JP2671102B2 - 伸縮ポール - Google Patents

伸縮ポール

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JP2671102B2
JP2671102B2 JP6052884A JP5288494A JP2671102B2 JP 2671102 B2 JP2671102 B2 JP 2671102B2 JP 6052884 A JP6052884 A JP 6052884A JP 5288494 A JP5288494 A JP 5288494A JP 2671102 B2 JP2671102 B2 JP 2671102B2
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sleeve
expandable
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sleeves
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JP6052884A
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幸徳 北条
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ユアサ工機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に積み込む移動
カメラや移動アンテナ、或いは高所作業台といった昇降
して使用する部材の昇降機構等に用いて好適な伸縮ポー
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】これらの部材を昇降させるための機構と
して、例えば、リンクを多段に積み重ねたパンタグラフ
機構やクレーン装置が一般的であるが、これらは非常に
大掛かりになってコストも高い。比較的軽量な物を昇降
させる場合にはテレスコピックシリンダのようなものが
コンパクトで好ましいが、従来のテレスコピックシリン
ダは段数もせいぜい二段程度で、当然そのストロークも
小さい。そこで、本出願人は、先に、内外二重スリーブ
をそれぞれ摺動可能にして多段に重ね、大きなストロー
クを派生させる多段伸縮シリンダを実開平3−1171
03号として提案し、相応の評価を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、先の提案のも
のでは、各摺動スリーブの順次作動の確実性やシール構
造、回り止め構造といった細かい点で充分とは言えない
上に、有用な付加的事項も施されていなかった。本発明
は、このような課題を解決するものであり、要は、この
種のほぼ完成された伸縮ポールを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、上方のものが下方のものの外周に嵌合する複数の内
筒スリーブをそれぞれ摺動可能に上下に継ぎ足し、各内
筒スリーブの内部を連通して閉空間に形成した圧油が供
給される伸縮内筒と、各内筒スリーブと各々孔が形成さ
れた連結構造で連結され、上方のものが下方のものの内
周に嵌合する複数の外筒スリーブをそれぞれ摺動可能に
上下に継ぎ足した伸縮外筒とから構成される伸縮ポール
において、各内筒スリーブ間にシール構造を、各外筒ス
リーブ間にシール構造と回り止め構造をそれぞれ施し、
且つ、伸縮内筒と伸縮外筒との間の空間に温風を供給で
きるようにしたことを特徴とする伸縮ポールを提供する
ものである。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより、即ち、伸縮内筒
を構成する内筒スリーブは上方のものほど大径であるか
ら、その受圧面積と重量との関係で伸長するときには上
方のものから、縮短するときは下方のものからそれぞれ
順次作動(伸縮)することになるが、このとき、内筒ス
リーブと対応する外筒スリーブとは連結構造によって連
結されているから、伸縮外筒も上方又は下方のものから
順次確実に作動することになる。又、相互に摺動し合う
外筒スリーブ間には回り止め構造が施されていることか
ら、互いに相対回転することがなく、安全である。更
に、伸縮内筒と伸縮外筒との間の空間に温風を供給でき
るようにしたから、各摺動部の摺動性を向上させて摺動
抵抗を軽減する。
【0006】
【実施例】図1及び図2は本発明の実施例を示す伸縮ポ
ールの縦断面図であるが、この伸縮ポールは伸縮内筒1
0と伸縮外筒12とを同心にしてこれらを支えるベース
14から起立させ、上端に昇降物を載せるテーブル16
を取り付けたものである。伸縮内筒10は、上方のもの
が下方のものの外周に嵌合する複数の内筒スリーブ10
をそれぞれ摺動可能に継ぎ足したものであり、伸
縮外筒12は、上方のものが下方のものの内周に嵌合す
る複数の外筒スリーブ12をそれぞれ摺動可能に
継ぎ足したものである。
【0007】図3はベース14部分の縦断面図である
が、最下段の内筒スリーブ10の下端にフランジ11
を螺着等で取り付け、このフランジ11をベース14に
挿入してストップリング18等で抜け出ないように固定
するとともに、最下段の外筒スリーブ12もベース1
4に螺着等して固定する。図4はテーブル16部分の縦
断面図であるが、最上段の内筒スリーブ10の外周に
テーブル16を嵌め込むとともに、最上段の外筒スリー
ブ12をこれに螺着等をして固定する。
【0008】各内筒スリーブ10の内部は連通し
た閉空間に形成されており、ここに圧油が供給される。
具体的には、ベース14に内筒スリーブ10の内
部に臨口する圧油供給口20を形成し、ここから圧油を
供給する。これに伴い、テーブル16等に内筒スリーブ
10の内部と連通するエア抜き孔22を圧油漏出
防止の逆止弁24等を挿設して取り付けておき、圧油が
供給されたときにエアーのみが抜けるようにしてある。
この他、ベース14には伸縮内筒10と伸縮外筒12と
の間の空間26に連通するドレン抜き28も形成され
る。
【0009】相互に摺動する内筒スリーブ10
にはシール構造30が施されるとともに、各内筒スリー
ブ10はこれと対応する(N番目の内筒スリーブ
10はN番目の外筒スリーブ12といった関係)外
