JPH0547501Y2 - - Google Patents

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JPH0547501Y2
JPH0547501Y2 JP12308188U JP12308188U JPH0547501Y2 JP H0547501 Y2 JPH0547501 Y2 JP H0547501Y2 JP 12308188 U JP12308188 U JP 12308188U JP 12308188 U JP12308188 U JP 12308188U JP H0547501 Y2 JPH0547501 Y2 JP H0547501Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、プラスチツク部品を基板に固定す
る固定構造に関する。
(従来の技術) 例えば鋼板からなる基板にプラスチツク部品を
固定する構造としては、基板に設けた位置決め孔
に部品の一部を嵌合させておいてねじ止めする方
式、基板に穿設した孔に部品の弾性を利用して形
成した割ピン若しくは突起付き脚片を弾撥的に係
合させる方式等、種々の方式が知られている。
第14図に示す例において、基板50の中央部
分には、図示されない可動する機構が配設される
窓孔51が形成されている。この可動機構は、箱
状のカバー52で被覆されるようになつている。
このカバー52には、取付けねじ53,53、…
を挿通する孔52a,52a、…が形成されてい
る。一方、基板50には、ねじ53,53、…が
螺合するねじ座54a,54a、…を形成された
プラスチツク部品54が固定ねじ55,55、…
によつて固定されている。プラスチツク部品54
は、取付け後のカバー52ががたつくことを防止
するために、基板50に対して強固に固定されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) 第14図に示すプラスチツク部品54は、複数
個のねじ座54aをランナー54b,54bで連
結して一体成形することによつて、部品点数の増
加と工数増の問題をある程度解消している。しか
し、固定ねじ55を用いねばならないことによる
固定作業の工数の多さの問題は未だ残つている。
(課題を解決するための手段) 本考案は、固定ねじを用いることなくプラスチ
ツク部品を基板へ固定する構造を提供するもので
あつて、板厚tの基板に幅W1の差込み孔を穿設
し、この差込み孔に連続して幅W2(<W1)の固
定孔を穿設し、幅W1より大きい幅W5を有するプ
ラスチツク製品の基部に、幅W3(≦W2)の連結
部を介して幅W4(>W2)を有し且つ上記基部と
の間隔g(<t)を有する係合部を形成し、上記
係合部を上記差込み孔に挿入したのち、プラスチ
ツク製品を上記固定孔に向けて押動し、上記係合
部と基部を固定孔周縁に圧入固定することを特徴
とする。
(作用・効果) 本考案によれば、その係合部を差込み孔に挿入
したプラスチツク部品を固定孔へ押動すれば、係
合部と基部との間に基板が圧入されるので、部品
固定のためのねじを不要にできるので、固定作業
のための工数が大幅に削減できる。
(実施例) 以下、図示の一実施例に基づいて本考案を詳細
に説明する。
第1図において、板圧t(第10図参照)の鋼
板からなる基板1には、プラスチツク部品として
のねじ座2,2、……が固定されている。基板1
には、幅W1の差込み孔3がプレスによつて穿設
形成されている。差込み孔3の隣には、幅W2(<
W1)の固定孔4が孔3に連続して形成されてい
る。
第2図乃至第9図において、ねじ座2は、プラ
スチツクの一体成形品であつて、図示されないタ
ツピングねじが螺合される筒部20と、差込み孔
3の幅W1より大きい幅5(第5図)を有する基部
21と、この基部21の下面に形成された幅W3
(第9図)を有する連結部22と、これの下端に
形成された係合部23とからなつている。連結部
22の幅W3は、固定孔4の幅W2と等しいか僅か
に小さく形成されている。基部21の下面には、
固定孔4の縁部に残る可能性のあるバリを避ける
ための溝21a,21aが形成されている。基部
21の下面21bに対向している係合部23の面
の両側には、固定孔4の縁部に残るバリを避ける
と共に後述する圧入時に変形させられる突条から
なる変形部23a,23aが形成されている。変
形部23a上縁と基部21の下面21bとの間隔
g(第7図)は、基板1の板圧t(第10図参照)
より小さく形成されている。筒部20の下部に
は、後述する圧入時に押動用部材が衝合する平坦
部20aが形成されている。基部21の後端部に
は、弾性を持たせられていて、その先端に逆止爪
24aを有するロツク片24が形成されている。
差込み孔3の長さl1と固定孔4の長さl2(第10図
参照)の和は、係合部23の長さl3とロツク片2
4の長さl4(第3図参照)の和より僅かに大きく、
すなわち、圧入時に弾性変形するロツク片24が
差込み孔3に嵌入可能な程度に大きく設定されて
いる。
次に、ねじ座2を基板1に装着し固定する手順
を説明する。
先ず、第10図に示すように、係合部23を基
板1の差込み孔3に挿入して基部21の下面を基
