基端に移動して、支柱シリンダー11、11は第一ブーム1内に第二ブーム2とともに収納される。
クレーンのブーム等1、2、3、4、5、6等を支柱シリンダー11、11(支柱)で支える。支柱シリンダー11、11(支柱)は伸縮でき衝撃を吸収できる。支柱シリンダー11、11(支柱)の下端の転動車輪12、12(転動体)でブーム等1、2、3、4、5、6等の旋回に沿って支柱シリンダー11、11(支柱)は円滑に移動する。支柱シリンダー11、11(支柱)はブーム等1、2、3、4、5、6等の長手方向に沿ってスライドして重心変化に対応できる。支柱シリンダー11、11(支柱)は小さくコンパクトにされて収納される。
1…第一ブーム 2…第二ブーム
3…第三ブーム 4…第4ブーム
5…先端ブーム 6…作業ボックス
7…油圧シリンダー 11…支柱シリンダー(支柱)
12…転動車輪(転動体)
13…連結シリンダー(支柱調整機構)
21…ブーム油圧シリンダー 22…スライド筒
23…スライド長孔 24…スライド棒
25…関節機構 26…ワイヤープーリー
27…支柱ワイヤー G…地面(基面)

Claims (11)

  1. クレーン装置のブームの途中に連結され、当該ブームの下へ延びる支柱であって、この支柱の下端は当該クレーン装置が載置される当該クレーン装置の周囲の基面上であって、当該クレーン支持装置とは別の基面上に当接することを特徴とするクレーン装置。
  2. 上記支柱の上記ブームへの連結箇所は、当該ブーム自身の重心付近であることを特徴とする請求項1記載のクレーン装置。
  3. 上記支柱の上記ブームへの連結箇所は、当該ブーム自身の重心より、当該ブームの先端に近い箇所またはクレーン装置に近い箇所であることを特徴とする請求項1記載のクレーン装置。
  4. 上記ブーム自身の重心は、当該ブームの先端に荷重があるときの重心であることを特徴とする請求項2または3記載のクレーン装置。
  5. 上記ブームは複数のブームが折れ曲がり可能または伸縮可能に連結され、上記支柱の上記ブームへの連結箇所は、当該複数のブームのうち、クレーン装置に最も近いブームの先端付近が、上記支柱の上記ブームへの連結箇所であることを特徴とする請求項1記載のクレーン装置。
  6. 上記支柱の下端には、当該支柱の水平方向への移動を可能とし、上記基面上を転動する転動体が設けられていることを特徴とする請求項2、3、4または5記載のクレーン装置。
  7. 上記支柱は折り畳み可能または伸縮可能であり、上記ブームが折り畳まれたときまたは縮められたとき、当該折り畳まれたまたは縮められたブームの近傍に上記折り畳まれたまたは縮められた支柱が配置されることを特徴とする請求項6記載のクレーン装置。
  8. 上記支柱は、上記ブームへの連結箇所において、当該ブームに沿ってスライド可能となっていることを特徴とする請求項7記載のクレーン装置。
  9. 上記スライドは、上記ブームの伸縮に応じてスライドすることを特徴とする請求項8記載のクレーン装置。
  10. 上記支柱は弾性的に伸縮可能であり、上記ブームにかかる荷重の変化またはブーム自身の変化を吸収することを特徴とする請求項8または9記載のクレーン装置。
  11. 上記支柱は複数であり、この複数の支柱の開脚角度または間隔を調整する支柱調整機構を備えていることを特徴とする請求項10記載のクレーン装置。
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