筒スリーブ12と連結構造32で連結される。図
5はシール構造30と連結構造32の具体例を示す要部
の縦断面図であるが、下方の内筒スリーブ10
外周に摺接するシール部材34を保持したリング36に
上方の内筒スリーブ10の下端を螺着するととも
に、上方の内筒スリーブ10に対応する外筒スリ
ーブ12の下端にストップリング等38を用いて
止め付けるのである。尚、リング32には伸縮内筒10
と伸縮外筒12との間の空間26を連通する孔40を形
成しておく。
【0010】相互に摺動する外筒スリーブ12
にはシール構造42と回り止め構造44とが施される。
図5及び図6はこのシール構造42と回り止め構造44
の具体例を示す要部の縦断面図及び横断面図であるが、
このうち、シール構造42は、下方の外筒スリーブ12
の内周に摺接する二枚のシールリング46を上方
の外筒スリーブ12の外周に一定間隔あけて嵌着
したものである。
【0011】回り止め構造44は、上方の外筒スリーブ
12の外周に軸方向に沿ってキー溝48を刻成し
ておき、下方の外筒スリーブ12に螺着等して固
定したリング50にキー溝48に嵌入するキー52等を
取り付けたものである。尚、キー溝48は、外筒スリー
ブ12が最大に伸長したときに重合する部分以外
に形成し、シール機能を損なわないようにしてある。
又、リング50には外筒スリーブ12の外周に摺
接するシール部材54を保持させ、これもシール構造4
2としている。
【0012】以上の構造の伸縮ポールを伸長させるに
は、ベース14に設けられた圧油供給口20から伸縮内
筒10の内部に圧油を供給する。この場合、最上段の内
筒スリーブ10と外筒スリーブ12からなるユニッ
トは受圧面積が最大で重量が最も軽いことから、先ず、
このユニットが伸長する。外筒スリーブ12が一定量
伸長すると、その下端のシールリング46は上から二番
目の外筒スリーブ12のリング50に当たり、それ以
上伸長できない。すると、二番目のユニットが伸長し、
以下、同様にして最後のユニットが伸長し終わると最大
伸長した状態となる。
【0013】伸縮ポールを縮短させるときには、伸縮内
筒10の内部の圧油を自由に逃げるようにする。この場
合、下から二番目の内筒スリーブ10と外筒スリーブ
12からなるユニットは可動のものの中では受圧面積
が最小で重量が最も重いことから、先ず、このユニット
が縮短する。このユニットの内筒スリーブのリング36
がベース14の底面等に当たるとこのユニットの縮短は
終了し、以下、二番目、三番目と順に縮短して最後のユ
ニットが縮短し終わると最大縮短したことになる。
【0014】次に、ベース14の適所に送風口を形成
し、ここから伸縮内筒10と伸縮外筒12との間の空間
26に温風が供給できるようにする。こうすると、各摺
動部の摺動性が向上て摺動抵抗が軽減する(従って、寒
冷時の使用等に適する)。又、温風によってこの空間2
6の圧力が高まるから、この空間26に雨水等が侵入し
難いといった効果が期待できるのである。
【0015】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は、これにのみ限定されるものではない。例えば、前
述したシール構造30、42や連結構造32及び回り止
め構造44等はこれに限定されるものではなく、種々の
改変した形態のものを含む。又、本例における内筒スリ
ーブ10と外筒スリーブ12は4段のもの
を示したが、勿論、これに限定されるものではなく、最
大10段程度までは可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上、説明したとおりのもの
であるから、即ち、本発明に係る伸縮ポールは伸縮内筒
と伸縮外筒との二重筒で構成されるから、強度が高い。
この場合、圧油は小径の伸縮内筒の内部にのみ供給され
ることから、油量が少なくて済むし、伸縮内筒と伸縮外
筒との空間には摺動性を向上させる温風を供給できるか
ら、各摺動部の摺動抵抗を軽減できる。又、伸縮内筒と
伸縮外筒を構成する内筒スリーブと外筒スリーブとは対
応するもの同士を組とするユニットごとに連結されてい
るから、ユニットごとの順次作動が確実であるし、更
に、外筒スリーブ間には回り止め構造が施されているか
ら、相互に回転することなく伸縮するといった種々有用
な効果が期待できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す伸縮ポールの縦断面図で
ある。
【図2】本発明の実施例を示す伸縮ポールの縦断面図で
ある。
【図3】本発明の実施例を示す伸縮ポールのベース部分
の縦断面図である。
【図4】本発明の実施例を示す伸縮ポールのテーブル部
分の縦断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す要部の縦断面図である。
【図6】本発明の実施例を示す要部の横断面図である。
【符号の説明】
10 伸縮内筒 10内筒スリーブ 12 伸縮外筒 12外筒スリーブ 26 空間 30 シール構造 32 連結構造 40 孔 42 シール構造 44 回り止め構造

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方のものが下方のものの外周に嵌合す
    る複数の内筒スリーブをそれぞれ摺動可能に上下に継ぎ
    足し、各内筒スリーブの内部を連通して閉空間に形成し
    た圧油が供給される伸縮内筒と、各内筒スリーブと各々
    孔が形成された連結構造で連結され、上方のものが下方
    のものの内周に嵌合する複数の外筒スリーブをそれぞれ
    摺動可能に上下に継ぎ足した伸縮外筒とから構成される
    伸縮ポールにおいて、各内筒スリーブ間にシール構造
    を、各外筒スリーブ間にシール構造と回り止め構造をそ
    れぞれ施し、且つ、伸縮内筒と伸縮外筒との間の空間に
    温風を供給できるようにしたことを特徴とする伸縮ポー
    ル。
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JPH07237893A JPH07237893A (ja) 1995-09-12
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