板1の上面に押圧する。このときロツク片24は
弾性変形させられる。次いで、第11図に矢印で
示す向きに、平坦部20aを押動すると、ねじ座
2は、その連結部22を固定孔4へ進入させられ
る。このとき、係合部23の変形部23aは、基
部の下面21bとの間隔gが板圧tより小さいの
で、固定孔4の縁部によつて変形(第13図参
照)させられる。そして、第12図に示すよう
に、連結部22の先端が固定孔4の先端縁部に衝
合する位置まで押動されると、いままで基板1の
上面で撓ませられていたロツク片24が弾性復帰
してその逆止爪24aを差込み孔3内に落ち込ま
せる。第12図に示すように、ねじ座2の係合部
23が固定孔4位置に移動させられたとき、変形
部23a,23aは、第13図にも示すように、
変形させられている。これにより、ねじ座2は、
基部21の下面21bと係合部23とを、固定孔
4の周縁部に圧入固定させられたことになる。ね
じ座2の圧入時に変形させられるのが、基部21
の下面でなく、基板の裏面に位置する係合部23
の一部であるから、基板表面におけるねじ座2の
高さが変動することがない。固定孔4における幅
方向の移動は、連結部22が規制し、板厚方向の
移動は圧入されている係合部23が規制する。更
に、固定孔4の長さ方向の移動は、逆止爪24a
が差込み孔3の後端縁3aに係合することで規制
される。第1図に示す基板1に固定される複数の
ねじ座2は、その押動方向が直交する例を示して
いるので、ねじ座の押動方向(固定孔4の長手方
向)に沿う移動は、化粧板やカバー52(第14
図参照)の装着によつて規制されるので、特にロ
ツク片24を形成しなくても良い。但し、固定さ
れる全てのねじ座2の押動方向が平行になつてい
る場合、ロツク片24を形成する意義は大きい。
第11図に示すように、ねじ座2を示矢方向に
押動するとき、図示しない押動部材は平坦部20
aに衝合させられるので、押動部材とねじ座との
相対位置が変動し難くなり、圧入方向が正確にな
る。若し、筒部20の円筒部分を押動しようとす
ると、押動部材との係合態様が変動してしまい、
ねじ座を差込み孔3から固定孔4へ向けて方向性
良く移動させられなくなる事態が懸念されるも、
平坦部20aを押動すればこれの心配がない。
固定孔4の縁部に基板プレス加工時のバリが残
つていた場合、基板1上面のバリは、溝21a,
21aで逃げ、基板1下面のバリは変形部23
a,23aの突出高さによつて逃げることにな
り、ねじ座2は傾くことなく基板1に装着され
る。
図示の実施例においては、プラスチツク部品と
して単体のねじ座2を挙げたが、複数のねじ座を
有する部品や、基板に対して大きな固定強度と位
置精度を要求されるプラスチツク部品であれば、
ねじ座に限定されるものではない。また、基板1
としては、固定されるプラスチツク部品より硬度
の大きい材料であれば良いので、鋼板に限られる
ことなくプラスチツクやその他の材料からなる基
板であつても良いこと勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すプラスチツク
部品の固定構造を示す一部分解斜視図、第2図は
プラスチツク部品の一例を示すねじ座の斜視図、
第3図はねじ座の正面図、第4図は同上の縦断面
図、第5図は同上の平面図、第6図は同上の底面
図、第7図は第3図の右側面図、第8図は同上の
左側面図、第9図は第3図中のA−A線断面図、
第10図乃至第12図はねじ座の固定作業の工程
を順に示す正面図、第13図は固定作業完了後の
ねじ座と基板を示す右側面図、第14図は従来の
プラスチツク部品の固定構造を示す分解斜視図で
ある。 1……基板、2……プラスチツク部品としての
ねじ座、3……差込み孔、4……固定孔、21…
…基部、22……連結部、23……係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板厚tの基板に幅W1の差込み孔を穿設し、こ
    の差込み孔に連続して幅W2(<W1)の固定孔を
    穿設し、幅W1より大きい幅W5を有するプラスチ
    ツク製品の基部に、幅W3(≦W2)の連結部を介
    して幅W4(>W2)を有し且つ上記基部との間隔
    g(<t)を有する係合部を形成し、 上記係合部を上記差込み孔に挿入したのち、プ
    ラスチツク製品を上記固定孔に向けて押動し、上
    記係合部と基部を固定孔周縁に圧入固定すること
    を特徴とするプラスチツク製品の基板への固定構
    造。
JP12308188U 1988-09-20 1988-09-20 Expired - Lifetime JPH0547501Y2 (ja)

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JP12308188U JPH0547501Y2 (ja) 1988-09-20 1988-09-20

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JPH0244386U JPH0244386U (ja) 1990-03-27
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